JP7035363B2 - 入出力回路特性調整装置および入出力回路特性調整方法 - Google Patents
入出力回路特性調整装置および入出力回路特性調整方法 Download PDFInfo
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Description
本実施形態の入出力回路特性調整装置が調整対象とする入出力回路は、入出力回路に螺入された調整ネジの回転角で特性を調整するタイプのものである。調整ネジの回転角に応じて調整ネジの挿入長が変化し、特性が変化する。すなわち、調整ネジの回転角を制御することにより、特性を調整する。そして調整後、ナットを締結することにより、調整ネジを入出力回路に固定する。ただし、ナットの締結により、調整ネジの姿勢や挿入長がわずかに変化し、それに応じて特性も変化する。このため、ナット締結後の特性が所望の特性になるように調整する必要がある。
図2は、第2の実施形態の入出力回路特性調整装置を示すブロック図である。本実施形態の入出力回路特性調整装置は、入出回路10を固定する固定部20と、入出力回路10の特性を測定する特性測定部30と、調整機構部40とを有する。
本実施形態では、ネジ把持部の具体的な構成について説明する。図5は、頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるタイプの調整ネジ11a1に螺合するタイプのネジ把持ビット42a1の例を示す部分断面図である。ここでは、図4のフローチャートに従って調整ネジ11a1の回転角を調整する場合の動作を用いて説明する。まず図5(a)のように、ドライバービット41a1を調整ネジ11a1に嵌合させて回転角を制御し、入出力回路10の特性の粗調整を行う。この時、ネジ把持ビット42a1は、調整ネジ11a1から離れた位置にある。粗調整が完了したら、図5(b)のように、ネジ把持ビット42a1を下降させ、調整ネジ11a1に螺合させる。ネジ把持ビット42a1は、図示しない回転機構によって回転できるようになっている。次いで、ネジ把持ビット42a1を所定の牽引力で牽引する。そして調整ネジ11a1の回転角を制御して、入出力回路10の特性を目標特性に合わせ込む。次いで、ソケットビット43aをナット12に嵌合させて、締結方向に回転し、ナット12を締結する。図5の例では、入出力回路10は3つの調整ネジ11a1を持っている。このため、3つの調整ネジ11a1それぞれについて順次特性調整を行う。なお、調整ネジ11a1の数は3つに限られるものではなく、少なくとも1つであれば良い。
本実施形態では、ネジ把持ビットに加える牽引力の制御方法について説明する。図7は、牽引力制御機構の一例を示す側面図である。ここでは頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるタイプの調整ネジを牽引する例を用いて説明する。牽引力制御機構は、ネジ把持ビット42a1と、ネジ把持ビット42a1を牽引するワイヤ50と、ワイヤ50を巻き取るリール51と、リール51を駆動するトルクモータ52とを有している、また、ワイヤ50の張力を測るための張力計60と、張力計60にワイヤ50を誘導するための一対のローラ52と、張力計60の測定結果をフィードバックしてトルクモータ52の駆動力を制御する牽引力制御部70とを有している。ネジ把持ビット42a1は、上部にギア部42bを有し、ギア部42bは、モータ80によって回転するギア81と噛合している。ネジ把持ビット42a1はモータ80の回転によって、円筒形の中心を軸として回転し、その回転によって、調整ネジとの螺合および螺合の解除を制御する。モータ80の制御は牽引力制御部70が行う。
2 特性測定手段
3 調整ネジ回転角制御手段
4 ナット締結制御手段
10 入出力回路
20 固定部
30 特性測定部
40 調整機構部
41 調整ネジ牽引力制御部
41a ドライバービット
42 調整ネジ回転制御部
42a ネジ把持ビット
43 ナット回転制御部
43a ソケットビット
50 ワイヤ
60 張力計
70 牽引力制御部
Claims (10)
- 入出力回路に螺入され螺入の回転角で前記入出力回路の特性を調整する調整ネジを前記入出力回路から引き離す方向に牽引する調整ネジ牽引手段と、
前記入出力回路の特性を測定する特性測定手段と、
前記調整ネジ牽引手段が前記調整ネジを牽引した状態で、前記調整ネジの前記回転角を制御する調整ネジ回転角制御手段と、
前記調整ネジを前記入出力回路に締結するナットの締結を制御するナット締結制御手段と、
を有し、
前記ナット締結制御手段は、
前記調整ネジ牽引手段が前記調整ネジを所定の力で牽引した状態で、前記ナットを締結する
ことを特徴とする入出力回路特性調整装置。
- 前記調整ネジ牽引手段が、
前記調整ネジを把持する調整ネジ把持手段と、
牽引力を制御する牽引力制御手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の入出力回路特性調整装置。 - 前記調整ネジ把持手段が、
頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるネジに螺合する把持ネジ部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の入出力回路特性調整装置。 - 前記調整ネジ把持手段が、
前記把持ネジ部の前記頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるネジとの螺合に関わる回転を制御するネジ部回転制御手段を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の入出力回路特性調整装置。 - 前記調整ネジ把持手段が、
頭部の径がネジ部より大きいネジの前記頭部の下面を係止する頭部係止部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の入出力回路特性調整装置。 - 前記調整ネジ把持手段が、
前記頭部係止部の開閉機構を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の入出力回路特性調整装置。 - 前記牽引力制御手段が、
前記調整ネジを弾性変形させる範囲に牽引力を制御する
ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の入出力回路特性調整装置。 - 入出力回路に螺入され螺入の回転角で前記入出力回路の特性を調整する調整ネジを前記入出力回路から引き離す方向に牽引し、
前記入出力回路の特性を測定し、
前記調整ネジを牽引した状態で、前記調整ネジの前記回転角を制御して、前記入出力回路を所望の特性に調整し、
前記調整ネジを前記入出力回路に締結するナットを締結する
ことを特徴とする入出力回路特性調整方法。 - 前記牽引を、前記調整ネジが弾性変形する範囲の牽引力で行う
ことを特徴とする請求項8に記載の入出力回路特性調整方法。 - 入出力回路に螺入され螺入の回転角で前記入出力回路の特性を調整する調整ネジを前記入出力回路から引き離す方向に牽引するステップと、
前記入出力回路の特性を測定するステップと、
前記調整ネジを牽引した状態で、前記調整ネジの前記回転角を制御して、前記入出力回路を所望の特性に調整するステップと、
前記調整ネジを前記入出力回路に締結するナットを締結するステップと
を有することを特徴とする入出力回路特性調整プログラム。
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JP2017150024A JP7035363B2 (ja) | 2017-08-02 | 2017-08-02 | 入出力回路特性調整装置および入出力回路特性調整方法 |
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