JP7031088B1 - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

本開示に係る配線基板は、上面、下面、上面から下面にかけて貫通するスルーホール、および内部に位置する複数本のガラス繊維を含むコア基板と、スルーホール内に位置するスルーホール導体とを含む。スルーホール導体は、スルーホールの内壁に位置する第1部と、第1部に繋がり、ガラス繊維の内部に位置する第2部とを有する。第2部は、コア基板の面方向における第1の方向および第1の方向に交わる第2の方向において、第1の方向および第2の方向以外の方向に比べてスルーホールの内壁からの面方向の長さが短い部分を有する。

Description

本開示は、配線基板に関する。
特許文献1に記載のようなコア基板を含む配線基板は、一般的にコア基板の上下面を電気的に接続するため、コア基板の上下面を貫通するスルーホールの少なくとも内壁面に、スルーホール導体が形成されている。コア基板には、強度を向上させるために、特許文献1に記載のように、補強材としてガラスクロス(ガラス繊維)が含まれることがある。
コア基板がガラス繊維を含んでいると、スルーホールに形成されるスルーホール導体の密着性が低下することがある。理由としては、スルーホールの内壁面に露出しているガラス繊維の断面(切断面)とスルーホール導体との密着性は、スルーホールの内壁面のコア基板に含まれる絶縁樹脂とスルーホール導体との密着性に比較して弱いことによる。
さらに、ガラス繊維、絶縁樹脂およびスルーホール導体(例えば銅)は熱膨張率が異なり、スルーホール導体との密着性に乏しいガラス繊維の場合、熱膨張の差に起因する応力によって滑りなどの影響を受けやすい。その結果、局所的に大きな歪みを生じることになり、導通信頼性が失われる。
特開2011-108771号公報
本開示に係る配線基板は、上面、下面、上面から下面にかけて貫通するスルーホール、および内部に位置する複数本のガラス繊維を含むコア基板と、スルーホール内に位置するスルーホール導体とを含む。スルーホール導体は、スルーホールの内壁に位置する第1部と、第1部に繋がり、ガラス繊維の内部に位置する第2部とを有する。第2部は、コア基板の面方向における第1の方向および第1の方向に交わる第2の方向において、第1の方向および第2の方向以外の方向に比べてスルーホールの内壁からの面方向の長さが短い部分を有する。
(A)は、本開示の一実施形態に係る配線基板に含まれるコア基板を、上面から見た模式図であり、(B)は、コア基板に含まれるガラス繊維の配置を、上面から見た模式図であり、(C)は、コア基板に位置するスルーホールを上面から見た模式図を示す。 図1に示す矢印Aの部分を切断した際の切断面を撮影したSEM写真である。 図1に示す矢印Bの部分を切断した際の切断面を撮影したSEM写真である。 本開示の一実施形態に係る配線基板に含まれるコア基板に位置するスルーホールを示す拡大図である。
コア基板にガラス繊維が含まれる配線基板は、上記のように、スルーホールに形成されるスルーホール導体の密着性が低下し、導通信頼性が失われることがある。そのため、導通信頼性および隣接するスルーホール導体間の絶縁信頼性に影響を及ぼすことなく、スルーホール導体の密着性を向上させた配線基板が求められている。
本開示に係る配線基板は、スルーホールの内壁に位置する第1部と、第1部に繋がり、ガラス繊維の内部に位置する第2部とを有するスルーホール導体を含む。さらに、第2部は、コア基板の面方向における第1の方向および第1の方向に交わる第2の方向において、第1の方向および第2の方向以外の方向に比べてスルーホールの内壁からの面方向の長さが短い部分を有する。したがって、本開示によれば、導通信頼性および隣接するスルーホール導体間の絶縁信頼性に影響を及ぼすことなく、スルーホール導体の密着性を向上させた配線基板を提供することができる。
本開示に係る配線基板は、上記のようにコア基板とスルーホール導体とを含む。コア基板は、上面、下面、上面から下面にかけて貫通するスルーホール、および内部に位置する複数本のガラス繊維を含む。スルーホール導体は、スルーホール内に位置している。
本開示の一実施形態に係る配線基板を、図1~4に基づいて説明する。図1(A)は、本開示の一実施形態に係る配線基板に含まれるコア基板を、上面から見た模式図である。図1に示すコア基板1は、絶縁樹脂11で形成されており、補強材として図1(B)に示すようなガラス繊維12を含んでいる。図1(B)は、コア基板1に含まれるガラス繊維12の配置を、上面から見た模式図を示す。図1(C)は、コア基板1に位置するスルーホール2を上面から見た模式図である。
図1(A)に示すコア基板1においてガラス繊維12の長手方向は、図1(B)に示すようにコア基板1の横方向(X)および縦方向(Y)に沿うように配置されている。さらに、このガラス繊維12の長手方向に沿う方向が対角線となるように、四角形状を有する開口部21を含むスルーホール2が位置している。複数のスルーホール2が、開口部21のそれぞれの対角線に沿う方向に、所定の間隔を空けて位置している。
絶縁樹脂11としては限定されず、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド-トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。絶縁樹脂11には、シリカ、硫酸バリウム、タルク、クレー、ガラス、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機絶縁性フィラーが、さらに分散されていてもよい。
コア基板1は、コア基板1の上下面を貫通するスルーホール2を有している。スルーホール2の開口部21の形状は、コア基板1の上面側において四角形状である。本明細書において、この「四角形状」には、例えば図1(C)に示すように、4つの角のうち少なくとも1つの角が丸みを帯びた、すなわちアール形状を有するものも包含される。各辺は、スルーホール2を平面視した場合に、スルーホール2の中心から外側へ膨出した曲線状を有していても構わない。さらに、四角形状の各辺は、凹凸した波型状であってもよい。
スルーホール2の内壁面には、図2および3に示すように、コア基板1の上下面を電気的に接続するためのスルーホール導体3が形成されている。図2および3は、それぞれ図1に示す矢印AおよびBの部分を切断した際の切断面を撮影したSEM写真である。図3において、ガラス繊維12の切断面が楕円形状を有している理由は、矢印Bではガラス繊維12を斜めに切断しているためである。
図4に示すように、スルーホール導体3のうち、スルーホール2の内壁面に位置しているものを説明の便宜上、第1部3aと定義する。スルーホール導体3は、例えば、銅めっきなどの金属めっきからなる導体で形成されている。スルーホール導体3は、図2および3に示すようにスルーホール2の内壁面のみに形成されていてもよく、スルーホール2内に充填されていてもよい。
図1(B)に示すように、ガラス繊維12は、絶縁樹脂11内で縦横に配置されている。ガラス繊維12は、縦横にそれぞれ少なくとも一層存在していればよく、ガラスクロスの形態で存在していてもよい。
一実施形態に係る配線基板において、コア基板1の内部に位置するガラス繊維12の一部には、スルーホール2の内壁面に開口を有する空隙が形成されている。ガラス繊維12に形成された空隙には、スルーホール導体3の一部が充填されている。
図4に示すように、ガラス繊維12の空隙に位置しているものを説明の便宜上、第2部3bと定義する。スルーホール導体3の第2部3bがガラス繊維12に形成された空隙に充填されており、スルーホール導体3の第1部3aとつながっている。そのため、スルーホール導体3は、密着性に乏しいガラス繊維12ともアンカー効果によって強固に密着しており、スルーホール2の内壁面全体でスルーホール導体3の密着性を確保することができる。その結果、応力がスルーホール2の内壁面全体に均一に分散され、導通信頼性を向上させることができる。
スルーホール2の形成時に分断されて、その分断面がスルーホール2の内壁面に位置しているガラス繊維12のうち、第2部3bを含んでいるガラス繊維12の割合は30%以上である。この割合が30%以上であれば、より強固なアンカー効果が発揮される。その結果、スルーホール2の内壁面とスルーホール導体3との密着性がより向上する。
ガラス繊維12に形成された第2部3bの大きさは特に限定されない。第2部3bの幅は、例えば最も広い部分で1μm以下であるのがよい。第2部3bの深さは、例えば開口から10μm以下であるのがよい。第2部3bがこのような大きさであれば、ガラス繊維12の補強材としての強度に影響を及ぼすことがない。その結果、より強固なアンカー効果を発揮させることができる。さらに、互いに隣接するスルーホール2間のマイグレーションにも影響を与えない。
第2部3bは、第1部3aとつながっている部分を除いて、ガラス繊維12内に位置していても構わない。言い換えれば、第2部3bが位置しているガラス繊維12の空隙は、スルーホール2の内壁面にのみ開口を有していても構わない。このような場合には、スルーホール2の内壁面以外に複数の開口を有する空隙に第2部3bが位置している場合に比べて、ガラス繊維12の強度を維持することが可能になる。このため、第2部3bに大きな応力が加わったときでも、第2部3b周りのガラス繊維12の損壊を低減することができる点で有利である。
スルーホール導体3の第2部3bは、ガラス繊維12内において、フック形状を有していても構わない。フック形状とは、第2部3bが第1部3a側とは反対方向に延在する部分の先で90°以上の方向転換をして延在している形状を指す。第2部3bがこのような形状を有している場合には、第2部3bがガラス繊維12に係止されやすくなるためアンカー効果の向上に有利である。
本開示の配線基板は、スルーホール導体3の第2部3bが、図1(A)に示すように、コア基板1の面方向における第1の方向D1および第1の方向D1に交わる第2の方向D2において、第1の方向D1および第2の方向D2以外の方向に比べてスルーホール2の内壁からの面方向の長さが短い部分を有している。第1の方向D1および第2の方向D2は、特に限定されない。本開示においては、図1(A)に示すように、第1の方向D1および第2の方向D2は、スルーホール2の四角形状の開口部21における2つの対角方向に対応している。つまり、平面視において、対角方向に位置するスルーホール導体3の第2部3bの面方向の長さは、対角方向以外の方向に位置するスルーホール導体3の第2部3bの面方向の長さよりも短い。
本開示の配線基板において、例えば第1の方向D1および第2の方向D2以外の方向(対角方向以外の方向)、つまり図1(A)における矢印B方向に位置する図3に示すような第2部3bの長さは6.5μm程度である。一方、第1の方向D1および第2の方向D2(対角方向)、つまり図1(A)における矢印A方向に位置する図2に示すような第2部3bの長さは3.8μm程度であり、およそ6割程度の長さである。
各方向に位置する第2部3bの長さは、例えば次のように測定して比較すればよい。まず、開口部21の中心を通る第1方向D1の断面(D1断面)、開口部21の中心を通る第2方向D2の断面(D2断面)、および開口部21の中心を通り開口部21のいずれかの辺に沿った断面(D3断面)の電子顕微鏡写真をそれぞれ撮影する。次に、D1断面~D3断面において確認される第2部3bが、それぞれスルーホール2の内壁を基準として面方向に入り込んでいる長さを測定する。次に、D3断面において確認された第2部3bの平均値と、D1断面およびD2断面において確認された第2部3bの平均値とを比較する。各断面における長さの測定は、例えば3か所とする。
このように、第1の方向D1および第2の方向D2が、四角形状の対角方向に対応する場合には、例えば、図1(A)に示すように、複数のスルーホール2が所定の中心間距離をあけて縦横の並びで位置しているときに、互いに隣接するスルーホール2間において、最も距離が近くなる対角方向における第2部3bの面方向の長さが小さい。そのため、マイグレーションによる短絡を低減できる点で有利である。中心間距離とは、互いに隣り合って位置しているスルーホール2の開口部21の中心同士の距離を指す。
さらに、コア基板1の内部に位置するガラス繊維12は、その長手方向がコア基板1の面方向において、第1の方向D1に沿う方向、および第2の方向D2に沿う方向に位置しているのがよい。このように、ガラス繊維12が、第1の方向D1および第2の方向D2に沿う方向に位置していると、ガラス繊維12の長手方向に入り込むスルーホール導体3の第2部3bの長さが小さくなる。そのため、互いに隣接するスルーホール2間のマイグレーションによる短絡を低減できる点で有利である。
スルーホール導体3の第2部3bは、第1の方向D1および第2の方向D2において、コア基板1の厚さ方向にわたり、第1の方向D1および第2の方向D2以外の方向に比べてスルーホール2の内壁からの面方向の長さが小さい部分を有していても構わない。この場合には、スルーホール2の深さ方向全体にわたり、互いに隣接するスルーホール2間のマイグレーションによる短絡をより低減できる点で有利である。
一実施形態に係る配線基板は、コア基板1が上述のような構造を有していれば、配線基板全体の構造は特に限定されない。一実施形態に係る配線基板は、例えば、コア基板1の表面に配線導体層が形成され、必要に応じてコア基板1の少なくとも一方の表面に、絶縁樹脂層と配線導体層とが積層されたビルドアップ層が形成されていてもよい。
本開示に係る配線基板の製造方法は、上述のような構造を有するように製造できれば、特に限定されない。以下、本開示に係る配線基板の製造方法の一実施形態を説明する。
まず、コア基板1を準備する。コア基板1は絶縁樹脂11で形成されており、補強材としてガラス繊維12を含んでいる。このようなコア基板1の材料としては、ガラス繊維12に上述のエポキシ樹脂、ビスマレイミド-トリアジン樹脂などの樹脂を含浸させたプリプレグなどが挙げられる。樹脂には、上述のシリカ、硫酸バリウム、タルクなどの無機絶縁性フィラーが、さらに分散されていてもよい。
このコア基板1の材料に、スルーホール2を形成する。スルーホール2の形成方法は特に限定されない。ガラス繊維12に、スルーホール2の内壁面に開口を有する空隙が形成されやすい点で、例えば、サンドブラストによってスルーホール2が形成される。
サンドブラストによってスルーホール2を形成する場合、スルーホール2の開口部21の形状が、コア基板1の上面側において四角形状となるように形成されるのがよい。スルーホール2の開口部21の形状を四角形状にするために、レジストの開口を四角形状にすればよい。レジストの開口が四角形状であれば、サンドブラストの砥粒が開口の4つの角部に入りにくくなる。その結果、角部を掘削する力が弱くなり、角部に対応するガラス繊維12が受けるダメージが小さくなる。したがって、ガラス繊維12に大きな割れ(空隙)が生じにくく、比較的小さい空隙が生じる。その結果、上述のアンカー効果による密着性を確保しながら、隣接するスルーホール導体間の絶縁信頼性に影響も及ぼさない。
サンドブラストによってスルーホール2を形成する場合、研削砥粒の供給圧力(研削砥粒の噴霧圧力)は、0.15MPa以上0.25MPa以下程度とするのがよい。研削砥粒の供給量は、30g/分以上150g/分以下程度とするのがよい。この程度の圧力および供給量で研削砥粒を噴霧することによって、ガラス繊維12の補強材としての強度に影響を及ぼすことなくガラス繊維12に空隙を形成することができる。その結果、スルーホール2内に研削砥粒が目詰まりすることを低減できる。
研削砥粒の形状は、破砕形状の研削砥粒を用いるのがよい。球形状の研削砥粒に比べてスルーホール形成時に、研削砥粒の尖った部分がガラス繊維12に引っ掛かりやすくなる。その結果、研削砥粒のエネルギーを伝達しやすくなり、ガラス繊維12を破断させて空隙を効率よく形成することができる。同じ加工条件の下でガラス繊維12の径を小さくすると、研削砥粒が1本のガラス繊維12に伝達するエネルギーが小さくなり、空隙の大きさを小さくできる。
すなわち、第2部3bの幅および深さを小さくすることができる。コア基板1に含まれるガラス繊維12の体積を変更しないでガラス繊維12の径を小さくすると、コア基板1の強度を保持しつつ第2部3bの幅や深さを小さくすることが可能になる。その結果、例えばスルーホール2の間隔が小さい場合には、絶縁信頼性の向上を図ることができる点で有利である。
研削砥粒としては、例えばガラスよりも硬度の高いアルミナ、炭化ケイ素、ジルコニアなどが挙げられる。
スルーホール2を形成した後、スルーホール2の少なくとも内壁面にスルーホール導体3を形成する。スルーホール導体3は、例えば無電解銅めっきおよび電解銅めっきなどの金属めっきによって形成される。スルーホール導体3は、図2および3に示すように空隙内およびスルーホール2の内壁面のみに形成されていてもよく、スルーホール2内に充填されていてもよい。スルーホール2内に充填されている場合、導通抵抗を小さくすることができ電気特性の向上に有利である。
スルーホール2内で金属めっきが析出する際に、スルーホール2の内壁面に開口を有するガラス繊維12に形成された空隙にも、開口からめっき液が流入する。その結果、空隙内においても金属が析出してスルーホール導体3の一部からなり、スルーホール導体3の第1部3aとつながっている第2部3bが形成される。
このようにしてコア基板1を形成した後、必要に応じて、コア基板1の少なくとも一方の表面に、絶縁樹脂層と配線導体層とが積層されたビルドアップ層が形成されていてもよい。
本開示の配線基板は、上述の実施形態に限定されない。一実施形態に係る配線基板では、スルーホール2の開口部21の形状は、コア基板1の上面側のみが四角形状であり、コア基板1の下面側の開口部22は円形状に近い形状を有している。
例えば、上述のようにサンドブラストによってスルーホール2を形成する場合、コア基板1の上面側から砥粒を噴霧すると、下面側に砥粒が到達する時には噴霧した圧力が弱まっている。そのため、コア基板1の下面側の開口部22は、上面側の開口部と同様の形状になりにくく、円形状になることが多い。
スルーホールの開口部の形状は、コア基板の上面側のみが四角形状でなくてもよく、コア基板の上面側および下面側の少なくとも一方において四角形状であるのがよい。例えば、コア基板の下面側から砥粒を噴霧すると、コア基板の下面側が四角形状となり、上面側が円形状に近い形状となる。さらに、コア基板の上面側および下面側の両方に砥粒を噴霧すると、コア基板の上面側および下面側の両方において、スルーホールの開口部の形状が四角形状になる。
1 コア基板
11 絶縁樹脂
12 ガラス繊維
2 スルーホール
21 スルーホールの開口部
3 スルーホール導体
3a 第1部
3b 第2部
D1 第1の方向
D2 第2の方向

Claims (6)

  1. 上面、下面、前記上面から前記下面にかけて貫通するスルーホール、および内部に位置する複数本のガラス繊維を含むコア基板と、
    前記スルーホール内に位置するスルーホール導体と、
    を含み、
    該スルーホール導体が、前記スルーホールの内壁に位置する第1部と、該第1部に繋がり、前記ガラス繊維の内部に位置する第2部とを有し、
    前記第2部が、前記コア基板の面方向における第1の方向および該第1の方向に交わる第2の方向において、前記第1の方向および前記第2の方向以外の方向に比べて前記スルーホールの内壁からの前記面方向の長さが短い部分を有することを特徴とする配線基板。
  2. 前記スルーホールの開口部の形状が、前記コア基板の上面側および下面側の少なくとも一方において四角形状であり、前記第1の方向および前記第2の方向が、前記四角形状の対角方向である請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記ガラス繊維が、前記コア基板の面方向において前記第1の方向に沿う方向、および前記第2の方向に沿う方向に位置している請求項1または2に記載の配線基板。
  4. 前記コア基板が、前記第1の方向および前記第2の方向の少なくとも一方向に、互いに隣接して位置する複数のスルーホールを有している請求項1~3のいずれかに記載の配線基板。
  5. 前記スルーホールの開口部の形状が、前記コア基板の上面側および下面側の両方において四角形状である請求項2に記載の配線基板。
  6. 前記スルーホール導体が、前記第1の方向および前記第2の方向において、前記コア基板の厚さ方向にわたり、前記第1の方向および前記第2の方向以外に比べて前記スルーホールの前記内壁からの面方向の長さが小さい部分を有する請求項1~5のいずれかに記載の配線基板。
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