JP7045521B2 - 室外機および空気調和機 - Google Patents
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Description
本発明は、室内機と通信線を介して接続される室外機および空気調和機に関する。
空気調和機は室内機と室外機とで構成され、室内機と室外機とは通信線を介して、空調制御を行うための情報を送受信する。室外機は、室内機から送信される温度情報に基づいて動作する。このため、通信線に異常が発生し室外機が室内機から温度情報を取得できない場合、室外機が動作できないという問題があった。特許文献1は、通信線が故障した場合、室外機があらかじめ定められた制御で運転する空気調和機を開示する。
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和機は通信線に異常が発生した場合でも運転を継続することはできるが、室外機があらかじめ定められた制御、具体的には、圧縮機のインバータの周波数を一定とさせて運転する。このため、室外機が実際の室内の温度に適さない運転を行ってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、室内機と室外機とを接続する通信線に異常が発生した場合でも、実際の室内の温度に適した運転を継続することができる室外機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る室外機は、空気調和機の運転モードの入力を受け付ける操作装置から運転モードを取得する室内機と、室内機と通信線を介して接続される室外機とを備える空気調和機の室外機であって、第1のファンおよび圧縮機を備える第1のアクチュエータ装置と、第1のアクチュエータ装置を制御し、室内機が取得した室内の温度情報および運転モードを室内機から取得する第1の運転制御部と、室内の温度情報および運転モードを保存する記憶部と、を備え、第1の運転制御部は、通信線に異常が発生した場合、室内の温度情報の代用値を、記憶部に保存されている室内の温度情報および運転モードを用いて決定し、代用値に基づいて第1のアクチュエータ装置を動作させる。
本発明に係る室外機は、室内機と室外機とを接続する通信線に異常が発生した場合でも、実際の室内の温度に適した運転を継続することができるという効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態に係る室外機および空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる空気調和機の機能ブロックを示す図である。空気調和機10は、室外機20と、室内機30と、操作装置40とを備える。室外機20と室内機30とは、図示しない冷媒配管を介して接続される。冷媒が冷媒配管に充填され、冷媒配管を介して室外機20と室内機30との間を循環することで、空気調和機10は室内と室外との間で熱交換を行う。室外機20と室内機30とはそれぞれ通信線50と接続し、通信線50を介して空調制御を行うための情報を送受信する。操作装置40は、空気調和機10の設定を変更するときに用いられる装置である。例えば、操作装置40は、ディスプレイおよびボタンを備えるリモートコントローラである。使用者は操作装置40を操作することで空気調和機10の運転を開始または停止させることができる。また、使用者は操作装置40を操作することで、空気調和機10が設置される室内の温度の設定を変更することができる。空気調和機10が設置される室内の温度は設定温度とも呼ばれる。また、使用者は、操作装置40を操作することで、空気調和機10を暖房または冷房で動作させる運転モードの設定を変更することができる。つまり、操作装置40は、空気調和機10の運転モードの入力を受け付ける。操作装置40と室内機30とは、通信線50とは異なる通信線を用いて有線で通信する。または、操作装置40と室内機30とは、無線で通信する。操作装置40で設定された内容は室内機30に送信される。
図1は、実施の形態にかかる空気調和機の機能ブロックを示す図である。空気調和機10は、室外機20と、室内機30と、操作装置40とを備える。室外機20と室内機30とは、図示しない冷媒配管を介して接続される。冷媒が冷媒配管に充填され、冷媒配管を介して室外機20と室内機30との間を循環することで、空気調和機10は室内と室外との間で熱交換を行う。室外機20と室内機30とはそれぞれ通信線50と接続し、通信線50を介して空調制御を行うための情報を送受信する。操作装置40は、空気調和機10の設定を変更するときに用いられる装置である。例えば、操作装置40は、ディスプレイおよびボタンを備えるリモートコントローラである。使用者は操作装置40を操作することで空気調和機10の運転を開始または停止させることができる。また、使用者は操作装置40を操作することで、空気調和機10が設置される室内の温度の設定を変更することができる。空気調和機10が設置される室内の温度は設定温度とも呼ばれる。また、使用者は、操作装置40を操作することで、空気調和機10を暖房または冷房で動作させる運転モードの設定を変更することができる。つまり、操作装置40は、空気調和機10の運転モードの入力を受け付ける。操作装置40と室内機30とは、通信線50とは異なる通信線を用いて有線で通信する。または、操作装置40と室内機30とは、無線で通信する。操作装置40で設定された内容は室内機30に送信される。
室外機20は、第1の運転制御部21と、第1のアクチュエータ装置22と、第1の識別部23と、第1の温度検出部24と、記憶部25とを備える。第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22の動作の制御を行う。また、第1の運転制御部21は、通信線50の異常を検知し、異常を検知した場合、操作装置40が受け付けた運転モードの設定の情報を用いて、第1のアクチュエータ装置22の制御を行う。第1の運転制御部21の動作の詳細については後述する。第1のアクチュエータ装置22は、圧縮機およびファンを備える。第1のアクチュエータ装置22が備えるファンは、第1のファンとも呼ばれる。第1のアクチュエータ装置22は、圧縮機を運転させることで冷媒を圧縮する。また、第1のアクチュエータ装置22は、ファンを回転させ、室外機20に備えられる熱交換器に風を当てることで熱交換を促す。第1の識別部23は、操作装置40からオンまたはオフの設定が入力され、オンまたはオフの設定を保持する。設定がオンであるとは、第1の識別部23が記憶している設定情報がオンを示す値であることをいう。また、設定がオフであるとは、第1の識別部23が記憶している設定情報がオフを示す値であることをいう。第1の識別部23のオンまたはオフの設定の情報は、第1の設定情報と呼ばれ第1のアクチュエータ装置22の動作可否を示す。第1の識別部23がオンであるとは、第1のアクチュエータ装置22が動作可であることを示す。第1の識別部23がオフであるとは、第1のアクチュエータ装置22が動作否であることを示す。なお、第1の識別部23は、操作装置40からオンまたはオフの設定が入力されるとしたが、例えば、空気調和機10の外部の端末から設定が入力されるとしてもよい。第1の識別部23の動作の詳細については後述する。
第1の温度検出部24は、複数のサーミスタであり、屋外の温度、熱交換器の温度、および圧縮機付近の温度を検出する。第1の温度検出部24は、検出した温度を第1の運転制御部21に出力する。第1の運転制御部21は、温度を取得された場所ごとに収集し、収集した温度を温度の情報として記憶部25に出力する。第1の運転制御部21は、収集した温度の情報を用いて第1のアクチュエータ装置22を制御する。記憶部25は、第1の運転制御部21で収集された温度の情報をあらかじめ定められた期間保存する。また、記憶部25は、通信線50を介して、室内機30から受け取った室内の温度の情報をあらかじめ定められた期間保存する。また、記憶部25は、通信線50を介して、操作装置40で設定された設定温度および運転モードの情報を室内機30から取得し、設定温度および運転モードを保存する。
室内機30は、第2の運転制御部31と、第2のアクチュエータ装置32と、第2の識別部33と、第2の温度検出部34と、を備える。第2の運転制御部31は、第2のアクチュエータ装置32の動作の制御を行う。また、第2の運転制御部31は、通信線50の異常を検知し、異常を検知した場合、第2の識別部33の情報と操作装置40が受け付けた運転モードの設定の情報とを用いて、第2のアクチュエータ装置32の制御を行う。第2の運転制御部31の動作の詳細については後述する。第2のアクチュエータ装置32は、ファンを備える。第2のアクチュエータ装置32は、ファンを回転させることで室内に冷風または暖風を送る。第2のアクチュエータ装置32が備えるファンは第2のファンとも呼ばれる。第2の識別部33は、操作装置40からオンまたはオフの設定が入力され、オンまたはオフの設定を保持する。オンまたはオフの設定は、第2のアクチュエータ装置32の動作可否を示す。第2の識別部33のオンまたはオフの設定の情報は、第2の設定情報と呼ばれ第2のアクチュエータ装置32の動作可否を示す。第2の識別部33がオンであるとは、第2のアクチュエータ装置32が動作可であることを示す。第2の識別部33がオフであるとは、第2のアクチュエータ装置32が動作否であることを示す。なお、第2の識別部33は、操作装置40からオンまたはオフの設定が入力されるとしたが、例えば、空気調和機10の外部の端末から設定が入力されるとしてもよい。第2の識別部33の動作の詳細については後述する。
第2の温度検出部34は、複数のサーミスタであり、室内の温度を検出する。また、第2の温度検出部34は、検出した温度を第2の運転制御部31に出力する。第2の運転制御部31は、温度を取得された場所ごとに収集し、収集した温度の情報を用いて第2のアクチュエータ装置32を制御する。また、第2の運転制御部31は収集した温度の情報を、通信線50を介して、記憶部25に送信する。
実施の形態にかかる空気調和機10のハードウェア構成について説明する。第1の運転制御部21、第1の識別部23、第2の運転制御部31、および第2の識別部33は、マイクロコンピュータによって動作し、マイクロコンピュータは各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。
本処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ及びメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)を備える制御回路であってもよい。ここでメモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリなどが該当する。図2は、実施の形態の制御回路の構成例を示す図である。この制御回路は例えば、図2に示す構成の制御回路100となる。処理回路が、専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものである。
図2に示すように、制御回路100は、CPUであるプロセッサ100aと、メモリ100bとを備える。図2に示す制御回路100により実現される場合、プロセッサ100aがメモリ100bに記憶された、各処理に対応するプログラムを読みだして実行することにより実現される。また、メモリ100bは、プロセッサ100aが実施する各処理における一時メモリとしても使用される。記憶部25は、メモリ100bで構成される。
室外機20の動作について説明する。図3は、実施の形態にかかる室外機20の動作の流れを示すフローチャートである。空気調和機10の電源が入ると、室外機20の電源が入る(ステップS1)。室外機20の電源が入ると、第1の運転制御部21は記憶部25から、第1のアクチュエータ装置22の運転の制御に用いる運転情報を取得する(ステップS2)。第1の運転制御部21が運転情報を取得しているとき、第1のアクチュエータ装置22は停止中である(ステップS3)。運転情報には第1の運転制御部21で収集された温度の情報、第2の運転制御部31で収集された室内の温度情報、設定温度の情報、運転モードの情報が含まれる。
第1のアクチュエータ装置22の停止中、第1の運転制御部21は、通信線50を介して操作装置40から運転情報とは異なる、運転を開始させる情報を受信したかを確認し、かつ通信線50の異常が確定していないか確認する(ステップS4)。通信線50を介して操作装置40から運転を開始させる情報を受信し、かつ通信線50の異常が確定していない場合(ステップS4,Yes)、第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22を動作させる(ステップS5)。通信線50を介して操作装置40から運転を開始させる情報を受信しない場合または、通信線50の異常が確定している場合(ステップS4,No)、第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22を動作させず処理を完了する。通信線50の異常が確定している場合とは、例えば、ステップS1で空気調和機10の電源が入る前に、空気調和機10が動作しており、このときに通信線50の異常が確認されこの異常が正常になっていない状態のまま空気調和機10の電源が切られた場合が挙げられる。
第1のアクチュエータ装置22の動作中においても、第1の運転制御部21は、第1の温度検出部24で検出された温度情報を収集する(ステップS6)。また、第1の運転制御部21は、運転情報を収集する(ステップS7)。第1の運転制御部21は、収集した温度情報および運転情報をあらかじめ定められた周期で、記憶部25に出力する。記憶部25は、温度情報および運転情報を保存する(ステップS8)。記憶部25に保存した情報は、通信線50に異常が発生したときに室外機20が行う代用値運転を実施するときに使用される。代用値運転の詳細については後述する。
第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22の動作中に、操作装置40から運転を停止させる情報を受信した、または通信線50に通信異常が発生し、通信異常が発生したことが確定したか確認する(ステップS9)。第1のアクチュエータ装置22の動作中に、操作装置40から運転を停止させる情報を受信した、または通信線50に通信異常が発生し、通信異常が発生したことが確定した場合(ステップS9,Yes)、第1の運転制御部21は第1のアクチュエータ装置22を停止させる(ステップS10)。第1のアクチュエータ装置22の動作中に、操作装置40から運転を停止させる情報を受信していない、または通信線50に通信異常が発生し、通信異常が発生したことが確定していない場合(ステップS9,No)、第1の運転制御部21は、通常の運転を行う。また、処理はステップS6に戻る。ステップS9の通信異常が発生したことが確定した場合とは、例えば、通信異常の状態があらかじめ定められた時間以上続いた場合が挙げられる。室外機20の通常の運転のときは、第1の運転制御部21は、第2の運転制御部31が送信する室内機30の温度情報、室外機20の温度情報、および設定温度を用いて第1のアクチュエータ装置22を制御する。具体的には、例えば、運転モードが暖房である場合、第1の運転制御部21は、室内機30の温度情報よりも設定温度の方が高いとき、圧縮機を駆動させる。また、例えば、圧縮機の温度があらかじめ定められた温度よりも高い場合、第1の運転制御部21は、第1のファンを圧縮機の温度があらかじめ定められた温度よりも低い場合にくらべて速く回転させる。
代用値運転について説明する。代用値運転を実施するとは、通信線50に異常が発生したときに、第1の運転制御部21が、第1の識別部23の設定および運転モードに応じて、第1のアクチュエータ装置22に備えられる圧縮機およびファンを制御することである。ここで、第1の運転制御部21が用いる運転モードは、通信線50の通信異常が発生する前に室内機30から取得した運転モードである。また、代用値運転を実施しないとは、通信線50に異常が発生したときに、第1の運転制御部21が、第1のアクチュエータ装置22に備えられる圧縮機およびファンを停止するという事である。代用値運転は、通信線50に異常が発生したと考えられるときに一時的に実施される運転であり、通信線50に異常が発生したことが確定した場合、第1の運転制御部21が、第1のアクチュエータ装置22を停止させる。
図4は、実施の形態にかかる第1の運転制御部21が代用値運転の実施の可否を決定するときの流れを示すフローチャートである。第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22が動作中であるか確認する(ステップS11)。第1のアクチュエータ装置22が動作中である場合(ステップS11,Yes)、第1の運転制御部21は、通信線50の通信状態を監視して、通信異常が発生したか検知する(ステップS12)。通信線50の異常を検知する方法は、例えば、第1の運転制御部21と第2の運転制御部31とが定期的に温度情報を送受信させるようにし、第1の運転制御部21が、あらかじめ定められた時間を経過しても温度情報を受信できないとき、通信線50に異常が発生したと検知する方法が挙げられる。第1のアクチュエータ装置22が停止中である場合(ステップS11,No)、第1の運転制御部21は、通信線50の異常の検知は実施せず処理は完了する。
通信異常を検知した場合(ステップS12,Yes)、第1の運転制御部21は、第1の識別部23の設定がオンであるか確認する(ステップS13)。第1の識別部23の設定がオンである場合(ステップS13,Yes)、第1の運転制御部21は、代用値運転を実施する(ステップS14)。第1の識別部23の設定がオフである場合(ステップS13,No)、第1の運転制御部21は、代用値運転を実施せず、通信異常が発生したことを確定させ第1のアクチュエータ装置22を停止させる(ステップS15)。第1の識別部23および第2の識別部33の設定のオン、オフは空気調和機10の設置時に設置業者によって設定されても良いし、操作装置40によって設定されてもよい。通信異常を検知しない場合(ステップS12,No)、処理は最初に戻る。
代用値運転を実施するとき、第1の運転制御部21は、記憶部25から取得した情報を基に代用値を決定し、代用値を用いて第1のアクチュエータ装置22を動作させる(ステップS16)。具体的には、第1の運転制御部21は、通信線50に異常が発生した場合、室内の温度情報の代用値を、記憶部25に保存されている室内の温度情報および運転モードを用いて決定し、代用値に基づいて第1のアクチュエータ装置22を動作させる。代用値とは、代用値運転を実施するときに設定される温度の値であり、第1の運転制御部21は、代用値に応じて第1のアクチュエータ装置22を制御する。代用値の詳細については後述する。
代用値運転の実施中は、第1の運転制御部21は、通信異常が発生していても第1のアクチュエータ装置22の動作を停止することなく、室外機20の運転を継続させる。代用値運転の実施中も第1の運転制御部21は通信線50の通信状態の異常の検知を実施し、通信状態が正常に戻った場合は、通信異常がなくなったとして、代用値運転を終了し、通常の運転に戻る。
図5は、実施の形態にかかる第2の運転制御部31が代用値運転の実施の可否を決定するときの流れを示すフローチャートである。第2の運転制御部31は、第2のアクチュエータ装置32が動作中であるか確認する(ステップS21)。第2のアクチュエータ装置32が動作中である場合(ステップS21,Yes)、第2の運転制御部31は、通信線50の通信状態を監視して、通信異常が発生したか検知する(ステップS22)。第2のアクチュエータ装置32が停止中である場合(ステップS21,No)、第2の運転制御部31は、通信線50の異常の検知は実施せず処理は完了する。
通信異常の発生を検知した場合(ステップS22,Yes)、第2の運転制御部31は、第2の識別部33の設定がオンであるか確認する(ステップS23)。第2の識別部33の設定がオンである場合(ステップS23,Yes)、第2の運転制御部31は、代用値運転を実施する(ステップS24)。第2の識別部33の設定がオフである場合(ステップS23,No)、第2の運転制御部31は、代用値運転を実施せず、通信異常が発生したことを確定させ第2のアクチュエータ装置32を停止させる(ステップS25)。また、第2の運転制御部31は、通信異常が発生したことを知らせる第1の表示コードを操作装置40に送信する。操作装置40は、第1の表示コードを、ディスプレイに表示する。通信異常を検知しない場合(ステップS22,No)、処理は最初に戻る。
代用値運転を実施するとき、第2の運転制御部31は、第1の識別部23および第2の識別部33の設定に応じた制御を行う(ステップS26)。代用値運転を実施するときの第2の運転制御部31の動作は後述する。第2の運転制御部31は、代用値運転中であることを知らせる注意喚起のための第2の表示コードを操作装置40に送信する(ステップS27)。操作装置40は、第2の表示コードを、ディスプレイに表示させる。第2の運転制御部31は、代用値運転の実施中においても通信線50の通信状態の異常の検知を実施し、通信状態が正常に戻った場合は、代用値運転を終了し、通常の運転に戻る(ステップS28)。第2の運転制御部31は、通常の運転に戻ったとき、操作装置40に第2の表示コードの表示を停止させる。
図6は、実施の形態にかかる室外機20および室内機30の代用値運転の内容を示す図である。室外機20と室内機30とは通信が正常な間に、第1の識別部23および第2の識別部33の設定の内容を共有する。室外機20において、第1の識別部23の設定がオフである場合、第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22の圧縮機およびファンを停止する。第1の識別部23の設定がオンであって、第2の識別部33の設定がオフである場合、第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22の圧縮機およびファンの運転を継続する。第1の識別部23の設定がオンであって、第2の識別部33の設定がオフの場合、第1の運転制御部21は、代用値運転を実施しない。第1の識別部23の設定がオンであって、第2の識別部33の設定がオフの場合に代用値運転を実施しない理由は、第1のアクチュエータ装置22が備えるファンおよび圧縮機が動作し、第2のアクチュエータ装置32が備えるファンが動作しない場合、熱交換に不具合が生じるためである。
室内機30において、第2の識別部33の設定がオフであって、第1の識別部23の設定がオフである場合、第2の運転制御部31は、第2のアクチュエータ装置32のファンを停止させる。第2の識別部33の設定がオフであって、第1の識別部23の設定がオンである場合、第2の運転制御部31は、代用値運転を実施しない。第2の識別部33の設定がオンであって、第1の識別部23の設定がオフであって、通信異常となる前に操作装置40から取得した運転モードが冷房である場合は、第2の運転制御部31は、送風の役割として、第2の温度検出部34が取得する室内の温度が設定温度に達するまでファンを運転させる。
第2の識別部33がオンであって、第1の識別部23の設定がオフであって、通信異常となる前に操作装置40から取得した運転モードが暖房である場合は、ファンは冷風を送ることになるため第2の運転制御部31は、第2のアクチュエータ装置32のファンを停止させる。第2の識別部33がオンであって、第1の識別部23がオンである場合、第2の運転制御部31は、運転モードにかかわらず第2のアクチュエータ装置32のファンを第2の温度検出部34が取得する室内の温度が設定温度に達するまで動作させる。また、第2の運転制御部31は、第2の識別部33の設定がオフである場合、操作装置40に通信異常を示す第1の表示コードを表示させる。また、第2の運転制御部31は、第2の識別部33がオンである場合、操作装置40に注意喚起のメッセージを示す第2の表示コードを表示させる。
代用値について説明する。図7は、第1の運転制御部21が代用値を決定するときに用いる温度の変化を示す図である。図7において、縦軸は室内温度を示す。図7において、横軸は、時間を示す。また、図7は、空気調和機10の運転モードが冷房であるときの図である。温度51は、操作装置40によって空気調和機10の運転が開始したときの温度である。温度52および54は、空気調和機10の運転によって室内温度が下がり、操作装置40で設定した温度に達したときの温度である。温度53および55は、操作装置40で設定した温度に達したことで空気調和機10の運転が一旦停止したことによって室内温度が上がり、再度空気調和機10の運転が再開するときの温度である。温度51~55は、室内機30の温度情報に含まれる情報である。図7においては、温度52が設定温度である。
第1の運転制御部21は、室内の温度情報の代用値を、窓の数、日当たり、室内の在籍人数などの室内の環境が大きく変わらないことを前提として、記憶部25に保存される第2の温度検出部34が検出する室内の温度情報および運転モードを用いて決定する。また、図7では、空気調和機10の運転により温度51から室内温度が下がり、設定温度すなわち温度52に達すると第1のアクチュエータ装置22の圧縮機が停止する。この後、室内温度が上がり温度53に達することで、第1のアクチュエータ装置22の圧縮機が動作する。代用値運転では、これらの動作を繰り返す前提で空気調和機10を動作させる。具体的には、例えば、運転モードが冷房である場合、記憶部25に保存される第2の温度検出部34が検出する室内の温度情報の中で一番高い温度、つまり温度51を代用値とすることが挙げられる。また、例えば、運転モードが暖房である場合、第1の運転制御部21は、記憶部25に保存される第2の温度検出部34が検出する室内の温度情報の中で一番低い温度を代用値とすることが挙げられる。
しかしながら、代用値運転中は、第1の運転制御部21は、最新の室内の温度情報を得ることができない。このため、第1の運転制御部21は、いつ室内が設定温度に達したかわからない。したがって、第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22の圧縮機の動作を制御するために、例えば、室内の温度が温度51から温度52に達したときの圧縮機の動作を継続させた時間と、温度52から温度53に達したときの圧縮機の停止を継続させた時間とを記憶部25に保存させる。また、第1の運転制御部21は、代用値運転中に記憶部25に保存される圧縮機の動作を継続させた時間および圧縮機の停止を継続させた時間で、圧縮機を動作および停止させる。これらの動作を行うことで、第1の運転制御部21は、圧縮機を制御することができる。
室内の環境は大きく変わることはないため、第1の運転制御部21は、空気調和機10の過去の室内の温度情報を用いて代用値運転中、室外機20の圧縮機およびファンの運転を実施する。なお、代用値運転を実施するとき第1の運転制御部21は、第1のアクチュエータ装置22つまり第1のファンおよび圧縮機を制御するが、このとき第1のファンのみまたは圧縮機のみを動作させるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、室内機30と室外機20とを接続する通信線50が故障した場合、第1の運転制御部21は、室内機30の室内の温度情報を用いて代用する温度を求め室外機20に代用値運転を開始させる。代用値運転を実施するときに設定される温度はあらかじめ定められた値ではなく、通信線50が故障する前の空気調和機10の温度情報を用いて決定される。このように、本実施の形態では空気調和機10の運転および停止の判断を室外機20側で実施し、通信線50に異常が発生した場合に室外機20が用いる温度情報は、あらかじめ定められた温度情報ではないため、室内機30と室外機20とを接続する通信線50に異常が発生した場合でも、実際の室内の温度に適した運転を継続することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 空気調和機、20 室外機、21 第1の運転制御部、22 第1のアクチュエータ装置、23 第1の識別部、24 第1の温度検出部、25 記憶部、30 室内機、31 第2の運転制御部、32 第2のアクチュエータ装置、33 第2の識別部、34 第2の温度検出部、40 操作装置、50 通信線、51~55 温度、100 制御回路、100a プロセッサ、100b メモリ。
Claims (4)
- 空気調和機の運転モードの入力を受け付ける操作装置から前記運転モードを取得する室内機と、前記室内機と通信線を介して接続される室外機とを備える前記空気調和機の室外機であって、
第1のファンおよび圧縮機を備える第1のアクチュエータ装置と、
前記第1のアクチュエータ装置を制御し、前記室内機が取得した室内の温度情報および前記運転モードを前記室内機から取得する第1の運転制御部と、
前記室内の温度情報および前記運転モードを保存する記憶部と、
を備え、
前記第1の運転制御部は、
前記通信線に異常が発生した場合、前記室内の温度情報の代用値を、前記記憶部に保存されている前記室内の温度情報および前記運転モードを用いて決定し、前記代用値に基づいて前記第1のアクチュエータ装置を動作させる室外機。 - 室内機と、
前記室内機と通信線を介して接続される請求項1に記載の室外機と、
を備える空気調和機。 - 前記室外機は、
前記第1のアクチュエータ装置の動作可否を示す第1の設定情報を保持する第1の識別部、
を備え、
前記室内機は、
第2のファンを備える第2のアクチュエータ装置と、
前記第2のアクチュエータ装置を制御する第2の運転制御部と、
前記第2のアクチュエータ装置の動作可否を示す第2の設定情報を保持する第2の識別部と、
を備え、
前記第1の設定情報が動作可を示し、前記第2の設定情報が動作可を示す場合、
前記室外機が備える第1の運転制御部は、
前記第1のアクチュエータ装置を動作させ、
前記第2の運転制御部は、
前記第2のアクチュエータ装置を動作させる請求項2に記載の空気調和機。 - 前記室内機は、
メッセージを表示させる操作装置と接続し、
前記操作装置は、
ディスプレイを備え、
前記第2の運転制御部は、
前記ディスプレイに前記通信線に異常が発生していることを注意喚起する前記メッセージを表示させる請求項3に記載の空気調和機。
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