JP7044393B2 - 塔状構造物の解体方法および塔状構造物の解体装置 - Google Patents
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Description
(i)メインウィンチのメインウィンチワイヤと接続された第1の結合手段およびサブウィンチのサブウィンチワイヤと接続された第2の結合手段に連結された、切断ピースを得るステップであって、前記切断ピースは、第1の高さレベルにおいて、塔状構造物の上部の一部を切断することにより得られる、ステップと、
(ii)前記切断ピースを前記サブウィンチワイヤで吊り上げるとともに、前記切断ピースに接続された前記第1の結合手段の緩みを低減するステップと、
(iii)前記サブウィンチワイヤを延伸させるステップであって、これにより、前記切断ピースは、前記第1の結合手段により、鉛直方向に吊り下げられる、ステップと、
(iv)前記メインウィンチワイヤを延伸させることにより、前記切断ピースを地上まで降ろすステップと、
を有する、解体方法が提供される。
塔状構造物の周囲に、鉛直方向に延在するように設置された複数の支持マストと、
該支持マストに支持されたステージと、
該ステージ上に設置された支柱により支持された天井梁と、
メインウィンチから、前記天井梁を経由して延在するメインウィンチワイヤと、
サブウィンチから、前記天井梁を経由して延在するサブウィンチワイヤと、
を備え、
前記メインウィンチワイヤおよび前記サブウィンチワイヤは、それぞれ、第1の結合手段および第2の結合手段と接続され、
前記第1の結合手段および前記第2の結合手段を、前記塔状構造物から分離された切断ピースと連結し、前記切断ピースを前記サブウィンチワイヤで吊り上げ、前記切断ピースに接続された前記第1の結合手段の緩みを低減させた後、前記サブウィンチワイヤを延伸させることにより、前記第1の結合手段により、前記切断ピースを鉛直方向に吊り下げることが可能となる、解体装置が提供される。
(i)メインウィンチのメインウィンチワイヤと接続された第1の結合手段およびサブウィンチのサブウィンチワイヤと接続された第2の結合手段に連結された、切断ピースを得るステップであって、前記切断ピースは、第1の高さレベルにおいて、塔状構造物の上部の一部を切断することにより得られる、ステップと、
(ii)前記切断ピースを前記サブウィンチワイヤで吊り上げるとともに、前記切断ピースに接続された前記第1の結合手段の緩みを低減するステップと、
(iii)前記サブウィンチワイヤを延伸させるステップであって、これにより、前記切断ピースは、前記第1の結合手段により、鉛直方向に吊り下げられる、ステップと、
(iv)前記メインウィンチワイヤを延伸させることにより、前記切断ピースを地上まで降ろすステップと、
を有する、解体方法が提供される。
塔状構造物の周囲に、鉛直方向に延在するように設置された複数の支持マストと、
前記支持マストにより支持された、または前記支持マストの上に設置された支柱により支持された天井梁と、
メインウィンチから、前記天井梁を経由して延在するメインウィンチワイヤと、
サブウィンチから、前記天井梁を経由して延在するサブウィンチワイヤと、
を備え、
前記メインウィンチワイヤおよび前記サブウィンチワイヤは、それぞれ、第1の結合手段および第2の結合手段と接続され、
前記第1の結合手段および前記第2の結合手段を、前記塔状構造物から分離された切断ピースと連結し、前記切断ピースを前記サブウィンチワイヤで吊り上げ、前記切断ピースに接続された前記第1の結合手段の緩みを低減させた後、前記サブウィンチワイヤを延伸させることにより、前記第1の結合手段により、前記切断ピースを鉛直方向に吊り下げることが可能となる、解体装置が提供される。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による解体方法および解体装置について説明する。
(1)塔状構造物の頂上部分において、メインウィンチのメインウィンチワイヤと接続された第1の結合手段およびサブウィンチのサブウィンチワイヤと接続された第2の結合手段に連結された、切断ピースを得るステップ(ステップS110)と、
(2)前記切断ピースを前記サブウィンチで吊り上げるとともに、前記切断ピースに接続された前記第1の結合手段の緩みを低減するステップ(ステップS120)と、
(3)前記サブウィンチワイヤを延伸させるステップであって、これにより、前記切断ピースは、前記第1の結合手段により、鉛直方向に吊り下げられる、ステップ(ステップS130)と、
(4)前記メインウィンチワイヤを延伸させることにより、前記切断ピースを地上まで降ろすステップ(ステップS140)と、
(5)前記(1)~(4)のステップを繰り返し、前記頂上部分にある複数の切断ピースを地上まで降ろすステップ(ステップS150)と、
(6)前記頂上部分よりも高さレベルが低下した、前記塔状構造物の新たな頂上部分において、前記(1)~(5)のステップを繰り返すステップ(ステップS160)と、
を有する。
まず、被解体対象となる鉄筋コンクリート製の塔状構造物の周囲に、解体装置が構成される。
次に、図5に示すように、サブウィンチ160によりサブウィンチワイヤ162を巻き取ることにより、第2の結合手段169を介して切断ピース170が吊り上げられる。これに伴い、第1の結合手段149は、切断ピース170までの部分が幾分弛んだ状態となる。
次に、サブウィンチ160により、サブウィンチワイヤ162が延伸される。これにより、サブウィンチ160による切断ピース170の吊り下げ効果がなくなり、切断ピース170は、図7の矢印に示す方向に移動する。その結果、切断ピース170は、第1の結合手段149により、鉛直方向に吊り下げられた状態となる。
次に、メインウィンチ140によりメインウィンチワイヤ142を延伸させることにより、第1の結合手段149に連結された切断ピース170が地上まで降ろされる。
次に、前述のステップS110~S140までのステップを繰り返し、塔状構造物10の頂上から採取された全ての切断ピース170が地上まで降ろされる。
以降は、塔状構造物10の新たに生じた頂上部分において、前述のステップS110~S150までのステップが繰り返される。なお、必要に応じて、支持マスト110を下降させ、天井梁120およびステージ135の高さレベルを低下させてもよい。
以下、本発明の一実施形態による解体装置100に使用される支持マスト110の構成、およびその昇降方法について説明する。
支持マスト110は、多数のマストブロックを組み合わせることにより構成される。
次に、支持マスト110の昇降方法について説明する。
ただし、上記構成は単なる一例であって、本発明の一実施形態による解体方法および解体装置が上記構成に限定されないことは、当業者には明らかである。
100 解体装置
110 支持マスト
111 支柱
120 天井梁
122 第1の固定滑車
124 第2の固定滑車
126 第3の固定滑車
128 第1のサブ固定滑車
130 第2のサブ固定滑車
135 ステージ
140 メインウィンチ
142 メインウィンチワイヤ
144 固定位置
148 第1のフック付き動滑車
149 第1の結合手段
160 サブウィンチ
162 サブウィンチワイヤ
164 固定位置
168 第2のフック付き動滑車
169 第2の結合手段
170 切断ピース
232、232a マストブロック
233 鉄骨
234a、234b 端部
235a 第1の連結部分
235b 第2の連結部分
240 支持マスト高さ調節装置
242 油圧式シリンダ
243 シリンダロッド
245 昇降フレーム
246 カンヌキ
Claims (16)
- 鉄筋コンクリート製の塔状構造物の解体方法であって、
(i)メインウィンチのメインウィンチワイヤと接続された第1の結合手段およびサブウィンチのサブウィンチワイヤと接続された第2の結合手段に連結された、切断ピースを得るステップであって、前記切断ピースは、第1の高さレベルにおいて、塔状構造物の上部の一部を切断することにより得られる、ステップと、
(ii)前記切断ピースを前記サブウィンチワイヤで吊り上げるとともに、前記切断ピースに接続された前記第1の結合手段の緩みを低減するステップと、
(iii)前記サブウィンチワイヤを延伸させるステップであって、これにより、前記切断ピースは、前記第1の結合手段により、鉛直方向に吊り下げられる、ステップと、
(iv)前記メインウィンチワイヤを延伸させることにより、前記切断ピースを地上まで降ろすステップと、
を有する、解体方法。 - 前記(i)のステップは、
(a)前記第1の結合手段および前記第2の結合手段を前記塔状構造物の被分離領域に接続してから、前記塔状構造物から前記被分離領域を切断し、前記切断ピースを分離するステップ、または
(b)前記塔状構造物の上部の一部を切断し、前記切断ピースを分離してから、前記第1の結合手段および前記第2の結合手段を、前記切断ピースに接続するステップ、または
(c)前記第2の結合手段を前記塔状構造物の被分離領域に接続してから、前記塔状構造物から前記被分離領域を切断して前記切断ピースを分離し、その後、前記第1の結合手段を前記切断ピースに接続するステップ、または
(d)前記第1の結合手段を前記塔状構造物の被分離領域に接続してから、前記塔状構造物から前記被分離領域を切断して前記切断ピースを分離し、その後、前記第2の結合手段を前記切断ピースに接続するステップ、
を有する、請求項1に記載の解体方法。 - さらに、
(v)前記(i)~(iv)のステップを繰り返し、同一高さレベルにある複数の切断ピースを地上まで降ろすステップ
を有する、請求項1または2に記載の解体方法。 - さらに、
(vi)前記第1の高さレベルよりも低い第2の高さレベルで、前記(i)~(v)のステップを繰り返すステップ
を有する、請求項3に記載の解体方法。 - さらに、前記(iii)のステップの後であって、前記(iv)のステップの前に、
(iii')前記切断ピースから前記第2の結合手段を取り外すステップ、
を有する、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の解体方法。 - 前記塔状構造物の前記第1の高さレベルよりも高い位置には、天井梁が設けられ、
前記メインウィンチワイヤは、前記天井梁を経由して、前記第1の結合手段と接続され、
前記サブウィンチワイヤは、前記天井梁を経由して、前記第2の結合手段に接続される、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の解体方法。 - 前記天井梁は、上下方向に伸縮可能な支持マストの上に設置されたステージ上の支柱により支持される、請求項6に記載の解体方法。
- 前記サブウィンチは、前記ステージ上に配置される、請求項7に記載の解体方法。
- 前記メインウィンチは、地上に配置される、請求項1乃至8のいずれか一つに記載の解体方法。
- 前記塔状構造物は、高さが100m以上である、請求項1乃至9のいずれか一つに記載の解体方法。
- 鉄筋コンクリート製の塔状構造物の解体装置であって、
塔状構造物の周囲に、鉛直方向に延在するように設置された複数の支持マストと、
該支持マストに支持されたステージと、
該ステージ上に設置された支柱により支持された天井梁と、
メインウィンチから、前記天井梁を経由して延在するメインウィンチワイヤと、
サブウィンチから、前記天井梁を経由して延在するサブウィンチワイヤと、
を備え、
前記メインウィンチワイヤおよび前記サブウィンチワイヤは、それぞれ、第1の結合手段および第2の結合手段と接続され、
前記第1の結合手段および前記第2の結合手段を、前記塔状構造物から分離された切断ピースと連結し、前記切断ピースを前記サブウィンチワイヤで吊り上げ、前記切断ピースに接続された前記第1の結合手段の緩みを低減させた後、前記サブウィンチワイヤを延伸させることにより、前記第1の結合手段により、前記切断ピースを鉛直方向に吊り下げることが可能となる、解体装置。 - 前記サブウィンチは、前記ステージ上に載置される、請求項11に記載の解体装置。
- 前記メインウィンチは、地上に配置される、請求項11または12に記載の解体装置。
- 前記支持マストは、マストブロックの連結およびマストブロックの取り外しにより、高さの上昇および下降が可能となるように構成される、請求項11乃至13のいずれか一つに記載の解体装置。
- 前記サブウィンチは、複数存在し、
各サブウィンチは、上面視、前記塔状構造物の中心軸に対して回転対称な位置に設置される、請求項11乃至14のいずれか一つに記載の解体装置。 - 前記塔状構造物は、高さが100m以上である、請求項11乃至15のいずれか一つに記載の解体装置。
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Family Cites Families (2)
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JP3140953B2 (ja) * | 1995-11-21 | 2001-03-05 | 川崎重工業株式会社 | コンテナクレーンの吊荷の振れ止め方法およびその装置 |
-
2019
- 2019-11-21 JP JP2019210400A patent/JP7044393B2/ja active Active
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