JP7033433B2 - 導波管 - Google Patents
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Description
以下、本発明の一実施形態に係る導波管について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る導波管1の分解斜視図である。図2は、導波管1の三面図である。図1及び図2に示すように、導波管1は、本体11と、蓋21とを備えている。
第1の導体板の一例である本体11は、導体製の板状部材である導体板をベースにし、その主面12に溝31が形成された導体板である。溝31が形成される前の本体11の形状は、底面が長方形である四角柱であるともいえる。
図1及び図2に示すように、主面12において、溝31が形成されていない領域は、溝31を挟んで2つに分かれている。y軸正方向側の領域は、側壁17の上面であり、y軸負方向側の領域は、側壁18の上面である。側壁17の厚さ(y軸方向に沿った長さ)を厚さtとする。側壁18の厚さは、側壁17と等しくなるように構成されている。したがって、側壁18の厚さも厚さtである。
第1の導体板の一例である本体11は、導体製の板状部材である導体板であり、その主面12に溝31が形成された導体板である。蓋21は、主面22、主面23、側面24、及び、側面25を有する。主面22及び主面23は、蓋21の表面を構成する6つの面のうち、最大の面積を有する2つの面である。側面24及び側面25は、蓋21の表面を構成する6つの面のうち、xz平面に含まれる2つの面である。本実施形態では、蓋21の主面22及び主面23の形状及びサイズは、本体11の主面12及び主面13と同一である。ただし、主面23の形状及びサイズは、主面22によって主面12全体を覆うことができる形状及びサイズであればよく、必ずしも同一でなくてもよい。
導波管1の効果を説明するために、本発明の参考例である導波管101を用いる(図5参照)。導波管101は、第1及び第2の実施例の導波管1の構成から溝41~49及び溝51~59を省略することによって得られる。導波管101を構成する各部材の部材番号は、導波管1を構成する各部材の部材番号を100番台にすることによって得られる。例えば、導波管101の本体111及び蓋121の各々は、それぞれ、導波管1の本体11及び蓋21に代わる部材である。
上述した実施形態では、本体11に設けられた溝41~49及び溝51~59の各々が、溝31から導波管1の外部空間まで連通するよう形成される例(長さLと厚さtとが等しい場合の例)について説明した。ただし、これらの第2の溝の長さLは、厚さtを下回り、溝31と溝41~49及び溝51~59の各々との間に本体11の一部が介在するように構成されていてもよい。すなわち、図1及び図2に示した導波管1において、溝41~49及び溝51~59の各々は、溝31と溝41~49及び溝51~59の各々との間に介在する本体11の一部により分け隔てられており、溝31から導波管1の外部空間まで連通していなくてもよい。
以上ように、本体11の変形例である本体11Aにおいて、長さLは、厚さt未満であり、溝31と、溝41A~50A及び溝51A~60Aの各々との間には、本体11Aの一部が介在している。
図1に示した導波管1では、第2の溝が本体11の主面12に形成されていた。図3に示した本体11Aを備えた導波管1においても同様である。ただし、これらの第2の溝は、必ずしも本体11の主面12に形成されていなくてもよく、蓋21の主面22に形成されていてもよい。第2の溝である溝41B~49B及び溝51B~59Bの各々を主面22に形成した導波管1Bについて、図4を参照して説明する。導波管1Bは、本発明の第2の変形例である。
導波管1Bのように、本発明の一態様が備える第2の溝は、蓋21Bの主面22Bに形成されていてもよい。このように構成された導波管1Bは、導波管1と同様の効果を奏する。
本発明の第1の実施例及び第2の実施例である導波管1について、反射特性及び透過特性をシミュレーションした結果について説明する。なお、反射特性は、SパラメータS11の周波数依存性のことを意味し、透過特性は、SパラメータS21の周波数依存性のことを意味する。
今回のシミュレーションでは、第1及び第2の実施例の導波管1、並びに、参考例の導波管101の何れにおいても、本体11,111の主面12,112と蓋21,121の主面22,122とが接触する界面に生じ得る制御できない(あるいは予測できない)隙間を考慮していない。すなわち、この界面は完全に封止されているものと仮定して、シミュレーションを実施した。これは、界面に生じ得る隙間が制御できない(あるいは予測できない)ものであり、実体に即した隙間のモデルを構築することが現実的ではないためである。
図6(a)は、第1及び第2の実施例の導波管1、及び、参考例の導波管101についての反射特性を示すグラフである。図6の(b)は、第1及び第2の実施例の導波管1、及び、参考例の導波管101についての透過特性を示すグラフである。
11,11A,11B 本体(第1の導体板)
12,12B 主面(第1主面)
13,13B 主面(第2主面)
14,15,14B,15B 側面
16,16B 底壁
17,18,17B,18B 側壁
t 側壁の厚さ
21 蓋(第2の導体板)
22 主面(第1主面)
23 主面(第2主面)
24,25 側面
31 溝(第1の溝)
32,33,32B,33B 広壁
34,35,34B,35B 狭壁
41~49,51~59,41A~50A,51A~60A,41B~50B,51B~60B,41B~50B,51B~60B 溝(第2の溝)
α 第2の溝の幅
d 第2の溝の深さ
L 第2の溝の長さ
β 隣接する2つの第2の溝に挟まれた領域の幅
Claims (6)
- その第1主面に導波領域として機能する第1の溝が形成された第1の導体板と、
その第1主面が前記第1の導体板の前記第1主面に接触し、且つ、その第1主面が前記第1の溝を覆う第2の導体板であって、前記第1の導体板の前記第1主面上に載置された第2の導体板と、を備えた導波管であって、
前記第1の導体板の前記第1主面又は前記第2の導体板の前記第1主面には、前記第1の溝が延伸された第1方向に交わる第2方向に沿って延伸された複数の第2の溝が、前記第1方向に沿って並んで形成されている、
ことを特徴とする導波管。 - 当該導波管のカットオフ周波数を有する電磁波の管内波長を管内波長λwgとして、前記複数の第2の溝の幅及び深さの各々は、λwg/2以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の導波管。 - 前記深さは、前記幅の1/2以下である、
ことを特徴とする請求項2に記載の導波管。 - 前記複数の第2の溝の長さは、前記管内波長λwgを上回る、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の導波管。 - 前記第1の溝と前記複数の第2の溝とは、当該第1の溝と当該複数の第2の溝との間に介在する前記第1の導体板の一部により分け隔てられている、
ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の導波管。 - 前記第1の導体板の前記第1主面及び前記第2の導体板の前記第1主面を平面視した場合に、
前記複数の第2の溝が形成されている領域の面積の総和は、前記第1の導体板の前記第1主面と前記第2の導体板の前記第1主面とが重なっている領域の面積の総和以上である、
ことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の導波管。
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JP2004186755A (ja) | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Murata Mfg Co Ltd | 導波路、高周波回路および高周波回路装置 |
JP2009060382A (ja) | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Furuno Electric Co Ltd | 導波管接続器具及び導波管接続構造 |
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