JP7033926B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の種々の側面及び実施形態は、プラズマ処理装置に関するものである。
従来から、半導体ウェハ(以下「ウェハ」とも称する)などの被処理体に対してプラズマを用いて、エッチングなどのプラズマ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。このプラズマ処理装置は、プラズマ処理を行っていると、チャンバー内のパーツが消耗する。例えば、プラズマの均一化を目的にウェハの外周部に設置されたフォーカスリングは、プラズマに近いこともあり、消耗速度が速い。フォーカスリングは、消耗度合いがウェハ上のプロセス結果に大きく影響する。例えば、フォーカスリング上のプラズマシースとウェハ上のプラズマシースとの高さ位置にズレが生じると、ウェハの外周付近のエッチング特性が低下し、均一性などに影響する。このため、プラズマ処理装置では、フォーカスリングがある程度消耗すると大気開放してフォーカスリングを交換する。
しかし、プラズマ処理装置は、大気開放してしまうとメンテナンスに時間が掛かる。また、プラズマ処理装置は、パーツ交換の頻度が高くなると生産性が低下し、コスト面にも影響する。
そこで、ウェハとフォーカスリングの高さを常に一定に保つ様に、フォーカスリングを駆動機構により上昇させる技術が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2002-176030号公報
しかしながら、消耗に応じてフォーカスリングを上昇させた場合、フォーカスリングが載置面と離間してしまう。プラズマ処理装置では、フォーカスリングが載置面から離間した場合、入熱に対する抜熱が出来なくなってフォーカスリングが高温になり、エッチング特性が変化してしまう場合がある。この結果、プラズマ処理装置では、被処理体に対するプラズマ処理の均一性が低下する。
開示するプラズマ処理装置は、1つの実施態様において、第1の載置台と、第2の載置台と、昇降機構とを有する。第1の載置台は、プラズマ処理の対象となる被処理体が載置される。第2の載置台は、第1の載置台の外周に設けられ、フォーカスリングが載置され、内部に温調機構が設けられている。昇降機構は、第2の載置台を昇降させる。
開示するプラズマ処理装置の1つの態様によれば、被処理体に対するプラズマ処理の均一性の低下を抑制できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置の概略的な構成を示す概略断面図である。 図2は、第1実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す概略断面図である。 図3は、第1の載置台及び第2の載置台を上方向から見た上面図である。 図4は、レーザ光の反射の系統を示す図である。 図5は、光の検出強度の分布の一例を示す図である。 図6は、第2の載置台を上昇させる流れの一例を説明する図である。 図7は、比較例の構成の一例を示す図である。 図8は、エッチング特性の変化の一例を示す図である。 図9は、第2実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す斜視図である。 図10は、第2実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す概略断面図である。
以下、図面を参照して本願の開示するプラズマ処理装置の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付すこととする。また、本実施形態により開示する発明が限定されるものではない。各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
(第1実施形態)
[プラズマ処理装置の構成]
最初に、実施形態に係るプラズマ処理装置10の概略的な構成を説明する。図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置の概略的な構成を示す概略断面図である。プラズマ処理装置10は、気密に構成され、電気的に接地電位とされた処理容器1を有している。この処理容器1は、円筒状とされ、例えば表面に陽極酸化被膜が形成されたアルミニウム等から構成されている。処理容器1は、プラズマが生成される処理空間を画成する。処理容器1内には、被処理体(work-piece)であるウェハWを水平に支持する第1の載置台2が収容されている。
第1の載置台2は、上下方向に底面を向けた略円柱状を呈しており、上側の底面がウェハWの載置される載置面6dとされている。第1の載置台2の載置面6dは、ウェハWと同程度のサイズとされている。第1の載置台2は、基台3と、静電チャック6とを含んでいる。
基台3は、導電性の金属、例えば表面に陽極酸化被膜が形成されたアルミニウム等で構成されている。基台3は、下部電極として機能する。基台3は、絶縁体の支持台4に支持されており、支持台4が処理容器1の底部に設置されている。
静電チャック6は、上面が平坦な円盤状とされ、当該上面がウェハWの載置される載置面6dとされている。静電チャック6は、平面視において第1の載置台2の中央に設けられている。静電チャック6は、電極6a及び絶縁体6bを有している。電極6aは、絶縁体6bの内部に設けられており、電極6aには直流電源12が接続されている。静電チャック6は、電極6aに直流電源12から直流電圧が印加されることにより、クーロン力によってウェハWを吸着するように構成されている。また、静電チャック6は、絶縁体6bの内部にヒータ6cが設けられている。ヒータ6cは、不図示の給電機構を介して電力が供給され、ウェハWの温度を制御する。
第1の載置台2は、外周面に沿って周囲に第2の載置台7が設けられている。第2の載置台7は、内径が第1の載置台2の外径よりも所定サイズ大きい円筒状に形成され、第1の載置台2と軸を同じとして配置されている。第2の載置台7は、上側の面が環状のフォーカスリング5の載置される載置面9dとされている。フォーカスリング5は、例えば単結晶シリコンで形成されており、第2の載置台7に載置される。
第2の載置台7は、基台8と、フォーカスリングヒータ9を含んでいる。基台8は、基台3と同様の導電性の金属、例えば表面に陽極酸化被膜が形成されたアルミニウム等で構成されている。基台3は、支持台4側となる下部が、上部よりも径方向に大きく、第2の載置台7の下部の位置まで平板状に形成されている。基台8は、基台3に支持されている。フォーカスリングヒータ9は、基台8に支持されている。フォーカスリングヒータ9は、上面が平坦な環状の形状とされ、当該上面がフォーカスリング5の載置される載置面9dとされている。フォーカスリングヒータ9は、ヒータ9a及び絶縁体9bを有している。ヒータ9aは、絶縁体9bの内部に設けられ、絶縁体9bに内包されている。ヒータ9aは、不図示の給電機構を介して電力が供給され、フォーカスリング5の温度を制御する。このように、ウェハWの温度とフォーカスリング5の温度は、異なるヒータによって独立に制御される。
基台3には、RF(Radio Frequency)電力を供給する給電棒50が接続されている。給電棒50には、第1の整合器11aを介して第1のRF電源10aが接続され、また、第2の整合器11bを介して第2のRF電源10bが接続されている。第1のRF電源10aは、プラズマ発生用の電源であり、この第1のRF電源10aからは所定の周波数の高周波電力が第1の載置台2の基台3に供給されるように構成されている。また、第2のRF電源10bは、イオン引き込み用(バイアス用)の電源であり、この第2のRF電源10bからは第1のRF電源10aより低い所定周波数の高周波電力が第1の載置台2の基台3に供給されるように構成されている。
基台3の内部には、冷媒流路2dが形成されている。冷媒流路2dは、一方の端部に冷媒入口配管2bが接続され、他方の端部に冷媒出口配管2cが接続されている。また、基台8の内部には、冷媒流路7dが形成されている。冷媒流路7dは、一方の端部に冷媒入口配管7bが接続され、他方の端部に冷媒出口配管7cが接続されている。冷媒流路2dは、ウェハWの下方に位置してウェハWの熱を吸熱するように機能する。冷媒流路7dは、フォーカスリング5の下方に位置してフォーカスリング5の熱を吸熱するように機能する。プラズマ処理装置10は、冷媒流路2d及び冷媒流路7dの中に冷媒、例えば冷却水等をそれぞれ循環させることによって、第1の載置台2及び第2の載置台7の温度を個別に制御可能な構成とされている。なお、プラズマ処理装置10は、ウェハWやフォーカスリング5の裏面側に冷熱伝達用ガスを供給して温度を個別に制御可能な構成としてもよい。例えば、第1の載置台2等を貫通するように、ウェハWの裏面にヘリウムガス等の冷熱伝達用ガス(バックサイドガス)を供給するためのガス供給管が設けられてもよい。ガス供給管は、ガス供給源に接続されている。これらの構成によって、第1の載置台2の上面に静電チャック6によって吸着保持されたウェハWを、所定の温度に制御する。
一方、第1の載置台2の上方には、第1の載置台2に平行に対面するように、上部電極としての機能を有するシャワーヘッド16が設けられている。シャワーヘッド16と第1の載置台2は、一対の電極(上部電極と下部電極)として機能する。
シャワーヘッド16は、処理容器1の天壁部分に設けられている。シャワーヘッド16は、本体部16aと電極板をなす上部天板16bとを備えており、絶縁性部材95を介して処理容器1の上部に支持される。本体部16aは、導電性材料、例えば表面に陽極酸化被膜が形成されたアルミニウム等からなり、その下部に上部天板16bを着脱自在に支持できるように構成されている。
本体部16aの内部には、ガス拡散室16cが設けられ、このガス拡散室16cの下部に位置するように、本体部16aの底部には、多数のガス通流孔16dが形成されている。また、上部天板16bには、当該上部天板16bを厚さ方向に貫通するようにガス導入孔16eが、上記したガス通流孔16dと重なるように設けられている。このような構成により、ガス拡散室16cに供給された処理ガスは、ガス通流孔16d及びガス導入孔16eを介して処理容器1内にシャワー状に分散されて供給される。
本体部16aには、ガス拡散室16cへ処理ガスを導入するためのガス導入口16gが形成されている。このガス導入口16gには、ガス供給配管15aの一端が接続されている。このガス供給配管15aの他端には、処理ガスを供給する処理ガス供給源15が接続される。ガス供給配管15aには、上流側から順にマスフローコントローラ(MFC)15b、及び開閉弁V2が設けられている。そして、処理ガス供給源15からプラズマエッチングのための処理ガスが、ガス供給配管15aを介してガス拡散室16cに供給され、このガス拡散室16cから、ガス通流孔16d及びガス導入孔16eを介して処理容器1内にシャワー状に分散されて供給される。
上記した上部電極としてのシャワーヘッド16には、ローパスフィルタ(LPF)71を介して可変直流電源72が電気的に接続されている。この可変直流電源72は、オン・オフスイッチ73により給電のオン・オフが可能に構成されている。可変直流電源72の電流・電圧ならびにオン・オフスイッチ73のオン・オフは、後述する制御部90によって制御される。なお、後述のように、第1のRF電源10a、第2のRF電源10bから高周波が第1の載置台2に印加されて処理空間にプラズマが発生する際には、必要に応じて制御部90によりオン・オフスイッチ73がオンとされ、上部電極としてのシャワーヘッド16に所定の直流電圧が印加される。
また、処理容器1の側壁からシャワーヘッド16の高さ位置よりも上方に延びるように円筒状の接地導体1aが設けられている。この円筒状の接地導体1aは、その上部に天壁を有している。
処理容器1の底部には、排気口81が形成されており、この排気口81には、排気管82を介して第1排気装置83が接続されている。第1排気装置83は、真空ポンプを有しており、この真空ポンプを作動させることにより処理容器1内を所定の真空度まで減圧することができるように構成されている。一方、処理容器1内の側壁には、ウェハWの搬入出口84が設けられており、この搬入出口84には、当該搬入出口84を開閉するゲートバルブ85が設けられている。
処理容器1の側部内側には、内壁面に沿ってデポシールド86が設けられている。デポシールド86は、処理容器1にエッチング副生成物(デポ)が付着することを防止する。このデポシールド86のウェハWと略同じ高さ位置には、グランドに対する電位が制御可能に接続された導電性部材(GNDブロック)89が設けられており、これにより異常放電が防止される。また、デポシールド86の下端部には、第1の載置台2に沿って延在するデポシールド87が設けられている。デポシールド86,87は、着脱自在に構成されている。
上記構成のプラズマ処理装置10は、制御部90によって、その動作が統括的に制御される。この制御部90には、CPUを備えプラズマ処理装置10の各部を制御するプロセスコントローラ91と、ユーザインターフェース92と、記憶部93とが設けられている。
ユーザインターフェース92は、工程管理者がプラズマ処理装置10を管理するためにコマンドの入力操作を行うキーボードや、プラズマ処理装置10の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等から構成されている。
記憶部93には、プラズマ処理装置10で実行される各種処理をプロセスコントローラ91の制御にて実現するための制御プログラム(ソフトウェア)や処理条件データ等が記憶されたレシピが格納されている。そして、必要に応じて、ユーザインターフェース92からの指示等にて任意のレシピを記憶部93から呼び出してプロセスコントローラ91に実行させることで、プロセスコントローラ91の制御下で、プラズマ処理装置10での所望の処理が行われる。また、制御プログラムや処理条件データ等のレシピは、コンピュータで読取り可能なコンピュータ記憶媒体(例えば、ハードディスク、CD、フレキシブルディスク、半導体メモリ等)などに格納された状態のものを利用したり、又は、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで使用したりすることも可能である。
[第1の載置台及び第2の載置台の構成]
次に、図2を参照して、第1実施形態に係る第1の載置台2及び第2の載置台7の要部構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す概略断面図である。
第1の載置台2は、基台3と、静電チャック6とを含んでいる。静電チャック6は、絶縁層30を介して基台3に接着されている。静電チャック6は、円板状を呈し、基台3と同軸となるように設けられている。静電チャック6は、絶縁体6bの内部に電極6aが設けられている。静電チャック6の上面は、ウェハWの載置される載置面6dとされている。静電チャック6の下端には、静電チャック6の径方向外側へ突出したフランジ部6eが形成されている。すなわち、静電チャック6は、側面の位置に応じて外径が異なる。
静電チャック6は、絶縁体6bの内部にヒータ6cが設けられている。また、基台3の内部には、冷媒流路2dが形成されている。冷媒流路2dおよびヒータ6cは、ウェハWの温度を調整する温調機構として機能する。なお、ヒータ6cは、絶縁体6bの内部に存在しなくてもよい。例えば、ヒータ6cは、静電チャック6の裏面に貼り付けられてもよく、載置面6dと冷媒流路2dとの間に介在すればよい。また、ヒータ6cは、載置面6dの領域全面に1つ設けてもよく、載置面6dを分割した領域毎に個別に設けてもよい。すなわち、ヒータ6cは、載置面6dを分割した領域毎に個別に複数設けてもよい。例えば、ヒータ6cは、第1の載置台2の載置面6dを中心からの距離に応じて複数の領域に分け、各領域で第1の載置台2の中心を囲むよう環状に延在させてもよい。もしくは、中心領域を加熱するヒータと、中心領域の外側を囲むように環状に延在するヒータとを含んでもよい。また、載置面6dの中心を囲むよう環状に延在させた領域を、中心からの方向に応じて複数の領域に分け、各領域にヒータ6cを設けてもよい。
図3は、第1の載置台及び第2の載置台を上方向から見た上面図である。図3には、円板状に第1の載置台2の載置面6dが示されている。載置面6dは、中心からの距離及び方向に応じて複数の領域HT1に分けられており、各領域HT1に個別にヒータ6cが設けられている。これにより、プラズマ処理装置10は、ウェハWの温度を、領域HT1毎に、制御できる。
図2に戻る。第2の載置台7は、基台8と、フォーカスリングヒータ9を含んでいる。基台8は、基台3に支持されている。フォーカスリングヒータ9は、絶縁体9bの内部にヒータ9aが設けられている。また、基台8の内部には、冷媒流路7dが形成されている。冷媒流路7dおよびヒータ9aは、フォーカスリング5の温度を調整する温調機構として機能する。フォーカスリングヒータ9は、絶縁層49を介して基台8に接着されている。フォーカスリングヒータ9の上面は、フォーカスリング5の載置される載置面9dとされている。なお、フォーカスリングヒータ9の上面には、熱伝導性の高いシート部材などを設けてもよい。
フォーカスリング5は、円環状の部材であって、第2の載置台7と同軸となるように設けられている。フォーカスリング5の内側側面には、径方向内側へ突出した凸部5aが形成されている。すなわち、フォーカスリング5は、内側側面の位置に応じて内径が異なる。例えば、凸部5aが形成されていない箇所の内径は、ウェハWの外径及び静電チャック6のフランジ部6eの外径よりも大きい。一方、凸部5aが形成された箇所の内径は、静電チャック6のフランジ部6eの外径よりも小さく、かつ、静電チャック6のフランジ部6eが形成されていない箇所の外径よりも大きい。
フォーカスリング5は、凸部5aが静電チャック6のフランジ部6eの上面と離間し、かつ、静電チャック6の側面からも離間した状態となるように第2の載置台7に配置される。すなわち、フォーカスリング5の凸部5aの下面と静電チャック6のフランジ部6eの上面との間には、隙間が形成されている。また、フォーカスリング5の凸部5aの側面と静電チャック6のフランジ部6eが形成されていない側面との間には、隙間が形成されている。そして、フォーカスリング5の凸部5aは、第1の載置台2の基台3と第2の載置台7の基台8との間の隙間34の上方に位置する。すなわち、載置面6dと直交する方向からみて、凸部5aは、隙間34と重なる位置に存在し該隙間34を覆っている。これにより、プラズマが、隙間34へ進入することを抑制できる。
ヒータ9aは、基台8と同軸な環状を呈している。ヒータ9aは、載置面9dの領域全面に1つ設けてもよく、載置面9dを分割した領域毎に個別に設けてもよい。すなわち、ヒータ9aは、載置面9dを分割した領域毎に個別に複数設けてもよい。例えば、ヒータ9aは、第2の載置台7の載置面9dを第2の載置台7の中心からの方向に応じて複数の領域に分け、各領域にヒータ9aを設けてもよい。例えば、図3には、円板状に第1の載置台2の載置面6dの周囲に、第2の載置台7の載置面9dが示されている。載置面9dは、中心からの方向に応じて複数の領域HT2に分けられており、各領域HT2に個別にヒータ9aが設けられている。これにより、プラズマ処理装置10は、フォーカスリング5の温度を、領域HT2毎に、制御できる。
図2に戻る。プラズマ処理装置10は、フォーカスリング5の上面の高さを測定する測定部110が設けられている。本実施形態では、レーザ光の干渉により距離を計測する光干渉計として測定部110を構成してフォーカスリング5の上面の高さを測定する。測定部110は、光射出部110aと、光ファイバ110bとを有する。第1の載置台2には、第2の載置台7の下部に、光射出部110aが設けられている。光射出部110aの上部には、真空を遮断するための石英窓111が設けけられている。また、第1の載置台2と第2の載置台7の間には、真空を遮断するためのオーリング(O-Ring)112が設けられている。また、第2の載置台7には、測定部110が設けられた位置に対応して、上面まで貫通する貫通穴113が形成されている。なお、貫通穴113には、レーザ光を透過する部材が設けられていてもよい。
光射出部110aは、光ファイバ110bにより測定制御ユニット114と接続されている。測定制御ユニット114は、光源を内蔵し、計測用のレーザ光を発生させる。測定制御ユニット114で発生したレーザ光は、光ファイバ110bを介して光射出部110aから出射される。光射出部110aから出射されたレーザ光は、石英窓111やフォーカスリング5で一部が反射し、反射したレーザ光が光射出部110aに入射する。
図4は、レーザ光の反射の系統を示す図である。石英窓111は、光射出部110a側の面に反射防止処理が施されており、レーザ光の反射が小さくされている。光射出部110aから出射されたレーザ光は、図4に示すように、主に、石英窓111の上面、フォーカスリング5の下面およびフォーカスリング5の上面で、それぞれ一部が反射し、光射出部110aに入射する。
光射出部110aに入射した光は、光ファイバ110bを介して測定制御ユニット114へ導かれる。測定制御ユニット114は、分光器等を内蔵し、反射したレーザ光の干渉状態に基づいて、距離を計測する。例えば、測定制御ユニット114では、入射したレーザ光の干渉状態に基づいて、反射面間の相互距離の差毎に、光の強度を検出する。
図5は、光の検出強度の分布の一例を示す図である。測定制御ユニット114では、反射面間の相互距離を光路長として、光の強度を検出する。図5のグラフの横軸は、光路長による相互距離を表している。横軸の0は、全ての相互距離の起点を表す。図5のグラフの縦軸は、検出される光の強度を表している。光干渉計は、反射した光の干渉状態から相互距離を計測する。反射では、相互距離の光路を往復で2回通過する。このため、光路長は、相互距離×2×屈折率として測定される。例えば、石英窓111の厚さをXとし、石英の屈折率を3.6とした場合、石英窓111の下面を基準とした場合の石英窓111の上面までの光路長は、X×2×3.6=7.2Xとなる。図5の例では、石英窓111上面で反射した光は、光路長が7.2Xに強度がピークあるものとして検出される。また、貫通穴113の厚さをXとし、貫通穴113内を空気として屈折率を1.0とした場合、石英窓111の上面を基準とした場合のフォーカスリング5の下面までの光路長は、X×2×1.0=2Xとなる。図5の例では、フォーカスリング5の下面で反射した光は、光路長が2Xに強度がピークあるものとして検出される。また、フォーカスリング5の厚さをXとし、フォーカスリング5をシリコンとして屈折率を1.5とした場合、フォーカスリング5の下面を基準とした場合のフォーカスリング5の上面までの光路長は、X×2×1.5=3Xとなる。図5の例では、フォーカスリング5の上面で反射した光は、光路長が3Xに強度がピークあるものとして検出される。
新品のフォーカスリング5は、厚さや材料が定まっている。測定制御ユニット114には、新品のフォーカスリング5の厚さや材料の屈折率が登録される。測定制御ユニット114は、新品のフォーカスリング5の厚さや材料の屈折率に対応する光路長を算出し、算出した光路長付近で強度がピークとなる光のピークの位置から、フォーカスリング5の厚さを計測する。例えば、測定制御ユニット114は、光路長が3Xの近傍で強度がピークとなる光のピークの位置から、フォーカスリング5の厚さを計測する。測定制御ユニット114は、計測結果を、制御部90へ出力する。なお、フォーカスリング5の厚さは、制御部90で計測してもよい。例えば、測定制御ユニット114には、検出強度がピークとなる光路長をそれぞれ計測し、計測結果を制御部90へ出力する。制御部90には、新品のフォーカスリング5の厚さや材料の屈折率が登録される。制御部90には、新品のフォーカスリング5の厚さや材料の屈折率に対応する光路長を算出し、算出した光路長付近で強度がピークとなる光のピークの位置から、フォーカスリング5の厚さを計測してもよい。
図2に戻る。第1の載置台2には、第2の載置台7を昇降させる昇降機構120が設けられている。例えば、第1の載置台2には、第2の載置台7の下部となる位置に、昇降機構120が設けられている。昇降機構120は、アクチュエータを内蔵し、アクチュエータの駆動力によりロッド120aを伸縮させて第2の載置台7を昇降させる。昇降機構120は、モータの駆動力をギヤー等で変換してロッド120aを伸縮させる駆動力を得るものであってもよく、油圧等によってロッド120aを伸縮させる駆動力を得るものであってもよい。
また、第1の載置台2は、第2の載置台7と電気的に導通する導通部130が設けられている。導通部130は、昇降機構120により第2の載置台7を昇降させても第1の載置台2と第2の載置台7とを電気的に導通するように構成されている。例えば、導通部130は、フレキシブルな配線、あるいは、第2の載置台7が昇降しても導体が基台8と接触して電気的に導通する機構が構成されている。導通部130は、第2の載置台7と第1の載置台2との電気的な特性が同等となるように設けられている。例えば、導通部130は、第1の載置台2の周面に複数設けられている。第1の載置台2に供給されるRF電力は、導通部130を介して第2の載置台7にも供給される。なお、導通部130は、第1の載置台2の上面と第2の載置台7の下面の間に設けてもよい。
本実施形態に係るプラズマ処理装置10では、測定部110および昇降機構120が3組設けられている。例えば、第2の載置台7には、測定部110および昇降機構120を組みとして、第2の載置台7の円周方向に均等な間隔で配置されている。図3には、測定部110および昇降機構120の配置位置が示されている。測定部110および昇降機構120は、第2の載置台7に対して、第2の載置台7の円周方向に対して120度の角度毎に、同様の位置に設けられている。なお、測定部110および昇降機構120は、第2の載置台7に対して、4組以上設けてもよい。また、測定部110および昇降機構120は、第2の載置台7の円周方向に対して離して配置してもよい。
測定制御ユニット114は、各測定部110の位置でのフォーカスリング5の厚さを計測し、計測結果を制御部90へ出力する。制御部90は、測定結果に応じて、フォーカスリングの上面が所定の高さを保つように昇降機構120を独立して駆動する。例えば、制御部90は、測定部110および昇降機構120の組ごとに、測定部110による測定結果に応じて昇降機構120を独立して昇降させる。例えば、制御部90は、新品のフォーカスリング5の厚さに対する測定されたフォーカスリング5の厚さからからフォーカスリング5の消耗量を特定し、消耗量に応じて、昇降機構120を制御して第2の載置台7を上昇させる。例えば、制御部90は、昇降機構120を制御し、フォーカスリング5が消耗量した分だけ、第2の載置台7を上昇させる。
フォーカスリング5の消耗量は、第2の載置台7の円周方向で偏りが生じる場合がある。プラズマ処理装置10は、図3のように測定部110および昇降機能120を3組以上配置して、配置箇所ごとにフォーカスリング5の消耗量を特定し、消耗量に応じて、昇降機構120を制御して第2の載置台7を上昇させる。これにより、プラズマ処理装置10は、ウェハWの上面に対するフォーカスリング5の上面の位置を円周方向で揃えることができる。これにより、プラズマ処理装置10は、エッチング特性の円周方向での均一性を維持することが可能となる。
[作用及び効果]
次に、本実施形態に係るプラズマ処理装置10の作用及び効果について説明する。図6は、第2の載置台を上昇させる流れの一例を説明する図である。図6(A)は、新品のフォーカスリング5を第2の載置台7に載置した状態を示している。第2の載置台7は、新品のフォーカスリング5を載置した際に、フォーカスリング5の上面が所定の高さとなるように高さが調整されている。例えば、第2の載置台7は、新品のフォーカスリング5を載置した際に、エッチング処理によるウェハWの均一性が得られるよう、高さが調整されている。ウェハWに対するエッチング処理に伴い、フォーカスリング5も消耗する。図6(B)は、フォーカスリング5が消耗した状態を示している。図6(B)の例では、フォーカスリング5の上面が0.2mm消耗している。プラズマ処理装置10は、測定部110を用いてフォーカスリング5の上面の高さを測定し、フォーカスリング5の消耗量を特定する。そして、プラズマ処理装置10は、消耗量に応じて、昇降機構120を制御して第2の載置台7を上昇させる。フォーカスリング5の高さの測定は、処理容器1内の温度がプラズマ処理を行う温度に安定したタイミングであることが好ましい。また、フォーカスリング5の高さの測定は、1枚のウェハWに対するエッチング処理中に周期的に複数回行ってもよく、1枚のウェハWごとに1回行ってもよく、所定枚のウェハWごとに1回行ってもよく、管理者が指定した周期で行ってもよい。図6(C)は、第2の載置台7を上昇させた状態を示している。図6(C)の例では、第2の載置台7を0.2mm上昇させてフォーカスリング5の上面を0.2mm上昇させている。なお、第2の載置台7は、上昇させても影響が生じないように構成されている。例えば、冷媒流路7dは、フレキシブルな配管、あるいは、第2の載置台7が昇降しても冷媒を供給可能な機構が構成されている。ヒータ9aに電力を供給する配線は、フレキシブルな配線、あるいは、第2の載置台7が昇降しても電気的に導通する機構が構成されている。
これにより、プラズマ処理装置10は、フォーカスリング5が消耗した場合でも、ウェハWの外周付近のエッチング特性の低下を抑制でき、エッチング処理によるウェハWの均一性の低下を抑制できる。また、プラズマ処理装置10は、フォーカスリング5を載置したまま第2の載置台7を上昇させている。これにより、フォーカスリング5は、第2の載置台7により、プラズマからの入熱を抜熱できる。この結果、プラズマ処理装置10は、フォーカスリング5の温度を所望の温度に保つことができるため、プラズマからの入熱によりエッチング特性が変化してしまうことを抑制できる。
ここで、比較例を用いて効果を説明する。図7は、比較例の構成の一例を示す図である。図7の例は、フォーカスリング5が消耗量した分だけ、フォーカスリング5のみを駆動機構150により上昇させる構成として場合を示している。消耗に応じてフォーカスリング5を上昇させた場合、フォーカスリング5が載置面151と離間してしまう。このようにフォーカスリング5が載置面151から離間した場合、プラズマからの入熱に対する抜熱が出来なくなってフォーカスリング5が高温になってしまい、エッチング特性が変化してしまう場合がある。また、フォーカスリング5は、載置面151から離間した場合、静電量やインピーダンスなど電気的な特性や印加される電圧が変化し、電気的な変化がプラズマに影響を与えて、エッチング特性が変化してしまう場合がある。
図8は、エッチング特性の変化の一例を示す図である。図8の横軸は、ウェハWの中心からの距離を示示している。図8の縦軸は、ウェハWの中心のエッチング量を100%とした場合のウェハWの中心からの距離に応じた位置でのエッチング量を示している。図8には、ウェハWに対する基準とするエッチング量のグラフが示されている。また、図8には、ウェハWに連続してエッチング処理を行った際の1枚目、10枚目、25枚目のエッチング量のグラフが示されている。1枚目のグラフは、基準に近いグラフとなっている。一方、10枚目は、基準から離れている。25枚目は、10枚目よりもさらに基準から離れている。この原因は、プラズマからの入熱によりフォーカスリング5が高温になってしまったことによる。すなわち、図7に示すように、消耗に応じてフォーカスリング5を上昇させた場合、1枚目については、エッチング処理によるウェハWの均一性を保つことができるが、ウェハWに連続してエッチング処理を行った場合、エッチング処理によるウェハWの均一性を保つことができない。
一方、本実施形態に係るプラズマ処理装置10は、フォーカスリング5を載置したまま第2の載置台7を上昇させている。これにより、プラズマ処理装置10は、第2の載置台7により、フォーカスリング5に対するプラズマからの入熱を抜熱できるため、ウェハWに連続してエッチング処理を行った場合でも、エッチング特性が変化してしまうことを抑制できる。
このように、プラズマ処理装置10は、ウェハWを載置する第1の載置台2と、第1の載置台2の外周に設けられ、フォーカスリング5が載置され、内部に温調機構が設けられた第2の載置台7とを有する。そして、プラズマ処理装置10は、昇降機構120が第2の載置台7を昇降させる。これにより、プラズマ処理装置10は、昇降機構120により第2の載置台7を昇降させてフォーカスリング5を昇降させた場合でも、第2の載置台7により、フォーカスリング5に対するプラズマからの入熱を抜熱できるため、ウェハWに対するプラズマ処理の均一性の低下を抑制できる。
また、プラズマ処理装置10は、第2の載置台7が、第1の載置台2と導通されている。これにより、プラズマ処理装置10は、昇降機構120により第2の載置台7を昇降させてフォーカスリング5を昇降させた場合でも、フォーカスリング5の電気的な特性や印加される電圧が変化を抑えることができるため、プラズマに対する特性の変化を抑制できる。
また、プラズマ処理装置10は、フォーカスリング5の上面の高さを測定する測定部110を有する。また、プラズマ処理装置10は、昇降機構120が、ウェハWの上面に対してフォーカスリング5の上面が予め設定された範囲を保つように駆動する。プラズマ処理装置10は、昇降機構120により第2の載置台7を昇降させてフォーカスリング5を昇降させることによりフォーカスリング5の温度の変化を抑えられている。また、プラズマ処理装置10は、第2の載置台7を第1の載置台2と導通させることにより、フォーカスリング5の電気的な特性の変化や、印加される電圧の変化を抑えられている。このため、プラズマ処理装置10は、昇降機構120が、ウェハWの上面に対してフォーカスリング5の上面が予め設定された範囲を保つように駆動するという簡単な制御で、ウェハWに対するプラズマ処理の均一性の低下を抑制できる。
また、プラズマ処理装置10は、測定部110および昇降機構120が、第2の載置台7台に対して3つ組以上設けられ、フォーカスリング5の上面が所定の高さを保つように独立して駆動する。これにより、プラズマ処理装置10は、ウェハWの上面に対するフォーカスリング5の上面の位置を円周方向で揃えることができる。これにより、プラズマ処理装置10は、エッチング特性の円周方向での均一性を維持することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るプラズマ処理装置10の概略的な構成は、図1に示す第1実施形態に係るプラズマ処理装置10の構成と一部同様であるため、同様の部分には、同一の符号を付し、主に異なる点について説明を省略する。
[第1の載置台及び第2の載置台の構成]
図9、図10を参照して、第2実施形態に係る第1の載置台2及び第2の載置台7の要部構成について説明する。図9は、第2実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す斜視図である。
第1の載置台2は、基台3を含んでいる。基台3は、円柱状に形成され、軸方向の一方の面3aに、上述の静電チャック6が配置される。また、基台3は、外周に沿って外側へ突出したフランジ部200が設けられている。本実施形態に係る基台3は、外周の側面の中央部から下側で、外径を大きくして外側へ張り出した張り出し部201が形成されており、側面の張り出し部のさらに下部で外側へ突出したフランジ部200が設けられている。フランジ部200は、上面の周方向の3以上の位置に、軸方向に貫通する貫通穴210が形成されている。本実施形態に係るフランジ部200は、周方向に均等な間隔で3つの貫通穴210が形成されている。
第2の載置台7は、基台8を含んでいる。基台8は、内径が基台3の面3aの外径よりも所定サイズ大きい円筒状に形成され、軸方向の一方の面8aに、上述のフォーカスリングヒータ9が配置される。また、基台8は、下面に、フランジ部200の貫通穴210と同様の間隔で柱状部220が設けられている。本実施形態に係る基台8は、下面に、周方向に均等な間隔で3つの柱状部220が形成されている。
基台8は、基台3と軸を同じとされ、柱状部220が貫通穴210に挿入されるよう周方向の位置を合わせて、基台3のフランジ部200上に配置される。
図10は、第2実施形態に係る第1の載置台及び第2の載置台の要部構成を示す概略断面図である。図10の例は、貫通穴210の位置での第1の載置台2および第2の載置台7の断面を示した図である。
基台3は、絶縁体の支持台4に支持されている。基台3および支持台4には、貫通穴210が形成されている。
貫通穴210は、上部よりも中央付近から下部で直径が小さく形成され、段211が形成されている。柱状部220は、貫通穴210に対応して、上部よりも中央付近から下部で直径が小さく形成されている。
基台8は、基台3のフランジ部200上に配置されている。基台8は、外径が基台3よりも大きく形成されており、基台3と対向する下面の、基台3の外径よりも大きい部分に下部に突出した円環部221が形成されている。基台8を基台3のフランジ部200上に配置した場合、円環部221は、フランジ部200の側面を覆うように形成されている。
貫通穴210には、柱状部220が挿入されている。各貫通穴210には、第2の載置台7を昇降させる昇降機構120が設けられている。例えば、基台3は、各貫通穴210の下部に、柱状部220を昇降させる昇降機構120が設けられている。昇降機構120は、アクチュエータを内蔵し、アクチュエータの駆動力によりロッド120aを伸縮させて柱状部220を昇降させる。
貫通穴210には、シール部材が設けられている。例えば、貫通穴210の柱状部220と対向する面には、貫通穴の周方向に沿ってOリングなどのシール240が設けられている。シール240は、柱状部220と接触している。また、基台8と基台3とが軸方向に並行する面には、シール部材が設けられている。例えば、基台3は、張り出し部201の側面に、周面に沿ってシール241が設けられている。基台3は、フランジ部200の側面に、周面に沿ってシール242が設けられている。
また、基台3は、貫通穴210の段211付近の周面の一部に、基台8と電気的に導通する導通部250が設けられている。導通部250は、昇降機構120により基台8を昇降させても基台3と基台8とを電気的に導通するように構成されている。例えば、導通部250は、フレキシブルな配線、あるいは、基台8が昇降しても導体が基台8と接触して電気的に導通する機構が構成されている。導通部250は、基台3と基台8との電気的な特性が同等となるように設けられている。
また、基台3は、貫通穴210の段211部分に基台3の内側の下部とつながる導管260が設けられている。導管260は、不図示の真空ポンプに接続されている。真空ポンプは、第1排気装置83に設けられたものであってもよく、別に設けもよい。第2実施形態に係るプラズマ処理装置10は、真空ポンプを作動させることにより、導管260を介して、真空引きを行い、基台8と基台3との間のシール240、シール241、シール242により形成される空間を減圧する。
第1の載置台2は、下側の空間が大気圧とされている。例えば、支持台4は、内側の下部に空間270が形成され、大気圧とされている。貫通穴210は、空間270と導通している。プラズマ処理装置10は、シール240によって、貫通穴210をシールすることで、基台3の内部の大気圧が処理容器1内に流入することを抑制している。
ところで、プラズマ処理装置10では、昇降機構120によって柱状部220を昇降させた場合、柱状部220の移動に伴ってシール240から大気が流入する。
そこで、プラズマ処理装置10では、導管260により真空引きを行い、基台8と基台3との間のシール240、シール241、シール242により形成される空間を減圧している。
これにより、プラズマ処理装置10では、シール240部分から流入した大気が処理容器1内に流入することを抑制できる。また、プラズマ処理装置10では、導通部250などでパーティクルが発生した場合でも、導管260により真空引きを行うことで、パーティクルを処理容器1内に流入することを抑制できる。
また、プラズマ処理装置10では、シール240によって貫通穴210をシールし、導管260により真空引きを行い、基台8と基台3との間のシール240、シール241、シール242により形成される空間を減圧している。これにより、基台3は、柱状部220に対応する面積分しか大気圧の反力がかからなくなる。例えば、大気圧の反力は、導管260により真空引きを行わない場合、200kgf程度となるが、導管260により真空引きを行った場合、15kgf程度に軽減される。これにより、第2の載置台7を昇降させる際の昇降機構120のアクチュエータの負荷を軽減できる。
このように、第1の載置台2は、外周に沿って外側へ突出し、周方向の3以上の位置に、軸方向に貫通する貫通穴210が形成されたフランジ部200が設けられている。第2の載置台7は、第1の載置台2の外周に沿ってフランジ部200の上部に配置され、フランジ部200と対向する下面の貫通穴210に対応する位置に、貫通穴210に挿入される柱状部220が設けられている。昇降機構120は、貫通穴210に対して柱状部220を軸方向に移動させることで第2の載置台7を昇降させる。また、プラズマ処理装置10は、貫通穴210に、柱状部220と接触してシールする第1シール部材(シール240)が設けられている。プラズマ処理装置10は、第1の載置台2と第2の載置台7とが軸方向に並行する面に、第1の載置台2と第2の載置台7との間をシールする第2シール部材(シール241、シール242)が設けられている。プラズマ処理装置10は、第1の載置台2と第2の載置台7との間の第1シール部材と第2シール部材により形成される空間を減圧する減圧部(導管260、真空ポンプ)を有する。これにより、第2実施形態に係るプラズマ処理装置10は、大気が処理容器1内に流入することを抑制できる。また、プラズマ処理装置10は、パーティクルを処理容器1内に流入することを抑制できる。また、プラズマ処理装置10は、第2の載置台7を昇降させる際の昇降機構120のアクチュエータの負荷を軽減できる。
以上、種々の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく種々の変形態様を構成可能である。例えば、上述したプラズマ処理装置10は、容量結合型のプラズマ処理装置10であったが、任意のプラズマ処理装置10に採用され得る。例えば、プラズマ処理装置10は、誘導結合型のプラズマ処理装置10、マイクロ波といった表面波によってガスを励起させるプラズマ処理装置10のように、任意のタイプのプラズマ処理装置10であってもよい。
また、上述した実施形態では、第1の載置台2と第2の載置台7とを導通部130により電気的に導通させる場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第2の載置台7は、第1の載置台2にRF電力を供給するRF電源と導通させてもよい。例えば、第2の載置台7は、第1の整合器11aおよび第2の整合器11bから供給されるRF電力が供給されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、第2の載置台7に、フォーカスリング5の温度を調整する温調機構として、冷媒流路7dおよびヒータ9aを設けた場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第2の載置台7は、冷媒流路7dまたはヒータ9aの何れか一方のみが設けてられていてもよい。また、温調機構は、フォーカスリング5の温度を調整できれば何れでもよく、冷媒流路7dおよびヒータ9aに限定されるものではない。
また、上述した実施形態では、フォーカスリング5の上面が消耗した消耗分だけ第2の載置台7を上昇させる場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、プラズマ処理装置10は、実施するプラズマ処理の種類に合わせて、第2の載置台7を昇降させて、ウェハWに対するフォーカスリング5の位置を変えてもよい。例えば、プラズマ処理装置10は、プラズマ処理の種類ごとにフォーカスリング5の位置を記憶部93に記憶する。プロセスコントローラ91は、実施するプラズマ処理の種類に対応したフォーカスリング5の位置を記憶部93から読み出し、第2の載置台7を昇降させて、読み出した位置となるようにフォーカスリング5を昇降させてもよい。また、プラズマ処理装置10は、1枚のウェハWに対する処理中に、第2の載置台7を昇降させて、ウェハWに対するフォーカスリング5の位置を変えてもよい。例えば、プラズマ処理装置10は、プラズマ処理のプロセスごとにフォーカスリング5の位置を記憶部93に記憶する。プロセスコントローラ91は、実施するプラズマ処理の各プロセスのフォーカスリング5の位置を記憶部93から読み出し、プラズマ処理中に、実施するプロセスに応じて、第2の載置台7を昇降させて、実施するプロセスに対応した位置となるようにフォーカスリング5を昇降させてもよい。
1 処理容器
2 第1の載置台
5 フォーカスリング
7 第2の載置台
7d 冷媒流路
8 基台
9 フォーカスリングヒータ
9a ヒータ
10 プラズマ処理装置
110 測定部
110a 光射出部
110b 光ファイバ
114 測定制御ユニット
120 昇降機構
130 導通部
200 フランジ部
210 貫通穴
220 柱状部
240、241、242 シール
260 導管
W ウェハ

Claims (4)

  1. プラズマ処理の対象となる被処理体が載置され、外周に沿って外側へ突出し、周方向の3以上の位置に軸方向に貫通する貫通穴が形成されたフランジ部が設けられた第1の載置台と、
    前記第1の載置台の外周に設けられ、フォーカスリングが載置され、内部に温調機構が設けられ、前記第1の載置台の外周に沿って前記フランジ部の上部に配置され、前記フランジ部と対向する下面の前記貫通穴に対応する位置に、前記貫通穴に挿入される柱状部が設けられた第2の載置台と、
    前記貫通穴に対して前記柱状部を軸方向に移動させることで前記第2の載置台を昇降させる昇降機構と、
    前記貫通穴に設けられ、前記柱状部と接触してシールする第1シール部材と、
    前記第1の載置台と前記第2の載置台とが軸方向に並行する面に設けられ、前記第1の載置台と前記第2の載置台との間をシールする第2シール部材と、
    前記第1の載置台と前記第2の載置台との間の前記第1シール部材と前記第2シール部材により形成される空間を減圧する減圧部と、
    を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記第2の載置台は、前記第1の載置台、または、前記第1の載置台にRF(Radio Frequency)電力を供給するRF電源と導通されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記フォーカスリングの上面の高さを測定する測定部をさらに有し、
    前記昇降機構は、前記被処理体の上面に対して前記フォーカスリングの上面が予め設定された範囲を保つように駆動する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記昇降機構および前記測定部は、前記第2の載置台に対して3つ組以上設けられ、前記フォーカスリングの上面が所定の高さを保つように独立して駆動する
    ことを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
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