JP7037575B2 - 空調機 - Google Patents

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Description

本発明は、空調機に関する。
空調機は、空調運転を行うにあたり、空調機の室内機に設けられた室内ファンが回転し、被空調空間の空気を吸い込み、熱交換器により空気調和された空気を、被空調空間に吹き出すようにしてある。室内機にはフィルタが設けられており、フィルタには、吸い込んだ空気の塵埃が付着され、吹き出し空気の清浄度を維持するようにしてある。付着した塵埃を放置しておくと、フィルタに目詰まりが発生し、通風抵抗が増加し、空調機の能力が低下する。これに対し、特許文献1の空調機は、室内機のフィルタを清掃するフィルタ清掃手段及びこのフィルタ清掃手段を制御する制御手段を有している。
特許文献1の空調機は、空調機が運転している時間を積算し当該積算運転時間が所定時間に達した時点でフィルタ清掃手段を駆動しフィルタ清掃を行う制御を有している。このフィルタ清掃手段は、積算運転時間が所定時間に達した場合、これ以降に空調機の運転が停止した後にフィルタ清掃の駆動が開始されるようにしてある。
特開2010-19549号公報
しかしながら、特許文献1の空調機のフィルタ清掃手段は、フィルタ清掃が開始される時刻に関する制限はないため、所定時間に達した場合、これ以降に空調機の運転が停止した時刻が、深夜等の一般的に利用者が就寝中の時間帯であっても、フィルタ清掃手段の駆動が開始される。フィルタ清掃手段の駆動は、音の発生を伴うものであるため、空調機の利用者に不快感を生じさせるという問題点がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、フィルタ清掃手段の駆動を開始する必要が発生した場合であっても、空調機の利用者に不快感を生じさせることを抑制することができる空調機を提供することを目的とする。
本発明に係る空調機は、吸い込み空気の塵埃を捕集するフィルタと、該フィルタが捕集した塵埃を除去する清掃機構と、該清掃機構の駆動を制御する制御部とを備えた空調機において、前記制御部による前記清掃機構の駆動のモードは、前記清掃機構を前回駆動した時点から所定の累積時間に達した場合、空調運転の終了後に前記清掃機構の駆動を開始する併用清掃モードと、連続して行われた空調運転の運転時間が所定の連続運転時間に達した場合、空調運転を中断し前記清掃機構の駆動を開始する強制清掃モードとを含み、前記清掃機構の駆動を制限する所定の制限時間帯が設定してあり、前記制御部は、前記併用清掃モードの開始時刻が、前記制限時間帯に含まれる場合は、前記清掃機構の駆動を開始せず、前記強制清掃モードの開始時刻が、前記制限時間帯に含まれる場合であっても、前記清掃機構の駆動を開始することを特徴とする。
本発明によれば、フィルタ清掃手段の駆動を開始する必要が発生した場合であっても、空調機の利用者に不快感を生じさせることを抑制することができる空調機を提供することが可能となる。
実施形態1に係る空調機の構成を示す模式図である。 実施形態1に係る空調機の構成を示すブロック図である。 清掃機構の一構成例を示す模式図である。 清掃機構の駆動のモードの一例を示す説明図である。 実施形態1(制限時間帯での制御全般)に係る処理手順を示すフローチャートである。 実施形態2(強制清掃モード)に係る処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3(超強制清掃モード)に係る処理手順を示すフローチャートである。 実施形態4(表示部との連動)に係る処理手順を示すフローチャートである。
(実施形態1)
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、実施形態1に係る空調機1の構成を示す模式図である。図2は、実施形態1に係る空調機1の構成を示すブロック図である。実施形態1に係る空調機1は、室外機2、室内機3、該室外機2と該室内機3とを接続し冷媒が循環する冷媒回路を構成するための冷媒配管10、及び空調機1の運転操作を行うリモコン4を備える。このように、空調機1は室内機3と室外機2とからなるセパレート型空調機である。
室外機2は、R32等の冷媒を圧縮する圧縮機21、圧縮機21の吐出管と接続され冷媒の経路を切り換える四路切換弁23、外気と熱交換を行う室外熱交換器24、冷媒を減圧する膨張弁25、圧縮機21の吸入管と接続され冷媒の気液分離を行うアキュムレータ22、及び室外熱交換器24に外気を送風する室外ファン26を備える。四路切換弁23を切り換えることによって、冷房運転及び暖房運転が行われる。
室外機2は、室外制御基板27を備え、室外制御基板27は、圧縮機21、室外ファン26、四路切換弁23及び膨張弁25と電気的に接続してあり、圧縮機21、室外ファン26、四路切換弁23及び膨張弁25の駆動制御及び駆動状態の検知を行う。室外制御基板27には、例えば、外気温度センサ241、吸入温度センサ211及び吐出温度センサ212等の各種センサが電気的に接続されており、各種センサが検知し出力した値を取得する。また、室外制御基板27は、後述する室内制御基板36と通信可能に接続してあり、室内制御基板36と協働して、空調機1の全体の制御を行う。
室内機3は、室内の空気と熱交換を行う室内熱交換器31、室内熱交換器31に室内の空気を送風する室内ファン34、室内熱交換器31に送風される空気の塵埃を捕集するフィルタ37、及び室内ファン34で送風した空気の吹き出し方向を定める風向板35を備える。室内ファン34は、例えばDCモータによって回転駆動するクロスフローファンである。なお、室内ファン34は、プロペラファン、ターボファン又はシロッコファンであってもよい。室内熱交換器31は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、フィン及びフィンを貫通して設けられた伝熱管を備える。風向板35は、矩形板状をなし、両端部が、例えばステッピングモータに連結された回転軸によって回転自在となるように設けられている。フィルタ37は、樹脂製の格子状の矩形枠体にメッシュが設けられて構成してある。フィルタ37は、室内熱交換器31に対し、室内ファン34によって送風される空気の上流側に設けられている。
図3は、清掃機構38の一構成例を示す模式図である。室内機3は、更に清掃機構38を備える。清掃機構38は、フィルタ37の塵埃を除去する回転ブラシ381、回転ブラシ381が除去した塵埃を集塵する集塵箱383、及び回転ブラシ381とフィルタ37とを相対移動させるフィルタ移動部382を備える。回転ブラシ381は、モータによって回転駆動される回転体を有し、回転体の表面に設けられたブラシ部の先端が、長手方向に亘ってフィルタ37に当接するようにしてある。集塵箱383は、開口をなす箱体であり、開口を回転ブラシ381に向けて配されている。フィルタ移動部382は、フィルタ案内ガイド及びフィルタ移動用モータを有し、フィルタ移動用モータを駆動することによって、フィルタ案内ガイドに両端が嵌め込まれたフィルタ37を、回転ブラシ381に対し往復移動させるように構成されている。
清掃機構38は、後述する制御部50と電気的に接続されており、制御部50から制御信号に基づき、回転ブラシ381及びフィルタ移動部382を駆動して、清掃を行う。回転ブラシ381が回転することにより、ブラシ部が当接しているフィルタ37の部分に捕集された塵埃は、掻き落とされ、集塵箱383に集塵される。フィルタ移動部382によって、フィルタ37は回転ブラシ381に対し往復移動し、フィルタ37の略全領域がブラシ部と当接することによって、フィルタ37が捕集した略全ての塵埃は、掻き落とされ、集塵箱383に集塵される。集塵箱383は、室内機3の前面パネルを外すことによって、室内機3から着脱可能に取り付けられてあり、集塵箱383が集塵した塵埃を容易に廃棄することができる。
室内機3は、表示部39を備える。表示部39は、LED等の光源を備え、例えば、液晶ディスプレイによるフルドット表示、又は7セグ表示によって文字、図形又は色彩模様を表示できるようにしてある。表示部39は、室内ファン34によって送風される空気を吹き出すための吹き出し口の近傍に設けられてあり、文字等を表示することによって、空調機1の操作者に対し、空調機1の運転モード、吸込空気温度センサ32が検知した室内温度等を報知する。表示部39は、後述する制御部50と電気的に接続されており、制御部50から出力された制御信号に基づいて、光源を点灯又は点滅させ所定の文字等を表示、及び非表示(消灯)する共に、光源の輝度を調整可能に構成されている。
室内機3は、室内制御基板36を備え、室内制御基板36は、室内ファン34、風向板35、清掃機構38及び表示部39と電気的に接続してあり、室内ファン34、風向板35、清掃機構38及び表示部39の駆動制御及び駆動状態の検知を行う。室内制御基板36は、例えば、室内熱交換器温度センサ311、吸込空気温度センサ32及び吸込空気湿度センサ33等の各種センサと電気的に接続してあり、夫々のセンサが検知し出力した値を取得する。室内制御基板36は、リモコン4からの空調機1の運転操作を受け付ける受付部と電気的に接続してあり、受け付けた運転操作に関する情報に基づいて、室外制御基板27と通信を行い、空調機1の制御を行う。
リモコン4は、受付部を介して室内機3と通信可能に接続してあり、入力部、表示部、リモコン内基板41を備える。リモコン4は、空調機1を操作するための専用機器に限定されず、例えば、空調機1を操作するためのアプリケーションがインストールされたスマートホン、パーソナルコンピュータ等の汎用機器を含む。
空調機1は、空調運転を行うための種々の制御を行う制御部50、及び当該制御を行うために必要なプログラム51Pとデータを記憶する記憶部51を備える。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等により構成してあり、記憶部51に予め記憶されたプログラム51P及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行う。制御部50は、内蔵されているクロック等又は通信可能に接続してある時計部(図示せず)と連携することにより、計時機能を有する。CPU等は、室外制御基板27、室内制御基板36又はリモコン4内制御基板のいずれかの基板上に実装してある。又は、夫々の基板に実装されているCPU等が相互に通信し協働して、制御部50として機能するように構成してあってもよい。又は、制御部50は、図示しない外部ネットワークに、空調機1と通信可能に接続された制御サーバ上に実装してあってもよい。 図2に示すごとく、制御部50は、吸込空気温度センサ32等の各種センサと接続し、各種センサからの出力結果を取得する共に、圧縮機21、室内ファン34、清掃機構38及び表示部39等の各種アクチュエータと電気的に接続してあり、各種アクチュエータの駆動制御、及び駆動状態の検知を行う。
記憶部51は、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子、及びRAM等の揮発性のメモリ素子により構成してあり、CPU等と同様に室外制御基板27、室内制御基板36又はリモコン4内制御基板のいずれかの基板上に実装してある。
図4は、清掃機構38の駆動のモードの一例を示す説明図である。制御部50が清掃機構38の駆動制御を行うにあたり、複数の駆動のモードが設定されている。複数の駆動のモードは、図3に示すごとく、例えば、併用清掃モード、強制清掃モード、超強制清掃モード(第2強制清掃モード)、及び都度清掃モードを含む。
併用清掃モードは、清掃機構38を前回駆動した時点、すなわち前回清掃した時点から、所定の累積時間に達した場合、実行される清掃モードである。制御部50は、いずれかの清掃モードで清掃を行った場合、当該清掃を行った時点(時刻)を、記憶部51に記憶するようにしてある。制御部50は、空調運転を開始した後、前回清掃した時点から例えば24時間の累積時間が経過した場合、この空調運転を停止した後に、清掃機構38を駆動し、清掃を行う。併用清掃モードは空調運転を停止した後に清掃を行うため、操作者による空調機1の運転に影響を与えることを回避することができる。空調運転の停止は、リモコン4の停止ボタンの押下、切りタイマの設定又はスケジュール設定による停止等によって行われる。累積時間とは、例えば、空調運転を行っている時間及び行っていない時間を含む経過時間である。経過時間、すなわち現時刻から前回清掃を行った時点(時刻)を減算した時間を累積時間とすることで、簡易な判定条件で制御することができる。また、空調運転を行っていない時間、すなわち室内ファン34が停止している時間をも含めることによって、空調機1が停止している間に、塵埃がフィルタ37に自然堆積した場合であっても、確実にフィルタ37を清掃することができる。累積時間は、空調運転を行っている時間を積算した積算運転時間としてもよい。累積時間を当該積算運転時間とすることで、併用清掃モードによって清掃が行われる頻度を低減することができる。経過時間及び積算運転時間を含む所定の累積時間は、例えば24時間とすることができ、当該所定の累積時間の値は、記憶部51に記憶してある。累積時間の値は、リモコン4又はアプリケーションがインストールされたスマートホン等より、操作者の操作によって入力及び変更が可能なようにしてあってもよい。
強制清掃モードは、連続して行われた空調運転の運転時間が、所定の連続運転時間に達した場合、実行される清掃モードである。制御部50は、空調機1が起動され空調運転を開始するにあたり、運転時間を初期化、すなわち0時間として設定する。制御部50は、連続して空調運転を行っている時間を積算し、積算した運転時間が、例えば23時間等の所定の連続運転時間に達した場合、空調運転を中断して、清掃機構38を駆動、すなわち清掃を開始する。空調運転は、冷房運転、暖房運転及び送風運転等の室内ファン34が駆動する運転を含む。また、空調運転は、デフロスト運転又はサーモオフ状態を含むものであってもよい。なお、サーモオフ状態とは、被空調空間である室内の温度が、空調運転を行うにあたり、目標温度としてリモコン4等で設定された設定温度又は当該設定温度にオフセット値が加減算された温度に到達することによって、圧縮機21の駆動を停止した状態であることは、言うまでもない。制御部50は、清掃を終了した後、中断した時点での空調運転の運転態様にて、空調運転を再開する。制御部50は、清掃を終了した後、空調運転を再開するにあたり、上述の運転時間を再度、初期化して、次回に行われるべき強制清掃モードにむけて、運転時間の積算を再開する。連続して空調運転を行っている時間を積算した運転時間が、所定の連続運転時間に達した場合、清掃を開始することで、簡易な判定条件で効率的に清掃を行うことができる。
所定の連続運転時間は、例えば23時間とすることができ、当該所定の連続運転時間の値は、記憶部51に記憶してあり、累積時間と同様に操作者の操作によって入力及び変更が可能なようにしてあってもよい。強制清掃モードの所定の連続運転時間は、併用清掃モードの所定の累積時間以下であることが望ましい。所定の連続運転時間を、所定の累積時間以下とすることで、連続して行われた空調運転の運転時間が所定の連続運転時間に達し、強制清掃モードの清掃が行われた後、この空調運転が停止された場合、併用清掃モードによる清掃が行われることを回避することができる。従って、操作者によって併用清掃モードを停止させる煩わしさを削減することができる。
超強制清掃モード(第2強制清掃モード)は、清掃機構38を前回駆動した時点、すなわち前回清掃した時点から、空調機1の起動回数が所定回数に達した場合、実行される清掃モードである。制御部50は、いずれかの清掃モードで清掃を行った場合、空調機1の起動回数を初期化、すなわち0として設定する。制御部50は、空調機1が起動又は停止される都度、当該起動回数をインクリメント処理、すなわち1を加算して、起動回数をカウントするようにし、記憶部51に当該起動回数を記憶する。制御部50は、前回清掃した時点から、例えば10回等の所定回数に、起動回数が達した場合、空調運転が停止された後に、清掃機構38を駆動し、清掃を行う。なお、超強制精度モードによる清掃は、空調運転が停止された後に行われる場合に限定されず、空調機1を起動した後、空調運転を開始する前に行ってもよい。又は、超強制精度モードによる清掃は、空調機1を起動し空調運転を開始することによって、サーモオフ状態となったタイミングに合わせて、行ってもよい。
制御部50は、超強制清掃モードのみならず、他の清掃モードによって清掃機構38を駆動、すなわち清掃を行った場合、空調機1の起動回数を初期化し、次回に行われるべき超強制清掃モードにむけて、起動回数のカウントをおこなう。前述した併用清掃モード又は強制清掃モードのように累積時間又は連続運転時間等の時間に基づいた清掃機構38の制御に加え、空調機1の起動回数に基づいた制御を併用することで、効率的にフィルタ37の塵埃を除去することができる。また、後述する制限時間帯により併用清掃モードが行われない状態が継続した場合であっても、空調機1の起動回数に基づいた超強制精度モードによって、確実にフィルタ37の塵埃を除去することができる。所定回数は、例えば10回とすることができ、当該所定回数の値は、記憶部51に記憶してあり、累積時間と同様に操作者の操作によって入力及び変更が可能なようにしてあってもよい。
都度清掃モードは、操作者によるリモコン4の所定の操作、又はスケジュール機能によって予め設定された時刻となった場合、実行される清掃モードである。操作者によるリモコン4操作又はスケジュール機能の設定によって、清掃機構38の駆動することで、操作者の意図に沿った清掃を行うことができる。
各清掃モード夫々は、ブラシ回転速度、フィルタ移動速度及びフィルタ移動距離等の清掃機構38の駆動態様を設定することができようにしてあってもよい。ブラシ回転速度を早くすることで、単位時間あたりの塵埃の除去量を増加することができるが、発生する音は大きくなる。フィルタ移動速度を遅くすることで、単位時間あたりの所定のフィルタ37領域における塵埃の除去量を増加することができるが、清掃に要する時間は長くなる。フィルタ移動距離、すなわちフィルタ37の往復回数を増加すると塵埃の除去量を増加することができるが、清掃に要する時間は長くなる。
図4に示すごとく、都度清掃モードは、他の清掃モードよりも、ブラシ回転速度を早くし、フィルタ移動速度を遅くし、フィルタ移動距離を長くしてもよい。都度清掃モードは、操作者の意図に従って、清掃されるモードであるため、清掃に要する時間が長くなったとしても、確実に塵埃を除去することを優先することができる。
併用清掃モード及び強制清掃モードにおいては、ブラシ回転速度、フィルタ移動速度及びフィルタ移動距離を同様の態様とし、他の清掃モードよりも、ブラシ回転速度を遅くし、フィルタ移動速度を早くし、フィルタ移動距離を短くしてもよい。このような清掃機構38の駆動態様とすることで、発生する音を小さくし、清掃に要する時間を短くすることができる。
超強制清掃モードの清掃機構38の駆動態様は、都度清掃モードと、併用清掃モード及び強制清掃モードとの中間に位置するように設定してあってもよい。超強制清掃モードが開始される場合は、フィルタ37に捕集された塵埃が多い傾向となることが想定されるところ、併用清掃モード及び強制清掃モードよりも、ブラシ回転速度を早くし、フィルタ移動速度を遅くし、フィルタ移動距離を長くすることで、確実に塵埃を除去することができる。
制御部50が清掃機構38の駆動制御を行うにあたり、清掃機構38の駆動の制限をするための制限時間帯が設定されている。制限時間帯は、例えば午前1時から午前5時とする時間帯とし、また一週間において月曜日から金曜日の当該時間帯とすることで、特定の曜日の時間帯として設定することができる。制限時間帯は、記憶部51に記憶してあり、累積時間と同様に操作者の操作によって入力及び変更が可能なようにしてあってもよい。
図4に示すごとく、清掃モード夫々には、制限時間帯による制限の有無が設定されている。併用清掃モードは、併用清掃モードによる清掃の開始時刻が制限時間帯に含まれる場合、清掃機構38の駆動を開始しないように設定されている。制限時間帯は、操作者の就寝時間に合わせて設定されている場合が多いところ、併用清掃モードの開始時刻が制限時間帯に含まれる場合、清掃機構38の駆動を開始しないことによって、操作者の安眠を妨げることを回避することができる。
強制清掃モードは、強制清掃モードによる清掃の開始時刻が制限時間帯に含まれる場合、制限時間帯が終了するまで空調運転を継続し、制限時間帯が終了した後に、空調運転を中断し、清掃機構38の駆動を開始する。制限時間帯は、操作者の就寝時間に合わせて設定されている場合が多いところ、制限時間帯が終了した後に、清掃機構38の駆動をすることによって、操作者の安眠を妨げることを回避することができる。なお、強制清掃モード開始時刻が制限時間帯に含まれる場合、制限時間帯の終了を待つことなく、空調運転を中断し、清掃機構38の駆動を開始してもよい。併用清掃モードの開始時刻が制限時間帯に含まれる状態が継続し、併用清掃モードによる清掃が行われない場合が継続した場合であっても、強制清掃モードによって確実に清掃することができる。
超強制清掃モードは、超強制清掃モードによる清掃の開始時刻が制限時間帯に含まれる場合であっても、清掃機構38の駆動を開始する。日々の空調運転において、強制清掃モードが開始される連続運転時間に達することなく、空調機1の起動及び停止が繰り返され、かつ併用清掃モードの開始時刻が制限時間帯に含まれる場合が連続すると、強制清掃モード及び併用清掃モードによる清掃機構38の駆動が行われないものとなる。これに対し、空調機1の起動回数が所定回数に達した場合、清掃機構38の駆動を開始する超強制清掃モードを備えることによって、定期的にフィルタ37の清掃を行うことができる。
制限時間帯は、所定の時間帯又は曜日等と組み合わせることによって、設定するものとしたがこれに限定されない。制御部50は、表示部39の輝度に応じて制限時間帯を設定することができる。制御部50は、表示部39の点灯、点滅及び消灯を行う。制御部50は、表示部39の点灯するにあたり、表示部39の輝度を変更する。表示部39の輝度は、操作者によるリモコン4の所定の操作によって設定されるようにしてある。又は、表示部39の輝度は、空調運転の態様と連動して、当該輝度が変更されるようにしてある。表示部39の輝度と連動する空調運転の態様とは、例えば、切りタイマが設定された場合、スケジュール設定により空調運転が停止されるまで2時間等の所定時間内となった場合、室内ファン34の回転数を減少させ送風音を低減させる低風量運転、就寝している方に快眠を与えるために温湿度及び吹き出し方向が設定されたおやすみ運転等である。
制御部50は、操作者によるリモコン4操作によって、又は所定の空調運転と連動して、表示部39の輝度を所定値以下で点灯している場合、制限時間帯に含まれるとして、併用清掃モード及び強制清掃モードの清掃を制限するようにしてあってもよい。なお、表示部39の輝度が所定値以下とは、例えば、最大輝度の略半分以下の輝度とすることができる。また、表示部39の輝度が所定値以下とは、表示部39を消灯されている状態を含むものであってもよい。制御部50は、表示部39の輝度に応じて制限時間帯を設定することによって、表示部39の輝度に連動させて、例えば併用清掃モード及び強制清掃モードの清掃を制限することができる。また、表示部39の輝度は、操作者のリモコン4による所定の操作、又は空調運転の態様に連動して当該輝度が変更されることによって、操作者の意図に応じて、制限時間帯を簡易に設定することができる。
図5は、実施形態1(制限時間帯での制御全般)に係る処理手順を示すフローチャートである。制御部50による清掃機構38の駆動制御に関する処理の流れについて、以下のとおりフローチャートを用いて説明する。制御部50は、空調機1が起動され空調運転を開始する際、又は運転中において、常時的に以下の処理を実行する。
制御部50は、運転時間を初期化して、空調運転を開始する(S101)。運転時間の初期化とは、例えば0時間であり、空調機1が起動された直後の運転時間を意味する。制御部50は、初期化した運転時間を記憶部51に記憶する。空調運転は、例えば暖房運転、冷房運転又は送風運転であり、これら空調運転に伴って、室内ファン34が回転される。
制御部50は、前回清掃の時刻(時点)、すなわち清掃機構38を前回駆動した時刻を記憶部51から読み出す(S102)。後述のごとく、制御部50は、いずれかの清掃モードにより清掃機構38を駆動、すなわち清掃した場合、当該清掃が終了した時刻を、記憶部51に記憶してある。
制御部50は、記憶部51から読み出した前回清掃の時刻から、現在の時刻を減算することによって、前回清掃時からの経過時間となる累積時間を算出する(S103)。なお、累積時間は、経過時間に限定されず、制御部50は、空調運転の開始時刻及び終了時刻に基づき運転時間を記憶部51に記憶させ、前回清掃時から現在までの間における空調運転の運転時間の積算時間により導出するようにしてもよい。
制御部50は、現時点の時刻からS101で運転時間を初期化した時点の時刻を減算することにより、運転時間を初期化した時点から現在までの運転時間を算出する(S104)。従って、算出された運転時間は、運転時間を初期化した時点から連続して空調運転が行われた時間を積算した時間である。この空調運転は、デフロスト運転又はサーモオフ状態等、冷房運転又は暖房運転を行うにあたり付随的に行われる運転又は状態を含むものとしてもよい。
制御部50は、S105で算出した運転時間が、所定の連続運転時間に到達したか否かを判定する(S105)。所定の連続運転時間は、例えば23時間であり、記憶部51に記憶してある。制御部50は、記憶部51を参照して、所定の連続運転時間の値を読み出す。
所定の連続運転時間に到達した場合(S105:YES)、すなわち運転時間を初期化した時点から現在までの運転時間が、所定の連続運転時間以上である場合、制御部50は、強制清掃モードによる清掃を実行すべく、空調運転を中断する(S106)。制御部50は、空調運転を中断するあたり、中断時の空調運転の態様を記憶部51に記憶する。空調運転の態様とは、例えば、暖房又は冷房等の運転モード、設定温度、室内ファン34の回転数(送風量)及びフラップの角度を含む。
制御部50は、強制清掃モードにて、清掃機構38を駆動し、清掃を開始する(S107)。図4に示すごとく、強制清掃モードにおける回転ブラシ381及びフィルタ移動部382の駆動態様に基づき、清掃機構38は駆動される。制御部50は、清掃の開始に併せて、又は清掃の終了にあたりその時点での時刻を、清掃時刻として記憶部51に記憶させる。
制御部50は、清掃を終了した後、運転時間の初期化を行う(S108)。制御部50は、空調運転を再開する(S109)。空調運転を再開するにあたり、制御部50は、S106での中断時の空調運転の態様を記憶部51から読み出し、当該態様にて、空調運転を再開する。制御部50は、空調運転を再開した後、再度S102の処理を行うべく、ループ処理を行う。なお、再開時の空調運転の態様は、空調運転を中断する前と同じ態様である。
所定の連続運転時間に到達していない場合(S105:NO)、すなわち運転時間を初期化した時点から現在までの運転時間が、所定の連続運転時間未満である場合、制御部50は、空調運転が終了されたか否かを判定する(S121)。空調運転は、例えば、操作者の停止ボタンの押下等のリモコン4操作、切りタイマ、又はスケジュール機能により、終了する。
空調運転が終了されていない場合(S121:NO)、すなわち空調運転が継続している場合、制御部50は、再度S102の処理を行うべく、ループ処理を行う。
空調運転が終了された場合(S121:YES)、制御部50は、現時点において、前回清掃した時点から所定の累積時間に到達したか否かを判定する(S122)。制御部50は、現時点の時刻から、前回清掃した時点の時刻を減算した経過時間により累積時間を導出する。なお、当該時刻間での減算において、日を跨いでいる場合は、跨いでいる日数に応じて24時間を加算することは、言うまでもない。累積時間は、経過時間に限定されず、制御部50は、空調運転の開始時刻及び終了時刻に基づき運転時間を記憶部51に記憶させ、前回清掃時から現在までの間における空調運転の運転時間の積算時間により、累積時間を導出するようにしてもよい。なお、所定の累積時間は、S105における所定の連続運転時間以上に設定してあることが望ましい。
所定の累積時間に到達していない場合(S122:NO)、制御部50は、空調運転を終了すべく、空調機1を停止(S125)させる。
所定の累積時間に到達している場合(S122:YES)、制御部50は、現時点の時刻が、制限時間帯内であるか否かの判定を行う(S123)。現時点の時刻が制限時間帯内である場合(S123:YES)、制御部50は、併用清掃モードによる清掃を行うことなく、空調運転を終了すべく、空調機1を停止(S125)させる。
現時点の時刻が制限時間帯内でない場合(S123:NO)、制御部50は、併用清掃モードにて、清掃機構38を駆動して、清掃を開始する(S124)。図4に示すごとく、併用清掃モードにおける回転ブラシ381及びフィルタ移動部382の駆動態様に基づき、清掃機構38は駆動される。制御部50は、清掃の開始に併せて、又は清掃の終了にあたりその時点での時刻を、清掃時刻として記憶部51に記憶させる。制御部50は、清掃が終了した後、空調運転を終了すべく、空調機1を停止(S125)させる。
併用清掃モードと強制清掃モードとを組み合わせことにより、効率的にフィルタ37が捕集した塵埃を除去することができる。併用清掃モードの開始時刻が制限時間帯内である場合は、併用清掃モードによる清掃を開始しない制御とすることで、制限時間帯内が操作者の就寝時間に対応して設定されている場合に、操作者に対し不快感を生じさせることを抑制することができる。
併用清掃モードの所定の累積時間を、強制清掃モードの所定の連続運転時間以上とすることで、強制清掃モードによる清掃が行われた後、空調運転が終了した場合は、併用清掃モードによる清掃が行われないため、過度に清掃が行われることを抑制することができる。制限時間帯であっても、強制清掃モードの所定の連続運転時間に到達した場合は、強制清掃モードによる清掃を行うことによって、フィルタ37の目詰まりが進行し通風抵抗が増加して空調機1の能力が低減することを抑制することができる。
(実施形態2)
図6は、実施形態2(強制清掃モード)に係る処理手順を示すフローチャートである。実施形態2の制御部50は、強制清掃モードによる清掃を開始するにあたり、制限時間帯内であるか否かの判定を行う点等で、実施形態1と異なる。S201からS205の処理、及びS221以降の処理は、実施形態1のS101からS105、及びS121以降の処理と同じ処理であるため、説明を省略する。
制御部50は、実施形態1と同様に、所定の連続運転時間に到達したか否かの判定を行い(S205)、所定の連続運転時間に到達した場合(S205)は、現時刻が、制限時間帯内であるか否かの判定を行う(S2051)。制限時間帯は、記憶部51に記憶してあり、制御部50は、記憶部51を参照して、制限時間帯を読み出す。
現時刻が、制限時間帯内である場合(S2051:YES)、制御部50は、再度S2051を実行すべくループ処理を行う。すなわち、制御部50は、制限時間帯が終了するまで待ち状態を維持する処理を行うものであってもよい。なお、制御部50は、待ち状態を維持している間において、空調運転を継続していることは、言うまでもない。
現時刻が、制限時間帯内でない場合(S2051:NO)、制御部50は、実施形態1と同様に強制清掃モードによる清掃を開始すべく、空調機1を中断し(S206)、清掃を開始し清掃時刻を記憶し(S207)、運転時間を初期化し(S208)、空調運転を再開する(S209)。
強制清掃モードを開始する時刻が制限時間帯内である場合は、空調運転を継続し、制限時間帯が終了した後、清掃を開始することで、制限時間帯内が操作者の就寝時間に対応して設定されている場合に、操作者に対し不快感を生じさせることを抑制しつつ、所定の連続運転に到達した場合は、確実にフィルタ37に捕集された塵埃を除去することができる。
(実施形態3)
図7は、実施形態3(超強制清掃モード)に係る処理手順を示すフローチャートである。実施形態3の制御部50は、清掃モードとして、更に超強制清掃モードによる清掃を行う点等で、実施形態1と異なる。S301からS307、S308からS309、及びS322からS324の処理は、実施形態1のS101からS107、S108からS109、及びS122からS124の処理と同じ処理であるため、説明を省略する。
制御部50は、空調機1が起動された後、空調機1の起動回数をカウントする(S300)。制御部50は、カウントした起動回数を記憶部51に記憶する。
制御部50は、強制清掃モードによる清掃(S307)を行った後、及び併用清掃モードによる清掃(S324)を行った後、起動回数の初期化を行う(S3071,S3241)。
制御部50は、空調運転が終了したか否かの判定を行い(S321)、空調運転が終了した場合は(S321:YES)、所定の起動回数に到達したか否かの判定を行う(S3211)。起動回数に到達していない場合(S3211:NO)、制御部50は、実施形態1と同様に、S322以降の処理を行う。
起動回数に到達した場合(S3211:YES)、制御部50は、超強制清掃モードにて、清掃機構38を駆動して、清掃を開始する(S3212)。図4に示すごとく、超強制清掃モードにおける回転ブラシ381及びフィルタ移動部382の駆動態様に基づき、清掃機構38は駆動される。制御部50は、清掃の開始に併せて、又は清掃の終了にあたりその時点での時刻を、清掃時刻として記憶部51に記憶させる。制御部50は、起動回数を初期化する(S3213)。
空調機1の起動回数が所定回数に達した場合、清掃機構38の駆動を開始する超強制清掃モードを備えることによって、定期的にフィルタ37の清掃を行うことができる。従って、併用清掃モード又は強制清掃モードによって、清掃が行わない状態が継続した場合であっても、確実にフィルタ37に捕集された塵埃を除去し、フィルタ37の目詰まりが進行することを防止することができる。超強制清掃モードの開始時刻が、制限時間帯内であるか否かに関わらず、超強制清掃モードによる清掃を行うことによって、定期的にフィルタ37の清掃を行うことができる。併用清掃モード又は強制清掃モードを含むいずれかの清掃モードによって清掃が行われた場合、空調機1の起動回数を初期化、すなわちリセットすることによって、過度に清掃が行われることを抑制することができ、清掃、すなわち清掃機構38の駆動を伴う音によって、操作者に不快感を与えることを抑制することができる。
(実施形態4)
図8は、実施形態4(表示部との連動)に係る処理手順を示すフローチャートである。実施形態4の制御部50は、制限時間帯を表示部39による輝度と連動させて、清掃機構38の駆動制御を行う点等で、実施形態1と異なる。S401からS422までの処理は、実施形態1のS101からS122までの処理を同じ処理であるため、説明を省略する。
制御部50は、表示部39の輝度が所定以下であるか否かの判定を行う(S423)。輝度が所定以下とは、例えば、表示部39による最大輝度の半分以下の輝度であり、消灯された状態を含んでもよい。
表示部39の輝度が所定以下である場合(S423:YES)、制御部50は、現時点が制限時間帯内であるとみなして、併用清掃モードによる清掃を行うことなく、空調運転を終了すべく空調機1を停止する(S425)。
表示部39の輝度が所定値より大きい場合(S423:NO)、制御部50は、現時点が制限時間帯内でないとみなして、実施形態1と同様に併用清掃モードによる清掃(清掃機構38の駆動)を行い、清掃時刻を記憶する(S424)。
表示部39の輝度は、操作者のリモコン4操作又は空調運転の態様に基づいて変化するようにしてある。従って、表示部39の輝度に対応させ、表示部39の輝度が所定以下の場合は、現時点が制限時間帯内であるみなすことによって、簡易な操作で制限時間帯を設定することができる。また、操作者が表示部39の輝度を視認することによって、現時点の時刻が、制限時間帯内であることを、操作者に容易に認識させることができる。
(変形例1)
実施形態1では、空調機1は、一つの室内機3を備える形態としてあるが、これに限定されない。空調機1は、複数の室内機3を備える室内マルチ型の空調機1を含む。室内マルチ型の空調機1は、室外機2と室内機3を接続する冷媒配管10(連絡配管)が、室内機3の個数分に並列分岐してある。複数の室内機3夫々は、個々に室内熱交換器31、室内ファン34を備えている。並列分岐された各連絡配管には、複数の室内機3夫々に対応する膨張弁25が、個々に設けられている。複数の室内機3夫々に対応するリモコン4、又は集中リモコン4によって、複数の室内機3夫々を個別に空調運転の開始及び終了が可能なように構成されている。
室内マルチ型の空調機1の複数の室内機3夫々は、個々の室内熱交換器31の風上に配されたフィルタ37及び清掃機構38を備える。制御部50は、複数の室内機3夫々に対し、個別に清掃機構38の駆動制御を行うように構成されている。
併用清掃モードによる清掃を行うにあたり、制御部50は、複数の室内機3毎に前回の清掃時刻及び累積時間を記憶部51に記憶し、複数の室内機3毎に清掃機構38の駆動制御を行う。
強制清掃モードによる清掃を行うにあたり、制御部50は、複数の室内機3毎に運転時間の初期化を行い、連続して空調運転された運転時間の積算を行い、複数の室内機3毎に清掃機構38の駆動制御を行う。
超強制清掃モードによる清掃を行うにあたり、制御部50は、複数の室内機3毎に起動回数をカウント及び初期化を行う。室内機3毎に起動回数とは、室外機2が起動、すなわち圧縮機21が駆動している状態であっても、特定の室内機3がオフ(停止)、すなわち膨張弁25が全閉となっている場合は、当該特定の室内機3は停止中であるとカウントして導出される起動回数である。従って、空調機1全体としての起動回数ではなく、複数の室内機3毎の起動(空調運転の開始)及び停止(空調運転の終了)に係る回数をカウントした起動回数にて、これら複数の室内機3毎に個別に超強制清掃モードの制御を行うように、室内マルチ型の空調機1は構成されている。
記憶部51に記憶してある制限時間帯は、複数の室内機3毎に個別に設定してある。複数の室内機3毎に個別に制限時間帯を設定することによって、各室内機3が載置された居室にいる操作者毎に応じて、清掃モードによる清掃の制限を設定することができる。制限時間帯は、複数の室内機3に対し共通の時間帯として設定してあってもよい。複数の室内機3に対し共通の制限時間帯を設定することによって、簡易な操作で複数の室内機3に対する制限時間帯の設定を同時に行うことができる。
室内マルチ型の空調機1の複数の室内機3夫々に対し、個別で各清掃モードによる清掃機構38の駆動制御及び制限時間帯による制限を行うことにより、各室内機3が載置された居室にいる操作者毎に応じて、効率的な清掃機構38の駆動制御を行うことができる。
(変形例2)
実施形態1では、室内機3と室外機2とからなるセパレート型空気調和機を用いて説明したがこれに限定されず、例えば、窓枠内に取り付けて使用する室内機と室外機とが一体となった窓取付型空気調和機、又は壁に埋め込んで使用する室内機と室外機とが一体となったウインドウ型空気調和機であってもよい。
(変形例3)
実施形態1では、フィルタ37が移動するタイプの清掃機構38(フィルタ清掃装置)を用いて説明したがこれに限定されず、例えばフィルタが移動せずに、ブラシ又はゴムなどから成るブレードがフィルタ上を移動することで、フィルタを清掃するタイプのフィルタ清掃装置であってもよい。この場合、ブラシ又はブレードによって、除去された塵埃は、清掃機用送風機にて吸込み、室外に放出してもよいし、ダストボックス内に吸い込むようにしてもよい。あるいは、ブラシを備えたダストボックスが移動するタイプのフィルタ清掃装置であってもよい。
本発明に係る空調機1は、吸い込み空気の塵埃を捕集するフィルタ37と、該フィルタ37が捕集した塵埃を除去する清掃機構38と、該清掃機構38の駆動を制御する制御部50とを備えた空調機1において、前記制御部50による前記清掃機構38の駆動のモードは、前記清掃機構38を前回駆動した時点から所定の累積時間に達した場合、空調運転の終了後に前記清掃機構38の駆動を開始する併用清掃モードと、連続して行われた空調運転の運転時間が所定の連続運転時間に達した場合、空調運転を中断し前記清掃機構38の駆動を開始する強制清掃モードとを含み、前記清掃機構38の駆動を制限する所定の制限時間帯が設定してあり、前記制御部50は、前記併用清掃モードの開始時刻が、前記制限時間帯に含まれる場合は、前記清掃機構38の駆動を開始せず、前記強制清掃モードの開始時刻が、前記制限時間帯に含まれる場合であっても、前記清掃機構38の駆動を開始することを特徴とする。
本発明によれば、併用清掃モードによる清掃機構38の駆動は、所定の累積時間に達した場合、空調運転の終了後に開始されるところ、開始時刻が、所定の制限時間帯に含まれる場合は、清掃機構38の駆動は開始されない。従って、切りタイマや運転スケジュールが設定され、空調運転が終了する時刻が、利用者が就寝中の制限時間帯となる場合であっても、停止後すぐには併用清掃モードによる清掃機構38の駆動は、開始されないため、利用者に不快感を生じさせることを抑制することができる。また、連続して行われた空調運転の運転時間が、所定の連続運転時間に達した場合、強制清掃モードによる清掃機構38の駆動を開始することによって、フィルタ37の目詰まりにより空調機1の能力低下を防止することができる。
本発明に係る空調機1は、前記併用清掃モードの前記累積時間は、前記強制清掃モードの前記連続運転時間以上であるようにしてもよい。
本発明によれば、当該累積時間を当該連続運転時間以上とすることによって、強制清掃モードによって清掃機構38の駆動、すなわち清掃が行われた後に、空調機1が停止した場合、併用清掃モードによって清掃機構38の駆動が開始されることを回避することができる。従って、過度に併用清掃モードによる清掃機構38の駆動が開始されることを抑制することができる。
本発明に係る空調機1は、前記制御部50は、前記強制清掃モードの開始時刻が前記制限時間帯に含まれる場合は、前記制限時間帯の間は空調運転を継続し、前記制限時間帯が終了した後、空調運転を中断し前記清掃機構38の駆動を開始するようにしてもよい。
本発明によれば、所定の制限時間帯が終了した後に、強制清掃モードによる清掃機構38の駆動を開始することによって、当該制限時間帯の間に清掃機構38の駆動が開始されることを回避し、利用者に不快感を生じされることを抑制しつつ、フィルタ37の目詰まりを解消することができる。
本発明に係る空調機1は、前記制御部50は、前記強制清掃モードによる前記清掃機構38の駆動を行う場合、空調運転を中断して前記清掃機構38の駆動を開始し、該清掃機構38の駆動の終了後、中断時での空調運転の運転態様にて空調運転を再開するようにしてもよい。
本発明によれば、強制清掃モードによる清掃機構38の駆動を行うため、空調運転を中断しても、清掃機構38の駆動の終了、すなわちフィルタ37の清掃が終了した後は、中断時の空調運転の運転態様にて、空調運転が再開されるため、操作者による空調機1の操作を簡便化することができる。
本発明に係る空調機1は、前記制御部50による前記清掃機構38の駆動のモードは、前記清掃機構38を前回駆動した時点から自機の起動回数が所定回数に達した場合、前記清掃機構38の駆動を開始する第2強制清掃モードを含み、前記制御部50は、前記第2強制清掃モードの開始時刻が、前記制限時間帯に含まれる場合であっても、前記清掃機構38の駆動を開始するようにしてもよい。
日々の空調機1の運転において、強制清掃モードが開始される連続運転時間に達することなく、起動及び停止が繰り返され、かつ併用清掃モードの開始時刻が制限時間帯に含まれる場合が連続すると、清掃機構38の駆動が行われないものとなる。これに対し、本発明によれば、空調機1の起動回数が所定回数に達した場合、清掃機構38の駆動を開始する超強制清掃モードを備えることによって、定期的にフィルタ37の清掃を行うことができる。超強制清掃モードは、清掃機構38の駆動の開始時刻が制限時間帯に含まれる場合であっても清掃機構38の駆動を開始するようにしてあるので、確実にフィルタ37の清掃を行うことができる。
本発明に係る空調機1は、室内機3に設けられ輝度の変更が可能な表示部39を備え、前記制限時間帯は、前記表示部39の輝度に応じて設定されるようにしてもよい。
本発明によれば、操作者によって、室内機3に設けられた表示部の輝度が変更された場合、制限時間帯は、当該表示部の輝度に応じて設定されるため、簡易な操作で制限時間帯を設定でき、また表示部の輝度に基づいて、操作者は、現在が制限時間帯に含まれていることを容易に認識することができる。
本発明に係る空調機1は、前記表示部39が所定の輝度以下で表示又は消灯している時間帯を、前記制限時間帯とするようにしてもよい。
本発明によれば、表示部39が所定の輝度以下で表示又は消灯している時間帯を、制限時間帯とすることで、操作者が就寝に備え表示部39の輝度を下げた場合等による操作者の意図に適切に対応して、制限時間帯を設定することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 空調機
10 冷媒配管
2 室外機
21 圧縮機
211 吸入温度センサ
212 吐出温度センサ
22 アキュムレータ
23 四路切換弁
24 室外熱交換器
241 外気温度センサ
25 膨張弁
26 室外ファン
27 室外制御基板
3 室内機
31 室内熱交換器
311 室内熱交換器温度センサ
32 吸込空気温度センサ
33 吸込空気湿度センサ
34 室内ファン
35 風向板
36 室内制御基板
37 フィルタ
38 清掃機構
381 回転ブラシ
382 フィルタ移動部
383 集塵箱
39 表示部
4 リモコン
41 リモコン内基板
50 制御部
51 記憶部
51P プログラム

Claims (7)

  1. 吸い込み空気の塵埃を捕集するフィルタと、
    該フィルタが捕集した塵埃を除去する清掃機構と、
    該清掃機構の駆動を制御する制御部と
    を備えた空調機において、
    前記制御部による前記清掃機構の駆動のモードは、前記清掃機構を前回駆動した時点から所定の累積時間に達した場合、空調運転の終了後に前記清掃機構の駆動を開始する併用清掃モードと、連続して行われた空調運転の運転時間が所定の連続運転時間に達した場合、空調運転を中断し前記清掃機構の駆動を開始する強制清掃モードとを含み、
    前記清掃機構の駆動を制限する所定の制限時間帯が設定してあり、
    前記制御部は、前記併用清掃モードの開始時刻が、前記制限時間帯に含まれる場合は、前記清掃機構の駆動を開始せずに当該空調機を停止し、前記強制清掃モードの開始時刻が、前記制限時間帯に含まれる場合は、前記制限時間帯の間は空調運転を継続し、前記制限時間帯が終了した後、前記清掃機構の駆動を開始する
    ことを特徴とする空調機。
  2. 前記併用清掃モードの前記累積時間は、前記強制清掃モードの前記連続運転時間以上である
    ことを特徴する請求項1に記載の空調機。
  3. 前記制御部は、
    前記強制清掃モードの開始時刻が前記制限時間帯に含まれる場合は、前記制限時間帯の間は空調運転を継続し、前記制限時間帯が終了した後、空調運転を中断し前記清掃機構の駆動を開始する
    ことを特徴する請求項1又は請求項2に記載の空調機。
  4. 前記制御部は、
    空調運転を中断して前記清掃機構の駆動を開始したときは、該清掃機構の駆動の終了後、中断時での空調運転の運転態様にて空調運転を再開する
    ことを特徴する請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の空調機。
  5. 前記制御部による前記清掃機構の駆動のモードは、前記清掃機構を前回駆動した時点から自機の起動回数が所定回数に達した場合、前記清掃機構の駆動を開始する第2強制清掃モードを含み、
    前記制御部は、前記第2強制清掃モードの開始時刻が、前記制限時間帯に含まれる場合であっても、前記清掃機構の駆動を開始する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の空調機。
  6. 室内機に設けられ輝度の変更が可能な表示部を備え、
    前記制限時間帯は、前記表示部の輝度に応じて設定されるようにしてある
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の空調機。
  7. 前記表示部が所定の輝度以下で表示又は消灯している時間帯を、前記制限時間帯とする
    ことを特徴とする請求項6に記載の空調機。
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