JP2013128651A - 吐水具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高いユーザビリティを達成することができる吐水具を提供すること。
【解決手段】前後方向の軸X回りに回動可能に保持され、かつ、この回動に伴って前後に移動しないように規制されるハンドル1を具備し、ハンドルの前面壁2に複数の散水孔3が設けられた吐水具であって、複数の散水孔3に対して後ろ側から差し込まれる複数のピン14を有し、前後方向に移動可能な状態でハンドルに係合してハンドルと共に前後方向の軸回りに回動する開度調整部材12と、開度調整部材の回動を開度調整部材の前後方向の直線運動に変換するための変換機構とを具備し、ハンドルの回動操作に伴って前後方向の軸回りに回動する開度調整部材が変換機構の作用によって前後方向に移動することにより、複数の散水孔に対する複数のピンの差し込み深さが変わり、複数の散水孔の開度が調整される。
【選択図】図1

Description

この発明は、吐水具に関する。
従来の吐水具として、湯水混合水栓に接続され、中を通る湯水を旋回流にした上で噴霧孔から噴出させるように構成されたミスト発生装置を挙げることができる(例えば特許文献1参照)。
この装置によれば、電気駆動部を用いずに浴室などの室内をミスト化することができる。
特開2001−87340号公報 特開2009−189606号公報
しかし、上記ミスト発生装置は、専ら室内のミスト化を目的としたものであり、例えば噴霧孔からの湯水を身体に浴びようとする使用者が、より快適な浴び心地を求めて吐水形態を変化させる、といった用途には対応しておらず、噴出される湯水の形態は湯水の流量に左右されるもののほぼ一定となる。
特許文献2には、使用者が快適にシャワーを浴びることができるように、シャワー吐水に用いるノズル孔を、異なる高さ位置にそれぞれ一つずつ設け、上側に配置されたノズル孔から吐出された水粒子の粒径が、下側に配置されたノズル孔から吐出された水粒子の粒径よりも大となるようにする、という技術思想が開示されている。しかし、斯かる技術を利用する場合でも、使用者側で水粒子の粒径を好みに合わせて変更することはできず、ユーザビリティの点で未だ改善の余地がある。
本発明者らは鋭意研究の結果、上記従来技術では不可能であった吐水形態の微調整を可能とするのみならず、吐水の微粒化に寄与し、さらにはこの微粒化に伴う吐水孔(散水孔)の目詰まりを効果的に防止・解消するセルフクリーニング機能の付加をも可能とする吐水具を得るに至った。
すなわち、本発明の目的は、高いユーザビリティを達成することができる吐水具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る吐水具は、前後方向の軸回りに回動可能に保持され、かつ、この回動に伴って前後に移動しないように規制されるハンドルを具備し、該ハンドルの前面壁に複数の散水孔が設けられた吐水具であって、前記複数の散水孔に対して後ろ側から差し込まれる複数のピンを有し、前後方向に移動可能な状態で前記ハンドルに係合して該ハンドルと共に前後方向の軸回りに回動する開度調整部材と、該開度調整部材の回動を該開度調整部材の前後方向の直線運動に変換するための変換機構とを具備し、前記ハンドルの回動操作に伴って前後方向の軸回りに回動する前記開度調整部材が前記変換機構の作用によって前後方向に移動することにより、前記複数の散水孔に対する前記複数のピンの差し込み深さが変わり、前記複数の散水孔の開度が調整されることを特徴とする(請求項1)。
上記吐水具において、前記散水孔の内壁面に、前側に向けて拡径または縮径するテーパ状面部が設けられ、前記ピンの外周面において前記テーパ状面部の内側に位置する部分に、後ろ側から前側に向けて拡径してから縮径する膨出部が設けられていてもよい(請求項2)。
上記吐水具において、前記開度調整部材は、前記ハンドルの前面壁の周縁から後ろ側に向けて延びる筒状壁の内側に係合するベース板部を有し、該ベース板部の前側には前記複数のピンが連設され、また、該ベース板部を貫通し通水路を形成する透孔部が前記複数のピンの連設部位を避けて設けられていてもよい(請求項3)。
上記吐水具において、前記変換機構は、前記ベース板部の後ろ側に固定配置され通水路を形成する雌ねじ部と、前記ベース板部の後ろ側に連設され前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部とで構成され、前記雄ねじ部には、該雄ねじ部の内周側から外周側に向けて開放され通水路を形成する開放部が設けられていてもよい(請求項4)。
本願発明では、高いユーザビリティを達成することができる吐水具が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明の吐水具では、ハンドルの回動操作に伴って散水孔に対するピンの差し込み深さが変わり、散水孔の開度が調整される機構により、吐水形態の微調整が可能となるのみならず、開度を限りなく0に近づけることができるので吐水(例えばミスト状の吐水)の微粒化にも寄与し、さらにはこの微粒化に伴う吐水孔(散水孔)の目詰まりをピンの移動によって効果的に防止・解消するセルフクリーニング機能の付加もが可能となる。
特に請求項2に係る発明では、吐出する水粒子の粒径の調整を容易かつ確実に行うことが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る吐水具の構成を概略的に示す分解斜視図である。 前記吐水具の構成を概略的に示す斜視図である。 前記吐水具の構成を概略的に示す斜視断面図である。 (A)及び(B)は、散水孔の開度が小及び大の状態の前記吐水具の要部の構成を概略的に示す断面図、(C)は散水孔を拡大して示す断面図である。 前記吐水具のハンドルの構成を概略的に示す斜視図である。 前記吐水具の開度調整部材を組み付けた状態の前記ハンドルの構成を概略的に示す斜視図である。 前記吐水具の保持部材を組み付けた状態の前記ハンドル及び開度調整部材の構成を概略的に示す斜視図である。 (A)及び(B)は、組付け後の前記開度調整部材及び保持部材の前及び後ろから見た斜視図である。 (A)及び(B)は、前記開度調整部材の前及び後ろから見た斜視図である。 (A)及び(B)は、前記開度調整部材の構成を概略的に示す正面図及び背面図である。 前記開度調整部材の構成を概略的に示す側面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
本実施の形態に係る吐水具は、図1及び図2に示すように、シャワーヘッドを構成するものであり、ハンドル1を具備し、このハンドル1の正面視略円形状の前面壁2に設けられた複数の散水孔3から吐水(散水)するように構成されている。そして、この吐水具は、ハンドル1の回動操作によってその吐水形態の微調整を行える機能を有する。
まず、ハンドル1は、前後方向の軸X(図1参照)回りに回動操作される。この回動操作を行えるようにハンドル1を保持する保持手段として、本実施形態ではハンドル1に内嵌される略円筒状の保持部材4(図1参照)を設ける。すなわち、図1及び図3に示すように、保持部材4は、シャワーヘッド本体5の前部に、雌ねじ6aと雄ねじ6bによる締結機構によって取り付けられるものであり、外周面後部に環状の段部7を有する。一方、この環状の段部7に弾性係合する複数の爪8がハンドル1の内側に形成されるのであり、本実施形態では、図3及び図5に示すように、ハンドル1の前面壁2の周縁から後ろ側に向けて内外二重壁構造の筒状壁9が延び、この筒状壁9を構成する環状外壁10及び環状内壁11のうち、保持部材4の外周面に接する環状内壁11の後端側に、環状の段部7に外側から弾性係合するように同一円周上に並ぶ内向きの複数の爪8が周方向に等間隔に設けられる。
このように、ハンドル1は、前後方向の軸X回りに回動可能となるように保持部材4によって保持されるのであり、同時に、軸X回りの回動に伴って前後に移動しないように規制される。すなわち、ハンドル1が前方向に移動することは、保持部材4の環状の段部7に対する各爪8の係合によって規制され(図3、図7参照)、後ろ方向に移動することは、ハンドル1(環状外壁10)の後端部とシャワーヘッド本体5の前部との当接によって規制される(図3参照)。
尚、シャワーヘッド本体5に対する保持部材4の取付け(ねじ込み)は、例えば、適宜の工具を保持部材4内に差し込み、保持部材4の内面側に形成された複数の突起4a(図1参照)に係合させて保持部材4ごと回動させることにより行うことができる。
本実施形態の吐水具はまた、図1に示すように、前面壁2の後方に配置される開度調整部材12を具備する。開度調整部材12は、図9〜図11にも示すように、略円板状のベース板部13を有し、ベース板部13の前側には、ハンドル1の複数の散水孔3に対して後ろ側から差し込まれる複数のピン14が突設されている。そして、ハンドル1の回動操作に伴って、複数の散水孔3に対する複数のピン14の差し込み深さが変更され(図4(A)及び(B)参照)、これにより複数の散水孔3の開度が調整される。
ここで、ハンドル1の回動操作に伴って複数の散水孔3に対する複数のピン14の差し込み深さが変更されるようにするために、本実施形態では、開度調整部材12が、前後方向に移動可能な状態でハンドル1に係合してハンドル1と共に前後方向の軸X回りに回動するようにしつつ、開度調整部材12の軸X回りの回動を開度調整部材12の前後方向(X方向)の直線運動に変換するようにしてある。
具体的にはまず、開度調整部材12のベース板部13が、ハンドル1の筒状壁9の環状内壁11に対して前後方向に移動可能な状態で係合する(いわばスプライン嵌合と同様の係合をする)ようにしてある。すなわち、ベース板部13の外周部には、周方向に等間隔に複数(本例では八つ)の縦溝15(図1、図9〜図11参照)が設けられ、縦溝15に係合する係合突起16がハンドル1の筒状壁9(環状内壁11)の内周部に、周方向に等間隔に複数(本例では四つ)設けられている(図5、図6参照)。尚、ベース板部13の外径は、保持部材4と略同寸となっている(図8(A)及び(B)参照)。
また、吐水具が具備する変換機構17により、開度調整部材12の軸X回りの回動を開度調整部材12の前後方向(X方向)の直線運動に変換する。変換機構17は、開度調整部材12のベース板部13の後ろ側に固定配置される雌ねじ部18と、ベース板部13の後ろ側に連設され雌ねじ部18に螺合する雄ねじ部19とで構成される(図1、図3参照)。
ここで、図1に示すように、雌ねじ部18は、略円筒状の雌ねじ形成部材20の内周面に設けられるものであって、この雌ねじ形成部材20は、シャワーヘッド本体5の前部に設けられた前方に突出する突出筒部21内に嵌め込まれた状態となるように装着される。そして、シャワーヘッド本体5に装着された状態の雌ねじ形成部材20の前後方向(X方向)の移動と軸X回りの回動とは規制される。この規制を可能とするために、本実施形態では、雌ねじ形成部材20の外周面に周方向に等間隔に規制用突起22を複数(本例では四つ)設け、各規制用突起22がシャワーヘッド本体5の突出筒部21の先端部に周方向に等間隔に複数(本例では四つ)設けられた係合用溝23に係合するようにし、この係合により、雌ねじ形成部材20の後ろ方向への移動と軸X回りの回動とは規制される。また、各係合用溝23に係合する状態の各規制用突起22に対し、シャワーヘッド本体5に装着された保持部材4が前側から当接し、この当接により、雌ねじ形成部材20の前方向への移動は規制される。尚、雌ねじ形成部材20のがたつきは、その外周面に形成され突出筒部21内への挿入時に押し潰された状態となる複数のリブ状突起24によって確実に防止される。
上記のように、本実施形態の吐水具では、保持部材4と雌ねじ形成部材20とは、前後方向への移動も軸X回りの回動も規制された状態でシャワーヘッド本体5に装着されるのに対して、これらのうちの保持部材4により保持されるハンドル1は、前後方向への移動は規制されつつ軸X回りの回動は可能とされ、さらに、ハンドル1に係合し雌ねじ形成部材20の雌ねじ部18に螺合する開度調整部材12は、ハンドル1と共に軸X回りに回動し、この回動に伴って回動方向に応じて前後方向に移動もする。
斯かる吐水具内における湯水の流れについて述べると、シャワーヘッド本体5には、突出筒部21の内側に臨む位置に導入口25(図1参照)が設けられ、この導入口25からの湯水は、突出筒部21に内嵌され通水路を形成する雌ねじ形成部材20の雌ねじ部18内を通って前方に向かう。ここで、雌ねじ部18に螺着する開度調整部材12の雄ねじ部19には、図9〜図11に示すように、雄ねじ部19の中央を前後方向に貫通しベース板部13の前面側にまで至る貫通孔26と、雄ねじ部19の内周側(貫通孔26の周囲)から外周側に向けて開放され雌ねじ部18とで通水路を形成する複数(本例では四つ)の開放部27とが設けられている。従って、雌ねじ部18内を通って前方に向かう湯水は、雌ねじ部18に螺着した開度調整部材12の雄ねじ部19の貫通孔26と開放部27内に分かれて流れることになる。
そして、雄ねじ部19中央の貫通孔26を流れる湯水は、ハンドル1の前面壁2の中央に衝突した後、散水孔3から吐水されることになる。また、雄ねじ部19周縁の開放部27を流れる湯水は、ベース板部13(本例ではベース板部13における中央の四つのピン14の連設部位)に衝突し(、あるいは衝突前に開放部27の側方に流出し)、外側ベース板部13における複数のピン14の連設部位を避けて複数設けられベース板部13を貫通して通水路を形成する透孔部28(図9、図10参照)を経た後、散水孔3から吐水されることになる。
尚、保持部材4の外周面とシャワーヘッド本体5との間の水密は例えばOリング29により、また、保持部材4の外周面とハンドル1の環状内壁11の内周面との間の水密は例えばUパッキン(またはVパッキン)30により、それぞれ保持される(図3参照)。
ここで、上述したように、ハンドル1の回動操作に伴って前後方向の軸X回りに回動する開度調整部材12が変換機構17の作用によって前後方向に移動することにより、複数の散水孔3に対する複数のピン14の差し込み深さが変わり、複数の散水孔3の開度が調整される。そして、本実施形態では、図4(A)及び(B)に示すように、散水孔3の内壁面の前部に、前側に向けて拡径するテーパ状面部31が設けられ、その後部にストレート面部32が設けられるのに対して、ピン14の外周面においてテーパ状面部31の内側に位置する部分に、後ろ側から前側に向けて拡径してから縮径する膨出部33が設けられている。従って、各散水孔3から吐出される湯水は、散水孔3内に形成されるテーパ状面部31と膨出部33とで構成される流路絞り部を経ることになるため、各散水孔3から微粒化(ミスト状化)された湯水が拡散(フレア)吐水されることになる。しかも、湯水が各散水孔3に至る直前にハンドル1の前面壁2または開度調整部材12のベース板部13に衝突することが、斯かる拡散吐水の確実な微粒化(ミスト状化)に寄与する。
尚、ピン14の最大外径(膨出部33の外径)は散水孔3のストレート面部32の内径よりも小である。また、ピン14と散水孔3との隙間(膨出部33の頂点からテーパ状面部31までの距離(図4(C)参照))は、例えば0.1mm〜1.0mm程度とすることができる。本実施形態では、ピン14において膨出部33の後側に形成される棒状部34(図4(A)及び(B)参照)と散水孔3のストレート面部32との隙間は、0.25mmで一定である。
また、本実施形態では、図4(A)に示す位置から同図(B)に示す位置までがピン14(開度調整部材12)の可動範囲となっており、前者の位置にあるときの散水孔3の開度は最も小さくなっており、散水孔3から吐水される湯水の粒径は最も小となる。また、後者の位置にあるときの散水孔3の開度は最も大きくなっており、吐水される湯水の粒径は最も大となる。すなわち、ハンドル1の回動操作によって吐水形態を微調整することができ、本例では、ハンドル1を所定の回動範囲(実際には約180度)で操作すれば、ピン14を上記の可動範囲(実際には1.5mm程度の範囲)における任意の位置で停止させることができ、その位置に対応する粒径を持った水粒子からなる湯水を吐出させることができる。尚、ハンドル1に対する上記所定の回動範囲を超えるような回動操作は、例えばハンドル1の回動を制限するストッパにより規制される。
本実施形態の吐水具では、ハンドル1の回動操作に伴って散水孔3に対するピン14の差し込み深さが変わり、散水孔3の開度が調整される機構により、上記のように吐水形態の微調整が可能となるのみならず、開度を限りなく0に近づけることができるので吐水(例えばミスト状の吐水)の微粒化にも寄与し、さらにはこの微粒化に伴う吐水孔(散水孔)の目詰まりをピン14の移動によって効果的に防止・解消するセルフクリーニング機能の付加もが可能となる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
本実施形態の吐水具はシャワーヘッドを構成するものであるが、これに限らず、例えばボディーシャワー用の吐水具等に本発明を適用することもできる。また、本実施形態の吐水具は、例えば、ミスト状のシャワー吐水のみを行うもの、ミスト状のシャワー吐水と非ミスト状(通常)のシャワー吐水とを行うもの、非ミスト状(通常)のシャワー吐水のみを行うもの、の何れかとなるように構成することができる。
本実施形態のハンドル1は、図3から理解されるように、略円板状のシャワー板を略円筒状のハンドル本体の前部に組み付けてなるものである(尚、図5には、構造の説明のためにシャワー板を省略したハンドル1を図示している)が、これに限らず、例えば、シャワー板がハンドル本体に一体成形され分離不可能となっているハンドル1を用いることもできる。
ハンドル1の爪8が保持部材4ではなくシャワーヘッド本体5に係止するようにしてあってもよく、この場合、ハンドル1に内向きではなく外向きの爪を設けて、各爪をシャワーヘッド本体5に係止させるようにしてもよい。
本実施形態のピン14は、図4(A)及び(B)に示すように、ピン部材35をベース板部13に装着することによって形成されるものであり、ピン部材35は、このピン部材35がベース板部13に設けられた貫通孔36に後方から挿入される際には弾性変形して貫通孔36を通過し、通過後に弾性復帰して貫通孔36の縁の前側に係止する状態になる複数の抜け止め羽根37と、貫通孔36の縁の後ろ側に係止するフランジ38とを有するものであるが、これに限らず、例えば、ピン14がベース板部13に一体成形されていてもよい。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、ハンドル1の前面壁2において外側の八つの散水孔3の内側に四つの散水孔3が設けられているが、散水孔3の数や配置は適宜変更可能であり、例えば、中央の四つの散水孔3を省略し、さらに外側の八つの散水孔3のうちの互いに隣り合わない四つの散水孔3のみを設けるようにしてもよい。また、散水孔3の数や配置に合わせて、開度調整部材12のピン14、雄ねじ部19の貫通孔26や開放部27、透孔部28の数や配置等も適宜変更すればよく、例えば貫通孔26を省略することもできる。
散水孔3の内壁面に設けるテーパ状面部31を、前側に向けて拡径するのではなく縮径するように構成してもよい。また、例えばこの場合、開度調整部材12によって開度を0にする(止水する)ことができるように構成してもよい。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 ハンドル
2 前面壁
3 散水孔
4 保持部材
4a 突起
5 シャワーヘッド本体
6a 雌ねじ
6b 雄ねじ
7 環状の段部
8 爪
9 筒状壁
10 環状外壁
11 環状内壁
12 開度調整部材
13 ベース板部
14 ピン
15 縦溝
16 係合突起
17 変換機構
18 雌ねじ部
19 雄ねじ部
20 雌ねじ形成部材
21 突出筒部
22 規制用突起
23 係合用溝
24 リブ状突起
25 導入口
26 貫通孔
27 開放部
28 透孔部
29 Oリング
30 Uパッキン(Vパッキン)
31 テーパ状面部
32 ストレート面部
33 膨出部
34 棒状部
35 ピン部材
36 貫通孔
37 抜け止め羽根
38 フランジ
X 前後方向の軸

Claims (4)

  1. 前後方向の軸回りに回動可能に保持され、かつ、この回動に伴って前後に移動しないように規制されるハンドルを具備し、該ハンドルの前面壁に複数の散水孔が設けられた吐水具であって、
    前記複数の散水孔に対して後ろ側から差し込まれる複数のピンを有し、前後方向に移動可能な状態で前記ハンドルに係合して該ハンドルと共に前後方向の軸回りに回動する開度調整部材と、
    該開度調整部材の回動を該開度調整部材の前後方向の直線運動に変換するための変換機構とを具備し、
    前記ハンドルの回動操作に伴って前後方向の軸回りに回動する前記開度調整部材が前記変換機構の作用によって前後方向に移動することにより、前記複数の散水孔に対する前記複数のピンの差し込み深さが変わり、前記複数の散水孔の開度が調整されることを特徴とする吐水具。
  2. 前記散水孔の内壁面に、前側に向けて拡径または縮径するテーパ状面部が設けられ、
    前記ピンの外周面において前記テーパ状面部の内側に位置する部分に、後ろ側から前側に向けて拡径してから縮径する膨出部が設けられている請求項1に記載の吐水具。
  3. 前記開度調整部材は、前記ハンドルの前面壁の周縁から後ろ側に向けて延びる筒状壁の内側に係合するベース板部を有し、該ベース板部の前側には前記複数のピンが連設され、また、該ベース板部を貫通し通水路を形成する透孔部が前記複数のピンの連設部位を避けて設けられている請求項1または2に記載の吐水具。
  4. 前記変換機構は、前記ベース板部の後ろ側に固定配置され通水路を形成する雌ねじ部と、前記ベース板部の後ろ側に連設され前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部とで構成され、
    前記雄ねじ部には、該雄ねじ部の内周側から外周側に向けて開放され通水路を形成する開放部が設けられている請求項3に記載の吐水具。
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