JP7042096B2 - 車両用電子制御装置 - Google Patents

車両用電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7042096B2
JP7042096B2 JP2018016707A JP2018016707A JP7042096B2 JP 7042096 B2 JP7042096 B2 JP 7042096B2 JP 2018016707 A JP2018016707 A JP 2018016707A JP 2018016707 A JP2018016707 A JP 2018016707A JP 7042096 B2 JP7042096 B2 JP 7042096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
index
program
failure code
failure
reprogramming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018016707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019133518A (ja
Inventor
聡志 秋山
忠敬 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Astemo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Astemo Ltd filed Critical Hitachi Astemo Ltd
Priority to JP2018016707A priority Critical patent/JP7042096B2/ja
Publication of JP2019133518A publication Critical patent/JP2019133518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7042096B2 publication Critical patent/JP7042096B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Retry When Errors Occur (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、車両用電子制御装置に関し、例えばECM(Engine Control Module)におけるリプログラミング時の故障情報の維持に関する。
ECMなどの車両用電子制御装置では、故障を検知した場合に、車両に発生した故障情報を不揮発性メモリに記憶して保持している。そして、整備や点検のときに作業者が診断用の外部ツールをECMに接続して不揮発性メモリから故障情報を読み出し、外部ツールのモニタに故障の状況を表示して確認するようになっている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2009-059334号公報 特開2009-067298号公報
ところで、車両用電子制御装置では、プログラムやデータに更新、あるいは修正が必要になると、それらの書き換え、いわゆるリプログラミングが行われる。この際、ECMが故障を検知した後でリプログラミングを行うと、不揮発性メモリに記憶されている故障情報を外部ツールで表示できない可能性がある。これは、リプログラミングの前後で情報の形態が変化すると、故障情報の引き継ぎができないからである。このため、リプログラミング時には、不揮発性メモリに記憶した故障情報を消去するのが一般的であった。
しかしながら、法規制の変更により、リプログラミング後であっても、故障情報を維持することが要求されるようになった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、リプログラミングを行っても、記憶情報を維持して正しい車両情報を外部ツールに出力できる車両用電子制御装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る車両用電子制御装置は、プログラムを外部から書き換え可能に構成された電子制御装置であって、書き換え前(リプログラミング前)の複数の制御プログラム間及び書き換え後(リプログラミング後)の制御プログラム間で共通し、且つ前記書き換え前の制御プログラムと前記書き換え後の制御プログラムに依存しない管理ナンバーを、車両の動作中に生じた故障コードに対応させて記憶し、前記複数の制御プログラムの少なくとも1つを書き換えた後に、記憶した前記管理ナンバーから前記少なくとも1つの書き換えた制御プログラムに依存するインデックスを参照し、当該インデックスに基づき前記故障コードを出力して外部ツールの表示に用いる、ことを特徴とする。
本発明によれば、リプログラミング前の複数の制御プログラム間及びリプログラミング後の制御プログラム間で共通し、且つリプログラミング前の制御プログラムとリプログラミング後の制御プログラムに依存しない管理ナンバーを記憶することで、リプログラミング前の制御プログラムの書き換えを行った後でも記憶情報を維持し、リプログラミング後の制御プログラムに依存するインデックスを出力することで、複数のリプログラミング前の制御プログラムの少なくとも1つをリプログラミング後の制御プログラムに書き換えても故障コードの互換性を保つことができる。従って、リプログラミングを行っても、記憶情報を維持して正しい故障コードを外部ツールに出力できる。
本発明の実施形態に係る車両用電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した車両用電子制御装置のリプログラミングを行う場合のシステム概要図である。 図2に示したリプログラミングツールの構成例を示すブロック図である。 従来と本発明の診断情報を対比して示す図である。 図1に示した車両用電子制御装置におけるリプログラミング動作を示すフローチャートである。 図1に示した車両用電子制御装置におけるリプログラミング前とリプログラミング後の状態について説明するための図である。 新旧プログラムの識別方法及び外部表示処理の詳細について説明するための図である。 新旧プログラムの識別方法及びリプログラミング方法の第1の例について説明するための図である。 新旧プログラムの識別方法及びリプログラミング方法の第2の例について説明するための図である。 新旧プログラムの識別方法及びリプログラミング方法の第3の例について説明するための図である。 新旧プログラムの識別方法及びリプログラミング方法の第4の例について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用電子制御装置の概略構成を示している。車両10に搭載されたエンジン20(内燃機関)には、各種のセンサ31が設けられており、これらセンサ31で検出された信号がECM30に入力される。センサ31は、例えば吸入空気量センサ、クランク角センサ、アクセル開度センサ、水温センサ、カム角センサ、空燃比センサ、及び油温センサなどである。また、ECM30には、エンジン20の運転及び停止のメインスイッチであるイグニッションスイッチ(図示せず)からの信号が入力される。
ECM30は、これら各種のセンサ31及びイグニッションスイッチからの信号に基づいて、予め記憶された制御プログラムに従って演算処理を行い、例えば燃料噴射弁、VTC機構及び点火モジュールなどの各種装置の操作量あるいは制御量を算出し、これらの装置や装置を駆動するアクチュエータ32などに制御信号を出力して制御する。
このECM30は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ33と、揮発性メモリの一例としてのRAM(Random Access Memory)34と、制御プログラム及び各種データを記憶する不揮発性メモリの一例としてのROM(Read Only Memory)35と、車両情報(故障や異常の情報)及び学習値などを記憶する不揮発性メモリの一例としてのEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)36と、入力と出力のインターフェースを行うための入出力インターフェース(入出力I/F)37と、外部装置と通信を行うための外部通信インターフェース(外部通信I/F)38と、バス39とを備えている。
プロセッサ33、RAM34、ROM35、EEPROM36、入出力I/F37及び外部通信I/F38は、バス39によって相互に接続されている。また、外部通信I/F38は、ネットワークケーブル40を着脱可能に接続するコネクタ38aを有する。このコネクタ38aには、外部からプログラムを書き換えるためのリプログラミングツール50、あるいは故障発生時に整備や点検を行うための外部ツール60がCAN(Controller Area Network)、シリアル通信、FlexRay(登録商標)及びEthernet(登録商標)などのネットワークケーブル40を介して接続される。
図2は、車両用電子制御装置のリプログラミングを行う場合のシステム構成を示している。リプログラミングの対象となるECM30は、ネットワークケーブル40を介して、リプログラミングツール50に着脱自在に接続される。この状態で、作業者がリプログラミングツール50を操作して、ECM30のリプログラミング作業を行う。
なお、ECM30とリプログラミングツール50とは、ネットワークケーブル40とコネクタ38a,52aを使用した有線接続に限らず、無線送受信機を使用した無線通信によって相互に接続されるように構成しても良い。
リプログラミングツール50は、作業者がECM30のデータの書き換え作業を行う電子機器であって、例えば、パーソナルコンピュータなどから構成される。具体的には、リプログラミングツール50は、図3に示すように、CPUなどのプロセッサ51と、ネットワークに接続するための通信装置52と、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などのストレージ53と、作業者へのインターフェースとなる入出力装置54と、バス55とを備えている。プロセッサ51、通信装置52、ストレージ53及び入出力装置54は、バス55によって相互に接続されている。ここで、通信装置52は、ネットワークケーブル40を着脱可能に接続するコネクタ52aを有する。また、入出力装置54は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイと、キーボードと、マウスなどのポインティングデバイスと、を含む。
なお、ストレージ53は、例えば、図示しないネットワークに接続されたNAS(Network Attached Storage)やサーバのストレージなどであってもよい。
このストレージ53には、ECM30のEEPROM36を書き換えるためのデータが格納されている。このデータは、例えば、エンジン20に搭載あるいは設置された各種機器を制御する制御プログラム、その制御プログラムで使用される定数やマップなどの制御パラメータなどを含む。
リプログラミング処理(データ書き換え処理)は、作業者がネットワークケーブル40を介してECM30とリプログラミングツール50とを接続した後、リプログラミングツール50において、所定の操作を行ったときに実行される。ここでは、ECM30は、ネットワークケーブル40を介してリプログラミングツール50と接続されたときに、電力が供給されて起動することを前提とするが、別の電源ケーブルの接続により起動する形態もあり得る。
一方、外部ツール60は、ECM30から出力される故障コードを受信し、故障コードに対応する故障状態をモニタに表示するもので、専用の診断ツールであっても良いし、リプログラミングツール50と同様に、例えばパーソナルコンピュータなどから構成されても良い。また、外部ツール60とECM30は、ネットワークケーブル40を使用した有線接続に限らず、無線送受信機を使用した無線通信によって相互に接続されるような構成でも良い。ここでは、外部ツール60には、周知の診断ツールを用いるものとして詳細な説明は省略する。
図4は、従来と本発明の診断情報を対比して示している。すなわち、従来は、図4(a)に示すように、故障コード(DTC:Diagnostic Trouble Code)とインデックス(Index)を用いており、ECM30が故障を検知すると、その故障コードに対応するインデックスをEEPROM36に記憶していた。そして、整備や点検のために、外部ツール60がECM30のコネクタ38aに接続されて、故障コードの出力要求があると、EEPROM36に記憶したインデックスを元に故障コードを決定し、外部ツール60に車両情報として故障コードを送信していた。外部ツール60は、受信した故障コードに対応する故障状態をモニタに表示する。
例えば、検知した故障の故障コードが「2000」であるとすると、EEPROM36には故障コード「2000」に対応するインデックス「3」が記憶される。そして、外部ツール60が接続されて故障コードの出力要求があると、EEPROM36に記憶されているインデックス「3」から、このインデックス「3」に対応する故障コード「2000」を参照し、車両情報として故障コード「2000」を外部ツール60に送信する。外部ツール60は、この故障コード「2000」に対応する故障の状態をモニタに表示する。
ここで、故障コードがどのような故障に該当するかの定義は変わらないが、インデックスは制御プログラムの数に依存し、診断数に対応して振り分けられているため、プログラムの書き換えで診断数が増減すると、インデックスの番号が変化してしまう。
これに対し、本発明では、図4(b)に示すように、故障コードとインデックスに加えて、管理ナンバー(管理No.)を用いる。管理ナンバーは、制御プログラムの数に依存せず(診断数にも依存しない)、書き換え前の複数の制御プログラム(第1制御プログラム)及び書き換え後の制御プログラム(第2制御プログラム)間で共通に使用されるものである。従って、インデックスは、故障コード「1000」、「1001」、「1002」、「2000」、「2001」に順次「1」、「2」、「3」、「4」、「5」と割り振られるのに対し、管理ナンバーは、各故障コードに対応して「00」、「01」、「02」、「05」、「06」と診断に応じて割り振られている。そして、故障を検知すると、その故障コードに対応するインデックスをEEPROM36に記憶するのではなく、管理ナンバーをEEPROM36に記憶する。
すなわち、図5のフローチャートに示すように、例えばECM30が故障コード「2000」の故障を検知すると(ステップS1)、故障コード「2000」からインデックス「3」を参照し、インデックス「3」から管理ナンバー「05」を参照する。そして、故障コード「2000」に対応する管理ナンバー「05」をEEPROM36に記憶する(ステップS2)。この状態を図6(a)に模式的に示す。
その後、制御プログラムの書き換え(リプログラミング)が行われ(ステップS3)、図6(b)に示すように、故障コード「1002」と「2000」との間に故障コード「1003」が追加されたと仮定すると、インデックスは診断数に依存するため、故障コード「1003」はインデックス「3」、故障コード「2000」はインデックス「4」、故障コード「2001」はインデックス「5」となる。この際、故障コード「1000」、「1001」、「1002」に対応するインデックス「0」、「1」、「2」は変化しない。
また、管理ナンバーは、故障コードに対応し、複数の制御プログラム間で共通に使用されるので、新たな管理ナンバー「03」が追加されるものの、他の管理ナンバーはリプログラミング前の状態を維持する。
次に、外部ツール60を接続して(ステップS4)、故障コードの出力要求を行うと(ステップS5)、図6(c)に示すように、EEPROM36に記憶した管理ナンバー「05」が参照される(ステップS6)。続いて、管理ナンバー「05」からインデックス「4」を参照し(ステップS7)、インデックス「4」から故障コード「2000」を参照し(ステップS8)、外部ツール60に車両情報としてインデックス「4」に対応する故障コード「2000」を送信する。外部ツール60は、この車両情報を受けて故障コード「2000」に対応する故障の状態をモニタに表示する。
このように、故障コード(車両情報)からインデックス(第2識別情報)を参照し、インデックスから管理ナンバー(第1識別情報)を参照してEEPROM36に記憶する。このEEPROM36に記憶した管理ナンバーからインデックスを参照し、故障コードを外部ツール60に送信する。このように、管理ナンバーをEEPROM36に記憶することで、制御プログラムの書き換えによってインデックスが変化しても、記憶情報(故障情報)を維持でき、管理ナンバーからインデックスを参照して故障コードを出力することで、プログラムの書き換え前の故障コードとの互換性を失うことがないので、外部ツール60に正しい故障コードを出力できる。
図7は、新旧プログラムの識別方法及び外部表示処理の詳細を示している。本例では、管理ナンバーに「DGNSWbyte」と「DGNSWbit」の情報を組み合わせて使用している。すなわち、従来と同じビット数で診断数を表現すると、診断数の最大値(Max)は、「256×8=2048」である。16進数では、「07FF」で表され、最上位ビット(MSB15)は「0」であるので、「MSB15=0」を旧プログラムと定義し、最上位ビットに「1」を書き込み、「MSB15=1」を新プログラムと定義する。これによって、最上位ビットが「1」か「0」かにより新旧のプログラムを識別できる。
このような新旧のプログラムの識別を可能にするために、EEPROM36には「byte/bit」の順で記憶するのではなく、「bit/byte」の順に記憶すると良い。
図8は、新旧プログラムの識別方法及びリプログラミング方法の第1の例を示している。本例は、新旧プログラムの書き込み時の故障コードの扱いに関するものである。ECM30に書き込まれているプログラムが旧プログラムで、書き換えるプログラムも旧プログラムの場合には、故障コードは消去(従来通り)する。ECM30に書き込まれているプログラムが旧プログラムで、書き換えるプログラムが新プログラムの場合には、故障コードは消去する。ECM30に書き込まれているプログラムが新プログラムで、書き換えるプログラムが旧プログラムの場合にも、故障コードは消去する。そして、ECM30に書き込まれているプログラムが新プログラムで、書き換えるプログラムが新プログラムの場合には、故障コードを保持する。
このように、本発明は、ECM30に書き込まれている新プログラムを新プログラムに書き換える場合が対象となる。
図9は、新旧プログラムの識別方法及びリプログラミング方法の第2の例を示している。本例は、書き換え前の制御プログラムが管理ナンバーを持っているか否かを確認し、持っていない場合にはEEPROM36に記憶されているデータを消去するものである。管理ナンバーを持っていない場合には、書き換え前には図9(a)に示すように、EEPROM36にインデックス(ここでは「3」)が記憶されている。すなわち、EEPROM36に記憶されているデータが、インデックスであるので旧プログラムである。よって、データを消去して初期化する。
この結果、書き換え後のプログラムは、図9(b)に示すように故障コード「1003」が増加し、インデックス「3」が故障コード「1003」に対応し、インデックス「4」が故障コード「2000」に対応し、インデックス「5」が故障コード「2001」に対応するように変化する。また、故障コード「1000」、「1001」、「1002」、「1003」、「2000」、「2001」にそれぞれ対応して、管理ナンバー「00」、「01」、「02」、「03」、「05」、「06」が追加される。
一方、EEPROM36に管理ナンバーが記憶されている場合には、新プログラムであるのでデータの消去は行わない。
このように、EEPROM36に記憶されているのがインデックスか管理ナンバーかを判別することで、旧プログラムか新プログラムかを判定できる。
図10は、新旧プログラムの識別方法及びリプログラミング方法の第3の例を示している。書き換え前の制御プログラムが図10(a)の状態で、EEPROM36に管理ナンバー「05」が記憶されているものとする。この状態で、リプログラミングより故障コード「2000」が削除されたとすると、図10(b)に示す状態となる。すなわち、インデックス「0」が故障コード「1000」に対応し、インデックス「1」が故障コード「1001」に対応し、インデックス「2」が故障コード「1002」に対応し、インデックス「3」が故障コード「1003」に対応し、インデックス「4」が故障コード「2001」に対応するように変化する。このとき、故障コード「1000」、「1001」、「1002」、「1003」、「2001」にはそれぞれ、管理ナンバー「00」、「01」、「02」、「03」、「06」が対応する。
この場合には、外部ツール60に故障コードは出力されないが、現状と同じであるので問題はない。
図11は、新旧プログラムの識別方法及びリプログラミング方法の第4の例を示している。書き換え前の制御プログラムが図11(a)の状態で、リプログラミングより故障コード「2000」、「2001」が変更された制御プログラム(故障コード「4000」、「4001」)に書き換えられた場合、図11(b)の状態となる。このように、故障コードが変更されても、故障コード「2000」と「4000」の故障内容が変わることはないので問題はない。
但し、外部ツール60における故障コードと車両の故障状態との対応関係も修正する必要がある。
上述したように、本発明においては、書き換え前の複数の制御プログラム(第1制御プログラム)間及び書き換え後の制御プログラム(第2制御プログラム)で共通し、且つ制御プログラムに依存しない管理ナンバー(第1識別情報)を、車両の動作中に生じた故障コード(車両情報)に対応させて不揮発性メモリ(EEPROM)に記憶しておくことで、制御プログラム(第2制御プログラム)の書き換えを行った後でも記憶情報を維持できる。また、複数の制御プログラムの少なくとも1つを書き換えた後に、記憶した管理ナンバーから制御プログラムに依存するインデックス(第2識別情報)を参照し、このインデックスに基づき故障コードを出力して外部ツールの表示に用いることで、制御プログラムの書き換え前と故障コードの互換性を保つことができる。
従って、本発明によれば、リプログラミングを行っても、不揮発性メモリに記憶した故障情報を維持することができ、正しい故障コードを外部ツールに出力できる。
なお、上述した実施形態では、ECMを例に取って説明したが、プログラムやデータがリプログラミングされる電子制御装置一般に適用できるのは勿論である。
また、記憶情報が故障コード(故障情報)の場合を例に取って説明したが、学習値を保持する場合も同様にして適用できる。
更に、「複数の制御プログラムの少なくとも1つを書き換える」と表現したが、これには特定の制御プログラムの一部分や、この制御プログラム内で用いられる設定値や初期値などのデータを書き換える場合も含まれるものとする。ここで、複数の制御プログラムとは、制御対象が同系列の制御プログラム、換言すれば、制御対象が同じ又は互いに関連性を有する制御プログラムである。
更にまた、ECMが燃料噴射弁、VTC機構及び点火モジュールなどを制御する例について説明したが、車両に搭載された各種の機器、例えば変速機、電動ブレーキシステム、ABS(Antilock Brake System)、及びブラシレスモータなどを制御する電子制御装置にも同様に適用できる。
10…車両、20…エンジン、30…ECM(車両用電子制御装置)、31…センサ、32…アクチュエータ、33…プロセッサ、34…RAM、35…ROM、36…EEPROM(不揮発性メモリ)、37…入出力インターフェース、38…外部通信インターフェース、39…バス、40…ネットワークケーブル、50…リプログラミングツール、60…外部ツール

Claims (3)

  1. プログラムを外部から書き換え可能に構成された電子制御装置であって、
    書き換え前の複数の制御プログラム間及び書き換え後の制御プログラム間で共通し、且つ前記書き換え前の制御プログラムと前記書き換え後の制御プログラムに依存しない管理ナンバーを、車両の動作中に生じた故障コードに対応させて記憶し、
    前記複数の制御プログラムの少なくとも1つを書き換えた後に、記憶した前記管理ナンバーから前記少なくとも1つの書き換えた制御プログラムに依存するインデックスを参照し、当該インデックスに基づき前記故障コードを出力して外部ツールの表示に用いる、ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  2. 記憶される前記管理ナンバーは、車両の動作中に生じた前記故障コードから前記インデックスを参照し、前記インデックスから前記管理ナンバーを参照して記憶するものである、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用電子制御装置。
  3. 前記書き換え前の複数の制御プログラムは、制御対象が同じ又は互いに関連性を有する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電子制御装置。
JP2018016707A 2018-02-01 2018-02-01 車両用電子制御装置 Active JP7042096B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018016707A JP7042096B2 (ja) 2018-02-01 2018-02-01 車両用電子制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018016707A JP7042096B2 (ja) 2018-02-01 2018-02-01 車両用電子制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019133518A JP2019133518A (ja) 2019-08-08
JP7042096B2 true JP7042096B2 (ja) 2022-03-25

Family

ID=67547528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018016707A Active JP7042096B2 (ja) 2018-02-01 2018-02-01 車両用電子制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7042096B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101481599B1 (ko) 2013-09-06 2015-01-14 동명대학교산학협력단 해수빙 제빙장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111124397B (zh) * 2019-12-10 2023-03-14 西安智周深鉴信息科技集团有限公司 控制逻辑的复用方法、装置、计算机设备和存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014839A (ja) 2000-04-28 2002-01-18 Denso Corp 自己診断機能を備えた車両用制御装置及び記録媒体
JP2008201160A (ja) 2007-02-16 2008-09-04 Denso Corp 電子制御装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3220011B2 (ja) * 1996-06-27 2001-10-22 富士重工業株式会社 故障診断装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014839A (ja) 2000-04-28 2002-01-18 Denso Corp 自己診断機能を備えた車両用制御装置及び記録媒体
JP2008201160A (ja) 2007-02-16 2008-09-04 Denso Corp 電子制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101481599B1 (ko) 2013-09-06 2015-01-14 동명대학교산학협력단 해수빙 제빙장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019133518A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3491419B2 (ja) 電子制御装置
US8565962B2 (en) Rewriting system for a vehicle
JP3726663B2 (ja) 電子制御装置の制御データ記憶装置
JP4539757B2 (ja) 電子制御装置
EP3225492B1 (en) Vehicular control device and vehicle control method
JP4404147B2 (ja) 車載電子制御装置及びその車載電子制御装置の情報更新方法
JP7042096B2 (ja) 車両用電子制御装置
US8190321B2 (en) Electronic control unit with permission switching
US8380975B2 (en) Safety data writes
EP2709073A2 (en) Electronic control unit of vehicle
JP2023010802A (ja) 車両用電子制御装置
JP2009042850A (ja) 車両の制御装置および車両制御用プログラムの更新装置
US10248489B2 (en) Electronic control unit
JP7183884B2 (ja) 電子制御装置
JP3982226B2 (ja) 電子制御装置へのデータ書込システム
JP2009122831A (ja) 電子制御装置
JP3296043B2 (ja) 車両用電子制御装置
JPH11141391A (ja) 自動車用制御装置
JP7029366B2 (ja) 自動車用電子制御装置
JPH0620127A (ja) 建設機械の制御システム
JP5129791B2 (ja) 車両用制御装置
JP6723516B2 (ja) フィールド機器、フィールドシステム、汎用モジュールおよびパラメータ管理方法
EP2169200A2 (en) Engine setting system and engine setting method
JP2014221608A (ja) 車両の電子制御装置
WO2020004092A1 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7042096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150