JP7047754B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の種類の印刷媒体に印刷を行う画像形成装置及び画像形成方法に関するものである。
複数の種類の用紙に印刷を行う画像形成装置においては、用紙種類に合った印刷設定が行われ、設定された印刷設定に基づいて、上位装置から送信され受信した受信データに従って印刷が行われる。
この印刷設定を容易に行えるように、用紙に印刷されたバーコードなどの特殊コードを読み取り、その読取結果から抽出した設定情報に基づいて印刷設定を行う技術が提案されている(例えば、特開2018-1526号公報(特許文献1)参照)。
特開2018-1526号公報
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、特殊コードを読み取り、その読取結果から抽出した設定情報を設定するだけであり、どの設定を用いるかは、オペレータが選択しなければならず、間違って選択してしまうと、受信データに合致する所望の印刷ができないという問題があった。特に、同じ用紙サイズであるがフォーマットの異なる用紙が用いられる業務において、上位装置から印刷データを連続して受信する場合、オペレータが用紙種類の選択を間違い、受信データに合致する用紙種類に印刷されないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、印刷設定を容易にし、オペレータが印刷媒体種類を間違えることなく、受信データに合致する種類の印刷媒体に印刷することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明に関する画像形成装置は、複数種類の印刷媒体に印刷するデータを受信データとして受信する受信手段と、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送手段と、前記印刷媒体搬送手段により搬送される前記印刷媒体に前記受信データに基づいて画像を印刷する印刷手段と、前記受信データから前記印刷媒体の印刷開始位置を印刷開始位置情報として抽出する印刷開始位置情報抽出手段と、前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報と、印刷媒体種類を識別する印刷媒体種類情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記印刷媒体種類情報を報知する報知手段と、前記印刷手段による印刷のとき、前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報が前記記憶手段に記憶されていない場合は、前記記憶手段に前記印刷開始位置情報と前記印刷媒体種類情報とを関連付けて記憶し、前記印刷開始位置情報が記憶されている場合は、前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報と一致する前記印刷媒体種類情報を前記記憶手段から読出して、前記印刷媒体種類情報を前記報知手段により報知する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、上記構成としたので、同一の印刷媒体種類の2回目以降の印刷において印刷媒体をセットするときに受信データに合致する印刷媒体種類を確認することができ、間違えることなく受信データに合致する印刷媒体に印刷することができる。
第1の実施の形態に関する画像形成装置の外観説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置のブロック図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置において用いられる用紙の説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置により印刷が行われた用紙の説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置の受信データのフォーマットの説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置の機能ブロック図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置の印刷動作のフローチャートである。 第1の実施の形態に関する画像形成装置おいてセットする用紙種類名を報知する画面例である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置おいて用紙間違いを報知する画面例である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置の印刷開始位置情報抽出手段の動作フローチャートである。 第1の実施の形態に関する印刷開始位置情報、印刷領域情報及び差異ブロック番号の記憶状態の変化を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置において印刷結果を確認する画面例である。 第1の実施の形態に関する画像形成装置において用紙種類名を確認する画面例である。
(第1の実施の形態)
以下に本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態を説明する。各図面に共通な要素には同一の符号を付す。なお、以下の説明では、便宜上、用紙A、用紙Bの2種類の用紙種類を用いて印刷を行う例を説明するが3種類以上の用紙種類であってもよい。また、以下の説明では、印刷媒体として用紙80を一例として説明するが、ノーカーボン紙、カード、透明フィルム等であってもよい。
最初に、第1の実施の形態に関する画像形成装置の構成を説明する。図1は、第1の実施の形態に関する画像形成装置の外観説明図である。画像形成装置1は、設定された印刷設定に基づいて、上位装置2から受信する後に図5に示す受信データ200に従って用紙80に印刷を行うものである。以下、用紙80が排出される側を「装置正面側」といい、用紙80をセットする側を「装置背面側」という。ここで、印刷媒体種類としての用紙種類とは、例えば、普通紙、光沢紙などの用紙80の材質、用紙サイズ、用紙フォーマットが異なるもの又はこれらの組合わせが異なるもので、装置が自動的に判別できる種類をいう。第1の実施の形態では、用紙80にプレプリントされたフォーマットが異なる種類を例として説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に関する画像形成装置1は、装置背面側に用紙セット部3を備える。印刷媒体載置部としての用紙セット部3は、印刷媒体としての用紙80、例えば用紙A(80A)又は用紙B(80B)をセットするためのものである。用紙セット部3は、用紙80を矢印Eに示す方向に装置内へと取込む用紙セット口3aと、用紙80の左右をガイドする用紙ガイド3bを備える。図1に示す装置背面側の状態は、オペレータによって用紙B(80B)が用紙セット部3にセットされた状態を示している。
この用紙B(80B)には、プレプリントされた罫線によって複数の印刷ブロック81、例えば第1の印刷ブロック81B1及び第2の印刷ブロック81B2が形成されている。用紙B(80B)は矢印Eに示す方向に搬送されて、印刷機構7によって印刷ブロック81内に文字等が印刷されるが、後述するように第1の印刷ブロック81B1が先に印刷される。従って、オペレータは用紙B(80B)を用紙セット部3へセットする際に、上下逆さ方向にしてセットする。
用紙A(80A)は、同様に、プレプリントされた罫線によって第1の印刷ブロック81A1及び第2の印刷ブロック81A2が形成されており、複数の印刷ブロック81に印刷データGd対応の文字等が印刷されている。これらの印刷ブロック81内に印刷データGdの印刷が行われ、その詳細は後に図4に示す。
更に、画像形成装置1は、装置正面側に排出トレイ5及び操作表示部6を備える。
排出トレイ5は、引出し可能なテーブルを備え、印刷されて矢印Fに示す方向に排出される用紙80を載置する。図1に示す装置正面側の状態は、受信データ200に従った印刷が用紙A(80A)に行われ、用紙A(80A)が排出トレイ5に排出された状態を示している。即ち、用紙A(80A)は、第1の印刷ブロック81A1が先に印刷されて排出されている。
操作表示部6は、オペレータへのガイダンス等を表示する表示部及びオペレータによる印刷開始などの操作を行う操作部からなる。このために、操作表示部6は、表示部として機能するLCD(Liquid Crystal Display)上に操作部として機能する透明タッチパネルを積載して構成される。図示してしないが操作表示部6の近傍に別の操作部として、「0」~「9」からなるテンキー、記号キー及びカーソル移動キーなどのボタンを設けるようにしてもよい。
また、画像形成装置1の装置内部には、用紙80に印刷を行う印刷機構7と、用紙80の給紙及び印刷のときの用紙80の搬送を行なわせる用紙送りモータ8を備える。印刷機構7は、矢印Hに示す方向に移動可能でかつ用紙80に印刷を行う印刷ヘッド7aを有する。印刷ヘッド7aには印刷ヘッド7aと共に移動する光学式センサ4が取り付けられている。光学式センサ4は、用紙80にプレプリントされている罫線の位置、即ち、後に図3に示す罫線位置83を読み取る。光学式センサ4は、バーコードなどの特殊コード、用紙端の読み取りなども読み取ることができる。光学式センサ4は、例えば軽量な反射型フォトセンサなどで構成すればよい。或いはラインセンサなどを搬送される用紙80に近接させて固定して配置するようにしてもよい。
図2は、第1の実施の形態に関する画像形成装置のブロック図である。画像形成装置1は、主制御部70、受信部10、編集部20、印刷制御部30、用紙搬送制御部40、操作表示制御部50及び記憶部60を有する。なお、破線で囲った部分は、後に図6に示す機能ブロックの各手段に相当する。
主制御部70は、CPU(Central Processing Unit)等で構成され、上記各部を制御する。主制御部70は、一時記憶部71を有し、後述する印刷ブロック番号Bkを記憶する印刷ブロック番号レジスタ71b、X座標を記憶するX座標レジスタ71x、Y座標を記憶するY座標レジスタ71yを有する。
受信部10は、受信バッファ10aを有し、パーソナルコンピュータ等の上位装置2から送信され受信した受信データ200を受信バッファ10aに格納する。受信部10は、DMA(Direct Memory Access)による受信バッファ10aヘのハード的なデータ転送及び割込み制御による受信バッファ10aへの格納が可能である。それ故、受信部10は、主制御部70、印刷制御部30、用紙搬送制御部40及び操作表示制御部50の制御と同時に格納動作を行うことができる。受信部10には、受信データ解析部11、印刷開始位置抽出部12及び印刷ブロック比較部13が接続される。
受信データ解析部11は、受信バッファ10aに格納された受信データ200から所定のコマンド、印刷データGd等を検索する。印刷開始位置抽出部12は、受信データ解析部11による検索結果に基づいて、後に図3に示す印刷ブロック81ごとの印刷開始位置82(位置座標としてのX座標及びY座標)を印刷開始位置情報Dpとして抽出する。
印刷ブロック比較部13は、印刷開始位置抽出部12によって新たに抽出した印刷開始位置情報Dpと既に記憶部60に印刷媒体種類情報としての用紙種類名Np毎に記憶してある印刷開始位置情報Dpを比較する。この比較により、新たに抽出した印刷開始位置情報Dpに対応する用紙種類名Npが確定される。
印刷媒体種類情報としての用紙種類名Npとは、印刷媒体種類としての用紙種類を特定するための名称(例えば、「用紙A」又は「着払い伝票」)であり、用紙種類名Np毎にフォーマットが異なり、これにより識別して記憶され、又は読み出されるものである。
編集部20は印刷バッファ20aを有し、受信データ200が受信部10の受信バッファ10aに格納された後に、編集部20が図5に示す印刷データGdを読み出し、印刷可能なデータに変換して印刷バッファ20aに格納する。編集部20は、印刷可能なデータを印刷バッファ20aに格納した後、印刷制御部30に印刷開始要求を発行する。
印刷制御部30は、図1に示す印刷機構7を制御し、印刷機構7によって印刷を行う。
用紙搬送制御部40は、図1に示す用紙送りモータ8の駆動を制御し、用紙80の給紙及び印刷等のときの用紙80の搬送を制御する。このために用紙送り部41及び給紙部42を設け、これらが用紙搬送制御部40に接続される。給紙部42は、オペレータがセットした用紙80を印刷可能な位置まで給紙する。また、用紙送り部41は、用紙80を搬送又は逆搬送させる。
読取部43は、図1に示す光学式センサ4を用いて光学的に画像を読み取らせるものであり、後に図3に示す用紙80にプレプリントされている罫線位置83を読み取って、印刷領域抽出手段150によって印刷領域84を抽出し、印刷領域情報Paとして取得する。加えて、読取部43は、用紙80に印刷されたバーコード等の特殊コードの読取り及び用紙幅を検出するための用紙端の読取りを行わせることもできる。読取部43には、罫線位置比較部44及びセット用紙判定部45が接続される。
罫線位置比較部44は、読取部43を用いて取得する用紙80の印刷領域情報Paと、既に記憶部60に用紙種類名Npと関連付けて印刷開始位置情報Dpと共に記憶されている印刷領域情報Paとを比較する。
セット用紙判定部45は、罫線位置比較部44の比較結果に基づいて、セットした用紙80が受信データ200に合致している用紙80か否かを判定する。
操作表示制御部50は、図1に示す操作表示部6を用いて、オペレータへのガイダンス等の表示及びオペレータによる印刷開始などの操作を制御する。
記憶部60は、不揮発性メモリー90を備え、用紙種類名Np、印刷開始位置情報Dp及び印刷領域情報Pa並びに差異ブロック番号DBN等を記憶する。このために不揮発性メモリー90は、図11を用いて後述する位置領域情報記憶テーブル91及び差異ブロック情報記憶部92を有する。
記憶部60には、印刷開始位置情報登録部61、印刷領域情報登録部62及び差異ブロック登録部63が接続される。印刷開始位置情報登録部61は、印刷開始位置抽出部12によって受信データ200から抽出する各印刷ブロック81の印刷開始位置82(X座標及びY座標)を印刷開始位置情報Dpとして不揮発性メモリー90に記憶させる。
印刷領域情報登録部62は、読取部43により読み取られた各印刷ブロック81の罫線位置83から抽出される印刷領域84を印刷領域情報Paとして不揮発性メモリー90に記憶させる。
差異ブロック登録部63は、罫線位置83が異なる印刷ブロック番号Bkを差異ブロック番号DBNとして不揮発性メモリー90に記憶させる。
次に、第1の実施の形態に関する画像形成装置1において用いられる用紙80の構成を説明する。図3は、第1の実施の形態に関する画像形成装置において用いられる用紙の説明図である。なお、図3は、用紙80の紙面下側を切欠いた図を示す。
第1の実施の形態においては、用紙80として用紙A(80A)及び用紙B(80B)の2種類の用紙80が用いられる。図3(a)は、用紙A(80A)のフォーマットの説明図であり、図3(b)は、用紙B(80B)のフォーマットの説明図である。最初に図3(a)を用いて用紙A(80A)の構成について説明する。
図3(a)に示すように、用紙A(80A)は、プレプリントされた罫線で形成される第1の印刷ブロック81A1及び第2の印刷ブロック81A2から構成される。なお、印刷ブロック81A1及び81A2は、罫線に囲まれない領域としてもよい。即ち、印刷ブロック81A1及び81A2は、次に説明する左右に垂直に形成された罫線位置83によっても、更には図示しない左右のカギ括弧又は左右の記号によって形成してもよい。また、用紙A(80A)は、後に図4において説明するように、罫線に加えて、用途に応じて必要となるプレプリント文字73が印刷されてもよい。
用紙A(80A)の水平方向の左右に形成された罫線位置83は、左側罫線位置83A1L、右側罫線位置83A1R、左側罫線位置83A2L及び右側罫線位置83A2Rから構成される。
左側罫線位置83A1Lは、第1の印刷ブロック81A1の紙面左側の罫線の位置を示し、右側罫線位置83A1Rは、第1の印刷ブロック81A1の紙面右側の罫線の位置を示す。同様に、左側罫線位置83A2Lは、第2の印刷ブロック81A2の紙面左側の罫線の位置を示し、右側罫線位置83A2Rは、第2の印刷ブロック81A2の紙面右側の罫線の位置を示す。
第1の印刷ブロック81A1においては、長鎖線の矢印Kで示すように左側罫線位置83A1Lから右側罫線位置83A1Rまでが印刷領域84A1として抽出される。第2の印刷ブロック81A2においては、同様に長鎖線の矢印Kで示すように左側罫線位置83A2Lから右側罫線位置83A2Rまでが印刷領域84A2として抽出される。
用紙A(80A)の印刷範囲85は、印刷範囲85A1、印刷範囲85A2から構成される。印刷範囲85A1は、用紙A(80A)の第1の印刷ブロック81A1において画像形成装置1によって印刷される範囲である。印刷範囲85A2は、第2の印刷ブロック81A2において画像形成装置1によって印刷される範囲である。
用紙A(80A)は、矢印Eに示す方向に搬送されて、印刷機構7によって印刷され、第1の印刷ブロック81A1の方から先に印刷される。具体的には、第1の印刷ブロック81A1においては、印刷範囲85A1の印刷開始位置82A1から印刷が行われ、第2の印刷ブロック81A2においては、印刷範囲85A2の印刷開始位置82A2から印刷が行われる。
また、図3(b)に示すように、用紙B(80B)は、プレプリントされた罫線で囲まれて形成される第1の印刷ブロック81B1及び第2の印刷ブロック81B2から構成される。用紙B(80B)の罫線位置83は、左側罫線位置83B1L、右側罫線位置83B1R、左側罫線位置83B2L及び右側罫線位置83B2Rから構成される。
用紙B(80B)では、第2の印刷ブロック81B2において、左側罫線位置83B2Lが用紙A(80A)の左側罫線位置83A2Lと異なっている。即ち、左側罫線位置83B2Lは、用紙Bの幅方向の略半分の位置にある。
用紙B(80B)の印刷範囲85は、印刷範囲85B1及び印刷範囲85B2から構成される。用紙B(80B)では、上記罫線位置83と同様に、第2の印刷ブロック81B2において、印刷範囲85B2が用紙A(80A)の印刷範囲85A2と異なっている。即ち、印刷範囲85A2は、用紙Aの幅方向全域に亘っているのに対し、印刷範囲85B2は、用紙Bの幅方向の略右半分である。
用紙B(80B)についても、矢印Eに示す方向に搬送されて、印刷機構7によって印刷され、第1の印刷ブロック81B1の方から先に印刷される。具体的には、第1の印刷ブロック81B1においては、印刷範囲85B1の印刷開始位置82B1から印刷が行われ、第2の印刷ブロック81B2においては、印刷範囲85B2の印刷開始位置82B2から印刷が行われる。
なお、以上の説明では、罫線で囲まれた印刷ブロック81が2個ある例を説明したが、1個であってもよいし、3個以上あってもよい。
次に、第1の実施の形態に関する画像形成装置1により印刷が行われた用紙80の構成を説明する。図4は、第1の実施の形態に関する画像形成装置により印刷が行われた用紙の説明図である。なお、図4は、図3と同様に用紙80の紙面下側を切欠いた図を示す。図4(a)は、用紙A(80A)として宅配便等で用いられる着払い伝票の例を示し、図4(b)は、用紙B(80B)として元払い伝票の例を示す。
図4(a)における「着払い伝票」、「お届け先」、「郵便番号」、「電話番号」、「住所」、「氏名」及び「様」の文字は予め印刷されてあるプレプリント文字73である。同様に図4(b)にける「元払い伝票」、「お届け先」、「郵便番号」、「電話番号」、「住所・氏名」及び「様」の文字は予め印刷されてあるプレプリント文字73である。更に、印刷ブロック81A1、81A2、81B1及び81B2は予め印刷してある複数のプレプリント罫線74によって囲まれている。
以上の用紙A(80A)及び用紙B(80B)に対し、画像形成装置1により以下の印刷が行われる。図4(a)に示すように、用紙A(80A)においては、第1の印刷ブロック81A1には、郵便番号の紙面下側に印刷データGdに対応する印刷文字75としての「123-4567」が印刷され、電話番号の紙面下側に同じく印刷文字75としての「01-2345-6789」が印刷される。第2の印刷ブロック81A2には、住所の紙面下側に印刷文字75としての「東京都千代田区霞が関一丁目2番3号」が印刷され、氏名の紙面下側に印刷文字75としての「特許太郎」が印刷される。
また、図4(b)に示すように、用紙B(80B)においては、第1の印刷ブロック81B1には、用紙A(80A)と同様に、郵便番号の紙面下側に印刷データGdに対応する印刷文字75としての「123-4567」が印刷され、電話番号の紙面下側に同じく印刷文字75としての「01-2345-6789」が印刷される。第2の印刷ブロック81B2には、住所・氏名の紙面右側に印刷文字75としての「東京都千代田区霞が関一丁目2番2号 特許太郎」が印刷される。
このように用紙A(80A)及び用紙B(80B)に所望の内容が画像形成装置1により印刷され、宅配便等の荷物に貼付されて用いられる。
次に、上位装置2から送信され、画像形成装置1において受信する受信データ200のフォーマットを説明する。図5は、第1の実施の形態に関する画像形成装置の受信データのフォーマットの説明図である。以下、便宜上、印刷ブロック数201A及び201Bを総称するときは印刷ブロック数201といい、印刷ブロックデータ202A1、202A2、202B1及び202B2を総称するときは印刷ブロックデータ202という。
図5に示すように、第1の実施の形態に関する画像形成装置1の受信データ200は、印刷ブロック数201を先頭とし、次に印刷ブロックデータ202が印刷ブロック数201のパラメータBn個分配置された構成となっている。例えば、印刷ブロック数201AのパラメータBnが「2」の場合は、第1の印刷ブロックデータ202A1と第2の印刷ブロックデータ202A2が配置された構成となっている。
印刷ブロックデータ202は、水平位置決めコマンドHxCmd、印刷データGd、印刷ブロック区切りコマンドBkCmd及び用紙送りコマンドPcCmdから構成される。
水平位置決めコマンドHxCmdは、印刷ブロック81における印刷開始位置82となるX座標をパラメータとしたコマンドであり、印刷ブロック81における印刷開始位置82まで図1に示す印刷機構7の印刷ヘッド7aを矢印Hに示す方向に移動させるコマンドである。
印刷データGdは、文字及び画像を形成させるテキストデータ、グラフィックデータ及びイメージデータ等で構成されこの印刷データGdに基づいた文字及び画像が印刷機構7によって印刷される。
印刷ブロック区切りコマンドBkCmdは、次の印刷ブロック81に進めるためのコマンドである。
用紙送りコマンドPcCmdは、図1の矢印E又は矢印Fに示す方向に用紙80を搬送させるコマンドであり、用紙送り量Cyをパラメータとして用紙送りを実行させる。
以上の印刷ブロック数201、及び印刷ブロック数201のパラメータBn個分の印刷ブロックデータ202が用紙80ごとに繰り返され、受信データ200が形成される。
次に、第1の実施の形態に関する画像形成装置1の機能を説明する。図6は、第1の実施の形態に関する画像形成装置の機能ブロック図である。図6に示すように、第1の実施の形態に関する画像形成装置1は、制御手段100、受信手段110、印刷手段120、用紙搬送手段130、印刷開始位置情報抽出手段140、印刷領域抽出手段150、記憶手段160及び報知手段170を備える。
制御手段100は、印刷手段120による同一の用紙種類の2回目以降の印刷のときに、印刷開始位置情報抽出手段140により抽出した印刷開始位置情報Dpと一致する用紙種類名Npを前記記憶手段160から取得して該用紙種類名Npを報知手段170により報知するものである。
更に制御手段100は、印刷手段120による同一の用紙種類の2回目以降の印刷のときに、印刷開始位置情報抽出手段140により抽出した印刷開始位置情報Dpと印刷領域抽出手段150により抽出した印刷領域情報Paとの組合わせが、記憶手段160に記憶されていないときは、用紙80が間違っている旨又は用紙80をセットする方向が間違っている旨の警告を報知手段170により報知する。
更に制御手段100は、印刷手段120による同一の用紙種類の2回目以降の印刷のとき、かつ報知手段170による警告を報知するときに、印刷開始位置情報抽出手段140により抽出した印刷開始位置情報Dpと一致する用紙種類名Npを記憶手段160から取得して該用紙種類名Npを報知手段170により報知する。
更に制御手段100は、印刷開始位置情報Dpと印刷領域情報Paとの組合わせが記憶手段160に記憶されていないときに、印刷手段120による印刷を中止する。更に制御手段100は、差異ブロック情報記憶部92に差異ブロック番号DBNが記憶されているとき、印刷領域抽出手段150により抽出される印刷領域84と、記憶手段160の該当する印刷ブロック81の印刷領域84とを比較し、一致しないときに報知手段170による警告の報知を行う。制御手段100は、図2に示す主制御部70のほか、印刷ブロック比較部13、罫線位置比較部44及びセット用紙判定部45により機能する。
受信手段110は、複数の印刷ブロック81を有する用紙80に印刷するデータを受信データ200として受信するものである。受信手段110は、図2に示す受信部10によって機能する。
印刷手段120は、用紙搬送手段130により用紙80を搬送し、受信データ200に基づいて用紙80に印刷するものである。印刷手段120は、図1に示す印刷機構7及び図2に示す編集部20及び印刷制御部30によって機能する。
印刷媒体搬送手段としての用紙搬送手段130は、用紙80を搬送するものである。用紙搬送手段130は、図1に示す用紙送りモータ8、図2に示す用紙搬送制御部40、用紙送り部41及び給紙部42によって機能する。
印刷開始位置情報抽出手段140は、受信データ200から印刷ブロック81ごとに印刷開始位置82を抽出し、印刷開始位置情報Dpとするものである。抽出した印刷開始位置情報Dpは、前述のように印刷ブロック比較部13によって、既に記憶部60に記憶してある印刷開始位置情報Dp(図11参照)と比較される。印刷開始位置情報抽出手段140は、図2に示す受信データ解析部11、印刷開始位置抽出部12によって機能する。
印刷領域抽出手段150は、読取部43により用紙80の印刷領域84を抽出して印刷領域情報Paとするものである。更に、印刷領域抽出手段150は、差異ブロック情報記憶部92に差異ブロック番号DBNが記憶されているときは、読取部43により、該当する印刷ブロック81の印刷領域84を抽出する。
印刷領域抽出手段150は、図1に示す光学式センサ4及び図2に示す読取部43によって機能する。
記憶手段160は、用紙種類が変更された後、即ち、印刷手段120による同一の用紙種類の初回の印刷のときの印刷開始位置情報Dp及び印刷領域情報Paと、用紙種類名Npとを関連付けて記憶するものである。或いは記憶手段160は、同一の用紙種類の初回の印刷のとき、少なくとも印刷開始位置情報Dpと、用紙種類名Npとを関連付けて記憶する。
更に記憶手段160は、同一の用紙種類の初回の印刷のときに、印刷領域情報Paに変化がある場合は、印刷ブロック番号Bkを差異ブロック番号DBNとして記憶する差異ブロック情報記憶部92を備える。また、この場合、印刷ブロック81の印刷開始位置情報Dpに変化がある場合としてもよい。
記憶手段160は、図2に示す記憶部60、印刷開始位置情報登録部61、印刷領域情報登録部62及び差異ブロック登録部63によって機能する。
報知手段170は、用紙種類名Npを報知するものである。報知手段170は、図1に示す操作表示部6及び図2に示す操作表示制御部50によって機能する。
以上の構成により、第1の実施の形態に関する画像形成装置1は以下のように動作する。最初に、第1の実施の形態に関する画像形成装置1によって用紙80に印刷を行う印刷動作を説明する。図7は、第1の実施の形態に関する画像形成装置の印刷動作のフローチャートである。以下、図7を用いて画像形成装置1の印刷動作を説明する。
先ず、オペレータによって印刷する内容が選択され、上位装置2より印刷するデータがUSBケーブル等を経由して送信データとして画像形成装置1に送信される。
ステップS1:制御手段100は、印刷するデータを受信データ200として受信する。言い換えれば、制御手段100は、受信手段110により印刷するデータを受信データ200として受信し受信バッファ10aに格納する。
ステップS2:制御手段100は、受信した受信データ200から、印刷開始位置情報抽出手段140によって、印刷ブロック81ごとの印刷開始位置82を抽出し、印刷開始位置情報Dpとする。言い換えれば、制御手段100は、印刷開始位置情報抽出手段140によって受信バッファ10aをサーチし、順に、印刷ブロック81ごとの印刷開始位置82を抽出し、全ての印刷開始位置情報Dpを取得する。
具体的には、図2に示す主制御部70が、受信データ解析部11によって受信バッファ10aをサーチし、印刷開始位置抽出部12によって各印刷ブロック81の印刷開始位置82を抽出し、印刷開始位置情報Dpとする。この印刷開始位置情報Dpを取得する動作については、後に図10を用いて詳細に説明する。
ステップS3:制御手段100は、同一の用紙種類の初回の印刷か否かを判定する。言い換えれば、制御手段100は、記憶手段160によって既に記憶されている印刷開始位置情報Dpがあるか否かを判定する。具体的には、図2に示す主制御部70は、記憶部60に記憶されている印刷開始位置情報Dpがあるか否かを判定する。
その後、制御手段100は、上記判定により、記憶されている印刷開始位置情報Dpがないと判定するときは、同一の用紙種類について初回の印刷であるとして以下のステップS4に進む。一方、記憶されている印刷開始位置情報Dpがあると判定するときは、同一の用紙種類について2回目以降の印刷であるとして後述するステップS8に進む。
ステップS4:制御手段100は、既に記憶されている印刷開始位置情報Dpがないと判定したとき、即ち、同一の用紙種類の初回の印刷と判定したときに、印刷開始位置情報Dpと、用紙80を特定する用紙種類名Npとを関連付けて記憶する。言い換えれば、制御手段100は、同一の用紙種類について初回の印刷であると判定したときは、記憶手段160に印刷開始位置情報Dpと用紙種類名Npとを関連付けて記憶する。この記憶動作の具体例については、後に図11を用いて詳細に説明する。
このとき、制御手段100は、用紙種類名Npを「用紙A」、「用紙B」、・・・「用紙n」として順に記憶する。具体的な用紙種類、例えば「着払い伝票」、「元払い伝票」等を用紙種類名Npとして順に記憶するようにしてもよい。また、用紙80の特定位置に用紙種類名Npを特殊コードにより印刷しておき、印刷領域抽出手段150の読取部43によって、この特殊コードを読み取って用紙種類名Npとして記憶するようにしてもよい。用紙種類名Npは、後に図11に示すように、記憶手段160によって記憶部60の位置領域情報記憶テーブル91に記憶し、用紙種類名Npを設定する。
ステップS5:制御手段100は、同一の用紙種類の初回の印刷と判定したときに、印刷を行い、該印刷を行っているときに、印刷領域抽出手段150によって印刷ブロック81の印刷領域84を抽出し、印刷領域情報Paとする。
言い換えれば、制御手段100は、用紙搬送手段130によって、用紙80を給紙し搬送し、印刷手段120によって用紙80に印刷する。その後、印刷された用紙80を図1に示す排出トレイ5に矢印Fに示す方向に排出する。具体的には、図2に示す主制御部70は、給紙部42によって図1に示す用紙送りモータ8を駆動して印刷機構7へと矢印Eに示す方向に給紙する。更に、用紙送り部41によって用紙80を搬送し、印刷機構7によって印刷を行い、排出トレイ5に用紙80を排出する。
この印刷を行っているときに、制御手段100は、印刷領域抽出手段150によって、用紙80にプレプリントされている罫線位置83を読み取って、印刷領域84を抽出して印刷領域情報Paとする。具体的には、図2に示す主制御部70が、図1に示す光学式センサ4を用いて読取部43によって罫線位置83を読み取って、印刷領域84を抽出して印刷領域情報Paとする。
ステップS6:制御手段100は、同一の用紙種類の初回の印刷と判定したときに、印刷開始位置情報Dp及び印刷領域情報Paと、用紙種類名Npとを関連付けて記憶する。この記憶動作の具体例については、後に図11を用いて詳細に説明する。
ステップS7:制御手段100は、印刷領域情報Paを記憶する時に、印刷ブロック番号Bkごとに比較して他の用紙種類名Npの印刷領域情報Paと異なる印刷領域情報Paがあるときは、当該印刷ブロック番号Bkを差異ブロック番号DBNとして記憶する。言い換えれば、制御手段100は、既に別の用紙種類名Npの印刷領域情報Paが記憶されていると判定したときは、印刷領域情報Paが相違する印刷ブロック番号Bkを差異ブロック番号DBNとして記憶手段160の差異ブロック情報記憶部92に記憶する。その後、印刷動作を終了する。この記憶動作の具体例については、後に図11を用いて詳細に説明する。
ステップS8:一方、ステップS3において、制御手段100は、既に記憶されている印刷開始位置情報Dpがあると判定したときは、即ち、同一の用紙種類の2回目以降の印刷であると判定したときは、印刷開始位置情報Dpが一致する用紙種類名Npを報知手段170によって報知する。具体的には、図2に示す主制御部70は、操作表示制御部50によって、図1に示す操作表示部6に印刷開始位置情報Dpが一致する用紙種類名Npを報知する。
図8は、第1の実施の形態に関する画像形成装置おいてセットすべき用紙種類名を報知する画面例である。例えば、印刷開始位置情報Dpの一致する用紙種類名Npが「用紙B」であった場合、図8に示すように、画面G10に、用紙B(80B)をセットするように促すガイダンス301を表示する。また、用紙80をセットした後に印刷ボタン303を押下する旨及び印刷を中止するときは印刷中止ボタン304を押下する旨のガイダンス302を表示する。この近傍に印刷ボタン303及び印刷中止ボタン304を表示する。
ステップS9:オペレータによって印刷ボタン303が押下されると、制御手段100は、ステップS7において記憶手段160により記憶された差異ブロック番号DBNを参照する。その後、制御手段100は、差異ブロック番号DBNに記憶された番号の印刷ブロック81まで、セットされた用紙80を用紙搬送手段130によって搬送する。その後、制御手段100は、印刷領域抽出手段150によって罫線位置83を読み取って印刷領域84を抽出する。
ステップS10:制御手段100は、抽出した印刷領域84が、既に記憶手段160によって記憶されたところの、印刷開始位置情報Dpが一致する印刷領域情報Paにおける同じ印刷ブロック番号Bkの印刷領域84と一致するか否かを判定する。具体的には、罫線位置比較部44が、読取部43を用いて取得する用紙80の印刷領域情報Paと、既に記憶部60に記憶されている印刷領域情報Paとを比較する。その後、セット用紙判定部45は、罫線位置比較部44の比較結果に基づいて、読取部43を通過した用紙、即ちセットした用紙80が受信データ200に合致している用紙80か否かを判定する。
印刷領域84が一致するときは、制御手段100は、セットされた用紙80が受信データ200に合致した用紙種類であると判定し、ステップS11に進む。一方、印刷領域84が一致しないときは、制御手段100は、セットされた用紙80が受信データ200と合致しないと判定し、ステップS13に進む。
このように差異ブロック番号DBNとして記憶された番号の印刷ブロック81まで用紙80を搬送し、罫線位置83を読み取って抽出した印刷領域84に基づいて、印刷領域84の一致不一致の判定を行うので、以下の効果がある。即ち、全ての印刷ブロック81の罫線位置83を読み取って印刷領域84を抽出する必要がなく、処理速度を向上させることができる。また、差異ブロック番号DBNに記憶された番号の印刷ブロック81の印刷領域84のみによって判定を行うので、判定精度を向上させることができる。
勿論、印刷領域抽出手段150により全ての印刷ブロック81の罫線位置83を読み取って、印刷領域84を抽出して印刷領域情報Paとし、印刷開始位置情報Dpと印刷領域情報Paとの組合わせが、記憶手段160に記憶されているか否かを判定するようにしてもよい。
ステップS11:制御手段100は、セットされた用紙80が受信データ200に合致した用紙種類であると判定したときは、用紙搬送手段130によって、搬送前の位置まで用紙80を逆搬送して戻す。具体的には、図2に示す主制御部70は、給紙部42によって図1に示す用紙送りモータ8を逆回転させ矢印Eに示す方向とは逆に搬送しステップS9の搬送前の位置まで用紙80を戻す。
ステップS12:その後、制御手段100は、用紙搬送手段130によって用紙80を搬送し印刷手段120によって印刷を行い、用紙80を排出トレイ5へと図1に示す矢印Fに示す方向に排出する。具体的には、図2に示す主制御部70は、図1に示す用紙送り部41によって用紙80を搬送し印刷機構7によって印刷を行い、排出トレイ5に用紙80を排出する。
ステップS13:一方、制御手段100は、ステップS10において、用紙セット部3にセットされた用紙80が受信データ200に合致しないと判定したときは、セットされた用紙80が間違っている旨又はセットされた用紙80の方向が間違っている旨を報知手段170によって報知する。具体的には、図2に示す主制御部70は、操作表示制御部50によって図1に示す操作表示部6に、間違った用紙種類がセットされた旨又はセットされた用紙80の方向が間違っている旨を表示して報知する。この報知は、操作表示部6への表示に替えて又は表示と共に音声、ブザー等の音で報知するようにしてもよい。
図9は、第1の実施の形態に関する画像形成装置おいて用紙間違いを報知する画面例である。ステップS13において用紙セット部3にセットされた用紙80が受信データ200に合致しないと判定したときは、図9の画面G11に示すように、受信データ200に合致しない用紙80がセットされている旨又はセットされた用紙80の方向が間違っている旨の警告ガイダンス311を表示する。また、警告ガイダンス311には、受信データ200に合致した用紙種類名Npを表示するようにしてもよい。
更に画面G11には、用紙80をセットし直した後に印刷ボタン313を押下する旨及び印刷を中止するときは印刷中止ボタン314を押下する旨のガイダンス312を表示する。この近傍に印刷ボタン313及び印刷中止ボタン314を表示する。
制御手段100は、図9に示す画面G11の表示に基づいてオペレータによって印刷ボタン313が押下されたときは、再び印刷動作を開始しステップS1以降の処理を同様に実行し、セットし直された用紙80に印刷を行う。一方、印刷中止ボタン314が押下されたときは、印刷を行うことなく印刷動作を終了する。
なお、以上の説明では、図7に示すステップS8及びS13において、報知及び警告の報知の両方を行うように説明したが、いずれかの報知のみとしてもよい。即ち、図7に示すステップS8における同一の用紙種類の2回目以降の印刷のときにセットすべき用紙種類の報知、ステップS13における同一の用紙種類の2回目以降の印刷のときにセットすべき用紙種類を間違えている旨等の警告の報知のいずれかの報知のみを行うようにしてもよい。
次に、印刷開始位置情報抽出手段140により、受信データ200から印刷ブロック81ごとの印刷開始位置82を抽出し、印刷開始位置情報Dpとする動作を説明する。図10は、第1の実施の形態に関する画像形成装置の印刷開始位置情報抽出手段の動作フローチャートである。以下、用紙種類が用紙B(80B)の場合を例として図10を用いて印刷開始位置情報抽出手段140による印刷開始位置情報Dpの取得動作を説明する。
最初に、制御手段100は、図2に示す主制御部70の一時記憶部71の印刷ブロック番号レジスタ71b、X座標レジスタ71x、Y座標レジスタ71yを初期化する。即ち、印刷ブロック番号レジスタ71b、X座標レジスタ71x及びY座標レジスタ71yの値を「0」とする。
ステップS21:次に、制御手段100は、受信手段110によって受信した受信データ200を順に読み出す。具体的には、主制御部70が、受信データ解析部11により受信部10の受信バッファ10aから受信データ200を順に読み出す。
ステップS22:制御手段100は、印刷開始位置情報抽出手段140によって、読み出した受信データ200が「水平位置決めコマンドHxCmd」であるか否かを判定する。具体的には、主制御部70が、受信データ解析部11によって「水平位置決めコマンドHxCmd」であるか否かを判定する。
ステップS23:制御手段100は、読み出した受信データ200が「水平位置決めコマンドHxCmd」であると判定したときは、印刷開始位置情報抽出手段140によって、印刷開始位置82のX座標を抽出し、一時記憶部71のX座標レジスタ71xの値を更新する。具体的には、主制御部70が、印刷開始位置抽出部12によって、「水平位置決めコマンドHxCmd」のパラメータのX座標が例えば「4」であったときは、X座標レジスタ71xの値を「4」に更新する。
一方、制御手段100は、読み出した受信データ200が「水平位置決めコマンドHxCmd」でないと判定したときは、当該印刷ブロックのX座標レジスタ71xの値を更新せずにステップS24に進む。
ステップS24:制御手段100は、印刷開始位置情報抽出手段140によって、読み出した受信データ200が「印刷データGd」であると判定したときは、ステップS21に戻り、読み出した受信データ200が「印刷データGd」でないときは、ステップS25に進む。
ステップS25:制御手段100は、印刷開始位置情報抽出手段140によって、読み出した受信データ200が「印刷ブロック区切りコマンドBkCmd」であるか否かを判定する。
制御手段100は、読み出した受信データ200が「印刷ブロック区切りコマンドBkCmd」でないと判定したときはステップS26に進み、「印刷ブロック区切りコマンドBkCmd」であると判定したときはステップS27に進む。
ステップS26:制御手段100は、ステップS25において読み出した受信データ200が「印刷ブロック区切りコマンドBkCmd」でないと判定したときは、受信データ解析部11によって、受信手段110の受信バッファ10aから次の受信データ200を読み出し、ステップS25に戻る。このように、制御手段100は、読み出した受信データ200が「印刷ブロック区切りコマンドBkCmd」になるまで、順に受信データ200を読み出す。
ステップS27:制御手段100は、ステップS25において読み出した受信データ200が「印刷ブロック区切りコマンドBkCmd」であると判定したときは、一時記憶部71の印刷ブロック番号レジスタ71bの値を「1」加算する。即ち、印刷ブロック番号レジスタ71bの値「0」を「1」に更新する。
ステップS28:制御手段100は、印刷開始位置情報抽出手段140によって、読み出した受信データ200が「用紙送りコマンドPcCmd」であるか否かを判定する。
制御手段100は、読み出した受信データ200が「用紙送りコマンドPcCmd」でないと判定したときはステップS31に進み、「用紙送りコマンドPcCmd」であったときはステップS29に進む。
ステップS29:制御手段100は、読み出した受信データ200が「用紙送りコマンドPcCmd」であると判定したときは、用紙送りコマンドPcCmdのパラメータによって指定された用紙送り量Cyを一時記憶部71のY座標レジスタ71yの値に加算し、Y座標レジスタ71yの値を更新する。
例えば、第1の印刷ブロック81B1の前の時点で、用紙送りコマンドPcCmdの用紙送り量Cyが「3」であった場合では、第1の印刷ブロック81B1におけるY座標レジスタ71yの値は、「3」に更新される。その後、第1の印刷ブロック81B1から第2の印刷ブロック81B2の間の用紙送りコマンドPcCmdの用紙送り量Cyが「3」であった場合では累積加算され、第2の印刷ブロック81B2におけるY座標レジスタ71yの値は「6」に更新される。
ステップS30:制御手段100は、印刷開始位置情報抽出手段140によって、受信手段110の受信バッファ10aから次の受信データ200を読み出し、ステップS28に戻り、読み出した受信データ200が「用紙送りコマンドPcCmd」であるか否かを判定する。このように、制御手段100は、読み出した受信データ200が「用紙送りコマンドPcCmd」でなくなるまで、Y座標レジスタ71yの値を用紙送り量Cy分、累積加算しながら、順に受信データ200を読み出す。
ステップS31:制御手段100は、印刷ブロック番号レジスタ71bの値を印刷ブロック番号Bkとし、X座標レジスタ71xの値をX座標とし、更に、Y座標レジスタ71yの値をY座標として、記憶手段160の位置領域情報記憶テーブル91に記憶する。この具体例は、後に図11を用いて詳細に説明する。
ステップS32:読み出した受信データ200が「用紙送りコマンドPcCmd」でなくなると、制御手段100は、全印刷ブロック81の受信データ200の解析が終了したか否かを判定し、終了していないと判定したときは、ステップS21に戻る。この場合、第2の印刷ブロック81B2の解析が終了していないので、ステップS21に戻り、第2の印刷ブロック81B2の解析及び記憶動作を同様に行う。一方、制御手段100は、受信データ200の全ての印刷ブロック81の解析が終了したと判定したときは、本処理を終了する。
以上の解析動作により、印刷開始位置情報Dpとなる全印刷ブロック81の印刷開始位置82(X座標及びY座標)が確定し、位置領域情報記憶テーブル91に記憶される。
次に、印刷開始位置情報Dp、印刷領域情報Pa及び差異ブロック番号DBNについて、位置領域情報記憶テーブル91及び差異ブロック情報記憶部92に記憶する動作を説明する。図11は、第1の実施の形態に関する印刷開始位置情報、印刷領域情報及び差異ブロック番号の記憶状態の変化を示す説明図である。なお、図11(a)は、初回の印刷として用紙A(80A)を印刷したときの位置領域情報記憶テーブル91及び差異ブロック情報記憶部92の記憶状態を示す。図11(b)は、その後、初回の印刷として用紙B(80B)を印刷したときの同じく位置領域情報記憶テーブル91及び差異ブロック情報記憶部92の記憶状態を示す。
位置領域情報記憶テーブル91には、記憶手段160によって、印刷開始位置情報Dp及び印刷領域情報Paが記憶される。差異ブロック情報記憶部92には、記憶手段160によって、差異ブロック番号DBNが記憶される。
具体的には、位置領域情報記憶テーブル91には、図2に示す印刷領域情報登録部62によって印刷開始位置情報Dp及び印刷領域情報Paが記憶される。差異ブロック情報記憶部92には、差異ブロック登録部63によって、差異ブロック番号DBNが記憶される。
最初に、図7を用いて説明したステップS1~S7の具体例として、初回の印刷において用紙A(80A)、用紙B(80B)を順に印刷するときの印刷開始位置情報Dp、印刷領域情報Pa及び差異ブロック番号DBNの記憶動作を説明する。
先ず、制御手段100は、受信手段110によって用紙A(80A)の受信データ200を受信すると、印刷開始位置情報抽出手段140によって用紙A(80A)について各印刷ブロック81の印刷開始位置82のX座標及びY座標を抽出する(図7に示すステップS1及びS2)。この印刷開始位置82のX座標及びY座標の抽出は、図10を用いて説明した印刷開始位置情報Dpを取得する動作により行う。
具体的には、主制御部70は、受信データ解析部11によって受信バッファ10aをサーチする。更に、印刷開始位置抽出部12によって、用紙A(80A)について第1の印刷ブロック81A1の印刷開始位置82A1のX座標及びY座標(例えば、X=4、Y=3)を抽出する。同時に、第2の印刷ブロック81A2の印刷開始位置82A2のX座標及びY座標(例えば、X=4、Y=6)を抽出し、これらの座標を用紙A(80A)の印刷開始位置情報Dpとする。
次に、制御手段100は、位置領域情報記憶テーブル91に同一の印刷開始位置情報Dpが格納されていないと判定したとき、即ち、同一の用紙種類の初回の印刷と判定したときは、記憶手段160によって、用紙種類名Npと印刷開始位置情報Dpとを関連付けて位置領域情報記憶テーブル91に記憶する(図7に示すステップS3及びS4)。
具体的には、図11(a)に示すように、図2に示す主制御部70は、印刷開始位置情報登録部61によって、位置領域情報記憶テーブル91に次のように記憶する。即ち、印刷開始位置82A1として、用紙種類名Npが「用紙A」の印刷ブロック番号Bk=1のX座標欄に「4」を記憶しY座標欄に「3」を記憶する。また、印刷開始位置82A2として、用紙A(80A)の印刷ブロック番号Bk=2のX座標欄に「4」を記憶しY座標欄に「6」を記憶する。
その後、制御手段100は、第1の印刷ブロック81A1の印刷のときに、印刷領域抽出手段150によって、用紙A(80A)の第1の印刷ブロック81A1の印刷領域84A1を抽出して印刷領域情報Paとする(図7に示すステップS5)。具体的には、図2に示す主制御部70は、第1の印刷ブロック81A1の印刷のときに、読取部43によって、用紙A(80A)にプレプリントされている第1の印刷ブロック81A1の罫線位置83を図1に示す光学式センサ4を用いて読み取る。即ち、罫線位置83(例えば、左側罫線位置83A1L:X=3、右側罫線位置83A1R:X=33)を読取部43により読み取って印刷領域84A1を抽出して印刷領域情報Paとする。
同様に、制御手段100は、第2の印刷ブロック81A2の印刷のときに、印刷領域抽出手段150によって、用紙A(80A)の第2の印刷ブロック81A2の印刷領域84A2を抽出して印刷領域情報Paとする。具体的には、図2に示す主制御部70は、第2の印刷ブロック81A2の印刷のときに、読取部43によって、用紙A(80A)にプレプリントされている第2の印刷ブロック81A2の罫線位置83を図1に示す光学式センサ4を用いて読み取る。
即ち、罫線位置83(例えば、左側罫線位置83A2L:X=3、右側罫線位置83A2R:X=33)を読取部43により読み取って印刷領域84A2を抽出して印刷領域情報Paとする。このようにして、第1の印刷ブロック81A1の印刷領域情報Paを左側罫線位置83A1L:X=3、右側罫線位置83A1RのX=33とする。また、第2の印刷ブロック81A2の印刷領域情報Paを左側罫線位置83A2L:X=3、右側罫線位置83A2R:X=33とする。
制御手段100は、記憶手段160によって、取得した印刷領域情報Paを印刷ブロック81ごとに位置領域情報記憶テーブル91のPa欄に記憶する(図7に示すステップS6)。具体的には、図11(a)に示すように、図2に示す主制御部70は、印刷領域情報登録部62によって、以下のように記憶する。
即ち、用紙種類名Npが「用紙A」の印刷ブロック番号Bk=1のX座標欄に左側罫線位置83A1L:X=3及び右側罫線位置83A1R:X=33を「3,33」と表わし、位置領域情報記憶テーブル91のPa欄に印刷領域84A1として記憶する。同時に、用紙種類名Npが「用紙A」の印刷ブロック番号Bk=2のX座標欄に左側罫線位置83A2L:X=3及び右側罫線位置83A2R:X=33を「3,33」と表わし、位置領域情報記憶テーブル91の用紙A(80A)のPa欄に印刷領域84A2として記憶する。
その後、制御手段100は、受信手段110によって用紙B(80B)の受信データ200を受信すると、用紙A(80A)の場合と同様に、印刷開始位置情報抽出手段140によって用紙B(80B)について各印刷ブロック81の印刷開始位置82のX座標及びY座標を抽出する(図7に示すステップS1及びS2)。
具体的には、図2に示す主制御部70は、受信データ解析部11によって受信バッファ10aをサーチし、印刷開始位置抽出部12によって、用紙B(80B)について第1の印刷ブロック81B1の印刷開始位置82B1のX座標及びY座標(例えば、X=4、Y=3)を抽出する。同時に、第2の印刷ブロック81B2の印刷開始位置82B2のX座標及びY座標(例えば、X=19、Y=6)を抽出し、これらの座標を用紙B(80B)の印刷開始位置情報Dpとする。
次に、制御手段100は、位置領域情報記憶テーブル91に同一の印刷開始位置情報Dpが格納されていないと判定し、記憶手段160によって、上記印刷開始位置情報Dpを位置領域情報記憶テーブル91に記憶する(図7に示すステップS3及びS4)。
具体的には、図11(b)に示すように、図2に示す主制御部70は、印刷開始位置情報登録部61によって、位置領域情報記憶テーブル91に次のように記憶する。即ち、印刷開始位置82B1として、用紙種類名Npが「用紙B」の印刷ブロック番号Bk=1のX座標欄に「4」を記憶し、Y座標欄に「3」を記憶する。また、印刷開始位置82B2として、用紙種類名Npが「用紙B」の印刷ブロック番号Bk=2のX座標欄に「19」を記憶しY座標欄に「6」を記憶する。
その後、制御手段100は、第1の印刷ブロック81B1の印刷のときに、印刷領域抽出手段150によって、用紙B(80B)にプレプリントされている第1の印刷ブロック81B1の罫線位置83を読み取って印刷領域84B1を抽出し、印刷領域情報Paとする。 具体的には、図2に示す主制御部70は、読取部43によって図1に示す光学式センサ4を用いて罫線位置83(例えば、左側罫線位置83B1L:X=3、右側罫線位置83B1R:X=33)を読み取って印刷領域84B1を抽出し、印刷領域情報Paとする。
同様に、第2の印刷ブロック81B2の印刷のときに、印刷領域抽出手段150によって、用紙B(80B)にプレプリントされている第2の印刷ブロック81B2の罫線位置83を読み取って印刷領域84B2を抽出し、印刷領域情報Paとする(図7に示すステップS5)。具体的には、図2に示す主制御部70は、読取部43によって図1に示す光学式センサ4を用いて罫線位置83(例えば、左側罫線位置83B2L:X=18、右側罫線位置83B2R:X=33)を読み取って印刷領域84B2を抽出し、印刷領域情報Paとする。
このようにして、第1の印刷ブロック81B1の印刷領域情報Paを左側罫線位置83B1L:X=3、右側罫線位置83B1RのX=33とする。また、第2の印刷ブロック81B2の印刷領域情報Paを左側罫線位置83B2L:X=3、右側罫線位置83B2R:X=33とする。
制御手段100は、記憶手段160によって、抽出した印刷領域情報Paを印刷ブロック81ごとに位置領域情報記憶テーブル91のPa欄に記憶する(図7に示すステップS6)。具体的には、図11(b)に示すように、図2に示す主制御部70は、印刷領域情報登録部62によって、用紙種類名Npが「用紙B」の印刷ブロック番号Bk=1のX座標欄に左側罫線位置83B1L:X=3及び右側罫線位置83B1R:X=33を「3,33」と表わし、位置領域情報記憶テーブル91のPa欄に印刷領域84B1として記憶する。また、用紙種類名Npが「用紙B」の印刷ブロック番号Bk=2のX座標欄に左側罫線位置83B2L:X=18及び右側罫線位置83B2R:X=33を「18,33」と表わし、位置領域情報記憶テーブル91の用紙種類名Npが「用紙B」のPa欄に印刷領域84B2として記憶する。
このとき、「用紙B」の印刷領域情報Paは「用紙A」とは異なる。即ち、第2の印刷ブロック81A2及び81B2において、用紙A(80A)の左側罫線位置83A2Lが「3」であり、用紙B(80B)の左側罫線位置83B2Lが「18」であるので、印刷領域情報Paは差異がある。それ故、差異のある印刷ブロック番号Bk=「2」を差異ブロック番号DBN=「2」として記憶する。即ち、制御手段100は、差異ブロック登録部63によって、図11(b)に示すように、差異のある印刷ブロック番号Bkである「2」を差異ブロック番号DBNとして差異ブロック情報記憶部92に記憶する(図7に示すステップS7)。
次に、図7を用いて説明したステップS8~S13の具体例を、即ち、上記用紙A(80A)及び用紙B(80B)の印刷に次いで用紙B(80B)の2回目以降の印刷をする場合を説明する。この場合、既に記憶されている用紙A(80A)及び用紙B(80B)の印刷開始位置情報Dp、印刷領域情報Pa及び差異ブロック番号DBNに基づいて画像形成装置1は動作する。
先ず、制御手段100は、受信手段110によって用紙B(80B)の受信データ200を受信すると、印刷開始位置抽出部12によって、用紙B(80B)について各印刷ブロック81の印刷開始位置82のX座標及びY座標を抽出する(図7に示すステップS1及びS2)。
具体的には、図2に示す主制御部70は、受信データ解析部11によって受信バッファ10aをサーチし、印刷開始位置抽出部12によって、用紙B(80B)について第1の印刷ブロック81B1の印刷開始位置82B1のX座標及びY座標(例えば、X=4、Y=3)を抽出する。また、第2の印刷ブロック81B2の印刷開始位置82B2のX座標及びY座標(例えば、X=19、Y=6)を抽出し、これらの座標を用紙B(80B)の印刷開始位置情報Dpとする。
その後、制御手段100は、印刷ブロック比較部13によって、抽出した印刷開始位置情報Dpが位置領域情報記憶テーブル91に記憶済みであるか否かを判定する。制御手段100は、用紙種類名Npの用紙B(80B)として記憶済みであると判定したときは、当該記憶済みの用紙種類名Npの用紙B(80B)に印刷するための受信データ200を受信したと判定する。それ故、報知手段170によって、用紙B(80B)をセットすべき用紙80であるとして報知する(図7に示すステップS8)。
具体的には、図2に示す主制御部70は、印刷ブロック比較部13によって、用紙Bの第1の印刷ブロック81B1の印刷開始位置情報DpとしてX=4、Y=3が、及び第2の印刷ブロック81B2の印刷開始位置情報DpとしてX=19、Y=6が位置領域情報記憶テーブル91に記憶済みか否かを判定する。そして、位置領域情報記憶テーブル91の用紙種類名Np欄における「用紙B」の印刷開始位置82が、印刷開始位置情報Dp欄に既に記憶されている。従って、主制御部70は、図8に示すように、操作表示制御部50によって、当該用紙種類名Np、即ち「用紙B」のセットを促すガイダンスとしての画面G10を操作表示部6に表示する。
画面G10の報知を見たオペレータによって、用紙B(80B)が用紙セット部3にセットされ印刷ボタン303が押下されると、制御手段100は、記憶手段160によって差異ブロック情報記憶部92に記憶された差異ブロック番号DBNを参照する。更に、制御手段100は、差異ブロック番号DBNとして記憶された番号の印刷ブロック81まで用紙B(80B)を用紙搬送手段130によって搬送する。この後、制御手段100は、印刷領域抽出手段150によって罫線位置83を読み取って印刷領域84を抽出する(図7に示すステップS9)。
具体的には、主制御部70は、給紙部42によって用紙B(80B)を給紙した後、印刷を開始する前に用紙搬送制御部40によって以下のように用紙B(80B)を搬送する。即ち、図11(b)に示すように差異ブロック情報記憶部92には差異ブロック番号DBNとして「2」が記憶されているので、用紙B(80B)の第2の印刷ブロック81B2のY座標=6まで、用紙送り部41を用いて用紙B(80B)を搬送する。更に、読取部43によって用紙B(80B)にプレプリントされている罫線位置83を読み取って印刷領域84を抽出する。
その後、制御手段100は、抽出した印刷領域84が、既に記憶された印刷領域情報Paの印刷領域84と一致するか否かを判定する(図7に示すステップS10)。
具体的には、主制御部70は、罫線位置比較部44によって、抽出した印刷領域84と、既に記憶された位置領域情報記憶テーブル91の用紙B(80B)の印刷ブロック番号Bk=2に記憶された印刷領域情報Paの印刷領域84B2と一致するか否かを判定する。
既に記憶された印刷領域情報Paと一致するときは、制御手段100は、セットされた用紙80が受信データ200に合致した用紙種類名Npの用紙B(80B)であると判定し、用紙搬送手段130によって、逆搬送させ搬送前の位置まで戻す(図7に示すステップS11)。
具体的には、本例では、読み取った用紙B(80B)の第2の印刷ブロック81B2の印刷領域84は、左側罫線位置83B2L:X=18、右側罫線位置83B2R:X=33となるので、既に記憶された位置領域情報記憶テーブル91の印刷領域84B2が一致する。それ故、主制御部70は、給紙部42によって用紙送りモータ8を逆回転させ図1に示す矢印Eに示す方向とは逆方向に用紙80を搬送し、搬送前の位置まで戻す。
その後、制御手段100は、用紙搬送手段130によって用紙B(80B)を搬送しながら印刷手段120によって印刷を行い、排出トレイ5に用紙B(80B)を矢印Fに示す方向に排出する(図7に示すステップS12)。
一方、既に記憶された印刷領域情報Paの印刷領域84と一致しないときは、制御手段100は、受信データ200に合致しない用紙80がセットされたと判定する。それ故、制御手段100は、図9に示す画面G11のように、間違った用紙80がセットされた旨又はセットされた用紙80の方向が間違っている旨を報知手段170によって報知する(図7に示すステップS13)。
以上説明したように、第1の実施の形態に関する画像形成装置1によれば、受信データ200に合致する用紙80をセットさせることができ、ミス印刷を防止することができる。特に、用紙80をセットする用紙セット部3の用紙セット口3aを一つしか備えていない画像形成装置1において、同じサイズであるがフォーマットが異なる用紙80を使用する業務、例えば宅配便の着払い伝票と元払い伝票などを用いる業務において上記効果を奏する。
また、上位装置2から連続して複数の用紙種類のデータが送信されて来る場合では、画像形成装置1側ではどの用紙種類に合致した受信データ200であるかを判別できない。それ故、セットすべき用紙種類を間違え、ミス印刷が発生し易いが、第1の実施の形態に関する画像形成装置1によれば、この問題を解消することができる。
以上のように、第1の実施の形態に関する画像形成装置1によれば、複数の用紙種類に印刷する画像形成装置1において、印刷開始位置情報抽出手段140を設け、同一の用紙種類の初回の印刷のときに、受信データ200から印刷ブロック81の印刷開始位置82を抽出して印刷開始位置情報Dpとし、該印刷開始位置情報Dpと、用紙種類を識別する用紙種類名Npとを関連付けて記憶しておき、同一の用紙種類の2回目以降の印刷のときに、抽出した印刷開始位置情報Dpと記憶した印刷開始位置情報Dpとが一致する用紙種類名Npを報知するようにしたので、同一の用紙種類の2回目以降の印刷において用紙80をセットするときに受信データ200に合致する用紙種類を確認することができ、間違えることなく受信データ200に合致する用紙80に印刷することができる。
更に、印刷領域抽出手段150を設け、同一の用紙種類の初回の印刷のときに、用紙80の印刷領域84を抽出して印刷領域情報Paとし、印刷開始位置情報Dp及び印刷領域情報Paと、用紙種類名Npとを関連付けて記憶しておき、同一の用紙種類の2回目以降の印刷のときに、抽出した印刷開始位置情報Dpと印刷領域情報Paとの組合わせが記憶されていないときは、用紙種類名Npが間違っている又は用紙80をセットする方向が間違っている旨を報知するようにしたので、同一の用紙種類の2回目以降の印刷において印刷されるときに受信データ200に合致する用紙種類名Npを確認でき、更に間違えることなく受信データ200に合致する用紙80に印刷することができる。
(変形例1)
本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものでもない。例えば、以上の実施の形態の説明では、画像形成装置1としてプリンタを一例として説明したが、複写機、ファクシミリ及び複合機であってもよい。
(変形例2)
また、以上の実施の形態の説明では、図7に示す印刷動作を行うように説明したが、同一の用紙種類の初回の印刷が行われたときに、オペレータに印刷結果を確認させる動作を設けるようにしてもよい。例えば、図7に示すステップS7の差異ブロック番号DBNを記憶した後に、以下の印刷結果の確認の動作を追加する。
即ち、同一の用紙種類の初回の印刷が行われたときに、オペレータに印刷結果を確認させる画面G12を操作表示部6に表示する。この表示によりオペレータが印刷結果を確認し、その結果、誤った用紙80に印刷された場合又は印刷方向を間違えて印刷された場合のときは、再印刷できるようにする。
図12は、第1の実施の形態に関する画像形成装置において、印刷結果を確認するための画面例である。図12に示すように、画面G12には印刷結果の確認を促すガイダンス321を表示する。また、間違った用紙80に印刷されているとき、又は、間違った方向に印刷されているときは、用紙80を再セットして再印刷することを促すガイダンス322を表示する。更に、再印刷する場合は再セット後に再印刷ボタン323を押下する旨及び印刷結果が問題ないときは印刷OKボタン324を押下する旨のガイダンス322を表示する。その近傍に、再印刷を行うときに押下する再印刷ボタン323及び印刷結果が問題ないときに押下する印刷OKボタン324を表示する。
その後、オペレータが画面G12を見て、オペレータによって用紙80が再セットされ再印刷ボタン323が押下されたときは、制御手段100は、図7に示す直前のステップS4乃至S7において記憶した印刷領域情報Pa及び差異ブロック番号DBNを削除し、図7に示すステップS5から実行する。一方、オペレータによって印刷OKボタン324が押下されたときは、上記記憶データを削除することなく印刷動作を終了する。
(変形例3)
更に、オペレータによって印刷OKボタン324が押下されたときに、「着払い伝票」「元払い伝票」などの用紙種類名Npの確認又は選択をさせる画面を操作表示部6に表示し、用紙種類名Npの確認又は選択をさせた後に印刷動作を終了するようにしてもよい。
図13は、第1の実施の形態に関する画像形成装置において、用紙種類名を確認する画面例である。なお、図13の破線は、プルダウンボタン332aが押下されたときの表示状態を示す。図13に示すように、画面G13には、用紙種類名Npの確認を促すガイダンス331及び図7に示すステップS4において設定された用紙種類名Npを表示リスト332に表示する。更に、用紙種類名Npを変更できるプルダウンボタン332aを表示する。また、用紙種類名Npの確認を終了した後又はプルダウンボタン332aによって再設定した後に押下するOKボタン333を表示する。
図13に示す画面G13の表示した後、オペレータによってOKボタン333が押下されたときは、制御手段100は、記憶手段160によって、表示リスト332の用紙種類名Npを位置領域情報記憶テーブル91に記憶し、印刷動作を終了する。
(変形例4)
また、以上の実施の形態の説明では、制御手段100は、印刷領域抽出手段150によって、左右側の罫線位置83を読み取って印刷領域84を抽出し、印刷領域情報Paとするように説明したが、以下のようにしてもよい。
即ち、印刷領域抽出手段150によって、上下側の罫線位置83を読み取って印刷領域84を抽出し、印刷領域情報Paとするようにしてもよい。また、左右及び上下の罫線位置83を読み取って印刷領域84を抽出し、印刷領域情報Paとするようにしてもよい。
(変形例5)
また、以上の実施の形態の説明では、操作表示部6を画像形成装置1に設ける形態として説明したが、画像形成装置1の装置外に設ける形態としてもよいし、上位装置2の表示装置等を用いる形態としてもよい。
1 画像形成装置 4 光学式センサ
6 操作表示部 7 印刷機構
80 印刷媒体 81 印刷ブロック
82 印刷開始位置 83 罫線位置
84 印刷領域 100 制御手段
110 受信手段 120 印刷手段
130 用紙搬送手段 140 印刷開始位置情報抽出手段
150 印刷領域抽出手段 160 記憶手段
170 報知手段 200 受信データ
Dp 印刷開始位置情報 Pa 印刷領域情報
Np 用紙種類名(印刷媒体種類情報) Bk 印刷ブロック番号
DBN 差異ブロック番号

Claims (13)

  1. 複数種類の印刷媒体に印刷するデータを受信データとして受信する受信手段と、
    前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送手段と、
    前記印刷媒体搬送手段により搬送される前記印刷媒体に前記受信データに基づいて画像を印刷する印刷手段と、
    前記受信データから前記印刷媒体の印刷開始位置を印刷開始位置情報として抽出する印刷開始位置情報抽出手段と、
    前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報と、印刷媒体種類を識別する印刷媒体種類情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記印刷媒体種類情報を報知する報知手段と、
    前記印刷手段による印刷のとき、前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報が前記記憶手段に記憶されていない場合は、前記記憶手段に前記印刷開始位置情報と前記印刷媒体種類情報とを関連付けて記憶し、
    前記印刷開始位置情報が記憶されている場合は、前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報と一致する前記印刷媒体種類情報を前記記憶手段から読出して、前記印刷媒体種類情報を前記報知手段により報知する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数種類の印刷媒体に印刷するデータを受信データとして受信する受信手段と、
    前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送手段と、
    前記印刷媒体搬送手段により搬送される前記印刷媒体に前記受信データに基づいて画像を印刷する印刷手段と、
    前記受信データから前記印刷媒体の印刷開始位置を印刷開始位置情報として抽出する印刷開始位置情報抽出手段と、
    前記印刷媒体の印刷領域を印刷領域情報として抽出する印刷領域抽出手段と、
    前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報、前記印刷領域抽出手段により抽出した前記印刷領域情報及び、印刷媒体種類を識別する印刷媒体種類情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記印刷媒体種類情報を報知する報知手段と、
    前記印刷手段による印刷のとき、前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報が前記記憶手段に記憶されていない場合は、前記記憶手段に前記印刷開始位置情報、前記印刷領域情報及び前記印刷媒体種類情報とを関連付けて記憶し、
    前記印刷開始位置情報が記憶されている場合は、前記印刷開始位置情報抽出手段により抽出した前記印刷開始位置情報及び前記印刷領域抽出手段により抽出した前記印刷領域情報と一致する前記印刷媒体種類情報を前記記憶手段から読出して、前記印刷媒体種類情報を前記報知手段により報知する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御手段は前記記憶手段に記憶した前記印刷媒体種類情報と一致しなかったときは、前記報知手段により前記印刷媒体の不一致を報知することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は前記記憶手段に記憶した前記印刷媒体種類情報と一致したときは、前記印刷手段により画像を印刷することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶した前記印刷媒体種類情報と一致したときは、前記印刷手段により画像の印刷の前に、前記印刷媒体種類情報を前記記憶手段から読出して前記報知手段により報知することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷媒体をセットする印刷媒体載置部を設け、
    更に、前記印刷媒体搬送手段には前記印刷媒体を読取る読取部を設け、
    更に、前記制御手段は、前記読取部により前記印刷媒体載置部に載置された前記印刷媒体が、前記印刷媒体種類情報に合致するかどうか判別することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記印刷媒体は、プレプリントされた罫線によって形成される複数の印刷ブロックを有し、
    前記印刷開始位置情報抽出手段が抽出する前記印刷開始位置情報は位置座標により前記印刷ブロック内の印刷開始位置を特定することを特徴とする請求項2乃至6いずれか一記載の画像形成装置。
  8. 前記印刷媒体は、プレプリントされた罫線によって形成される複数の印刷ブロックを有し、
    前記印刷領域抽出手段は、前記印刷媒体に印刷された前記印刷ブロックの前記罫線を光学的に読み取って前記印刷領域を抽出し前記印刷領域情報とすることを特徴とする請求項2乃至6いずれか一記載の画像形成装置。
  9. 前記記憶手段は、
    前記印刷手段による同一印刷媒体種類についての初回の印刷のときに、前記印刷領域情報が異なる前記印刷ブロックの番号を差異ブロック番号として記憶する差異ブロック情報記憶部を備え、
    前記印刷手段による前記同一印刷媒体種類についての2回目以降の印刷のときに、前記印刷領域抽出手段は、前記差異ブロック情報記憶部に記憶された前記番号の前記印刷ブロックより前記印刷領域を抽出することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 複数種類の印刷媒体に印刷するデータを受信データとして受信する受信工程と、
    前記印刷媒体に前記受信データに基づいて印刷手段によって画像を印刷する印刷工程と、
    前記受信データから前記印刷媒体の印刷開始位置を現す印刷開始位置情報を抽出する印刷開始位置情報抽出工程と、
    前記印刷手段による同一印刷媒体種類についての初回の前記印刷工程のとき、前記印刷開始位置情報と、印刷媒体種類を識別する印刷媒体種類情報とを関連付けて記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記印刷工程による前記同一印刷媒体種類についての2回目以降の前記印刷工程のときに、前記印刷開始位置情報抽出工程により抽出した前記印刷開始位置情報と一致する前記印刷媒体種類情報を前記記憶手段から読出して、前記印刷媒体種類情報を報知手段によって報知する報知工程とを含むことを特徴とする画像形成方法。
  11. 複数種類の印刷媒体に印刷するデータを受信データとして受信する受信工程と、
    前記印刷媒体に前記受信データに基づいて印刷手段によって画像を印刷する印刷工程と、
    前記受信データから前記印刷媒体の印刷開始位置を現す印刷開始位置情報を抽出する印刷開始位置情報抽出工程と、
    前記印刷媒体の印刷領域を抽出して印刷領域情報とする印刷領域抽出工程と、
    前記印刷手段による同一印刷媒体種類についての初回の前記印刷工程のとき、前記印刷開始位置情報及び前記印刷領域情報と、印刷媒体種類を識別する印刷媒体種類情報とを関連付けて記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記印刷工程による前記同一印刷媒体種類についての2回目以降の前記印刷工程のときに、前記印刷開始位置情報抽出工程により抽出した前記印刷開始位置情報及び前記印刷領域抽出工程により抽出した前記印刷領域情報と一致する前記印刷媒体種類情報を前記記憶手段から読出して、前記印刷媒体種類情報を報知手段によって報知する報知工程とを含むことを特徴とする画像形成方法。
  12. 前記印刷媒体は、プレプリントされた罫線によって形成される複数の印刷ブロックを有し、
    前記印刷開始位置情報抽出工程で抽出する前記印刷開始位置情報は位置座標により前記印刷ブロック内の印刷開始位置が特定されることを特徴とする請求項11記載の画像形成方法。
  13. 前記印刷媒体は、プレプリントされた罫線によって形成される複数の印刷ブロックを有し、
    前記印刷領域抽出工程は、前記印刷媒体に印刷された前記印刷ブロックの前記罫線を光学的に読み取って前記印刷領域を抽出し前記印刷領域情報とすることを特徴とする請求項11記載の画像形成方法。
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