JP6851244B2 - 多目的車両 - Google Patents
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本発明は、多目的車両において座席の横外側にカバー体を備える場合、生産性の良いカバー体の支持構造を得ることを目的としている。
前輪及び後輪と、
前記前輪及び前記後輪の間に設けられた座席と、
前記座席の後側に設けられた荷台と、
右及び左の前支柱と右及び左の後支柱とを有し、前記座席を囲むように設けられたロプスフレームとが備えられ、
前記座席の横外側に設けられた手すりフレームと、
側面視で前記手すりフレームの前端部よりも後側に設けられ、且つ、前記手すりフレームに取り付けられて上側に延出されているカバー体とが備えられている。
この場合、手すりフレームは比較的小さな構造体であるので、手すりフレームにカバー体を取り付けたとしても、手すりフレーム及びカバー体も比較的小さな構造体となる。事前に手すりフレームにカバー体を取り付けておいても、手すりフレーム及びカバー体を、一つの構造体として比較的容易に取り扱うことができる。
本発明の多目的車両は、
前輪及び後輪と、
前記前輪及び前記後輪の間に設けられた座席と、
前記座席の後側に設けられた荷台と、
右及び左の前支柱と右及び左の後支柱とを有し、前記座席を囲むように設けられたロプスフレームとが備えられ、
前記座席の横外側に設けられた手すりフレームと、
前記手すりフレームに取り付けられて上側に延出されているカバー体とが備えられ、
前記カバー体が、前記手すりフレームに連結されて上側に延出されたフレーム部と、左右方向に向く第1面部及び第2面部が左右方向に所定間隔を開けて設けられたカバー部とを有しており、
前記第1面部と前記第2面部との間に前記フレーム部が挿入されて、前記カバー部が前記フレーム部に取り付けられる。
本発明によると、カバー体が手すりフレームに取り付けられて上側に延出され、カバー体が座席の横外側に配置されている。
この場合、手すりフレームは比較的小さな構造体であるので、手すりフレームにカバー体を取り付けたとしても、手すりフレーム及びカバー体も比較的小さな構造体となる。事前に手すりフレームにカバー体を取り付けておいても、手すりフレーム及びカバー体を、一つの構造体として比較的容易に取り扱うことができる。
これにより、本発明によると、例えば、事前に手すりフレームにカバー体を取り付けておいて、手すりフレーム及びカバー体の構造体を、車体に取り付けるという生産工程の場合、取付作業の容易化を図ることができ、生産能率の向上を図ることができる。
本発明によると、例えば座席の右及び左の横外側にカバー体を備える場合、右のカバー体において、カバー部の第1面部が座席側に向き、カバー部の第2面部が座席の横外側に向くことになる。左のカバー体において、カバー部の第2面部が座席側に向き、カバー部の第1面部が座席の横外側に向くことになる。
前述とは異なる構成として、座席の右及び左の横外側にカバー体を備える場合、右及び左のカバー体においてカバー部の第1面部及び第2面部を左右方向で入れ換えると、右及び左のカバー体において、カバー部の第1面部が座席側に向き、カバー部の第2面部が座席の横外側に向くようにすることができる。同様に、カバー部の第1面部が座席の横外側に向き、カバー部の第2面部が座席側に向くようにすることができる。
これにより、本発明によると、座席の右及び左の横外側にカバー体を備える場合、右及び左のカバー体を共通のものにすることができるので、生産コストの低減の面で有利なものとなる。
本発明によると、カバー部の第1面部と第2面部との間にフレーム部が挿入されて、カバー体となることにより、フレーム部がカバー部により覆われる状態となるので、カバー体の外観の面で見栄えの良いものとなる。
前記手すりフレームが、上下方向に沿った縦向き部と、前後方向に沿った横向き部とを有しており、
前記カバー体が、前記横向き部に取り付けられて上側に延出されていると好適である。
本発明によると、手すりフレームの横向き部を有効に利用して、カバー体を手すりフレーム(横向き部)から上側に無理なく延出することができる。
前記手すりフレームが、前記後支柱の前側近傍に設けられて、
前記カバー体が、前記後支柱の前側で前記後支柱に沿って上側に延出されていると好適である。
図1及び図2に多目的車両の全体が示されており、車体フレーム3の前部に、右及び左の前輪1が支持され、車体フレーム3の後部に、右及び左の後輪2が支持されている。車体フレーム3において、前輪1と後輪2との間に運転部4が備えられており、運転部4の前側にボンネット5及びフロントバンパー6が備えられ、運転部4の後側に荷台7が備えられている。
図1,2,3,4に示すように、左側の運転座席13(座席に相当)及び右側の補助座席14(座席に相当)が備えられており、運転座席13及び補助座席14は、座部13a,14a及び背もたれ部13b,14bが備えられている。
運転部4の下部の右部及び左部に、ドア19が備えられており、ドア19の前部に連結されたヒンジ20により、ドア19の前部を支点としてドア19が開閉自在である。
運転座席13及び補助座席14の後側に、運転座席13及び補助座席14と荷台7とを仕切る仕切り板21が備えられている。
図1,2,3,4に示すように、ロプスフレーム22が、車体フレーム3に連結されており、運転座席13及び補助座席14を囲むように運転部4に備えられている。
右の後支柱24は、補助座席14の背もたれ部14bの後側の右の横外側に配置され、左の後支柱24は、運転座席13の背もたれ部13bの後側の左の横外側に配置されている。
図1,3,4に示すように、運転座席13の左の横外側及び補助座席14の右の横外側で、ロプスフレーム22の後支柱24の前側近傍に、手すりフレーム30が備えられている。
これにより、手すりフレーム30の縦向き部30aが、運転座席13の座部13aの左の横外側に位置し、手すりフレーム30の横向き部30bが、運転座席13の背もたれ部13bの左の横外側に位置している。
これにより、手すりフレーム30の縦向き部30aが、補助座席14の座部14aの右の横外側に位置し、手すりフレーム30の横向き部30bが、補助座席14の背もたれ部14bの右の横外側に位置している。
図1,2,3,4に示すように、運転座席13の左の横外側及び補助座席14の右の横外側に、カバー体33が備えられている。図5及び図6に示すように、カバー体33は、フレーム部34とカバー部35とを備えている。
運転部4の右部において、カバー体33が、補助座席14の背もたれ部14bの右の横外側に位置し、右の後支柱24の前側で右の後支柱24に沿って上側に延出された状態となる。
これにより、図8に示すように、運転部4の左部のカバー体33において、カバー部35の第1面部35aが運転座席13の左の横外側に向き、カバー部35の第2面部35bが運転座席13側に向く。運転部4の右部のカバー体33において、カバー部35の第1面部35aが補助座席14側に向き、カバー部35の第2面部35bが補助座席14の右の横外側に向く。
カバー体33を、手すりフレーム30の横向き部30bではなく、手すりフレーム30の縦向き部30a又は斜め部30cに取り付けて上側に延出してもよい。
カバー体33を手すりフレーム30のみに取り付けるのではなく、カバー体33を手すりフレーム30に取り付けて上側に延出し、カバー体33の上部をロプスフレーム22の後支柱24に取り付けてもよい。
右及び左のカバー体33において、カバー部35を側面視で左右対称の形状としてもよい。
同様に、右及び左のカバー体33において、カバー部35の第1面部35aが運転座席13及び補助座席14の横外側に向き、カバー部35の第2面部35bが運転座席13及び補助座席14側に向くようにすることができる。
カバー体33において、所定間隔を置いて第1面部35a及び第2面部35bを備えたカバー部35ではなく、1枚の板状のカバー部35としてもよい。
この構造によると、フレーム部34の運転座席13側(補助座席14側)の部分に、カバー部35を取り付ければよく、フレーム部34を露出する状態とすればよい。
手すりフレーム30において、横向き部30bの前側から下側に延出される前の縦向き部30aに加えて、横向き部30bの後側から下側に延出される後の縦向き部30aを備えて、手すりフレーム30を側面視でアーチ状に形成してもよい。
この構造によると、手すりフレーム30の後の縦向き部30aの下部を、ロプスフレーム22以外の部分に連結するようにしてもよい。
手すりフレーム30の横向き部30bを運転座席13及び補助座席14の座部13a,14aと略同じ高さに位置するように配置し、手すりフレーム30に取り付けられたカバー体33が、運転座席13及び補助座席14の座部13a,14aと略同じ高さの位置から上側に延出されるようにしてもよい。
運転座席13及び補助座席14の後側にも座席(図示せず)を備えてもよい。この構造によると、運転座席13及び補助座席14の横外側に手すりフレーム30及びカバー体33を備え、後の座席の横外側に手すりフレーム30及びカバー体33を備えればよい。
2 後輪
7 荷台
13,14 座席
22 ロプスフレーム
23 前支柱
24 後支柱
30 手すりフレーム
30a 縦向き部
30b 横向き部
33 カバー体
34 フレーム部
35 カバー部
35a 第1面部
35b 第2面部
Claims (3)
- 前輪及び後輪と、
前記前輪及び前記後輪の間に設けられた座席と、
前記座席の後側に設けられた荷台と、
右及び左の前支柱と右及び左の後支柱とを有し、前記座席を囲むように設けられたロプスフレームとが備えられ、
前記座席の横外側に設けられた手すりフレームと、
前記手すりフレームに取り付けられて上側に延出されているカバー体とが備えられ、
前記カバー体が、前記手すりフレームに連結されて上側に延出されたフレーム部と、左右方向に向く第1面部及び第2面部が左右方向に所定間隔を開けて設けられたカバー部とを有しており、
前記第1面部と前記第2面部との間に前記フレーム部が挿入されて、前記カバー部が前記フレーム部に取り付けられる多目的車両。 - 前記手すりフレームが、上下方向に沿った縦向き部と、前後方向に沿った横向き部とを有しており、
前記カバー体が、前記横向き部に取り付けられて上側に延出されている請求項1に記載の多目的車両。 - 前記手すりフレームが、前記後支柱の前側近傍に設けられて、
前記カバー体が、前記後支柱の前側で前記後支柱に沿って上側に延出されている請求項1または2に記載の多目的車両。
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JP2017081390A JP6851244B2 (ja) | 2017-04-17 | 2017-04-17 | 多目的車両 |
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