JP7039316B2 - 駆動伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に備えられる駆動伝達装置に関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置では、操作性やメンテナンス性の向上を図るために装置本体に対して着脱可能な各種の着脱ユニットが設けられる。現像剤像を記録材に定着する定着ユニットや感光ドラムの表面に形成した現像剤像を一次転写する中間転写ユニットも装置本体に対して着脱可能に設けられる。
定着ユニットの定着ニップ部や中間転写ユニットの一次転写ニップ部等の圧接ニップ部には、数N~数十Nの荷重が加えられる。このため加圧状態で長期間放置されると、圧接ニップ部の弾性層に永久変形が生じ、圧接ニップ部の荷重を開放しても弾性層の変形が元に戻らなくなってしまう。装置本体に対して着脱可能な着脱ユニットに対して駆動を安定して確実に伝達する駆動伝達装置としては、カップリングや揺動ギア等が用いられている。
特許文献1では、カップリングのガタ量や駆動系のバックラッシュ量やカップリングが軸方向で脱離するまでの回転量に応じて駆動源を逆回転させて待機することが記載されている。これによりカップリングの離間動作時の抵抗が軽減できる。特許文献2では、駆動側ギアが設けられた動力伝達装置がフレーム部材に対して片持ち状態で支持され、かつ、その支持部分を支点として駆動側ギアの軸心方向に沿って揺動可能に設けられ、従動側ギアに駆動側ギアが噛み合う。これにより駆動側ギアのフレキシブル性が確保され、取り付け誤差や負荷変動に対してギアの噛合いがスムーズとなる。
特許文献3では、カムの回転角度を変えることで加圧力発生部材の加圧力を調整する。カムの回転によりカムの二つの外周点が第1の部材と第2の部材に共に当接した際に加圧力発生部材の加圧力によりカムの回転力を互いに打ち消し合う。これにより加圧時の衝撃音の発生を防止している。
特開2005-157112号公報 特開2013-045026号公報 特開2015-087701号公報
定着ユニットの定着ニップ部や中間転写ユニットの一次転写ニップ部等の圧接ニップ部の荷重を開放しても弾性層の変形が元に戻らなくなってしまう。これを防止するために画像形成時以外において圧接ニップ部の圧接状態を自動で解除するために圧解除カムを用いた圧力変更装置が設けられる。圧接ニップ部が加圧状態から圧解除状態へ変更するように駆動伝達する際は、装置本体に着脱可能な着脱ユニットは、装置本体に対して引き込まれる方向に力が発生するため駆動伝達ギア同士は確実に噛み合うことが可能である。
一方、圧接ニップ部が圧解除状態から加圧状態へ変更するように駆動伝達する際は、圧力変更装置からの加圧力により圧解除カムが先行して回転する。このため着脱ユニットが装置本体に対して飛び出す方向に力が発生し、駆動伝達ギアのガタにより加圧時の衝撃音が大きくなってしまう。このとき、先行して回転する圧解除カムの回転力を確実に受け止めるには、着脱ユニットの剛性アップが必要であるため大型化やコストアップに繋がっていた。また、着脱ユニットを装置本体に装着する際に駆動伝達ギアの歯先同士が当たって装着動作が妨げられるという問題もあった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、二つの部材の加圧状態を変更可能なカムに駆動を伝達するギアの噛み合い性能を向上した駆動伝達装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る駆動伝達装置の代表的な構成は、第一ギアと、前記第一ギアの回転に連動して回転し、二つの部材を加圧状態と圧解除状態とに変更可能なカムと、前記カムを加圧する加圧部材と、前記第一ギアと噛み合って前記第一ギアに駆動を伝達する第二ギアと、を有し、前記第一ギアと前記第二ギアとのうちの少なくともいずれか一方は、前記カムにより前記二つの部材を圧解除状態から加圧状態に移行する際に前記第一ギアが前記第二ギアに噛み合う領域に対応する位置に配置される複数の第一歯と、前記領域以外に対応する位置に配置される複数の第二歯と、を有し、前記第一歯の歯厚は、前記第二歯の歯厚よりも厚いことを特徴とする。
本発明によれば、二つの部材の加圧状態を変更可能なカムに駆動を伝達するギアの噛み合い性能を向上することができる。
画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 定着ユニットの着脱方向を示す斜視説明図である。 定着装置の構成を示す断面説明図である。 定着装置に設けられる加熱ユニットと加圧ローラの構成を示す斜視説明図である。 定着装置に設けられる加熱ユニットと加圧ローラの構成を示す断面説明図である。 定着装置に設けられる加熱ユニットと加圧ローラに圧力を付与する加圧部材の構成を示す斜視説明図である。 定着装置に設けられる加熱ユニットと加圧ローラとにより定着ニップ部を形成した通常動作時の断面説明図である。 定着装置に設けられる加熱ユニットと加圧ローラとの定着ニップ部を解除した状態を示す断面説明図である。 カム部材に回転駆動力を伝達する駆動伝達装置の構成を示す斜視説明図である。 (a)は、加熱ユニットと加圧ローラとが加圧状態における伝達ギアの噛み合い状態を示す側面説明図である。(b)は、加熱ユニットと加圧ローラとが加圧状態におけるカム部材の状態を示す側面説明図である。 (a)は、加熱ユニットと加圧ローラとが加圧状態から圧解除状態に変化する途中の伝達ギアの噛み合い状態を示す側面説明図である。(b)は、加熱ユニットと加圧ローラとが加圧状態から圧解除状態に変化する途中のカム部材の状態を示す側面説明図である。 (a)は、加熱ユニットと加圧ローラとが圧解除状態における伝達ギアの噛み合い状態を示す側面説明図である。(b)は、加熱ユニットと加圧ローラとが圧解除状態におけるカム部材の状態を示す側面説明図である。 (a)は、加熱ユニットと加圧ローラとが圧解除状態から加圧状態に変化する途中の伝達ギアの噛み合い状態を示す側面説明図である。(b)は、加熱ユニットと加圧ローラとが圧解除状態から加圧状態に変化する途中のカム部材の状態を示す側面説明図である。 (a)は、カム部材が一周分回転したときの回転角度と変位との関係を示すカム線図である。(b)は、カム部材が一周分回転したときの回転角度とカム部材の回転軸上のトルクとの関係を示す図である。 カム部材の回転軸上のトルクと、第一ギアの歯の位置との関係を示す図である。 (a)は、図10(a)に示す第一ギア51の歯a~jの要目表を示す図である。(b)は、図10(a)に示す第一ギア51の歯k~nの要目表を示す図である。
図により本発明に係る駆動伝達装置を備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
<画像形成装置>
先ず、図1を用いて本発明に係る駆動伝達装置を備えた画像形成装置の構成について説明する。図1は、画像形成装置の構成を示す断面説明図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式で4連ドラム方式のカラー画像形成装置の一例である。図1に示す画像形成装置1の中央には、記録材Pに画像を形成する画像形成手段となる画像形成部2が設けられている。画像形成部2には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの四色の各プロセスカートリッジ3が設けられている。各プロセスカートリッジ3には、それぞれ像担持体となる感光ドラム4が設けられている。
各感光ドラム4の周囲には、帯電手段となる帯電ローラ5と、現像手段となる現像装置6と、クリーニング手段となるクリーニング装置7が設けられている。各プロセスカートリッジ3の上部には、中間転写ユニット11が設けられている。中間転写ユニット11には、張架ローラ15,16,17により図1の反時計回り方向に回転可能に張架された中間転写ベルト18が設けられている。
中間転写ベルト18の内周面側には、各感光ドラム4に対向して一次転写手段となる一次転写ローラ19がそれぞれ設けられている。中間転写ベルト18を介在して各感光ドラム4の表面と一次転写ローラ19との間に一次転写ニップ部N1が形成される。張架ローラ16に対向して中間転写ベルト18を介在して二次転写手段となる二次転写ローラ12が設けられている。中間転写ベルト18を介在して張架ローラ16と二次転写ローラ12との間に二次転写ニップ部N2が形成される。張架ローラ15に対向して中間転写ベルト18を介在してクリーニング手段となるクリーニング装置26が設けられている。
<画像形成動作>
各感光ドラム4が図1の時計回り方向に回転駆動される。各感光ドラム4の表面は、各帯電ローラ5により一様に帯電される。一様に帯電された各感光ドラム4の表面に対して像露光手段となる露光装置27から画像情報に応じた光が照射される。これにより各感光ドラム4の表面に静電潜像が形成される。各感光ドラム4の表面に形成された静電潜像に対して各現像装置6に設けられた現像剤担持体となる現像ローラ30により各色のトナー(現像剤)が供給されてトナー像として現像される。
各感光ドラム4の表面に形成された各色のトナー像は、図示しない一次転写バイアス電源から各一次転写ローラ19に一次転写バイアスが印加されることで、図1の反時計回り方向に回転する中間転写ベルト18の外周面上に順次、一次転写されて重畳される。一次転写後に各感光ドラム4の表面に残留した残トナーは、クリーニング装置7により除去されて回収される。
一方、給送カセット38内に収容された記録材Pは、給送ローラ42により繰り出され、分離ローラ10により一枚ずつ分離給送される。その後、搬送ガイド44にガイドされて停止したレジストローラ48のニップ部に記録材Pの先端部が突き当てられて斜行が補正される。その後、所定のタイミングでレジストローラ48が回転駆動されて記録材Pはレジストローラ48により挟持搬送されて中間転写ベルト18の外周面と二次転写ローラ12とにより形成される二次転写ニップ部N2に導かれる。
二次転写ニップ部N2において、図示しない二次転写バイアス電源から二次転写ローラ12に二次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト18の外周面上に重畳して担持されたトナー像が記録材Pに転写される。その後、定着手段となる定着ユニット20に搬送される。定着ユニット20には、加熱ユニット31と加圧ローラ32が設けられている。未定着トナー像を担持した記録材Pが加熱ユニット31と加圧ローラ32とにより挟持搬送される間に加熱及び加圧されて記録材Pに担持されたトナー画像が熱定着される。その後、搬送ローラ55と排出ローラ53により挟持搬送されて排出部13に排出される。
記録材Pの両面に印刷する場合は、排出ローラ53により記録材Pの進行方向後端部を挟持した状態でフラッパ54が回動軸54aを中心に反時計回り方向に回動し、排出ローラ53が逆回転することで、記録材Pが両面搬送路14に導かれる。そして、搬送ローラ56,58により搬送されて記録材Pの表裏が反転し、停止したレジストローラ48のニップ部に記録材Pの先端部が突き当てられて斜行が補正される。
その後、所定のタイミングでレジストローラ48が回転駆動されて記録材Pは二次転写ニップ部N2において第二面にトナー像が転写される。その後、定着ユニット20を通過してトナー像が定着された後、フラッパ54が回動軸54aを中心に時計回り方向に回動し、記録材Pは搬送ローラ55と排出ローラ53により挟持搬送されて排出部13に排出される。
<画像形成装置本体>
図9に示すように、画像形成装置1の装置本体100(画像形成装置本体)は、定着ユニット20に設けられた第一ギア51と噛み合って駆動を伝達する第二ギア61を有する。定着ユニット20を装置本体100に装着すると、第一ギア51と第二ギア61の小径ギア61bとが噛合する。
<着脱ユニット>
着脱ユニットとなる定着ユニット20は、記録材Pに担持されたトナー画像を記録材Pに定着する。図6に示すように、定着ユニット20は、該定着ユニット20に設けられた二つの部材となる加熱部材としての加熱ユニット31と、加圧部材となる加圧ローラ32とを加圧状態と圧解除状態に変更可能なカム部材28,29を有する。更に、定着ユニット20には、カム部材28,29と共に加圧部材を構成する加圧板22,23と、加圧バネ40とを有する。加圧バネ40は、二つの部材となる加熱部材としての加熱ユニット31と、加圧部材となる加圧ローラ32とを加圧する付勢手段として構成される。
更に、定着ユニット20は、カム部材28,29に回転軸50を介して連結された第一ギア51を有する。第一ギア51は、カム部材28,29と同軸上に設けられる。カム部材28,29は、回転軸50を介して第一ギア51の回転に連動して回転し、加圧部材となる加圧板22,23を介して加圧バネ40(付勢手段)による付勢力を制御する。加圧板22,23(加圧部材)は、カム部材28,29(カム)を加圧する。
定着ユニット20は、装置本体100に対して図2の矢印A方向に着脱可能に構成されている。図3に示すように、定着ユニット20は、加熱ユニット31と、加圧ローラ32と、搬送ローラ55と、搬送ガイド49と、外装部57とを有して構成されている。
<加熱部材>
図3に示すように、加熱部材となる加熱ユニット31は、加熱回転体として円筒状で可撓性を有する定着フィルム33を有する。更に、断面略半円弧状で樋型の耐熱性及び剛性を有するガイド部材34を有する。更に、加熱源としてのヒータ35を有する。ガイド部材34の外周面で長手方向に沿って設けた溝部内にヒータ35が嵌入固定されている。定着フィルム33は、ヒータ35を取り付けたガイド部材34の外周に対してルーズに外嵌されている。更に、断面コ字形状で剛性を有する加圧ステイ36を有する。加圧ステイ36は、ガイド部材34の内側に設けられている。
図4に示すように、定着フィルム33の長手方向両端部に対向するように規制部材37が設けられている。規制部材37は、定着フィルム33の長手方向の位置を規制し、定着フィルム33の外周面または内周面の走行軌跡を規制する。本実施形態では、図5に示すように、規制部材37のフランジ37aにより定着フィルム33の長手方向の移動を規制すると共に、定着フィルム33の長手方向両端部の走行軌跡を規制している。定着フィルム33は、耐熱性樹脂ベルトや金属ベルトを基層とし、その外周面に弾性層、離型層等を設けた複合層からなる構造体である。定着フィルム33は、全体的に肉薄で、可撓性を有し、高熱伝導率で低熱容量の部材からなる。
ヒータ35は、記録材Pの搬送方向と直交する方向を長手方向とする低熱容量で横長で肉薄の線状加熱体からなる。ヒータ35は、チッ化アルミニウムやアルミナ等のセラミック材料からなる基板と、該基板の表面に形成した銀-パラジウム等の通電発熱層と、を有して構成される。セラミックヒータからなるヒータ35は、各種公知であるからその詳細説明は省略する。
<第2の加圧部材>
図3に示すように、第2の加圧部材となる加圧ローラ32は、芯金からなる回転軸32aの外周面にシリコーンゴム等の弾性層32bを設けて所定の硬度を有して構成したものである。非粘着性を向上させるために、弾性層32bの外周面にPTFE(Polytetrafluoroethylene;ポリテトラフルオロエチレン)からなるフッ素樹脂層を表層32cとして設けても良い。他に、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)からなるフッ素樹脂層を表層32cとして設けても良い。
他に、弾性層32bの外周面にFEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)からなるフッ素樹脂層を表層32cとして設けても良い。図4に示すように、加圧ローラ32の回転軸32aの長手方向の一端部には、駆動ギア41が設けられている。駆動ギア41には、装置本体100側に設けられた駆動源から回転駆動力が伝達される。これにより加圧ローラ32が回転する。
図5に示すように、定着フィルム33の内周面側には、ガイド部材34と、ヒータ35と、加圧ステイ36等が設けられている。加圧バネ40により規制部材37が加圧ローラ32に向かって付勢されている。これにより加圧ステイ36、ガイド部材34、ヒータ35を介して定着フィルム33が加圧ローラ32に圧接される。これにより定着フィルム33の外周面と加圧ローラ32との間に定着ニップ部N3が形成される。定着フィルム33は、加圧ローラ32の回転に従動して回転する。
図5に示すように、規制部材37は、側板39により支持されている。記録材Pは、定着フィルム33の外周面に密着して該定着フィルム33と一緒に重なった状態で定着ニップ部N3を通過する。定着ニップ部N3において記録材Pを定着フィルム33の外周面と加圧ローラ32とにより挟持搬送しつつ該記録材Pが定着ニップ部N3を通過する。その過程で、ヒータ35から定着フィルム33を介して記録材P上に担持された未定着トナー像に熱エネルギーが付与されて該未定着トナー像が加熱溶融されて記録材P上に熱定着される。
その後、記録材Pは、定着ニップ部N3を通過し、記録材Pの腰の強さと、図3に示す分離部材45との作用により定着フィルム33の外周面から分離される。更に、記録材Pは、分離部材45と、該分離部材45が設けられた記録材Pの搬送路の上方に配置される搬送ガイド47と、分離部材45に設けられた搬送コロ46とによりガイドされて搬送ローラ55に送られる。その後、搬送ローラ55及び排出ローラ53により搬送されて排出部13に排出される。
<加圧部材>
図6に示すように、加圧ローラ32の回転軸32aの長手方向両端部は、定着ユニット20に設けられた側板39に取り付けられた軸受部21により回転可能に支持されている。加熱部材としての加熱ユニット31は、側板39に対して加圧ローラ32との圧接方向に移動可能に支持されている。図4に示す加熱ユニット31の規制部材37を、図6に示す加圧部材の一部である加圧バネ40の付勢力により加圧板22,23を介して加圧することにより加熱ユニット31と加圧ローラ32との間に定着ニップ部N3を形成する。
図6及び図9に示すように、加圧板22,23の一端部22b,23b(一端部23bは図示されていない)は、側板39に設けられた支持フレーム24,25に設けられた穴24a,25a(穴25aは図示されていない)内に挿通して係合されている。図4に示す規制部材37を加圧する加圧バネ40が支持フレーム24,25と加圧板22,23との間に設けられている。本実施形態の定着ニップ部N3の離間手段は、定着ニップ部N3に掛かる圧力を変更するカム部材28,29を有している。カム部材28,29は、図6に示す回転軸50を介して第一ギア51と一体的に回転する。
回転軸50の長手方向両端部には、互いに対象形状のカム部材28,29が設けられている。カム部材28,29の回動により加圧板22,23にカム部材28,29のカム面28a,29aが作用して定着ニップ部N3に掛かる圧力を変更する。加圧板22,23に作用するカム部材28,29は、回転軸50の長手方向の一端部に設けられた第一ギア51に図9に示す駆動伝達装置60の駆動源となるモータ63から回転駆動力が伝達されることで回転する。
図7に示すように、カム部材28,29は、加圧板22,23の位置を制御するカム面28a,29aを有する。カム部材28,29が固定された回転軸50の長手方向の一端部には、定着ニップ部N3の状態を検出して制御するための図示しないフラグ部材が設けられている。回転軸50の回転に伴って一体的に回転するフラグ部材が図示しない光透過型センサの光路を遮断するか、或いは透光させるかを検出することで、定着ニップ部N3の加圧状態と圧解除状態を検知する。
画像形成時は、図7に示すように、カム部材28,29が加圧板22,23と接触することがない状態で保持される。これにより加熱ユニット31は、加圧バネ40の付勢力により加圧板22,23が規制部材37を付勢して加熱ユニット31を加圧ローラ32に当接し、定着ニップ部N3を形成する。
記録材Pのジャム処理等で定着ニップ部N3を解除する必要が発生した場合には、図6に示す回転軸50の長手方向の一端部に固定された第一ギア51に回転駆動力が伝達されて回転軸50と一体的にカム部材28,29が回転する。すると、図8に示すように、カム部材28,29のカム面28a,29aが加圧板22,23に当接摺動する。これにより加圧板22,23は、支持フレーム24,25に係合した回動中心22a,23aを中心に加圧バネ40の付勢力に抗して図8の反時計回り方向に回動する。
これにより加熱ユニット31を加圧ローラ32から離間させて定着ニップ部N3を解除する。定着ニップ部N3を解除した状態では、加圧ローラ32の弾性層32bの永久変形を抑えることができる。また、定着ユニット20でジャムした記録材Pを容易に取り除くことが出来る。
本実施形態では、画像形成装置1の電源をOFFするときと、記録材Pのジャムが発生したときに、図9に示すモータ63から駆動伝達装置60により第一ギア51に回転駆動力が伝達される。モータ63は、図示しない制御手段となるCPU(Central Processing Unit;中央演算装置)により駆動制御される。これにより回転軸50と一体的にカム部材28,29を回転させて定着ニップ部N3の解除が行われる。
定着ニップ部N3の解除は、加圧バネ40の加圧力を完全に解除しなくとも軽減することでも良い。これはカム部材28,29の外周面からなるカム面28a,29aの形状を適宜設定することにより容易に実施することができる。カム面28a,29aの形状を適宜設定することにより加圧力の異なる様々なパターンを用意することが可能である。
更に、カム部材28,29が回転すると、図7に示すように、カム部材28,29のカム面28a,29aが加圧板22,23から離れる。そして加圧バネ40の付勢力により加圧板22,23は、支持フレーム24,25に係合した回動中心22a,23aを中心に図7の時計回り方向に回動する。これにより加圧板22,23は、規制部材37を付勢して加熱ユニット31を加圧ローラ32に当接し、定着ニップ部N3は加圧状態になる。
<駆動伝達装置>
図9は、カム部材28,29に回転駆動力を伝達する駆動伝達装置60の構成を示す斜視説明図である。駆動伝達装置60は、装置本体100と、該装置本体100に対して着脱可能に設けられた着脱ユニットとなる定着ユニット20との間で駆動を伝達する。図9に示す駆動伝達装置60は、駆動ギアである第二ギア61と、該第二ギア61に噛合する従動ギアである第一ギア51とを有する。第二ギア61は、装置本体100側に設けられており、駆動源となるモータ63から回転駆動力が伝達されて回転する。第一ギア51は、図6に示すように、定着ユニット20側に設けられており、図9に示すように、第二ギア61の小径ギア61bと噛み合って回転する。
装置本体100側には、駆動ギアである第二ギア61と、モータ63と、伝達ギア62a,62bが設けられている。モータ63の駆動ギア63aに伝達ギア62bが噛合され、該伝達ギア62bに二段ギアからなる伝達ギア62aの大径ギア62a1が噛合されている。また、伝達ギア62aの小径ギア62a2に二段ギアからなる第二ギア61の大径ギア61aが噛合されている。これによりモータ63の回転駆動により駆動ギア63a、伝達ギア62b、伝達ギア62aを介して第二ギア61が回転する。
図9に示すように、定着ユニット20側には、従動ギアである第一ギア51、回転軸50、カム部材28、加圧バネ40、加圧板22、支持フレーム24が設けられている。第一ギア51とカム部材28とは、回転軸50上に平行ピン52を介してそれぞれ回転止めされている。第一ギア51は、定着ユニット20が装置本体100の画像形成位置に装着された状態で装置本体100側に設けられた第二ギア61の小径ギア61bと噛み合う位置に設けられている。モータ63の回転駆動により回転する第二ギア61から第一ギア51に伝達された回転駆動力により回転軸50を介してカム部材28が回転する。
次に、図10~図14を用いて駆動ギアである第二ギア61から従動ギアである第一ギア51に駆動が伝達されてカム部材28が一周分回転するときの第二ギア61の小径ギア61bと第一ギア51との噛み合い状態について説明する。図10(a)は、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが加圧状態における第二ギア61の小径ギア61bと第一ギア51との噛み合い状態を示す側面説明図である。図10(b)は、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが加圧状態におけるカム部材28の状態を示す側面説明図である。図10(a),(b)に示す第一ギア51とカム部材28の位相を0°とする。
図11(a)は、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが図10(a),(b)に示す加圧状態から図12(a),(b)に示す圧解除状態に変化する途中の第二ギア61の小径ギア61bと第一ギア51との噛み合い状態を示す側面説明図である。図11(b)は、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが図10(a),(b)に示す加圧状態から図12(a),(b)に示す圧解除状態に変化する途中のカム部材28の状態を示す側面説明図である。図11(a),(b)に示す第一ギア51とカム部材28の位相は、図10(a),(b)に示す0°の状態から第一ギア51とカム部材28が一体的に図11(a),(b)の時計回り方向に50°回転した状態である。
図12(a)は、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが圧解除状態における第二ギア61の小径ギア61bと第一ギア51との噛み合い状態を示す側面説明図である。図12(b)は、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが圧解除状態におけるカム部材28の状態を示す側面説明図である。図12(a),(b)に示す第一ギア51とカム部材28の位相は、図10(a),(b)に示す0°の状態から第一ギア51とカム部材28が一体的に図12(a),(b)の時計回り方向に180°回転した状態である。
図13(a)は、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが図12(a),(b)に示す圧解除状態から図10(a),(b)に示す加圧状態に変化する途中の第二ギア61の小径ギア61bと第一ギア51との噛み合い状態を示す側面説明図である。図13(b)は、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが図12(a),(b)に示す圧解除状態から図10(a),(b)に示す加圧状態に変化する途中のカム部材28の状態を示す側面説明図である。図13(a),(b)に示す第一ギア51とカム部材28の位相は、図10(a),(b)に示す0°の状態から第一ギア51とカム部材28が一体的に図13(a),(b)の時計回り方向に250°回転した状態である。
装置本体100側に設けられている第二ギア61の小径ギア61bは、歯数が13歯で、標準歯車の歯面形状である通常のインボリュート形状を有して構成される。一方、定着ユニット20側に設けられている第一ギア51は、歯数が14歯(図10(a)~図13(a)の歯a~n)である。
図13(a),(b)に示すように、回転軸50を介して第一ギア51と一体的に回転するカム部材28,29(カム)により二つの部材(加熱ユニット31と加圧ローラ32)を圧解除状態から加圧状態に移行する。その際に、加圧バネ40の付勢力がカム部材28,29のカム面28a,29aに作用して第一ギア51が図13(a)の時計回り方向に先行回転する。第一ギア51が先行回転して第二ギア61の小径ギア61b(第二ギア)に噛み合う領域を図13(a)に示す先行回転領域R1と定義する。
その先行回転領域R1に対応する第一ギア51の歯k~nの4歯の歯面51d,51eは、該第一ギア51の径方向外側に向かって0.5mmのプラス転位(歯先円直径を大きくして歯厚を厚く)したインボリュート形状になっている。また、第一ギア51の径方向外側に向かって0.5mmのプラス転位した先行回転領域R1に対応する歯k~nの4歯の歯底円51fを考慮する。この歯k~nの4歯の歯底円51fは、第一ギア51の径方向外側に向かって0.5mmプラス転位された0.5mm分の距離だけ第一ギア51の径方向内側に向かってカットされた形状になっている。これにより第一ギア51の各歯a~j,k~nの14歯の歯底円51c,51fの直径が一致するように形成されている。
図13(a)に示す第一ギア51の先行回転領域R1以外(先行回転の領域以外)に対応する歯a~jの10歯の形状については、以下の通り設定される。図11(a)の反時計回り方向に回転する第二ギア61の小径ギア61bから駆動が伝達される側(歯面左側)の歯面51aは、標準歯車の歯面形状である通常のインボリュート形状を有して構成される。一方、その反対側(歯面右側)の歯面51bも標準歯車の歯面形状である通常のインボリュート形状を有して構成されるが、歯先51b1がカットされている。
第一ギア51の歯k~n(第一歯)は、歯先をカットしていない通常のインボリュート形状になっており、歯底円を0.5mm分カットしている。これにより第二ギア61の小径ギア61bが第一ギア51の歯k~n(第一歯)と噛み合う際に小径ギア61bの歯底当たりが発生することを防止している。第一ギア51の歯a~j(第二歯)は、歯先が斜めにカットされて先端が尖っている。
本実施形態の第一ギア51は、図16(a)に示す複数の歯a~j(第二歯)のプラス転位量が0.27mmであり、図16(b)に示す複数の歯k~n(第一歯)のプラス転位量が0.77mmである。このため図16(b)に示す複数の歯k~n(第一歯)のプラス転位量のほうが図16(a)に示す複数の歯a~j(第二歯)のプラス転位量よりも大きくなるように設定されている。他に、第一ギア51の複数の歯a~j(第二歯)をプラス転位量が0mm(プラス転位していない)標準歯とした場合には、第一ギア51の複数の歯k~n(第一歯)は、所定のプラス転位量だけプラス転位した歯で構成することができる。
図14(a)は、カム部材28が一周分回転したときの回転角度と変位との関係を示すカム線図である。図14(b)は、カム部材28が一周分回転したときの回転角度とカム部材28の回転軸50上のトルクとの関係を示す図である。図14(a)に示すように、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが図10(a),(b)に示す加圧状態(0°)からカム部材28が45°回転すると、カム部材28のカム面28aが加圧板22に当接摺動して変位が立ち上がる。
その後、図11(a),(b)に示すように、カム部材28が50°回転し、更に、図12(a),(b)に示すように、加熱ユニット31と加圧ローラ32とが圧解除状態となる180°回転する。
その後、図13(a),(b)に示すように、カム部材28が250°回転する。このとき、図14(a)に示すように変位が立ち下がる。そして、加圧バネ40の付勢力が加圧板22を介してカム部材28のカム面28aに作用して第二ギア61の小径ギア61bからの駆動よりも先に第一ギア51を回転させようとする。これにより図14(b)に示すように、回転軸50上のトルクが負となる先行回転領域R2が現れる。その後、更に、カム部材28が360°回転して図10(a),(b)に示す加圧状態に戻る。
ここで、カム部材28,29が先行回転する前には、第一ギア51の先行回転領域R1の歯k~n(第一歯)が第二ギア61の小径ギア61bに確実に噛み合っていることが必要である。このため図13に示す第一ギア51の歯k~n(第一歯)の先行回転領域R1は、図14(b)に示すカム部材28,29の先行回転領域R2よりも大きく設定されている(R1>R2)。
また、カム部材28,29の先行回転が終了する領域(第一ギア51の歯nの部分)を考慮する。加圧板22,23とカム部材28,29とが接触しない領域で、かつモータ63により駆動伝達装置60を介してカム部材28,29を再度回転させる前の領域を考慮する。このとき回転軸50上のトルクがプラス側にシフトする前に第一ギア51の先行回転領域R1の歯k~n(第一歯)と第二ギア61の小径ギア61bとの噛み合いが終了するように設定している。
図14(a)に示すカム線図を考慮する。カム部材28,29の最大外径(圧解除位置)より落ち始める角度(225°)から、カム部材28,29の最小外径(加圧位置)になる角度(322°)までを考慮する。このときの回転角度を第一ギア51の歯k~n(第一歯)を設ける回転角度に設定している。
即ち、本実施形態では第一ギア51が先行して回転し第二ギア61の小径ギア61b(第二ギア)に噛み合うまでの第一ギア51の歯k~n(第一歯)の先行回転領域R1(領域)の回転角度は、97°(=322°-225°)である。当然、カム部材28,29の形状によっては、97°未満にも設定できるし、97°より大きくも設定できる。静音化などを考慮すると、先行回転領域R1を80°から100°に設定することが好ましい。
図15は、カム部材28の回転軸50上のトルクと、第一ギア51の歯a~nの位置との関係を示す図である。図10(a)~図13(a)に示すように、カム部材28と第一ギア51とは、回転軸50に対して平行ピン52によりそれぞれ固定されている。これにより回転軸50上のトルクと、第一ギア51の歯a~nとの位置関係は、図15に示すように位相管理されている。
第一ギア51の歯先51b1がカットされた歯a~jの第二ギア61の小径ギア61bから駆動される側の歯面51aは、回転軸50上のトルクが0(ゼロ)からプラス(+)の範囲に対応して設けられている。第一ギア51のプラス転位された歯k~nの歯面51d,51eは、回転軸50上のトルクがマイナス(-)の範囲となる先行回転領域R2に対応して設けられている。
次に、図11及び図13を用いて、カム部材28が図10(b)に示す加圧状態(0°)から50°回転したときと、250°回転したときのそれぞれの位置において、第一ギア51と第二ギア61の小径ギア61bに発生する力について説明する。図11(a),(b)に示すように、図10(a),(b)に示す加圧状態(0°)から図12(a),(b)に示す圧解除状態(180°)に変化する途中の位置(50°)を考慮する。このとき、駆動源であるモータ63により図11(a)の反時計回り方向に回転駆動された第二ギア61の小径ギア61bにより第一ギア51が図11(a)の時計回り方向に回転駆動される。
このとき、図11(a)の反時計回り方向に回転する第二ギア61の小径ギア61bの歯面61b1から第一ギア51の歯dの歯面51aに図11(a)の矢印B方向の駆動が伝達される。すると、定着ユニット20には、装置本体100に対して引き込まれる方向(ギア同士が噛み合う方向)に力が発生する。これにより第一ギア51と第二ギア61の小径ギア61bとの噛み合いは保証される。
一方、カム部材28(カム)により二つの部材(加熱ユニット31と加圧ローラ32)を図12(a),(b)に示す圧解除状態(180°)から図10(a),(b)に示す加圧状態(360°)に移行する。その移行途中の位置(250°)において、図13(a),(b)に示すように、加圧バネ40の付勢力が加圧板22を介してカム部材28のカム面28aに作用する。この作用により第二ギア61の小径ギア61bからの駆動よりも先に第一ギア51を図13(a)の時計回り方向に回転させようとする。これによりカム部材28及び第一ギア51の先行回転が起きる。これにより駆動側が一瞬、第一ギア51側に変更になる。
このように先行回転する図13(a)に示す第一ギア51のプラス転位された歯lの歯面51eが第二ギア61の小径ギア61bの歯面61b2から矢印D方向の反力を受ける。そのとき、その反力により定着ユニット20には装置本体100から飛び出そうとする力が作用する。
最初の第一ギア51の歯lの歯面51eが先行回転して第二ギア61(入力ギア)の小径ギア61bの歯面61b2にあたるときに異音が発生する。この先行回転時に受ける反力で定着ユニット20がガタ分だけ装置本体100から飛び出そうとする。このため第一ギア51と第二ギア61(入力ギア)のバックラッシュが拡がり、衝撃音が大きくなる。
しかし、本実施形態では、定着ユニット20の飛び出しを装置本体100が受け止めるバックラッシュ分(本実施形態では0.5mm)だけ第一ギア51の先行回転領域R1の歯k~nの歯面51d,51eをプラス転位している。このため歯面51dの幅(歯厚)が大きくなっている。即ち、第一ギア51の先行回転領域R1のプラス転位された歯k~n(第一歯)の歯厚は、第一ギア51の歯先51b1がカットされた歯a~j(第二歯)の歯厚よりも厚い。
図13(a)に示す先行回転領域R1は、カム部材28,29(カム)により加熱ユニット31と加圧ローラ32(二つの部材)を圧解除状態から加圧状態に移行する際に第一ギア51が第二ギア61の小径ギア61b(第二ギア)に噛み合う領域である。先行回転領域R1に対応する位置に第一ギア51のプラス転位された複数の歯k~n(第一歯)が配置される。先行回転領域R1以外(領域以外)に対応する位置に第一ギア51の歯先51b1がカットされた複数の歯a~j(第二歯)が配置される。
これによりプラス転位された歯k~nの歯面51d,51eと第二ギア61の小径ギア61bの歯面61b1,61b2との間のガタが小さくなる。即ち、第一ギア51の先行回転領域R1のプラス転位された歯k~n(第一歯)と、第二ギア61の小径ギア61b(第二ギア)の歯とのバックラッシュを考慮する。そのバックラッシュは、第一ギア51の歯先51b1がカットされた歯a~j(第二歯)と、小径ギア61b(第二ギア)の歯とのバックラッシュよりも小さい。
これにより第一ギア51のプラス転位された歯lの歯面51eが第二ギア61の小径ギア61bの歯面61b2から矢印D方向の反力を受けても定着ユニット20の飛び出しを装置本体100が受け止めることができる。これにより第一ギア51と第二ギア61の小径ギア61bとの噛み合いは保証される。
図13(a)に示す第一ギア51のプラス転位された歯kの歯面51dの位置は、図15に示すように、回転軸50上のトルクがマイナス(-)ではない略0(ゼロ)領域に設けられている。このためカム部材28の先行回転が開始される先行回転領域R1に入る前に第一ギア51のプラス転位された歯kと、第二ギア61の小径ギア61bとを噛み合わせておく。これによりカム部材28と第一ギア51とが図13(a),(b)の時計回り方向に先行回転したときに歯lの歯面51eと第二ギア61の小径ギア61bの歯面61b2との間に形成されるガタが小さい。このため歯面51eと歯面61b2とが衝突した際の衝撃音を低減することができる。
次に、定着ユニット20を装置本体100に装着するときの第一ギア51と第二ギア61の小径ギア61bとの位置関係について説明する。定着ユニット20が単体の状態では、加圧バネ40の付勢力が加圧板22を介してカム部材28のカム面28aに作用してカム部材28及び第一ギア51を図10(a),(b)に示す加圧状態(0°)の位置まで回転させる。
このため図13(a),(b)に示すように、カム部材28及び第一ギア51が先行回転する第一ギア51の先行回転領域R1が小径ギア61bに対応する位置で保持されることはない。定着ユニット20を装置本体100の画像形成位置に装着する際には、図10(a)に示すように、第一ギア51の歯先51b1がカットされた歯a~jが小径ギア61bに噛み合う位置にある。このため図13(a)に示すように、第一ギア51の先行回転領域R1の歯k~nの歯先がカットされていないプラス転位された歯面51d,51eが第二ギア61の小径ギア61bの歯面61b1,61b2と接触することはない。
定着ユニット20を装置本体100の画像形成位置に装着する際には、必ず歯先51b1がカットされた第一ギア51の歯a~jの歯面51a,51bと第二ギア61の小径ギア61bの歯面61b1,61b2とが接触する。これにより定着ユニット20を装置本体100の画像形成位置に装着する際に第一ギア51の歯先と第二ギア61の小径ギア61bの歯先とが当たって定着ユニット20を装置本体100の所定の位置に装着する際の妨げとなることがない。
本実施形態では、定着ユニット20を着脱する際に噛み合う歯車同士が歯先当たりをしないようにする必要がある。このため第一ギア51の先行回転領域R1に設けられたプラス転位した歯k~nで噛み合うことが無いようにする。即ち、先行回転領域R1に設けられたプラス転位した歯k~nで噛み合って止まることが無いようにする。そのためカム部材28,29の位相と管理可能なカム部材28,29の回転軸50上に取り付けられた第一ギア51の先行回転領域R1に設けられた歯k~nをプラス転位させている。
尚、第二ギア61(入力ギア)の停止位相を制御できるように、センサ等を取り付けて第二ギア61(入力ギア)の停止位置を制御することも可能である。このような位相管理が出来れば、第二ギア61(入力ギア)の先行回転領域に対応する領域にプラス転位した歯を設けることも可能である。さらに、第一ギア51と第二ギア61(入力ギア)との両方の先行回転領域に対応する歯をそれぞれ少しずつプラス転位させたギアを採用することもできる。
図16(a)は、図10(a)に示す第一ギア51の歯a~jの要目表を示す図である。図16(b)は、図10(a)に示す第一ギア51の歯k~nの要目表を示す図である。本実施形態の第一ギア51の歯先51b1がカットされた歯a~jからなる通常歯と、第二ギア61(入力ギア)の小径ギア61bとのバックラッシュは0.15mmである。
第一ギア51の先行回転領域R1のプラス転位された歯k~nのプラス転位量は、図16(b)に示す第一ギア51の先行回転領域R1のプラス転位された歯k~nの転位量の0.77mmを考慮する。更に、第一ギア51の歯先51b1がカットされた歯a~jの転位量の0.27mmを考慮する。そして、前記0.77mmから0.27mmを除した値からなる0.5mm(=0.77mm-0.27mm)が歯k~nのプラス転位量である。
このため第一ギア51の厚い歯(プラス転位した歯k~n)と、第二ギア61(入力ギア)の小径ギア61bとのバックラッシュ設計値は、第一ギア51の歯a~jと、小径ギア61bとのバックラッシュの0.15mmを考慮する。更に、第一ギア51のプラス転位された歯k~nのプラス転位量の0.5mmを考慮する。そして、前記0.15mmから0.5mmを除した値からなる-0.35mm(=0.15mm-0.5mm)がバックラッシュ設計値である。ここで、定着ユニット29が装置本体100から0.5mm分だけ飛び出すため、実際のバックラッシュは0.15mmである。
第一ギア51のプラス転位をしている歯k~nは、歯先をカットしていない通常のインボリュート形状である。歯k~nの歯底円51fをカットしている。
第一ギア51の歯底円直径は、全ての歯a~nで、17.79mmである。即ち、第一ギア51は、歯先51b1がカットされた歯a~j(第二歯)のみでギアを構成した場合の歯底円と同じ歯底円である。第一ギア51のプラス転位している歯k~nの歯底円も歯底当たりを防止するために、第一ギア51の歯a~jの歯底円と同一直径の17.79mmに設定している。
ここで、第一ギア51のすべての歯を歯a~jと仮定した場合の歯底円直径は、図16(a)に示す歯数の14、モジュールの1.5、転位量の0.27、歯元たけ係数の1.25を用いて、以下の数1式で計算される。
[数1]
歯底円直径=14×1.5+0.27×2-1.25×1.5×2
=17.79(mm)
上記数1式における14×1.5=21(mm)は、図16(a)に示す第一ギア51の歯a~jの基準ピッチ円直径を示す。これに歯a~jの転位量の0.27mmを2倍した値(0.27×2)を加算することで、転位を考慮した歯a~jのピッチ円直径が求められる。このピッチ円直径から、歯元たけ係数の1.25にモジュールの1.5を乗じて2倍した値(1.25×1.5×2)を減ずることで歯a~jの歯底円直径を求めることができる。
<歯厚の測定>
ここで、第一ギア51の歯a~j(第二歯)と、歯k~n(第一歯)とのそれぞれの歯厚の測定は、ほぼ噛み合い歯丈の中央付近で接触するように、またぎ歯厚を定める。図16(a)に示す第一ギア51の歯a~j(第二歯)では、またぎ歯数を「2」にした際のまたぎ歯厚(2枚の歯をまたいで測定した歯厚)が「7.121mm」になる。一方、図16(b)に示す第一ギア51の歯k~n(第一歯)では、またぎ歯数を「3」にした際のまたぎ歯厚(3枚の歯をまたいで測定した歯厚)が「11.891mm」である。
図16(a),(b)に示す「またぎ歯厚」、「またぎ歯数」、「モジュール」、「圧力角」と、公知の計算式を用いて、それぞれの「またぎ歯厚」から第一ギア51の歯a~j(第二歯)の歯厚T2は以下の数2式で計算される。また、第一ギア51の歯k~n(第一歯)の歯厚T1は以下の数3式で計算される。尚、以下の数2式、数3式の項で「π×1.5×cos20°」は法線ピッチ(mm)である。
[数2]
T2=7.121-(2-1)×π×1.5×cos20°=2.69(mm)
[数3]
T1=11.891-(3-1)×π×1.5×cos20°=3.03(mm)
上記数2式、数3式から第一ギア51の歯k~n(第一歯)の歯厚T1は、第一ギア51の歯a~j(第二歯)の歯厚T2よりも厚い。
本実施形態の第一ギア51は、歯a~j(第二歯)と歯k~n(第一歯)を有しているが、第一ギア51の歯底円直径は、17.79(mm)で設計してある。つまり、第一ギア51の歯がすべて歯a~j(第二歯)であると仮定した場合の歯底円直径と同じになっている。
尚、第一ギア51の先行回転領域R1以外では、歯先51b1がカットされた歯a~j(第二歯)だけでなく、プラス転位された歯k~n(第一歯)と同様な歯厚を有する歯が混在していても良い。
<他の実施形態>
前記実施形態では、定着ユニット20と装置本体100との間の駆動伝達装置60として、定着ユニット20側の第一ギア51と、装置本体100側の第二ギア61の小径ギア61bと、を用いた一例について説明した。他のユニットとして中間転写体となる中間転写ユニット11と装置本体100との間のギア連結部にも適用可能である。
また、定着ユニット20に設けられるカム部材28と、第一ギア51とは、共通の回転軸50上に設けられた一例について説明した。他に、カム部材28が設けられた回転軸50上に図示しないカムギアを設け、第一ギア51は、回転軸50とは異なる回転軸に設けられた場合を考慮する。そして、該カムギアと、第一ギア51との間に従動ギアを設けても良い。この場合、カムギアと従動ギアと第一ギア51との間のギア比は、カム部材28の位相と一致するように減速しないギア比か、互いに整数倍のギア比になっていても良い。第一ギア51は、装置本体100側に設けられた第二ギア61の小径ギア61bと噛合される。
a~j…第一ギア51の歯先51b1がカットされた歯(第二歯)
k~n…第一ギア51の先行回転領域R1のプラス転位された歯(第一歯)
R1,R2…先行回転領域
22,23…加圧板(加圧部材)
28,29…カム部材(カム)
51…第一ギア
61…第二ギア
61b…小径ギア(第二ギア)

Claims (15)

  1. 第一ギアと、
    前記第一ギアの回転に連動して回転し、二つの部材を加圧状態と圧解除状態とに変更可能なカムと、
    前記カムを加圧する加圧部材と、
    前記第一ギアと噛み合って前記第一ギアに駆動を伝達する第二ギアと、
    を有し、
    前記第一ギアと前記第二ギアとのうちの少なくともいずれか一方は、前記カムにより前記二つの部材を圧解除状態から加圧状態に移行する際に前記第一ギアが前記第二ギアに噛み合う領域に対応する位置に配置される複数の第一歯と、前記領域以外に対応する位置に配置される複数の第二歯と、を有し、
    前記第一歯の歯厚は、前記第二歯の歯厚よりも厚いことを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 第一ギアと、
    前記第一ギアの回転に連動して回転し、二つの部材を加圧状態と圧解除状態とに変更可能なカムと、
    前記カムを加圧する加圧部材と、
    前記第一ギアと噛み合って前記第一ギアに駆動を伝達する第二ギアと、
    を有し、
    前記第一ギアと前記第二ギアとのうちの少なくともいずれか一方は、前記カムにより前記二つの部材を圧解除状態から加圧状態に移行する際に前記第一ギアが前記第二ギアに噛み合う領域に対応する位置に配置される複数の第一歯と、前記領域以外に対応する位置に配置される複数の第二歯と、を有し、
    前記第一歯と前記第二ギアの歯とのバックラッシュは、前記第二歯と前記第二ギアの歯とのバックラッシュよりも小さいことを特徴とする駆動伝達装置。
  3. 前記複数の第二歯のプラス転位量よりも前記複数の第一歯のプラス転位量のほうが大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の駆動伝達装置。
  4. 前記第一ギアは、前記第二歯のみでギアを構成した場合の歯底円と同じ歯底円であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  5. 前記第一、第二ギアのうちの少なくともいずれか一方は、インボリュート形状を有して構成されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  6. 前記領域は、前記カムにより前記二つの部材を圧解除状態から加圧状態に移行する際に前記第一ギアが先行して回転し前記第二ギアに噛み合う領域であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  7. 前記第一ギアが先行して回転し前記第二ギアに噛み合うまでの前記領域の回転角度は、80°から100°であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  8. 前記第一ギアは、前記カムと同軸上に設けられたことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  9. 前記複数の第二歯を標準歯とした場合に、前記複数の第一歯は、プラス転位した歯であることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  10. 画像形成装置の装置本体に着脱可能な着脱ユニットを有する画像形成装置において、
    前記着脱ユニットは、
    第一ギアと、
    前記第一ギアの回転に連動して回転し、二つの部材を加圧状態と圧解除状態とに変更可能なカムと、
    前記カムを加圧する加圧部材と、
    を有し、
    前記装置本体は、前記第一ギアと噛み合って前記第一ギアに駆動を伝達する第二ギアを有し、
    前記第一ギアと前記第二ギアとのうちの少なくともいずれか一方は、前記カムにより前記二つの部材を圧解除状態から加圧状態に移行する際に前記第一ギアが前記第二ギアに噛み合う領域に対応する位置に配置される複数の第一歯と、前記領域以外に対応する位置に配置される複数の第二歯と、を有し、
    前記第一歯の歯厚は、前記第二歯の歯厚よりも厚いことを特徴とする画像形成装置。
  11. 画像形成装置の装置本体に着脱可能な着脱ユニットを有する画像形成装置において、
    前記着脱ユニットは、
    第一ギアと、
    前記第一ギアの回転に連動して回転し、二つの部材を加圧状態と圧解除状態とに変更可能なカムと、
    前記カムを加圧する加圧部材と、
    を有し、
    前記装置本体は、前記第一ギアと噛み合って前記第一ギアに駆動を伝達する第二ギアを有し、
    前記第一ギアと前記第二ギアとのうちの少なくともいずれか一方は、前記カムにより前記二つの部材を圧解除状態から加圧状態に移行する際に前記第一ギアが前記第二ギアに噛み合う領域に対応する位置に配置される複数の第一歯と、前記領域以外に対応する位置に配置される複数の第二歯と、を有し、
    前記第一歯と前記第二ギアの歯とのバックラッシュは、前記第二歯と前記第二ギアの歯とのバックラッシュよりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記第一歯が前記第二ギアの歯から反力を受けたとき、前記着脱ユニットの飛び出しを前記装置本体が受け止めるバックラッシュ分だけ前記第一ギアの前記第一歯をプラス転位したことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記第一、第二ギアのうちの少なくともいずれか一方は、インボリュート形状を有して構成されることを特徴とする請求項10~12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記着脱ユニットは、定着ユニットであることを特徴とする請求項10~13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記領域は、前記カムにより前記二つの部材を圧解除状態から加圧状態に移行する際に前記第一ギアが先行して回転し前記第二ギアに噛み合う領域であることを特徴とする請求項10~14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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