JP6515592B2 - 周波数フィルタ調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、周波数フィルタの損失値を調整する周波数フィルタ調整方法に関する。
近年のデジタルデータ通信における高速化・大容量化にともなって、より高性能かつ低コストの通信用機器の開発が求められている。通信分野の1つとして無線を用いた通信方法があり、高速・大容量の無線通信を実現するために、近く隣りあう周波数の電波どうしを分波するための機能部品として周波数フィルタが利用されている。この周波数フィルタの特性を調整するための技術には、より高精度な技術が求められる。特に高性能な周波数フィルタの特性調整においては、熟練した職人の技能を用いた微調整が行われている。高性能かつ低コストの周波数フィルタの開発・生産を実現するため、特性調整の自動化を行うことが考えられる。しかしながら、周波数フィルタに組み込まれた特性を調整する調整ねじの微調整にはμmオーダの高精度が必要である。また、調整ねじの位置を固定するためのナットを締結する際にμmオーダで調整した調整ねじの位置や姿勢を変化させることなく締結しなければならない。
そこで、周波数フィルタの特性調整を容易化する方法が考えられている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1には、周波数フィルタ本体とナットの間にスプリングワッシャを挟み、周波数フィルタ本体の調整ねじが通るタップ穴のめねじ加工部と調整ねじのおねじ加工部とのすき間をスプリングワッシャのばね力により解消することで特性調整を容易化する周波数フィルタの特性調整方法が記載されている。
また、特許文献2には、誘導体共振器に取り付けられたねじ固定プレートにねじ固定ナットを接触するまで回転させ、ねじ固定ナットの回転を止めた後、所定の周波数になるまで調整ねじを回転させ、最後にねじ固定ナットを締め付ける周波数調整機が記載されている。
特開平07−42722号公報 特開平05−226913号公報
しかしながら、近年の高性能な周波数フィルタに対しては、特許文献1に記載された方法では周波数フィルタを所望の特性に調整することが困難である。その理由は、調整ねじを固定するためのナットを締結するトルクを加えた際に、調整ねじが通るタップ穴と調整ねじとの間のすき間の変化に加えてタップ穴のめねじ加工部と調整ねじのおねじ加工部との間に弾性変形または塑性変形がμmオーダで生じてしまうからである。高性能な周波数フィルタの調整ねじの調整にはμmオーダの高精度が求められるため、変形がμmオーダで生じてしまうと、その精度が高度なものではなくなってしまう。また、周波数フィルタ本体、周波数フィルタ本体に加工された調整ねじが通るタップ穴および調整ねじは、機械加工により製作されているが、それぞれに加工のばらつきがある。そのため、タップ穴と調整ねじとのすき間や弾性変形や塑性変形の様態にもばらつきが生じてしまうことも、所望の特性に調整することが困難な理由である。
また、特許文献2に記載された技術についても、所定の周波数になるまで調整ねじを回転させた後にねじ固定ナットを締め付けると、調整ねじの位置が変化してしまい、所望の周波数を得ることができなくなってしまうおそれがある。
このように、上述した技術においては、高性能な周波数フィルタの高精度な特性調整の自動化を実現することが困難であるという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する周波数フィルタ調整方法を提供することである。
本発明の周波数フィルタ調整方法は、
周波数フィルタに設けられたねじ穴にねじ込まれる調整ねじと、該調整ねじと嵌合するナットとを用いて前記周波数フィルタの損失値を調整する周波数フィルタ調整方法であって、
前記ナットの締結を解除した状態で、前記調整ねじを前記ねじ穴にねじ込み、前記周波数フィルタの損失値を測定する処理と、
前記損失値が最低値であるボトム値となったとき、前記ナットを締結する処理と、
前記ナットを締結する前の前記調整ねじの位置と、前記ナットを締結した後の前記調整ねじの位置とに基づいて、前記ナットを締結するときの前記調整ねじの位置を調節する処理とを行う。
以上説明したように、本発明においては、高性能な周波数フィルタの高精度な特性調整の自動化を実現することができる。
本発明の周波数フィルタ調整方法を実現するための周波数フィルタ調整機構の第1の実施の形態を示す図である。 第1の実施の形態における周波数フィルタ調整方法の一例を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態における周波数フィルタ調整方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図3に示したステップS13にて作成された損失特性曲線の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の周波数フィルタ調整方法を実現するための周波数フィルタ調整機構の第1の実施の形態を示す図である。図1は、調整ねじの回転軸および調整ねじを固定するためのナットの回転軸を通る断面図である。
本形態における周波数フィルタ調整機構は図1に示すように、回転機構1と、回転軸ずれ吸収機構2と、回転方向保持部品3と、調整ねじ用回転ビット4と、上下機構5と、回転機構6と、回転軸ずれ吸収機構7と、回転軸8と、回転方向保持部品9と、回転方向変換機構10と、ナット用回転ビット11と、上下機構12と、コントローラ13と、周波数フィルタ14と、特性測定器17とを有している。また、周波数フィルタ14は、調整ねじ15と、ナット16とを具備している。
回転機構1は、例えばステッピングモータなどの電磁力を利用して回転角度を微調整可能な回転機構であっても良い。
回転軸ずれ吸収機構2は、互いにずれている2つの回転軸を連結して回転動作を伝達可能な機構部品であって、例えばカップリングなどの機構部品であっても良い。
回転方向保持部品3は、回転軸の回転動作を妨げることなく、回転軸のぶらつきを拘束可能な機構部品であって、例えばベアリングなどの機構部品であっても良い。
調整ねじ用回転ビット4は、回転軸ずれ吸収機構2を介して回転機構1と連結され、回転方向保持部品3により回転動作を拘束されている。また、調整ねじ用回転ビット4は、その先端部分を調整ねじ15の先端部分と嵌め合うことにより、調整ねじ15に回転動作を伝達可能な、例えばドライバービットなどの機構部品であっても良い。
また、回転機構1、回転軸ずれ吸収機構2、回転方向保持部品3および調整ねじ用回転ビット4は、上下機構5に連結され、上下方向の動作が可能である。
回転機構6は、例えばトルクモータなどの電磁力を利用して回転方向のトルクを調整可能な回転機構であっても良い。
回転軸ずれ吸収機構7は、回転軸ずれ吸収機構2と同様に、互いにずれている2つの回転軸を連結して回転動作を伝達可能な機構部品であって、例えばカップリングなどの機構部品であっても良い。
回転軸8は、回転機構6の回転動作を中継するための円筒形状の機構部品である。
回転方向保持部品9は、回転方向保持部品3と同様に、回転軸の回転動作を妨げることなく回転軸のぶらつきを拘束可能な機構部品であって、例えばベアリングなどの機構部品であっても良い。
回転方向変換機構10は、互いに交差する2つの回転軸を連結して回転動作を伝達可能な機構部品であって、例えば傘歯車などの機構部品であっても良い。
ナット用回転ビット11は、その先端部分をナット16の外形部分と嵌め合うことにより、ナット16に回転動作を伝達可能な機構部品であって、例えばソケットレンチに類する機構部品であっても良い。ナット用回転ビット11は、回転軸ずれ吸収機構7を介して回転機構6と連結され、回転軸8と回転方向保持部品9と回転方向変換機構10とを介して回転機構6の回転動作が伝達される。
また、回転機構6、回転軸ずれ吸収機構7、回転軸8、回転方向保持部品9、回転方向変換機構10およびナット用回転ビット11は、上下機構12に連結され、上下方向の動作が可能である。
また、調整ねじ用回転ビット4は、その回転軸がナット用回転ビット11の回転軸と一致するように、また、調整ねじ用回転ビット4は、ナット用回転ビット11の内部を貫通して回転動作および上下動作を行うことができるように構成されている。
コントローラ13は、回転機構1および回転機構6と接続されている。また、コントローラ13は、回転機構1については回転角度(回転方向変位)、回転機構6については回転方向のトルクのそれぞれを制御する。また、コントローラ13は、モータ等の回転機構を制御可能な装置であって、例えばシーケンサやPC(Personal Computer)であっても良い。
周波数フィルタ14は、本体部分と、周波数フィルタ14の周波数特性を調整するための単数または複数の調整ねじ15と、調整ねじ15を固定するための単数または複数のナット16とを具備している。
調整ねじ15は、例えば上部に十字型の溝が形成された、なべ頭ねじなどであっても良いが、この限りではない。また、調整ねじ15は、調整ねじ用回転ビット4の回転によって、周波数フィルタ14に設けられたねじ穴にねじ込まれる。
ナット16は、調整ねじ15と嵌合するものであり、例えば外形が正六角形に加工されたナットなどであっても良いが、この限りではない。
周波数フィルタ14は、調整ねじ15を用いて周波数特性(周波数フィルタの損失値)が調整される。
特性測定器17は、周波数フィルタ14と接続され、調整ねじ15を用いて調整された周波数フィルタ14の周波数特性の測定を行う測定器である。特性測定器17は、例えばネットワークアナライザなどの測定器であっても良い。
また、特性測定器17とコントローラ13とは互いに接続され、特性測定器17が測定した周波数特性値のデータなどをコントローラ13の内部に取り込むことが可能である。また、コントローラ13は取り込んだデータに基づいて所定の演算を行い、その結果に基づいて回転機構1および回転機構6を制御することが可能である。
以下に、図1に示した機構を用いた周波数フィルタ調整方法について説明する。
図2は、第1の実施の形態における周波数フィルタ調整方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、コントローラ13が、ナット16の締結を解除した状態で、回転機構1を介して調整ねじ用回転ビット4を回転させることで調整ねじ15を周波数フィルタ14に設けられたねじ穴にねじ込んでいく。そのとき、特性測定器17が周波数フィルタ14の損失値を測定する(ステップS1)。測定が開始されると、コントローラ13は、特性測定器17が測定した損失値が最低値であるボトム値となったかどうかを判定する(ステップS2)。
コントローラ13が、特性測定器17が測定した損失値が最低値であるボトム値となっていないと判定した場合、さらにコントローラ13が回転機構1を介して調整ねじ用回転ビット4を回転させることで調整ねじ15を周波数フィルタ14に設けられたねじ穴にねじ込むように回転させる(ステップS3)。そして、再度ステップS1の処理を行う。
一方、コントローラ13が、特性測定器17が測定した損失値が最低値であるボトム値となったと判定すると、コントローラ13が回転機構6を介して回転軸8を回転させることでナット16を締結する(ステップS4)。
続いて、コントローラ13が、ナット16を締結する前の調整ねじ15の位置と、ナット16を締結した後の調整ねじ15の位置とに基づいて、ナット16を締結するときの調整ねじ15の位置を調節する(ステップS5)。
このように、本形態においては、高性能な周波数フィルタの高精度な特性調整の自動化を実現することができる。
(第2の実施の形態)
以下に、本発明の周波数フィルタ調整方法の第2の実施の形態について説明する。本形態における周波数フィルタ調整方法を実現するための周波数フィルタ調整機構は、図1に示したものと同じである。
図3は、第2の実施の形態における周波数フィルタ調整方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、コントローラ13が、回転機構6を回転させることで、調整ねじ15に組み込まれているナット16の締結を解除する(ステップS11)。このとき、コントローラ13は、上下機構12を動作させ、ナット用回転ビット11の先端をナット16に嵌合させ、回転機構6をナット16の締結を解除する方向に一定量回転させる。続いて、コントローラ13が、特性測定器17が測定した周波数フィルタ14の損失値に基づいて、損失値が最低値であるボトム位置を探索する(ステップS12)。このとき、コントローラ13は、上下機構5を動作させ、調整ねじ用回転ビット4の先端を調整ねじ15に嵌合させ、回転機構1の回転角度を制御しながら回転させる。コントローラ13は、損失値のボトム位置探索が完了したら、続いて、さらに回転機構1の回転角度を制御することで、損失ボトムの位置(回転角度)の前後方向に調整ねじ15の回転角度を制御しながら調整ねじ15を回転させる。その結果に基づいて、コントローラ13は、調整ねじ15の位置(回転角度)による特性損失値の相関を表す損失特性曲線を作成する(ステップS13)。
図4は、図3に示したステップS13にて作成された損失特性曲線の一例を示す図である。
損失特性曲線は図4に示すように、調整ねじ15の位置である周波数フィルタ14側の突出寸法(調整ねじ突出寸法)と特性損失値との相関を示すグラフとなる。
損失特性曲線が得られたら、コントローラ13は回転機構1を回転させることで再度調整ねじ15を回転させ、損失値がボトム値となる位置に調整ねじ15を調整する(ステップS14)。損失値がボトム値とならなければ、コントローラ13は回転機構1を回転させることで再度調整ねじ15を回転させ(ステップS15)、損失値を取得する(ステップS16)。
損失値のボトム値となる判定が得られ、調整ねじ15の位置調整が完了したら、コントローラ13は回転機構6を回転させることでナット16の締結を行う(ステップS17)。ナット16の締結は、コントローラ13が締結トルクを所定値に制御しながら回転機構6を回転させることで行われる。ナット16の締結が完了したら、コントローラ13はその時点での損失値を第1の損失値として特性測定器17から取得する(ステップS18)。このとき、ナット16の締結により調整ねじ15は、ナット16の締結力に応じて引き上げられる方向へ動くため、調整ねじ15の突出寸法が短縮する方向(図4における損失特性曲線の左方向)へ移動する。
コントローラ13は、ナット16の締結完了時の損失値に相当する調整ねじ15の位置を損失特性曲線から読み取り、損失値のボトム位置(図4における(3)の位置)とナット16の締結完了時の位置(図4における(4)の位置)との調整ねじ15の突出寸法の寸法差分(図4における(5)の寸法)を算出する(ステップS19)。続いてコントローラ13は、算出された寸法差分(図4における(5)の寸法)の分を調整ねじ15の損失値のボトム位置からねじ込む方向に回転させた場合の位置(図4における(6)の寸法)を推定し、推定した位置における損失値(図4における(7)の位置)を第2の損失値として損失特性曲線から算出する(ステップS20)。
続いて、コントローラ13は、一旦調整ねじ15に組み込まれているナット16の締結を、回転機構6を回転させることで解除する(ステップS21)。
コントローラ13は、回転機構1を回転させることで調整ねじ15を回転させ、特性測定器17が測定した損失値が、算出した第2の損失値となるまで調整ねじ15を回転させる(ステップS22〜S24)。特性測定器17が測定した損失値が、算出した第2の損失値となる判定が得られ、調整ねじ15の位置調整が完了したら、コントローラ13は、回転機構6を回転させることで再度ナットの締結を行う(ステップS25)。
このようにナット16の締結を最初のナット16の締結時と同じトルク条件で行うことで、調整ねじ15が損失値のボトム位置(図4における(8)の位置)に戻ることとなり、調整ねじ15の調整およびナット16による調整ねじ15の固定を完了することができる。
このように、本形態においては、高性能な周波数フィルタの高精度な特性調整の自動化を実現することができる。
上述したように、本発明による周波数フィルタ調整方法は、調整ねじ15を調整する回転機構1とナット16を調整する回転機構6とを同軸に配置し、調整ねじ15を調整する回転機構1は回転角度を高精度に制御し、ナット16を調整する回転機構6はナット16の回転方向のトルクを制御する機構を用いて行われる。また、それぞれの回転機構1,6を制御するコントローラ13には、周波数フィルタ14の周波数特性を測定する特性測定器17が接続され、周波数フィルタ14の周波数特性に応じて回転機構1,6の角度やトルクを調整することができる。調整ねじ15を調整する回転機構1は1度未満の分解能で回転角度を制御できるため、周波数フィルタ14の本体に挿入する調整ねじ15の挿入寸法をμmオーダで調整可能であり、周波数フィルタ14の高精度な特性調整が可能である。また、ナット16を調整する回転機構6に与えるトルクを周波数フィルタ14の特性を計測しつつ任意に制御できるため、周波数フィルタ14の特性に応じたナット16の締結を実現することができる。
本発明の効果は、周波数フィルタ14の特性を高精度に調整できることである。その理由は、調整ねじ15の調整角度を1度未満の分解能で制御できるからである。また、調整ねじ15を固定するナット16を締結する際に、周波数フィルタ14の特性を所望の値に調整することができる。その理由は、調整ねじ15の突出寸法と周波数フィルタ14の特性の相関を表す特性曲線を作成し、ナット16の締結を行う前後での調整ねじ15の位置変化を特性曲線により推定し、コントローラ13によりナット16を締結した際の調整ねじ15の位置変化を演算により推定し、ナット16を締結する回転機構6に与えるトルクを制御することができるからである。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)周波数フィルタに設けられたねじ穴にねじ込まれる調整ねじと、該調整ねじと嵌合するナットとを用いて前記周波数フィルタの損失値を調整する周波数フィルタ調整方法であって、
前記ナットの締結を解除した状態で、前記調整ねじを前記ねじ穴にねじ込み、前記周波数フィルタの損失値を測定する処理と、
前記損失値が最低値であるボトム値となったとき、前記ナットを締結する処理と、
前記ナットを締結する前の前記調整ねじの位置と、前記ナットを締結した後の前記調整ねじの位置とに基づいて、前記ナットを締結するときの前記調整ねじの位置を調節する処理とを行う周波数フィルタ調整方法。
(付記2)前記ナットの締結を解除した状態で、前記調整ねじを前記ねじ穴にねじ込み、前記周波数フィルタの損失値を測定することで、前記調整ねじの位置である突出寸法と前記損失値との相関を示す損失特性曲線を作成する処理と、
前記損失値が前記ボトム値となったときに前記ナットを締結した後、第1の損失値として前記損失値を測定する処理と、
前記第1の損失値と前記損失特性曲線とから、前記損失値が前記ボトム値となったときの前記突出寸法と、前記損失値が前記第1の損失値となったときの前記突出寸法との寸法差分を算出する処理と、
前記寸法差分と前記損失特性曲線とから、第2の損失値を算出する処理と、
前記第1の損失値を測定した後、前記ナットの締結を解除する処理と、
前記調整ねじを、前記損失値が前記第2の損失値になるまでねじ込む処理と、
前記損失値が前記第2の損失値となった後、前記ナットを締結する処理とを行う、付記1に記載の周波数フィルタ調整方法。
1,6 回転機構
2,7 回転軸ずれ吸収機構
3,9 回転方向保持部品
4 調整ねじ用回転ビット
5,12 上下機構
8 回転軸
10 回転方向変換機構
11 ナット用回転ビット
13 コントローラ
14 周波数フィルタ
15 調整ねじ
16 ナット
17 特性測定器

Claims (1)

  1. 周波数フィルタに設けられたねじ穴にねじ込まれる調整ねじと、該調整ねじと嵌合するナットとを用いて前記周波数フィルタの損失値を調整する周波数フィルタ調整方法であって、
    前記ナットの締結を解除した状態で、前記調整ねじを前記ねじ穴にねじ込み、前記周波数フィルタの損失値を測定することで、前記調整ねじの位置である突出寸法と前記損失値との相関を示す損失特性曲線を作成する処理と、
    前記損失値が、前記損失値が最低値であるボトム値となったときに前記ナットを締結した後、第1の損失値として前記損失値を測定する処理と、
    前記第1の損失値と前記損失特性曲線とから、前記損失値が前記ボトム値となったときの前記突出寸法と、前記損失値が前記第1の損失値となったときの前記突出寸法との寸法差分を算出する処理と、
    前記寸法差分と前記損失特性曲線とから、第2の損失値を算出する処理と、
    前記第1の損失値を測定した後、前記ナットの締結を解除する処理と、
    前記調整ねじを、前記損失値が前記第2の損失値になるまでねじ込む処理と、
    前記損失値が前記第2の損失値となった後、前記ナットを締結する処理とを行う周波数フィルタ調整方法。
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