JP7039253B2 - 天板付什器 - Google Patents
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Description
このような天板付什器として、例えば、昇降機能を備えた天板付什器が知られている。
天板を昇降させる技術として、たとえば、ガススプリングを用いる方法やギアを用いる方法(特許文献1,2)などが知られている。
特許文献1,2に開示された技術は、構造が簡易であるのでコストを安く抑えることができる。しかしながら、特許文献1,2に開示された技術では、力の弱い使用者にとっては操作しにくい場合があったり、天板の高さによっては天板を昇降させるために無理な姿勢を強いたりすることがある。
また、天板付什器が備えるワイヤーを操作部により操作して、ガススプリングのストッパ等をロック又は解除し、天板を昇降動作させる技術が知られている(特許文献3,4,5)。
また、天板を昇降させる際の操作性を向上させるために、電動式の駆動ユニットを用いて天板を昇降させる技術が知られている(特許文献6)。特許文献3,4,5,6に開示された技術では、天板近傍に配される操作部やスイッチ(以下、操作部等という)を用いて使用者が天板の昇降操作をすることができる。
また、天板付什器は、デスク本体の表面に案内光を発光可能な発光部と、センサの検出に応じて、発光部の発光を制御する制御部と、を備えている。このため、制御部が発光部に案内光を発光させることで、使用者が操作する位置を容易に把握することができる。
また、このように構成された天板付什器では、次入力特定部が、次に検出されるべき電極の位置を特定し、対応する発光部を発光させるための指令を発光指令生成部が生成する。このため、制御部が発光部を発光させる際に、予め設定された操作手順を使用者に案内するような発光パターンや、使用者に操作を選択させるような発光パターンを指令することができる。
このように構成された天板付什器では、制御部が、操作を検出したセンサと対応する発光部を発光させることで、センサが使用者の操作を検出したことを使用者が容易に把握することができる。
このように構成された天板付什器は、デスク本体の表面での操作を検出した際に起振し、振動をデスク本体の表面に伝達可能な振動モータを備えている。このため、振動モータからの振動が使用者に伝わることで、センサが操作を検出したことを使用者にフィードバックさせることが可能になり、使用者の操作性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態について、図1から図4を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る天板付什器1の斜視図である。図2は、図1に示す天板2の分解斜視図である。図3は、図2に示す天板2のA-A線矢視断面図である。図4は、図1に示す制御部における制御ブロックを示す図である。
以下の説明において、天板付什器1の使用者から見た前後方向を天板付什器1の前後方向X、使用者から見た左右方向を天板付什器1の左右方向Yという。また、使用者から見た上下方向を天板付什器1の上下方向Zという。
支持体5は、梁部6と、軸部7と、脚部8と、昇降駆動部10と、制御部15と、を有している。梁部6は、天板2の前後方向Xに延びている。梁部6は、天板2の左右端に1つずつ配されている。
脚部8は、床面に接触して天板付什器1を支持するとともに、昇降駆動部10を介して軸部7に連結されている。本実施形態では、脚部8は、床面と平行に延びる水平部8aと、軸部7と同軸をなして垂直に延びる第一筒部8b及び第二筒部8cとを有している。
化粧材20は、基材22の上方に配置され、上方を向く表面に木目等の意匠性を備えた模様が施されている。化粧材20には、例えばメラミン化粧材を採用することができる。
基材22には、この基材22を上下方向Zに貫く貫通孔22Aが形成されている。貫通孔22Aは、基材22とともに裏面材24を貫いている。図示の例では、左右方向Yにおける一方側の端部に、前後方向Xに列をなすように、後述する複数の電極21と対応して、複数の貫通孔22Aが配置されている。貫通孔22Aは上面視で円形状を呈する。なお、貫通孔22Aの位置、数量、および形状は任意に変更することができる。
電極21は、化粧材20と基材22との間に、複数配置され、化粧材20を介して天板2上での操作を検出可能となっている。複数の電極21は、化粧材20と基材22との間における左右方向Yの一方側の端部に、前後方向Xに列をなしている。
接点部33は、左右方向Yに間隔をあけて一対配置されている。接点部33には、上下方向Zに付勢されたバネ部材が採用されている。図示の例では、バネ部材は板バネである。このため、センサ基板32と電極21との間の寸法がばらつく場合であっても、確実にセンサ基板32と電極21とを電気的に接続することができる。また、センサ基板32は、制御部15と電気的に接続されている。
発光部50は、センサ基板32の上面のうち、一対の接点部33における左右方向Yの間に位置する部分に配置されている。センサ9の近傍としては、例えば上面視でセンサ9の電極21から使用者の手のひらで覆うことができる範囲とすることができる。
受付部15Aは、センサ9からの検出信号を受け付ける。検出位置特定部15Bは、受付部15Aで受け付けた検出信号に基づいて、対応するセンサ9を特定する。
次入力特定部15Cは、検出位置特定部15Bで特定されたセンサ9に基づいて、次に検出されるべきセンサ9を特定する。発光指令生成部15Dは、次入力特定部15Cで特定されたセンサ9と対応する発光部50を発光させる。このような制御部15の制御について、以下に詳述する。
検出信号を受け付けた受付部15Aは、その情報を検出位置特定部15Bに伝達する。これにより、複数の電極21のうち、どの電極21が検出したかを特定することができる。
これにより使用者は、天板2を昇降させるために、天板2の上面のうち、次にタッチするべき部分がどこであるかを、発光部50の発光により把握することができる。
使用者が天板付什器1の天板2を昇降させる際には、天板2の上面のうち、電極21の上方に位置する部分で前述したような所定の操作を行う。所定の操作としては、例えば天板2の上面に接触させた指を左右方向Yの一方側にスライドさせると天板2を昇降させ、他方側にスライドさせると天板2を下降させるというように、任意に設定しておくことができる。
また、天板付什器1は、デスク本体1Aの表面に案内光を発光可能な発光部50と、センサ9の検出に応じて、発光部50の発光を制御する制御部15と、を備えている。このため、制御部15が発光部50に案内光を発光させることで、使用者が操作する位置を容易に把握することができる。
また、次入力特定部15Cが、次に検出されるべき電極21の位置を特定し、対応する発光部50を発光させるための指令を発光指令生成部15Dが生成する。このため、制御部15が発光部50を発光させる際に、予め設定された操作手順を使用者に案内するような発光パターンや、使用者に操作を選択させるような発光パターンを指令することができる。
また、電極21が、センサシート23に印刷されているので、電極21の形状を自由に変更することができるとともに、金型を用いて製造するような構成と比較して、小量ロット毎に生産することが可能になり、製造に際しての初期費用を抑えることができる。
図5に示すように、第1変形例に係る電極21では、透過部25により、複数の記号が形成されている。透過部25は、プラス記号、ドット記号、およびマイナス記号を形成している。
次に、第2変形例に係る電極21の操作方法について説明する。操作前の状態で、初期操作部26が点灯しているものとする。
そして天板2を上昇させる場合には、上昇操作部27をタッチし、下降させる場合には、下降操作部28をタッチする。これにより、天板2が上昇又は下降する。
図6に示すように、第2変形例に係る電極21では、透過部25により文字が形成されている。図示の例では上昇を意味するUPという文字が形成されている。複数の電極21のうちのいずれかに、このような透過部25が形成されていることで、この電極21が臨む貫通孔22A内に配置された発光部50を発光させることで、現在の制御状態(昇降の状態)を使用者に認識させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る天板付什器1Bにおける天板2Bの縦断面図である。なお、以下の各実施形態において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
振動モータ40は、センサ基板32Bの下面のうち、一対の付勢部35における左右方向Yの間に位置する部分に取付けられている。振動モータ40が振動することで、センサ基板32Bが、付勢部35により電極21に向けて付勢されたまま振動する。
1A デスク本体
2、2B 天板
9 センサ
15 制御部
15A 受付部
15B 検出位置特定部
15C 次入力特定部
15D 発光指令生成部
40 振動モータ
50 発光部
Claims (3)
- 天板、および前記天板を上下方向に昇降可能に支持する支持体を含むデスク本体と、
前記デスク本体の表面での操作を、前記天板を昇降させる操作として検出するセンサと、
前記センサの近傍に設けられ、前記デスク本体の表面に案内光を発光可能な発光部と、
前記センサの検出に応じて、前記発光部の発光を制御する制御部と、を備え、
前記センサおよび前記発光部は、対応して複数設けられ、
前記制御部は、前記センサからの検出信号を受け付ける受付部と、
前記受付部で受け付けた検出信号に基づいて、対応する前記センサを特定する検出位置特定部と、
前記検出位置特定部で特定された前記センサに基づいて、次に検出されるべき前記センサを特定する次入力特定部と、
前記次入力特定部で特定された前記センサと対応する前記発光部を発光させる発光指令生成部と、を備える天板付什器。 - 請求項1に記載の天板付什器において、
前記制御部は、一のセンサで検出されると、当該センサと対応する発光部を発光させる天板付什器。 - 請求項1または請求項2に記載の天板付什器において、
前記デスク本体の表面での操作を前記センサで検出した場合に起振し、振動を前記デスク本体の表面に伝達可能な振動モータを備える天板付什器。
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