JP7037086B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ等の電子機器では、ユーザによるGXFカード等の拡張カードを筐体内に追加可能なものがある。拡張カードは、例えば拡張カードの幅方向と直交する方向に筐体の開口部を通過するように移動されて、筐体内に収容される。
特開2013-93352号公報
この種の電子機器では、例えば、拡張カードは、性能の向上に伴い大型化している。拡張カードの大型化に対応するため、拡張カードが通過する筐体の開口部を大型化すると、電子機器が大型化してしまうという問題がある。
そこで、本発明の課題の一つは、拡張カードが通過可能な開口部の大型化を抑制しやすい電子機器を得ることである。
本発明の第1態様にかかる電子機器は、第1壁と、前記第1壁に対して前記第1壁の厚さ方向に沿う第1方向側に位置され前記第1壁と間隔を空けて対向する第2壁と、を有し、前記第1壁と前記第2壁との間に、凹状の収容室と前記収容室に通じた第1開口部とが設けられた、筐体と、前記第2壁に対して前記第1方向に突出した第1固定部と、板部と、前記板部から折り曲げられた第2固定部と、を有し、前記第2壁に揺動可能に取り付けられたカバーと、を備え、前記収容室は、前記第1壁に面する第1端部と、前記第2壁と面する第2端部と、前記第1端部から前記第2端部に向かう第2方向に前記第2端部から突出し前記筐体に固定される被固定部と、を有した拡張カードであって、前記第2方向が前記第1方向に沿う第1姿勢の前記拡張カードを収容し、前記第1開口部は、前記第1姿勢の前記拡張カードの通過を許容せず、前記第2方向が前記第1方向に対して傾斜する第2姿勢の前記拡張カードの移動を許容し、前記第1壁には、前記筐体の外部から前記第1開口部を介しての前記収容室への前記拡張カードの移動において前記第2姿勢の前記拡張カードの前記第1端部の進入が可能な第2開口部が設けられ、前記第2壁には、前記筐体の外部から前記第1開口部を介しての前記収容室への前記拡張カードの移動において前記第2姿勢の前記拡張カードの前記被固定部の進入が可能な第3開口部が設けられ、前記拡張カードが、前記筐体の外部からの前記収容室への収容において、前記第2姿勢から前記第1姿勢に変化されることにより前記収容室に収容され、前記拡張カードが前記収容室に収容された状態において、前記第1固定部と前記第2固定部とが前記被固定部を挟み、前記板部が前記第3開口部を前記第1壁と反対側から覆う
前記電子機器では、例えば、前記拡張カードは、前記第1端部から前記第1方向の反対方向に突出したピンを有し、前記第1壁には、前記第1方向と交差し前記第1開口部から前記収容室に向かう第3方向に前記第開口部から凹み、前記ピンが挿入される凹部が設けられている。
前記電子機器は、前記拡張カードが前記収容室に収容された状態において前記凹部に挿入された前記ピンを前記第3方向から押さえる押さえ部材を備える。
前記電子機器は、例えば、前記筐体に収容されたファンと、前記ファンの動作により空気が通過する通気部が設けられ、前記第1壁に着脱可能であり、前記第1壁に取り付けられた状態で前記第2開口部を覆う通気カバーと、を備え、前記通気カバーが前記押さえ部材を兼ねる。
本発明の上記態様によれば、拡張カードが通過可能な開口部の大型化を抑制しやすい電子機器を得ることができる。
図1は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図である。 図2は、実施形態の電子機器の筐体の正面側からの例示的な斜視図であってベースから筐体カバーおよびフロントベゼルが取り外された状態の図である。 図3は、実施形態の電子機器の筐体の正面側からの例示的な斜視図であって、ベースから筐体カバー、フロントベゼル、および通気カバーが取り外された状態の図である。 図4は、実施形態の筐体の例示的な平面図であって、ベースから筐体カバーが取り外された状態の図である。 図5は、実施形態の電子機器の例示的な左側面図である。 図6は、図4のIV-IV線に沿った電子機器の断面図である。 図7は、実施形態の筐体におけるベースの例示的な斜視図である。 図8は、実施形態の筐体におけるベースの例示的な正面図である。 図9は、実施形態の筐体におけるベースの例示的な背面図である。 図10は、実施形態の通気カバーの例示的な斜視図である。 図11は、実施形態の電子機器の一部の例示的な分解斜視図である。 図12は、実施形態の拡張カードの例示的な底面図である。 図13は、実施形態の拡張カードの例示的な右側面図である。 図14は、実施形態の電子機器の一部の例示的な図であって、拡張カードの正面側取付構造を示す図である。 図15は、実施形態の電子機器の一部の例示的な図であって、拡張カードの背面側取付構造を示す図である。 図16は、実施形態の揺動カバーの例示的な斜視図である。 図17は、実施形態の電子機器における拡張カードの取付工程を示す斜視図である。 図18は、図17の取付工程の正面図である。 図19は、図17の取付工程の断面図である。 図20は、実施形態の電子機器における拡張カードの取付工程を示す斜視図であって、図18に対して拡張カードが筐体内に進入した状態の図である。 図21は、図20の取付工程の正面図である。 図22は、図20の取付工程の断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(電子機器1の全体構成)
図1は、実施形態の電子機器1の正面側からの例示的な斜視図である。図1に示すように、電子機器1は、例えば、デスクトップ型のコンピュータとして構成されている。電子機器1は、直方体の外観を呈している。
図2は、実施形態の電子機器1の筐体2の正面側からの例示的な斜視図であってベース100から筐体カバー101およびフロントベゼル4が取り外された状態の図である。図3は、実施形態の電子機器1の筐体2の正面側からの例示的な斜視図であって、ベース100から筐体カバー101、フロントベゼル4、および通気カバー3が取り外された状態の図である。図4は、実施形態の筐体2の例示的な平面図であって、ベース100から筐体カバー101が取り外された状態の図である。なお、図2~図4では、筐体カバー101は、図示が省略されている。
図1~図4に示されるように、電子機器1は、筐体2と、通気カバー3と、フロントベゼル4と、基板5と、拡張カード6と、ファン7と、を備える。通気カバー3およびフロントベゼル4は、筐体2に取り付けられている。基板5、拡張カード6、およびファン7は、筐体2に収容されている。拡張カード6は、グラフィックカード等であり、電子機器1の機能を拡張するものである。拡張カード6は、筐体2内に着脱可能に収容される。
本実施形態では、便宜上、電子機器1(筐体2)に対して、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、電子機器1の前後方向(奥行き)の後方を示し、Y方向は、電子機器1の幅方向(左右方向)の右方を示し、Z方向は、電子機器1の上下方向(高さ方向)の上方を示している。電子機器1の前後方向、幅方向、上下方向は、互いに交差(直交)している。なお、以下では、電子機器1の前後方向は単に前後方向と称し、前後方向における前方は単に前方と称し、前後方向における後方は単に後方と称する場合がある。また、電子機器1の幅方向は単に幅方向と称し、幅方向における右方は単に右方と称し、幅方向における左方は単に左方と称する場合がある。また、電子機器1の上下方向は単に上下方向と称し、上下方向における上方は単に上方と称し、上下方向における下方は単に下方と称する場合がある。また、以下では、左右は、電子機器1の前方から電子機器1の後方を見た場合における左右である。
(筐体2)
筐体2は、Y方向に扁平な略直方体の箱形に形成されている。筐体2は、ベース100および筐体カバー101を含む複数の部材の組み合わせによって構成されている。ベース100は、一面が開放された凹状の箱形である。筐体カバー101は、ベース100に着脱可能である。筐体カバー101は、ベース100に取り付けられて、ベース100の開口部20を覆う。ベース100から筐体カバー101が取り外されることにより、ベース100の内部すなわち筐体2の内部が開放される(図2)。
図5は、実施形態の電子機器1の例示的な左側面図である。図6は、図4のIV-IV線に沿った電子機器1の断面図である。図7は、実施形態の筐体2におけるベース100の例示的な斜視図である。図8は、実施形態の筐体2におけるベース100の例示的な正面図である。図9は、実施形態の筐体2におけるベースの例示的な背面図である。
また、図1~図9に示すように、筐体2は、前壁11と、後壁12と、天壁13と、底壁14と、左側壁15と、右側壁16と、を備える。前壁11と、後壁12と、天壁13と、底壁14と、左側壁の一部と、右側壁16とは、ベース100に含まれ、左側壁の一部は、筐体カバー101に含まれる。
前壁11は、筐体2に対する正面視で矩形状に形成され、幅方向および上下方向に沿って延びている。前壁11には、開口部11aが設けられている。開口部11aは、通気カバー3およびフロントベゼル4によって覆われている。開口部11aは、第2開口部の一例である。
後壁12は、前壁11の後方に前壁11と間隔を空けて設けられている。後壁12は、筐体2に対する正面視で矩形状に形成され、幅方向および上下方向に沿って延びている。後壁12には、開口部1a(図17参照)が設けられている。開口部1aは、揺動カバー8によって覆われている。開口部1aは、第3開口部の一例である。揺動カバー8は、カバーの一例である。
天壁13は、筐体2に対する平面視で矩形状に形成され、幅方向および前後方句に沿って延びている。天壁13は、前壁11の上端部と後壁12の上端部とに亘って設けられている。
底壁14は、天壁13の下方に天壁13と間隔を空けて設けられている。底壁14は、筐体2に対する平面視で矩形状に形成され、幅方向および前後方向に沿って延びている。底壁14は、前壁11の下端部と後壁12の下端部とに亘って設けられている。
左側壁15および右側壁16は、それぞれ、筐体2に対する側面視で矩形状に形成され、前後方向および上下方句に沿って延びている。左側壁15および右側壁16は、幅方向に互いに間隔を空けて設けられている。右側壁16は、左側壁15の右方に配置されている。左側壁15は、前壁11、後壁12、天壁13、および底壁14のそれぞれの左側の端部に亘って設けられている。右側壁16は、前壁11、後壁12、天壁13、および底壁14のそれぞれの右側の端部に亘って設けられている。
また、図4および図7に示すように、前壁11および後壁12のそれぞれの左側の端部には、支持部17,18が設けられている。支持部17,18は、前壁11および後壁12から、互いに近づく方向に張り出している。支持部17,18は、筐体カバー101を支持する。支持部17,18は、筐体カバー101とともに、左側壁15を構成している。
上記構成の筐体2では、ベース100の内部が、基板5、拡張カード6、およびファン7を収容する凹状の収容室19となっている。すなわち、ベース100に収容室19が設けられている。また、前壁11、後壁12、天壁13、および底壁14の各左側の端部の間に、収容室19と通じた開口部20が形成されている。開口部20の前後方向の開口幅は、前壁11および後壁12から張り出した支持部17,18によって規定されている。すなわち、開口部20の前後方向の開口幅は、前壁11と後壁12との前後方向の間隔よりも狭くなっている。
(通気カバー3)
図10は、実施形態の通気カバー3の例示的な斜視図である。図10に示すように、通気カバー3は、ベース板部3aと、張出部3bと、を有する。ベース板部3aは、平板状に形成されている。ベース板部3aには、複数個の孔によって構成された複数(一例として二つ)の通気部3cが設けられている。二つの通気部3cは、ベース板部3aの上側の端部と下側の端部のうち一方、具体的には下側の端部に寄せて配置されている。張出部3bは、ベース板部3aの外周縁部から後方に張り出している。張出部3bには、押さえ部3dが設けられている。押さえ部3dは、張出部3bのうちベース板部3aの右側の端部における下側の端部から張り出した部分に設けられている。押さえ部3dは、凹状に形成されている。通気カバー3は、例えば、板金が折り曲げられることにより作られる。通気カバー8は、押さえ部材の一例である。
図2に示すように、通気カバー3は、筐体2の前壁11の外面に爪の引っ掛かり等によって取り付けられている。通気カバー3は、前壁11に対して取り外し可能である。通気カバー3の通気部3cは、筐体2における前壁11の開口部11aの前側に位置し、開口部11aと通じる。また、通気部3cは、フロントベゼル4に設けた通気部4aと通じている。これにより、筐体2の内部と筐体2の外部とが、フロントベゼル4の通気部4a、通気カバー3の通気部3c、および筐体2の開口部11aを介して通じる。
(ファン7)
図3に示すように、ファン7は、後壁12に、取付カバー30を介して取り付けられている。図2に示すように、取付カバー30には、通気部30aが設けられている。通気部30aは、筐体2の内部と外部とに通じている。ファン7が動作すると、筐体の外部の空気が、フロントベゼル4の通気部4a、通気カバー3の通気部3c、および筐体2の開口部11aを介して、筐体2の内部に流入するとともに、筐体2の内部の空気が、ファン7の通気部7aを介して筐体2の外部に流出する。このような空気の流れにより、筐体2の内部に基板5や拡張カード6が冷却される。
(基板5)
図11は、実施形態の電子機器1の電子機器の一部の例示的な分解斜視図である。図6および図11に示すように、基板5は、右側壁16の内側、すなわち収容室19の底部に配置されている。基板5は、右側壁16に固定されている。基板5には、例えば、各種の電子部品が実装されている。各種の電子部品は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。基板5に設けられた配線と基板5に実装されたCPUを含む複数の電子部品とによって、電子機器1の電子回路の少なくとも一部が構成されている。また、基板5には、拡張カード6が接続されるコネクタ31が設けられている。
(拡張カード6)
図12は、実施形態の拡張カード6の例示的な底面図である。図13は、実施形態の拡張カード6の例示的な右側面図である。
図12および図13に示すように、拡張カード6は、略直方体状に形成されている。拡張カード6は、略直方体状の本体6aと、ピン6bと、被固定部6c、被固定部6dと、を有する。
本体6aは、基板6eを含む。基板6eには、プロセッサやメモリ等の各種の電子部品が実装されている。また、基板6eには、コネクタ6fが設けられている。
本体6aは、略直方体状に形成されている。本体6aは、前端部6gと、後端部6hと、上端部6iと、下端部6jと、左端部6mと、右端部6nと、を有する。前端部6gは、本体6aの長手方向の一端部であり、後端部6hは、前端部とは反対側の端部であって本体6aの長手方向の他端部である。上端部6iは、本体6aにおける長手方向および短手方向と直交する厚さ方向、の一端部である。下端部6jは、上端部6iとは反対側の端部であって、本体6aの厚さ方向の他端部である。左端部6mは、本体6aの短手方向の一端部である。右端部6nは、左端部6mとは反対側の端部であって、本体6aの短手方向の他端部である。以後、拡張カード6において、本体6aの長手方向に沿って前端部6gから後端部6hに向かう方向をU方向と称する。U方向は、第2方向の一例である。
コネクタ6fは、右端部6nから突出している。コネクタ6fは、基板5のコネクタ31と着脱可能に結合する。
ピン6bは、前端部6gからU方向の反対方向に突出している。ピン6bは、左端部6mと右端部6nとのうち右端部6n寄りに設けられている。ピン6bは、例えば金属材料等によって構成されている。
被固定部6c,6dは、それぞれ、後端部6hからU方向に突出している。被固定部6cは、左端部6mと右端部6nとのうち左端部6m寄りに設けられ、被固定部6dは、左端部6mと右端部6nとのうち右端部6n寄りに設けられている。被固定部6c,6dは、例え板金部材によって構成されている。
拡張カード6は、U方向がX方向に沿う第1姿勢P1で収容室19に収容される(図6)。
拡張カード6の本体6aの長手方向の長さ、すなわち、前端部6gのうち最も前側に位置する部分(前端)と後端部6hの内最も後側に位置する部分(後端)との間の距離は、開口部20のうち拡張カード6の収容の際の経路となる部分の前後方向の開口幅よりも大きい。
(拡張カード6の取付構造)
図14は、実施形態の電子機器1の一部の例示的な図であって、拡張カード6の正面側取付構造を示す図である。
図14に示すように、拡張カード6のピン6bは、筐体2の前壁11に設けられた凹部11bに挿入される。図11および図14に示すように、凹部11bは、X方向と交差し開口部11aから収容室19に向かう方向、すなわちY方向に、開口部11aから凹んでいる。Y方向は、第3方向の一例である。前壁11における凹部11bを形成する縁部は、支持部11cを構成している。図6に示すように、ピン6bは、凹部11bに挿入された状態で通気カバー3の押さえ部3dによってY方向から押さえられている。すなわち、ピン6bは、支持部11cと押さえ部3dとによって挟まれることで、筐体2に固定されている。すなわち、ピン6bおよび支持部11cは、拡張カード6の位置決めを行なう。
図15は、実施形態の電子機器1の一部の例示的な図であって、拡張カード6の背面側取付構造を示す図である。図6および図15に示すように、被固定部6cは、揺動カバー8に設けられた固定部8bと、取付カバ-30に設けられた固定部30bとに挟まれた状態で後壁12に対して固定されている。取付カバー30の固定部30bは、後壁12に対してX方向に突出している。なお、被固定部6cと、固定部8b,12bとの間には弾性部材51等の介在部材が設けられている。
ここで、揺動カバー8について説明する。図16は、実施形態の揺動カバー8の例示的な斜視図である。揺動カバー8は、板部8aと、固定部8bと、一対の取付部8cと、を有する。板部8aは、開口部1aを覆う。固定部8bは、板部8aの縁部から折り曲げられている。固定部8bは、平板状に形成されている。一対の取付部8cは,固定部8bから突出している。一対の取付部8cは、軸部材50を介して後壁12に支持されている。このような構成の揺動カバー8は、軸部材50を中心として揺動可能である。
(拡張カード6の取付方法)
次に、拡張カードに筐体2への取付方法を説明する。図17は、実施形態の電子機器1における拡張カード6の取付工程を示す斜視図である。図18は、図17の取付工程の正面図である。図19は、図17の取付工程の断面図である。図20は、実施形態の電子機器1における拡張カード6の取付工程を示す斜視図であって、図18に対して拡張カード6が筐体2内に進入した状態の図である。図21は、図20の取付工程の正面図である。図22は、図20の取付工程の断面図である。
まず、本実施形態では、拡張カード6の本体6aの長手方向の長さ、すなわち、前端部6gのうち最も前側に位置する部分(前端)と後端部6hの内最も後側に位置する部分(後端)との間の距離は、開口部20のうち拡張カード6の収容の際の経路となる部分の前後方向の開口幅よりも大きい。すなわち、開口部20は、第1姿勢P1の拡張カード6の通過を許容しない。一方、開口部20は、U方向がX方向に対して傾斜する第2姿勢P2(図17)の拡張カード6の移動を許容する。
また、前壁11の開口部11aは、筐体2の外部から開口部20を介しての収容室19への拡張カード6の移動において第2姿勢P2の拡張カード6の前端部6gの進入が可能である。また、後壁12の開口部1aは、筐体2の外部から開口部20を介しての収容室19への拡張カード6の移動において第2姿勢P2の拡張カード6の被固定部6cへの進入が可能である。
上記の構成において、拡張カード6の取り付けでは、まず、図11に示すように、ベース100から筐体カバー101と、通気カバー3と、フロントベゼル4と、を取り外す。また、揺動カバー8を開く。
次に、拡張カード6を第2姿勢P2にして開口部20から収容室19に入れる(図17~図19)。次に、拡張カード6の前端部6gを前壁11の開口部11aに入れて、拡張カード6の傾斜が図17の傾斜よりも緩やかになるようにしながら、拡張カード6を収容室19の奥に向かって移動させる(図20~図21)。次に、拡張カード6のピン6bを前壁11の凹部11bに入れて、さらに、拡張カード6の傾斜が緩やかになるようにしながら、拡張カード6を収容室19の奥に向かって移動させる。次に、拡張カード6の被固定部6cを後壁12の開口部1aに入れて、さらに、拡張カード6の傾斜が緩やかになるようにしながら、拡張カード6を収容室19の奥に向かって移動させる。次に、拡張カード6の被固定部6cを固定部30bに載せるとともに、拡張カード6のコネクタ6fを基板5のコネクタ31に嵌めて、拡張カード6の姿勢を第1姿勢P1にする。
次に、通気カバー3を取り付ける。これにより、ピン6bが筐体2に固定される。次に、揺動カバー8を閉じる(図4および図6)。これにより、被固定部6cが筐体2に固定される。
以上のように、本実施形態では、電子機器1は、筐体2を備える。筐体2は、前壁11(第1壁)と、前壁11に対して前壁11の厚さ方向に沿うX方向(第1方向)側に位置され前壁11と間隔を空けて対向する後壁12(第2壁)と、を有する。筐体2には、前壁11と後壁12との間に、凹状の収容室19と収容室19に通じた開口部20(第1開口部)とが設けられている。収容室19は、前壁11に面する前端部6g(第1端部)と、後壁12と面する後端部6h(第2端部)と、を有する拡張カード6であって、前端部6gから後端部6hに向かうU方向(第2方向)がX方向に沿う第1姿勢P1の拡張カード6を収容する。開口部20は、第1姿勢P1の拡張カード6の通過を許容せず、U方向がX方向に対して傾斜する第2姿勢P2の拡張カード6の移動を許容する。前壁11には、筐体2の外部から開口部20を介しての収容室19への拡張カード6の移動において第2姿勢P2の拡張カード6の前端部6gの進入が可能な開口部11a(第2開口部)が設けられている。拡張カード6が、筐体2の外部からの収容室19への収容において、第2姿勢P2から第1姿勢P1に変化されることにより収容室19に収容される。
このような構成によれば、開口部20の開口幅が、第1姿勢P1の拡張カード6が通過できる開口部に比べて狭いので、拡張カードが通過可能な開口部20の大型化を抑制しやすい。よって、筐体2ひいては電子機器1の大型化を抑制しやすい。また、開口部20の周囲の筐体2の強度低下を抑制しやすい。
また、本実施形態では、拡張カード6は、前端部6gからX方向の反対方向に突出したピン6bを有する。前壁11には、X方向と交差し開口部11aから収容室19に向かうY方向(第3方向)に開口部20から凹み、ピン6bが挿入される凹部11bが設けられている。
このような構成によれば、前壁11における凹部11bに面する部分である支持部11cによって、拡張カード6の収容において、ピン6bひいては拡張カード6をガイドすることができるとともに、支持部11cを支点として拡張カード6の姿勢を傾斜が緩くなるように変更させることができる。よって、拡張カード6の収容作業を容易に行なうことができる。
また、本実施形態では、電子機器1は、拡張カード6が収容室19に収容された状態において凹部11bに挿入されたピン6bをY方向から押さえる押さえ部材としての通気カバー3を備える。
このような構成によれば、ピン6bを介して前端部6gを筐体2に固定することができる。
また、本実施形態では、電子機器1は、筐体2に収容されたファン7と、ファン7の動作により空気が通過する通気部3cが設けられ、前壁11に着脱可能であり、前壁11に取り付けられた状態で開口部1aを覆う通気カバー3と、を備える。通気カバー3が押さえ部材を兼ねる。
このような構成によれば、押さえ部が、通気カバー3とは別部材の構成に比べて、電子機器1の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態は、拡張カード6は、後端部6hからU方向に突出し筐体2に固定される被固定部6cを有する。後壁12には、筐体2の外部から開口部20を介しての収容室19への拡張カード6の移動において第2姿勢P2の拡張カード6の被固定部6cの進入が可能な開口部1a(第3開口部)が設けられている。
このような構成によれば、筐体2の外部から開口部20を介しての収容室19への拡張カード6の移動において第2姿勢P2の拡張カード6の被固定部6cを開口部1aに入れることができる。
また、本実施形態では、電子機器は、後壁12に対して方向に突出した固定部30bと、後壁12に取り付けられ、開口部1aを前壁11とは反対側から覆う揺動カバー8(カバー)と、を備える。拡張カード6が収容室19に収容された状態において、固定部30bと揺動カバー8とが、被固定部6cを挟んだ。
このような構成によれば、被固定部6cを介して後端部6hを筐体2に固定することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…電子機器、2…筐体、3…通気カバー(押さえ部材)、6…拡張カード、6b…ピン、6c…被固定部、6g…前端部(第1端部)、6h…後端部(第2端部)、7…ファン、8…揺動カバー(カバー)、8a…板部、8b…固定部(第2固定部)、11…前壁(第1壁)、11a…開口部(第2開口部)、11b…凹部、12…後壁(第2壁)、17a…開口部(第3開口部)、19…収容室、20…開口部(第1開口部)、30b…固定部(第1固定部)、P1…第1姿勢、P2…第2姿勢。

Claims (4)

  1. 第1壁と、前記第1壁に対して前記第1壁の厚さ方向に沿う第1方向側に位置され前記第1壁と間隔を空けて対向する第2壁と、を有し、前記第1壁と前記第2壁との間に、凹状の収容室と前記収容室に通じた第1開口部とが設けられた、筐体と、
    前記第2壁に対して前記第1方向に突出した第1固定部と、
    板部と、前記板部から折り曲げられた第2固定部と、を有し、前記第2壁に揺動可能に取り付けられたカバーと、
    を備え、
    前記収容室は、前記第1壁に面する第1端部と、前記第2壁と面する第2端部と、前記第1端部から前記第2端部に向かう第2方向に前記第2端部から突出し前記筐体に固定される被固定部と、を有した拡張カードであって、前記第2方向が前記第1方向に沿う第1姿勢の前記拡張カードを収容し、
    前記第1開口部は、前記第1姿勢の前記拡張カードの通過を許容せず、前記第2方向が前記第1方向に対して傾斜する第2姿勢の前記拡張カードの移動を許容し、
    前記第1壁には、前記筐体の外部から前記第1開口部を介しての前記収容室への前記拡張カードの移動において前記第2姿勢の前記拡張カードの前記第1端部の進入が可能な第2開口部が設けられ、
    前記第2壁には、前記筐体の外部から前記第1開口部を介しての前記収容室への前記拡張カードの移動において前記第2姿勢の前記拡張カードの前記被固定部の進入が可能な第3開口部が設けられ、
    前記拡張カードが、前記筐体の外部からの前記収容室への収容において、前記第2姿勢から前記第1姿勢に変化されることにより前記収容室に収容され、
    前記拡張カードが前記収容室に収容された状態において、前記第1固定部と前記第2固定部とが前記被固定部を挟み、前記板部が前記第3開口部を前記第1壁と反対側から覆う、電子機器。
  2. 前記拡張カードは、前記第1端部から前記第1方向の反対方向に突出したピンを有し、
    前記第1壁には、前記第1方向と交差し前記第1開口部から前記収容室に向かう第3方向に前記第開口部から凹み、前記ピンが挿入される凹部が設けられた、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記拡張カードが前記収容室に収容された状態において前記凹部に挿入された前記ピンを前記第3方向から押さえる押さえ部材を備えた、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記筐体に収容されたファンと、
    前記ファンの動作により空気が通過する通気部が設けられ、前記第1壁に着脱可能であり、前記第1壁に取り付けられた状態で前記第2開口部を覆う通気カバーと、
    を備え、
    前記通気カバーが前記押さえ部材を兼ねる、請求項3に記載の電子機器。
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