JP7047587B2 - インクジェットヘッドおよびインクジェット画像形成装置 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびインクジェット画像形成装置 Download PDF

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本発明は、インクジェットヘッドおよびインクジェット画像形成装置に関する。
インクジェットプリンタ等に用いられるインクジェットヘッドは、例えば、アクチュエータが格納された圧力室を備え、インク室から圧力室を介してノズル開口まで連通するインクの通路ないし流路が設けられたものがある。このうち、インク室から圧力室までの流路にはインレットと称される流路抵抗を絞るためのインクの通路が、圧力室からノズル開口までの流路にはアウトレットと称される流路抵抗を絞るためインクの通路が、各々設けられる。
また、インクジェットヘッドでは、インクの通路となる孔ないし開口を複数の板状の部材に形成し、これら板状の部材を積層し、接着剤等を用いて固定することによって、インク室からノズル開口まで連通するインクの流路を形成する構成のものがある。かかる構成のインクジェットヘッドでは、積層される部材間において、インクの流路が連結する箇所が生じる。
他方、このような流路の連結箇所(接続部分)では、部材間で完全に同一形状の断面の流路の孔(開口)を制作し接合することは、極めて困難(事実上無理)となる。したがって、実際のプロセス設計上は、部材毎の流路における加工の誤差や接合アライメントの誤差を吸収させるために、かかる流路の連結箇所には、あえて若干の段差が発生するように設計されることも多い。特に、圧力室の前後で流路抵抗を絞るためのインレットやアウトレットが形成される場合、インレット(またはアウトレット)を形成する複数の部材の内の上流側または下流側の部材に流路設計上の公差を持たせることがあり、このため、上述した段差が生じやすい。
しかしながら、インクの流路に段差が生じ、かかる段差を形成する面がインクの流れ方向に対して垂直に近くなると、インクの充填、インク押し出しメンテ、インク射出時に気泡が段差部で滞留(トラップ)しやすく、射出欠の原因となるという大きな課題がある。
これに対し、特許文献1では、インクの流路をシームレスに形成する手法が提案されているが、実際の加工プロセスでは、部材間で完全に同一形状の断面の流路の孔(開口)を制作し接合することは上述したように、極めて困難である。
特表2008-509024号公報
本発明の目的は、気泡の滞留に起因した射出欠を抑制することが可能なインクジェットヘッドおよびインクジェット画像形成装置を提供することである。
本発明に係るインクジェットヘッドの一態様は、
インク室からノズル開口まで連通するインクの流路が設けられたインクジェットヘッドであって、
前記流路の一部となる第1孔を規定する壁面を有し、前記インクの流れ方向における上流側に位置する第1の部材と、
前記流路の一部となる第2孔を規定する壁面を有し、前記インクの流れ方向における前記第2孔の上流側端部が前記第1孔の下流側端部に連結するように、前記第1部材に固定される第2部材と、を備え、
前記第1孔と前記第2孔との連結部分において段差を形成して前記流れ方向と交わる方向に延びるように前記第1の部材または前記第2の部材のうちいずれかの部材に積層されたシリコン酸化物の層の表面である接液面の濡れ性が、前記第1孔の壁面および前記第2孔の壁面のうち、前記接液面の外側に位置する壁面の濡れ性よりも高
前記シリコン酸化物の層と前記いずれかの部材との間には、前記シリコン酸化物よりも前記インクへの耐性の高い材料の層が介在されている
また、本発明に係るインクジェットヘッドの他の態様は、
インク室からノズル開口まで連通するインクの流路が設けられたインクジェットヘッドであって、
前記流路の一部となる第1孔を規定する壁面を有し、前記インクの流れ方向における上流側に位置する第1の部材と、
前記流路の一部となる第2孔を規定する壁面を有し、前記インクの流れ方向における前記第2孔の上流側端部が前記第1孔の下流側端部に連結するように、前記第1の部材に固定される第2の部材と、を備え、
前記第1孔と前記第2孔との連結部分において段差を形成して前記流れ方向と交わる方向に延びる接液面の濡れ性が、前記第1孔の壁面および前記第2孔の壁面のうち、前記接液面の外側に位置する壁面の濡れ性よりも高く、
前記連結部分において、前記第2孔が前記第1孔よりも大きい径を有し、
前記段差を形成する前記接液面は、前記第1孔の端部でリング状を呈し、
前記接液面の濡れ性は、前記第2孔の壁面の濡れ性よりも高い。
本発明に係るインクジェット画像形成装置は、上記のインクジェットヘッドを備える。
本発明によれば、気泡の滞留に起因した射出欠を抑制することができる。
本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置の構成例を示す図である。 本実施の形態におけるインクジェットヘッドの一例を示す概略構成図である。 本実施の形態におけるインクジェットヘッドの断面図である。 本実施の形態におけるインクジェットヘッドの第1の構成例を示す一部切欠断面図である。 本実施の形態におけるインクジェットヘッドの第2の構成例を示す一部切欠断面図である。 本実施の形態におけるインクジェットヘッドの第3の構成例を示す一部切欠断面図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置は、例えば、後述の本実施の形態に係るインクジェットヘッドを有する以外は、特開2002-273867号公報に記載のインクジェット画像形成装置などの公知のインクジェット画像形成装置と同様に構成することができる。以下、図を用いてより詳しく説明する。
インクジェット画像形成装置100は、図1に示すように、インクジェットヘッド1と、インク供給装置120と、搬送装置130と、メインタンク140とを有している。
インクジェットヘッド1は、インク滴を被印刷物である用紙などの記録媒体150に吐出するための複数のノズルを有する。たとえば、インクジェットヘッド1には、色の異なる複数種のインクがそれぞれ特定のノズルに供給されるように構成される。インクジェットヘッド1は、例えば、画像を形成すべき記録媒体150の搬送方向Xを横切る方向に走査自在に配置されている。インクジェットヘッド1の構成については後述する。
搬送装置130は、インクジェットヘッド1に対して記録媒体150を搬送するための装置である。搬送装置130は、例えば、ベルトコンベア131と、回転自在な送りローラー132とを備える。ベルトコンベア131は、回転自在なプーリー133、133と、これらのプーリー133、133に張設されている無端状のベルト134と、から構成される。送りローラー132は、記録媒体150の搬送方向Xにおける上流側のプーリー133に対向する位置に、ベルト134と記録媒体150を挟持してベルト134上に記録媒体150を送り出すように配置されている。
インク供給装置120は、インクジェットヘッド1と一体的に配置されている。インク供給装置120は、インクの種類ごとに配置されている。たとえば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(ブラック)の4色のインクを用いる場合では、インク供給装置120は、インクジェットヘッド1に四つ配置される。
各インク供給装置120は、メインタンク140に接続された管161および弁164を介して、メインタンク140内のインクが供給される。また、各インク供給装置120は、管162を介してインクジェットヘッド1の後述する共通インク室2と連通し、各色のインクを所望の共通インク室2のインク供給口2aへ供給可能に接続されている。
インクジェットヘッド1は、上記の管161から分岐するバイパス管163によってメインタンク140にも接続されている。管161とバイパス管163との分岐点には、これら管161および163の一方または両方にインクの流路を切換、設定可能な弁164が配置されている。管161、162、およびバイパス管163は、例えばいずれも可撓性を有するチューブである。弁164は、例えば三方弁である。
メインタンク140は、インクジェットヘッド1に供給されるべきインクを収容するためのタンクである。メインタンク140は、インクジェットヘッド1とは分離して配置されている。メインタンク140は、例えば、不図示の撹拌装置を有している。メインタンク140は、インクジェット画像形成装置100の画像形成性能や大きさなどに応じて適宜に決めることが可能である。たとえば、インクジェット画像形成装置の画像形成速度が1~3m/分である場合、メインタンク140の容量は、例えば1Lである。
次に、インクジェットヘッド1の構成について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、インクジェットヘッドの概略構成図、図3は、インクジェットヘッドの断面図である。
図2及び図3に示す装置は、上述したインクジェット画像形成装置100に用いられるインクジェットヘッド1の概要を示す斜視図である。図2に示すように、インクジェットヘッド1は、共通インク室2と、保持部3と、ヘッドチップ4と、フレキシブル配線基板5と、を有している。
共通インク室2は、中空の略直方体状に形成されており、一面が開口している。共通インク室2の開口と反対側の一面には、インク供給装置120のインクを供給するためのインク供給口2aと、インクをインク供給装置120に排出するためのインク排出口2bが設けられている。
図3に示すように、共通インク室2の室内2cには、フィルタ7が設けられている。フィルタ7は、メッシュ状の部材で形成されている。フィルタ7は、インク供給口2aから供給されたインクから異物を取り除くと共に、インク内に含有する気泡を細かく破砕する。そして、共通インク室2の開口を覆うようにして保持部3が配置されている。
保持部3は、略中央に開口部3aを有する略平板状に形成されている。保持部3の一方の面には、開口部3aを覆うようにして共通インク室2が接続される。また、保持部3の他方の面には、開口部3aを覆うようにしてヘッドチップ4が接続される。そして、保持部3の開口部3aを介して共通インク室2と、ヘッドチップ4が連通する。
保持部3の外周部には、挿通孔3bが設けられている。挿通孔3bには、フレキシブル配線基板5が挿通する。フレキシブル配線基板5は、後述するヘッドチップ4の配線基板50に接続される。また、フレキシブル配線基板5は、保持部3に設けた挿通孔3bを保持部3の他方の面から挿通して、共通インク室2側に引き出される。
ヘッドチップ4は、ノズルプレート10と、中間プレート20と、圧力室形成プレート30と、駆動プレート40と、配線基板50とを有している。また、ヘッドチップ4は、インクの吐出面側から、ノズルプレート10、中間プレート20、圧力室形成プレート30、駆動プレート40、配線基板50の順に積層されている。
ノズルプレート10には、複数のノズル孔11が形成されている。ノズル孔11は、ノズルプレート10の一面から他面にかけて貫通している。このノズル孔11は、吐出口となる先端側が小径となるように絞り込まれた断面形状を有し、共通インク室2から供給されたインクを吐出口から外部に吐出する。また、ノズル孔11は、ノズルプレート10に複数(例えば、500~2000個)設けられ、マトリックス状に配置されている。このノズル孔11は、ノズルプレート10に積層される中間プレート20を介して圧力室形成プレート30に形成された圧力室31と連通する。
中間プレート20は、ノズルプレート10と、圧力室形成プレート30との間に配置される。中間プレート20には、ノズル孔11と後述する圧力室形成プレート30に設けた圧力室31とを連通する第1連通孔21が設けられている。この第1連通孔21は、ノズルプレート10のノズル孔11と対応する位置に設けられ、中間プレート20の一面から他面にかけて貫通している。
圧力室形成プレート30は、複数の圧力室31と、振動板32とを有している。圧力室31は、圧力室形成プレート30の一面から他面にかけて貫通している。この圧力室31によって、ノズル孔11から吐出されるインクに吐出圧力が付与される。また、圧力室31は、ノズルプレート10のノズル孔11及び中間プレート20の第1連通孔21と対応する位置に設けられている。
振動板32は、圧力室31における中間プレート20とは反対側の開口を覆うように配置されている。この振動板32には、圧力室31と連通する第2連通孔33が設けられている。振動板32における圧力室31側の一面と反対側の一面には、駆動プレート40が配置されている。
駆動プレート40は、空間部41と、第2連通孔33と連通する第3連通孔42とを有している。空間部41は、振動板32を間に挟んで圧力室31と対向する位置に配置されている。空間部41には、アクチュエータ60が収容されている。
アクチュエータ60は、圧電素子61と、第1電極62と、第2電極63とを有している。第1電極62は、振動板32の一面に積層されている。そして、第1電極62には、圧電素子61が積層されて、振動板32及び第1電極62を間に挟んで圧力室31と対向する位置に配置される。そして、圧電素子61は、圧力室31毎(チャネル毎)に設けられる。
圧電素子61は、電圧が印加されることによって変形する材料で構成されており、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの強誘電体材料で構成されている。また、圧電素子61における第1電極62とは反対側の面には、第2電極63が積層されている。第2電極63は、バンプ64を介して後述する配線基板50に設けられた配線層51と接続される。
配線基板50は、配線層51と、配線層51が一面に形成されたシリコン層52とを有している。配線層51は、第2電極63に設けたバンプ64と、半田51aを介して接続される。また、配線層51の外縁部は、フレキシブル配線基板5に接続される。さらに、配線層51における駆動プレート40と反対側の一面には、シリコン層52が配置される。シリコン層52は、保持部3に接合される。
また、配線基板50には、配線層51及びシリコン層52を貫通する第4連通孔53が設けられている。この第4連通孔53は、駆動プレート40の第3連通孔42と、保持部3の開口部3aを介して共通インク室2と連通する。
本実施の形態では、互いに連通された配線基板50の第4連通孔53、駆動プレート40の第3連通孔42、および振動板32の第2連通孔33により、共通インク室2内のインクを圧力室31に供給する流路となるインレットが構成される。インレットは、共通インク室2から圧力室31に流入されるインクの流路抵抗(流量)を絞る役割を担う。また、互いに連通された中間プレート20の第1連通孔21およびノズルプレート10のノズル孔11により、圧力室31内のインクを記録媒体150に向けて吐出するためのアウトレットが構成される。
かかる構成を備えたインクジェットヘッド1では、共通インク室2に収容されたインクは、インレット(すなわち第4連通孔53、第3連通孔42及び第2連通孔33)を通過して、圧力室31に流れ込む。そして、第1電極62と第2電極63に電圧が印加されることで、圧電素子61が変形すると共に圧電素子61の変形に伴い、振動板32が変形する。この振動板32が変形することで、圧力室31内にインクを吐出するための圧力が発生する。かかる圧力の発生により、圧力室31内のインクは、アウトレット(すなわち第1連通孔21およびノズル孔11)に押し出され、ノズル孔11の先端(ノズル開口)から記録媒体150に向けて吐出される。
ところで、インクジェットヘッド1では、上述したノズルプレート10、中間プレート20、圧力室形成プレート30、駆動プレート40、配線基板50等の各部材を積層し、アウトレットおよびインレットを構成する各連通孔の位置合わせをして固定する。かかる固定の際には接着剤等を用いて各部材10~50の面同士を接合することにより、アウトレットおよびインレットすなわちインクの流路を形成する。このため、これら部材10~50のアウトレットおよびインレットには、各部材10~50間で流路が連結する箇所が生じる。
このような流路連結箇所では、部材毎の流路の加工誤差や接合アライメント誤差を吸収するため、接合される2つの部材間で完全に同一の流路断面を形成し接合することは、事実上不可能と言える。したがって、プロセス設計上、接合される2つの部材の流路連結箇所では、若干の段差を持たせるように、一方の部材の流路断面のサイズを他方よりも大きく確保することが多い。
また、上述のように、インレットおよびアウトレットが各々複数の部材を積層して形成される構造の場合、当該複数の部材(32、40、50、または20、10)のいずれかに流路設計上の公差を持たせることがあり、段差は生じやすい。他方、インクの流路に段差があると、かかる段差部分に気泡が滞留(トラップ)しやすくなり、この結果、射出欠の原因となるという大きな課題がある。
図4に、インレットに段差を持たせた場合の一例を示す。図4に示す例は、振動板32と駆動プレート40との間に段差を持たせた構成であり、流路における上流側に該当する第3連通孔42の孔径を、下流側にある振動板32の孔径よりも大きくした場合を誇張して示している。すなわち、振動板32の第2連通孔33は、圧力室31の上流に連通する流路中に設けられた絞り部の壁面に相当する。図4中、インクの主な流れ方向を太線の矢印Fで示している。
図4に示す流路の構成例では、第3連通孔42および第2連通孔33の側壁(壁面)は、主な流れ方向Fに沿った接液面となる。他方、振動板32の上面の一部は、主な流れ方向Fと交わる方向(図4の例では略直交する方向)に伸びるように張り出した接液面(符号32a参照)となり、言い換えると、駆動プレート40と振動板32との間で段差を形成する段差面となる。
このような段差を形成する接液面(段差面)を有する流路に関し、第3連通孔42側から第2連通孔33側にインク(液体)が流れる場合、以下のような挙動となる。主な流れ方向Fに流れるより内側のインクの流速は、概ね一定となる。これに対し、より外側すなわち側壁側を流れるインクの一部の流速は、図4中に曲線の矢印F1で示すように、上記の段差面を迂回する方向に流れることから、主な流れ方向Fに流れる内側のインクの流速よりも速くなる。
他方、矢印F1で示す領域よりも更に外側(側壁側)に流れるインクの他の一部は、上述した段差面に衝突することによって、その流速が、主な流れ方向Fに流れる内側のインクの流速よりも遅くなる(図4中に三角形で示す領域参照)。さらには、インク中に含まれる気泡Bが上記の段差面に衝突した場合、かかる気泡Bが段差面に滞留(トラップ)しやすくなる。
このように、インクの流路中に段差面が生じ、かかる段差面がインクの流れ方向に対して垂直(直交方向)または直角に近い角度で形成される場合、インクの充填時、インク押し出しメンテナンス時、および印刷の際のインク射出時に、気泡Bが段差の部分で滞留しやすく、射出欠の原因となるという問題があった。
そこで、本実施の形態では、流路における上流側の第1孔と下流側の第2孔との連結部分において段差を形成して流れ方向と交わる方向(当該流路の中央側、内側方向)に延びる接液面32aの濡れ性を、第1孔および第2孔の少なくとも一方の内面の濡れ性よりも高くなるように構成する。より具体的には、接液面32aの濡れ性は、上流側の第1孔および下流側の第2孔のうち、接液面32aの外側に位置する壁面の濡れ性よりも高い構成とする。
図4に示す例では、駆動プレート40の第3連通孔42が第1孔に対応し、振動板32の第2連通孔33が第2孔に対応する。また、段差を形成する接液面32aは、孔径の小さい振動板32側にリング状の形状を呈している。この場合、接液面32aの濡れ性は、少なくとも、孔径がより大きい駆動プレート40の第3連通孔42の側壁(接液面32aに連接する壁面)の濡れ性よりも高い構成とする。ここで、濡れ性が向上されている接液面32aは、図4に示すように、絞り部としての第2連通孔33の壁面に隣接している。
このような構成とすることにより、従来はインクの流路の隅側(段差部分)に滞留していた気泡Bを含むインクが、相対的に高い濡れ性を有する接液面32aに接することによって該接液面32a上の移動を促され、図4中に右矢印で示すように、インクとともに下流側に流れやすくなる。このため、気泡Bの滞留に起因した射出欠の発生が有効に防止ないし抑制される。
本実施の形態では、図4に参照されるように、接液面32aを、振動板32とは異なる材質の部材(より濡れ性の高い材質の部材)で層状に構成している。一具体例では、駆動プレート40および振動板32の材質は単結晶シリコンであり、他方、接液面32aの材質は、シリコンを含む酸化物である。このような材質とすることにより、段差を形成する接液面32aのインクに対する濡れ性が向上し(すなわち相対的に高くなり)、インク中の気泡Bの移動を促しやすくなる。ここで、シリコンを含む酸化物としては、特に、SiOが好ましい。
なお、段差を形成する接液面32aのみならず、流路においてインクが接触する各孔の側壁は、気泡Bを移動しやすくするために、インクに対する濡れ性を高く保つことが本来は望ましい。さらには、流路(各孔)を形成する部材のインク耐性を確保するために、流路(孔)の表面に保護膜の形成が必要とされることが多い。しかしながら、濡れ性および耐インク性を両立する材料を選択することは困難である。
例えば、特開2010-143096号公報では、インク耐性を高める流路表面の構成として、酸化膜上にタンタル酸化膜のような流路保護膜を積層する案が提案されている。しかしながら、タンタル酸化膜は、十分なインク耐性を有する一方、インクに対する濡れ性は上記のSiOよりも劣るため、インク中の気泡Bが移動しにくい問題がある。
他の案として、濡れ性の高いSiOのような膜でインクの流路の全ての面を被膜することも考えられる。しかしながら、濡れ性の高い材料は、一般に、インクに対する十分な耐性を備えていないことから、流路の壁面と段差部を含め、各部材の全面に膜厚を厚くして形成する必要がある。この場合、プロセス適合性や生産性の観点から不利であり、さらには、基板の反りが生じやすくなり、歩留り低下の面でも不利である。
上記に鑑みて、本実施の形態では、段差を形成する接液面32aの表面を濡れ性の高いSiOなどのシリコン酸化物の層を形成するとともに、かかるシリコン酸化物の層と振動板32の上面との間に、シリコン酸化物よりもインク耐性の高い材料の層(図示せず)を介在させることが好ましい。また、接液面32aの領域よりもインクの流速が早くなる第3連通孔42の面(駆動プレート40の孔の壁面)および第2連通孔33の面(振動板32の孔の壁面)にも、シリコン酸化物よりもインク耐性の高い材料を形成することが好ましい。
かかる構成とすることにより、流路全体のインク耐性を高めつつ、接液面32aの領域における気泡Bの移動を促すことができる。さらには、万一、接液面32aにおける上部層のシリコン酸化物がインクによって腐食等が生じた場合でも、下部の層によって振動板32を保護することができる。なお、一般に腐食が進む箇所は流速が早い領域であり、接液面32aの領域は流速が遅くなる箇所であることから、接液面32aにおけるシリコン酸化物の腐食(減り)が進む度合いは緩やかである。したがって、気泡Bの移動促進を長期に亘って確保することができる。
さらに、第1孔および第2孔における矢印Fで示すインクの流れ方向に沿った壁面、すなわち上流側の接液面である第3連通孔42の表面、下流側の接液面である第2連通孔33の表面は、窒素(N)を含むシリコン化合物、もしくはTa,Zr,Hf,Cr,Cを含む酸化物により形成(コーティング等)されてもよい。これらの物質は、上述したSiOと比べると濡れ性は低いが、インクへの耐腐食性(インク耐性)、プロセス適応性が高いことから、耐久性や生産性等の面から有利である。
次に、アウトレットに段差を持たせた場合の流路の構成例を説明する。図5は、アウトレットに段差を持たせた場合の一例を示すインクの流路の断面図である。図5に示す例は、ノズルプレート10と中間プレート20との間に段差を持たせた構成であり、流路における上流側にある中間プレート20の孔(第1連通孔21)の径を、ノズルプレート10におけるノズル孔11の孔径(最大径)よりも大きくした場合を誇張して示している。すなわち、ノズルプレート10におけるノズル孔11は、圧力室31の下流に連通する流路中に設けられた絞り部の壁面に相当する。図5中、ノズルプレート10の上流側の開口部に形成されるインクの界面(メニスカス)を符号Mで示している。また、説明の簡明化のため、図5では、中間プレート20の第1連通孔21の断面形状(図3参照)を単純化して表している。
図5に示すアウトレットの構造では、第1連通孔21およびノズル孔11の側壁(壁面)は、インクの主な流れ方向(図5中の下方向)に沿った接液面となる。他方、ノズルプレート10の上面の一部は、主な流れ方向と交わる方向(略直交する方向)に伸びるように張り出した接液面(符号10a参照)となり、言い換えると、中間プレート20とノズルプレート10との間で段差を形成する段差面となる。このような段差を形成する接液面(段差面)を有する流路におけるインク(流体)の挙動や問題点等は、図4の例で上述した場合と同様である。
したがって、図5に示す例では、接液面10aの濡れ性は、少なくとも、孔径がより大きい中間プレート20の第1連通孔21の側壁(壁面)の濡れ性よりも高い構成とする。ここで、濡れ性が向上されている接液面10aは、図5に示すように、絞り部としてのノズル孔11の壁面に隣接している。
このような構成とすることにより、従来はインクの流路の隅側(段差部分)に滞留していた気泡Bを含むインクが、相対的に高い濡れ性を有する接液面10aに接することによって該接液面10a上の移動を促され、インクとともに下流側に流れやすくなる。このため、気泡Bの滞留に起因した射出欠の発生が有効に防止ないし抑制される。
加えて、アウトレットでは、印刷時に、ノズル孔11の先端(吐出口)から吐出されるインクのメニスカス形状を維持すること、言い換えるとノズル孔11に形成されたインクのメニスカスが壊れる現象(メニスカスブレーク)を防止することが重要な課題になる。
図5に示す例では、ノズルプレート10のノズル孔11の体積よりも大きな液量のインク滴を射出する場合に、インクのメニスカスMが段差部まで引きこまれるケースを想定している。このようなケースでは、メニスカスMと接液面10aの界面付近で発生する微少な気泡Bが成長して、メニスカスブレイクを生じることがあるが、本実施の形態では、接液面10aの濡れ性が高いため、かかる気泡Bは液体供給方向(図5の例では上側)へ移動しやすくなる。このため、気泡Bがインク滴に圧力を加えることに起因したメニスカスブレイクを抑制することができる。
図4の例と同様に、図5に示す例でも、接液面10aを、ノズルプレート10とは異なる材質の部材(より濡れ性の高い材質の部材)で層状に構成している。一具体例では、中間プレート20およびノズルプレート10の材質は単結晶シリコンであり、他方、接液面10aの材質は、シリコンを含む酸化物である。このような材質とすることにより、段差を形成する接液面10aのインクに対する濡れ性が相対的に高くなり、インク中の気泡Bの移動を促しやすくなる。上述と同様に、シリコンを含む酸化物としては、特にSiOが好ましい。
また、濡れ性およびインク耐性の両方を確保するために、段差を形成する接液面10aの表面を濡れ性の高いSiOなどのシリコン酸化物の層を形成するとともに、かかるシリコン酸化物の層とノズルプレート10の上面との間に、シリコン酸化物よりもインク耐性の高い材料の層(図示せず)を介在させることが好ましい。また、接液面10aの領域よりもインクの流速が早くなる第1連通孔21の面(中間プレート20の孔の壁面)およびノズル孔11の壁面にも、シリコン酸化物よりもインク耐性の高い材料を形成することが好ましい。
かかる構成とすることにより、流路全体のインク耐性を高めつつ、接液面10aの領域における気泡Bの移動を促すことができる。また、図4で説明したように、気泡Bの移動促進を長期に亘って確保することができる。
次に、インレットに段差を持たせた場合の流路の他の構成例を説明する。図6は、インレットに段差を持たせた場合の他の一例を示す。図4と比較して分かるように、図6に示す例では、上流側の駆動プレート40の孔(第3連通孔42)の開口径よりも、下流側の振動板32の孔(第2連通孔33)の開口径が大きくなっている。すなわち、駆動プレート40の第3連通孔42は、圧力室31の上流に連通する流路中に設けられた絞り部の壁面に相当する。
このような構造では、インク中に含まれる気泡Bは、流速の減少(図6中に三角形で示す領域参照)および浮力の作用(図6中の上向き矢印参照)により、段差面となる接液面40aの領域に滞留しやすくなる。
このような構造の場合でも、段差を形成する接液面40aを、少なくとも、孔径がより大きい振動板32とは異なる材質の部材(より濡れ性の高い材質の部材)で構成することにより、上述と同様の効果が得られる。ここで、濡れ性が向上されている接液面40aは、図6に示すように、絞り部としての第3連通孔42の壁面に隣接している。
このような構成とすることにより、従来は流路の隅側(段差部分)に滞留していた気泡Bを含むインクは、相対的に高い濡れ性を有する接液面40aに接することによって該接液面40aに沿って移動を促され、図6中に下向きの矢印で示すように、インクの主要な流れ(矢印F参照)に合流して、下流側に流れやすくなる。このため、気泡Bの滞留に起因した射出欠の発生が有効に防止ないし抑制される。
また、濡れ性およびインク耐性の両方を確保するために、段差を形成する接液面40aの表面を濡れ性の高いSiOなどのシリコン酸化物の層を形成するとともに、かかるシリコン酸化物の層と駆動プレート40の下面との間に、シリコン酸化物よりもインク耐性の高い材料の層(図示せず)を介在させることが好ましい。また、接液面40aの領域よりもインクの流速が早くなる第3連通孔42の面(駆動プレート40の孔の壁面)および第2連通孔33の面にも、シリコン酸化物よりもインク耐性の高い材料を形成することが好ましい。
かかる構成とすることにより、流路全体のインク耐性を高めつつ、接液面40aの領域における気泡Bの移動を促すことができる。また、図4で説明したように、気泡Bの移動促進を長期に亘って確保することができる。
上述した構成例では、インクの流路を形成する上流側および下流側の部材のうちの一方の部材の面にシリコン酸化物の層を設ける構成とした。他の例として、上流側および下流側の両方の部材の面にシリコン酸化物の層を設ける構成としてもよい。このような構成とすることで、上流側の孔と下流側の孔の連結部分の形状(開口径)を同一とし、アライメント時の誤差により段差面が上流側の部材と下流側の部材との両方に出来てしまった場合でも、上述と同様の効果を得ることができる。
図4および図6では、インレットの構造として、駆動プレート40および振動板32間における開口孔の連結部分にシリコン酸化物の層を設ける構成を例示した。インレットの他の構成例として、配線基板50および駆動プレート40間における開口孔の連結部分にシリコン酸化物の層を設ける構成としてもよい。
このように、本実施の形態によれば、インクの流路で段差が発生する領域における各々の接液面の濡れ性に高低を持たせる構成とすることで、従来は段差面の領域に滞留していた気泡Bがインクとともに移動しやすくなる利点が得られる。したがって、本実施の形態によれば、気泡が滞留しやすい構造であっても、気泡の滞留に起因した射出欠を抑制することが可能なインクジェットヘッドおよびインクジェット画像形成装置を提供することができる。
また、本実施の形態によれば、インクの流路において、全体的にインク耐性の高い物質でコーティング等を施す一方、気泡Bが滞留しやすい領域(段差面)を濡れ性の高い物質で形成することにより、射出欠の抑制とともに耐久性の確保も実現することができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 インクジェットヘッド
2 共通インク室
2a インク供給口
2b インク排出口
3 保持部
3a 開口部
4 ヘッドチップ
5 フレキシブル配線基板
10 ノズルプレート
10a 段差を形成する接液面
11 ノズル孔(吐出口、絞り部)
20 中間プレート
21 第1連通孔
30 圧力室形成プレート
31 圧力室
32 振動板
32a 段差を形成する接液面
33 第2連通孔
40 駆動プレート
40a 段差を形成する接液面
42 第3連通孔
50 配線基板
53 第4連通孔
60 アクチュエータ
100 インクジェット画像形成装置
B 気泡

Claims (9)

  1. インク室からノズル開口まで連通するインクの流路が設けられたインクジェットヘッドであって、
    前記流路の一部となる第1孔を規定する壁面を有し、前記インクの流れ方向における上流側に位置する第1の部材と、
    前記流路の一部となる第2孔を規定する壁面を有し、前記インクの流れ方向における前記第2孔の上流側端部が前記第1孔の下流側端部に連結するように、前記第1部材に固定される第2部材と、を備え、
    前記第1孔と前記第2孔との連結部分において段差を形成して前記流れ方向と交わる方向に延びるように前記第1の部材または前記第2の部材のうちいずれかの部材に積層されたシリコン酸化物の層の表面である接液面の濡れ性が、前記第1孔の壁面および前記第2孔の壁面のうち、前記接液面の外側に位置する壁面の濡れ性よりも高
    前記シリコン酸化物の層と前記いずれかの部材との間には、前記シリコン酸化物よりも前記インクへの耐性の高い材料の層が介在されている、
    インクジェットヘッド。
  2. 前記インクを加圧する圧力室を備え、
    前記接液面は、前記圧力室の上流または下流に連通する前記流路中に設けられた絞り部の壁面に隣接している、
    請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記連結部分において、前記第1孔および前記第2孔の一方の孔が他方の孔よりも大きい径を有し、
    前記段差を形成する前記接液面は、小さい内径を有する方の孔の端部でリング状を呈し、
    前記接液面の濡れ性は、前記第1孔および前記第2孔のうち大きい径を有する孔の壁面の濡れ性よりも高い、
    請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記連結部分において、前記第1孔の径は、前記第2孔の径よりも大きい、
    請求項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記第2孔の先端は、前記ノズル開口である、
    請求項に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記連結部分において、前記第2孔の径は、前記第1孔の径よりも大きい、
    請求項に記載のインクジェットヘッド。
  7. インク室からノズル開口まで連通するインクの流路が設けられたインクジェットヘッドであって、
    前記流路の一部となる第1孔を規定する壁面を有し、前記インクの流れ方向における上流側に位置する第1の部材と、
    前記流路の一部となる第2孔を規定する壁面を有し、前記インクの流れ方向における前記第2孔の上流側端部が前記第1孔の下流側端部に連結するように、前記第1の部材に固定される第2の部材と、を備え、
    前記第1孔と前記第2孔との連結部分において段差を形成して前記流れ方向と交わる方向に延びる接液面の濡れ性が、前記第1孔の壁面および前記第2孔の壁面のうち、前記接液面の外側に位置する壁面の濡れ性よりも高く、
    前記連結部分において、前記第2孔が前記第1孔よりも大きい径を有し、
    前記段差を形成する前記接液面は、前記第1孔の端部でリング状を呈し、
    前記接液面の濡れ性は、前記第2孔の壁面の濡れ性よりも高い、
    インクジェットヘッド。
  8. 前記第1孔または前記第2孔における前記インクの流れ方向に沿った壁面は、窒素を含むSi化合物、またはTa,Zr,Hf,Cr,Cを含む酸化物により形成されている、
    請求項1からのいずれかに記載のインクジェットヘッド。
  9. 請求項1からのいずれかに記載のインクジェットヘッドを備えた、
    インクジェット画像形成装置。
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