JP2006155515A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

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Kazuhiro Fushimi
和宏 伏見
Katsumi Gocho
克己 牛腸
Kazumi Kotani
和己 小谷
Noribumi Shishido
範文 宍戸
Yoshimi Urushibata
芳実 漆畑
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Abstract

【課題】 一体的に構成された商品販売データ処理装置にあって、異なる機種間での部品の共通化と組み立て作業の容易化とを高い水準で実現させる。
【解決手段】 扁平形状のフレーム構造体であるコントロールボックスフレーム203に商品販売データ処理のために機能するハードウェア構成物204を収納し、これを扁平形状のフレーム構造体である本体フレーム152に引き出し自在に収納し、本体フレーム152の上部にキーボードユニット154とディスプレイユニット155とプリンタユニット156とを固定し、本体フレーム152の正面と背面と両側面とをそれぞれ複数個の化粧カバー(フロントカバー157、左右一対のサイドカバー158、バックカバー111)で覆うようにした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ECRやPOS端末等の商品販売データ処理装置に関する。
ECRやPOS端末等の商品販売データ処理装置は、各部を収納保持するハウジング、商品販売データ処理のために機能するハードウェア構成物、キーボード、ディスプレイ、プリンタ等の機械要素等が集合して構成されている。一般的には、それらの各構成要素は、ハウジングに収納されるかハウジングに固定されるかして、一体的に構成されている。
これに対して、特許文献1には、各部をユニット化して構成した電子式金銭登録機が開示されている。特に、特許文献1では、制御部ユニットを独立して使用できるようにすることを課題とし(段落0007)、金銭収納装置(ドロワ)の上部に制御部ユニットを載置し、この制御ユニットの前方上部に表示部を一体的に設けた表示制御ユニットを載置し、この表示制御ユニットに印字ユニットを載置し、表示制御ユニットの前方に位置させて金銭収納装置の上部にキー入力ユニットを載置することが開示されている(段落0008)。
特開平10−134248号公報
一体的に構成されたECRやPOS端末等の商品販売データ処理装置では、一般的に、ある機種と別の機種との間の部品の共通化が左程考慮されておらず、機種毎に専用設計がなされることが多い。また、異なる機種間で部品の共通化が行なわれるとしても、例えばハードディスクドライブ(HDD)を共通化するというような水準での共通化に始終する。このため、そのような部品の共通化は、部品コストの低減には役立つかもしれないが、組み立て作業の容易化に対する寄与度は極めて低い。
その中でも、特許文献1に記載された電子式金銭登録機では、例えば金銭収納装置や制御部ユニットの上部に他のユニットを載置するという構造上、複数のユニット間の組み合わせの可能性をもたらし、その組み合わせ自体も容易である。しかしながら、特許文献1に記載された電子式金銭登録機は、例えば金銭収納装置や制御部ユニットの上部に他のユニットを載置して使用するに過ぎない。この意味で、一体的に構成された商品販売データ処理装置とは別の種類の機器であると言えよう。
本発明の目的は、一体的に構成された商品販売データ処理装置にあって、異なる機種間での部品の共通化と組み立て作業の容易化とを高い水準で実現させることである。
本発明は、扁平形状のフレーム構造体であるコントロールボックスフレームに商品販売データ処理のために機能するハードウェア構成物を収納し、前記ハードウェア構成物を収納した前記コントロールボックスフレームを扁平形状のフレーム構造体である本体フレームに引き出し自在に収納し、前記本体フレームの上部にキーボードユニットとディスプレイユニットとプリンタユニットとを固定し、前記本体フレームの正面と背面と両側面とをそれぞれ複数個の化粧カバーで覆うようにした。
本発明によれば、商品販売データ処理装置を一体的に構成することができながら、ハードウェア構成物を収納したコントロールボックスフレームを本体フレームに引き出し自在に収納するという構造上、また、本体フレームの上部にキーボードユニットとディスプレイユニットとプリンタユニットとを固定するという構造上、さらに、本体フレームの正面と背面と両側面とをそれぞれ複数個の化粧カバーで覆うという構造上、ハードウェア構成物を収納したコントロールボックスフレーム、キーボードユニット、ディスプレイユニット、プリンタユニットを、それぞれ異なる機種間で適宜組み合わせて使用することが容易であり、しかも、その場合の組み立て作業も容易であり、したがって、異なる機種間での部品の共通化と組み立て作業の容易化とを高い水準で実現させることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図13に基づいて説明する。本実施の形態は、商品販売データ処理装置として、POS端末101への適用例を示す。
図1は、POS端末101をその正面側から示す斜視図である。図2は、POS端末101をその背面側から示す斜視図である。POS端末101は、手前右側にキーボード102、手前左側に紙幣置き103、奥右側にオペレータ用と客面用とのそれぞれのディスプレイ104a,104b、奥左側にプリンタ105が配置されて構成されている。
図3は、POS端末101のコントローラの斜視図である。コントローラ201は、コントロールボックスフレーム203にハードウェア構成物204を収納した構造のものである。コントロールボックスフレーム203は、その中央よりもやや先端側に段部205を有する。この段部205は、コントロールボックスフレーム203の切欠形状によって形成され、コントロールボックスフレーム203の先端側の高さを他の部分の高さよりも低くするように形成されている。
図4は、コントロールボックスフレーム203の斜視図である。コントロールボックスフレーム203は、扁平形状のフレーム構造体である。このようなコントロールボックスフレーム203は、図4に示すように、その内部が仕切り板SPによって仕切られ、正面から見て右側の空間と左側の空間とが3:1〜4:1程度の割合で区切られている。便宜上、仕切り板SPによって仕切られた右側の空間を右空間206、左側の空間を左空間207と呼ぶ。仕切り板SPにも、段部205を形成するための切欠形状が形成されている。
コントロールボックスフレーム203の右空間206の側の右側壁には、前方側に第1の排気用開口部208が形成され、第1の排気用開口部208以外の位置にはマザーボードを出し入れするためのマザーボード装着用開口部209が形成されている。マザーボード装着用開口部209の一部は、第2の排気用開口部209aを兼ねている。コントロールボックスフレーム203の右空間206の側の背面壁には、各種のコネクタ210(図9及び図3参照)を外部に露出させるための複数個のコネクタ用開口部211が形成されている。
コントロールボックスフレーム203の左空間207の側の左側壁には、冷却用開口部212が形成されている。コントロールボックスフレーム203の左空間207の側の背面壁には、第3の排気用開口部202が形成されている。そして、コントロールボックスフレーム203の前面壁には、各種の開口部213が形成されている。
図3に戻り、ハードウェア構成物204について説明する。コントロールボックスフレーム203の右空間206には、手前側に寄せてHDD214が配置され、その奥側には底面近くにマザーボード215が配置されている。マザーボード215は、図示しないCPUやメモリ等を搭載している。CPUは熱源となる。このため、CPUの上には第1のファン216が取り付けられている。この第1のファン216は、その排気口216aをコントロールボックスフレーム203のマザーボード装着用開口部209の一部に兼ねられた第2の排気用開口部209aに対面させて配置されている。マザーボード215は、マザーボード装着用開口部209を介してコントロールボックスフレーム203に引き出し自在に装着される。また、コントロールボックスフレーム203の右空間206には、第1の排気用開口部208の裏側に位置させて第2のファン217も取り付けられている。
コントロールボックスフレーム203の右空間206には、背面壁に取り付けられたコネクタ基板218が配置されている。このコネクタ基板218は、前述した複数個のコネクタ210(図9及び図3参照)を搭載する。
コントロールボックスフレーム203の右空間206には、仕切り板SPの側壁に取り付けられた接続用ボード219が配置されている。この接続用ボード219は、コネクタ210やHDD214等と図示しないリード線を介して接続され、これらのコネクタ210やHDD214等とマザーボード215に搭載されたCPUとを接続する役割を担う。この役割を果たすために、マザーボード215と接続用ボード219とには、コントロールボックスフレーム203に対するマザーボード215の装着動作に伴い接続される図示しないコネクタがそれぞれ設けられている。また、接続用ボード219には、拡張ボード220を装着するための拡張ボード用コネクタ221が複数個設けられており、これらの拡張ボード用コネクタ221には複数枚の拡張ボード220が差し込まれている。拡張ボード用コネクタ221に差し込まれた拡張ボード220は、接続用ボード219を介してマザーボード215に搭載されたCPUに接続される。
コントロールボックスフレーム203の左空間207には、奥側に位置させて電源ユニット222が収納され、手前側に位置させて電源保護装置(UPS)223が収納されている。熱源となる電源ユニット222の配置によって、左空間207からは熱を逃がす必要が生ずる。そこで、コントロールボックスフレーム203の背面壁には、その背面壁に形成された第3の排気用開口部202に位置させて図示しない第3のファンが取り付けられ、この第3のファンの作動によって左空間207から熱が逃がされる。また、電源ユニット222から発生した熱は、コントロールボックスフレーム203の冷却用開口部212からも逃がされる。
ここで、図3には図示しないが、電源ユニット222の一部は分割され、コントロールボックスフレーム203の右空間206の手前側において、HDD214と接続用ボード219との間の部分に配置されている。
以上説明した各種のハードウェア構成物204は、コントロールボックスフレーム203の段部205によって形成される当該段部205の上方空間に侵入しないように配置されている。つまり、段部205によって、コントロールボックスフレーム203には高さが低い先端側の部分と高さが高い部分とが形成されている。図3に示すように、第1のファン216、接続用ボード219の一部、拡張ボード220、電源ユニット222は、コントロールボックスフレーム203の高さが高い部分に配置され、高さが低い先端部分よりも高い位置に位置付けられている。これに対して、HDD214及び電源保護装置(UPS)223は、コントロールボックスフレーム203の高さが低い部分に配置され、コントロールボックスフレーム203の高さよりも低い位置に位置付けられている。
図5は、本体フレームに対して、ハードウェア構成物204を収納するコントロールボックスフレーム203とキーボードユニットとディスプレイユニットとプリンタユニットと各種カバー(フロントカバー、サイドカバー、バックカバー)とを装着する状態を示す分解斜視図である。POS端末101は、本体フレーム152に各部が支持されて構成されている。つまり、本体フレーム152は、扁平形状のフレーム構造体であり、先端側の高さを他の部分の高さよりも低くする第2の段部153を有する。このような本体フレーム152には、ハードウェア構成物204を収納した状態のコントロールボックスフレーム203が収納されている。そして、キーボード102及び紙幣置き103はキーボードユニット154として一体化され、第2の段部153の上面部分に固定される。奥右側に位置するオペレータ用と客面用とのそれぞれのディスプレイ104a,104bは、ディスプレイユニット155として一体化され、本体フレーム152の第2の段部153ではない部分の上面に固定される。そして、プリンタ105はプリンタユニット156として構成され、本体フレーム152の第2の段部153ではない部分の上面であって、ディスプレイユニット155の隣接位置に固定される。さらに、本体フレーム152の正面と両側面と背面とは、これらの正面と背面と両側面とにそれぞれ着脱自在に取り付けられるフロントカバー157と左右一対のサイドカバー158とバックカバー111とによって覆われている。これらのフロントカバー157と左右一対のサイドカバー158とバックカバー111とは、化粧カバーとして用いられる。
図6は、ディスプレイユニット155とプリンタユニット156とが装着された本体フレーム152に対して、キーボードユニット154とコントロールボックスフレーム203とフロントカバー157とを装着する状態を示す右側面図である。コントロールボックスフレーム203は、本体フレーム152の第2の段部153に段部205を位置付けるようにして本体フレーム152の後部より装着される。コントロールボックスフレーム203は、本体フレーム152に対して引き出し自在である。
図7は、コントロールボックスフレーム203が装着されてディスプレイユニット155とプリンタユニット156とバックカバー111とが装着された本体フレーム152に対して、キーボードユニット154とフロントカバー157とを装着する状態を示す右側面図である。図7に示すように、本体フレーム152にコントロールボックスフレーム203を装着させたなら、キーボードユニット154及びフロントカバー157を本体フレーム152に取り付け、さらに、図7には図示しないが左右一対のサイドカバー158を本体フレーム152に取り付け、これによってPOS端末101が完成する。
図8は、完成したPOS端末101を示す右側面図である。
なお、図6及び図7中、本体フレーム152に対して、ハードウェア構成物204が全く装着されていない状態のコントロールボックスフレーム203が装着される状態が示されている。この状態は、説明の便宜のために示しており、実際の製造時には、図5に示すように、本体フレーム152に対してハードウェア構成物204の全部又は一部が装着された状態のコントロールボックスフレーム203が装着されることになる。
図9は、バックカバー111を外した状態の背面側から見たPOS端末101とバックカバー111とPETフィルムシートとメッセージシートとバックパネルとを示す分解斜視図である。図9に示すように、バックカバー111を取り外すと、POS端末101の内部に収納されたコントローラ201の後部が露出する。
図9に示すように、コントローラ201の背面には各種のコネクタ210が配置されている。したがって、これらのコネクタ210には図示しない各種のコネクタが接続され、これらのコネクタ210に接続された図示しないコネクタがコントローラ201の背面から突出することになる。そこで、本実施の形態では、バックカバー111がそのようなコントローラ201の背面から突出する図示しないコネクタの配置空間を提供することになる。バックカバー111は、POS端末101の側面から見た側面形状が円弧状に出っ張って形成されているので、このような円弧状の出っ張り部分が図示しないコネクタの配置空間となる。
POS端末101の後部構造は、POS端末101の後部にバックカバー111が取り付けられ、このバックカバー111に二枚のシート112a,112bを介してバックパネル113が取り付けられて構成されている。二枚のシート112a,112bとして、一枚はPETフィルムシート112a、もう一枚はメッセージシート112bが用意されている。
図10は、バックカバー111をその外側から見た斜視図である。バックカバー111は、その後部側の背面部114が円弧状に形成された樹脂による射出成形品である。背面部114は、POS端末101の背面の略全幅に渡り、POS端末101の側面方向から見た側面形状が円弧状に出っ張って形成された円弧面である。このような背面部114は、バックカバー111の表面よりもやや奥まった位置に形成されている。こうして形成された背面部114の形状によって、バックカバー111の表面には段差115が形成されている。そして、背面部114には、その上部の左右位置及び中央位置の三ヶ所と下部の左右位置の二ヶ所との合計五ヶ所に連結孔116が形成され、下部の中央位置の一ヶ所に位置決め孔117が形成されている。
図11は、バックパネル113をその内側から見た斜視図である。バックパネル113は、バックカバー111に形成された背面部114の略全幅に渡り、その背面部114に沿った円弧状に形成された透光性を有する樹脂部材である。このようなバックパネル113には、その上辺の左右位置及び中央位置の三ヶ所と下部の左右位置の二ヶ所との合計五ヶ所に連結爪118が形成され、下辺の中央位置の一ヶ所に位置決め突起119が形成されている。五個の連結爪118は、弾性的に撓むように形成され、弾性力及び復元力を発揮する。これらの連結爪118は、バックカバー111に形成された連結孔116に撓みながら係合し、バックパネル113をバックカバー111に着脱自在に装着させる。また、こうして連結爪118が連結孔116に係合してバックパネル113がバックカバー111に装着された状態では、バックパネル113の位置決め突起119がバックカバー111の位置決め孔117に挿入され、バックパネル113とバックカバー111との連結状態をより確実にする。
このようなバックパネル113は、円弧状となった内側に、シートを保持するためのシート保持部120を有する。このシート保持部120は、上辺の左右位置及び中央位置の三箇所と下辺の左右中央の三箇所との合計六箇所の位置に形成された保持突起120a〜fによって形成されている。これらの保持突起120a〜fは、バックパネル113の円弧状となった内周面から所定の距離を隔ててその内周面に対向するように形成されている。そして、上辺の左右位置及び中央位置の三箇所に形成されたシート保持部120は、上辺の左右位置及び中央位置の三ヶ所に形成された連結爪118と一体的に形成されている。こうして形成されたシート保持部120は、バックパネル113の円弧内周形状に沿わせて配置した二枚のシート112a,112bの上下縁を位置決めすることにより、これらのシート112a,112bをその復元力によってバックパネル113に密着させて保持する。そこで、バックパネル113にシート保持部120によって保持された二枚のシート112a,112bは、背面部114とバックパネル113との間にそれぞれ位置付けられる。
図12は、バックパネル113とメッセージシート112bとPETフィルムシート112aとをその内側から見た斜視図である。メッセージシート112bは、その表面側、つまりPOS端末101の裏面側にメッセージ121が記録されたシート状物である(図9参照)。メッセージシート112bは、ある程度の柔軟性を有していればどのような素材によっても形成することができる。例えば、紙やプラスチックフィルム等をメッセージシート112bとして用いることができる。このようなメッセージシート112bは、例えばPOS端末101が用いられる店舗側で簡単に用意可能である。PETフィルムシート112aは、PETフィルムによって形成されたシートである。このPETフィルムシート112aは、ある程度の復元性を有するため、バックパネル113にシート保持部120によってメッセージシート112bと共に保持された場合、その復元力によってメッセージシート112bをバックパネル113の内周面に密着させる。
図13は、バックカバー111をその内側から見た斜視図である。図9に示すように、バックカバー111を取り外すと、POS端末101の内部に収納されたコントローラ201の後部が露出する。このコントローラ201の後部には、背面から見て右側に第3の排気用開口部202が形成されている。この第3の排気用開口部202の奥には、図示しない第3のファンが取り付けられ、コントローラ201の前方から後方に向けた空気流を生成する。そして、図9に示すように、POS端末101の左側面、背面から見て右側面にはその背面近くに位置させて左通風孔151が形成されている。この左通風孔151の形成位置は、左側のサイドカバー158の後方位置である。このような構造上、コントローラ201の第3の排気用開口部202から排出された空気流を左通風孔151からPOS端末101の外部に排気する必要がある。そこで、バックカバー111には、第3の排気用開口部202と左通風孔151とを連結する排気路122が形成され、この排気路122を介して第3の排気用開口部202から排出された空気流の流れの方向を直角に曲げ、左通風孔151からPOS端末101の外部に排気させるような構成が採用されている。この場合、第3のファンに対応して配置されている第3の排気用開口部202の配置高さに対して、左通風孔151は低い位置に配置されている。そこで、バックカバー111に形成された排気路122は、第3の排気用開口部202に対面する位置から左通風孔151に向かうに従い、下方向けて傾斜して形成されている。また、バックカバー111は、前述したように、樹脂の射出成形品である。そこで、図10に示すように、バックカバー111の表面側には、排気路122を一体成形するための凹部123が形成されている。この凹部123は、排気路122を形成するための金型に設けられた入子の形状が必然的にそのまま現れたものであり、それ自体は特段の機能を果たすものではない。
このような構成において、図1、図2及び図8から明白なように、本実施の形態のPOS端末101は、一体的に構成された一体型の外観態様を有する。このような外観態様は、本体フレーム152の上部にキーボードユニット154とディスプレイユニット155とプリンタユニット156とを固定し、本体フレーム152の正面と背面と両側面とをそれぞれ複数個の化粧カバー(フロントカバー157、左右一対のサイドカバー158、バックカバー111)で覆うことによって構成される。つまり、キーボードユニット154とディスプレイユニット155とプリンタユニット156とは、それぞれが独自の機能を有しながら、同時に、本体フレーム152をカバーリングする機能をも有することになる。
また、ハードウェア構成物204を収納したコントロールボックスフレーム203を本体フレーム152に引き出し自在に収納するという構造上、ハードウェア構成物204を収納したコントロールボックスフレーム203は汎用的な使い回しが可能である。例えば、ハードウェア構成物204を収納したコントロールボックスフレーム203を、本体フレーム152とは異なるフレーム構造体に収納させれば、全く異なる機種を構築することが可能となる。このような汎用性は、本体フレーム152の上部にキーボードユニット154とディスプレイユニット155とプリンタユニット156とを固定するという構造、そして、本体フレーム152の正面と背面と両側面とをそれぞれ複数個の化粧カバー(フロントカバー157、左右一対のサイドカバー158、バックカバー111)で覆うという構造によっても高められる。例えば、キーボードユニット154とディスプレイユニット155とプリンタユニット156とのいずれか一つ以上を異なるユニットで置き換えることで、別機種を構成することが可能となる。また、化粧カバーをなすフロントカバー157と左右一対のサイドカバー158とバックカバー111とのいずれか一つ以上を別の化粧カバー、例えば異なるデザインを有する化粧カバーに置き換えれば、全体のデザインを全く異なるものにすることができる。このため、ハードウェア構成物204を収納したコントロールボックスフレーム203、キーボードユニット154、ディスプレイユニット155、プリンタユニット156を、それぞれ異なる機種間で適宜組み合わせて使用することが容易となる。しかも、各部がユニット化されていることから、その場合の組み立て作業も容易である。したがって、本実施の形態のPOS端末101によれば、一体的に構成された一体型のPOS端末101でありながら、異なる機種間での部品の共通化と組み立て作業の容易化とを高い水準で実現させることができる。
次いで、本実施の形態のPOS端末101は、本体フレーム152に第2の段部153が設けられ、コントロールボックスフレーム107にもその第2の段部153に位置付けられる段部109が設けられている。このため、本体フレーム152の第2の段部153をキーボードユニット154の設置空間として提供し、キーボード102の高さを低くしたいという一体型のPOS端末101に求められる形態上の要求を満足させることができる。
さらに、本実施の形態のPOS端末101によれば、バックカバー111とバックパネル113との間にシート112を位置させることができ、一方のメッセージシート112bに記載されたメッセージ121を顧客に提供することができる。この際、バックカバー111及びバックパネル113は、顧客に対面するPOS端末101の背面の略全幅に渡り形成されているので、メッセージシート112bも同様にPOS端末101の背面の略全幅に渡り位置付けることができる。
ここで、メッセージシート112bは、シート保持部120を構成する六つの保持突起120a〜fとバックパネル113の内周面との間にPETフィルムシート112aと共に挟み込むだけで、容易にバックパネル113に装着することができる。この際、二枚のシート112はバックパネル113の円弧形状に沿って湾曲するために復元力が作用し、元の形状に復元しようとする。とりわけ、PETフィルムシート112aの復元力が強い。これにより、メッセージシート112bはPETフィルムシート112aの復元力によってバックパネル113の内周面に押し付けられ、バックパネル113の内周面に密着する。これにより、メッセージシート112bは弛みなく綺麗な状態でバックパネル113に装着される。
そして、メッセージシート112bに記載されるメッセージ121は、例えばPOS端末101が設置される店舗等において容易に作成可能である。このため、店側から発信するメッセージ121を簡易な手法で顧客に提供することができる。
加えて、コントロールボックスフレーム203の左空間207には、奥側に位置させて電源ユニット222が収納されていることから、熱源となる電源ユニット222によって発生した熱を左空間207から逃がす必要が生ずる。この排熱を担っているのがコントロールボックスフレーム203の左空間207における背面壁に配置された図示しない第3のファン及び第3の排気用開口部202である。つまり、第3のファンは、コントロールボックスフレーム203の左空間207において前方から後方への空気流を生成し、第3の排気用開口部202からコントローラ201の外部に排熱する。この後、コントローラ201の外部に排熱された熱を伴う空気流は、バックカバー111に形成された排気路122によってその進行方向を直角に曲げられ、左側のサイドカバー158の後方位置に形成された左通風孔151よりPOS端末101の外部に排気される。この際、排気路122は第3の排気用開口部202に対面する位置から左通風孔151に向かうに従い下方向けて傾斜して形成されていることから、高温の排気流はPOS端末101の左側面から下方に向けて排気されることになる。これにより、排気流が顧客の方向に向かってしまうことを回避することができる。しかも、このような排気の流路を採用することで、メッセージシート112bの幅をPOS端末101の略全幅に渡り確保することができ、顧客に対してより効果的にメッセージ伝達を行なうことができる。
本発明の実施の一形態として、POS端末をその正面側から示す斜視図である。 POS端末をその背面側から示す斜視図である。 POS端末のコントローラ(コントロールボックスフレームにハードウェア構成物が収納されたもの)の斜視図である。 コントロールボックスフレームの斜視図である。 本体フレームに対して、ハードウェア構成物を収納するコントロールボックスフレームとキーボードユニットとディスプレイユニットとプリンタユニットと各種カバー(フロントカバー、サイドカバー、バックカバー)とを装着する状態を示す分解斜視図である。 ディスプレイユニットとプリンタユニットとが装着された本体フレームに対して、キーボードユニットとコントロールボックスフレームとフロントカバーとを装着する状態を示す右側面図である。 コントロールボックスフレームが装着されてディスプレイユニットとプリンタユニットとバックカバーとが装着された本体フレームに対して、キーボードユニットとフロントカバーとを装着する状態を示す右側面図である。 全体の右側面図である。 バックカバーを外した状態の背面側から見たPOS端末とバックカバーとPETフィルムシートとメッセージシートとバックパネルとを示す分解斜視図である。 バックカバーをその外側から見た斜視図である。 バックパネルをその内側から見た斜視図である。 バックパネルとメッセージシートとPETフィルムシートとをその内側から見た斜視図である。 バックカバーをその内側から見た斜視図である。
符号の説明
152:本体フレーム, 153:第2の段部, 154:キーボードユニット
155:ディスプレイユニット, 156:プリンタユニット, 157、158、111:化粧カバー(フロントカバー、サイドカバー、バックカバー), 203:コントロールボックスフレーム, 204:ハードウェア構成物, 205:段部

Claims (4)

  1. 扁平形状のフレーム構造体であるコントロールボックスフレームと、
    前記コントロールボックスフレームに収納されて商品販売データ処理のために機能するハードウェア構成物と、
    扁平形状のフレーム構造体であって、前記ハードウェア構成物を収納した前記コントロールボックスフレームを引き出し自在に収納する本体フレームと、
    前記本体フレームの上部に固定されるキーボードユニットと、
    前記本体フレームの上部に固定されるディスプレイユニットと、
    前記本体フレームの上部に固定されるプリンタユニットと、
    前記本体フレームの正面と背面と両側面とをそれぞれ覆う複数個の化粧カバーと、
    を備える商品販売データ処理装置。
  2. 前記コントロールボックスフレームは、先端側の高さを他の部分の高さよりも低くする段部を有し、
    前記本体フレームは、先端側の高さを他の部分の高さよりも低くする第2の段部を有し、
    前記本体フレームは、前記コントロールボックスフレームの段部を前記第2の段部に位置付けた状態で前記コントロールボックスフレームの収納を許容する、請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記キーボードユニットは、前記本体フレームの前記第2の段部に固定され、
    前記ディスプレイユニット及び前記プリンタユニットは、前記本体フレームの前記第2の段部以外の上部に固定される。
    請求項2記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記本体フレームは、前記コントロールボックスフレームを後部より引き出し自在に収納する、請求項1、2又は3記載の商品販売データ処理装置。
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