JP7046107B2 - 空調システム、空調制御装置、空調制御方法及びプログラム - Google Patents

空調システム、空調制御装置、空調制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7046107B2
JP7046107B2 JP2019571846A JP2019571846A JP7046107B2 JP 7046107 B2 JP7046107 B2 JP 7046107B2 JP 2019571846 A JP2019571846 A JP 2019571846A JP 2019571846 A JP2019571846 A JP 2019571846A JP 7046107 B2 JP7046107 B2 JP 7046107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air conditioner
temperature
air conditioning
indoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019571846A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019159241A1 (ja
Inventor
守 濱田
勇人 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019159241A1 publication Critical patent/JPWO2019159241A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7046107B2 publication Critical patent/JP7046107B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/30Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
    • F24F11/48Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring prior to normal operation, e.g. pre-heating or pre-cooling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、建物内の空調を行う技術に関する。
同じ居室空間の空調を外調機と内調機の双方により行うシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2016-95101号公報
上記のように外調機と内調機の両方を運転して空調を行う場合、空調負荷が小さいと、内調機の運転率、詳細には、内調機の室外機が備える圧縮機の運転率が低下することで、内調機の運転効率が低下し、結果として、無駄な電力消費を招いてしまうという問題が知られている。特に、近年、住宅の高断熱化、高気密化が進展し、空調負荷が低減する傾向にあることから、かかる問題を解決するための有意な技術の提案が望まれているのが実情である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、空調負荷が小さい場合であっても、無駄な電力の消費を抑制できる空調システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る空調システムは、
外気を取り込み、取り込んだ外気を温度調整して空調エリアに供給する第1空調機と、
前記空調エリアの空気である屋内空気を取り込み、取り込んだ屋内空気を温度調整して前記空調エリアに供給する第2空調機と、
前記第1空調機と前記第2空調機を制御する空調制御手段と、を備え、
前記空調制御手段は、前記第2空調機の定格能力に対する前記空調エリアの空調負荷の割合を示す負荷率が予め定めた下限値より低い場合、予め定めた停止条件が成立すると、前記第2空調機の運転を停止させ、
前記第1空調機と前記第2空調機が冷房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以下になった場合、又は、前記第1空調機と前記第2空調機が暖房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以上になった場合、前記第2空調機の運転を停止させることなく前記第1空調機が備える室外機の運転を停止させる。
本発明によれば、第2空調機(即ち、内調機)の負荷率が予め定めた下限値より低い場合、予め定めた停止条件が成立すると、第2空調機の運転を停止させるため、無駄な電力の消費を抑制できる。
本発明の実施の形態に係る空調システムの全体構成を示す図 本実施の形態の空調制御装置の構成を示すブロック図 本実施の形態の第1室内機の構成を示すブロック図 本実施の形態の第1室外機の構成を示すブロック図 本実施の形態の第2室内機の構成を示すブロック図 本実施の形態の第2室外機の構成を示すブロック図 本実施の形態の空調制御装置の機能構成を示す図 本実施の形態において、内調機の負荷率と運転効率との関係を示す図 本実施の形態において、内調機の圧縮機の駆動周波数と運転効率との関係を示す図 本実施の形態において、内調機の運転の停止要否を判定するための停止条件について説明するための図 本実施の形態の冷房時の空調制御処理の手順を示すフローチャート 本実施の形態において、外気による冷房効果又は暖房効果が得られる場合の外調機の停止について説明するための図 本実施の形態の暖房時の空調制御処理の手順を示すフローチャート 本発明の他の実施の形態に係る空調システムの全体構成を示す図 本発明の他の実施の形態に係る外調機の室内機の構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る空調システム1の全体構成を示す図である。空調システム1は、オフィスビル等の建物の空調を行うシステムであり、空調制御装置2と、第1室内機3a~3cと、第1室外機4と、第2室内機5a~5cと、第2室外機6と、温度センサ7a~7cと、空調リモコン8とを備える。本実施の形態では、空調システム1は、空調エリアa~cを有する部屋Rの空調を行う。
空調制御装置2は、本発明に係る空調制御手段の一例である。空調制御装置2は、当該建物の各種設備を管理する部屋に設置され、空調システム1の運転を統括して制御する装置である。空調制御装置2は、図2に示すように、通信インタフェース20と、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、二次記憶装置24とを備える。これらの構成部は、バス25を介して相互に接続される
通信インタフェース20は、第1室内機3a~3c、第1室外機4、第2室内機5a~5c及び第2室外機6と無線通信又は有線通信するための1又は複数のNIC(Network Interface Card controller)を備える。
CPU21は、空調制御装置2を統括的に制御する。ROM22は、複数のファームウェアとこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM23は、CPU21の作業領域として使用される。
二次記憶装置24は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)若しくはフラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)等を含んで構成される。二次記憶装置24には、空調制御用のプログラム(以下、空調制御プログラムという。)を含む様々なプログラムと、それらのプログラムの実行時に使用されるデータが記憶される。空調制御装置2の機能の詳細については後述する。
図1に戻り、第1室内機3a~3cと第1室外機4とは、外調機(外気処理空調機)を構成し、本発明に係る第1空調機の一例である。第1室内機3a~3cと第1室外機4とは、冷媒を循環させるための冷媒配管9に接続される。また、第1室内機3a~3cと第1室外機4とは、図示しない通信線にバス接続される。以下、第1室内機3a~3cにて共通する説明については、特に個々を指定せずに第1室内機3と表記する。
第1室内機3a~3cは、それぞれ、空調エリアa~cの天井裏に設置され、外気を取り込み、取り込んだ外気を温度調整して空調エリアa~cに供給する。第1室内機3a~3cは、同一のハードウェア構成を備える。詳細には、第1室内機3は、図3に示すように、ファン30と、熱交換器31と、温度センサ32aと、温度センサ32bと、制御基板33とを備える。ファン30は、例えば、シロッコファンであり、外気を取り込むと共に、対応する空調エリアに温度調整された外気を供給する。ファン30は、制御基板33と通信線34を介して通信可能に接続する。ファン30の回転数、即ち、ファン30による送風量は、制御基板33からの指令に従って調整される。
熱交換器31は、ファン30により取り込まれた外気と第1室外機4からの冷媒との熱交換を行う。熱交換器31は、冷房運転時においては、蒸発器として機能し、暖房運転時においては、凝縮器として機能する。取り込まれた外気は、熱交換器31によって、対応する空調エリアの目標温度となるように温度調整される。
温度センサ32aは、ファン30により取り込まれた外気の温度を計測する。温度センサ32aは、通信線35aを介して制御基板33と通信可能に接続する。温度センサ32aは、計測した温度を示すデータを予め定めたタイミング(例えば、一定時間間隔)で制御基板33に送信する。
温度センサ32bは、熱交換後の外気、即ち、温度調整後の外気の温度を計測する。温度センサ32bは、通信線35bを介して制御基板33と通信可能に接続する。温度センサ32bは、計測した温度を示すデータを予め定めたタイミング(例えば、一定時間間隔)で制御基板33に送信する。
制御基板33は、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリなど(何れも図示せず)を含んで構成される。制御基板33は、上記したように通信線34を介してファン30と通信可能に接続し、また、通信線35a,35bを介して温度センサ32a,32bと通信可能に接続する。また、制御基板33は、図1に示す空調リモコン8と有線又は無線にて通信可能に接続する。
空調リモコン8は、部屋Rの入口付近の壁に、埋め込まれた態様で設置され、ユーザから、空調エリアa~cの空調に関する操作を受け付けるリモートコントローラである。ユーザは、空調リモコン8を操作することで、空調エリアa~cについて、空調の開始又は停止を個別に指示することができる。また、ユーザは、空調リモコン8を操作することで、空調エリアa~cについて、所望の空気温度を個別に設定することができる。
以下、ユーザにより設定された空気温度を目標温度と称する。空調リモコン8は、ユーザにより空調エリアa~cの何れかの空調の開始又は停止を指示する操作が行われると、当該空調エリアに対応する第1室内機3に対して、空調の開始又は停止を通知する。また、空調リモコン8は、ユーザにより空調エリアa~cの何れかの目標温度が設定されると、当該空調エリアに対応する第1室内機3に対して、設定された目標温度を通知する。
第1室内機3の制御基板33は、空調リモコン8から空調の開始の通知を受けると、ファン30の駆動を開始させ、一方、空調リモコン8から空調の停止の通知を受けると、ファン30の駆動を停止させる。
また、制御基板33は、第1室外機4と図示しない通信線を介して通信可能に接続する。制御基板33は、当該第1室内機3の現在の運転状態を示すデータ(以下、第1運転状態データという。)を一定時間間隔(例えば、1分間隔)で第1室外機4に送信する。この運転状態には、目標温度と、送風量と、外気の温度とが含まれる。
さらに、制御基板33は、空調制御装置2と有線又は無線にて通信可能に接続する。制御基板33は、詳細は後述するが、空調制御装置2から単独運転を指示するデータ(以下、単独運転指示データという。)を受信すると、対応する空調エリアの空気の温度と目標温度の温度差に応じてファン30の送風量を調整する制御を行う。
第1室外機4は、図4に示すように、冷媒回路40と制御基板41を備える。冷媒回路40と制御基板41は、通信線42を介して通信可能に接続される。冷媒回路40は、何れも図示しないが、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器などを備える。制御基板41は、第1室内機3a~3cと図示しない通信線を介して通信可能に接続する。制御基板41は、第1室内機3a~3cから上記の第1運転状態データを受信する。制御基板41は、第1室内機3a~3cが、各々の目標温度に調整した外気を空調エリアa~cに供給できるようにするために、冷媒回路40の運転、より詳細には、圧縮機の駆動を制御する。
また、制御基板41は、空調制御装置2と有線又は無線にて通信可能に接続する。制御基板41は、現在の外気の温度と、現在の運転モード(冷房モード又は暖房モード)と、現在の圧縮機の駆動周波数とが格納されたデータを一定時間間隔(例えば、1分間隔)で空調制御装置2に送信する。
また、制御基板41は、空調制御装置2から運転開始又は運転停止を指示するデータを受信すると、冷媒回路40の運転を開始又は停止する。
図1に戻り、第2室内機5a~5cと第2室外機6とは、内調機を構成し、本発明に係る第2空調機の一例である。第2室内機5a~5cと第2室外機6とは、冷媒を循環させるための冷媒配管10に接続される。また、第2室内機5a~5cと第2室外機6とは、図示しない通信線にバス接続される。以下、第2室内機5a~5cにて共通する説明については、特に個々を指定せずに第2室内機5と表記する。
第2室内機5a~5cは、それぞれ、空調エリアa~cの天上面に設置され、空調エリアa~cの空気(即ち、屋内空気)を取り込み、取り込んだ屋内空気を温度調整して空調エリアa~cに供給する。第2室内機5a~5cは、同一のハードウェア構成を備える。詳細には、第2室内機5は、図5に示すように、ファン50と、熱交換器51と、温度センサ52aと、温度センサ52bと、制御基板53とを備える。ファン50は、例えば、シロッコファンであり、屋内空気を取り込むと共に、対応する空調エリアに温度調整された屋内空気を供給する。ファン50は、制御基板53と通信線54を介して通信可能に接続する。ファン50の回転数、即ち、ファン50による送風量は、制御基板53からの指令に従って調整される。
熱交換器51は、ファン50により取り込まれた屋内空気と第2室外機6からの冷媒との熱交換を行う。熱交換器51は、冷房運転時においては、蒸発器として機能し、暖房運転時においては、凝縮器として機能する。取り込まれた屋内空気は、熱交換器51によって、対応する空調エリアの目標温度となるように温度調整される。
温度センサ52aは、ファン50により取り込まれた屋内空気の温度を計測する。温度センサ52aは、通信線55aを介して制御基板53と通信可能に接続する。温度センサ52aは、計測した温度を示すデータを予め定めたタイミング(例えば、一定時間間隔)で制御基板53に送信する。
温度センサ52bは、熱交換後の屋内空気、即ち、温度調整後の屋内空気の温度を計測する。温度センサ52bは、通信線55bを介して制御基板53と通信可能に接続する。温度センサ52bは、計測した温度を示すデータを予め定めたタイミング(例えば、一定時間間隔)で制御基板53に送信する。
制御基板53は、CPU、ROM、RAM、通信インタフェース、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリなど(何れも図示せず)を含んで構成される。制御基板53は、上記したように通信線54を介してファン50と通信可能に接続し、また、通信線55a,55bを介して温度センサ52a,52bと通信可能に接続する。
また、制御基板53は、温度センサ7a~7cの内、対応する空調エリアに設置された何れか1つと有線又は無線にて通信可能に接続する。温度センサ7a~7cは、それぞれ、空調エリアa~cの空気の温度(以下、屋内温度という。)を計測する。温度センサ7a~7cは、それぞれ、計測した屋内温度を示すデータを一定時間間隔(例えば、1分間隔)で第2室内機5a~5cに送信する。
また、制御基板53は、空調リモコン8と有線又は無線にて通信可能に接続する。空調リモコン8は、ユーザにより空調エリアa~cの何れかの空調の開始又は停止を指示する操作が行われると、当該空調エリアに対応する第2室内機5に対して、空調の開始又は停止を通知する。また、空調リモコン8は、ユーザにより空調エリアa~cの何れかの目標温度が設定されると、当該空調エリアに対応する第2室内機5に対して、設定された目標温度を通知する。
制御基板53は、空調リモコン8から空調の開始の通知を受けると、ファン50の駆動を開始させる。以後、制御基板53は、ファン50の送風量を、対応する空調エリアの屋内温度と目標温度の温度差に応じて調整する制御を行う。一方、空調リモコン8から空調の停止の通知を受けると、制御基板53は、ファン50の駆動を停止させる。
また、制御基板53は、第2室外機6と図示しない通信線を介して通信可能に接続する。制御基板53は、当該第2室内機5の現在の運転状態を示すデータ(以下、第2運転状態データという。)を一定時間間隔(例えば、1分間隔)で第2室外機6に送信する。この運転状態には、目標温度と、送風量と、屋内温度とが含まれる。
さらに、制御基板53は、空調制御装置2と有線又は無線にて通信可能に接続する。制御基板53は、空調制御装置2から運転開始を指示するデータを受信すると、ファン50の駆動を開始させる。以後、制御基板53は、ファン50の送風量を、対応する空調エリアの屋内温度と目標温度の温度差に応じて調整する制御を行う。一方、空調制御装置2から運転の停止を指示するデータを受信すると、制御基板53は、ファン50の駆動を停止させる。
第2室外機6は、図6に示すように、冷媒回路60と制御基板61を備える。冷媒回路60と制御基板61は、通信線62を介して通信可能に接続される。冷媒回路60は、何れも図示しないが、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器などを備える。制御基板61は、第2室内機5a~5cと図示しない通信線を介して通信可能に接続する。制御基板61は、第2室内機5a~5cから上記の第2運転状態データを受信する。制御基板61は、第2室内機5a~5cが、各々の目標温度に調整した屋内空気を空調エリアa~cに供給できるようにするために、冷媒回路60の運転、より詳細には、圧縮機の駆動を制御する。
また、制御基板61は、空調制御装置2と有線又は無線にて通信可能に接続する。制御基板61は、現在の空調エリアa~cの屋内温度と、現在の運転モード(冷房モード又は暖房モード)と、現在の圧縮機の駆動周波数とが格納されたデータを一定時間間隔(例えば、1分間隔)で空調制御装置2に送信する。
また、制御基板61は、空調制御装置2から運転開始又は運転停止を指示するデータを受信すると、冷媒回路60の運転を開始又は停止する。
続いて、空調制御装置2の機能について説明する。空調制御装置2は、機能的には、図7に示すように、低負荷判定部200と、停止要否判定部201と、開始要否判定部202と、機器制御部203とを備える。これらの機能部は、CPU21によって、二次記憶装置24に記憶される前述した空調制御プログラムが実行されることで実現される。
低負荷判定部200は、外調機と内調機の両方が運転中の場合、内調機の負荷率が低いか否か、詳細には、内調機の負荷率が予め定めた下限値より低いか否かを判定する。内調機の負荷率とは、内調機の定格能力、詳細には、第2室外機6の定格能力に対する空調エリアの空調負荷の割合を意味する。空調負荷とは、空調エリアの空気温度が目標温度となるように冷却又は加熱しなければならない熱量である。本実施の形態では、低負荷判定部200は、内調機(詳細には、第2室外機6)の圧縮機の駆動周波数に基づいて、上記の判定を行う。具体的には、内調機の圧縮機の駆動周波数が、予め定めた閾値xより小さい場合、低負荷判定部200は、内調機の負荷率が上記の下限値より低いと判定する。
本実施の形態において、内調機の負荷率と運転効率との関係は、図8に示すようになり、負荷率が低いと運転効率が低下する関係にあることが判る。また、本実施の形態において、内調機の圧縮機の駆動周波数と運転効率との関係は、図9に示すようになる。図8、図9で示される関係は、一般的な内調機についても該当する。閾値xは、図8、図9に示される関係から導出される負荷率と駆動周波数との関係に基づいて定められる。
低負荷判定部200は、内調機の負荷率が上記の下限値より低い、即ち、内調機の圧縮機の駆動周波数が閾値xより小さいと判定すると、その旨を停止要否判定部201に通知する。
停止要否判定部201は、本発明に係る判定手段の一例である。停止要否判定部201は、内調機の運転を停止する必要があるか否かを判定する。詳細には、停止要否判定部201は、予め定めた停止条件が成立するか否かにより、内調機の運転を停止する必要があるか否かを判定する。本実施の形態では、停止要否判定部201は、内調機を停止した場合の外調機(詳細には、第1室外機4)の圧縮機の駆動周波数Fpを推定し、推定した駆動周波数Fpに対応する外調機の運転効率ηpが、現在の外調機の圧縮機の駆動周波数Fnに対応する運転効率ηnより高い場合(図10参照)、停止条件が成立すると判定する。外調機の圧縮機の駆動周波数と外調機の運転効率との関係を示すデータは、二次記憶装置24に保存されている。
停止要否判定部201は、例えば、現在の内調機(詳細には、第2室外機6)の圧縮機の駆動周波数Fiを、外調機の圧縮機の駆動周波数Fi_vに換算し、換算した駆動周波数Fi_vを、上記の駆動周波数Fnに加算することで駆動周波数Fpを推定する。この換算は、外調機の圧縮機の性能仕様と、内調機の圧縮機の性能仕様とから導出された換算式を使用して行われる。停止要否判定部201は、内調機の運転を停止する必要があると判定すると、内調機の運転停止を機器制御部203に指示する。
開始要否判定部202は、外調機又は内調機の何れか一方の運転が停止中に、当該停止中の外調機又は内調機の運転を開始する必要があるか否かを判定する。なお、本実施の形態において、外調機の運転が停止中とは、外調機の第1室外機4の運転が停止中であることを意味する。これは、換気のため、外調機の第1室内機3a~3cは、常時の運転が必要とされるからである。一方、内調機の運転が停止中とは、内調機を構成する全ての機器、即ち、第2室内機5a~5c及び第2室外機6の運転が停止中であることを意味する。
開始要否判定部202は、詳細には、外調機の運転が停止中の場合、内調機の負荷が大きいか否かを判定する。内調機の負荷とは、空調エリアの空気温度が目標温度となるように内調機が冷却又は加熱しなければならない熱量である。本実施の形態では、開始要否判定部202は、現在の内調機の圧縮機の駆動周波数Fniが、予め定めた値y_iよりも大きい場合、内調機の負荷が大きいと判定する。内調機の負荷が大きいと判定すると、開始要否判定部202は、外調機(詳細には、第1室外機4)の運転を開始する必要があると判定する。
また、開始要否判定部202は、内調機の運転が停止中の場合、外調機の負荷が大きいか否かを判定する。外調機の負荷とは、空調エリアの空気温度が目標温度となるように外調機が冷却又は加熱しなければならない熱量である。本実施の形態では、開始要否判定部202は、現在の外調機の圧縮機の駆動周波数Fnが、予め定めた値y_vよりも大きい場合、外調機の負荷が大きいと判定する。外調機の負荷が大きいと判定すると、開始要否判定部202は、内調機の運転を開始する必要があると判定する。
開始要否判定部202は、外調機の運転を開始する必要があると判定すると、外調機の運転開始を機器制御部203に指示する。また、開始要否判定部202は、内調機の運転を開始する必要があると判定すると、内調機の運転開始を機器制御部203に指示する。
機器制御部203は、本発明に係る機器制御手段の一例である。機器制御部203は、停止要否判定部201から内調機の運転停止の指示を受けると、内調機の運転を停止させる。具体的には、機器制御部203は、第2室内機5a~5c及び第2室外機6に対して、運転停止を指示するデータを送信する。これにより、内調機、即ち、第2室内機5a~5c及び第2室外機6は、運転を停止する。また、機器制御部203は、外調機の第1室内機3a~3cに対して、前述した単独運転指示データを送信する。この単独運転指示データには、当該第1室内機3に対応する空調エリアの屋内温度が格納されている。つまり、第1室内機3aに対する単独運転指示データには、空調エリアaの温度センサ7aにより計測された屋内温度が格納され、第1室内機3bに対する単独運転指示データには、空調エリアbの温度センサ7bにより計測された屋内温度が格納され、第1室内機3cに対する単独運転指示データには、空調エリアcの温度センサ7cにより計測された屋内温度が格納されている。
以後、機器制御部203は、外調機の単独運転を解除するまで、一定時間間隔(例えば、1分間隔)で第1室内機3a~3cに対して単独運転指示データを送信する。これにより、第1室内機3a~3cは、空調エリアa~cの屋内温度に応じた空調を行う。詳細には、第1室内機3a~3cは、空調エリアa~cの屋内温度と各々の目標温度の温度差に応じて送風量を調整する。
また、機器制御部203は、開始要否判定部202から外調機の運転開始の指示を受けると、外調機の運転を開始させる。具体的には、機器制御部203は、外調機の第1室外機4に対して、運転開始を指示するデータを送信する。これにより、第1室外機4は運転を開始する。また、機器制御部203は、開始要否判定部202から内調機の運転開始の指示を受けると、内調機の運転を開始させる。具体的には、機器制御部203は、第2室内機5a~5c及び第2室外機6に対して、運転開始を指示するデータを送信する。これにより、第2室内機5a~5c及び第2室外機6は、運転を開始する。また、開始要否判定部202から内調機の運転開始の指示を受けると、機器制御部203は、外調機の単独運転を解除し、単独運転指示データの送信を停止する。
図11は、空調制御装置2により実行される冷房時の空調制御処理の手順を示すフローチャートである。空調制御装置2は、空調システム1の運転モードが冷房モードの場合、以下の空調制御処理を一定時間間隔(例えば、1分間隔)で繰り返し実行する。
外調機と内調機の両方が運転中の場合(ステップS101;YES)、空調制御装置2は、外気の温度が屋内温度より高いか否かを判定する(ステップS102)。ここでの屋内温度とは、温度センサ7a~7cにより計測された空調エリアa~cの屋内温度の平均である。
外気の温度が屋内温度より高い場合(ステップS102;YES)、低負荷判定部200は、前述したようにして内調機の負荷率が低いか否かを判定する(ステップS103)。一方、外気の温度が屋内温度より高くない場合(ステップS102;NO)、機器制御部203は、外調機の運転、即ち、第1室外機4の運転を停止させる(ステップS104)。かかる状況では、外気を温度調整することなく、そのまま屋内に取り込んでも冷房効果が得られることから、外調機の運転、即ち、第1室外機4の運転を停止することで、省エネルギー効果を得ることができる。加えて、空調を内調機に集約することで、内調機の負荷率が上昇し、内調機の運転効率が向上するため(図12参照)、結果として、内調機の省エネルギー化も図れる。ステップS104の後、本周期での空調制御処理は終了する。
低負荷判定部200が、内調機の負荷率が低いと判定した場合(ステップS103:YES)、停止要否判定部201は、内調機の運転を停止する必要があるか否か、即ち、前述した停止条件が成立するか否かを判定する(ステップS105)。停止条件が成立する場合(ステップS105;YES)、機器制御部203は、内調機の運転を停止させる(ステップS106)。その後、本周期での空調制御処理は終了する。一方、停止条件が成立しない場合(ステップS105;NO)、本周期での空調制御処理は終了する。
外調機又は内調機の何れか一方が停止中の場合であって(ステップS101;NO)、内調機が運転中の場合(ステップS107;YES)、開始要否判定部202は、外調機の運転を開始する必要があるか否か、即ち、前述したようにして内調機の負荷が大きいか否かを判定する(ステップS108)。内調機の負荷が大きい場合(ステップS108;YES)、機器制御部203は、外調機、即ち、第1室外機4の運転を開始させる(ステップS109)。その後、本周期での空調制御処理は終了する。一方、内調機の負荷が大きくない場合(ステップS108;NO)、本周期での空調制御処理は終了する。
外調機又は内調機の何れか一方が停止中の場合であって(ステップS101;NO)、外調機が運転中の場合(ステップS107;NO)、開始要否判定部202は、内調機の運転を開始する必要があるか否か、即ち、前述したようにして外調機の負荷が大きいか否かを判定する(ステップS110)。外調機の負荷が大きい場合(ステップS110;YES)、機器制御部203は、内調機の運転を開始させる(ステップS111)。その後、本周期での空調制御処理は終了する。一方、外調機の負荷が大きくない場合(ステップS110;NO)、本周期での空調制御処理は終了する。
図13は、空調制御装置2により実行される暖房時の空調制御処理の手順を示すフローチャートである。空調制御装置2は、空調システム1の運転モードが暖房モードの場合、以下の空調制御処理を一定時間間隔(例えば、1分間隔)で繰り返し実行する。
外調機と内調機の両方が運転中の場合(ステップS201;YES)、空調制御装置2は、外気の温度が屋内温度より低いか否かを判定する(ステップS202)。ここでの屋内温度とは、冷房時の空調制御処理と同様、温度センサ7a~7cにより計測された空調エリアa~cの屋内温度の平均である。
外気の温度が屋内温度より低い場合(ステップS202;YES)、低負荷判定部200は、前述したようにして内調機の負荷率が低いか否かを判定する(ステップS203)。一方、外気の温度が屋内温度より低くない場合(ステップS202;NO)、機器制御部203は、外調機の運転、即ち、第1室外機4の運転を停止させる(ステップS204)。かかる状況では、外気を温度調整することなく、そのまま屋内に取り込んでも暖房効果が得られることから、外調機の運転、即ち、第1室外機4の運転を停止することで、省エネルギー効果を得ることができる。加えて、空調を内調機に集約することで、内調機の負荷率が上昇し、内調機の運転効率が向上するため(図12参照)、結果として、内調機の省エネルギー化も図れる。ステップS204の後、本周期での空調制御処理は終了する。
低負荷判定部200が、内調機の負荷率が低いと判定した場合(ステップS203:YES)、停止要否判定部201は、内調機の運転を停止する必要があるか否か、即ち、前述した停止条件が成立するか否かを判定する(ステップS205)。停止条件が成立する場合(ステップS205;YES)、機器制御部203は、内調機の運転を停止させる(ステップS206)。その後、本周期での空調制御処理は終了する。一方、停止条件が成立しない場合(ステップS205;NO)、本周期での空調制御処理は終了する。
外調機又は内調機の何れか一方が停止中の場合であって(ステップS201;NO)、内調機が運転中の場合(ステップS207;YES)、開始要否判定部202は、外調機の運転を開始する必要があるか否か、即ち、前述したようにして内調機の負荷が大きいか否かを判定する(ステップS208)。内調機の負荷が大きい場合(ステップS208;YES)、機器制御部203は、外調機、即ち、第1室外機4の運転を開始させる(ステップS209)。その後、本周期での空調制御処理は終了する。一方、内調機の負荷が大きくない場合(ステップS208;NO)、本周期での空調制御処理は終了する。
外調機又は内調機の何れか一方が停止中の場合であって(ステップS201;NO)、外調機が運転中の場合(ステップS207;NO)、開始要否判定部202は、内調機の運転を開始する必要があるか否か、即ち、前述したようにして外調機の負荷が大きいか否かを判定する(ステップS210)。外調機の負荷が大きい場合(ステップS210;YES)、機器制御部203は、内調機の運転を開始させる(ステップS211)。その後、本周期での空調制御処理は終了する。一方、外調機の負荷が大きくない場合(ステップS210;NO)、本周期での空調制御処理は終了する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る空調システム1によれば、外調機と内調機が共に運転中の際、内調機の負荷率が低い場合には、内調機の運転を停止し、外調機単独での空調を実行する。これにより、内調機の低負荷率での運転、即ち、低運転効率での運転を回避できるため、無駄な電力の消費を抑制できる。また、内調機の運転を停止させることで、外調機の負荷が上昇し、外調機を効率良く運転させることができる。このため、省エネルギー化も図れる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、第2室外機6が、冷媒回路60を循環する冷媒の流量を計測する冷媒流量センサを備える場合、低負荷判定部200は、内調機の負荷率が低いか否かを、上記の冷媒の流量が、予め定めた閾値より小さいが否かで判定してもよい。
また、第2室外機6が、冷媒回路60を循環する冷媒の流量を計測する冷媒流量センサを備える場合、停止要否判定部201は、上記の冷媒の流量を使用して、内調機を停止した場合における第1室外機4の圧縮機の駆動周波数Fpを推定してもよい。詳細には、停止要否判定部201は、上記の冷媒の流量を第1室外機4の圧縮機の駆動周波数の増加分ΔFに換算し、換算したΔFを現在の第1室外機4の圧縮機の駆動周波数Fnに加算することで駆動周波数Fpを推定する。
また、上記の実施の形態の空調システム1では、外調機を構成する室内機(第1室内機3a~3c)を各空調エリアに対応して1台ずつ設置した。しかし、図14に示す本発明の他の実施の形態に係る空調システム1Aのように、外調機を構成する1台の室内機(第1室内機11)によって温度調整された外気をダクト12を介して各空調エリアに供給する構成を採用してもよい。空調システム1Aでは、第1室内機11と第1室外機4により外調機が構成される。第1室内機11と第1室外機4とは、冷媒を循環させるための冷媒配管13に接続される。また、第1室内機11と第1室外機4とは、図示しない通信線にバス接続される。
第1室内機11の図示しない空気の吹出口には、ダクト12が連結されている。ダクト12は、天井裏に配設され、第1室内機11から供給される空気(詳細には、温度調整された外気)を空調エリアa~cへ導くために複数の分岐路に枝分かれしている。各分岐路の末端は、各空調エリアの天井に設けられた空気吹出口に連結されている。また、ダクト12には、各分岐路に対応してVAV(Variable Air Volume)14a~14cが設けられている。VAV14a~14cは、第1室内機11の図示しない制御基板と有線又は無線にて通信可能に接続される。第1室内機11の制御基板は、空調制御装置2から前述した単独運転指示データを受信すると、各空調エリアの屋内温度と目標温度の温度差に応じてVAV14a~14cを調整する。
また、外調機を構成する室内機に、図15に示すように全熱交換器又は顕熱交換器を搭載してもよい。図15に示す室内機15では、熱交換器150は、ファン151により吸い込まれた空調エリアの空気(即ち、屋内空気)と、ファン152により吸い込まれた外気との熱交換を行う。熱交換器150は、全熱交換器又は顕熱交換器である。熱交換器150によって熱交換された外気は、熱交換器153によって温度調整され、ファン152によって給気として空調エリアへ供給される。熱交換器153は、外気と第1室外機4からの冷媒との熱交換を行う。熱交換器153は、冷房運転時においては、蒸発器として機能し、暖房運転時においては、凝縮器として機能する。また、熱交換器150によって熱交換された屋内空気は、ファン151によって排気として屋外に排出される。
外調機の室内機を図15に示すような構成とすることで、換気負荷を低減でき、省エネルギー化が図れる。
また、空調制御装置2の少なくとも一部の機能が、第1室内機3の制御基板33、第1室外機4の制御基板41、第2室内機5の制御基板53、第2室外機6の制御基板61、又は、空調リモコン8で実現されるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、空調制御装置2のCPU21によって二次記憶装置24に記憶されている空調制御プログラムが実行されることで、空調制御装置2の各機能部(図7参照)が実現された。
しかし、空調制御装置2の機能部の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせ等である。
また、上記の空調制御プログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク(Magneto-Optical Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、HDD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、かかるプログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記実施の形態における空調制御装置2として機能させることも可能である。
また、空調制御プログラムをインターネット上の他のサーバが有するディスク装置等に格納しておき、当該サーバから空調制御装置2に空調制御プログラムがダウンロードされるようにしてもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能である。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、建物内の空調を行う技術に好適に採用され得る。
1,1A 空調システム、2 空調制御装置、3a~3c,11 第1室内機、4 第1室外機、5a~5c 第2室内機、6 第2室外機、7a~7c,32a,32b,52a,52b 温度センサ、8 空調リモコン、9,10,13 冷媒配管、12 ダクト、14a~14c VAV、15 室内機、20 通信インタフェース、21 CPU、22 ROM、23 RAM、24 二次記憶装置、25 バス、30,50,151,152 ファン、31,51,150,153 熱交換器、33,41,53,61 制御基板、34,35a,35b,42,54,55a,55b,62 信号線、40,60 冷媒回路、200 低負荷判定部、201 停止要否判定部、202 開始要否判定部、203 機器制御部

Claims (6)

  1. 外気を取り込み、取り込んだ外気を温度調整して空調エリアに供給する第1空調機と、
    前記空調エリアの空気である屋内空気を取り込み、取り込んだ屋内空気を温度調整して前記空調エリアに供給する第2空調機と、
    前記第1空調機と前記第2空調機を制御する空調制御手段と、を備え、
    前記空調制御手段は、前記第2空調機の定格能力に対する前記空調エリアの空調負荷の割合を示す負荷率が予め定めた下限値より低い場合、予め定めた停止条件が成立すると、前記第2空調機の運転を停止させ、
    前記第1空調機と前記第2空調機が冷房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以下になった場合、又は、前記第1空調機と前記第2空調機が暖房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以上になった場合、前記第2空調機の運転を停止させることなく前記第1空調機が備える室外機の運転を停止させる、空調システム。
  2. 前記空調制御手段は、前記第2空調機が備える圧縮機の駆動周波数が予め定めた閾値より小さい場合に、前記負荷率が前記下限値より低いと判定する、請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記停止条件の成立有無を判定する判定手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記第2空調機を停止した場合の前記第1空調機の運転効率を推定し、推定した前記第1空調機の運転効率が、現在の前記第1空調機の運転効率より高い場合、前記停止条件が成立すると判定する、請求項1又は2に記載の空調システム。
  4. 外気を取り込み、取り込んだ外気を温度調整して空調エリアに供給する第1空調機と、
    前記空調エリアの空気である屋内空気を取り込み、取り込んだ屋内空気を温度調整して前記空調エリアに供給する第2空調機と、を制御する空調制御装置であって、
    前記第2空調機の定格能力に対する前記空調エリアの空調負荷の割合を示す負荷率が予め定めた下限値より低い場合、予め定めた停止条件が成立すると、前記第2空調機の運転を停止させる機器制御手段を備え、
    前記機器制御手段は、前記第1空調機と前記第2空調機が冷房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以下になった場合、又は、前記第1空調機と前記第2空調機が暖房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以上になった場合、前記第2空調機の運転を停止させることなく前記第1空調機が備える室外機の運転を停止させる、空調制御装置。
  5. 外気を取り込み、取り込んだ外気を温度調整して空調エリアに供給する第1空調機と、
    前記空調エリアの空気である屋内空気を取り込み、取り込んだ屋内空気を温度調整して前記空調エリアに供給する第2空調機と、を制御する空調制御手段によって実行される空調制御方法であって、
    前記第2空調機の定格能力に対する前記空調エリアの空調負荷の割合を示す負荷率が予め定めた下限値より低い場合、予め定めた停止条件が成立すると、前記第2空調機の運転を停止させ、
    前記第1空調機と前記第2空調機が冷房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以下になった場合、又は、前記第1空調機と前記第2空調機が暖房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以上になった場合、前記第2空調機の運転を停止させることなく前記第1空調機が備える室外機の運転を停止させる、空調制御方法。
  6. 外気を取り込み、取り込んだ外気を温度調整して空調エリアに供給する第1空調機と、
    前記空調エリアの空気である屋内空気を取り込み、取り込んだ屋内空気を温度調整して前記空調エリアに供給する第2空調機と、を制御するコンピュータを、
    前記第2空調機の定格能力に対する前記空調エリアの空調負荷の割合を示す負荷率が予め定めた下限値より低い場合、予め定めた停止条件が成立すると、前記第2空調機の運転を停止させる機器制御手段、として機能させ、
    前記機器制御手段は、前記第1空調機と前記第2空調機が冷房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以下になった場合、又は、前記第1空調機と前記第2空調機が暖房運転中に前記外気の温度が前記屋内空気の温度以上になった場合、前記第2空調機の運転を停止させることなく前記第1空調機が備える室外機の運転を停止させる、プログラム。
JP2019571846A 2018-02-13 2018-02-13 空調システム、空調制御装置、空調制御方法及びプログラム Active JP7046107B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/004940 WO2019159241A1 (ja) 2018-02-13 2018-02-13 空調システム、空調制御装置、空調制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019159241A1 JPWO2019159241A1 (ja) 2020-12-17
JP7046107B2 true JP7046107B2 (ja) 2022-04-01

Family

ID=67618942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019571846A Active JP7046107B2 (ja) 2018-02-13 2018-02-13 空調システム、空調制御装置、空調制御方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7046107B2 (ja)
WO (1) WO2019159241A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6769522B1 (ja) * 2019-05-31 2020-10-14 ダイキン工業株式会社 空調システム
CN115371138A (zh) * 2021-05-20 2022-11-22 青岛海尔空调器有限总公司 新风风机和空调室内机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006145070A (ja) 2004-11-17 2006-06-08 Hitachi Ltd 空調システム及び空調システム制御方法
JP2013238376A (ja) 2012-05-16 2013-11-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01107042A (ja) * 1987-10-19 1989-04-24 Matsushita Seiko Co Ltd 空気調和機の集中管理システム
JPH04208348A (ja) * 1990-11-30 1992-07-30 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP5029913B2 (ja) * 2008-07-04 2012-09-19 株式会社日立プラントテクノロジー 空調システム及びその制御方法
JP5612978B2 (ja) * 2010-09-17 2014-10-22 鹿島建設株式会社 空調システム
JP5940295B2 (ja) * 2011-12-27 2016-06-29 株式会社竹中工務店 空調制御システム及び空調制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006145070A (ja) 2004-11-17 2006-06-08 Hitachi Ltd 空調システム及び空調システム制御方法
JP2013238376A (ja) 2012-05-16 2013-11-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019159241A1 (ja) 2019-08-22
JPWO2019159241A1 (ja) 2020-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6754956B2 (ja) 空調システム、空調システムコントローラ
JP5404777B2 (ja) 空気調和装置
CN110662925B (zh) 空调系统
JP4905939B2 (ja) 空調システムの運転制御方法
JP7042731B2 (ja) 空調制御システム
JP5695861B2 (ja) 外気処理空調機およびそれを用いたマルチ空調システム
JP7046107B2 (ja) 空調システム、空調制御装置、空調制御方法及びプログラム
JP5312286B2 (ja) 空気調和機の制御装置、冷凍装置の制御装置
JP7490831B2 (ja) 空調システムの制御装置、制御方法、制御プログラムおよび空調システム
EP3370005B1 (en) Air-conditioning system
JP6685418B2 (ja) 空調システム、空調制御装置、空調方法及びプログラム
JP6849345B2 (ja) 空調システムの制御装置、制御方法および制御プログラム
JP5452284B2 (ja) 空気調和システム
JP7181477B2 (ja) 空気調和システム
JP7199529B2 (ja) 制御装置、空気環境調整システム、空気環境調整方法、プログラム、及び記録媒体
JP7042628B2 (ja) 空調システム、制御装置、空調制御方法及びプログラム
JP2020180782A (ja) 空調システムの制御装置、制御方法、制御プログラムおよび空調システム
JP2021188811A (ja) 空調システム、空調装置、及び、空調制御方法
JP6787726B2 (ja) 空調システムの制御装置、制御方法、制御プログラムおよび空調システム
JP6365649B2 (ja) 空気調和システム
JP7357673B2 (ja) 制御装置、空気環境調整システム、空気環境調整方法、プログラム、及び記録媒体
JP2018162905A (ja) 空気循環制御装置、空気循環制御方法、および、全館空調システム
JP7209485B2 (ja) 空気調和システム
JP6381806B2 (ja) 空調システム、空調機及び空調方法
JP2019070473A (ja) 空調システム、空調装置、制御装置及び空調方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200622

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7046107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150