JP7035985B2 - 産業車両 - Google Patents

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この発明は、産業車両に関する。
産業車両であるトーイングトラクターでは、エンジンルームと運転席とは、プロテクタと称される板状の仕切り部材によって仕切られている。仕切り部材のエンジンルーム側の面には、通常、電子機器が取り付けられている。仕切り部材には、電子機器と接続される配線を通すための通孔や電子機器等を仕切り部材に取り付けるためのボルトを挿通する通孔が形成されている。また、仕切り部材には、仕切り部材の汎用性を高めるためにオプション仕様では使用されるが標準仕様では使用されない通孔が存在する。従来では、仕切り部材を流下する雨水等の水がこれらの通孔を通じてエンジンルームから運転席へ進入しないように、流動性の樹脂材料を塗布し、固まった樹脂材料がシール部材となって通孔を塞ぐようにしている。
車両の防水に関する従来技術として、例えば、特許文献1には、室内空間とフロントコンパートメントとしてのエンジンルームがダッシュパネルで区画されている車両が開示されている。車両のエンジンルーム内には、ダッシュパネルの前側にサブダッシュパネルが設けられており、このサブダッシュパネルは、ダッシュパネルとの間に水分を嫌う電子部品であるバッテリーを収容する電子部品収容室を画成している。この電子部品収容室はその上部開口部がカバーで覆われる。
特開2009-83637号公報
しかしながら、仕切り部材の通孔にシール部材を形成する樹脂材料を塗布する作業は、単に通孔を塞ぐだけでなく、見栄えも良くする必要があり、人手による熟練の技術が必要であり、塗布作業に要する工数も嵩むという問題がある。特に、産業車両の生産台数が多くなるにつれて、シール部材を形成する樹脂材料の塗布作業が製造過程において隘路となる傾向が強まる。一方、特許文献1に開示されたカバーは、単に、水分を嫌う電子部品に水がかからないようにするための部材に過ぎない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、仕切り部材の通孔を通じた運転席への水の進入を防止することができるとともに、量産化に好適な産業車両の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、車体における運転席とエンジンルームとを仕切る仕切り部材と、前記仕切り部材に取り付けられる電子機器と、を備えた産業車両において、前記仕切り部材に形成され、前記運転席と前記エンジンルームとを連通する通孔と、 前記エンジンルームにて前記電子機器および前記通孔の上方に位置し、前記仕切り部材を挟んで前記運転席の反対側下方に向けて延在するプレート部材と、を備え、前記プレート部材は、前記エンジンルームにて流下する水を前記通孔から離間するように誘導する流水誘導部を有することを特徴とする。
本発明では、プレート部材が、仕切り部材に取り付けられた電子機器および仕切り部材の通孔の上方に位置し、仕切り部材を挟んで運転席の反対側下方に向けて延在する。このため、エンジンルームにて仕切り部材の近くを流下する水は、プレート部材が有する流水誘導部によって通孔から離間する方向へ誘導され、通孔への水の進入は妨げられる。その結果、仕切り部材の通孔を通じた運転席への水の進入を防止することができる。また、プレート部材を設ける作業は、シール部材を形成する樹脂材料の塗布作業と比較すると簡単であり、作業時間も短時間である。
また、上記の産業車両において、前記プレート部材は、前記電子機器に固定されている構成としてもよい。
この場合、プレート部材を電子機器に固定することにより、プレート部材を仕切り板に固定する場合と比較すると、プレート部材を取り付け易くすることができる。
また、上記の産業車両において、前記プレート部材の上部にて前記仕切り部材と前記プレート部材との間に弾性部材が介在されている構成としてもよい。
この場合、隙間に介在させた弾性部材は、仕切り部材とプレート部材との間の隙間を通じた通孔への水の進入を防止することができる。また、プレート部材の上部にて仕切り部材とプレート部材との間に隙間を設けてもよいので、プレート部材をより簡単に設けることができる。
また、上記の産業車両において、前記プレート部材の下部は、前記運転席の反対側上方へ折り返された折り返しを有する構成としてもよい。
この場合、プレート部材の下部における折り返しは、プレート部材の流水誘導部を流れる水の勢いを弱めることができる。その結果、水が周囲に飛散しにくくなり、電子機器を水から保護することができる。
また、上記の産業車両において、前記車体の幅方向において複数の前記プレート部材が配設されている構成としてもよい。
この場合、車体の幅方向において複数のプレート部材を配設することで、仕切り部材において通孔が存在する箇所の上方にプレート部材を設けることができるとともに、通孔が存在しない箇所の上方にプレート部材を設けないようにすることが可能となる。また、複数のプレート部材が配設されることで、エンジンルーム内のスペースの制約に対応してプレート部材を設けることができる。
本発明によれば、仕切り部材の通孔を通じた運転席への水の進入を防止することができるとともに、量産化に好適な産業車両を提供することができる。
第1の実施形態に係るトーイングトラクターを示す側面図である。 トーイングトラクターにおけるエンジンルームの要部斜視図である。 トーイングトラクターにおけるエンジンルームの要部の断面側面図である。 仕切り板およびプレート部材の斜視図である。 プレート部材の斜視図である。 第2の実施形態に係るトーイングトラクターにおけるエンジンルームの要部の断面側面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る産業車両としてのトーイングトラクターについて図面を参照して説明する。本実施形態のトーイングトラクターは運転席が覆われたキャビンタイプのトーイングトラクターである。なお、方向を特定する「前後」、「左右」および「上下」については、トーイングトラクターのオペレータが運転席の運転シートに着座して、トーイングトラクターの前進側を向いた状態を基準として示す。
図1に示すように、トーイングトラクター10の車体11の中央付近には運転席12が設けられており、車体11における運転席12の前方にはエンジン13が収容されるエンジンルーム14が位置する。エンジンルーム14の上方は、車体11が備える開閉可能なボンネット15によって覆われている。車体11の前部には前輪としての操舵輪16が設けられ、車体11の後部には後輪としての駆動輪17が設けられている。エンジン13と駆動輪17との間には、エンジン13の走行駆動力は駆動輪17へ伝達する動力伝達機構(図示せず)が設けられている。本実施形態のトーイングトラクター10は、車体11に搭載されたエンジン13の動力により走行するエンジン式のトーイングトラクターである。
車体11における運転席12には、オペレータが着座可能な運転シート18が左右に並設されている。図1では運転シート18の一部のみが示される。運転シート18の前方には、ハンドルコラム(図示せず)が設けられている。ハンドルコラムには操舵輪16の操舵角を変更するためのステアリングホイール19が装着されている。
本実施形態のトーイングトラクター10は、運転席12を覆うキャビン部20を有している。キャビン部20の前部にはフロントウインドウ21が備えられ、キャビン部20の後部にはリヤウインドウ22が備えられている。また、キャビン部20の側部には開閉ドア23が備えられているほかサイドウインドウ24が備えられている。オペレータの運転席12へ乗降は開閉ドア23を開閉して行われる。キャビン部20の上部にはルーフ25が備えられている。
車体11の後部には、台車等の被牽引車を連結するドローバ装置26が設けられている。運転シート18の後方にはドローバ操作レバー27が設けられている。オペレータによるドローバ操作レバー27の操作により、ドローバ装置26に対する被牽引車の連結又は連結解除が行われる。ドローバ操作レバー27は、オペレータが運転シート18に着座した状態で、オペレータの手が届くキャビン部20内に設けられている。
図2、図3に示すように、トーイングトラクター10は、運転席12とエンジンルーム14とを仕切る板状の仕切り部材31を備えている。仕切り部材31は鉄製であり、仕切り部材31の幅方向における両端部が車体11に固定され、仕切り部材31の下端部は、運転席12の床と接続されている。図3、図4に示すように、仕切り部材31は板本体32と板本体32の上部に固定されている天板体33を有している。板本体32は、主に運転席12とエンジンルーム14を仕切る部位であり、床面から上方のからやや後方へ向けて延在する下板部34と、下板部34の上端から上方やや前方へ向けて延在する上板部35と、を有している。天板体33は上板部35の上端に接続されており、前方に向けて突出する。天板体33の上部にはキャビン部20の前部が接続されている。
本実施形態では、板本体32のエンジンルーム14側の板面には複数の電子機器36が取り付けられている(図2を参照)。電子機器36は、例えば、タイマーやリレーである。図3に示すように、電子機器36は、本体部37と本体部37を覆うカバー部38を有している。カバー部38は倒立略U字状の断面を有しており、水や塵埃等の異物の本体部37への進入を防止する。本体部37およびカバー部38は、板本体32に固定されている。また、板本体32は多数の通孔を備えている。板本体32の多数の通孔は、電子機器36に接続される配線39を挿通するための通孔40と、電子機器36や配線39を固定するためのボルト41を挿通する通孔42である。これらの通孔40、42は、運転席12とエンジンルーム14を連通する通孔であるが、トーイングトラクター10の仕様に応じて使用される通孔と使用されない通孔が存在する。例えば、トーイングトラクター10の仕様が標準仕様ではなく、オプション機能が付加されたオプション仕様の場合では、オプション機器が設けられることから、標準仕様では利用されなかった通孔40、42を配線39やボルト41のために使用する場合がある。
トーイングトラクター10は、エンジンルーム14にて電子機器36および通孔40、42の上方に位置するプレート部材45を備えている。図2、図4に示すように、車体11の幅方向において右プレート部材45Rおよび左プレート部材45Lが配設されている。右プレート部材45Rは、車体11の幅方向における右側に位置し、左プレート部材45Lは右プレート部材45Rの左側に位置する。図4、図5に示すように、右プレート部材45Rと左プレート部材45Lの間には間隙Gが設けられており、間隙Gにはボンネット15の開閉のための右側のボンネットダンパー46Rが位置する(図2を参照)。仕切り部材31において間隙Gの下方には、通孔40、42は存在しない。プレート部材45(45R、45L)は、電子機器36のカバー部38にボルト41により締結されている。図2では、説明の便宜上、ボンネット15の図示を省略している。
図3、図5に示すように、プレート部材45(45R、45L)は、電子機器36の前部に位置する下プレート部47(47R、47L)と、下プレート部47の上端から天板体33の前部下方に延在する上プレート部48(48R、48L)と、を有する。下プレート部47には、ボルト挿通用の複数の貫通孔49(49R、49L)が形成されている。下プレート部47の下端はカバー部38の下端とほぼ同じ高さである。下プレート部47は、カバー部38の前部に沿った傾斜角度であり、上プレート部48は、仕切り部材31の天板体33とほぼ平行である。上プレート部48と天板体33との間には、弾性部材としてのスポンジ部材50が介在されている。
スポンジ部材50は、エンジンルーム14へ流下する水が仕切り部材31へ流れ込まないようにする防水堰とするために設けられている。スポンジ部材50が弾性変形することにより、プレート部材45を組み付けるときに作業者は、上プレート部48と天板体33とのクリアランスを意識することなくプレート部材45を電子機器36への組み付けできる。
下プレート部47および上プレート部48のエンジンルーム14側の板面は、流水誘導部に相当する。流水誘導部はエンジンルーム14へ流下する水を通孔40、42から離間させるように誘導する。プレート部材45の下端は、前方へ向けて折り返された折り返し51(51R、51L)が形成されている。折り返し51は、プレート部材45の強度を向上する機能のほか、下プレート部47および上プレート部48のエンジンルーム14側の板面を流れる水の流速を低減させる機能を有する。
図4、図5に示すように、右プレート部材45Rの折り返し51は、下端の幅方向にわたって形成されている。左プレート部材45Lの折り返し51は、下端の一部のみに形成されている。なお、左プレート部材45Lには、左側のボンネットダンパー46Lが入り込むための第1切り欠き52が上プレート部48から下プレート部47の上部にわたって形成されている。また、左プレート部材45Lには、エンジンルーム14に設けられたブレーキブースター53との干渉を回避するための第2切り欠き54が形成されている。仕切り部材31において第1切り欠き52、第2切り欠き54の下方には、通孔40、42は存在しない。
次に、本実施形態に係るトーイングトラクター10の作用について説明する。雨天等のようにトーイングトラクター10に対する降水が発生すると、例えば、フロントウインドウ21に沿って流れる水は、仕切り部材31の天板体33に到達する。天板体33に到達した水はさらにエンジンルーム14に進入して、プレート部材45のエンジンルーム14側の板面に沿って流下する。図3では水の流れを白抜矢印にて示す。プレート部材45の上プレート部48は下プレート部47と比較して緩勾配の傾斜面を有するので、水量によっては天板体33に到達した水の一部は後方へ向かうが、スポンジ部材50によって後方への水の進入は阻止される。
プレート部材45の流水誘導部であるエンジンルーム14側の板面に沿って流下する水は、下方へ向かうにつれて流速が増大するが、折り返し51に衝突することにより流速は低下する。折り返し51に衝突した水は、折り返し51の前方へ流れるほか、折り返し51に沿って幅方向に流れ、折り返し51の幅方向の端部から下方へ流下する。従って、プレート部材45を流下する水は、仕切り部材31の通孔40、42から離間する方向へ誘導され、通孔40、42に到達することはなく、通孔40、42を通じて運転席12に水が進入することはない。
本実施形態のトーイングトラクター10は以下の作用効果を奏する。
(1)プレート部材45が、仕切り部材31に取り付けられた電子機器36および仕切り部材31の通孔40、42の上方に位置し、仕切り部材31を挟んで運転席12の反対側下方に向けて延在する。このため、エンジンルーム14にて仕切り部材31の近くを流下する水は、プレート部材45が有する流水誘導部によって通孔40、42から離間する方向へ誘導され、通孔40、42への水の進入は妨げられる。その結果、仕切り部材31の通孔40、42を通じた運転席12への水の進入を防止することができる。また、プレート部材45を設ける作業は、シール部材を形成する流動性の樹脂材料の塗布作業と比較すると簡単であり短時間で済むことができる。
(2)プレート部材45を電子機器36に固定することにより、プレート部材45を仕切り部材31に固定する場合と比較すると、プレート部材45を取り付け易くすることができる。
(3)プレート部材45の上部にて仕切り部材31の天板体33とプレート部材45の上プレート部48との間に弾性部材としてのスポンジ部材50が介在されている。このため、仕切り部材31の天板体33とプレート部材45の上プレート部48との間に隙間を設けてもよいので、プレート部材45をより簡単に設けることができる。また、隙間に介在させたスポンジ部材50は、仕切り部材31とプレート部材45との間の隙間を通じた通孔40、42への水の進入を防止することができる。また、弾性部材がスポンジ部材50であるから、例えば、ウエザーストリップを設ける場合と比較すると、材料費が安価となり、組付作業の工数も低減できるほか、板金加工も不要である。よって、弾性部材をスポンジ部材50とすることにより製作コストを抑制することができる。
(4)プレート部材45の下部は、運転席12の反対側上方へ折り返された折り返し51を有する。このため、プレート部材45の下部における折り返し51は、プレート部材45の流水誘導部を流れる水の勢いを弱めることができる。その結果、水がプレート部材45の周囲に飛散しにくくなり、電子機器36を水から保護することができる。
(5)車体11の幅方向において複数のプレート部材45(45R、45L)が配設されている。このため、車体11の幅方向において複数のプレート部材45を配設することで、仕切り部材31において通孔40、42が存在する箇所の上方にプレート部材45を設けることができるとともに、通孔40、42が存在しない箇所の上方にプレート部材45を設けないようにすることが可能となる。また、複数のプレート部材45を配設することでエンジンルーム14内のスペースの制約に対応してプレート部材を設けることができる。
(6)左プレート部材45Lに第1切り欠き52を設けることにより、左側のボンネットダンパー46Lとの干渉を回避することができるほか、左プレート部材45Lを左側のボンネットダンパー46Lと重畳する位置にて分割することなく、左プレート部材45Lを幅方向に設けることができる。また、第2切り欠き54を設けることにより、エンジンルーム14に配設された機器であるブレーキブースター53と左プレート部材45Lとの干渉を回避することができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態に係るトーイングトラクターについて説明する。本実施形態のトーイングトラクターでは、プレート部材の構成が第1の実施形態と異なる。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成については第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
図6に示すように、本実施形態のトーイングトラクター60が備えるプレート部材61は、上プレート部48の後端からさらに延在する後方延長部62を備えている。後方延長部62は上プレート部48よりも大きな勾配を有する傾斜面を有している。従って、プレート部材61によって、水は上プレート部48から後方へ進入し難くなる。また、後方延長部62が形成されていることにより、プレート部材61の強度がより向上される。
本実施形態のトーイングトラクター60は、第1の実施形態の作用効果(1)、(2)、(4)~(6)と同等の作用効果を奏する。また、後方延長部62を備えることにより、スポンジ部材50を用いることなく後方への水の進入を妨げることができるほか、後方延長部62を備えないプレート部材61と比較してよりプレート部材61の強度を向上させることができる。図6では水の流れを白抜矢印にて示す。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、プレート部材が電子機器に固定されているとしたがこの限りではない。プレート部材は、例えば、仕切り板に固定されてもよく、この場合、電子機器のカバー部を省略することが可能となる。プレート部材の固定先は特に限定されない。
○ 上記の実施形態では、プレート部材の上部にて仕切り部材とプレート部材との間に弾性部材としてのスポンジ部材を介在したが、弾性部材はスポンジ部材に限定されない。弾性部材は、例えば、ゴムラバーのようにプレート部材および仕切り板を変形させることなく弾性変形することが可能な部材であればよい。
○ 上記の実施形態では、プレート部材の下部は、運転席の反対側上方へ折り返された折り返しを有したがこの限りではない。折り返しは必須の構成ではなく、折り返しを備えないプレート部材であってもよい。
○ 上記の実施形態では、車体の幅方向において複数のプレート部材が配設されたが、これに限らない。車体の幅方向において単一のプレート部材を設けるようにしてもよい。また、車体の幅方向において複数のプレート部材を配設する場合、プレート部材の数は2個に限らず、3個以上のプレート部材を配設してもよい。
○ 上記の実施形態では、産業車両としてのトーイングトラクターの例について説明したが、産業車両はトーイングトラクターに限定されない。小型牽引車などのように、エンジンルームと運転席とを仕切る仕切り部材を有する車両であればよい。
10、60 トーイングトラクター
11 車体
12 運転席
13 エンジン
14 エンジンルーム
20 キャビン部
26 ドローバ装置
27 ドローバ操作レバー
31 仕切り部材
36 電子機器
37 本体部
38 カバー部
39 配線
40、42 通孔
45、61 プレート部材
45R 右プレート部材
45L 左プレート部材
50 スポンジ部材(弾性部材)
51 折り返し
52 第1切り欠き
54 第2切り欠き
62 後方延長部

Claims (5)

  1. 車体における運転席とエンジンルームとを仕切る仕切り部材と、
    前記仕切り部材に取り付けられる電子機器と、を備えた産業車両において、
    前記仕切り部材に形成され、前記運転席と前記エンジンルームとを連通する通孔と、
    前記エンジンルームにて前記電子機器および前記通孔の上方に位置し、前記仕切り部材を挟んで前記運転席の反対側下方に向けて延在するプレート部材と、を備え、
    前記プレート部材は、前記エンジンルームにて流下する水を前記通孔から離間するように誘導する流水誘導部を有することを特徴とする産業車両。
  2. 前記プレート部材は、前記電子機器に固定されていることを特徴とする請求項1記載の産業車両。
  3. 前記プレート部材の上部にて前記仕切り部材と前記プレート部材との間に弾性部材が介在されていることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
  4. 前記プレート部材の下部は、前記運転席の反対側上方へ折り返された折り返しを有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の産業車両。
  5. 前記車体の幅方向において複数の前記プレート部材が配設されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項記載の産業車両。
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