JP7035363B2 - 入出力回路特性調整装置および入出力回路特性調整方法 - Google Patents

入出力回路特性調整装置および入出力回路特性調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、入出力回路特性調整装置および入出力回路特性調整方法に関する。
近年のデジタルデータ通信における高速化・大容量化にともなって、より高性能かつ低コストの電子機器の開発が求められている。こうした電子機器においては、入力信号に対し、増幅や減衰などの処理を行って出力信号に変換する入出力回路が用いられる。上述した電子機器の高性能化に伴い、これらの入出力回路には、厳しい規格の特性が要求される。
一般的に、入出力回路は、回路の形状や構造、または、可変抵抗や可変インダクタなど複数の素子によって、特性を調整できるように構成される。代表的なものは、調整ねじで特性を調整することが可能な入出力回路である。調整ネジを用いた入出力回路では、調整が完了した後は、振動などの影響で特性が変化することを防ぐため、調整ネジを固定する。その固定は、例えば、入出力回路本体側の雌ネジとナットによるダブルナット方式で行うことができる。
上記の調整ネジを用いた入出力回路の特性調整では、厳しい要求特性規格を満たすために、調整ねじの挿入長をμmオーダで高精度に調整することが必要となる。このような高精度の調整にあっては、調整ネジをナットで締結する際のわずかな挿入長や姿勢の変化で、入出力回路の特性が目標特性からずれてしまう場合がある。特性がずれた場合は、ナットを緩めて微調整を行い、再度ナットを締める操作を、ネジ毎に何度も繰り返さなければならない。そこで、ナットの締結で生じる特性変化を極力小さくしようとする試みが種々為されている。
例えば、特許文献1には、入出力回路本体とナットとの間にバネ座金を挟み、雌ネジの加工部と雄ネジの加工部との隙間を、バネ座金のバネ力で解消する技術が開示されている。
また特許文献2には、厚み方向に凹部を有するナットと、ナットの凹部に係合する凸部とバネ性を有する片とを有するバネ座金を用いて、ナットの締結による特性の変化を低減する技術が開示されている。この技術では、バネ座金がナットに係合することで、バネ座金の径方向の位置変動を抑制し、バネ座金に加わる発生荷重の方向を調整ネジの軸と一致させて、信頼性を向上させている。
特開平7-42722号公報 特開2003-307208号公報
しかしながら、特許文献1の技術には、ナット締結で特性が目標値からずれることを避けられないという問題がある。これは、バネ座金の弾性力が、ナット締め時のトルクよりも小さく、ナットで調整ネジを締結した時に、調整ネジの挿入量が変化するためである。
一方、特許文献2の技術では、バネ座金の弾性力が小さいと特許文献1と同様にナットの締結によって特性がずれてしまう。バネの弾性力を大きくすると、このずれをある程度低減することができるが、調整ネジを回す時にナットの締め付けトルクと同等な力が加わるため、雌ネジ部や雄ネジ部が変形したり摩耗したりするという新たな問題を生じる。また、一度ナット締結をするとバネ座金の弾性力が弱まり雄・雌ネジの隙間分のズレを軽減できなくなる。その結果、調整完了後のナット締結により特性がずれてしまった場合、再調整が行えないという問題を生じる。さらに、特殊なバネ座金を用いるため、コストが高くなってしまうという問題もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ナットによる調整ネジ締結時の入出力回路特性を正確に目標特性に調整できる入出力回路特性調整装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、入出力回路特性調整装置は、調整ネジ牽引手段と、特性測定手段と、調整ネジ回転角制御手段と、ナット締結制御手段とを有する。調整ネジ牽引手段は、調整ネジを入出力回路から引き離す方向に調整ネジを牽引する。入出力回路の特性を所望の特性に合わせ込みナットを締結する段階では、調整ネジ牽引手段が調整ネジを所定の力で牽引した状態で、特性を合わせ込み、ナットを締結する。調整ネジを牽引すると、調整ネジが入出力回路から引き離される方向に移動するスペースを消した状態を作ることができる。この状態でナットを締結すると、調整ネジが動くことが無いので、ナット締結による特性のずれを防止することができる。
本発明の効果は、ナットによる調整ネジ締結時の入出力回路特性を正確に目標特性に調整できる入出力回路特性調整装置を提供できることである。
第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態を示すブロック図である。 第2の実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の動作の別一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態の一例を示す部分断面図である。 第3の実施形態の別一例を示す部分断面図である。 第4の実施形態を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお各図面の同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
本実施形態の入出力回路特性調整装置が調整対象とする入出力回路は、入出力回路に螺入された調整ネジの回転角で特性を調整するタイプのものである。調整ネジの回転角に応じて調整ネジの挿入長が変化し、特性が変化する。すなわち、調整ネジの回転角を制御することにより、特性を調整する。そして調整後、ナットを締結することにより、調整ネジを入出力回路に固定する。ただし、ナットの締結により、調整ネジの姿勢や挿入長がわずかに変化し、それに応じて特性も変化する。このため、ナット締結後の特性が所望の特性になるように調整する必要がある。
図1は、第1の実施形態の入出力回路特性調整装置を示すブロック図である。入出力回路特性調整装置は、調整ネジ牽引手段1と、特性測定手段2と、調整ネジ回転角制御手段3と、ナット締結制御手段4とを有する。
調整ネジ牽引手段1は、調整ネジを入出力回路から引き離す方向に調整ネジを牽引する。
特性測定手段2は、前記入出力回路の特性を測定する。
調整ネジ回転角制御手段3は、調整ネジの回転角を制御する。
ナット締結制御手段4は、調整ネジを入出力回路に締結するナットの締結を制御する。
入出力回路の特性を所望の特性に合わせ込みナットを締結する段階では、調整ネジ牽引手段1が調整ネジを所定の力で牽引した状態で、特性を合わせ込み、ナットを締結する。調整ネジを牽引すると、ナットの締結により、調整ネジが入出力回路から引き離される方向に移動するスペースを消した状態を作ることができる。このため、ナットの締結で調整ネジが動くことが無いので、ナット締結による特性のずれを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ナット締結による特性ずれの発生を抑制し、入出力回路を所望の特性に調整することができる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態の入出力回路特性調整装置を示すブロック図である。本実施形態の入出力回路特性調整装置は、入出回路10を固定する固定部20と、入出力回路10の特性を測定する特性測定部30と、調整機構部40とを有する。
入出力回路10には、調整ネジ11が螺入されている。調整ネジ11は、回転により入出力回路10への挿入長が変化し、挿入長に応じて入出力回路10の特性が変化する。すなわち、調整ネジ10の回転角を制御することにより、入出力回路10の特性を調整することができる。ナット12は、調整ネジ11を入出力回路10に固定するためのものである。ナット12を入出力回路10に近付く方向に回転させると、調整ネジ11が入出力回路10に締結固定される。
入出力回路10は、固定部20によって、調整機構部40に対する相対位置が変化しないように固定される。固定部20は、例えば、入出力回路10の上面と接触し、入出力回路10が、垂直および水平方向に位置ズレすることを防ぐ。
特性測定部30は、入出力回路10の特性を測定する。特性には、例えば、通過特性、反射特性などがあるが、これに限定されず、様々なものであって良い。
調整機構部40は、調整ネジ牽引力制御部41と、調整ネジ回転制御部42と、ナット回転制御部43とを有する。また、調整ネジ11に嵌合し、調整ネジ11を回転させるドライバービット41aと、調整ネジを把持するネジ把持ビットと、ナット12に嵌合し、ナット12を回転させるソケットビット43aとを有している。ドライバービット41a、ネジ把持ビット42a、ソケットビット43aは、同軸に配置され、互いに干渉することなく回転できるようになっている。また図示はしていないが、調整ネジ牽引力制御部41、調整ネジ回転制御部42、ナット回転制御部43は、それぞれ、ドライバービット41a、ネジ把持ビット42a、ソケットビット43aを上下させる機構を有している。なお図2では、ネジ把持ビット42aとソケットビット43aだけを断面図で示している。
調整ネジ回転制御部41は、ドライバービット41aの回転角を制御する。回転角の制御により、入出力回路10の特性が調整される。
ナット回転制御部43aは、ソケットビット43aの回転を制御する。すなわち、ナット12の回転により、調整ネジ11の締結および締結解除の制御を行う。
調整ネジ牽引力制御部41は、調整ネジ11を把持したネジ把持ビット42aを入出力回路10から引き離す方向の牽引力を発生させ、これを制御する。ネジ把持ビット42aが調整ネジ11を牽引すると、入出力回路10も同じ方向の力を受けるが、固定部20が入出力回路10を固定しているため、動くことがない。このため、牽引力は、調整ネジ11のネジ山を、入出力回路10のネジ山に押し付ける力として作用する。なお、図2の例では、調整ネジ11が、頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるネジである例を示している。そして、ネジ把持ビット42aが調整ネジ11に螺合する形状としている。しかしながら、調整ネジ11およびネジ把持ビット42aの形状はこれに限られるものではなく、調整ネジ11の形状に合わせたネジ把持ビット42aを用意することで、様々な形状の調整ネジ11に対して同様の機能を実現することができる。
一般的な調整方法では、ナット12を締結すると、調整ネジ11には、入出力回路10から引き離される方向の力が働く。この時、調整ネジ11のネジ山と入出力回路10のネジ山との間には隙間やガタがあるため、ナット12の締結により調整ネジ11は僅かに動く。また締結トルクにより、ネジ山が弾性変形するため、わずかではあるが、その分も調整ネジ11には動く余地がある。こうしたナット12の締結による調整ネジ11の移動により、入出力回路10の特性は変化する。すなわち特性がずれる。
一方、本実施形態では、ナット12を締結する際に、予め調整ネジ11に対し、入出力回路10から引き離す方向の牽引力を加えている。このため、ナット12の締結による調整ネジの移動が無く、ナット締結による特性ずれの発生を防止することができる。その結果、入出力回路10の特性を、容易に目標特性に調整することができる。なお、上記の手順から明らかなように、調整ネジに加える牽引力は、調整ネジ11のネジ山が弾性変形する範囲の大きさであることが望ましい。
次に、入出力回路特性調整装置の動作について説明する。図3は、この動作を示すフローチャートである。まず、入出力回路10を調整機構部40に対して固定する(S101)。次に、ネジ把持ビット42aで調整ネジ11を把持する(S102)。次に所定の力で調整ネジ11を牽引する(S103)。次に、特性測定部30の測定結果が目標特性になるようにフィードバックしながら、ドライバービット41aが調整ネジ11の回転角を調整する(S104)。調整が完了したら、ソケットビット43aをナット12に嵌合させて、所定トルクでナット12を締結する(S105)。以上により、入出力回路10の特性を目標特性に調整した状態で調整ネジ11を締結固定することができる。
図3の例では、終始、調整ネジ11に牽引力を加えていたが、牽引力はナット12の締結時以外に牽引力を加える必要はない。そのような調整動作の例を図4のフローチャートに示す。この場合、まず、入出力回路10を固定する(S201)。次に、特性測定部30の測定結果が目標特性の近傍になるようにフィードバックしながら、ドライバービット41aが調整ネジ11の回転角を調整する粗調整を行う(S202)。ここで、ネジ把持ビット42aが調整ネジ11を把持する(S203)。そして、所定の力で調整ネジ11を牽引する(S204)。次に、特性測定部30の測定結果を目標特性に合わせ込むようにフィードバックしながら、ドライバービット41aが調整ネジ11の回転角を調整する(S205)。調整が完了したら、ソケットビット43aをナット12に嵌合させて、所定トルクでナット12を締結する(S206)。以上により、入出力回路10の特性を目標特性に調整した状態で調整ネジ11を締結固定することができる。この方法によれば、牽引力を印加する時間が短くなるので電力を節約することができる。また、調整ネジ11と入出力回路10のネジ山に加わるストレスを軽減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ナット締結による調整ネジの位置ずれを防止し、入出力回路を容易に目標特性に調整することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、ネジ把持部の具体的な構成について説明する。図5は、頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるタイプの調整ネジ11a1に螺合するタイプのネジ把持ビット42a1の例を示す部分断面図である。ここでは、図4のフローチャートに従って調整ネジ11a1の回転角を調整する場合の動作を用いて説明する。まず図5(a)のように、ドライバービット41a1を調整ネジ11a1に嵌合させて回転角を制御し、入出力回路10の特性の粗調整を行う。この時、ネジ把持ビット42a1は、調整ネジ11a1から離れた位置にある。粗調整が完了したら、図5(b)のように、ネジ把持ビット42a1を下降させ、調整ネジ11a1に螺合させる。ネジ把持ビット42a1は、図示しない回転機構によって回転できるようになっている。次いで、ネジ把持ビット42a1を所定の牽引力で牽引する。そして調整ネジ11a1の回転角を制御して、入出力回路10の特性を目標特性に合わせ込む。次いで、ソケットビット43aをナット12に嵌合させて、締結方向に回転し、ナット12を締結する。図5の例では、入出力回路10は3つの調整ネジ11a1を持っている。このため、3つの調整ネジ11a1それぞれについて順次特性調整を行う。なお、調整ネジ11a1の数は3つに限られるものではなく、少なくとも1つであれば良い。
図6は、頭部の径がネジ部より大きい調整ネジ11a2の頭部をチャックするタイプのネジ把持ビット42a2の例を示す部分断面図である。図5の例と同様に、図4のフローチャートに従って調整ネジ11a1の回転角を調整する場合の動作を用いて説明する。まず図6(a)のように、ドライバービット41a2を調整ネジ11a2に嵌合させて回転角を制御し、入出力回路10の特性の粗調整を行う。この時、ネジ把持ビット42a2は、調整ネジ11a2から離れた位置にあり、チャックが開いた状態となっている。粗調整が完了したら、図6(b)のように、ネジ把持ビット42a2を下降させ、チャックを閉じて、調整ネジ11a2の頭部の下面に係合させる。ネジ把持ビット42a1のチャック部は、図示しない開閉機構によって開閉できるようになっている。次いで、ネジ把持ビット42a2を所定の牽引力で牽引する。そして調整ネジ11a2の回転角を制御して、入出力回路10の特性を目標特性に合わせ込む。次いで、ソケットビット43aをナット12に嵌合させて、締結方向に回転し、ナット12を締結する。図6例では、入出力回路10は3つの調整ネジ11a2持っている。このため、3つの調整ネジ11a2それぞれについて順次特性調整を行う。なお、調整ネジ11a2の数は3つに限られるものではなく、少なくとも1つであれば良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、容易に調整ネジに所定の牽引力を加えて、ナット締結による特性のずれを防止し、入出力回路の特性を調整することができる。
(第4の実施形態)
本実施形態では、ネジ把持ビットに加える牽引力の制御方法について説明する。図7は、牽引力制御機構の一例を示す側面図である。ここでは頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるタイプの調整ネジを牽引する例を用いて説明する。牽引力制御機構は、ネジ把持ビット42a1と、ネジ把持ビット42a1を牽引するワイヤ50と、ワイヤ50を巻き取るリール51と、リール51を駆動するトルクモータ52とを有している、また、ワイヤ50の張力を測るための張力計60と、張力計60にワイヤ50を誘導するための一対のローラ52と、張力計60の測定結果をフィードバックしてトルクモータ52の駆動力を制御する牽引力制御部70とを有している。ネジ把持ビット42a1は、上部にギア部42bを有し、ギア部42bは、モータ80によって回転するギア81と噛合している。ネジ把持ビット42a1はモータ80の回転によって、円筒形の中心を軸として回転し、その回転によって、調整ネジとの螺合および螺合の解除を制御する。モータ80の制御は牽引力制御部70が行う。
ネジ把持ビット42a1を調整ネジに螺合させた状態で、トルクモータ52をワイヤ50の巻き取り方向に回転させて牽引力を加えることができる。この時、牽引力制御部70が、張力計60が測定した張力に応じて、トルクモータ52の駆動力を制御し、ワイヤ50の張力、すなわち牽引力を所定の値に保つことができる。
牽引力の所定範囲は、具体的には、ナット締結時に、調整ネジのネジ山が弾性変形する範囲とする。弾性変形する範囲は、例えば、調整ネジを入出力回路に螺合させて、牽引力を変化させた時の応力ひずみ曲線を求めることによって把握することができる。そして、牽引力とナット締結による応力の合力を、例えば弾性限度より小さい一定値とすると、調整ネジと入出力回路のネジ山を破壊することなく、かつガタを取った状態で、調整を行うことができる。なお上記の構成はあくまで一例であり、他の構成で牽引力の制御を行っても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、調整ネジに加える牽引力を適切に制御して入出力回路の特性調整を行うことができる。
上述した第1乃至第4の実施形態の処理をコンピュータに実行させるプログラムおよび該プログラムを格納した記録媒体も本発明の範囲に含む。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、などを用いることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1 調整ネジ牽引手段
2 特性測定手段
3 調整ネジ回転角制御手段
4 ナット締結制御手段
10 入出力回路
20 固定部
30 特性測定部
40 調整機構部
41 調整ネジ牽引力制御部
41a ドライバービット
42 調整ネジ回転制御部
42a ネジ把持ビット
43 ナット回転制御部
43a ソケットビット
50 ワイヤ
60 張力計
70 牽引力制御部

Claims (10)

  1. 入出力回路に螺入され螺入の回転角で前記入出力回路の特性を調整する調整ネジを前記入出力回路から引き離す方向に牽引する調整ネジ牽引手段と、
    前記入出力回路の特性を測定する特性測定手段と、
    前記調整ネジ牽引手段が前記調整ネジを牽引した状態で、前記調整ネジの前記回転角を制御する調整ネジ回転角制御手段と、
    前記調整ネジを前記入出力回路に締結するナットの締結を制御するナット締結制御手段と
    を有し、
    前記ナット締結制御手段は、
    前記調整ネジ牽引手段が前記調整ネジを所定の力で牽引した状態で、前記ナットを締結する
    とを特徴とする入出力回路特性調整装置。
  2. 前記調整ネジ牽引手段が、
    前記調整ネジを把持する調整ネジ把持手段と、
    牽引力を制御する牽引力制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の入出力回路特性調整装置。
  3. 前記調整ネジ把持手段が、
    頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるネジに螺合する把持ネジ部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の入出力回路特性調整装置。
  4. 前記調整ネジ把持手段が、
    前記把持ネジ部の前記頭部とネジ部が同じ径で頭部の先端までネジ山があるネジとの螺合に関わる回転を制御するネジ部回転制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の入出力回路特性調整装置。
  5. 前記調整ネジ把持手段が、
    頭部の径がネジ部より大きいネジの前記頭部の下面を係止する頭部係止部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の入出力回路特性調整装置。
  6. 前記調整ネジ把持手段が、
    前記頭部係止部の開閉機構を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の入出力回路特性調整装置。
  7. 前記牽引力制御手段が、
    前記調整ネジを弾性変形させる範囲に牽引力を制御する
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の入出力回路特性調整装置。
  8. 入出力回路に螺入され螺入の回転角で前記入出力回路の特性を調整する調整ネジを前記入出力回路から引き離す方向に牽引し、
    前記入出力回路の特性を測定し、
    前記調整ネジを牽引した状態で、前記調整ネジの前記回転角を制御して、前記入出力回路を所望の特性に調整し、
    前記調整ネジを前記入出力回路に締結するナットを締結する
    ことを特徴とする入出力回路特性調整方法。
  9. 前記牽引を、前記調整ネジが弾性変形する範囲の牽引力で行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の入出力回路特性調整方法。
  10. 入出力回路に螺入され螺入の回転角で前記入出力回路の特性を調整する調整ネジを前記入出力回路から引き離す方向に牽引するステップと、
    前記入出力回路の特性を測定するステップと、
    前記調整ネジを牽引した状態で、前記調整ネジの前記回転角を制御して、前記入出力回路を所望の特性に調整するステップと、
    前記調整ネジを前記入出力回路に締結するナットを締結するステップと
    を有することを特徴とする入出力回路特性調整プログラム。
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