JP7033649B2 - 車載ステレオカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、車載ステレオカメラに関する。
特許文献1には、複数の撮像装置にて、重複領域を有するように撮像された撮像画像をそれぞれ取得し、取得した複数の撮像画像において重複領域をそれぞれ抽出し、抽出した複数の重複領域においてそれぞれ画像特徴を抽出し、また、複数の重複領域における画像特徴を比較し、これらの画像特徴が類似するか否かを判定し、類似していない場合に撮像装置が故障していると判定する技術が示されている。そして、故障していると特定されるカメラがある場合には、フェールセーフ設定が行われ、故障しているカメラによる撮像画像を利用しないような指示を出力することが説明されている。
特開2016-15638号公報
例えば、ステレオカメラによるセンシング情報に基づいて自動運転を行っている途中でステレオカメラに遮蔽物が付着して視界が妨げられた場合や、ステレオカメラに故障が発生した場合にも、走行制御に必要なセンシング機能を維持し、ドライバが運転を引き継ぐまで自動運転を継続することが求められる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撮像に不具合が生じた場合に自動運転を継続することが可能な車載ステレオカメラを提供することにある。
上記課題を解決する本発明の車載ステレオカメラは、
一対の撮像部によって互いに重複する領域を有するように撮像された一対の撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
前記一対の撮像画像を用いて物体を認識する物体認識処理を行う物体認識部と、
前記一対の撮像画像の少なくとも一方に異常領域が存在しているか否かを判定し、前記異常領域が存在している場合には前記異常領域が前記物体認識部の前記物体認識処理に与える影響度を診断する影響度診断部と、
を備え、
前記物体認識部は、前記影響度に応じて前記物体認識処理の処理内容を変更することを特徴とする。
本発明によれば、撮像に不具合が生じた場合に自動運転を継続することが可能な車載ステレオカメラを得ることができる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態に係る車載ステレオカメラの構成を説明する機能ブロック図。 本発明の第1実施形態に係る車載ステレオカメラの制御処理を説明するフローチャート。 異常検知処理により異常の影響度を診断する方法の具体例を説明する図。 物体認識処理の内容を説明するフローチャート。 物体認識処理の他の実施例を説明するフローチャート。 異常領域と正常領域を有する一方の撮像画像の模式図。 物体認識処理の他の実施例を説明するフローチャート。 正常に動作しているテーブルの一例を説明する図。 異常領域が存在するときのテーブルの一例を説明する図。 異常領域が存在するときの左画像と右画像の模式図。 ステレオ視による視差画像の模式図。 異常領域の単眼視による補完状態を示す模式図。 異常時にハードウエアの構成を切り替える方法を説明する図。
次に、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車載ステレオカメラの構成を説明する機能ブロック図である。
本実施形態の車載ステレオカメラは、自車両に搭載されており、自車両の前方を撮像した画像に基づいて歩行者や他車両などの物体認識を行う構成を有している。車載ステレオカメラで検出された物体認識の情報は、自車両の走行制御部105に出力され、自動ブレーキ制御、自動走行制御、または、自動駐車制御等の種々の車両走行制御に用いられる。
車載ステレオカメラは、図1に示すように、一対の撮像部(撮像手段)101、102及び制御部を有している。一対の撮像部101、102は、互いに重複する領域を有するように車両前方を撮像する。一対の撮像部101、102は、本実施の形態では車載ステレオカメラと一体に構成されているが、車載ステレオカメラとは別体に設けて撮像画像を車載ステレオカメラに供給する構成としてもよい。
制御部は、正常時にステレオ視による物体認識を行う第1の物体認識部103と、異常時に単眼視による物体認識を行う第2の物体認識部104とを有している。第1の物体認識部103は、一対の撮像画像から視差を計算する手段111と、視差から距離を算出する手段112と、距離情報から物体認識を行う手段113を有する。第2の物体認識部104は、いずれか一方の撮像部により撮像された撮像画像に異常を検知する手段121と、他方の撮像部により撮像された撮像画像を用いて単眼処理を行う手段122と、その結果に基づいて物体認識を行う手段123を有する。
図2は、本実施形態に係る車載ステレオカメラの制御処理を説明するフローチャートである。
制御部では、最初に、一対の撮像部によって互いに重複する領域を有するように撮像された一対の撮像画像を取得する撮像画像取得処理(S201)が行われる。そして、一対の撮像画像の少なくとも一方に異常があるか否かを検知する異常検知処理(S202)が行われる。S202の異常検知処理では、一対の撮像画像の少なくとも一方に異常領域が存在しているか否かが判定され、異常領域が存在している場合には異常領域が物体認識部の物体認識処理に与える影響度を診断する影響度診断処理が行われる。そして、一対の撮像画像を用いて物体を認識する物体認識処理(S203)が行われる。S203の物体認識処理では、影響度診断処理により診断された影響度に応じて物体認識処理の処理内容を変更する処理が行われる。
図3は、異常検知処理により異常の影響度を診断する方法の具体例を説明する図である。
図3に示す例では、左右一対の撮像画像のうち、右画像302に汚れ303があり、左画像301には汚れがない。このような場合、異常検知処理により、右画像302に異常があり、異常領域が存在していると判定される。そして、物体認識における影響度を診断するために、左画像301と右画像302を互いに比較して、汚れ303の大きさと透明度を推定する。影響度は、汚れ303の大きさと透明度に影響を受け、汚れが大きいほどまたは透明度が低いほど影響度は大きく、汚れが小さいほどまたは透明度が高いほど影響度は小さくなる。
異常検知処理では、左画像301と右画像302との差を算出し、汚れ部分の差が大きい場合、汚れ303が付着していると判断することができる。例えば、泥やゴミなどの明らかな汚れは、単眼カメラによる単一の画像から検出できるが、カメラレンズに付着した雨滴などの薄い汚れを検出することは困難である。一方、ステレオカメラは、左右の二つの同様な画像が得られるので、薄い汚れも検出することができる。
例えば、透明度(1)のように汚れの透明度が高い場合は、物体認識処理において物体の誤検知や不検知が少なく、影響度は小さいと診断される。また、透明度(5)のように汚れの透明度が低い場合は、物体認識処理において物体の誤検知や不検知の可能性が高くなる。つまり、誤検知や不検知のリスクが高く、影響度は大きいと診断される。図3に示す右画像302の汚れ303は、雨滴などの薄い汚れであり、透明度(3)に相当する。
図4は、S203の物体認識処理の内容を説明するフローチャートである。
物体認識処理では、影響度診断処理により診断された影響度に応じて物体認識処理の処理内容を変更する。例えば、ステップS401では、異常領域が存在しているか否かが判定される。そして、異常領域が存在していない場合(S401でNO)には、ステップS403に移行し、一対の撮像画像を用いたステレオ視による物体認識が行われる。
一方、異常領域が存在している場合(S401でYES)には、その影響度を診断すべくステップS402以降に移行する。ステップS402では、影響度が予め設定されている閾値よりも小さいか否かが判断され、影響度が予め設定されている閾値よりも小さいと診断された場合(S402でYES)には、ステップS403に移行し、一対の撮像画像を用いたステレオ視による物体認識が行われる。
そして、影響度が閾値以上と診断された場合(S402でNO)には、ステップS404に移行し、いずれか他方の撮像画像のみを用いた単眼視による物体認識処理を行う。例えば、図3に示す透明度(3)を閾値とした場合、透明度(1)と透明度(2)は閾値よりも小さいので、左画像301と右画像302のステレオ視による物体認識処理が行われ、透明度(3)-(5)は閾値以上なので左画像301の単眼視による物体認識処理が行われる。
上記した物体認識処理によれば、一方の撮像画像に異常がありその影響度が閾値以上の場合には、一対の撮像画像を用いたステレオ視から他方の撮像画像のみを用いた単眼視に物体認識処理の内容を変更するので、認識性能は低下するかもしれないが、最低限の機能は維持することができ、物体認識を継続することができる。したがって、ステレオカメラによるセンシング情報に基づいて自動運転を行っている途中でステレオカメラに遮蔽物が付着して視界が妨げられた場合や、ステレオカメラに故障が発生した場合にも、走行制御に必要なセンシング機能を維持し、ドライバが運転を引き継ぐまで自動運転を継続することができる。
図5は、物体認識処理の他の実施例を説明するフローチャートであり、図4に対応するものである。
本実施例において特徴的なことは、撮像画像の異常領域のみを、単眼視による物体認識処理により補完する構成としたことである。ステップS501からステップS503までの処理内容は、図4に示す実施例のステップS401からステップS403と同じである。ステップS504では、一方の撮像画像から異常領域を除いた正常領域の画像と、他方の撮像画像であって一方の撮像画像の正常領域に対応する正常領域の画像とを用いたステレオ視による物体認識と、他方の撮像画像であって一方の撮像画像の異常領域に対応する正常領域の画像を用いた単眼視による物体認識とを行う。
図6は、異常領域と正常領域を有する一方の撮像画像の模式図である。一方の撮像画像601は、正常に撮像されている正常領域602、603と、影響度が閾値以上の汚れがある異常領域604とを有している。他方の撮像画像611は、汚れがなく、一方の撮像画像601の領域602~604に対応する正常領域612~614を有している。
かかる場合、一方の撮像画像601の正常領域602、603と他方の撮像画像611の正常領域612、613を用いたステレオ視による物体認識処理が行われる。そして、一方の撮像画像601の異常領域604については、一方の撮像画像601の異常領域604に対応する他方の撮像画像611の正常領域614の画像を用いた単眼視による物体認識処理が行われる。
上記した物体認識処理によれば、正常領域602、603については、他方の撮像画像611との間で視差計算をすることができる。したがって、異常となった一方の撮像画像601の一部についてはステレオ視による物体認識を行うという正常パスを残すことができる。したがって、異常時のダメージに応じたレベルで機能の維持を図ることができる。
なお、上記した実施例では、一方の撮像画像601のみに異常領域が存在する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、一方の撮像画像601と他方の撮像画像611の両方に異常領域が存在する場合についても適用することができる。例えば、一方の撮像画像601の領域604と他方の撮像画像611の領域612がそれぞれ異常領域であった場合、一方の撮像画像601の領域604については他方の撮像画像の正常領域614を用いて単眼視による物体認識を行い、他方の撮像画像611の領域612については一方の撮像画像の正常領域602を用いて単眼視による物体認識を行ってもよい。
図7は、物体認識処理の他の実施例を説明するフローチャートであり、図5に対応するものである。本実施例において特徴的なことは、撮像画像に異常がある場合には、影響度に応じて異常領域についての物体認識処理を変更することである。
例えば、ステップS701では、異常領域が存在しているか否かが判定される。そして、異常領域が存在していない場合(S701でNO)には、第1の物体認識処理を実行すべくステップS703に移行し、一対の撮像画像を用いたステレオ視による物体認識が行われる。そして、異常領域が存在している場合(S701でYES)には、その影響度を診断すべくステップS702以降に移行する。
ステップS702では、影響度が予め設定されている閾値よりも小さいか否かが判断され、影響度が予め設定されている閾値よりも小さいと診断された場合(S702でYES)には、第2の物体認識処理を実行すべくステップS704に移行し、影響度が閾値以上であると診断された場合(S702でNO)には、第3の物体認識処理を実行すべくステップS705に移行する。
ステップS704では、正常領域どうしについてはステレオ視による物体認識が行われる。そして、異常領域については、正常領域のステレオ視とは異なる処理で、立体物の位置が計測される。異なる処理としては、例えば、テクスチャの相関処理でマッチングする方法や、エッジ情報や明るさの勾配でマッチングする方法が挙げられる。例えば、一方の撮像画像に影響度が閾値よりも小さい異常領域がある場合、異常領域に対応する他方の撮像画像の正常領域についてマッチングを行う。
ステップS705では、正常領域どうしについてはステレオ視による物体認識が行われる。そして、異常領域については、正常な他方の撮像画像のみを用いた単眼視による物体認識が行われる。例えば、一方の撮像画像に影響度が閾値以上の異常領域がある場合、異常領域に対応する他方の撮像画像の正常領域について単眼視による物体認識を行う。物体認識処理では、ステップS704またはステップS705によって異常領域に物体が検知された場合、その物体を異常領域の位置に入れて補完したテーブルを作成する。
図8は、正常に動作しているテーブルの一例を説明する図、図9は、異常領域が存在するときのテーブルの一例を説明する図である。例えば、ステップS701で異常領域が存在していないと判断され、ステップS703でステレオ視による物体認識が行われた場合、図8に示すテーブルが作成される。図8に示すテーブルには、ステレオ視により認識された物体の情報が示されており、物体ID(1)~(5)と、各物体の3次元座標位置と、各物体のサイズが検知されている。
また、異常領域が一方の撮像画像に存在している場合、ステレオ視による物体認識だけでは、物体ID(3)、(4)が不検知となり、テーブルは、図9(a)に示すものとなる。本実施例では、異常領域についてはマッチングや単眼視による物体認識が行われ、補完される。補完された物体ID(3)、(4)は、図9(b)に示すように、その位置Xa3、Ya3、Za3、Xa4、Ya4、Za4とサイズSa2、Sa4がテーブルに入れられる。
図10は、異常領域が存在するときの左画像と右画像の模式図、図11は、ステレオ視による視差画像の模式図、図12は、異常領域の単眼視による補完状態を示す模式図である。
左画像901と右画像902には、自車両の走行車線の側方に配置されている制限速度を示す道路標識903と、自車両の前方を自車両と同一の方向に向かって移動する先行車両904が映っている。そして、右画像902に映る先行車両904は、右側の撮像部に付着した泥汚れ905によって、その一部が完全に隠れている。したがって、図11に示すように、ステレオ視による物体認識を行った場合、正常領域である道路標識903と先行車両904の一部については、自車両からの離間距離、つまり、位置が求まり、物体検出が可能となるが、泥汚れ905によって隠された異常領域906については、ステレオ視では位置が求まらない。
これに対し、本実施例では、図12に示すように、左の撮像画像901を用いて右の撮像画像902の異常領域を補完し、右の撮像画像902の汚れて隠れた部分の画像907を生成する。画像907は、例えば、左の撮像画像901を処理して、先行車両904のサイズを推定することによって生成される。そして、図12に示すように異常領域が補完された右の撮像画像902と、左の撮像画像901とを用いて物体認識が行われる。
図13は、異常時にハードウエアの構成を切り替える方法を説明する図である。
車載ステレオカメラは、ステレオ視による物体認識として、一対の撮像画像の視差を計算し、視差に基づいて撮像画像における距離情報を算出し、距離情報に基づいて物体を検知する処理を行う第1の処理回路部と、単眼視による物体認識として、撮像画像における特徴点を抽出し、特徴点に基づいて物体を識別する処理を行う第2の処理回路部と、を有する。第1の処理回路部は、図1に示す第1の物体認識部を構成し、第2の処理回路部は、図1に示す第2の物体認識部を構成する。
本実施形態の車載ステレオカメラは、CPU、メモリ、及びFPGA回路などのハードウエアを有している。ハードウエアは、図13に示すように、正常時はステレオ視による物体認識を行うための回路として、画像入力回路1301と、アフィン回路1302と、左右画像視差計算回路1303を備えており、CPUによる視差(三次元情報)処理をソフトウエアによって行い、物体を検出している。そして、異常時には、単眼視による物体認識を行う回路として、左右画像視差計算回路1303を特徴抽出回路1304に切り替えて、CPUによる特徴点を機械学習による識別処理(ソフト処理)で物体を検出する。
本実施例では、ハードウエアの使用構成を変更することによって、ステレオ視による物体認識処理を実行する構成と、単眼視による物体認識処理を実行する構成とのいずれか一方に切り替える。例えば、一方の撮像画像に異常がある場合に、ステレオ視による物体認識処理を停止させ、単眼視による物体認識処理に切り替える。その際、(1)FPGA回路のステレオ視処理回路を単眼視処理用のハードウエアアクセラレータに書き換えること、(2)メモリの使用領域を変更すること、(3)CPUの使用構成(マルチコアの構成など)を変更することを行う。したがって、異常時にのみ使用するハードウエアを節約でき、ハードウエア規模を小さくすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
301 左画像
302 右画像
303 汚れ
601 一方の撮像画像
602、603 正常領域
604 異常領域
611 他方の撮像画像
612~614 正常領域
901 左画像
902 右画像
903 道路標識
904 先行車両
905 泥汚れ
S201 撮像画像取得処理(撮像画像取得部)
S202 異常検知処理(影響度診断部)
S203 物体認識処理(物体認識部)

Claims (4)

  1. 一対の撮像部によって互いに重複する領域を有するように撮像された一対の撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
    前記一対の撮像画像を用いて物体を認識する物体認識処理を行う物体認識部と、
    前記一対の撮像画像の少なくとも一方に異常領域が存在しているか否かを判定し、前記異常領域が存在している場合には前記異常領域が前記物体認識部の前記物体認識処理に与える影響度を診断する影響度診断部と、
    を備え、
    前記物体認識部は、
    前記影響度診断部により前記一対の撮像画像のいずれにも前記異常領域が存在していないと診断された場合、若しくは、前記影響度が予め設定されている閾値よりも小さいと診断された場合に、前記一対の撮像画像を用いたステレオ視による物体認識を行い、
    前記影響度診断部により前記一対の撮像画像のいずれか一方の撮像画像に前記異常領域が存在しており、前記影響度が前記閾値以上と診断された場合に、
    前記一方の撮像画像から前記異常領域を除いた正常領域の画像と、前記一対の撮像画像の他方の撮像画像とを用いたステレオ視による物体認識と、
    前記他方の撮像画像であって前記異常領域に対応する領域の画像を用いた単眼視による物体認識とを行う
    ことを特徴とする車載ステレオカメラ。
  2. 前記物体認識部は、
    前記ステレオ視による物体認識として、前記一対の撮像画像の視差を計算し、該視差に基づいて前記撮像画像における距離情報を算出し、該距離情報に基づいて物体を検知する処理を行う第1の処理回路部と、
    前記単眼視による物体認識として、前記撮像画像における特徴点を抽出し、該特徴点に基づいて物体を識別する処理を行う第2の処理回路部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車載ステレオカメラ。
  3. ハードウエアの使用構成を変更することによって、前記ステレオ視による物体認識処理を実行する構成と、前記単眼視による物体認識処理を実行する構成とのいずれか一方に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の車載ステレオカメラ。
  4. 前記異常領域の影響度は、前記撮像画像における前記異常領域の大きさ、または、透明度の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の車載ステレオカメラ。
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