JP2017130780A - 導波管終端器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸収部における吸収体側部の形状を導波管部の管軸方向において導波管内の空間の電波の電界方向の幅が異なる形状としたので、導波管部を伝搬する電波の経路の長さを吸収体側部の管軸方向の長さより長くすることができ、吸収体側部の管軸方向の長さを電波の波長の1/4より短くすることができるため、導波管終端器の長大化を抑えられる。
【選択図】 図1
Description
以下、本発明の実施の形態1に係る導波管終端器について説明する。本実施の形態では波長λのTE10モードのマイクロ波を終端させる場合について説明する。図1は、実施の形態1に係る導波管終端器の一部を切り欠いて示す斜視図である。図1の導波管終端器は、導波管部1、短絡板2、吸収体本体3、吸収部4を備えており、吸収部4は導波管を伝搬する電波の電界方向に垂直な導波管部1の上下の内面、すなわち図1に示すx−z面に接するように設けられた吸収体側部41、吸収体側部42と、これら吸収体側部41、42に挟まれた空間からなる。本実施の形態では、吸収体本体3と吸収体側部41、吸収体側部42は一体となって設けられている。
吸収部4は、伝搬してきた電波のエネルギーを吸収する部分である。この発明では、吸収部4は、導波管部1の管軸方向に電波の波長の1/4未満の幅の範囲に設けられている。この導波管終端器を、導波管につなげることで導波管を伝搬してきた電波を終端することができる。
ここで、導波管の方向の定義について説明する。図1のように導波管部1が伸びる方向、すなわち電波が管の内部を開口11からもう一方の開口12へ伝搬する方向を管軸方向という。断面が矩形状の導波管の場合、管軸方向に垂直な導波管の断面、すなわち図1に示すx−y面で切った断面は、長辺と短辺を持つ長方形である。この導波管をTE10モードの電波が伝搬する場合、電界は短辺に平行な方向に発生する。この短辺に平行な方向を電界方向という。また、管軸方向と電界方向に直交する、長辺に平行な方向をx軸方向とする。
吸収体側部41、42の材質は、吸収体本体3と同じ材質であってもよいし、別の材質であってもよい。
図5において粗い破線で示す特性102は、上記特性101と同じ導波管部1において、吸収体側部41、42を溝5が設けられていない平板上の形状とし、吸収体側部42の管軸方向の長さを1.3倍にした場合の特性である。この場合の共振長は、1.3Lであり、共振長が1.3倍になった分に対応して整合周波数は低減側へシフトしている。
そして、図5において実線で示す特性103は、本実施の形態による導波管終端器の特性である。すなわち、特性103は上記特性101、102と同じ導波管部1において、図1〜3で示したように吸収体側部4のうち下側の吸収体側部42の上面に溝5を設けた形状とした場合の特性である。このとき、吸収体側部41、42自体の管軸方向の長さは特性101の場合と同じ長さLとしている。管軸方向の長さはLであるが、共振長は、溝5の2つの側面の深さHの分が加わってL+2Hとなっており、L+2HがLに対して1.3倍の長さとなるようにHの深さを設定している。つまり、特性103と特性102は、共振長がL+2Hという点で共通しており、これによりほぼ同様の特性であることがわかる。
なお、図5では、横軸の周波数は特性101の整合周波数fcを基準に規格化した。
つまり、波長の長い低周波では高周波よりも吸収体の側板部分を長くする必要があるので導波管終端器が管軸方向に長大化する傾向にあったが、本実施の形態の導波管終端器であれば、吸収部4において、吸収体側部42に溝5を設けたことにより、この溝5の電界方向に沿った側面部分も共振長の一部となるため、波長の長い低周波であっても導波管終端器の吸収体側部41、42の管軸方向の長さを電波の波長の1/4より短くすることができる。
次に、本実施の形態2に係る導波管終端器について説明する。この実施の形態2では、吸収部4の形状が実施の形態1と異なるが、その他は実施の形態1と同様である。
本実施の形態2においても実施の形態1と同様に導波管部1の管軸方向における導波管内部の空間の電波の電界方向の幅は、吸収体側部42に溝5が設けられている部分と溝5が設けられていない部分とで異なる。
次に、本実施の形態3に係る導波管終端器について説明する。この実施の形態3では、吸収部4の形状が実施の形態1と異なるが、その他は実施の形態1と同様である。
導波管部1の管軸方向における導波管内部の空間の電波の電界方向の幅は、吸収体側部42に突起7が設けられている部分と突起7が設けられていない部分とで異なる。本実施の形態3においては実施の形態1の溝5の代わりに突起7を設けているが、このように構成しても、導波管部1の管軸方向における導波管内部の空間の電波の電界方向の幅を、下の吸収体側部42に突起7が設けられている部分と突起7が設けられていない部分とで異なるようにさせることができる。
次に、本実施の形態4に係る導波管終端器について説明する。この実施の形態4では、吸収部4の形状が実施の形態1と異なるが、その他は実施の形態1と同様である。
実施の形態1と同様に、吸収部4は、吸収体本体3の端から導波管部1の管軸方向に電波の波長のλ/4未満の幅の範囲に設けられる。また、下側の吸収体側部42の上面には、溝5が設けられている。溝5はx軸方向全体に亘って電界方向に深さを持つ形状に形成されている。溝5が設けられることにより、導波管部1の内部の空間の電波の電界方向の幅が導波管部1の管軸方向において異なる。
また、吸収部4の短絡板2側を曲面形状にすることにより、吸収体本体3の端部63mに到達するまでの電波のインピーダンスの変化を連続的に緩やかにすることができ、不連続部分で起こる反射を低減できる。また、吸収体本体3の配置を導波管の電界方向に完全に平行にしなくても良好なVSWR特性が実現できるため、導波管終端器を製造する際に製造性が向上する。
なお、溝5を設ける代わりに突起7を設けても良い。
次に、本実施の形態5に係る導波管終端器について説明する。この実施の形態5では、吸収部4の形状が実施の形態4と異なるが、その他は実施の形態4と同様である。
また、溝51、52を設ける代わりに突起7を設けてもよく、また、溝5と突起7の組み合わせでも良い。
次に、本実施の形態6に係る導波管終端器について説明する。この実施の形態6では、吸収部4の形状が実施の形態4と異なるが、その他は実施の形態4と同様である。
また、溝51、52を設ける代わりに突起を設けてもよく、また、溝と突起の組み合わせでも良い。
次に、本実施の形態7に係る導波管終端器について説明する。この実施の形態7では、吸収部4の形状が実施の形態1と異なるが、その他は実施の形態1と同様である。
次に、本実施の形態8に係る導波管終端器について説明する。この実施の形態8では、吸収部4の形状が実施の形態1と異なるが、その他は実施の形態1と同様である。
11.開口
12.開口
2.短絡板
3.吸収体本体
4.吸収部
41.吸収体側部
42.吸収体側部
5.溝
51.溝
52.溝
7.突起
Claims (1)
- 電波を伝搬させる導波管部と、
前記導波管部の開口の一方を短絡させる短絡板と、
前記導波管部内に配置された吸収体本体と、
前記吸収体本体の端から前記導波管部の管軸方向に前記電波の波長の1/4未満の範囲に設けられ、前記導波管部内の空間の前記電波の電界方向の幅が前記管軸方向において異なる形状の吸収体側部を有する吸収部とを備えた導波管終端器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016008611A JP6497328B2 (ja) | 2016-01-20 | 2016-01-20 | 導波管終端器 |
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JP2016008611A JP6497328B2 (ja) | 2016-01-20 | 2016-01-20 | 導波管終端器 |
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JP6497328B2 JP6497328B2 (ja) | 2019-04-10 |
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113889733A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-04 | 电子科技大学 | 一种新型大功率小型化宽频带波导匹配负载 |
Citations (3)
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JPS4811745U (ja) * | 1971-06-21 | 1973-02-09 | ||
JPS51155032U (ja) * | 1975-06-05 | 1976-12-10 | ||
JPS55118201A (en) * | 1979-03-07 | 1980-09-11 | Tdk Corp | Resistive terminator |
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2016
- 2016-01-20 JP JP2016008611A patent/JP6497328B2/ja active Active
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CN113889733A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-04 | 电子科技大学 | 一种新型大功率小型化宽频带波导匹配负载 |
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