JP3220011B2 - 故障診断装置 - Google Patents

故障診断装置

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JP3220011B2
JP3220011B2 JP16743996A JP16743996A JP3220011B2 JP 3220011 B2 JP3220011 B2 JP 3220011B2 JP 16743996 A JP16743996 A JP 16743996A JP 16743996 A JP16743996 A JP 16743996A JP 3220011 B2 JP3220011 B2 JP 3220011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
電子制御装置内のデータを読み出して故障診断を行う故
障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車等の車両の制御系は複雑に
電子制御化されており、故障診断に際しては、車両に搭
載された電子制御装置からデータを簡単に読み込むこと
のできる故障診断装置の装備が不可欠となっている。
【0003】一般に、この種の故障診断装置としては、
例えば、本出願人による特公平7−76737号公報に
開示されている汎用性を重視した携帯型の故障診断装置
があり、予め車種、あるいは、年式等に対応する診断プ
ログラムを格納した記憶媒体を内蔵するメモリカ−トリ
ッジを故障診断装置本体に対して交換自在とし、車両の
電子制御装置とのデータ通信により、車載電子制御装置
内のデータ、すなわち、車載電子制御装置内に記憶され
ているセンサ・スイッチ類の検出信号や、インジェクタ
などのアクチュエータ類に出力する制御信号、及び、シ
ステム内部の演算データ等を読込んで故障診断装置のデ
ィスプレイに表示し、正常値と比較しながら不具合箇
所、或いは故障原因を探究し、必要な修理、又は調整を
行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載の電子
制御装置内部に記憶されているデータを故障診断装置に
読込む際には、目的のデータを特定する必要があり、従
来では、対象とする車載電子制御装置のデータ格納アド
レスを予め既知の情報として例えば上記メモリカートリ
ッジに記憶しておき、目的とするデータの格納アドレス
を指定して車載電子制御装置から読み込む技術や、デー
タを識別する識別コードを設け、この識別コードを車載
電子制御装置に送信することで目的とするデータを指定
して車載電子制御装置から読み込む技術等が採用されて
いる。
【0005】しかしながら、前者の技術では、車載電子
制御装置側の設計変更等によりデータ格納アドレスが変
更された場合、それに応じて故障診断装置側に記憶して
いるアドレス情報も変更せねばならず、また、一般に、
同じデータであっても、システムの相違によって車載電
子制御装置側のアドレスが異なるため、個々のシステム
毎にアドレス情報を持たねばならない。
【0006】また、後者の技術では、車載電子制御装置
側でデータ識別コードに対応するデータの格納アドレス
を求める必要があり、車載電子制御装置側の負荷が増加
して故障診断装置にデータを送信するまでの時間がかか
り、全体の処理速度の低下を招く等、いずれの技術にお
いても様々なシステムへの対応の自由度が乏しく、柔軟
な対応が困難であった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、様々な車載電子制御システムに対して柔軟な対応が
可能であり、データのやり取りの際の負担を軽減するこ
とのできる故障診断装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両に搭載さ
れた電子制御装置に接続し、この電子制御装置内のデー
タを読み出して故障診断を行う故障診断装置において、
少なくとも車両制御に係わるデータを上記電子制御装置
のシステムの相違に拘りなく指定するための共通のコー
ドを、上記電子制御装置との間で予め共通に固定し、こ
の共通のコードに基づいて上記電子制御装置内のデータ
格納アドレスの情報を取得するアドレス情報取得手段
と、上記アドレス情報取得手段で取得したデータ格納ア
ドレスの情報に従って上記電子制御装置内のデータのア
ドレスを指定し、上記電子制御装置内のデータを選択的
に取得するデータ取得手段とを備えたことを特徴とし、
また、その際、上記データ取得手段は、上記電子制御装
置から取得したデータ格納アドレスの情報が特定のコー
ドのとき、対応するデータが上記電子制御装置でサポー
トされていないと解釈してデータ取得を行わないことを
特徴とする。
【0009】すなわち、車載の電子制御装置と故障診断
装置との間で、システムの相違に拘りなくデータを指定
するための共通のコードを予め固定しておき、この共通
のコードに基づいて電子制御装置内のデータ格納アドレ
スの情報を取得した後、取得したデータ格納アドレスの
情報に従って電子制御装置内のデータのアドレスを指定
し、電子制御装置内のデータを選択的に取得する。ま
た、その際、取得したデータ格納アドレスの情報が特定
のコードのときには、対応するデータが電子制御装置で
サポートされていないと解釈してデータ取得を行わな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図面は本発明の実施の一形態を示
し、図1は故障診断装置と車両の電子制御装置との接続
を示す概略図、図2は故障診断装置の回路構成図、図3
及び図4はセレクトモニタメニュールーチンのフローチ
ャート、図5及び図6は車両システム選択ルーチンのフ
ローチャート、図7はアドレス情報読み込みルーチンの
フローチャート、図8及び図9は車両の故障診断ルーチ
ンのフローチャート、図10及び図11はデータ表示メ
ニュールーチンのフローチャート、図12〜図15は1
2データ数値表示ルーチンのフローチャート、図16は
セレクトモニタ側の送信ルーチンのフローチャート、図
17はECU側の通信ルーチンのフローチャート、図1
8はセレクトモニタ側の受信ルーチンのフローチャー
ト、図19はセレクトモニタメニューの表示画面を示す
説明図、図20は車両システム選択メニューの表示画面
を示す説明図、図21はアドレス情報要求中の表示画面
を示す説明図、図22は車両の故障診断メニューの表示
画面を示す説明図、図23はデータ表示メニューの表示
画面を示す説明図、図24は12データ数値表示の表示
画面を示す説明図、図25は2チャンネルグラフ表示の
表示画面を示す説明図、図26はデータ識別コードの一
覧を示す説明図、図27はECUのデータ割付けを示す
説明図、図28はセレクトモニタのデータ割付けを示す
説明図、図29はアドレス情報に係わる各フラグの状態
と送受信のタイミングを示す説明図である。
【0011】図1において、符号10は、自動車などの
車両1に搭載される電子制御システムの故障診断を行う
携帯型の故障診断装置(以下、「セレクトモニタ」)で
ある。このセレクトモニタ10は、ディーラのサービス
工場等に配備され、車種、完成車メーカを問わず、様々
な車載電子制御システムに対して接続可能な汎用インタ
フェースを有するとともに、故障診断のベース機能に加
え、電圧、抵抗、パルス信号、温度、圧力等を計測する
ための計測機能、有線通信、無線通信、光通信等による
対コンピュータ通信機能、データメモリの増設機能等の
豊富な拡張機能を有しており、基本的に、階層構造のメ
ニュー方式によって各種の処理を選択するようになって
いる。
【0012】このため、上記セレクトモニタ10には、
前面に、バックライト付き液晶ディスプレイ等からなる
ディスプレイ20、複数のLED等からなるインジケー
タ部21、及び、キーボード22が配設され、側部に後
述するメモリカセット50が着脱自在に装着される。上
記キーボード22は、四隅に配列された“S”,
“C”,“Y”,“N”の各キー、左右上下方向へのカ
ーソル移動のための“←”,“→”,“↑”,“↓”の
各キー、及び、下段のファンクションキーF1〜F4か
ら構成されている。
【0013】そして、車両1の電子制御システムの故障
診断を行う場合、図示するように、上記セレクトモニタ
10に設けたダイアグコネクタ23をダイアグケーブル
24を介して車載のマイクロコンピュータからなる電子
制御装置(以下、「ECU」)2の外部接続用コネクタ
2aに接続し、側部の電源スイッチ(図示せず)をON
して上記ディスプレイ20に表示されるメニューの中か
ら所望の項目を上記キーボード22により選択すること
で、容易に各部の故障診断が行える。
【0014】また、上記セレクトモニタ10自身の計測
機能により、上記車両1の電子制御システムの構成部品
であるセンサ・アクチュエータ類の入出力信号を計測す
ることができ、さらには、上記セレクトモニタ10に外
部接続するセンサあるいは上記セレクトモニタ10に内
蔵するセンサにより、車両1の電子制御システムのセン
サ類を使用せずに同等の計測を行うことができる。
【0015】本形態では、上記セレクトモニタ10本体
にはセンサを内蔵せず、上記セレクトモニタ10本体に
計測プローブ25を接続して計測を行う例を示し、図1
においては、チャンネル1用のプローブ25aと、スロ
ットルセンサ4の出力信号を測定するチャンネル2用の
プローブ25bと、エンジン3に接触させる接地用のプ
ローブ25cとを上記セレクトモニタ10に接続した例
を示し、測定対象に応じて複数のチャンネルが使用可能
である。
【0016】尚、上記車両1の電子制御システムとして
は、燃料噴射制御、点火時期制御等を実行するエンジン
制御システム、自動変速機等のパワートレイン制御を実
行するAT(Automatic Transmission)制御システム、設
定温度に応じてエアーミックスダンパ、ブロア回転数、
エアコンコンプレッサのON−OFF等を自動的に制御
するエアコン制御システム、走行速度が任意にセットさ
れた車速に収束するようにスロットル弁の開度を調整す
るクルーズ制御システム、制動時のブレーキ油圧を制御
して車輪のロックを回避するABS(Anti lock Brake
System)、駆動輪の駆動力を運転条件に応じて制御して
駆動輪の空転を防止するTCS(Traction Control Syst
em)、車速等に応じて後輪の舵角を積極的に制御し、転
舵時の車体の横滑りを抑制する4WS(Four Wheel stee
ring System)等があり、個々の制御システムを分散制御
するコントローラとして、あるいは、複数の制御システ
ムを一括制御するコントローラとして、少なくとも1台
以上のECUが搭載されている。
【0017】次に、上記セレクトモニタ10の機能構成
について説明する。図2に示すように、上記セレクトモ
ニタ10の内部には、マイクロコンピュータからなるメ
イン制御部35、各部に定電圧を供給する電源回路36
等が設けられており、また、上記メイン制御部35に
は、カセットコネクタ37を介して、外部から交換可能
なメモリカセット50が接続されている。
【0018】尚、上記電源回路36は、上記車両1のバ
ッテリからシガーライタケーブルを介して、あるいは、
一般交流電源からAC/DCアダプタを介して、あるい
は、電池を内蔵することにより、電源を供給することの
できる、いわゆる3電源対応方式となっている。
【0019】上記メイン制御部35は、例えばROM外
付けタイプのシングルチップマイクロコンピュータから
なるCPU40を中心として構成され、このCPU40
に、システムブートプログラムやディスプレイ20に表
示するメニューや各種メッセージのデータ等を記憶した
ROM41、ワークデータを格納するワークRAMや画
像表示データを格納するビデオRAM等からなるRAM
42、車載ECU2との接続インタフェースであるダイ
アグインタフェース43、インジケータ部21のLED
の点灯(或いは点滅)や上記キーボード22からのキー
操作信号を処理する入力・表示インタフェース44、外
部コンピュータやプリンタ等の外部機器との通信処理を
行う通信インタフェース45、上記メモリカセット50
に設けられたROM51がバスラインを介して接続され
ており、さらに、上記CPU40のI/Oポートに、上
記計測プローブ25(図においては、2チャンネル分の
プローブ25a,25b,25c)からの信号を処理す
る計測インタフェース46が接続されている。
【0020】上記ダイアグインタフェース43は、設計
情報を与えることにより論理機能をオンボードで再プロ
グラミング可能なFPGA(Field Programmable Gate
Array)を中心として構成され、このFPGAにより、
車種、完成車メーカを問わず、様々な車載ECU2に接
続可能なI/Oインタフェース、及び、様々な車載EC
U2の通信プロトコルに適合したシリアル通信インタフ
ェースのハードウエアを実現することができる。
【0021】また、上記メモリカセット50は、処理項
目や車種の相違、各種通信プロトコルの相違に対し、上
記セレクトモニタ10を汎用的に使用できるようにする
ものであり、車載ECU2に対応した診断処理用プログ
ラム、及び、車載ECU2の通信プロトコルに適合する
よう上記FPGAを再プログラムするための論理情報等
からなる設計データが格納されている。
【0022】また、上記計測インタフェース46は、計
測プローブ25からの信号を処理するためのインタフェ
ースであり、信号の波形整形、レベル変換、A/D変換
等の機能を備え、測定対象に応じて計測レンジの異なる
複数のチャンネルを有している。すなわち、上記計測イ
ンタフェース46を介して、例えば、2チャンネルの電
圧計測、4チャンネルの抵抗計測、パルス信号の周波数
及びデューティ比等の計測を行うことができ、さらに
は、温度プローブや圧力プローブを使用することによ
り、車両1の電子制御システムに備えられているセンサ
を使用することなく温度計測や圧力計測を任意に行うこ
とができる。
【0023】そして、故障診断に際しては、車載ECU
2に対応した診断処理用プログラム、及び、ダイアグイ
ンタフェース43のFPGAを再プログラミングするた
めの設計データ等を格納したメモリカセット50を装着
し、セレクトモニタ10のイニシャライズとともに、上
記ROM51に格納されているFPGAの設計データを
上記ダイアグインタフェース43に転送し、FPGAを
再プログラミングして車載のECU2とのI/O接続及
びシリアル通信が可能な状態とする。
【0024】尚、上記ダイアグインタフェース43を構
成するFPGAの設計データは、必ずしも、メモリカセ
ット50内のROM51に格納するものに限定されるも
のではなく、例えば、CPU40のブートプログラムを
変更して外部コンピュータからFPGAの設計データを
ロードするようにしても良い。
【0025】ここで、上記セレクトモニタ10は、車載
ECU2との通信によるデータ読み込みに際し、ECU
2のデータ格納アドレスを直接指定することでデータ読
み込みに要する処理速度を上げるようにしているが、従
来、ECU2のデータ格納アドレス情報は、例えば、メ
モリカセット50に予め書き込んでおく等して、車両の
システム毎の固有データとしてセレクトモニタ10側に
保有するようにしていたため、ECU2側の設計変更な
どによりデータ格納アドレスが変更された場合、それに
応じてセレクトモニタ10側のアドレス情報も変更せね
ばならず、様々なシステムへの対応の自由度が乏しく、
柔軟な対応が困難であった。
【0026】このため、本発明によるセレクトモニタ1
0では、ECU2の内部データを通信によって取り込む
際、まず、最初にECU2のデータ格納アドレス情報を
読み込み、このアドレス情報に基づいてECU2からデ
ータを受信するようにしており、ECU2側の設計変更
によってデータ格納アドレスが変更になった場合や、車
両側のシステム毎にデータ格納アドレスが異なる場合に
も、支障なくデータを読み込むことができ、柔軟な対応
が可能となっている。
【0027】以下、セレクトモニタ10のデータ読み込
み処理について、図3〜図18のフローチャートによ
り、ECU2内のデータをセレクトモニタ10のディス
プレイ20に表示させるメニュー選択の流れに従って説
明する。
【0028】まず、診断対象とする車両1の車載電子制
御システムに適合したメモリカセット50を装着したセ
レクトモニタ10を、ダイアグケーブル24を介して車
載ECU2に接続し、図示しない電源スイッチをONす
ると、セレクトモニタ10のシステムを制御するCPU
40がリセットされ、図3及び図4に示すセレクトモニ
タメニュールーチンがスタートする。
【0029】このセレクトモニタメニュールーチンで
は、まず、ステップS101で、システムの初期設定を行
い、ステップS102で、画面データのメモリテーブルから
初期メニュー画面であるセレクトモニタメニューのメニ
ュー画面データをビデオRAMに転送し、図19に示す
ように、ディスプレイ20にセレクトモニタメニューを
表示する。
【0030】このセレクトモニタメニューは、セレクト
モニタ10に電源を投入した後、最初に表示される最上
位階層のメニューであり、図19に示すように、本形態
では7項目のメニューからなり、画面最下部に、キーボ
ード22の各ファンクションキーF1〜F4に対応し
て、各ファンクションキーF1〜F4への登録内容が表
示される。
【0031】そして、作業者は、このセレクトモニタメ
ニュー画面を見ながらキーボード22の“↑”,“↓”
キーを使ってカーソルを上下させ、目的のメニュー項目
にカーソルを一致させて反転表示させたところで“Y”
キーを押すと、選択が確定して次の階層のメニューが表
示される。
【0032】尚、各階層の表示画面において、カーソル
は、表示画面のタイトル等を除く選択可能な項目間での
み移動可能となっており、上記ディスプレイ20にセレ
クトモニタメニューが表示された直後は、例えば、最上
段のメニュー項目である“1.全ダイアグコードの点
検”の位置にあるものとする。
【0033】その後、上記ステップS102からステップS1
03へ進み、例えばキー入力フラグを参照することにより
キー入力が有ったか否かを調べ、キー入力がないとき、
キー入力待ちのループとなり、キー入力が有ったとき、
ステップS103からステップS104へ進んで“Y”キーの入
力であるか否かを調べる。尚、キー入力は、キーボード
22のソフトウエアスキャンあるいはハードウエアスキ
ャンにより所定時間周期で監視されており、キー入力が
有ると、例えばキー入力有りを示すフラグがセットさ
れ、キー解釈が行われる。
【0034】そして、“Y”キーの入力でないときに
は、上記ステップS104からステップS105以降のカーソル
移動に係わる処理へ進み、“Y”キーの入力のとき、上
記ステップS104からステップS112以降のカーソル位置に
応じた処理へと進む。
【0035】ステップS105以降のカーソル移動に係わる
処理では、ステップS105で“↓”キーの入力か否かを調
べ、“↓”キーの入力であるとき、次のキー入力に備え
るため、ステップS106で例えばキー入力フラグをクリア
する等して一旦キー入力無しの状態に設定する。
【0036】次いで、ステップS107へ進み、カーソル下
方向移動処理ルーチンを実行してカーソルを現在位置か
ら1行下のメニュー項目へ移動させ、ステップS103のキ
ー入力待ちへ戻る。尚、このカーソル下方向移動処理ル
ーチンでは、カーソル位置が最下段のメニュー項目(本
ルーチンでは、“7.セレクトモニタの自己診断”の項
目)に達しているときには、その位置を保持する。
【0037】一方、上記ステップS105で“↓”キーの入
力でないときには、上記ステップS105からステップS108
へ進んで“↑”キーの入力か否かを調べる。そして、
“↑”キーの入力でないとき、次のキー入力のため、ス
テップS108からステップS109へ進んで一旦キー入力無し
の状態に設定してステップS103のキー入力待ちへ戻り、
“↑”キーの入力であるとき、ステップS108からステッ
プS110へ進んで、同様に、一旦、キー入力無しの状態に
設定すると、ステップS111でカーソル上方向移動処理ル
ーチンを実行してカーソルを現在位置から1行上のメニ
ュー項目へ移動させ、ステップS103のキー入力待ちへ戻
る。尚、このカーソル上方向移動処理ルーチンにおいて
も、カーソル位置が最上段のメニュー項目(本ルーチン
では、“1.全ダイアグコードの点検”の項目)に達し
ているときには、その位置を保持する。
【0038】そして、以上の処理によりカーソルが移動
されて目的のメニュー項目を反転表示させたところで
“Y”キーが押されると、ステップS103のキー入力待ち
ループから“Y”キーの入力か否かを調べるステップS1
04を経てステップS112へ進み、このステップS112でキー
入力無しの状態に設定した後、以降のステップS113〜S1
25で、“Y”キーが押されたときのカーソル位置を調べ
てカーソル位置のメニュー項目に応じた処理を行う。
【0039】すなわち、ステップS113でカーソル位置が
メニュー項目の1行目か否かを調べ、カーソル位置が1
行目の“1.全ダイアグコードの点検”の項目であると
きには、ステップS113からステップS114へ進み、ECU
2の自己診断機能によってECU2内に記憶されている
全システム故障コードを読み出してディスプレイ20に
表示する全ダイアグコードの点検ルーチンを実行し、こ
のルーチン内での1階層上のメニューに戻るキーの操作
(後述するように、“C”キーの操作)により、セレク
トモニタメニューを表示するステップS102へ戻る。
【0040】また、カーソル位置が1行目でないときに
は、上記ステップS113からステップS115へ進んでカーソ
ル位置が2行目の“2.車両システムの故障診断”の項
目であるか否かを調べ、カーソル位置が2行目であると
き、ステップS116で車両システム選択ルーチンを実行す
る。この車両システム選択ルーチンでは、後述するよう
に、車両システムを選択した後、ECU2のアドレス情
報を読み込んで車両の故障診断ルーチンを実行するよう
になっており、このルーチン内での“C”キーの操作に
よる上の階層への移動でセレクトモニタメニュールーチ
ンへ復帰したとき、ステップS102へ戻る。
【0041】また、上記ステップS115でカーソル位置が
2行目でないときには、上記ステップS115からステップ
S117へ進んでカーソル位置が3行目の“3.デジタルマ
ルチメータ”の項目であるか否かを調べ、カーソル位置
が3行目であるとき、ステップS118へ進んでデジタルマ
ルチメータルーチンを実行する。このデジタルマルチメ
ータルーチンでは、計測プローブ25を介した電圧計
測、抵抗計測、パルス信号計測(周波数、デューティ
比)を選択するためのメニュー画面データをメモリテー
ブルから検索してビデオRAMに転送し、ディスプレイ
20に表示する。そして、このルーチン内での“C”キ
ーの操作による上の階層への移動でセレクトモニタメニ
ュールーチンへ復帰したとき、ステップS102へ戻る。
【0042】また、上記ステップS117でカーソル位置が
3行目でないとき、上記ステップS117からステップS119
へ進んでカーソル位置が4行目の“4.スコープメー
タ”の項目であるか否かを調べ、カーソル位置が4行目
であるとき、ステップS120へ進んで簡易オシロ機能であ
るスコープメータルーチンを実行し、このルーチン内で
の1階層上のメニューに戻る“C”キーの入力によって
ステップS102へ戻る。
【0043】また、上記ステップS119でカーソル位置が
4行目でないとき、上記ステップS119からステップS121
へ進んでカーソル位置が5行目の“5.外部機器通信”
の項目であるか否かを調べ、カーソル位置が5行目であ
るときには、ステップS122へ進んで外部コンピュータ等
の外部機器との通信機能を実現するための外部機器通信
ルーチンを実行し、このルーチン内での1階層上のメニ
ューに戻る“C”キーの入力によってステップS102へ戻
る。
【0044】また、上記ステップS121でカーソルが5行
目でないとき、上記ステップS121からステップS123へ進
み、カーソル位置が6行目の“セレクトモニタの機能設
定”の項目であるか否かを調べる。そして、カーソル位
置が5行目であるとき、ステップS123からステップS124
へ進んでセレクトモニタの機能設定ルーチンを実行し、
時刻設定、ブザーON,OFF、ファンクションキー設定等の
メニューをディスプレイ20に表示し、このルーチン内
での1階層上のメニューに戻るキー入力によってステッ
プS102へ戻る。
【0045】さらに、上記ステップS123において、カー
ソル位置が6行目でないと判断されたとき、すなわち、
カーソル位置が7行目の“セレクトモニタの自己診断”
の項目であるときには、上記ステップS123からステップ
S125へ進んでセレクトモニタの自己診断ルーチンを実行
し、このルーチン内での1階層上のメニューに戻る
“C”キーの入力によってステップS102へ戻る。
【0046】ここでは、ECU2内のデータと計測プロ
ーブ25を介した自己計測データとを表示するため、セ
レクトモニタメニューから“2.車両システムの故障診
断”の項目を選択し、以下に説明する車両システム選択
ルーチンを実行して車両システムを選択した後、ECU
2のアドレス情報を読み込んで車両の故障診断ルーチン
を実行し、この車両の故障診断ルーチンによって表示さ
れる故障診断メニューから“現在のデータ表示”の項目
を選択する例について説明する。
【0047】車両システム選択ルーチンは図5及び図6
に示され、このルーチンでは、ステップS201で画面デー
タのメモリテーブルからシステム選択のためのデータを
検索してビデオRAMに転送し、ディスプレイ20に、
図20に示すように、エンジン制御システムを示す“E
GI・EMPi”、自動変速機制御システムを示す“A
T・ECVT”、エアコン制御システムを示す“エアコ
ン”、ブレーキ・トラクション制御システムを示す“A
BS・TCS”、4輪操舵制御システムを示す“4W
S”等の車両システム選択ニューを表示する。
【0048】次いで、ステップS202へ進んでキー入力待
ちとなり、キー入力があったとき、ステップS203で
“Y”キーの入力か否かを調べ、“Y”キーの入力でな
いとき、ステップS204以降のカーソル移動及び階層移動
に係わる処理へ進み、“Y”キーの入力のとき、ステッ
プS216以降のカーソル位置に応じた処理へと進む。
【0049】ステップS204〜S209のカーソル移動に係わ
る処理は、前述のセレクトモニタメニュールーチンにお
ける処理と同様であり、ステップS204で“↓”キーの入
力か否かを調べて、“↓”キーの入力であるとき、S20
5,S206でキー入力無しの状態に設定した後、カーソルを
下方向に移動させてステップS202へ戻り、ステップS204
で“↓”キーの入力でないとき、さらに、ステップS207
で“↑”キーの入力か否かを調べ、“↑”キーの入力で
あるとき、ステップS208,S209でキー入力無しの状態に
設定した後、カーソルを上方向に移動させてステップS2
02へ戻る。
【0050】一方、上記ステップS207において“↑”キ
ーの入力でないときには、上記ステップS207からステッ
プS210へ進んで1階層上へ移動させるための“C”キー
の入力か否かを調べ、“C”キーの入力でないときに
は、ステップS211でキー入力無しの状態に設定してステ
ップS202へ戻り、“C”キーの入力であるとき、ステッ
プS212でキー入力無しの状態に設定した後、セレクトモ
ニタメニュールーチンのステップS102へリターンする。
【0051】そして、カーソルが移動されて目的のメニ
ュー項目を反転表示させたところで“Y”キーが押され
ると、ステップS202のキー入力待ちループから“Y”キ
ーの入力か否かを調べるステップS203を経てステップS2
13へ進み、このステップS213でキー入力無しの状態に設
定した後、以降のステップS214〜S224で、“Y”キーが
押されたときのカーソル位置を調べてカーソル位置に応
じた車両システムを選択する。
【0052】すなわち、ステップS214でカーソル位置が
メニュー項目の1行目か否かを調べ、1行目の“EGI
・EMPi”の項目であるときには、ステップS214から
ステップS215へ進んでシステムを識別するためのシステ
ム識別コードSYSとして1を格納した後、ステップS2
25へジャンプしてECU2から車両制御用データの格納
アドレスを読み込む図7のアドレス情報読み込みルーチ
ンを実行する。
【0053】また、ステップS214でカーソル位置が1行
目でないときには、ステップS214からステップS216へ進
み、カーソル位置が2行目か否かを調べ、カーソル位置
が2行目の“AT・ECVT”の項目であるとき、ステ
ップS216からステップS217へ進んでシステム識別コード
SYSとして2を格納して前述のステップS225へジャン
プし、カーソル位置が2行目でないときには、ステップ
S218へ進んでカーソル位置が3行目か否かを調べ、3行
目の“エアコン”の項目であるとき、ステップS219へ進
んでシステム識別コードSYSとして3を格納した後、
同様に、ステップS225へジャンプする。
【0054】また、カーソル位置が3行目でないときに
は、ステップS218からステップS220へ進んでカーソル位
置が4行目であるか否かを調べ、4行目の“クルコン”
の項目であるとき、ステップS221でシステム識別コード
SYSとして4を格納してステップS225へジャンプし、
カーソル位置が4行目でないとき、ステップS220からス
テップS222へ進んでカーソル位置が5行目か否かを調べ
る。
【0055】そして、カーソル位置が5行目の“ABS
・TCS”の項目であるとき、ステップS222からステッ
プS223へ進んでシステム識別コードSYSとして5を格
納した後、ステップS225へジャンプし、カーソル位置が
5行目でないととき、すなわち、カーソル位置が6行目
の“4WS”の項目であるときには、ステップS222から
ステップS224へ進んでシステム識別コードSYSとして
6を格納し、ステップS225へ進む。
【0056】尚、この車両システム選択ルーチンのステ
ップS225でECU2のアドレス情報読み込みルーチンを
実行し、その後、“C”キーの操作によって車両システ
ム選択ルーチンに復帰したときには、車両システム選択
メニューを表示するステップS201へ戻る。
【0057】上記ステップS225における図7のアドレス
情報読み込みルーチンは、システム毎のデータ格納アド
レスの相違あるいは設計変更等によるデータ格納アドレ
スの変更にも対処可能とするため、ECU2内部に記憶
されている車両制御用データを読み込む際、予め、セレ
クトモニタ10側にECU2の車両制御用データ格納ア
ドレスを読み込むルーチンであり、このルーチンが起動
されると、まず、ステップS251で、アドレス情報読み込
み完了フラグflag2を参照する。
【0058】上記アドレス情報読み込み完了フラグfl
ag2は、ECU2内部の車両制御用データが格納され
ているメモリアドレスを全てセレクトモニタ10側に読
み込んだか否かを示すフラグであり、flag2=0で
読み込み未完了、flag2=1で読み込み完了を示
す。
【0059】そして、上記ステップS251においてfla
g2=0であり、アドレス情報の読み込みが完了してい
ないときには、上記ステップS251からステップS252へ進
んでアドレス情報読み込み要求フラグflag3を参照
し、既にアドレス情報読み込み要求がなされているか否
かを調べる。
【0060】その結果、flag3=1であり、既にア
ドレス情報読み込み要求がなされているときには、上記
ステップS252からステップS255へジャンプし、flag
3=0であり、未だアドレス情報読み込み要求が出され
ていないときには、上記ステップS252からステップS253
へ進んで、図21に示すように、ECU2からアドレス
情報読み込み中であることを示す“初期化通信中”のメ
ッセージを画面に表示し、ステップS254でアドレス情報
読み込み要求フラグflag3を1にセットしてステッ
プS255へ進む。尚、セレクトモニタ10とECU2との
間の通信処理については、後述する。
【0061】ステップS255では、キー入力の有無を調
べ、キー入力が無いときにはステップS251へ戻り、キー
入力が有るとき、ステップS256で“N”キーの入力か否
かを調べる。そして、“N”キーの入力でないとき、す
なわち、このアドレス情報読み込みルーチン実行中には
無効である他のキーの入力であるときには、上記ステッ
プS256からステップS257へ進んでキー入力無しの状態に
設定してステップS251へ戻り、“N”キーの入力である
とき、アドレス情報の読み込みを中止して上記ステップ
S256からステップS258へ進み、同様にキー入力無しの状
態に設定して車両システム選択ルーチンのステップS201
へリターンする。
【0062】そして、“N”キーを入力せずにECU2
からのアドレス情報読み込みを続行し、後述するセレク
トモニタ10の受信ルーチンによって全アドレス情報の
読み込みが完了し、アドレス情報読み込み完了フラグf
lag2が1にセットされると、上記ステップS251から
ステップS259へ分岐して車両の故障診断ルーチンを実行
し、ステップS260でアドレス情報読み込み完了フラグf
lag2を0にクリアして車両システム選択ルーチンの
ステップS201へリターンする。
【0063】次に、車両の故障診断ルーチンでは、図8
及び図9に示されるように、ステップS301で画面データ
のメモリテーブルから該当するデータを検索してビデオ
RAMに転送し、ディスプレイ20に、図22に示すよ
うな車両の故障診断メニューを表示すると、ステップS3
02でキー入力待ちとなる。
【0064】そして、キー入力が有ったとき、上記ステ
ップS302からステップS303へ進んで“Y”キーの入力か
否かを調べ、“Y”キーの入力でないとき、ステップS3
04〜S312で前述の車両システム選択ルーチンのステップ
S204〜S212と同様のカーソル移動及び階層移動に係わる
処理を行い、この処理によりカーソルが移動されて目的
のメニュー項目を反転表示させたところで“Y”キーが
押されると、ステップS302のキー入力待ちループから上
記ステップS303を経てステップS313へ進み、このステッ
プS313でキー入力無しの状態に設定した後、以降のステ
ップS314〜S313で、現在のカーソル位置がメニュー項目
の何行目にあるかを調べ、“Y”キーが押されたときの
カーソル位置に応じた処理を行う。
【0065】すなわち、カーソル位置が1行目の“現在
のデータ表示”の項目で“Y”キーが押されたときに
は、カーソル位置が1行目か否かを調べるステップS314
からステップS315へ進んでデータ表示メニュールーチン
を実行し、カーソル位置が2行目の“ダイアグコードの
点検”の項目で“Y”キーが押されたときには、カーソ
ル位置が2行目か否かを調べるステップS316からステッ
プS317へ進んでダイアグコードの点検ルーチンを実行す
る。
【0066】また、カーソル位置が3行目の“メモリク
リア”の項目で“Y”キーが押されたときには、カーソ
ル位置が3行目か否かを調べるステップS318からステッ
プS319へ進んでメモリクリアルーチンを実行し、カーソ
ル位置が4行目の“アクチュエータチェック”の項目で
“Y”キーが押されたときには、カーソル位置が4行目
か否かを調べるステップS320からステップS321へ進んで
アクチュエータチェックルーチンを実行し、さらに、上
記ステップS320において、カーソル位置が4行目でない
と判断されたとき、すなわち、カーソル位置が5行目の
“故障時のデータ表示”の項目で“Y”キーが押された
ときには、ステップS320からステップS322へ進んで故障
時データ表示ルーチンを実行する。
【0067】尚、各ルーチンからは、“C”キーの操作
によって車両の故障診断ルーチンに復帰したとき、車両
の故障診断メニューを表示するステップS301へ戻る。
【0068】上記ステップS315におけるデータ表示メニ
ュールーチンは、図10及び図11に示され、ステップ
S401で画面データのメモリテーブルからデータ表示メニ
ューの画面データを検索してビデオRAMに転送し、デ
ィスプレイ20にデータ表示メニューを表示する。
【0069】図23に示すように、上記データ表示メニ
ューは、本形態においては7項目からなるデータ数値表
示及びデータグラフ表示のためのメニューであり、この
データ表示メニューを表示した後は、ステップS402でキ
ー入力待ちとなり、キー入力があったとき、ステップS4
03へ進んで“Y”キーの入力か否かを調べる。
【0070】そして、“Y”キーの入力でないとき、上
記ステップS403からステップS404以降へ進み、前述した
車両の故障診断ルーチンにおけるステップS304〜S312と
同様のカーソル移動及び階層移動に係わる処理をステッ
プS404〜S412で行い、“Y”キーの入力のとき、上記ス
テップS403からステップS413へ進んでキー入力無しの状
態に設定すると、以降のステップS414〜S426で、“Y”
キーが押されたときのカーソル位置に応じた処理を行
う。
【0071】すなわち、カーソルがメニュ項目1行目の
“1.12データ表示”の位置で“Y”キーが押された
ときには、ステップS414からステップS415へ進んで12
データ数値表示ルーチンを実行し、カーソル位置が2行
目の“2.4データ拡大表示”の項目で“Y”キーが押
されたときには、ステップS416からステップS417へ進ん
で4データ表示ルーチンを実行し、カーソル位置が3行
目の“3.1データ拡大表示”の項目で“Y”キーが押
されたときには、ステップS418からステップS419へ進ん
で1データ数値表示ルーチンを実行する。
【0072】また、カーソル位置が4行目の“4.4c
hグラフ表示”の項目で“Y”キーが押されたときに
は、ステップS420からステップS421へ進んで4chグラ
フ表示ルーチンを実行し、カーソル位置が5行目の
“5.2chグラフ表示”の項目で“Y”キーが押され
たときには、ステップS422からステップS423へ進んで2
chグラフ表示ルーチンを実行する。
【0073】さらに、カーソル位置が6行目の“6.1
chグラフ表示”の項目で“Y”キーが押されたときに
は、ステップS424からステップS425へ進んで1chグラ
フ表示ルーチンを実行し、上記ステップS424において、
カーソル位置が6行目でないと判断されたとき、すなわ
ち、カーソル位置が7行目の“7.12データ・LED表
示”の項目で“Y”キーが押されたときには、ステップ
S424からステップS426へ進んで12データ・LED表示ル
ーチンを実行する。そして、各ルーチンにおける“C”
キーの操作によって車両システム選択ルーチンに復帰し
たとき、データ表示メニューを表示するステップS401へ
戻る。
【0074】以下、ECU2からのデータとセレクトモ
ニタ10自体の計測機能によって計測した自己計測デー
タとを同時に表示可能な“1.12データ表示”のメニ
ュー項目を選択した場合に実行される12データ数値表
示ルーチンについて、図12〜図15のフローチャート
に従って説明する。
【0075】この12データ数値表示ルーチンは、図2
4に示すように、12個のデータを数値表示する処理を
行うルーチンであり、まず、ステップS501で、データ識
別コードIDによって特定されるデータの中から、ディ
スプレイ20のデータ表示領域の1行目に表示するデー
タを特定するための先頭表示データ識別コードID0を
0にセットする。
【0076】上記データ識別コードIDは、セレクトモ
ニタ10と車両の様々な電子制御システムとの間で扱う
データを識別するためのコードを、予めセレクトモニタ
10と車両の様々な電子制御システムとの間で共通のコ
ードとして固定しておくものであり、車両制御に係わる
データ、すなわち、センサ・スイッチ類からのデータ、
アクチュエータ類への制御用データ、エンジン回転数や
点火時期等の内部演算データ等のデータに特定のコード
を割り付け、さらに、車載システム側に対し、セレクト
モニタ10の自己計測データ用として特定のコードを予
約しておく。
【0077】例えば、図26に示すように、本形態で
は、バッテリ電圧、エンジン水温、スロットル開度、エ
ンジン回転数、燃料噴射幅、点火時期、吸入管負圧,…
の各データを、ID=0,1,2,3,4,5,6,…
の各コードで固定し、さらに、ID=30以降をセレク
トモニタ10の自己計測機能による自己計測データに対
するコードとして確保しており、データ識別コードID
で指定することにより、システムの相違に拘らず目的と
するデータを識別・特定することができるようになって
いる。尚、図中のID1,ID2は、後述するセレクト
モニタ10とECU2との間でアドレス情報に関する通
信を行う際に使用するデータ識別コードの指示値であ
り、セレクトモニタ10側の指示値をID1とし、EC
U2側の指示値をID2とする。
【0078】次いで、ステップS502へ進み、画面表示の
行番号nを1にセットするとともに、上記データ識別コ
ードIDに先頭表示データ識別コードID0をセット
し、行番号nに表示するデータを特定する。尚、この1
2データ数値表示の際のデータ表示領域は、画面最下段
のファンクションキーF1〜F4への登録内容表示行を
除いた範囲であり、行番号nは画面最上段をn=1とす
る。
【0079】続くステップS503では、ECU2への通信
要求の有無を示す通信フラグflag0を1にセットす
る(flag0=1で通信要求有り;flag0=0で
通信要求無し)とともに、ECU2から送信されたデー
タの受信が完了したか否かを示す通信完了フラグfla
g1を0にクリアし(flag1=0で通信未完了;f
lag1=1で通信完了)、ステップS504でキー入力有
りか否かを調べる。
【0080】そして、キー入力がないとき、上記ステッ
プS504からステップS505へ進んでデータ識別コードID
が設定値以上か否かを調べる。この設定値は、セレクト
モニタ10側の自己計測機能による計測データを指示す
るコード値(本形態では、30以上)であり、ID<設
定値のとき、すなわち、車載ECU2側のデータである
ときに、上記ステップS505からステップS506へ進んで通
信完了フラグflag1を参照してECU2からデータ
受信が済んで通信完了となっているか否かを調べる。
【0081】その結果、flag1=0であり、通信が
完了していないときには、上記ステップS506からステッ
プS504へ戻り、flag1=1で通信が完了したとき、
ステップS507へ進んで、受信データをRAM42の該当
アドレスから読み込み、ステップS508で受信データの単
位換算を行った後、ステップS511で画面n行目のデータ
名の後に単位換算後のデータを単位とともに数値表示す
る(但し、スイッチ出力はON,OFFで表示する)。
【0082】その後、上記ステップS511からステップS5
12へ進み、行番号nがデータ表示領域の最大値である1
2以上となったか否かを調べ、n<12のとき、次のデ
ータ識別コードに対応するデータを次の行に表示するた
め、ステップS513で行番号nをn=n+1にインクリメ
ントするとともに、ステップS514でデータ識別コードI
DをID=ID+1にインクリメントする。さらに、ス
テップS550において、ステップS514でインクリメントさ
れたデータ識別コードID、つまり次の表示データのデ
ータ識別コードIDをECU2がサポートしている(デ
ータが存在する)か否かが判断される。
【0083】後述するように、サポートされていないこ
とを示す所定のデータ(例えば$FFFF)がアドレス
情報読み込みルーチンにおいて特定アドレスの代わりに
獲得されている場合、ステップS551において、さらにデ
ータ識別コードIDをID+1にインクリメントしてス
テップS550に戻る。ステップS550において、次の表示デ
ータがサポートされていると判断された場合には、ステ
ップS503へ戻って通信フラグflag0を1にセットす
る(通信要求有り)とともに、通信完了フラグflag
1を0にクリアする(通信未完了)。
【0084】以上の処理により、データ識別コードID
の値を0から順に増加させてディスプレイ20の画面1
行毎にデータを表示してゆき、12行目までデータを表
示してステップS512へ至ると、n≧12の条件が成立
し、ステップS512からステップS502へ戻って行番号nを
1に再セットするとともに、データ識別コードIDに先
頭表示データ識別コードID0を再セットし、以上説明
したステップS503〜S514の処理を繰り返して画面表示デ
ータを最新の値に更新する。
【0085】これにより、ディスプレイ20のデータ表
示領域には、図24に示すように、データ識別コードI
Dに対応するデータが1行目から12行目迄に表示され
る。図24の例では、1行目から12行目迄にID=0
〜11に対応するECU2内の各データ、すなわち、バ
ッテリ電圧、エンジン水温、スロットルセンサ、エンジ
ン回転数、燃料噴射パルス、点火時期、吸入管負圧,車
速、O2センサ(1)、O2センサ(2)、エンジン負荷、大気
圧の各データが表示されている。尚、前述のように、E
CU2側でデータ識別コードIDに対応するデータをサ
ポートしていない場合には、10行目のO2センサ(2)の
ように、データ名の後に対応するデータが表示されな
い。
【0086】ここで、ディスプレイ20に表示するEC
U2のデータは、当初、データ識別コードIDがID=
0〜11に対応する12種類のデータのみであり、他の
データを知りたい場合、“↓”キーあるいは“↑”キー
を使って画面をスクロールさせる。
【0087】すなわち、ステップS504でキー入力有りの
とき、ステップS504からステップS515へ進んで“↓”キ
ー入力か否かを調べ、“↓”キー入力のとき、さらに、
ステップS516へ進んで、キー入力無しの状態に設定する
と、ステップS517でカーソル位置が最下行目(本形態で
は、12行目)か否かを調べる。
【0088】上記ステップS517で、カーソル位置が最下
行に達していないときには、ステップS518へ進んでカー
ソル下方向移動処理ルーチンを実行し、カーソルを現在
位置から1行下へ移動させた後、ステップS505へ戻る。
すなわち、前述のステップS505〜S514によるデータ表示
処理中に“↓”キーが押された場合、カーソルを1行下
に移動させてデータ表示処理を続行する。
【0089】そして、“↓”キーを押し続けてカーソル
位置が最下行に達したとき、上記ステップS517からステ
ップS519へ進み、先頭表示データ識別コードID0が最
大値に達し最下行にID最終値に対応するデータが表示
されているか否かを調べる。つまり、先頭表示データ識
別コードID0の最大値は、(ID最終値)−(表示行
数)+1となる。
【0090】先頭表示データ識別コードID0が最大値
に達していない段階では、上記ステップS519からステッ
プS520へ進み、カーソル位置を最下行で保持してデータ
識別コードIDを下方向(ID値が増加する方向)にス
クロールさせるスクロール処理ルーチンを実行する。こ
のデータ下方向へのスクロール処理ルーチンでは、現在
表示している1行目から12行目迄のデータを1行づつ
上に移動させて表示する。すなわち、現在1行目に表示
しているデータを消去して2行目のデータを1行目に表
示し、3行目のデータを2行目に表示するといったよう
に、順にデータの表示位置を1行づつ上に移動させて表
示する。
【0091】そして、データ表示をスクロールさせた
後、ステップS521へ進み、先頭表示データ識別コードI
D0をID0=ID0+1にインクリメントし、ステッ
プS502へ戻って行番号nを1に再セットするとともに、
データ識別コードIDをID=ID0に再セットする。
【0092】このスクロール処理を繰り返すことによ
り、画面先頭のデータ識別コードIDが順に大きくなっ
て画面全体の12行の対応データが次々に別のデータに
入れ替わって表示され、ステップS505でデータ識別コー
ドIDがセレクトモニタ10側の自己計測機能による計
測データを指示する設定値になると、ステップS505から
ステップS509へ分岐してECU2のデータ表示処理を中
断し、計測プローブ25を介した自己計測データの表示
処理を行う。
【0093】ステップS509では、計測プローブ25から
の信号をA/D変換しRAM42の該当アドレスにスト
アされているデータを読み込む。ステップS510で、この
A/D変換データを単位換算し、前述のステップS511へ
進んで画面n行目に、セレクトモニタ10自身の計測機
能による自己計測データ、例えば、計測プローブ25を
介して測定したスロットルセンサ4の直接の出力データ
を表示すると、ステップS512で行番号nが12以上とな
ったか否かを調べ、n<12のとき、前述のステップS5
13,S514を経てS503へ戻り、n≧12のとき、ステップS
512からステップS502へ戻って行番号nを1に再セット
するとともに、データ識別コードIDに先頭表示データ
識別コードID0を再セットし、以上説明したステップ
S503〜S514の処理を繰り返して画面表示データを最新の
値に更新する。
【0094】これにより、同一画面上に、ECU2内部
の制御用データと、セレクトモニタ10の自己計測機能
によって計測した自己計測データとを同時に表示するこ
とができ、互いに関連するデータが1画面上に表示され
ている場合、互いのデータを比較してデータの妥当性を
確認することができる。また、ECU2内部の制御用デ
ータと、セレクトモニタ10の自己計測機能によって計
測した自己計測データとのうち、互いに関連するデータ
が1画面上に表示されない場合においても、例えば、図
24の表示画面に示す3行目のECU2内部に記憶され
ているスロットルセンサ4の出力データに対し、セレク
トモニタ10自身の計測機能によって測定したスロット
ルセンサ4の直接の出力データをスクロールによって表
示させることで、互いのデータを比較することができ、
これらの値が一致するとき、スロットル検出系は正常で
あると容易に判断することができる。
【0095】以上の“↓”キーによるスクロールが繰り
返され、やがて、最下行にデータ識別コードIDの最終
値に対応するデータが表示されると、それ以上のスクロ
ールが禁止される。尚、上記ステップS519における先頭
表示データ識別コードID0の最大値を、データ識別コ
ードIDの最終値としてデータ表示が無くなるまでスク
ロールさせても良い。
【0096】一方、以上のデータ識別コードIDが大き
くなる方向へのスクロールに対し、“↑”キーを使って
画面表示を逆方向にスクロールさせる場合には、“↑”
キーを押す。すると、上記ステップS504からステップS5
15を経てステップS522へ進んで“↑”キー入力が検出さ
れ、ステップS523でキー入力無しの状態に設定すると、
ステップS524でカーソル位置が1行目か否かを調べる。
【0097】そして、上記ステップ524でカーソル位置
が1行目に達していないときには、ステップS525へ進ん
でカーソル上方向移動処理ルーチンを実行し、カーソル
を現在位置から1行上へ移動させた後、ステップS505
へ戻り、前述のステップS505〜S514によるデータ表示処
理中に“↑”キーが押された場合、カーソルを1行上に
移動させてデータ表示処理を続行する。
【0098】そして、“↑”キーを押し続けてカーソル
位置が1行目に達したとき、上記ステップS524からステ
ップS526へ進み、先頭表示データ識別コードID0が0
か否かを調べ、ID0=0のときには、それより前には
データが存在しないため、ステップS505へ戻ってステッ
プS505〜S514によるデータ表示処理を続行し、ID0≠
0のとき、上記ステップS526からステップS527へ進んで
カーソル位置を1行目で保持してデータ識別コードID
を上方向(ID値が減少する方向)にスクロールさせる
スクロール処理ルーチンを実行する。
【0099】このデータ上方向へのスクロール処理ルー
チンでは、現在表示している1行目から12行目迄のデ
ータを1行づつ下に移動させて表示する。すなわち、現
在の先頭表示データ識別コードID0より1つ前のID
0−1に対応するデータを、先にRAM42にストアし
ておいた値を用いて1行目に表示し、現在1行目に表示
しているデータを2行目に表示し、2行目のデータを3
行目に表示するといったように、順にデータの表示位置
を1行づつ下に移動させて表示する。
【0100】そして、上記ステップS527からステップS5
28へ進んで先頭表示データ識別コードID0をID0=
ID0−1にデクリメントし、ステップS502へ戻って行
番号nを1に再セットするとともに、データ識別コード
IDをID=ID0に再セットし、前述のステップS503
〜S514の処理を繰り返すことで、各データを最新の値に
更新表示する。
【0101】以上の表示処理では、セレクトモニタ10
の自己計測データに対し、ECU2のデータの中から関
連するデータを探して互いに比較するとき、表示データ
はデータ識別コードIDの順番で表示されるため、前述
したように、互いの対比データが必ずしも近接して表示
されるわけではない。また、表示データは常に最新の値
に更新されるため、状況によってはデータの内容を確認
し難い場合がある。
【0102】このため、希望のデータ表示行にカーソル
を合わせて“Y”キーを押すことにより、希望のデータ
のみを選択して表示する選択データ表示モード、“F
1”キーの入力による表示画面のハードコピーモード、
“F4”キーの入力によるデータ表示をホールドするホ
ールドモードの各モードへ移行させることができ、希望
のデータ表示行で“Y”キーを押すと、キー入力の有無
を調べるステップS504から前述のステップS515,S522を
経て“Y”キーの入力か否かを調べるステップS529へ進
み、“Y”キーの入力のとき、ステップS530でキー入力
無し状態に設定してステップS531でデータ選択処理ルー
チンを実行し、選択データ表示モードへ移行する。
【0103】このデータ選択処理ルーチンでは、最初に
“Y”キーが押されたとき、そのときのカーソル位置の
行の先頭に、例えば“*”のマークを表示し、この
“*”のマークが付いた最後の行で再び“Y”キーを押
すと、“*”のマーク行を選択して選択したデータのみ
を表示する処理を行う。
【0104】例えば、図24の表示画面で3行目のスロ
ットルセンサ4のECU2内部に格納されているデータ
の表示行で“Y”キーを押し、スロットルセンサ4の直
接の出力をセレクトモニタ10自身の計測機能で計測し
た電圧ch2のデータをスクロールによって表示させて
“Y”キーを2回押すと、スロットルセンサ4のECU
2内部のデータと直接計測したデータのみが選択され、
同一画面上に表示される。
【0105】これにより、ECU2内のデータとセレク
トモニタ10の自己計測データとを明確に比較検討する
ことができ、データの妥当性を一層容易に把握すること
ができる。さらに、選択したデータを数値表示のみでな
く、グラフ表示する場合には、後述する“C”キーの入
力によって1階層上のデータ表示メニュー(図23参
照)に戻り、例えば、5番目のメニュー項目である
“5.2chグラフ表示”を選択することで、図25に
示すように、2つのデータをグラフ表示して比較検討す
ることができる。
【0106】そして、データ選択を解除するには、
“N”キーを押す。この“N”キーの入力は、キー入力
の有無を調べるステップS504から前述のステップS515,S
522を経て“Y”キーの入力か否かを調べるステップS52
9からステップS532へ進んで検出され、ステップS533で
キー入力無し状態に設定すると、ステップS534でデータ
選択解除処理ルーチンを実行して先にデータ選択処理ル
ーチンによって選択されたデータ選択を解除し、ステッ
プS502へ戻る。
【0107】また、“F1”キーあるいは“F4”キー
の入力のときには、先の“N”キー入力か否かを調べる
ステップS532からステップS535へ分岐して“F1”キー
の入力か否かを調べ、“F1”キーの入力であるとき、
ステップS536でキー入力無しの状態に設定し、ステップ
S537で印刷ルーチンを実行して通信インタフェース45
を介して接続した図示しないプリンタにディスプレイ2
0の表示画面のハードコピーを出力し、ステップS502へ
戻る。
【0108】一方、上記ステップS535で“F1”キーの
入力でないときには、上記ステップS535からステップS5
38へ進んで“F4”キーの入力か否かを調べ、“F4”
キーの入力であるとき、ステップS539でキー入力無しの
状態に設定すると、ステップS540でホールドモード処理
ルーチンを実行し、ステップS502へ戻る。このホールド
モード処理ルーチンでは、ECU2からのデータ読み込
み及びA/D変換を一時停止し、ディスプレイ20の画
面表示をホールドすることで、データ表示のちらつきを
回避し、視認性を向上することができる。
【0109】さらに、上記ステップS538で“F4”キー
の入力でないときには、上記ステップS538からステップ
S541へ進み、“C”キーの入力か否かを調べる。そし
て、“C”キーの入力でなく、この12データ数値表示
ルーチンにおいては、無効なキー入力であるときには、
上記ステップS541からステップS542へ進んでキー入力無
しの状態に設定してステップS505へ戻り、“C”キーの
入力であるとき、上記ステップS541からステップS543へ
進んでキー入力無し状態に設定すると、ステップS544で
通信フラグflag0をクリアして(通信要求無し)1
階層上のデータ表示メニュールーチンにリターンする。
【0110】次に、セレクトモニタ10とECU2との
間の通信処理について説明する。セレクトモニタ10と
ECU2との通信は、タイマ割り込みによるセレクトモ
ニタ10側の送信ルーチン及び受信ルーチン、同じくタ
イマ割り込みによるECU2側の通信ルーチンを介して
行われる。
【0111】まず、この通信処理におけるアドレス情報
送受信の概略について説明すると、図29に示すよう
に、前述の図7のアドレス情報読み込みルーチンによ
り、アドレス情報読み込み完了フラグflag2が0で
アドレス情報読み込み未完了のとき、アドレス情報読み
込みフラグflag3が1にセットされて初期化通信中
の状態になると、図16のセレクトモニタ10側の送信
ルーチンにより、アドレス情報読み込み要求済みフラグ
flag4が1にセットされてECU2に対するアドレ
ス情報の送信を要求済みとし、ECU2に対してアドレ
ス情報要求コマンドが送信される。
【0112】そして、上記アドレス要求コマンドがEC
U2で受信され、図17のECU2側の通信ルーチンに
よりアドレス情報送信開始フラグflagAが1にセッ
トされてアドレス情報送信開始とされると、データ識別
コード指示値ID2に対応するデータのアドレス情報が
送信され、全アドレス情報の送信が完了するとアドレス
情報送信開始フラグflagAが0にクリアされる。
【0113】図18のセレクトモニタ10側の受信ルー
チンでは、データ識別コード指示値ID1に対応するE
CU2からの全アドレス情報の受信が完了すると、アド
レス情報読み込み要求フラグflag3及びアドレス情
報読み込み要求済みフラグflag4を共に0にクリア
し、アドレス情報読み込み完了フラグflag2を1に
セットして、アドレス情報取得に係わる処理を完了す
る。
【0114】詳細には、図16のセレクトモニタ10側
の送信ルーチンでは、まず、ステップS601でアドレス情
報読み込み要求フラグflag3を参照してアドレス情
報読み込み要求があるか否かを調べ、flag3=1で
アドレス情報読み込み要求があるとき、ステップS602で
アドレス情報読み込み要求済みフラグflag4を参照
し、既にECU2に対してアドレス情報の送信を要求済
みでECU2からアドレス情報を読み込み中であるか、
あるいは、未だECU2に対してアドレス情報の送信要
求を行っていないかを調べる。
【0115】その結果、flag4=1であり、既にア
ドレス情報読み込み要求済みで、現在アドレス情報の読
み込み中であるときには上記ステップS602からルーチン
を抜け、flag4=0で、未だECU2に対し、アド
レス情報の送信要求を行っていないときには、上記ステ
ップS602からステップS603へ進み、アドレス情報読み込
み要求済みフラグflag4を1にセットするととも
に、データ識別コード指示値ID1をID1=0の先頭
データにセットし、ステップS604で、前述の車両システ
ム選択ルーチンによって選択されたシステム識別コード
SYSに対応するアドレス情報を要求するコマンドをE
CU2に送信してルーチンを抜ける。
【0116】また、上記ステップS601においてflag
3=0であり、アドレス情報読み込み要求が無いときに
は、上記ステップS601からステップS605へ進んで、デー
タ表示のための通信要求の有無を示す通信フラグfla
g0を参照し、flag0=0で通信要求が無いときに
はルーチンを抜け、flag0=1で通信要求有りのと
き、さらに、ステップS606へ進んで通信完了フラグfl
ag1を参照して通信が完了しているか否かを調べる。
そして、flag1=1で通信が完了しているとき、同
様にステップS606からルーチンを抜け、flag1=0
で通信未完了のとき、ステップS607へ進む。
【0117】ステップS607では、要求データのデータ識
別コードIDがセレクトモニタ10側の自己計測機能に
よる計測データを指示する設定値以上(本形態では、3
0以上)であるか否かを調べ、ID≧設定値のとき、ス
テップS610へジャンプして通信フラグflag0を0に
クリアすることでECU2への通信を中止してルーチン
を抜け、ID<設定値のとき、ステップS608へ進んでシ
ステム識別コードSYS及びデータ識別コードIDの値
に対応するデータのアドレスを算出すると、ステップS6
09でデータのアドレスをECU2へ送信する。そして、
ステップS605で通信フラグflag0を0にクリアして
ルーチンを抜ける。
【0118】一方、ECU2側では、図17のステップ
S701でセレクトモニタ10からのデータを受信したか否
かを調べ、データが受信されていないときには、ステッ
プS702でアドレス情報送信開始フラグflagAを参照
する。このアドレス情報送信開始フラグflagAは、
セレクトモニタ10からのアドレス情報送信要求によっ
て1にセットされ、アドレス情報の送信が完了したとき
0にクリアされるフラグであり、上記ステップS702でf
lagA=0のときにはルーチンを抜け、flagA=
1のとき、後述するように、アドレス情報送信を継続す
べくステップS706へ分岐する。
【0119】そして、セレクトモニタ10からのデータ
を受信し、上記ステップS701からステップS703へ進む
と、セレクトモニタ10からのデータがアドレス情報の
要求コマンドであるか否かを調べ、アドレス情報要求の
コマンドであるとき、ステップS704へ進んでアドレス情
報送信開始フラグflagAを参照し、flagA=0
で初めてのアドレス情報送信であるとき、ステップS705
へ進み、flagA=1で既にアドレス情報の送信が開
始されているときには、ステップ706へ進む。
【0120】セレクトモニタ10からのアドレス情報要
求後に初めてアドレスを送信する場合、ステップS705で
は、アドレス情報送信開始フラグflagAを1にセッ
トするとともにデータ識別コード指示値ID2を0にセ
ットして先頭データをポイントし、ステップS708で指示
値ID2に対応するデータをサポートしているか否かを
調べる。
【0121】その結果、指示値ID2に対応するデータ
をECU2がサポートしているときには、上記ステップ
S708からステップS709へ進んでID2に対応するデータ
が格納されているアドレスをセレクトモニタ10へ送信
してルーチンを抜け、指示値ID2に対応するデータを
ECU2がサポートしていないとき、例えば、ECU2
がシングルO2センサシステムを制御対象とし、デュア
ルO2センサシステムを対象としたID2=9(図26
参照)のO2センサ(2)のデータをサポートしていない
(対応するデータが無い)とき、上記ステップS708から
ステップ710へ進んで所定の$FFFFのデータをセレ
クトモニタ10へ送信し、ルーチンを抜ける。
【0122】上記ECU2では、例えば、図27に示す
ように、ID2=0に対応するバッテリ電圧データが格
納されているアドレスが$1000番地、ID2=1に
対応するエンジン水温データが格納されているアドレス
が$1001番地、ID=2に対応するスロットル開度
データ格納されているアドレスが$1024番地といっ
たように各車両制御用データに対してアドレスが割付け
られており、これらのアドレスデータをデータ識別コー
ド指示値ID2によってテーブル化し、このテーブルを
参照することにより、データ識別コード指示値ID2に
対応するデータのアドレスを求めることができる。
【0123】そして、アドレス情報の送信が開始される
と、前述したステップS701からステップS702を経て、あ
るいは、ステップS701からステップS703,ステップS704
を経てステップS706へ至り、このステップS706で指示値
ID2をID2=ID2+1にインクリメントし、ステ
ップS707で指示値ID2がECU2側での最大値に達し
たか否かを調べる。前述したように、本形態では、ID
=0〜29の各コードで車両制御用データを特定し、I
D=30以降でセレクトモニタ10の自己計測機能によ
る自己計測データを特定するようになっており、ECU
2側ではID=0〜29のデータに対してアドレスを割
り付ければ良いため、この場合の指示値ID2の最大値
は29となる。
【0124】そして、上記ステップS707で指示値ID2
が最大値に達していないとき、前述のステップS708以降
へ進んで、指示値ID2に対応するサポートアドレスデ
ータ(サポートしていないときには、$FFFF)を送
信し、このアドレス情報の送信を続けて指示値ID2が
最大値に達したときには、上記ステップS707からステッ
プS711へ進んでアドレス情報送信開始フラグflagA
を0にクリアし、ルーチンを抜ける。
【0125】このECU2のアドレス情報送信に際して
は、図26のデータ識別コードID(ID2)一覧と図
27のECU2側のアドレス割付けとを比較参照すれば
わかるように、ECU2のデータ格納アドレスは、必ず
しも指示値ID2のコード順に割付けられているわけで
はなく、また、ECU2のメモリ空間に連続的に割付け
られているわけでもない。すなわち、セレクトモニタ1
0とECU2との間では、データ識別コードID(ID
2)のコード番号順に、そのコード番号が意味するデー
タの内容が共通の項目として固定されているのみであ
り、セレクトモニタ10からのアドレス情報送信要求が
ECU2で受信されると、ECU2からは自動的にID
2=0から順に対応するデータの格納アドレスが送信さ
れる。
【0126】そして、全てのアドレス情報送信を完了し
た後は、ステップS701でセレクトモニタ1からのデータ
を受信し、ステップS703でアドレス情報の要求でないと
き、ステップS703からステップS712へ進んで、受信した
データをアドレス指定と見做し、指定されたアドレスに
ストアされているデータをセレクトモニタ10へ送信し
てルーチンを抜ける。
【0127】次に、セレクトモニタ10側の受信ルーチ
ンでは、図18のステップS801でECU2からのデータ
受信が終了したか否かを調べ、受信未終了のとき、ルー
チンを抜け、受信終了のとき、ステップS802へ進んでア
ドレス情報読み込み完了フラグflag2を参照する。
そして、flag2=0であり、ECU2からアドレス
情報の読み込みが完了していないときには、上記ステッ
プS802からステップS803へ進んで受信データ(アドレス
情報)を指示値ID1に対応するRAM42のアドレス
にストアすると、ステップS804で指示値ID1が最大値
(本形態では、ECU2側の指示値ID2の最大値29
に対応して、セレクトモニタ10側の指示値ID1の最
大値も29)に達しているか否かを調べる。
【0128】上記ステップS804で指示値ID1が最大値
に達していないときには、上記ステップS804からステッ
プS805へ進んで指示値ID1をID1=ID1+1にイ
ンクリメントしてルーチンを抜け、指示値ID1が最大
値に達したとき、上記ステップS804からステップS806へ
進んで、アドレス情報読み込み要求フラグflag3と
アドレス情報読み込み要求済みフラグflag4とを、
それぞれ0にクリアするととともに、アドレス情報読み
込み完了フラグflag2を1にセットしてルーチンを
抜ける。
【0129】例えば、図28に示すように、ID1=0
のとき、セレクトモニタ10のアドレス$2000にE
CU2のアドレスデータ$1000がストアされ、ID
1=1のとき、セレクトモニタ10のアドレス$200
2にECU2のアドレスデータ$1001がストアされ
る。また、ID1=9のときには、ECU2で対応する
するデータをサポートしていないことを示す$FFFF
のデータがセレクトモニタ10のアドレス$2012に
ストアされる。
【0130】そして、指示値ID1に対応する全てのデ
ータのアドレス情報の読み込みが完了してflag2=
1になると、上記ステップS802からステップS807へ進ん
で受信データをRAM42の該当アドレスにストアし、
ステップS808で通信完了フラグflag1を1にセット
(通信完了)してルーチンを抜ける。
【0131】すなわち、ECU2からのアドレス情報取
得後、ECU2内のデータを読み込んでディスプレイ2
0に表示する場合には、例えば、図28に示すように、
ID=0のバッテリ電圧データを読み込むとき、ECU
2のアドレスデータ$1000を直接送信してデータを
取得し、ID=1のエンジン水温データを読み込むとき
には、ECU2のアドレスデータ$1001を直接送信
してデータを取得する。また、ID=9のO2センサ(2)
のデータのときには、ECU2がデータをサポートして
いないためアドレスデータの送信を止めてデータ取得を
行わず、次のID=10のエンジン負荷データの読み込
みに移行する。尚、前述したように、O2センサ(2)の行
にはデータが表示されないが、“−”等のデータ無しを
意味する所定の表示を行うようにしても良い。
【0132】これにより、ECU2側の設計変更等によ
りデータ格納アドレスが変更された場合や、システムの
相違によってECU2側のアドレスが異なる場合にも、
セレクトモニタ10側で自動的に対応可能であり、EC
U2とセレクトモニタ10との間のデータのやり取りの
際の負担を軽減して、様々な車載電子制御システムに対
し、柔軟に対応することができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
載の電子制御装置と故障診断装置との間で、システムの
相違に拘りなくデータを指定するための共通のコードを
予め固定しておき、この共通のコードに基づいて電子制
御装置内のデータ格納アドレスの情報を取得した後、取
得したデータ格納アドレスの情報に従って電子制御装置
内のデータのアドレスを指定し、電子制御装置内のデー
タを選択的に取得するため、車載電子制御装置側の設計
変更等によりデータ格納アドレスが変更された場合や、
システムの相違によって車載電子制御装置側のアドレス
が異なる場合にも、自動的に適正なアドレス情報を取得
することができ、データのやり取りの際の負担を軽減し
て様々な車載電子制御システムに対して柔軟に対応する
ことができる等優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】故障診断装置と車両の電子制御装置との接続を
示す概略図
【図2】故障診断装置の回路構成図
【図3】セレクトモニタメニュールーチンのフローチャ
ート(その1)
【図4】セレクトモニタメニュールーチンのフローチャ
ート(その2)
【図5】車両システム選択ルーチンのフローチャート
(その1)
【図6】車両システム選択ルーチンのフローチャート
(その2)
【図7】アドレス情報読み込みルーチンのフローチャー
【図8】車両の故障診断ルーチンのフローチャート(そ
の1)
【図9】車両の故障診断ルーチンのフローチャート(そ
の2)
【図10】データ表示メニュールーチンのフローチャー
ト(その1)
【図11】データ表示メニュールーチンのフローチャー
ト(その2)
【図12】12データ数値表示ルーチンのフローチャー
ト(その1)
【図13】12データ数値表示ルーチンのフローチャー
ト(その2)
【図14】12データ数値表示ルーチンのフローチャー
ト(その3)
【図15】12データ数値表示ルーチンのフローチャー
ト(その4)
【図16】セレクトモニタ側の送信ルーチンのフローチ
ャート
【図17】ECU側の通信ルーチンのフローチャート
【図18】セレクトモニタ側の受信ルーチンのフローチ
ャート
【図19】セレクトモニタメニューの表示画面を示す説
明図
【図20】車両システム選択メニューの表示画面を示す
説明図
【図21】アドレス情報要求中の表示画面を示す説明図
【図22】車両の故障診断メニューの表示画面を示す説
明図
【図23】データ表示メニューの表示画面を示す説明図
【図24】12データ数値表示の表示画面を示す説明図
【図25】2チャンネルグラフ表示の表示画面を示す説
明図
【図26】データ識別コードの一覧を示す説明図
【図27】ECUのデータ割付けを示す説明図
【図28】セレクトモニタのデータ割付けを示す説明図
【図29】アドレス情報に係わる各フラグの状態と送受
信のタイミングを示す説明図
【符号の説明】
1 …車両 2 …ECU(電子制御装置) 10…セレクトモニタ(故障診断装置) ID…データ識別コード(共通のコード)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−26999(JP,A) 特開 平2−112771(JP,A) 特開 平3−31041(JP,A) 特開 平8−136413(JP,A) 特開 昭57−149858(JP,A) 特開 平1−287752(JP,A) 特開 平5−233037(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 B60R 16/02 650 G06F 11/22 360

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された電子制御装置に接続
    し、この電子制御装置内のデータを読み出して故障診断
    を行う故障診断装置において、 少なくとも車両制御に係わるデータを上記電子制御装置
    のシステムの相違に拘りなく指定するための共通のコー
    ドを、上記電子制御装置との間で予め共通に固定し、こ
    の共通のコードに基づいて上記電子制御装置内のデータ
    格納アドレスの情報を取得するアドレス情報取得手段
    と、 上記アドレス情報取得手段で取得したデータ格納アドレ
    スの情報に従って上記電子制御装置内のデータのアドレ
    スを指定し、上記電子制御装置内のデータを選択的に取
    得するデータ取得手段とを備えたことを特徴とする故障
    診断装置。
  2. 【請求項2】 上記データ取得手段は、上記電子制御装
    置から取得したデータ格納アドレスの情報が特定のコー
    ドのとき、対応するデータが上記電子制御装置でサポー
    トされていないと解釈してデータ取得を行わないことを
    特徴とする請求項1記載の故障診断装置。
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