JP7029793B2 - シャワーヘッド - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 展示日:平成29年8月1日から平成29年8月3日 展示会名・開催場所:第49回管工機材・設備総合展 東京ビックサイト(東京都江東区有明3-11-1) 配布日:平成29年8月1日から平成29年8月3日 配布した場所:第49回管工機材・設備総合展東京ビックサイト(東京都江東区有明3-11-1) 展示日:平成29年11月1日から平成29年11月5日 展示会名、開催場所:グッドデザインエキシビジョン2017 東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1) ウェブサイトの掲載日:平成29年10月1日 ウェブサイトのアドレス:https://www.mizsei.co.jp/、https://www.mizsei.co.jp/mistoprich/、https://www.mizsei.co.jp/ミストップリッチシャワーが「グッドデザイン賞20/、https://shop.mizsei.jp/products/detail/88 発行日:平成29年11月22日 刊行物:日本経済新聞平成29年11月22日付朝刊第35面 発行日:平成30年 1月21日 刊行物:日本経済新聞平成30年1月21日付朝刊第23面 販売日:平成29年12月6日 販売した場所:エルスタイル株式会社(福岡市中央区大名1-15-33) 販売日:平成29年12月13日 販売した場所:株式会社東京商工社(東京都大田区南蒲田2-27-1) 販売日:平成29年12月18日 販売した場所:株式会社三和木(多治見市小名田町西ケ洞1-625) 販売日:平成29年12月25日 販売した場所:株式会社日盛興産(福井県大飯郡高浜町青17-21-6)
本発明は、ファインバブルを含む水を吐出することが可能なシャワーヘッドに関する。
直径が100μm以下の気泡はファインバブルと呼ばれている。ファインバブルを含む水は洗浄効果が高いことが知られている。ファインバルブを含む水を吐出することが可能なシャワーヘッドは例えば特許文献1及び2などに開示されている。また、シャワー水の吐出とミスト水の吐出とを切り替えることができるシャワーヘッドは特許文献3に開示されている。
特開2017-063831号公報 特開2016-087145号公報 特開2013-236795号公報
ところで、水中にファインバブルを多く含むほど洗浄効果は高くなると考えられる。
本発明は上記課題に鑑みて成された発明であり、ファインバブルをより多く発生させる機構を備えたシャワーヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、シャワー軸と、ヘッド部とを備え、シャワー水の吐出とミスト水の吐出とを切り替え可能なシャワーヘッドであって、
前記シャワー軸は、
通水路と、
前記通水路に設けられ、ファインバブルを発生させる、前記通水路よりも小さな流路断面積を有した狭窄部と、を備え、
前記ヘッド部は、
前記通水路と連通し、ファインバブルを発生させる貫通穴を有した固定部材と、
ファインバブルを発生させる噴霧ガイドと、
前記シャワー水を吐出するシャワー穴が形成された第一部分、前記ミスト水を吐出するミスト穴が形成された第二部分、及び前記ミスト穴と連通し、前記噴霧ガイドを収容する収容部を有した散水板と、
前記固定部材の貫通穴を通過した水が前記シャワー穴まで到達する流路と前記噴霧ガイドを通って前記ミスト穴まで到達する流路とを切り替える切替機構と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明のシャワーヘッドにおいて、シャワー水は、ファインバブルを発生させる、シャワー軸の狭窄部及び固定部材の貫通穴を順に通過してシャワー穴から吐出される。よって、本発明のシャワーヘッドを使用すれば、多数のファインバブルを含むシャワー水を吐出させることができる。また、ミスト水は、ファインバブルを発生させる、シャワー軸の狭窄部、固定部材の貫通穴及び噴霧ガイドを順に通過してミスト穴から吐出される。よって、本発明のシャワーヘッドを使用すれば、多数のファインバブルを含むミスト水を吐出させることができる。
(a)はシャワーヘッドの前面図、(b)はシャワー水吐出時の内部構造を示す(a)のIb-Ib線断面図、(c)は(b)のIc部分拡大図である。 (a)はシャワー水吐出時の内部構造を示す図1(a)のII-II線断面図、(b)はミスト水吐出時の内部構造を示す図1(a)のII-II線断面図である。 散水板単体の後面図である。 噴霧ガイド単体の概略図である。 ヘッド部の後面図である。 (a)から(c)はそれぞれ切替部材単体の後面図、正面図、前面図である。 (a)は従来技術(特許文献3)のシャワーヘッドのミスト穴からミスト水が吐出している状態を表す断面模式図であり、(b)は本発明のシャワーヘッドのミスト穴からミスト水が吐出している状態を表す断面模式図である。
本発明について図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。本発明は、以下の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明はシャワー水の吐出とミスト水の吐出とを切り替え可能なシャワーヘッド1である。シャワーヘッド1はシャワー軸2とヘッド部3とを備える。なお、ミスト水とはシャワー水よりも直径の小さい水滴から成る霧状の水のことである。以下では、説明の便宜上、図1(b)の左及び右をそれぞれシャワーヘッド1の前及び後として説明する。図1(a)はシャワーヘッド1の前面図(前方から見た図)、(b)はシャワー水吐出時の内部構造を示す(a)のIb-Ib線断面図、(c)は(b)のIc部分拡大図である。図2(a)はシャワー水吐出時の内部構造を示す図1(a)のII-II線断面図、(b)はミスト水吐出時の内部構造を示す図1(a)のII-II線断面図である。
<シャワー軸>
図1(a)及び(b)を参照してシャワー軸2について説明する。シャワー軸2は内部に空洞部を有しており、その空洞部は水が流れる通水路21である。
シャワー軸2には、通水路21の通水状態と止水状態とを切り替えるスイッチ4が取り付けられている。スイッチ4は、切替軸41、止水弁42、前ボタン43及び後ボタン44を備える。切替軸41は、シャワー軸2の中心軸に対して略直交して配置され、シャワー軸2を貫通する長尺部材から成る。切替軸41は、通水路21を横切るように移動可能にシャワー軸2に取り付けられている。切替軸41の両端には、それぞれ前ボタン43及び後ろボタン44が取り付けられている。切替軸41の中央近傍には水が通る貫通穴41aが形成されている。通水路21を塞ぐ止水弁42は、貫通穴41aよりも前方の位置で、切替軸41に取り付けられている。貫通穴41aの流路断面積は通水路21のそれよりも小さくなっている。
通水状態(図1(b)参照)のときには、前ボタン43がシャワー軸2から前方に突出した状態である。切替軸41の貫通穴41aは通水路21と連通している。そのため、通水路21を通る水は貫通穴41aを通ってヘッド部3まで流れる。通水状態から前ボタン43をシャワー軸2に対して押し込むと、切替軸41及び止水弁42も共に押し込まれ、後ボタン44がシャワー軸2から後方に突出する。この状態のとき、通水路21は止水弁42によって塞がれるため、ヘッド部3には水が流れなくなる。
<ヘッド部>
次に、図1から図6を参照してヘッド部について説明する。ヘッド部3は、外側カバー5、内側カバー6、固定部材7、散水板8、噴霧ガイド9、切替ハンドル10、切替部材11、及び切替クリック12を備える。
[外側カバー及び内側カバー]
図1(b)、図1(c)、図2(a)及び図2(b)を参照して、外側カバー5及び内側カバー6について説明する。外側カバー5は、シャワー軸2と一体的に形成されている。内側カバー6は、外側カバー5内に収容され且つ外側カバー5にネジにより固定されている。内側カバー6は、円形の第一壁部61と、第一壁部61の周縁全周から前方に立設する第二壁部62とを備える。第二壁部62の外周面には有底の筒部63が一体的に形成されている。筒部63の中空内部には筒部63の底部から前方に延びる棒状の突起部64が形成されている。この筒部63内には切替クリック12が収容されている。なお、切替クリック12の詳細は後述する。第二壁部62には、第二壁部62を貫通し、通水路21と連通する貫通穴62aが形成されている。
[固定部材]
図1(b)、図2(a)及び図2(b)を参照して固定部材7について説明する。固定部材7は、円形の第一壁部71と、第一壁部71の周縁全周から前方に立設する第二壁部72と、第二壁部72から径方向外側へ延びるフランジ部73と、第一壁部71の中央から前方に突出する軸部74とを備える。
第一壁部71は内側カバー6内に収容され、且つネジにより内側カバー6に固定される。固定部材7の第一壁部71、並びに内側カバー6の第一壁部61及び第二壁部62によって囲まれる空間は、通水路21からの水を貯留する貯留空間Sを形成する。第一壁部71には、第一壁部71を貫通し、貯留空間Sと連通する一つの円形の貫通穴71aが形成されている。この貫通穴71aの面積は第一壁部71の面積と比較して十分小さい。貫通穴71aの周囲には、所定の厚みのシール部材75(本実施形態ではパッキン)が取り付けられている。シール部材75は貫通穴71aと略同一の直径を有する円形の貫通穴75aを有している。貫通穴71aと貫通穴75aとは整合し、且つ連通している。通水路21から貯留空間Sに流入した水は貫通穴71a及び貫通穴75aを通って貯留空間S外へ排出される。
第二壁部72は、第一壁部71から延びる第一部分72aと、第一部分72aに一体的に接続された第二部分72bとを有する。第一部分72aの外周面にはシール部材76(本実施形態ではOリング)が取り付けられている。第一部分72aは内側カバー6の第二壁部62の内側に収容され、シール部材76は内側カバー6の第二壁部62の内周面に当接する。第二部分72bの外周面にはシール部材77(本実施形態ではパッキン)が取り付けられている。第二部分72bは後述する切替ハンドル10の貫通穴に収容され、シール部材77は切替ハンドル10の貫通穴の内周面に当接する。
フランジ部73は切替ハンドル10の貫通穴周縁の前方端面上に配置されている。
軸部74は後述する切替部材11の凹部112c内に回転可能に収容されている。
[散水板及び噴霧ガイド]
図1(b)、図2(a)、図2(b)及び図3を参照して、散水板8について説明する。図3は散水板8単体の後面図(後方から見た図)である。散水板8は、前方側の面(外面)及び前方側の面とは反対側の後方側の面を有する円形の第一壁部81と、第一壁部81の周縁全周から後方に立設する第二壁部82と、第二壁部82よりも径方向内側に形成され、第二壁部82と同方向に立設する円筒状の第三壁部83と、第二壁部82と第三壁部83との間の空間に、周方向に間隔をあけて形成された複数の筒部84とを備える。散水板8の中心軸は固定部材7の中心軸と同じである。
第一壁部81のうち、第三壁部83よりも径方向内側の領域である第一部分81aには、第一壁部81を貫通する複数のシャワー穴85が形成されている。シャワー穴85を通過した水はシャワー水として吐出される。第一壁部81のうち、第二壁部82と第三壁部83との間の周方向の領域である第二部分81bには、第一壁部81を貫通する複数のミスト穴86が周方向に間隔をあけて形成されている。ミスト穴86を通過した水はミスト水として吐出される。ミスト穴86は筒部84の数と同数形成され、各ミスト穴86は各筒部84の略中心に形成されており、一つの筒部84の中空内部に対して一つのミスト穴86が連通している。
第一壁部81の前方側の面において、シャワー穴85が形成された第一部分81aは略平坦面である。一方、ミスト穴86が形成された第二部分81bは第一部分81aよりも前方に突出した凸曲面状に形成されている。ミスト穴86は凸曲面状の第二部分81bの頂部を中心として形成されている。
第二壁部82は、第一壁部81から延びる第一部分82aと、第一部分82aと一体的に接続された第二部分82bとを有する。第一部分82aの外周面にはシール部材87(本実施形態ではOリング)が取り付けられている。第二部分82bの外周面には、後述する切替ハンドル10の第一部分102aの雌ネジと螺合する雄ネジが形成されている。散水板8は、その雄ネジが切替ハンドル10の雌ネジと螺合することにより切替ハンドル10に取り付けられ、切替ハンドル10と共に回転する。散水板8が切替ハンドル10に取り付けられた状態において、シール部材87は切替ハンドル10の第二部分102bの内周面と当接する。
図4を参照して噴霧ガイド9について説明する。図4は噴霧ガイド9の概略図である。噴霧ガイド9は、円柱状の噴霧ガイド本体91を備え、噴霧ガイド本体91の外周面には螺旋溝(ネジ溝)92が形成されている。噴霧ガイド本体91は筒部84内に収容されている(図1(b)など参照)。螺旋溝92のピッチ及び螺旋の傾斜角度などは、螺旋溝92を通過する水の中にファインバブルが発生可能であるよう設計されている。一例として、噴霧ガイド本体91は、直径:3.35mm、高さ:4mmであり、螺旋溝92は、P2.4(ピッチ:2.4mm)、傾斜角度:21.24°の2条ネジである。本実施形態では、複数の噴霧ガイド本体91(図4では4つ)の端部が連結部93によって繋がれ、ユニット化されている。連結部93は樹脂製の柔軟な材料から構成されている。これにより、連結部93が屈曲可能になり、噴霧ガイド9を筒部84内に収容する作業が容易になる。
[切替ハンドル、切替部材及び切替クリック]
切替ハンドル10、切替部材11及び切替クリック12は、シャワー水の吐出とミスト水の吐出とを切り替えるための切替機構を構成する。図1(b)、図2(a)、図2(b)及び図5を参照して切替ハンドル10について説明する。切替ハンドル10は、前方側の面及び前方側の面とは反対側の後方側の面を有する円形の第一壁部101と、第一壁部101の周縁全周から前方に立設する第二壁部102とを備える。切替ハンドル10は固定部材7のフランジ部73によって固定部材7から外れないようになっている。切替ハンドル10の中心軸は固定部材7の中心軸と同じであり、切替ハンドル10は固定部材7に対して回転可能となっている。
第一壁部101の中央には、第一壁部101を貫通する貫通穴が形成されている。この貫通穴には固定部材7が挿入されている。前記の通り、第一壁部101の貫通穴の内周面には、固定部材7の第二部分72bに取り付けられたシール部材77が当接している。第一壁部101の前方側の面には、後述する切替部材11の複数の被係合部116(本実施形態ではスリット)とそれぞれ係合する複数の係合部(不図示。本実施形態ではスリットに挿入される板状の突起)が周方向に所定間隔あけて形成されている。
第二壁部102は、第一壁部101から延びる第一部分102aと、第一部分102aに一体的に接続された第二部分102bとを有する。第一部分102aの内周面には、散水板8の雄ネジと螺合する雌ネジが形成されている。一方、第二部分102bの内周面は滑らかな面であり、雌ネジは形成されていない。前記の通り、第二部分102bの内周面は、散水板8の第一部分82aに取り付けられたシール部材87と当接する。
図5はヘッド部3の後面図である。第一壁部101の後方側の面には、切替クリック12が移動する有底の溝103が形成されている。溝103は周方向に所定の長さで延び、その周方向端部である第一端部104及び第二端部105を備える。図1(c)及び図5に示すように、溝103の第一端部104及び第二端部105にはそれぞれ有底の凹部106が形成されている。この凹部106の深さは、溝103のそれ以外の部分の深さよりも深くなっている。
図1(b)、図2(a)、図2(b)及び図6(a)から(c)を参照して、切替部材11について説明する。図6(a)から(c)はそれぞれ、切替部材11単体の後面図(後方側から見た図)、正面図、及び前面図(前方側から見た図)である。切替部材11は、前方側の面及び前方側の面とは反対側の後方側の面を有する円形の切替本体111と、切替本体111の後方側の面の中央から後方に突出する中央突出部112と、切替本体111の周縁よりも径方向内側に形成され、切替本体111の前方側の面から前方に突出する円筒状の壁部113とを備える。切替本体111の中心軸は固定部材7の中心軸と同じである。
切替本体111の外周面にはシール部材114(本実施形態ではOリング)が取り付けられている。切替本体111は散水板8の第二壁部82の第二部分82b内側に収容され、シール部材114は第二部分82bの内周面に当接している。切替本体111の周縁近傍には、切替本体111を貫通する貫通穴111aが形成されている。切替本体111の後方側の面には貫通穴111aを覆う金属製のメッシュ115が取り付けられている。貫通穴111aは、図6(c)に示すように、切替本体111の前方側の面から見たとき壁部113よりも径方向外側に位置している。さらに、貫通穴111aは、散水板8の第三壁部83直上から径方向外側にかけて配置されている(図2(b)参照)。切替本体111の周縁には、複数の被係合部116(本実施形態では切替本体111の周縁から後方に延びる突起に形成されたスリット)が周方向に間隔をあけて形成されており、この被係合部116は切替ハンドル10の係合部と係合している。これにより、切替部材11は切替ハンドル10と共に回転可能となっている。
中央突出部112は固定部材7の第二壁部72の内側に収容されている。中央突出部112は、切替本体111から後方に立設する側面112aと、切替本体111と略平行の端面112bとを有する。端面112bの中央には、固定部材7の軸部74が嵌合する凹部112cが形成されている。凹部112cよりも径方向外側の位置には、中央突出部112を貫通する円形の貫通穴112dが形成されている(図2(a)及び図6(a)参照)。貫通穴112dから周方向に離間した位置には、中央突出部112を貫通しない円形の開口部112eが形成されている(図2(b)及び図6(a)参照)。貫通穴112d及び開口部112eの直径は固定部材7の貫通穴71aの直径と略同じである。側面112aには、開口部112fが形成されている。開口部112fは、端面112bに形成された開口部112eと連通している。
図2(a)及び(b)に示すように、中央突出部112の貫通穴112d又は開口部112eの一方は、固定部材7の貫通穴71a及びシール部材75の貫通穴75aと整合し、且つ連通する。なお、図2(a)では貫通穴112dと貫通穴71aとが連通した状態を示し、図2(b)では開口部112eと貫通穴71aとが連通した状態を示している。端面112bのうち、貫通穴112d及び開口部112eの周辺の面は、シール部材75に当接する。切替ハンドル10を回転させることにより切替部材11も回転して、切替本体111の貫通穴112d又は開口部112eの他方が、固定部材7の貫通穴71a及びシール部材75の貫通穴75aと整合し且つ連通するようになる。
壁部113の外周面にはシール部材117(本実施形態ではOリング)が取り付けられている。壁部113は、散水板8の第三壁部83の内側に収容され、シール部材117は散水板8の第三壁部83の内周面に当接している。
図1(c)及び図5を参照して、切替クリック12について説明する。図1(c)に示すように、切替クリック12は、中空の切替クリック本体121と、切替クリック本体121の中空内部に挿入されたバネ122とを備える。バネ122の内部には突起部64が挿通されている。切替クリック12は筒部63内において、前後方向(すなわち、筒部63の軸方向)に可動となっている。バネ122は圧縮バネであり、切替クリック本体121を凹部106及び溝103の底面に向けて付勢している。
切替ハンドル10を回転させることにより、切替クリック12は第一端部104と第二端部105との間で溝103内を走行する。切替クリック12が溝103の第一端部104に位置しているとき、図2(a)に示すように、固定部材7の貫通穴71aと切替部材11の貫通穴112dとが連通する。図2(a)の状態から、切替クリック12が第二端部105に到達するまで切替ハンドル10を回転させると、図2(b)に示すように、固定部材7の貫通穴71aと切替部材11の開口部112eとが連通する。前記の通り、切替ハンドル10の回転に伴い切替部材11及び散水板8も回転する。なお、シャワーヘッド1の使用時には、通常、使用者がシャワー軸2を把持した状態で切替ハンドル10を回転させる。したがって、使用者からは、切替クリック12が移動するのではなく、溝103を有した切替ハンドル10が切替クリック12に対して移動しているように見える。
切替クリック12が溝103の第一端部104又は第二端部105まで到達すると、切替クリック本体12は凹部106内に落ち込み、凹部106の底面と当接する。切替クリック12が凹部106の底面と当接することにより、カチッという音が鳴ると共にクリック感が得られる。切替クリック12が第一端部104に位置しているとき切替ハンドル10はそれ以上第一端部104方向に回転させることができず、同様に切替クリック12が第二端部105に位置しているとき、切替ハンドル10はそれ以上第二端部105方向に回転させることはできない。
図2(a)の状態では、貯留空間S内の水は、固定部材7の貫通穴71a、シール部材75の貫通穴75a及び切替部材11の貫通穴112dを順に通過し、散水板8の第三壁部83の内側空間に入る(図2(a)において、水の流れる流路を矢印で示している)。そして、水はシャワー穴85からシャワー水として吐出される。
図2(b)の状態では、貯留空間S内の水は、固定部材7の貫通穴71a、シール部材75の貫通穴75a、切替部材11の開口部112e、開口部112f、貫通穴111aを順に通過し、筒部84内に入る(図2(b)において、水の流れる流路を矢印で示している)。そして、筒部84内に収容された噴霧ガイド9を通過して、ミスト穴86からミスト水として吐出される。
このように、切替ハンドル10を回転させ、固定部材7に対して切替部材11を回転させることにより、水が貯留空間Sからシャワー穴85まで到る流路とミスト穴86まで到る流路とを切り替え、シャワー水の吐出とミスト水の吐出とを切り替えることができる。
[作用効果]
以下では、シャワーヘッド1の作用効果について説明する。まず、シャワー水を吐出する場合について説明する。貫通穴41aの流路断面積は通水路21のそれよりも小さくなっているため、貫通穴41aを通る際に水の流速は速くなり、圧力は低下する。これにより、キャビテーションが起こり、水中にファインバブルが発生する。
貫通穴41aを通過した水は内側カバー6の貫通穴62aを通って貯留空間Sに流入する。貯留空間Sに流入した水は固定部材7の貫通穴71aを通って貯留空間Sから排出される。貫通穴71aの開口面積は第一壁部71の面積よりも小さいため、貫通穴71aを通過する際にも、水の流速は速くなり圧力は低下する。これにより、キャビテーションが起こり、水中にファインバブルが発生する。
このように、シャワーヘッド1では、シャワー水を吐出させる場合に、水を二つのファインバブル発生部(貫通穴41a及び貫通穴71a)を通過させるため、シャワー水中に多数のファインバブルを含ませることができる。
次に、ミスト水を吐出する場合について説明する。前記の通り、貫通穴41a及び貫通穴71aを通過した水の中にはファインバブルが発生する。
散水板8の筒部84内には噴霧ガイド9が収容されているため、筒部84内に流入した水は噴霧ガイド9の螺旋溝92によって旋回されて水の流速は速くなり圧力は低下する。これにより、キャビテーションが起こり、水中にファインバブルが発生する。
このように、シャワーヘッド1では、ミスト水を吐出させる場合に、水を三つのファインバブル発生部(貫通穴41a、貫通穴71a及び噴霧ガイド9)を通過させるため、ミスト水中に多数のファインバブルを含ませることができる。
切替クリック12が第一端部104及び第二端部105に配置されたとき、カチッという音と共にクリック感が得られるため、使用者は切り替えが完了したことを知ることができる。
ミスト穴86は散水板8の凸曲面状の第二部分81bに形成されている。この作用効果を図7(a)及び(b)を参照して説明する。図7(a)は従来技術(特許文献3)のシャワーヘッドのミスト水流吐出穴Hからミスト水が吐出している状態を表す模式図であり、(b)は本発明のシャワーヘッド1のミスト穴86からミスト水が吐出している状態を表す模式図である。図7(b)では噴霧ガイド9は省略している
図7(a)に示すように、従来のシャワーヘッドでは、ミスト水流吐出穴Hは頂部よりも奥まった平坦部Iに形成されると共に隆起した周壁Jによって囲まれている。これにより、ミスト水流吐出穴Hから吐出されるミスト水の方向は周壁Jの内周面によって規制され、広範囲に広がらず直線的に吐出されると予想される。これに対し、本発明のシャワーヘッド1では、ミスト穴86は凸曲面の頂部に形成されているため、図7(b)に示すようにミスト水を広範囲に吐出させることができる。
1 シャワーヘッド
2 シャワー軸
21 通水路
3 ヘッド部
4 スイッチ
41a 貫通穴(狭窄部)
7 固定部材
71a 貫通穴
8 散水板
81a 第一部分
81b 第二部分
84 筒部(収容部)
85 シャワー穴
86 ミスト穴
9 噴霧ガイド
10 切替ハンドル(切替機構の一部)
11 切替部材(切替機構の一部)
12 切替クリック(切替機構の一部)

Claims (1)

  1. シャワー軸と、ヘッド部とを備え、シャワー水の吐出とミスト水の吐出とを切り替え可能なシャワーヘッドであって、
    前記シャワー軸は、
    通水路と、
    前記通水路に設けられ、ファインバブルを発生させる、前記通水路よりも小さな流路断面積を有した狭窄部と、を備え、
    前記ヘッド部は、
    前記通水路と連通し、ファインバブルを発生させる貫通穴を有した固定部材と、
    ファインバブルを発生させる螺旋溝を外周面に有する複数の噴霧ガイド本体と、前記複数の噴霧ガイド本体を繋ぐ連結部と、を備える噴霧ガイドと、
    前記シャワー水を吐出するシャワー穴が形成された第一部分、前記ミスト水を吐出するミスト穴が形成された第二部分、及び前記ミスト穴と連通し、前記噴霧ガイドを収容する収容部を有した散水板と、
    前記固定部材の貫通穴を通過した水が前記シャワー穴まで到達する流路と前記噴霧ガイドを通って前記ミスト穴まで到達する流路とを切り替える切替機構と、を備える、
    ことを特徴とするシャワーヘッド。
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