JP7041956B2 - パルセーションダンパー - Google Patents

パルセーションダンパー Download PDF

Info

Publication number
JP7041956B2
JP7041956B2 JP2018175860A JP2018175860A JP7041956B2 JP 7041956 B2 JP7041956 B2 JP 7041956B2 JP 2018175860 A JP2018175860 A JP 2018175860A JP 2018175860 A JP2018175860 A JP 2018175860A JP 7041956 B2 JP7041956 B2 JP 7041956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulsation damper
support
damper
pulsation
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018175860A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020045851A (ja
Inventor
秀幸 柳屋
真 吉田
真 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2018175860A priority Critical patent/JP7041956B2/ja
Priority to DE112019004735.3T priority patent/DE112019004735T5/de
Priority to US17/275,920 priority patent/US11313337B2/en
Priority to CN201980061536.5A priority patent/CN112739903B/zh
Priority to PCT/JP2019/031415 priority patent/WO2020059356A1/ja
Publication of JP2020045851A publication Critical patent/JP2020045851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7041956B2 publication Critical patent/JP7041956B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/04Means for damping vibrations or pressure fluctuations in injection pump inlets or outlets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/44Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/04Devices damping pulsations or vibrations in fluids
    • F16L55/045Devices damping pulsations or vibrations in fluids specially adapted to prevent or minimise the effects of water hammer
    • F16L55/05Buffers therefor
    • F16L55/052Pneumatic reservoirs
    • F16L55/053Pneumatic reservoirs the gas in the reservoir being separated from the fluid in the pipe

Description

本発明は、パルセーションダンパーに関し、特に燃料ポンプに生じる脈動を効果的に低減することのできるパルセーションダンパーに関する。
従来の高圧燃料ポンプにおいて、ハウジング本体の加圧室と連通する燃料室に設けられたダイヤフラムダンパーにより、吸入通路から当該加圧室に吸入される流体の脈動を吸収して低減させるパルセーションダンパーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
車両においては、近年、燃料消費量の低減や車室内スペースの拡大等の要求が高まり、内燃機関の軽量化・小型化が促進され、これに伴い燃料ポンプの小型化も要請されている。しかるに、燃料ポンプの小型化に応じて燃料室を小さくした場合、その内部に収容されるパルセーションダンパーの取り付けが課題となる。
特許第5664604号明細書
特許文献1に記載されているようなパルセーションダンパにおいては、ダイアフラムを支持する金属板製の支持体から径方向外側に向けて4つの爪部を立ち上げ、かかる爪部の先端を燃料室の天井に押し付けて弾性変形させ、その弾性力を用いてダイアフラムを支持している。かかる構成によれば、単純に燃料室を小型化すると支持体の径も小さくせざるを得ないが、それにより爪部の長さも短くなり、十分な弾性力を確保できなくなる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、小型でありながら、ダイヤフラムダンパーの適切な支持力を確保できるパルセーションダンパーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のパルセーションダンパーは、ケース内に収容されるパルセーションダンパーであって、
内部に気体を封入したダイヤフラムダンパーと、
前記ケースと前記ダイヤフラムダンパーとの間に配置され、前記ダイヤフラムダンパーを保持する支持体と、を有し、
前記支持体は、その周縁部に設けられ前記ダイヤフラムダンパーの周縁を保持する環状の保持部と、その中央部に設けられた基部と、前記基部を中心にして前記保持部と前記基部との間に環状に並んで形成された複数の開口部によって画定された弾性変形可能な複数の梁部であって各々がその一端が前記保持部で保持されその他端が前記基部に保持された梁部と、前記複数の開口部によって画定され前記ケースに弾性変形可能に当接する複数の爪部であって隣接する2つの前記梁部の間における前記基部から外側に延在して設けられた複数の爪部と、を有し、
各爪部が、前記基部を間に挟んで、前記梁部の一つと対向する位置関係にある、
ことを特徴とする。
本発明によれば、小型でありながら、ダイヤフラムダンパーの適切な支持力を確保できるパルセーションダンパーを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパルセーションダンパー10の側面図である。 図2は、パルセーションダンパー10の分解図である。 図3は、(a)は第1支持体11の上面図であり、(b)は第1支持体11の側面図である。 図4は、パルセーションダンパー10をケース15に組み付けた状態で示す断面図である。 図5は、第1変形例にかかる第1支持体を示す図3と同様な図である。 図6は、第2変形例にかかる第1支持体を示す図3(a)と同様な図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係るパルセーションダンパー20の側面図である。 図8は、パルセーションダンパー20の分解図である。 図9は、(a)は第1支持体21の上面図であり、(b)は第1支持体21の側面図である。 図10は、パルセーションダンパー20をケース15に組み付けた状態で示す断面図である。 図11は、本発明の第3の実施形態に係るパルセーションダンパー30の側面図である。 図12は、パルセーションダンパー30をケース15に組み付けた状態で示す断面図である。 図13は、本発明の第4の実施形態に係るパルセーションダンパー40の側面図である。 図14は、パルセーションダンパー40の分解図である。 図15は、パルセーションダンパー40をケース15に組み付けた状態で示す断面図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパルセーションダンパー10の側面図である。図2は、パルセーションダンパー10の分解図である。
両図に示すように、パルセーションダンパー10は、第1支持体11と、ダイヤフラムダンパー12と、第2支持体13とからなる。ダイヤフラムダンパー12は、ここでは2枚の板材12a(図2では一方のみ図示)からなる。共通した円形状を持つ板材12aは、ステンレス鋼板にプレス加工を行うことにより形成されており、中央の円形隆起部12bと、外周のフランジ部12cとを有する。ダイヤフラムダンパー12は、板材12aを対向配置して、当接するフランジ部12c同士を溶接により接合して、内部に気体を封入することにより形成されている。
金属薄板をプレス加工することにより円形状に形成される第2支持体13は、ダイヤフラムダンパー12を支持する環状のフランジ部13aと、等間隔で周方向に配置された小開口13bを備えたテーパ状中間部13cと、テーパ状中間部13cにつながる短筒部13dとを有する。短筒部13dの下端周縁に、開口部13eが形成されている。
図3(a)は第1支持体11の上面図であり、図3(b)は第1支持体11の側面図である。
金属薄板をプレス加工することにより円形状に形成される第1支持体11は、環状のフランジ部11aと、フランジ部11aから偏位した環状の中央部11bと、フランジ部11aと中央部11bとを連結する円筒部11cとを有する。中央部11bと円筒部11cとで、ダイヤフラムダンパー12を支持する保持部を構成する。
中央部11bは、円筒部11cに接続される環状部11eと、環状部11eに接続された十字形状の架橋部11fとを有する。架橋部11fの中央には略六角形状の基部11gが設けられ、さらに基部11gの中央には円形の開口部11hが形成されている。架橋部11fは、基部11gに対して3つの梁部11iを放射状につなげてなる。また、環状部11eと、架橋部11fの隣接する2つの梁部11iとで囲われるようにして、3つの略扇状の開口部11jが形成されている。
梁部11iは、基部11gを中心にして、中央部11bと円筒部11cと基部11gとの間に環状に並んで形成された開口部11jによって画定され、弾性変形可能であって各々がその一端が中央部11bと円筒部11cで保持され、その他端が基部11gに保持されている。
梁部11iは共通の形状を有しており、それぞれ中央に向かって滑らかに狭幅となるくびれ11kを形成している。パルセーションダンパー30の組み付け時に荷重を受けたとき、梁部11iの中央部に、くびれ11kを設けることで撓みやすくなる。また架橋部11fの弾性係数は、くびれ11kの形状を変化させることで容易に調整ができる。
開口部11j内において、隣接する2つの梁部11iの中間位置における基部11gから径方向外方に且つ立ち上がるようにして、3つの爪部11nが形成されている。爪部11nは、基部11gに対して折れ線11mを境界として立ち上がるように折り曲げられた立ち上がり部11oと、立ち上がり部11oに対して折れ線11pを境界としてつながる略台形状の当接部11qとを有する。当接部11qは、ここでは円筒面の一部であるが、平面であってもよい。
爪部11nは、複数の開口部11jによって画定されケース15に弾性変形可能に当接し、隣接する2つの梁部11iの間における基部11gから外側に延在して設けられている。なお理解しやすくするために、1つの爪部11nのみ各部に符号を付し、それ以外は省略する。
ここで、爪部11nの幅をw1とし、梁部11iの最大幅をw2とし、基部11gの外周と円形開口11hの外周との間隔をw3としたときに、これらは略等しい。「略等しい」とは、値w1、w2、w3が、その平均値の±20%以内の値であることをいい、より好ましくは±10%以内の値であることをいう。また、爪部11nの先端(当接部11q)と、梁部11iの根本RTとの間隔Δは、梁部11iの最大幅w2及び爪部11nの幅w1より大きくなっている。
(パルセーションダンパーの組付)
図4は、パルセーションダンパー10をケース15に組み付けた状態で示す断面図である。図4において、ケース15は、上端15aが開放した有底筒部材15bと、有底筒部材15bの上端15aを覆う円盤状の蓋部材15cとを有し、有底筒部材15bの底壁15dには、円形状の凹部15eと、凹部15e内において円形の開口15fが形成されている。開口15fは、不図示の加圧室に連通している。有底筒部材15bと蓋部材15cとを組み付けることで、例えば燃料ポンプの一部であるケース15が形成される。
組み付け時には、図2に示すように、第1支持体11と第2支持体13との間にダイヤフラムダンパー12を配置して、フランジ部11a、12c、13a同士を溶接して、図1に示すパルセーションダンパー10を形成する。尚、フランジ部11a、12c、13a同士は必ずしも溶接する必要はなく、第1支持体11と第2支持体13との間にダイヤフラムダンパー12を挟持するのみでも良い。
更に、有底筒部材15bから蓋部材15cを取り外した状態で、図4に示すように、第2支持体13の短筒部13dが、有底筒部材15bの凹部15eに嵌合するようにして、ケース15内にパルセーションダンパー10を配置する。その後、有底筒部材15bに蓋部材15cを取り付けて溶接又はボルト等で封止接合することにより、燃料を収容できるケース15が形成され、その内部に燃料室FRが画成される。
このとき、第1支持体11の架橋部11fに設けた爪部11nの当接部11qが蓋部材15cの下面15gに当接することで、まず爪部11nが弾性変形し、又これに押された基部11gが沈み込むことで梁部11iが弾性変形し、その弾性力でパルセーションダンパー10を下方向に付勢してケース15内に保持することができる。即ち、爪部11nと梁部11iの双方がバネとして働き、ケース15内で安定して保持される。かかる状態で、開口15fを介して燃料室FRと不図示の加圧室とが連通し、また燃料室FR内の燃料が開口部11j、13e、小開口13bを介してダイヤフラムダンパー12に接することで、燃料ポンプ動作時におけるパルセーションダンパー10の脈動低減効果が発揮される。
本実施の形態によれば、第1支持体11の径が比較的小さい場合でも、爪部11nと梁部11iの長さを十分に確保でき、応力を分散するとともに、良好な弾性特性を確保できる。特に、爪部11nの先端(当接部11q)と、梁部11iの根本RTとの間隔Δよりも、梁部11iの最大幅w2及び爪部11nの幅w1を小さくすることで、梁部11iと爪部11nの弾性特性を良好なものとできる。また、爪部11nの幅w1と、梁部11iのくびれ11kにおける最大幅w2と、基部11gの外周と円形開口11hの外周との間隔w3を略等しくすることで、これらが連結されてあたかも一本の略幅の板ばねを形成したようにできるから、弾性係数を設計しやすくなる。加えて、梁部11iのくびれ11kの形状を調整することで、第1支持体11の径に適した弾性特性を架橋部11fに付与することができる。なお、梁部11iは、上述したように基部11gから放射状に延在させる以外にも、斜め方向に延在させてもよい。
(第1変形例)
図5は、第1変形例にかかる第1支持体を示す図3と同様な図である。本変形例においては、梁部11iが円筒部11cから延在している。具体的には、図5(a)に示すように、環状部11eと梁部11iとの間には隙間CLが形成され、図5(b)に示すように、梁部11iの根本RTに接するようにして円筒部11cに切欠CTが形成されている。爪部11nの先端と梁部11iの根本RTとの間隔は、上述した実施の形態よりさらに大きくなる。これにより、第1支持体11がさらに小型化された場合でも、梁部11iの長さを確保して、その弾性特性を良好なものとできる。それ以外の構成については、上述した実施の形態と同様であるので、同じ符号を付して重複説明を省略する。
(第2変形例)
図6は、第2変形例にかかる第1支持体を示す図3(a)と同様な図である。本変形例では、梁部11iにくびれを設けず、等しい幅w2としている。さらに、梁部11iの幅w2を、爪部11nの幅w1と等しくすると好ましい。それ以外の構成については、上述した実施の形態と同様であるので、同じ符号を付して重複説明を省略する。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るパルセーションダンパー20の側面図である。図8は、パルセーションダンパー20の分解図である。
図8に示すように、パルセーションダンパー20は、第1支持体21と、ダイヤフラムダンパー12と、第2支持体13とからなる。ダイヤフラムダンパー12及び第2支持体13は、上述した実施の形態と同様であるので、各部に同じ符号を付して重複説明を省略する。
図9(a)は第1支持体21の上面図であり、図9(b)は第1支持体21の側面図である。
金属薄板をプレス加工することにより円形状に形成される第1支持体21は、環状のフランジ部21aと、フランジ部21aから偏位した円形の中央部21bと、フランジ部21aと中央部21bとを連結する円筒部21cとを有する。
中央部21bは、円筒部21cに接続される環状部21eと、環状部21eに接続された十字形状の架橋部21fとを有する。架橋部21fの中央には略菱形状の基部21gが設けられ、さらに基部21gの中央には円形開口21hが形成されている。架橋部21fは、基部21gに対して3つの梁部21iを放射状につなげてなる。また、環状部21eと、架橋部21fの隣接する2つの梁部21iとで囲われるようにして、3つの略扇状の開口21jが形成されている。
梁部21iは共通の形状を有しており、それぞれ中央を周期的に折り曲げて蛇腹形状である山谷形状部21kを形成している。パルセーションダンパー20の組み付け時に荷重を受けたとき、梁部21iの中央部に、山谷形状部21kを設けることで撓みやすくなる。また架橋部21fの弾性係数は、山谷形状部21kの数を変化させることで容易に調整ができる。山谷形状部21kは蛇腹状に限らず、一方の面がフラットで、他方の面が凹凸を有する形状でもよい。
開口21j内において、隣接する2つの梁部21iの中間位置における基部21gから径方向外方に且つ立ち上がるようにして、3つの爪部21nが形成されている。爪部21nは、基部21gに対して折れ線21mを境界として立ち上がるように折り曲げられた立ち上がり部21oと、立ち上がり部21oに対して折れ線21pを境界としてつながる略台形状の当接部21qとを有する。当接部21qは、ここでは円筒面の一部であるが、平面であってもよい。なお理解しやすくするために、1つの爪部21nのみ各部に符号を付し、それ以外は省略する。
本実施形態でも、爪部21nの先端(当接部21q)と、梁部21iの根本RTとの間隔は、梁部21iの最大幅及び爪部21nの幅より大きくなっている。なお、本実施形態では梁部21iの幅を等幅としているが、局所的にくびれを設けるなどしてもよい。
(パルセーションダンパーの組付)
パルセーションダンパー20の組付については、上述した実施の形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図10は、パルセーションダンパー20をケース15に組み付けた状態で示す断面図である。ケース15についても、上述した実施の形態と同様であるため、図10で同じ符号を付して重複説明を省略する。
図7に示すように組み付けたパルセーションダンパー20を、図10において、有底筒部材15bから蓋部材15cを取り外した状態で、第2支持体13の短筒部13dが有底筒部材15bの凹部15eに嵌合するようにして、ケース15内に配置する。さらに有底筒部材15bに蓋部材15cを取り付けて溶接又はボルト等で封止接合することにより、燃料を収容できるケース15が形成される。
このとき、第1支持体21の架橋部21fに設けた爪部21nの当接部21qが蓋部材15cの下面15gに当接することで、まず爪部21nが弾性変形し、又これに押された基部21gが沈み込むことで梁部21iが弾性変形し、その弾性力でパルセーションダンパー20を下方向に付勢してケース15内に保持することができる。即ち、爪部21nと梁部21iの双方がバネとして働き、ケース15内で安定して保持される。かかる状態で、開口15fを介して燃料室FRと不図示の加圧室とが連通し、また燃料室FR内の燃料が開口部11j、13e、小開口13bを介してダイヤフラムダンパー12に接することで、燃料ポンプ動作時におけるパルセーションダンパー20の脈動低減効果が発揮される。
本実施の形態によれば、第1支持体21の径が比較的小さい場合でも、山谷形状部21kを設けることで梁部21iの長さを十分に確保でき、それにより良好な弾性特性を確保できる。また、梁部21iの山谷形状部21kの山谷数を調整することで、第1支持体21の径に適した弾性特性を架橋部21fに付与することができる。
(第3の実施の形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係るパルセーションダンパー30の側面図である。本実施の形態にかかるパルセーションダンパー30は、第1の実施の形態に対して、ダイヤフラムダンパー12(図2参照)を一対の第1支持体11により上下に挟持している。すなわち、第2支持体を用いていない。
図12は、パルセーションダンパー30をケース15に組み付けた状態で示す断面図である。ケース15については、上述した実施の形態に対して、蓋部材15cの下面15gに、有底筒部材15bの底壁15dに形成された凹部15eに対向して、凹部15hを形成している点のみが異なるため、共通する構成については同じ符号を付して重複説明を省略する。
(パルセーションダンパーの組付)
図11に示すように組み付けたパルセーションダンパー30を、図12において、有底筒部材15bから蓋部材15cを取り外した状態で、下側の第1支持体11の爪部11nの当接部11qが有底筒部材15bの凹部15eに当接するようにして、ケース15内に配置する。さらに有底筒部材15bに蓋部材15cを取り付けて溶接又はボルト等で封止接合することにより、燃料を収容できるケース15が形成される。
このとき、上側の第1支持体11の爪部11nの当接部11qが蓋部材15cの凹部15hに当接する。これにより上下の第1支持体11の爪部11nが弾性変形し、その弾性力でパルセーションダンパー30を下方向に付勢してケース15内に保持することができる。即ち、爪部11nと梁部11iの双方がバネとして働き、ケース15内で安定して保持される。本実施の形態によれば、ケース15に対してパルセーションダンパー30の組み付け時に天地を気にする必要がなく、組み付け容易性が高まるとともに誤組防止を図れる。また、第2支持体を用いず共通の第1支持体を2つ用いることで、部品の種類を削減できコスト低減に貢献する。なお、第1の実施の形態にかかる第1支持体11を用いてパルセーションダンパー30を構成したが、それ以外の第1支持体を用いてもよい。
(第4の実施形態)
図13は、本発明の第4の実施形態に係るパルセーションダンパー40の側面図である。図14は、パルセーションダンパー40の分解図である。
図14に示すように、パルセーションダンパー40は、第1支持体11と、ダイヤフラムダンパー42とからなる。ダイヤフラムダンパー42は、上述した1枚の板材12aのフランジ部12cを、フラットな円板43の片側に溶接して形成されている。板材12aについては、上述した実施の形態と同様であるので重複説明を省略する。また第1支持体11も、上述した実施の形態と同様であるので、各部に同じ符号を付して重複説明を省略する。
(パルセーションダンパーの組付)
組み付け時には、図14に示すように、板材12aの円形隆起部12bを第1支持体11側に向け、フランジ部11a、12c(円板43)同士を溶接して、図13に示すパルセーションダンパー40を形成する。
図15は、パルセーションダンパー40をケース15に組み付けた状態で示す断面図である。ケース15については、上述した実施の形態に対して、有底筒部材15bの底壁15dに開口を設ける代わりに、蓋部材15cの下面15gの中央に開口15iを形成している点のみが主として異なるため、共通する構成については同じ符号を付して重複説明を省略する。開口15iは、同様に不図示の加圧室に連通している。
図13に示すように組み付けたパルセーションダンパー40を、図15において、有底筒部材15bから蓋部材15cを取り外した状態で、円板43を有底筒部材15bの凹部15eに密着させるようにして、ケース15内に配置する。さらに有底筒部材15bに蓋部材15cを取り付けて溶接又はボルト等で封止接合することにより、燃料を収容できるケース15が形成される。
このとき、第1支持体11の架橋部11fに設けた爪部11nの当接部11qが、蓋部材15cの開口15iの周囲における下面15gに当接することで、まず爪部11nが弾性変形し、又これに押された基部11gが沈み込むことで梁部11iが弾性変形し、その弾性力でパルセーションダンパー40を下方向に付勢してケース15内に保持することができる。即ち、爪部11nと梁部11iの双方がバネとして働き、ケース15内で安定して保持される。かかる状態で、開口15fを介して燃料室FRと不図示の加圧室とが連通し、また燃料室FR内の燃料が開口部11j、13e、小開口13bを介してダイヤフラムダンパー42に接することで、燃料ポンプ動作時におけるパルセーションダンパー40の脈動低減効果が発揮される。
本実施の形態によれば、上述した実施の形態に対して部品点数を削減できる。なお、第1の実施の形態にかかる第1支持体11を用いてパルセーションダンパー40を構成したが、それ以外の第1支持体を用いてもよい。
以上の実施の形態において、爪部と梁部はそれぞれ3個設けているが、2個もしくは4個以上設けてもよい。
10、20、30、40 パルセーションダンパー
11、21 第1支持体
11a、21a フランジ部
11c、21c 円筒部
11e、21e 環状部
11f、21f 架橋部
11i、21i 梁部
11n、21n 爪部
11k くびれ
21k 山谷形状部
12、42 ダイヤフラムダンパー
13 第2支持体
15 ケース
43 円板

Claims (8)

  1. ケース内に収容されるパルセーションダンパーであって、
    内部に気体を封入したダイヤフラムダンパーと、
    前記ケースと前記ダイヤフラムダンパーとの間に配置され、前記ダイヤフラムダンパーを保持する支持体と、を有し、
    前記支持体は、その周縁部に設けられ前記ダイヤフラムダンパーの周縁を保持する環状の保持部と、その中央部に設けられた基部と、前記基部を中心にして前記保持部と前記基部との間に環状に並んで形成された複数の開口部によって画定された弾性変形可能な複数の梁部であって各々がその一端が前記保持部で保持されその他端が前記基部に保持された梁部と、前記複数の開口部によって画定され前記ケースに弾性変形可能に当接する複数の爪部であって隣接する2つの前記梁部の間における前記基部から外側に延在して設けられた複数の爪部と、を有し、
    各爪部が、前記基部を間に挟んで、前記梁部の一つと対向する位置関係にある、
    ことを特徴とするパルセーションダンパー。
  2. 前記梁部と前記爪部の幅は略等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載のパルセーションダンパー。
  3. 前記梁部は、少なくとも一部にくびれを有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパルセーションダンパー。
  4. 前記梁部は、少なくとも一部に山谷形状を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパルセーションダンパー。
  5. 前記梁部は、蛇腹形状を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のパルセーションダンパー。
  6. 前記保持部は、環状部と、前記環状部につながる円筒部とからなり、前記梁部は前記円筒部から延在しており、前記梁部の根本に接するようにして前記円筒部に切欠が形成されている
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のパルセーションダンパー。
  7. 前記支持体は、前記ダイヤフラムダンパーの片側を覆うように配置されている
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のパルセーションダンパー。
  8. 前記支持体は、前記ダイヤフラムダンパーの両側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のパルセーションダンパー。
JP2018175860A 2018-09-20 2018-09-20 パルセーションダンパー Active JP7041956B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018175860A JP7041956B2 (ja) 2018-09-20 2018-09-20 パルセーションダンパー
DE112019004735.3T DE112019004735T5 (de) 2018-09-20 2019-08-08 Pulsationsdämpfer
US17/275,920 US11313337B2 (en) 2018-09-20 2019-08-08 Pulsation damper
CN201980061536.5A CN112739903B (zh) 2018-09-20 2019-08-08 脉动阻尼器
PCT/JP2019/031415 WO2020059356A1 (ja) 2018-09-20 2019-08-08 パルセーションダンパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018175860A JP7041956B2 (ja) 2018-09-20 2018-09-20 パルセーションダンパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020045851A JP2020045851A (ja) 2020-03-26
JP7041956B2 true JP7041956B2 (ja) 2022-03-25

Family

ID=69887094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018175860A Active JP7041956B2 (ja) 2018-09-20 2018-09-20 パルセーションダンパー

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11313337B2 (ja)
JP (1) JP7041956B2 (ja)
CN (1) CN112739903B (ja)
DE (1) DE112019004735T5 (ja)
WO (1) WO2020059356A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102417695B1 (ko) * 2020-11-10 2022-07-07 주식회사 현대케피코 고압 연료펌프의 방사소음 저감을 위한 댐퍼스프링 구조

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209907A (ja) 2009-02-13 2010-09-24 Denso Corp ダンパ装置及びそれを用いた高圧ポンプ
JP2010223214A (ja) 2009-02-25 2010-10-07 Denso Corp ダンパ装置、それを用いた高圧ポンプおよびその製造方法
JP2013060944A (ja) 2011-08-23 2013-04-04 Denso Corp 高圧ポンプ
JP2014240658A (ja) 2011-08-23 2014-12-25 株式会社デンソー 高圧ポンプ
JP2015232283A (ja) 2014-06-09 2015-12-24 トヨタ自動車株式会社 ダンパー装置
WO2017022605A1 (ja) 2015-07-31 2017-02-09 イーグル工業株式会社 ダイアフラムダンパ装置用のコイルドウェーブスプリング及びダンパシステム
JP2018071443A (ja) 2016-10-31 2018-05-10 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料供給ポンプ

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08261083A (ja) * 1995-03-23 1996-10-08 Nippondenso Co Ltd インタンク式燃料ポンプ
JP3823060B2 (ja) * 2002-03-04 2006-09-20 株式会社日立製作所 高圧燃料供給ポンプ
DE10362412B3 (de) * 2002-10-19 2017-09-07 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zum Dämpfen von Druckpulsationen in einem Fluidsystem, insbesondere in einem Kraftstoffsystem einer Brennkraftmaschine
DE102006027780A1 (de) * 2006-06-16 2007-12-20 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffinjektor
JP5146825B2 (ja) * 2008-06-24 2013-02-20 株式会社デンソー パルセーションダンパ
JP5231380B2 (ja) * 2009-11-09 2013-07-10 株式会社デンソー ダンパアセンブリ、それを用いた高圧ポンプ及び高圧ポンプの製造方法
US9109593B2 (en) 2011-08-23 2015-08-18 Denso Corporation High pressure pump
JP5821769B2 (ja) * 2012-04-24 2015-11-24 株式会社デンソー ダンパ装置
JP5979606B2 (ja) * 2012-10-04 2016-08-24 イーグル工業株式会社 ダイアフラムダンパ
JP6040912B2 (ja) * 2013-11-12 2016-12-07 株式会社デンソー 高圧ポンプ
JP6527689B2 (ja) * 2014-12-12 2019-06-05 株式会社不二工機 ダイヤフラム及びそれを用いたパルセーションダンパ
US10480704B2 (en) * 2015-05-27 2019-11-19 Fujikoki Corporation Pulsation damper
WO2017022603A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 イーグル工業株式会社 ダイアフラムダンパ
CN108026879B (zh) * 2015-09-29 2020-05-08 日立汽车系统株式会社 高压燃料泵
US20190152455A1 (en) * 2016-05-13 2019-05-23 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Pressure Pulsation Reducing Device and Pulsation Damping Member of Hydraulic System

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209907A (ja) 2009-02-13 2010-09-24 Denso Corp ダンパ装置及びそれを用いた高圧ポンプ
JP2010223214A (ja) 2009-02-25 2010-10-07 Denso Corp ダンパ装置、それを用いた高圧ポンプおよびその製造方法
JP2013060944A (ja) 2011-08-23 2013-04-04 Denso Corp 高圧ポンプ
JP2014240658A (ja) 2011-08-23 2014-12-25 株式会社デンソー 高圧ポンプ
JP2015232283A (ja) 2014-06-09 2015-12-24 トヨタ自動車株式会社 ダンパー装置
WO2017022605A1 (ja) 2015-07-31 2017-02-09 イーグル工業株式会社 ダイアフラムダンパ装置用のコイルドウェーブスプリング及びダンパシステム
JP2018071443A (ja) 2016-10-31 2018-05-10 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料供給ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
US11313337B2 (en) 2022-04-26
JP2020045851A (ja) 2020-03-26
US20210262425A1 (en) 2021-08-26
DE112019004735T5 (de) 2021-06-02
WO2020059356A1 (ja) 2020-03-26
CN112739903A (zh) 2021-04-30
CN112739903B (zh) 2022-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6568687B2 (en) Mechanical face seal
JP3618158B2 (ja) トルクコンバータ用ロックアップクラッチのスプリングダンパー装置
KR970059521A (ko) 트위스트 로크 조인트를 가진 분할 클러치 조립체
JP7041956B2 (ja) パルセーションダンパー
US6371857B1 (en) Torsional vibration dampers
EP2957796A1 (en) Brush seal assembly
JP4128990B2 (ja) シールを介在して互いに接続された2つの部材を備えるターボシャフトエンジン
US9410518B2 (en) Tappet
RU2623339C2 (ru) Кольцевая щеточная уплотнительная прокладка
US10648548B2 (en) Thrust washer including radially extending connectors
JP6868091B2 (ja) 皿ばね
JP6572301B2 (ja) ばねシート部材及びばね組立て体
CN112513485A (zh) 双离合器组件
EP1120582A1 (en) Torsional vibration dampers
JP2020045850A (ja) パルセーションダンパー
JP7128454B2 (ja) パルセーションダンパー
US6331019B1 (en) Conduit vibration decoupling device for use in exhaust systems
WO1997022792A1 (fr) Bague antifuite d'huile
CN220791335U (zh) 机油滤清器及具有其的发动机和车辆
JP7146249B2 (ja) パルセーションダンパー
JP5806959B2 (ja) トーショナルダンパ
US9885407B2 (en) Damper assembly including cover plates fixed together between springs
JPH11159578A (ja) ダブルホイール減衰器のための弾性減衰装置
CN111006017B (zh) 垫圈
US20210254703A1 (en) Apparatus for transmitting torque via a weld

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7041956

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150