JP7038274B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は高断熱性の回転仕切体を設置した観音開き式の扉を有する冷蔵庫に関するものである。
一般に冷蔵庫は、扉によって開閉自在な冷蔵室、冷凍室、野菜室等を備えており、そのそれぞれの室は扉によって開閉自在となっているが、大型の冷蔵庫にあっては前記扉のうち冷蔵室の扉は観音開き式の扉となっている。そして、この観音開き式扉にはその左右いずれか一方に扉に扉開閉に連動して回動する回転仕切体を設け、扉閉止時に生じる扉端面同士間の隙間を塞いで気密を確保するようになっている。
ここで、上記回転仕切体は扉同士の間の隙間を介して直接外気と接しており、外気から冷蔵室への熱侵入経路ともなるので、断熱性を持つ構成としてある(例えば、特許文献1参照)。
図12は上記特許文献1に記載された回転仕切体を示し、この回転仕切体100は貯蔵室側外郭部材となる仕切板101と外気側外郭部材となる仕切枠体102との間に発泡スチロールからなる断熱材103を設けて構成してある。
また、回転仕切体の断熱性を向上するために、回転仕切体内部に発泡スチロールからなる断熱材103に代わり、発泡断熱材を充填させるものもある(例えば、特許文献2、3参照)
特開2015-129605号公報 特開2011-112290号公報 特開2011-174625号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫は、回転仕切体100の断熱性で外気から冷蔵室内に熱が侵入するのを抑制できるが、発泡スチロールからなる断熱材103を用いているので、断熱性に関しては改善の余地が残るものであった。
また、回転仕切体の断熱性を向上するために、回転仕切体内部に発泡スチロールからなる断熱材103に代わり発泡断熱材を充填させる場合、回転仕切体を構成する外郭部材のシール性が悪いと発泡断熱材の漏れが生じたり、発泡断熱材と回転仕切体を構成する外郭部材とが強固に密着して、充填発泡後の本体設置時の庫外と庫内の温度差による発泡断熱材の部分的な収縮により、回転仕切体にソリや変形が生じるという課題を有している。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、高い断熱性を持ち省エネ性が高く、回転仕切体の変形も抑制できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体に設けた冷蔵室および冷蔵室を開閉する観音開き式の扉と、観音開き式の扉のいずれか一方の端部に設けた回転仕切体とを備え、回転仕切体は樹脂で形成された貯蔵室側外郭部材および樹脂で形成された外気側外郭部材と、貯蔵室側外郭部材と外気側外郭部材との間に設けた袋部材を有し、袋部材内部に発泡断熱材を充填し、袋部材に発泡断熱材注入用の第1の孔と空気抜き用の第2の孔とが設けられ、貯蔵室側外郭部材に発泡断熱材注入用の第3の孔と空気抜き用の第4の孔とが設けられ、第1の孔と第3の孔とが対向し、第1の孔と第2の孔は貯蔵室側外郭部材に対向する側面に設けられ、第2の孔および第4の孔を介して発泡断熱材の充填発泡時の空気が外部に排出されることを特徴とする。
本発明の冷蔵庫は、回転仕切体の断熱性を高めることができるとともに、回転仕切体の冷熱温度差によるソリや変形を抑制することができるので、省エネ性と信頼性を高めた冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の斜視図 同冷蔵庫の縦断面図 同冷蔵庫の観音開き式扉を開いた状態の斜視図 同冷蔵庫の観音開き式扉の一つを示す斜視図 (a)同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体の外観斜視図、(b)同回転仕切体の背面図 同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体を示す分解斜視図 同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体を示す他の分解斜視図 同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体の発泡断熱材注入孔近傍の断面図 同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体を示す図8のB部拡大図 同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体を示す図5(b)のA-A断面図 (a)同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体部分の他の例を示す断面図、(b)同さらに他の例を示す断面図 従来の冷蔵庫の観音開き式扉の要部を示す断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の斜視図、図2は同冷蔵庫の縦断面図、図3は同冷蔵庫の観音開き式扉を開いた状態の斜視図、図4は同冷蔵庫の観音開き式扉の一つを示す斜視図、図5(a)は同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体の外観斜視図、(b)は同回転仕切体の背面図、図6は同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体を示す分解斜視図、図7は同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体を示す他の分解斜視図、図8は同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体の発泡断熱材注入孔近傍の断面図、図9は同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体を示す図8のB部拡大図、図10は図5(b)のA-A断面図、図11(a)は同冷蔵庫の観音開き式扉に設けた回転仕切体部分の他の例を示す断面図、(b)同さらに他の例を示す断面図である。
(1.冷蔵庫の全体構成)
まず図1~図4を用いて冷蔵庫の全体構成を説明すると、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備えている。この冷蔵庫本体1は金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3と、前記外箱2および内箱3の間に発泡充填した発泡断熱材4とで構成してあり、仕切板5、6等によって複数の貯蔵室が仕切形成してある。また、前記冷蔵庫本体1の各貯蔵室は冷蔵庫本体1と同様の断熱構成を採用した観音開き式扉7と引出し式の扉8、9、10、11で開閉自在としてある。
冷蔵庫本体1内に形成した貯蔵室は、最上部の冷蔵室14と、冷蔵室14の下に設けた温度帯切り替え可能な切替室15及びその横に設けた製氷室16と、切替室15及び製氷室16と最下部の野菜室17との間に設けた冷凍室18で構成している。
また、冷蔵庫本体1の冷凍室18背面には冷却室19が設けてあり、この冷却室19には冷気を生成する冷却器20と、冷気を前記各室に供給する冷却ファン21とが設置してある。そして更に冷却器20の下方にはガラス管ヒータ等で構成した除霜手段22(以下、ガラス管ヒータと称す)が設けてある。
冷却器20は、圧縮機23と、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ(図示せず)と、キャピラリーチューブ(図示せず)とを環状に接続して冷凍サイクルを構成しており、圧縮機23によって圧縮された冷媒の循環によって冷却を行う。
また、冷却ファン21は冷却器20の上方に設けてあり、その下流側に連なる冷蔵室ダクト24、冷凍室ダクト25、野菜室ダクト(図示せず)を介して冷蔵室14、冷凍室18、野菜室17等に冷気を供給し、これら各室を冷却するようになっている。
冷蔵室14は、冷蔵庫本体1の最上部に位置していて、図3に示すように複数の棚板27を着脱自在に設けて冷蔵室内空間を上下複数の空間に仕切るとともに、図2に示すように下部に二つの低温貯蔵室、例えばパーシャルフリーザ室28とチルド室29が上下二段に重ねて設けてある。
なお、上記冷蔵室14は、凍らない程度の1~5℃に冷却され、冷蔵室内のパーシャルフリーザ室28は微凍結保存に適した-2~-3℃、チルド室29は冷蔵室14よりも低くパーシャルフリーザ室28よりは若干高めの1℃前後の温度に冷却されるようになっている。
上記冷蔵室14の扉は、第一扉71と第二扉72からなる観音開き式扉7となっていて、それぞれ冷蔵庫本体1に扉ヒンジ13で回動自在に軸支してあり、例えば図4に示すように、樹脂製の扉内枠31、この扉内枠31同様樹脂で構成した扉外周枠32、扉表面を構成するガラス板等の透明外装板33(図4参照)で囲った空間部分に硬質発泡ウレタン等の扉用発泡断熱材34を充填して構成してある。
そして、上記観音開き式扉7の一方、この例では幅の狭い第一扉71の遊端側に、扉閉止時に生じる第一扉71及び第二扉7の扉端面同士間の隙間を閉塞する短冊状の細長い回転仕切体35が設けてあり、もう一方の幅広い第二扉72には図1に示すようにその下部に冷蔵庫の運転状態等を表示する表示部36が設けてある。そして更に、上記観音開き式扉7には図5に示すようにその第一扉71と第二扉72を利用して扉開閉を検出する扉スイッチ37が図1に示すように扉上部に組み込んである。
(2.回転仕切体の構成)
次に、上記観音開き式扉7に設けた回転仕切体構成について説明する。
この回転仕切体35は既述したように観音開き式扉7の第一扉71に設けてある。具体的には回転仕切体35の上下部分をヒンジ部材46によって第一扉71の第一扉内枠31a内面に軸支してあり、第一扉71の開閉に連動して回転動作するように構成してある。
上記回転仕切体35は、図10等に示すように、貯蔵室側外郭部材47の開口部分と外気側外郭部材48の開口部分とを嵌合させて中空状に構成し、その中空状部の上端部分に発泡スチロールからなる成形断部熱材49(図6、7参照)を組み込むとともに、残りの大部分には発泡ウレタン等の回転仕切体用発泡断熱材50を充填して構成するが、回転仕切体35の外郭を構成する貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との間に介在部材である軟質袋部材64を介して回転仕切体用発泡断熱材50を充填して構成している。
貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48は何れも熱伝導性の低い樹脂で形成してあり、図10等に示すように、そのいずれか一方、この例では貯蔵室側外郭部材47の開口端縁は、内壁47aおよび外壁47bからなる二重壁とし、この二重壁の内壁47aおよび外壁47b間の凹状溝部51に他方の外気側外郭部材48の開口縁部48aを嵌合させて貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48とを結合してある。なお、内壁47aの高さは外壁47bより高く設定されている。
貯蔵室側外郭部材47には図5から図7に示すようにその長手方向略中央部に発泡ウレ
タンを注入する注入孔52と長手方向端部付近に空気抜き孔53が形成してある。
貯蔵室側外郭部材47の内面には金属製の回転仕切体補強板55が設けてあり、図10等に示すように爪56によって貯蔵室側外郭部材47の内面に固定してある。
回転仕切体補強板55はその長手方向全域に渡って複数の孔57が分散形成してあり、貯蔵室側外郭部材47に設けた注入孔52に対向する部分には孔66を備えている。また、空気抜き孔53に対向して孔57を有している。
貯蔵室側外郭部材47の注入孔52と回転仕切体補強板55の孔66の間にはリング状のシールフォーム69、および、空気抜き孔53と孔57との間には矩形状のシールフォーム70を有して、貯蔵室側外郭部材47と回転仕切体補強板55とは爪56によって固定される。
回転仕切体35の外郭を構成する貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との空間に介在する軟質袋部材64は、貯蔵室側外郭部材47の注入孔52と回転仕切体補強板55の孔66に対向して開口孔65が設けられている。
回転仕切体補強板55の孔66と軟質袋部材64の開口孔65の間には両面接着剤67を介して軟質袋部材64が回転仕切体補強板55に固定される。また、軟質袋部材64の端部近傍も両面接着剤68を介して回転仕切体補強板55に固定される。
両面接着剤67の中央部は空隙を有し、注入孔52から回転仕切体用発泡断熱材50を充填する際に、確実に軟質袋部材64内に回転仕切体用発泡断熱材50が充填される。
なお、軟質袋部材64の端部には空気抜き用の開口孔を備え、シールフォーム70を介して貯蔵室側外郭部材47の空気抜き孔53から回転仕切体用発泡断熱材50の充填発泡時の不要な空気が外部に排出される。
貯蔵室側外郭部材47に形成された注入孔52は、図9に示すように、貯蔵室側外郭部材47の平面部から内部空間側に凹んだ段差部73を備え、その段差部73から内側にフランジ部74を形成している。
これにより、発泡ウレタン注入後の注入孔52近傍の残留する発泡ウレタンを内部空間側に凹んだ段差部で吸収することができ、空気抜き孔53を閉塞する緩衝シート54を確実に平面状に貼り付けることができる。
同様に、空気抜き孔53も貯蔵室側外郭部材47の平面部から内部空間側に凹んだ段差部を備え、その段差部に空気抜き孔53を形成してもよい。
外気側外郭部材48の内面には第一扉71、第二扉72の内周面のガスケット71a、72aと対向する回転仕切体マグネット58とともに結露防止用ヒータ59が設けてある。
結露防止用ヒータ59は上側のヒンジ部材46の軸支部46a内を通して回転仕切体35内に配線してあり、その軸支部46aには上側の発泡スチロールからなる成形断熱部材49の途中付近までの長さの筒状部材60を嵌装し、この筒状部材60内を通して発泡断熱材充填域へと配線してある。
結露防止用ヒータ59および回転仕切体マグネット58は回転仕切体用発泡断熱材50
を充填する空間である外気側外郭部材48の内面に予めテープ61(図10等参照)により貼り付け固定してあり、外気側外郭部材48の内面のほぼ全域をテープ61によって覆ってある。
回転仕切体35の上端部はキャップ62(図6参照)で覆うとともに、下端部は貯蔵室側外郭部材47の開口下辺と外気側外郭部材48の開口下辺との嵌合によって閉塞してある。
回転仕切体35の内部に回転仕切体用発泡断熱材50を充填発泡後、貯蔵室側外郭部材47の貯蔵室側面に注入孔52と空気抜き孔53を閉塞する如く弾力性を有する緩衝シート54が貼り付けてある。
以上のように構成した冷蔵庫について、次にその作用効果について説明する。
冷凍サイクルを構成する圧縮機23で冷媒が圧縮され、コンデンサで放熱し、キャピラリーチューブで減圧され、冷却器20で生成された冷気は、冷却ファン21からダクトを介して冷蔵庫本体1内の冷蔵室14、切替室15、製氷室16、野菜室17、冷凍室18に供給され、所定の温度に冷却される。
冷蔵室14の扉は、第一扉71と第二扉72からなる観音開き式扉7となっていて、それぞれ冷蔵庫本体1に扉ヒンジ13で回動自在に軸支している。
冷蔵庫の観音開き式扉7の第一扉71に軸支した回転仕切体35は、貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との間に介在部材である軟質袋部材64を介して回転仕切体用発泡断熱材50を充填して構成しているので、従来の発泡スチロールを断熱材としているものに比べその断熱性は格段に高いものとなる。よって、回転仕切体35を介して冷蔵室14内に侵入しようとする外気熱を強力かつ効果的に抑制することができる。
また、回転仕切体35は上下に細長く回転仕切体用発泡断熱材50を充填した際、従来の構成では、その発泡圧によって貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48とが嵌合している部分から回転仕切体用発泡断熱材50が漏出しやすい課題を有しているが、本実施の形態では、回転仕切体35は貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との間に介在部材である軟質袋部材64を介して回転仕切体用発泡断熱材50を充填して構成しているので、貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48とが嵌合している部分からの回転仕切体用発泡断熱材50の漏れを確実に抑制することができ、断熱性を高めた回転仕切体35を得ることができる。
さらに、貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との間に備えた介在部材である軟質袋部材64により、回転仕切体用発泡断熱材50と、回転仕切体35を構成する貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との接着強度を緩和し、回転仕切体35の冷熱温度差によるソリや変形を抑制することができる。
また、貯蔵室側外郭部材47の注入孔52と回転仕切体補強板55の孔66の間にはリング状のシールフォーム69、および、空気抜き孔53と孔57との間には矩形状のシールフォーム70を有して、貯蔵室側外郭部材47と回転仕切体補強板55とは爪56によって固定されるので、軟質袋部材64を介して、より確実に回転仕切体35内部へ回転仕切体用発泡断熱材50の充填性を高めることができる。
また、回転仕切体35の外郭を構成する貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との空間に介在する軟質袋部材64は、貯蔵室側外郭部材47の注入孔52と回転仕切体補
強板55の孔66に対向して開口孔65が設けられ、回転仕切体補強板55の孔66と軟質袋部材64の開口孔65の間には両面接着剤67を介して軟質袋部材64が回転仕切体補強板55に固定されるので、軟質袋部材64を介して、より確実に回転仕切体35内部へ回転仕切体用発泡断熱材50の充填性を高めることができる。
また、上記回転仕切体35はその上下部分をヒンジ部材46で第一扉71に枢結するとともに、ヒンジ部材46の設置部分には発泡スチロールからなる成形断熱部材49を設けてあるので、複雑な構造となるヒンジ部材46の軸支部や結露防止用ヒータ59のハーネス接続部などの近傍を成形断熱部材49で構成することで、貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との空間を簡素な構造にでき、軟質袋部材64を簡素な矩形形状としたものとすることができ、ヒンジ部材46近傍の回転仕切体用発泡断熱材50の漏れや、充填不足を解消することができる。これにより、回転仕切体35の回転動作を安定したものとすることができる。
また、筒状部材60は内部にヒンジ部材46の軸支部を介して回転仕切体35内に引き込んだ結露防止用ヒータ59を通しているので、筒状部材60内ではその伸縮等の動きを自由に行うことができ、回転仕切体用発泡断熱材50を充填していても結露防止用ヒータ59のねじれ等による断線を引き起こすようなことを防止できる。
さらに、回転仕切体35は回転仕切体用発泡断熱材50を充填した区域では外気側外郭部材48の内面に回転仕切体マグネット58を貼り付けて表面をテープ61で覆っているので、介在部材である軟質袋部材64に加えて、回転仕切体用発泡断熱材50が外気側外郭部材48と回転仕切体マグネット58との間に入り込むのを確実に防止でき、発泡断熱材の入り込みによる磁力低下を防止できる。その結果、回転仕切体35による冷蔵室14の密閉を確実かつ良好なものとすることができ、外気熱の侵入をより効果的に抑制して省エネ性を高めることができる。
また、回転仕切体35は貯蔵室側外郭部材47の内面に金属製の回転仕切体補強板55を設けた構成としてあるから、回転仕切体用発泡断熱材50の熱収縮によって生じる変形を防止でき、扉閉止時における密閉性をより高いものとして省エネ性を更に向上させることができる。
また、回転仕切体35内の回転仕切体用発泡断熱材50は軟質袋部材64を介して回転仕切体補強板55に接しているので、回転仕切体用発泡断熱材50と回転仕切体補強板55とは間接的な接触となり、回転仕切体用発泡断熱材50の熱収縮によって生じる回転仕切体補強板55の直接的な変形を抑制できる。
また、回転仕切体補強板55は貯蔵室側外郭部材47に設けた回転仕切体用発泡断熱材の注入孔52と空気抜き孔53に対向する孔を含めその長手方向に複数の孔57を形成してあるから、貯蔵室側外郭部材47に設けた注入孔52から軟質袋部材64内に充填する回転仕切体用発泡断熱材50の注入を可能としつつ回転仕切体補強板55の軽量化を図ることができる。その結果、回転仕切体35自体も軽量化でき、回転仕切体35の回転動作が安定するとともに、回転時に生じる回転仕切体35の慣性力が軽減するので衝突音等もより少ないものになる。
また、上記回転仕切体35は方形状としてあるので、その左右全域に渡って良好な断熱効果を発揮するようになり、断熱効果を高めることができる。
また、回転仕切体35は貯蔵室側外郭部材47の貯蔵室側面に緩衝シート54を装着してあるので、回転仕切体35が第一扉71の内面側に回転して第一扉内枠31aの縦壁面
に衝突してもその衝突音や振動を抑制することができる。したがって、第一扉71の開成に連動して回転仕切体35が回転しても衝突音や振動を感じにくい使い勝手を高めた冷蔵庫を提供することができる。
また、緩衝シート54は貯蔵室側外郭部材47の貯蔵室側面の長手方向に亘って設けてあるので、この注入孔52や空気抜き孔53を覆い隠し、貯蔵室側外郭部材47の貯蔵室側面をすっきりとしたものにすることができる。
また、図11(a)(b)に示すように回転仕切体35の回転遊端側と第二扉72の内面縦壁との間に柔軟な補助シール部材63を設けておくことによって、回転仕切体35の回転軌跡によって生じる隙間Tを前記補助シール部材63によって閉塞することができる。これにより、回転仕切体遊端と扉縦壁内面との間の隙間から外気が侵入するのをより確実に防止することができ、更に省エネ性を高めることができる。
なお、本実施の形態では、回転仕切体35の外郭を構成する貯蔵室側外郭部材47と外気側外郭部材48との間に介在する介在部材を軟質袋部材64で説明したが、介在部材はこれに限定されるものではなく、例えば、ブロー成形部材や離型材塗布、離型テープ等の貼付でも可能である。
また、本実施の形態では、回転仕切体内部にマグネット58を埋設したもので説明したが、これは、貯蔵室側外郭部材47および外気側外郭部材48を熱伝導性の低い樹脂で形成することを前提とした為である。すなわち、扉側のマグネットを備えたガスケットが回転仕切体に確実に吸着し、シール性を確保するために回転仕切体内部にマグネット58を埋設したものであるが、これに限定されることなく、回転仕切体内部にマグネット58を用いずに着磁性のある鉄板を貯蔵室側外郭部材としたものでもよい。
この場合、回転仕切体内部のマグネット配置空間部分を軟質袋部材64を介して回転仕切体用発泡断熱材50で充填することができ、断熱性の向上と回転仕切体35の強度を高めることができる。この場合、貯蔵室側外郭部材に鉄板を用いることで貯蔵室側外郭部材47に設けた回転仕切体補強板55も不要、あるいは薄肉化することができ、断熱性と強度とコストの最適バランスを図ることができる。
また、本実施の形態では、回転仕切体35の上端部のヒンジ部材近傍には発泡スチロールからなる成形断熱部材49を設けたもので説明したが、これに限定されるものではなく、回転仕切体35の上下端部のヒンジ部材近傍も含めて回転仕切体35内部のほぼ全域に軟質袋部材64を介して回転仕切体用発泡断熱材50を充填する仕様としてもよい。
この場合、発泡ウレタンの充填率向上による断熱性能向上、強度向上、発泡スチロールからなる成形断熱部材49の不要によるコストダウン等の効果を得ることができる。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、回転仕切体の断熱性を高めることができるとともに、回転仕切体の冷熱温度差によるソリや変形を抑制することができるので、回転仕切体を備えた家庭用および業務用など様々な種類および大きさの冷蔵庫に適用することができる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱
4 発泡断熱材
5、6 仕切板
7 観音開き式扉
8、9、10、11 扉
12 扉ヒンジ部
14 冷蔵室
15 切替室
16 製氷室
17 野菜室
18 冷凍室
19 冷却室
20 冷却器
21 冷却ファン
23 圧縮機
24 冷蔵室ダクト
25 冷凍室ダクト
27 棚板
28 パーシャルフリーザ室
29 チルド室
31 扉内枠
31a 第一扉内枠
31b 第二扉内枠
32 扉外周枠
34 扉用発泡断熱材
35 回転仕切体
36 表示部
46 ヒンジ部材
46a 軸支部
47 貯蔵室側外郭部材
47a 内壁
47b 外壁
48 外気側外郭部材
48a 開口縁部
49 成形断熱部材
50 回転仕切体用発泡断熱材
51 凹状溝部
52 注入孔
53 空気抜き孔
54 緩衝シート
55 回転仕切体補強板
56 爪
57、66 孔
58 回転仕切体マグネット
59 結露防止用ヒータ
60 筒状部材
61 テープ
62 キャップ
64 軟質袋部材(介在部材)
65 開口孔
67、68 両面接着剤
69、70 シールフォーム
71 第一扉
72 第二扉
71a、72a ガスケット
73 段差部
74 フランジ部

Claims (6)

  1. 冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体に設けた冷蔵室および前記冷蔵室を開閉する観音開き式の扉と、前記観音開き式の扉のいずれか一方の端部に設けた回転仕切体とを備え、前記回転仕切体は樹脂で形成された貯蔵室側外郭部材および樹脂で形成された外気側外郭部材と、前記貯蔵室側外郭部材と前記外気側外郭部材との間に設けた袋部材を有し、前記袋部材内部に発泡断熱材を充填し、前記袋部材に発泡断熱材注入用の第1の孔と空気抜き用の第2の孔とが設けられ、前記貯蔵室側外郭部材に発泡断熱材注入用の第3の孔と空気抜き用の第4の孔とが設けられ、前記第1の孔と前記第3の孔とが対向し、前記第1の孔と前記第2の孔は前記貯蔵室側外郭部材に対向する側面に設けられ、前記第2の孔および前記第4の孔を介して発泡断熱材の充填発泡時の空気が外部に排出されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記貯蔵室側外郭部材の内面に設けられた、金属製の補強板と、前記補強板に設けられた、発泡断熱材注入用の第の孔とを備え、前記第1の孔と前記第の孔と前記第の孔とが対向していることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 記補強板に前記第4の孔に対向する第の孔を含め長手方向に複数の孔が設けられていることを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第の孔と前記第4の孔を塞ぐように緩衝シートが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記第2の孔は前記袋部材の端部に設けられていることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記回転仕切体内部の長手方向の端部に成形断熱部材を備えた請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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