JP7038392B2 - 粉豆腐の製造方法 - Google Patents
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豆腐を凍結変性させた後、解凍、脱水、膨軟加工、脱水を施して乾燥させた凍り豆腐、あるいは、これを粉砕して粉末化したもの、
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水し、乾燥させた凍り豆腐、あるいは、これを粉砕して粉末化したもの、
豆腐を凍結変性させたもの
の中のいずれかを、pH6.5~10の加工液中で加熱溶解加工し、当該加熱溶解加工後、乾燥してなる粉豆腐。
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物を用いてpH6.5~10に調整されている[1]の粉豆腐。
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物と酸性を示す食品添加物とが組み合わせて用いられてpH6.5~10に調整されている[1]の粉豆腐。
前記アルカリ性を示す食品添加物が、カリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物であって、前記加工液に含まれているカリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで132~6494μmol/1gで含まれる濃度である[2]又は[3]の粉豆腐。
前記カリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、炭酸カリウムであって、前記加工液に含まれているカリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで132~263μmol/1gで含まれる濃度である[4]の粉豆腐。
前記カリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、水酸化カリウムであって、前記加工液に含まれているカリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで1299~6494μmol/1gで含まれる濃度である[4]の粉豆腐。
前記アルカリ性を示す食品添加物が、ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物であって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで172~5361μmol/1gで含まれる濃度である[2]又は[3]の粉豆腐。
前記ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、炭酸ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで172~1715μmol/1gで含まれる濃度である[7]の粉豆腐。
前記ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、炭酸水素ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで216~1082μmol/1gで含まれる濃度である[7]の粉豆腐。
前記ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、水酸化ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで1072~5361μmol/1gで含まれる濃度である[7]の粉豆腐。
前記アルカリ性を示す食品添加物が、カリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物と、ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物とを組み合わせたものであって、
前記加工液に含まれているカリウムイオンの濃度及び、ナトリウムイオンの濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで、前記カリウムイオンと前記ナトリウムイオンとの合計が132~6494μmol/1gで含まれる濃度である[2]又は[3]の粉豆腐。
前記粉豆腐がHMFを20g/たんぱく質100g以上の範囲で含有している[1]~[11]のいずれかの粉豆腐。
[1]~[11]のいずれかの粉豆腐が原料に使用されている食品。
豆腐を凍結変性させた後、解凍、脱水、膨軟加工、脱水を施して乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水し、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させる工程
の中のいずれかの工程と、前記いずれかの工程で準備した前記豆腐を凍結変性させたものに由来するものを、pH6.5~10の加工液中で加熱溶解加工する工程と、
前記加熱溶解加工後に乾燥する工程
とを備えている粉豆腐の製造方法。
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物を用いてpH6.5~10に調整されている[14]の粉豆腐の製造方法。
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物と酸性を示す食品添加物とが組み合わせて用いられてpH6.5~10に調整されている[14]の粉豆腐の製造方法。
前記アルカリ性を示す食品添加物が、カリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物であって、前記加工液に含まれているカリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで132~6494μmol/1gで含まれる濃度である[15]又は[16]の粉豆腐の製造方法。
前記カリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、炭酸カリウムであって、前記加工液に含まれているカリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで132~263μmol/1gで含まれる濃度である[17]の粉豆腐の製造方法。
前記カリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、水酸化カリウムであって、前記加工液に含まれているカリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで1299~6494μmol/1gで含まれる濃度である[17]の粉豆腐の製造方法。
前記アルカリ性を示す食品添加物が、ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物であって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで172~5361μmol/1gで含まれる濃度である[15]又は[16]の粉豆腐の製造方法。
前記ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、炭酸ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで172~1715μmol/1gで含まれる濃度である[20]の粉豆腐の製造方法。
前記ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、炭酸水素ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで216~1082μmol/1gで含まれる濃度である[20]の粉豆腐の製造方法。
前記ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物が、水酸化ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで1072~5361μmol/1gで含まれる濃度である[20]の粉豆腐の製造方法。
前記アルカリ性を示す食品添加物が、カリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物と、ナトリウムイオンを含むアルカリ性食品添加物とを組み合わせたものであって、
前記加工液に含まれているカリウムイオンの濃度及び、ナトリウムイオンの濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで、前記カリウムイオンと前記ナトリウムイオンとの合計が132~6494μmol/1gで含まれる濃度である[15]又は[16]の粉豆腐の製造方法。
前記粉豆腐がHMFを20g/たんぱく質100g以上の範囲で含有している[14]~[24]のいずれかの粉豆腐の製造方法。
作成した豆腐を凍結変性させた後、これを解凍(解氷)、脱水し、第一の加工液(膨軟加工液)に浸漬する、あるいは、第一の加工液(膨軟加工液)を散水、塗布、噴霧する、等して膨軟加工を施した後、これを脱水、乾燥して凍り豆腐を製造する。この製造した凍り豆腐を第二の加工液中で加熱溶解し、加熱溶解後に第二の加工液ごと乾燥させる。これを粉砕によって粉末化して粉豆腐を製造する。
作成した豆腐を凍結変性させた後、これを解凍(解氷)、脱水し、乾燥させる。これで、膨軟加工を行わずに製造した、いわゆる「無加工」の凍り豆腐を製造する。その後、この「無加工」の凍り豆腐を第二の加工液中で加熱溶解し、加熱溶解後に第二の加工液ごと乾燥させる。これを粉砕によって粉末化して粉豆腐を製造する。
作成した豆腐を凍結変性させた後、これを、第二の加工液中で加熱溶解し、加熱溶解後に第二の加工液ごと乾燥させる。これを粉砕によって粉末化して粉豆腐を製造する。
作成した豆腐を凍結変性させた後、これを解凍(解氷)、脱水し、第一の加工液(膨軟加工液)に浸漬する、あるいは、第一の加工液(膨軟加工液)を散水、塗布、噴霧する、等して膨軟加工を施した後、これを脱水、乾燥して凍り豆腐を製造し、これを粉砕して粉末化する。次に、粉末化した凍り豆腐を第二の加工液中で加熱溶解し、加熱溶解後に第二の加工液ごと乾燥させる。これを粉砕によって粉末化して粉豆腐を製造する。
作成した豆腐を凍結変性させた後、これを解凍(解氷)、脱水し、乾燥させる。これで、膨軟加工を行わずに製造した、いわゆる「無加工」の凍り豆腐を製造する。その後、この「無加工」の凍り豆腐を粉砕して粉末化する。次に、粉末化した凍り豆腐を第二の加工液中で加熱溶解し、加熱溶解後に第二の加工液ごと乾燥させる。これを粉砕によって粉末化して粉豆腐を製造する。
豆腐を凍結変性させた後、解凍(解氷)、脱水、膨軟加工を施して脱水、乾燥させた凍り豆腐あるいは、これを粉砕して粉末化したもの
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍(解氷)、脱水し、乾燥させただけの、いわゆる「無加工」の凍り豆腐あるいは、これを粉砕して粉末化したもの、
豆腐を凍結変性させたもの
の中のいずれか、すなわち、凍り豆腐製造の際に調製する豆腐の凍結変性品由来のものを、上述した実施形態1~5で「第二の加工液」として説明した加工液中で加熱溶解し、加熱溶解後に当該加工液ごと乾燥させ、これを粉砕によって粉末化して製造している。
炭酸カリウム溶液にクエン酸溶液を滴下することでpH を調整し、炭酸カリウム濃度を調整した加工液を複数準備して検討を行った。
水酸化カリウム溶液にクエン酸溶液を滴下することでpH を調整し、水酸化カリウム濃度を調整した加工液を複数準備して検討を行った。
炭酸ナトリウム溶液にクエン酸溶液を滴下することでpH を調整し、炭酸ナトリウム濃度を調整した加工液を複数準備して検討を行った。
炭酸水素ナトリウム溶液にクエン酸溶液を滴下することでpH を調整し、炭酸水素ナトリウム濃度を調整した加工液を複数準備して検討を行った。
水酸化ナトリウム溶液にクエン酸溶液を滴下することでpH を調整し、水酸化ナトリウム濃度を調整した加工液を複数準備して検討を行った。
検討試験1、2、3でそれぞれ本発明の実施範囲に含まれるものと認められた粉豆腐について、従来の粉豆腐との比較を行った。検討に供したものは次のようにして準備した。
炭酸カリウム溶液にクエン酸溶液を滴下することでpH を調整し、炭酸カリウム濃度を調整した加工液を準備した。豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水、乾燥して凍り豆腐(乾物凍り豆腐)を調製した。その後、調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)を粉末化して粉豆腐とした。調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)1枚(16.5g)あたり、加工液300mlで調製を行い、加熱溶解加工し、検討を行った。加熱溶解加工はホットプレート上にて行い、設定温度を沸騰するまでは200℃、沸騰後は170℃に下げ、開始から90分間加熱溶解加工を行った。その後、凍結乾燥機にて乾燥を行い粉末化し、試料とした。調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)1gあたりのカリウムイオン濃度が132μmolになるように炭酸カリウム溶液の濃度を調整し、クエン酸溶液の滴下量を調整してpH7とした(検討試験1の検討例5。以下、「検討試験1の結果に基づく試料」という)。
水酸化カリウム溶液にクエン酸溶液を滴下することでpH を調整し、水酸化カリウム濃度を調整した加工液を準備した。豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水、乾燥して凍り豆腐(乾物凍り豆腐)を調製した。その後、調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)を粉末化して粉豆腐とした。調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)1枚(16.5g)あたり、加工液300mlで調製を行い、加熱溶解加工し、検討を行った。加熱溶解加工はホットプレート上にて行い、設定温度を沸騰するまでは200℃、沸騰後は170℃に下げ、開始から90分間加熱溶解加工を行った。その後、凍結乾燥機にて乾燥を行い粉末化し、試料とした。調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)1gあたりのカリウムイオン濃度が1299μmolになるように炭酸カリウム溶液のカリウムイオン濃度を調整し、クエン酸溶液の滴下量を調整してpH7とした(検討試験2の検討例7。以下、「検討試験2の結果に基づく試料」という)。
炭酸ナトリウム溶液にクエン酸溶液を滴下することでpH を調整し、炭酸ナトリウム濃度を調整した加工液を準備した。豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水、乾燥して凍り豆腐(乾物凍り豆腐)を調製した。その後、調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)を粉末化して粉豆腐とした。調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)1枚(16.5g)あたり、加工液300mlで調製を行い、加熱溶解加工し、検討を行った。加熱溶解加工はホットプレート上にて行い、設定温度を沸騰するまでは200℃、沸騰後は170℃に下げ、開始から90分間加熱溶解加工を行った。その後、凍結乾燥機にて乾燥を行い粉末化し、試料とした。調製した凍り豆腐(乾物凍り豆腐)1gあたりのナトリウムイオン濃度が343μmolになるように炭酸ナトリウム溶液の濃度を調整し、クエン酸溶液の滴下量を調整してpH7とした(検討試験3の検討例8。以下、「検討試験3の結果に基づく試料」という)。
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水したものを従来の加工液(炭酸カリウムを用いて調製した加工液)で加工、脱水、乾燥して凍り豆腐(乾物凍り豆腐)を調製し、これを粉末化して粉豆腐とした。
検討に供した品目は、鶏肉の唐揚げ、クッキー、インスタントスープ、粉末とした。
鶏もも肉200g、酒10g、粉豆腐(検討試験1の結果に基づく試料、検討試験2の結果に基づく試料、検討試験3の結果に基づく試料、従来品の試料の4種)それぞれ10g、中華粉末スープ3g、塩1g、こしょう2振り、砂糖0.5g
180℃の揚げ油で軽くきつね色になるまで揚げた。
粉豆腐(検討試験1の結果に基づく試料、検討試験2の結果に基づく試料、検討試験3の結果に基づく試料、従来品の試料の4種)それぞれ80g、重曹1g、バター70g、上白糖64g、塩0.6g、卵40g
これらをビニール袋に入れ、適量の水を加えて捏ね、薄く伸ばして冷蔵庫で休ませた。その後、180℃×15分ほど焼成した。
粉豆腐(検討試験1の結果に基づく試料、検討試験2の結果に基づく試料、検討試験3の結果に基づく試料、従来品の試料の4種)それぞれ小さじ1杯分を市販の即席スープに加えてインスタントスープを調製した。検討試験1、2、3の結果に基づく試料はいずれも調理の煩わしさがないものであった。
上記のように準備した検討試験1の結果に基づく試料、検討試験2の結果に基づく試料、検討試験3の結果に基づく試料、従来品の試料。
健康な男女29人(31歳~58歳、平均40.3歳)に上記のように準備したものをそれぞれ試食してもらい、対応のある平均値の差の検定を行った。
Claims (5)
- 豆腐を凍結変性させた後、解凍、脱水、膨軟加工を施して、脱水、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水し、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させる工程
の中のいずれかの工程と、
前記いずれかの工程で準備した前記豆腐を凍結変性させたものに由来するものを、pH6.5~10の加工液中で加熱溶解加工する工程と、
前記加熱溶解加工後に乾燥する工程
とを備えている粉豆腐の製造方法であって、
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物と酸性を示す食品添加物であるクエン酸とが組み合わせて用いられてpH6.5~10に調整されているものであり、
前記アルカリ性を示す食品添加物が、炭酸カリウムであって、前記加工液に含まれているカリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで132~263μmol/1gで含まれる濃度である粉豆腐の製造方法。 - 豆腐を凍結変性させた後、解凍、脱水、膨軟加工を施して、脱水、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水し、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させる工程
の中のいずれかの工程と、
前記いずれかの工程で準備した前記豆腐を凍結変性させたものに由来するものを、pH6.5~10の加工液中で加熱溶解加工する工程と、
前記加熱溶解加工後に乾燥する工程
とを備えている粉豆腐の製造方法であって、
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物と酸性を示す食品添加物であるクエン酸とが組み合わせて用いられてpH6.5~10に調整されているものであり、
前記アルカリ性を示す食品添加物が、水酸化カリウムであって、前記加工液に含まれているカリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで1299~6494μmol/1gで含まれる濃度である粉豆腐の製造方法。 - 豆腐を凍結変性させた後、解凍、脱水、膨軟加工を施して、脱水、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水し、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させる工程
の中のいずれかの工程と、
前記いずれかの工程で準備した前記豆腐を凍結変性させたものに由来するものを、pH6.5~11の加工液中で加熱溶解加工する工程と、
前記加熱溶解加工後に乾燥する工程
とを備えている粉豆腐の製造方法であって、
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物と酸性を示す食品添加物であるクエン酸とが組み合わせて用いられてpH6.5~11に調整されているものであり、
前記アルカリ性を示す食品添加物が、炭酸ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで172~343μmol/1gで含まれる濃度である粉豆腐の製造方法。 - 豆腐を凍結変性させた後、解凍、脱水、膨軟加工を施して、脱水、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水し、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させる工程
の中のいずれかの工程と、
前記いずれかの工程で準備した前記豆腐を凍結変性させたものに由来するものを、pH6.5~10の加工液中で加熱溶解加工する工程と、
前記加熱溶解加工後に乾燥する工程
とを備えている粉豆腐の製造方法であって、
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物と酸性を示す食品添加物であるクエン酸とが組み合わせて用いられてpH6.5~10に調整されているものであり、
前記アルカリ性を示す食品添加物が、炭酸水素ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、前記加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで216~1082μmol/1gで含まれる濃度である粉豆腐の製造方法。 - 豆腐を凍結変性させた後、解凍、脱水、膨軟加工を施して、脱水、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させた後、これを解凍、脱水し、乾燥させて凍り豆腐を調製する工程、あるいは、引き続き粉砕して粉末化する工程、
豆腐を凍結変性させる工程
の中のいずれかの工程と、
前記いずれかの工程で準備した前記豆腐を凍結変性させたものに由来するものを、pH6.5~10の加工液中で加熱溶解加工する工程と、
前記加熱溶解加工後に乾燥する工程
とを備えている粉豆腐の製造方法であって、
前記加工液は、アルカリ性を示す食品添加物と酸性を示す食品添加物であるクエン酸とが組み合わせて用いられてpH6.5~10に調整されているものであり、
前記アルカリ性を示す食品添加物が、水酸化ナトリウムであって、前記加工液に含まれているナトリウムイオン濃度が、加熱溶解加工する前記豆腐を凍結変性させたものの乾物重量あたりで1072~5361μmol/1gで含まれる濃度である粉豆腐の製造方法。
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