JP7029377B2 - 運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法 - Google Patents

運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7029377B2
JP7029377B2 JP2018210534A JP2018210534A JP7029377B2 JP 7029377 B2 JP7029377 B2 JP 7029377B2 JP 2018210534 A JP2018210534 A JP 2018210534A JP 2018210534 A JP2018210534 A JP 2018210534A JP 7029377 B2 JP7029377 B2 JP 7029377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
occupant
unit
biometric information
processing unit
operation data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018210534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020077237A (ja
Inventor
諒 竹林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018210534A priority Critical patent/JP7029377B2/ja
Publication of JP2020077237A publication Critical patent/JP2020077237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7029377B2 publication Critical patent/JP7029377B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法に関する。
近年、車両にドライブレコーダと呼ばれる運行記録装置を搭載することが普及している。これに関連し、車両の運行状況を記録するデジタルタコグラフが、車両の運行を管理する運行管理者によって操作される管理者用端末との間で通信可能である場合に、車両に搭乗する運転者に対して点呼を行うために運転者の情報を取得して管理者用端末に送信するとともに、運転者の呼気中アルコールの検査結果を取得して管理者用端末に送信し、管理者用端末では、受信した運転者情報および検査結果を運行管理者に報知する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、身体的特徴に基づいて車両の運転者を特定し、特定した運転者の識別情報を、運転中の映像情報及び走行状態情報のうちの何れかとともに記録する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
一般的なドライブレコーダは、カメラやマイクロフォンを備えており、車両の進行方向前方を撮像しているとともに、車室内の乗員の音声を記録している。ドライブレコーダに保存されたデータは、事故などが発生した場合に、事故発生時の状況の証拠として利用される。このように、不測の事態に備えてドライブレコーダを車両に搭載することは有用である。
特開2015-130109号公報 特開2009-169486号公報
しかしながら、ドライブレコーダが、複数の利用者によって共同所有される自動車やレンタカーなどに搭載された場合、それらの車両を利用する乗員のプライベートな会話などもドライブレコーダに記録される場合があった。ドライブレコーダに記録された個人のプライベートな会話などは、他の共同所有者や、次にレンタカーを借りる人、レンタカー会社の従業員といった他者に聞かれる場合があり、ドライブレコーダが搭載された車両を利用する利用者の自由な会話を阻害する場合があった。加えてドライブレコーダのデータがクラウドコンピューティングの記憶部に保管された場合、全世界へプライベートな会話が漏洩してしまう懸念が生じる。また、このような問題は、車両に限られず、航空機や船舶、電車といった他の移動体にも共通するところである。
本発明の態様は、このような事情を考慮してなされたものであり、移動体の乗員のプライバシーを保護することができる運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法を提供することを目的の一つとする。
本発明に係る運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法は、以下の構成を採用した。
(1)本発明の一態様は、情報を格納する記憶部と、移動体の乗員の生体情報を取得するセンサと、前記センサにより取得された前記生体情報を暗号化する情報処理部と、前記情報処理部により暗号化された生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備える運行データレコーディングシステムである。
(2)の態様は、上記(1)の態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記情報処理部は、前記センサにより取得された一以上の前記生体情報のうち、特定の乗員の生体情報を暗号化する、ものである。
(3)の態様は、上記(1)または(2)の態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記センサには、前記乗員の音声を収音するマイクロフォンが含まれ、前記情報処理部は、前記マイクロフォンにより収音された音声を暗号化し、前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された音声を前記記憶部に記憶させるものである。
(4)の態様は、上記(1)から(3)のいずれか一つの態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記センサには、前記乗員の音声を収音するマイクロフォンが含まれ、前記情報処理部は、前記マイクロフォンにより収音された音声の音圧レベルを低減させ、前記記憶制御部は、前記情報処理部により音圧レベルが低減された音声を前記記憶部に記憶させるものである。
(5)の態様は、上記(3)または(4)の態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記乗員の音声に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に備え、前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部により認証された前記乗員の生体情報を復号するものである。
(6)の態様は、上記(1)から(5)のいずれか一つの態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記センサには、前記乗員を撮像するカメラが含まれ、前記情報処理部は、前記カメラにより撮像された画像を暗号化し、前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された画像を前記記憶部に記憶させるものである。
(7)の態様は、上記(6)の態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記乗員の顔画像に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に備え、前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部により認証された前記乗員の生体情報を復号するものである。
(8)の態様は、上記(7)の態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記情報処理部は、前記移動体に複数の乗員が乗る場合、前記カメラにより撮像された前記画像の中に含まれる前記複数の乗員のそれぞれの顔画像のうち、特定の乗員の顔画像を暗号化し、前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記画像のうち、前記複数の乗員のそれぞれの顔画像が含まれる画像において、前記認証部により認証された前記乗員の顔画像を復号するものである。
(9)本発明の他の態様は、情報を格納する記憶部、移動体の乗員の生体情報を取得するセンサ、および前記センサにより取得された前記生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部、を有する運行データレコーダと、前記運行データレコーダの前記記憶部から、前記生体情報を取得する取得部、および前記取得部により取得された生体情報を暗号化する情報処理部、を有する、前記移動体の運行を管理するオペレータが操作可能な第1端末装置と、を備える運行データレコーディングシステムである。
(10)の態様は、上記(9)の態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記第1端末装置は、前記乗員の生体情報に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に有し、前記情報処理部は、前記取得部により取得された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部によって認証された前記乗員の生体情報を復号するものである。
(11)の態様は、上記(10)の態様の運行データレコーディングシステムにおいて、前記第1端末装置は、前記乗員が操作可能な第2端末装置と通信する通信部と、前記情報処理部によって復号された前記生体情報を、前記通信部を介して前記第2端末装置に送信する通信制御部と、を更に有するものである。
(12)本発明の他の態様は、情報を格納する記憶部と、移動体の乗員の生体情報を取得するセンサと、前記センサにより取得された前記生体情報を暗号化する情報処理部と、前記情報処理部により暗号化された生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備える運行データレコーダである。
(13)の態様は、上記(12)の態様の運行データレコーダにおいて、前記センサには、前記乗員の音声を収音するマイクロフォンが含まれ、前記情報処理部は、前記マイクロフォンにより収音された一以上の音声のうち、特定の乗員の音声を暗号化し、前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された前記特定の乗員の音声を前記記憶部に記憶させるものである。
(14)の態様は、上記(12)または(13)の態様の運行データレコーダにおいて、前記生体情報に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に備え、前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部により認証された前記乗員の生体情報を復号するものである。
(15)の態様は、上記(12)から(14)のいずれか一つの態様の運行データレコーダにおいて、前記センサには、前記乗員を撮像するカメラが含まれ、前記情報処理部は、前記カメラにより撮像された画像を暗号化し、前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された画像を前記記憶部に記憶させるものである。
(16)本発明の他の態様は、情報を格納する記憶部、移動体の乗員の生体情報を取得するセンサ、および前記センサにより取得された前記生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部、を有する運行データレコーダから、前記記憶部に格納された前記生体情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された生体情報を暗号化する情報処理部と、を備える、前記移動体の運行を管理するオペレータが操作可能な端末装置である。
(17)本発明の他の態様は、センサが、移動体の乗員の生体情報を取得し、コンピュータが、前記センサにより取得された前記生体情報を暗号化し、前記暗号化した生体情報を記憶部に記憶させる運行データレコーディング方法である。
(1)~(17)の態様によれば、移動体の乗員のプライバシーを保護することができる。
第1実施形態に係る運行データレコーディングシステム1の構成図である。 車両Mの車室内の一例を示す図である。 運行データレコーダ100の構成の一例を示す図である。 ナビゲーション装置200の構成の一例を示す図である。 ユーザ端末装置400の構成の一例を示す図である。 運行データレコーダ100による暗号化処理の流れの一例を示すフローチャートである。 車内画像データの一例を示す図である。 運行データレコーダ100による復号処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る運行データレコーディングシステム2の構成図である。 オペレータ端末装置500の構成の一例を示す図である。 端末側制御部510の機能構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る運行データレコーディングシステム1の構成図である。第1実施形態に係る運行データレコーディングシステム1は、例えば、運行データレコーダ100と、ナビゲーション装置200と、乗員モニタカメラ300と、ユーザ端末装置400とを備える。これらの装置は、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などが含まれる。ネットワークNWは、例えば、Wi-FiやBluetooth(登録商標)など無線通信を利用したネットワークであってよい。
運行データレコーディングシステム1が備える複数の装置のうち、運行データレコーダ100と、ナビゲーション装置200と、乗員モニタカメラ300とは、移動体に搭載される。移動体は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。また、移動体は、車両に限られず、航空機や船舶、電車といった他の移動体であってもよい。以下、一例として、移動体が車両Mであるものとして説明する。
車両Mは、タクシーやバス、レンタカーなどの不特定多数のユーザが利用することを目的とした車両であってもよいし、カーシェアリングなどのサービスを介して、ある特定のユーザ間で共同利用される車両であってもよい。
運行データレコーダ100は、車両Mの運行データを記録する装置である。運行データには、例えば、車両Mの進行方向前方を撮像した画像や、車両Mの車室内の音声、車両Mの車室内を撮像した画像などのデータが含まれる。また、運行データには、車両Mの走行速度や走行時間、走行距離、エンジン回転数といった所謂タコグラフに記録されるデータが含まれていてもよい。
ナビゲーション装置200は、例えば、GPS(Global Positioning System)などのGNSS(Global Navigation Satellite System)を利用して、車両Mの位置を特定し、目的地までの経路を案内する。ナビゲーション装置200は、「第2端末装置」の一例である。
乗員モニタカメラ300は、車両Mの車室内を撮像するカメラである。乗員モニタカメラ300は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。乗員モニタカメラ300は、車両Mの車室内を撮像すると、画像データ(以下、車内画像データと称する)を生成する。なお、乗員モニタカメラ300は、運行データレコーダ100に含まれていてもよい。乗員モニタカメラ300は、「センサ」の一例である。
ユーザ端末装置400は、車両Mの乗員が利用可能な端末装置であり、例えば、乗員によって車両Mの車室内に持ち込まれてよい。例えば、ユーザ端末装置400は、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、各種パーソナルコンピュータなどの、入力装置、表示装置、通信装置、記憶装置、および演算装置を備える端末装置である。通信装置は、NIC(Network Interface Card)などのネットワークカード、無線通信モジュールなどを含む。ユーザ端末装置400では、ウェブブラウザやアプリケーションプログラムなどのUA(User Agent)が起動し、各種入力操作を受け付ける。ユーザ端末装置400は、「第2端末装置」の他の例である。
図2は、車両Mの車室内の一例を示す図である。図示のように、例えば、運行データレコーダ100は、車室内の天井やフロントウインドシールドの付近に設置される。ナビゲーション装置200は、例えば、インストルメントパネル(ガーニッシュ)IP上の運転席と助手席との間に設置される。乗員モニタカメラ300は、例えば、インストルメントパネルIPにおける運転席の正面付近に設けられ、運転者がステアリングホイールSTの間隙から、或いはステアリングホイールST越しに運転者の顔などを撮像する。
[運行データレコーダの構成]
図3は、運行データレコーダ100の構成の一例を示す図である。図示のように、運行データレコーダ100は、例えば、マイクロフォン110と、カメラ120と、加速度センサ130と、レコーダ側通信インターフェース140と、レコーダ側制御部150と、レコーダ側記憶部170とを備える。
マイクロフォン110は、周囲(例えば車室内)の音声を電気信号化する音声入力装置である。マイクロフォン110は、電気信号化して収音した音声のデータ(以下、音声データ)をレコーダ側制御部150に出力する。なお、運行データレコーダ100がマイクロフォン110を備える代わりに、或いは加えて、ステアリングホイールSTや、インストルメントパネルIP、乗員が着座するシートなどに外付けのマイクロフォンが設置されていてもよい。マイクロフォン110は、「センサ」の他の例である。
カメラ120は、例えば、CCDやCMOS等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ120は、車両Mの前方を周期的に繰り返し撮像する。カメラ120は、ステレオカメラであってもよい。カメラ120は、車両Mの前方を撮像した画像データ(以下、車外画像データと称する)をレコーダ側制御部150に出力する。
加速度センサ130は、運行データレコーダ100の加速度を検出する。また、加速度センサ130は、速度や鉛直軸回りの角速度を検出してもよい。加速度センサ130は、検出結果を示すデータ(以下、検出データ)をレコーダ側制御部150に出力する。
レコーダ側通信インターフェース140は、例えば、NICなどの通信インターフェースを含む。レコーダ側通信インターフェース140は、ネットワークNWを介してナビゲーション装置200や乗員モニタカメラ300、ユーザ端末装置400と通信する。
レコーダ側制御部150は、例えば、取得部152と、音声処理部154と、画像処理部156と、記憶制御部158と、認証部160と、通信制御部162とを備える。これらの構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めレコーダ側記憶部170に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでレコーダ側記憶部170にインストールされてもよい。
レコーダ側記憶部170は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現される。レコーダ側記憶部170には、例えば、暗号化データ172などが格納される。このデータについては後述する。
取得部152は、例えば、マイクロフォン110や外付けのマイクロフォンから音声データを取得したり、カメラ120から車外画像データを取得したり、加速度センサ130から検出データを取得したりする。また、取得部152は、レコーダ側通信インターフェース140を介して、乗員モニタカメラ300から車内画像データを取得する。また、取得部152は、レコーダ側通信インターフェース140を介して、ユーザ端末装置400から、乗員の生体情報を取得する。生体情報は、例えば、乗員の音声データや顔画像データなどである。また、生体情報には、指紋データや掌紋データ、虹彩データなどが含まれていてもよい。
音声処理部154は、取得部152によって取得された音声データに対して、その音声データに音声が記録された乗員を、第3者が特定できないようにするために、音声データを暗号化する。音声処理部154は、「情報処理部」の一例である。
画像処理部156は、取得部152によって取得された車内画像データに対して、その画像データに顔や姿などが記録された乗員を、第3者が特定できないようにするために、画像データを暗号化する。画像処理部156は、「情報処理部」の他の例である。
記憶制御部158は、音声処理部154によって暗号化された音声データと、画像処理部156によって暗号化された画像データとを、暗号化データ174としてレコーダ側記憶部170に記憶させる。
認証部160は、取得部152によって取得された生体情報に基づいて、ユーザ端末装置400を介して運行データレコーダ100に生体情報を送信した乗員が、予め登録された乗員であることを認証する。
通信制御部162は、認証部160によって乗員が認証されると、その乗員の音声が記録された音声データや、乗員が記録された車内画像データを、レコーダ側通信インターフェース140を介してユーザ端末装置400に送信する。
[ナビゲーション装置の構成]
図4は、ナビゲーション装置200の構成の一例を示す図である。図示のように、ナビゲーション装置200は、例えば、GNSS受信機202と、ナビHMI(Human Machine Interface)204と、ナビ側通信インターフェース206と、ナビ側制御部208と、ナビ側記憶部210とを備える。
GNSS受信機202は、GNSS衛星から受信した電波に基づいて、車両Mの位置を特定する。
ナビHMI204は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示装置、スピーカ、タッチパネル、キー等を含む。ナビHMI204は、乗員から操作を受け付け、受け付けた操作に応じた信号をナビ側制御部208に出力する。
ナビ側通信インターフェース206は、ネットワークNWに接続するためのハードウェアを含む。例えば、ナビ側通信インターフェース206は、アンテナおよび送受信装置、またはNIC等を含んでよい。ナビ側通信インターフェース206は、ネットワークNWを介して運行データレコーダ100やユーザ端末装置400と通信する。
ナビ側制御部208は、CPUやGPU等のプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
ナビ側制御部208は、例えば、GNSS受信機202により特定された車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI204を用いて乗員(運転者を含む)により入力された目的地までの経路を、ナビ側記憶部210に格納された地図情報212を参照して決定する。ナビ側制御部208は、目的地までの経路を決定すると、その決定した経路に基づいて、ナビHMI204を用いた経路案内を行う。
ナビ側記憶部210は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現される。ナビ側記憶部210には、例えば、地図情報212などが格納される。
地図情報212は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。例えば、地図情報212は、交通規制、道路種別、車線幅、車線数、道路構造、道路の曲率、標識情報、POI(Point Of Interest)情報等を含んでもよい。標識情報には、例えば、道路名称、道路識別情報、制限速度、交通規制(一方通行、直進レーン、右折レーン、駐車禁止)等の情報が含まれる。
[ユーザ端末装置の構成]
図5は、ユーザ端末装置400の構成の一例を示す図である。図示のように、ユーザ端末装置400は、例えば、端末側通信インターフェース402と、端末側カメラ404と、端末側マイクロフォン406と、端末側表示部408と、端末側操作部410と、端末側制御部412と、端末側記憶部420とを備える。
端末側通信インターフェース402は、ネットワークNWに接続するためのハードウェアを含む。例えば、端末側通信インターフェース402は、アンテナおよび送受信装置、またはNIC等を含んでよい。端末側通信インターフェース402は、ネットワークNWを介して運行データレコーダ100やナビゲーション装置200と通信する。
端末側カメラ404は、例えば、CCDやCMOS等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。端末側カメラ404は、撮像した映像および画像データを端末側制御部412に出力する。
端末側マイクロフォン406は、周囲の音声を電気信号化し収音する音声入力装置である。端末側マイクロフォン406は、収音した音声データを端末側制御部412に出力する。
端末側表示部408は、例えば、LCDや有機ELディスプレイなどの表示装置を含む。端末側表示部408は、端末側制御部412により出力される情報に基づいて映像および画像を表示する。
端末側操作部410は、例えば、ボタン、キーボードやマウス等の操作デバイスを含む。端末側操作部410は、乗員の操作を受け付けて、受け付けた操作に応じた信号を端末側制御部412に出力する。例えば、端末側操作部410は、乗員から、乗員の顔画像や音声などの生体情報の入力操作を受け付ける。なお、端末側操作部410は、端末側表示部408と一体として構成されるタッチパネルであってもよい。
端末側制御部412は、例えば、CPUなどのプロセッサが端末側記憶部420に格納されたプログラムやアプリケーションを実行することにより実現される。また、端末側制御部412は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよい。
端末側記憶部420は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現される。端末側記憶部420には、例えば、端末側制御部412を実現するプロセッサが参照するプログラムやアプリケーションが格納される。アプリケーションには、例えば、乗員の生体情報から特徴量を抽出するために、解析または分析を行うためのアプリケーション(以下、抽出アプリ422と称する)が含まれる。
以下、端末側制御部412を実現するプロセッサが抽出アプリ422を実行したときの端末側制御部412の機能について説明する。プロセッサが抽出アプリ422を実行すると、例えば、端末側制御部412は、端末側操作部410によって生体情報の入力操作が受け付けられた場合、その生体情報から特徴量を抽出する。例えば、端末側制御部412は、生体情報に顔画像が含まれている場合、顔画像から眼や鼻、口といった特徴点を特徴量として抽出する。なお、顔画像は、端末側操作部410に入力される代わりに、或いは加えて、例えば、端末側カメラ404の画角内に乗員を収めて撮像することで生成されてもよい。
また、端末側制御部412は、生体情報に音声が含まれている場合、音声をフーリエ変換し、そのフーリエ変換した音声の周波数のスペクトルに基づいて声紋を特徴量として抽出する。なお、音声は、端末側操作部410に入力される代わりに、或いは加えて、例えば、乗員が端末側マイクロフォン406に向けて発話することで取得されてもよい。
端末側制御部412によって行われる生体情報から特徴量を抽出する処理は、他の装置によって行われてよい。この場合、端末側操作部410には、生体情報の代わりに、生体情報の特徴量が入力されてよい。
端末側制御部412は、生体情報から特徴量を抽出した場合、或いは端末側操作部410に生体情報の特徴量が入力された場合、その生体情報の特徴量に、入力した乗員の識別情報を対応付けた情報を生成し、この情報を、端末側通信インターフェース402を介して運行データレコーダ100に送信する。なお、端末側制御部412は、生体情報の特徴量を送信する代わりに、その特徴量の元となった生体情報を運行データレコーダ100に送信してもよい。
[運行データレコーダの暗号化処理フロー]
以下、運行データレコーダ100による暗号化処理の流れを、フローチャートを用いて説明する。図6は、運行データレコーダ100による暗号化処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返し実行されてよい。
まず、取得部152は、レコーダ側通信インターフェース140を介して、ユーザ端末装置400から、これから車両Mに乗車する乗員の生体情報の特徴量を取得する(ステップS100)。また、取得部152は、生体情報の特徴量を取得する代わりに、生体情報を取得してもよい。例えば、ユーザ端末装置400から取得した生体情報に乗員の音声が含まれている場合、音声処理部154は、音声の声紋を抽出する。また、ユーザ端末装置400から取得した生体情報に乗員の顔画像が含まれている場合、画像処理部156は、顔画像から顔の部位の特徴点を抽出する。
次に、記憶制御部158は、車両Mが走行を開始するまで待機し(ステップS102)、車両Mが走行を開始すると、走行中にマイクロフォン110によって収音された乗員の音声データと、走行中にカメラ120によって生成された車外画像データと、走行中に乗員モニタカメラ300によって生成された車内画像データとをレコーダ側記憶部170に記憶させる(ステップS104)。
次に、記憶制御部158は、例えば、車両Mが駐車場などに駐車して走行を終了したか否かを判定し(ステップS106)、車両Mが走行を終了していないと判定した場合、S104の処理に戻り、音声データや画像データの記録を継続する。
一方、記憶制御部158によって車両Mが走行を終了したと判定された場合、音声処理部154は、S100の処理で得られた生体情報の特徴量(例えば声紋)に基づいて、S104の処理でレコーダ側記憶部170に記憶された音声データを暗号化し、画像処理部156は、S100の処理で得られた生体情報の特徴量(例えば顔の部位の特徴点)に基づいて、S104の処理でレコーダ側記憶部170に記憶された車内画像データを暗号化する(ステップS108)。なお、画像処理部156は、車内画像データを暗号化することに加えて、車外画像データを暗号化してもよい。
次に、記憶制御部158は、音声処理部154によって暗号化された音声データと、画像処理部156によって暗号化された画像データとを暗号化データ172としてレコーダ側記憶部170に記憶させる(ステップS110)。これによって本フローチャートの処理が終了する。
以下、各データの暗号化について具体的に説明する。例えば、音声処理部154は、S100の処理で、ある乗員Aの声紋などが特徴量として得られた場合、その乗員Aの声の特徴量を暗号鍵として利用して、その乗員Aが車室内で発話した音声データを暗号化する。暗号化は、例えば、AES-256(Advanced Encryption Standard)などの手法を利用してよい。なお、この手法はあくまでも一例であり、他の暗号化の手法を利用してもよい。
また、音声処理部154は、暗号化の際に、音声データの音圧レベルを、第3者が視聴しても聞こえにくいレベル(例えば30[dB]以下)まで低減させてよい。
また、音声処理部154は、乗員Aの音声データに特定のノイズを加えることで、第3者が視聴しても、その音声データから乗員Aが特定できないように(話者が識別されないように)、音声データを暗号化してもよい。
なお、音声処理部154は、レコーダ側記憶部170に記憶された音声データが、複数の乗員の音声が入り混じった音声データである場合、すなわち、複数の乗員が会話を交えている音声データである場合、各乗員の声の特徴量に基づいて、一つの音声データから、複数の乗員のそれぞれの音声を示す音声データを抽出してよい。そして、音声処理部154は、抽出した各乗員の音声データを暗号化する。
画像処理部156は、S100の処理で、ある乗員Aの顔の部位の特徴点などが特徴量として得られた場合、その乗員Aの顔の特徴量を暗号鍵として利用して、その乗員Aの顔や姿が記録された車内画像データを暗号化する。
また、画像処理部156は、生体情報の特徴量を暗号鍵として利用して車内画像データを暗号化するのに代えて、或いは加えて、車内画像データに対してモザイク処理を行うことで車内画像データを暗号化してもよい。モザイク処理は、例えば、処理範囲を縦横に分割して並べ替えるような可逆変換であってよい。
なお、画像処理部156は、レコーダ側記憶部170に記憶された車内画像データが、複数の乗員の顔や姿を映す画像データである場合、各乗員の顔の特徴量に基づいて、一つの車内画像データから、複数の乗員のそれぞれの顔の領域を切り出した顔画像データを抽出してよい。音声処理部154は、各乗員の顔画像データを抽出すると、抽出した各乗員の顔画像データを、その各乗員の顔の特徴量を暗号鍵として利用して暗号化してもよいし、抽出した各乗員の顔画像データに対してモザイク処理することで暗号化してもよい。
また、画像処理部156は、例えば、乗員モニタカメラ300の画角が大きく、車内画像データに複数の乗員が写りこんでいる場合、すなわち、車内画像データから複数の乗員のそれぞれの顔画像データを抽出した場合、ある特定の乗員の顔画像データについては暗号化し、特定の乗員以外の乗員の顔画像データについては暗号化しなくてもよい。特定の乗員は、例えば、車両Mが旅客を輸送するタクシーやバスなどの場合、その車両Mを運転する運転手を除く旅客である。また、カーシェアリングなどを利用して、ある利用者Aが、他の利用者Bに、自身が所有する車両Mを貸し出した場合、特定の乗員は、車両Mの所有者である利用者Aを除く他の利用者Bである。すなわち、利用者Aが自身の所有する車両Mの中で会話した音声などは暗号化されず、他人に車両Mを貸し出したときのみ、車室内の音声などが暗号化される。
図7は、車内画像データの一例を示す図である。図示の例では、車内画像データに、乗員Aと乗員Bの顔が映されている。例えば、車両Mがタクシーである場合、特定の乗員は、タクシーの運転手以外の旅客である。図示の例では、乗員AはステアリングホイールSTを操作する運転手であり、乗員Bは、助手席に着座する旅客である。そのため、画像処理部156は、乗員A以外の乗員Bを特定の乗員として判定し、その乗員Bの顔画像に対してモザイク処理などを行って、その乗員Bを記録した車内画像データを暗号化してよい。
[運行データレコーダの復号処理フロー]
以下、運行データレコーダ100による復号処理の流れを、フローチャートを用いて説明する。図8は、運行データレコーダ100による復号処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返し実行されてよい。
まず、取得部152は、レコーダ側通信インターフェース140が、ナビゲーション装置200やユーザ端末装置400などから、レコーダ側記憶部170に記憶された暗号化データ172に対するアクセス要求を受信したか否かを判定する(ステップS200)。アクセス要求とは、例えば、暗号化された音声データや画像データをレコーダ側記憶部170から読み出すことを要求するコマンドである。
例えば、乗員が、運行データレコーダ100に記憶された音声データや画像データを、ナビゲーション装置200上で再生するために、ナビゲーション装置200のナビHMI204を操作した場合、ナビゲーション装置200から運行データレコーダ100にアクセス要求が送信される。また、乗員が、ナビゲーション装置200のナビHMI204を操作する代わりに、ユーザ端末装置400の端末側操作部410を操作した場合、ユーザ端末装置400から運行データレコーダ100にアクセス要求が送信される。
取得部152は、レコーダ側通信インターフェース140がアクセス要求を受信したと判定した場合、レコーダ側通信インターフェース140を介して、そのアクセス要求元の装置から、乗員の生体情報の特徴量を取得する(ステップS202)。
次に、認証部160は、アクセス要求された暗号化データ172の暗号鍵として利用された生体情報の特徴量と、S202の処理で取得部152によって取得された生体情報の特徴量とを比較し、生体認証を行う(ステップS204)。
次に、認証部160は、生体認証が成功したか否かを判定する(ステップS206)。
例えば、認証部160は、アクセス要求された暗号化データ172の暗号鍵として利用された生体情報の特徴量と、S202の処理で取得部152によって取得された生体情報の特徴量との類似度が閾値以上である場合、暗号化データ172の元となった音声データや車内画像データに記録された乗員と、暗号化データ172をレコーダ側記憶部170から読み出すことを要求している乗員とが同じ人物であると判定する。この場合、認証部160は、生体認証が成功したと判定する。
一方、認証部160は、アクセス要求された暗号化データ172の暗号鍵として利用された生体情報の特徴量と、S202の処理で取得部152によって取得された生体情報の特徴量との類似度が閾値未満である場合、暗号化データ172の元となった音声データや車内画像データに記録された乗員と、暗号化データ172をレコーダ側記憶部170から読み出すことを要求している乗員とが異なる人物であると判定する。この場合、認証部160は、生体認証が失敗したと判定する。
認証部160によって生体認証が失敗したと判定された場合、通信制御部162は、レコーダ側通信インターフェース140を介して、ナビゲーション装置200やユーザ端末装置400などのアクセス要求元の装置に、生体認証が失敗したことを示すエラー情報を送信する(ステップS208)。
一方、認証部160によって生体認証が成功したと判定された場合、音声処理部154は、暗号化データ172の音声データを復号し、画像処理部156は、暗号化データ172の画像データを復号する(ステップS210)。
例えば、音声処理部154および画像処理部156は、暗号化の際に暗号鍵として利用した生体情報を用いて、暗号化データ172を復号する。例えば、音声処理部154は、複数の乗員が会話を交えている音声データを暗号化した場合、各乗員の音声データのうち、生体認証が成功した乗員の音声データのみを復号してよい。また、画像処理部156は、複数の乗員の顔画像データを暗号化した場合、各乗員の顔画像データのうち、生体認証が成功した乗員の顔画像データのみを復号してよい。
なお、音声処理部154および画像処理部156は、例えば、車両Mが障害物に接触するなどして加速度センサ130によって検出された加速度が閾値以上となる場合、生体認証が成功していなくても、暗号化データ172を復号してもよい。
次に、通信制御部162は、レコーダ側通信インターフェース140を介して、ナビゲーション装置200やユーザ端末装置400などのアクセス要求元の装置に、暗号化データ172から復号された各種データを送信する(ステップS212)。アクセス要求元であるナビゲーション装置200やユーザ端末装置400は、運行データレコーダ100から、復号されたデータを受信した場合、その受信したデータを表示装置の画面に表示させる。これによって本フローチャートの処理が終了する。
以上説明した第1実施形態によれば、HDDなどによって実現されるレコーダ側記憶部170と、車両Mに乗車した乗員の音声を収音するマイクロフォン110と、車両Mに乗車した乗員を撮像する乗員モニタカメラ300と、マイクロフォン110によって収音された音声データを暗号化する音声処理部154と、乗員モニタカメラ300によって撮像された車内画像データを暗号化する画像処理部156と、音声処理部154によって暗号化された音声データおよび画像処理部156によって暗号化された画像データをレコーダ側記憶部170に記憶させる記憶制御部158と、を備えることにより、例えば、乗員のプライベートな会話や姿が他者に聞かれたり見られたりすることを抑制することができる。この結果、移動体(車両M)の乗員のプライバシーを保護することができる。
なお、生体情報を記憶するレコーダ側記憶部170を備える運行データレコーダ100に、移動体の乗員の生体情報を取得するセンサ(マイクロフォン110や乗員モニタカメラ300等)、情報処理部(音声処理部154や画像処理部156等)、および記憶制御部158、並びに、認証部160が一体で備えられていれば、コンパクトな構成の装置でプライベートな会話が漏洩してしまうおそれを低減することができる。
[第1実施形態の変形例]
以下、第1実施形態の変形例について説明する。上述した第1実施形態では、乗員の生体情報を暗号化の暗号鍵として利用するものとして説明したがこれに限られない。例えば、ユーザ端末装置400から運行データレコーダ100に対して、乗員の生体情報とは別に、文字や数字を含むパスワードが送信された場合、運行データレコーダ100の音声処理部154および画像処理部156は、そのパスワードを暗号鍵として利用して、乗員の生体情報を示す各データ(音声データおよび車内画像データ)を暗号化してよい。
また、上述した第1実施形態では、運行データレコーダ100が暗号化データ172を復号する際の生体認証を行うものとして説明したがこれに限られない。例えば、生体認証は、ナビゲーション装置200やユーザ端末装置400が行ってもよい。この場合、認証部160は、ナビゲーション装置200やユーザ端末装置400が備えているものとする。
また、上述した第1実施形態では、運行データレコーダ100が、車両Mが走行を終了した後に、音声データおよび画像データを暗号化するものとして説明したがこれに限られない。例えば、運行データレコーダ100は、車両が走行中に逐次音声データおよび画像データを暗号化してもよいし、信号などで一時停止したときに音声データおよび画像データを暗号化してもよいし、車室内に乗員がいないときに音声データおよび画像データを暗号化してもよい。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、運行データレコーダ100が、車両Mの車室内の乗員の音声を記録した音声データや乗員の顔や姿を記録した車内画像データを暗号化するとともに、暗号化データ172を復号するものとして説明した。これに対して、第2実施形態では、音声データおよび画像データの暗号化および復号を、他の装置が行う点で上述した第1実施形態と相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と共通する点については説明を省略する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ部分については同一符号を付して説明する。
図9は、第2実施形態に係る運行データレコーディングシステム2の構成図である。第2実施形態に係る運行データレコーディングシステム2は、例えば、上述した運行データレコーダ100、ナビゲーション装置200、乗員モニタカメラ300、およびユーザ端末装置400に加えて、更にオペレータ端末装置500を備える。
オペレータ端末装置500は、移動体の一つである車両Mの運行を管理するオペレータが操作可能な端末装置である。例えば、車両Mがタクシーである場合、オペレータは、タクシー会社の従業員であってよい。また、例えば、車両Mがカーシェアリングによって複数の利用者によって共同利用される車両Mである場合、オペレータは、車両Mの所有者であってよい。オペレータ端末装置500は、営業所などの車両Mから離れた遠隔地に設けられてよい。オペレータ端末装置500は、「第1端末装置」の一例である。
[オペレータ端末装置の構成]
図10は、オペレータ端末装置500の構成の一例を示す図である。図示のように、オペレータ端末装置500は、例えば、端末側通信インターフェース502と、端末側表示部504と、端末側操作部506と、端末側制御部510と、端末側記憶部530とを備える。
端末側通信インターフェース502は、ネットワークNWに接続するためのハードウェアを含む。例えば、端末側通信インターフェース502は、アンテナおよび送受信装置、またはNIC等を含んでよい。端末側通信インターフェース502は、ネットワークNWを介して運行データレコーダ100やユーザ端末装置400などと通信する。端末側通信インターフェース502は、「通信部」の一例である。
端末側表示部504は、例えば、LCDや有機ELディスプレイなどの表示装置を含む。端末側表示部504は、端末側制御部510により出力される情報に基づいて画像を表示する。
端末側操作部506は、例えば、ボタン、キーボードやマウス等の操作デバイスを含む。端末側操作部506は、オペレータの操作を受け付けて、受け付けた操作に応じた信号を端末側制御部510に出力する。端末側操作部506は、端末側表示部504と一体として構成されるタッチパネルであってもよい。
端末側制御部510は、例えば、CPUやGPUなどのプロセッサが端末側記憶部530に格納されたプログラムやアプリケーションを実行することにより実現される。また、端末側制御部510は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよい。
端末側記憶部530は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現される。端末側記憶部530には、例えば、端末側制御部510を実現するプロセッサが参照するプログラムやアプリケーションが格納される。アプリケーションには、例えば、乗員の生体情報から特徴量を抽出し、その抽出した特徴量に基づいて、音声データや画像データを暗号化するためのアプリケーション(以下、解析アプリ532と称する)が含まれる。また、端末側記憶部530には、音声データや画像データを暗号化した暗号化データ534が格納される。
図11は、端末側制御部510の機能構成の一例を示す図である。例えば、端末側制御部510は、取得部512と、音声処理部514と、画像処理部516と、記憶制御部518と、認証部520と、通信制御部522とを備える。これらの構成要素は、例えば、プロセッサが解析アプリ532を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。解析アプリ532は、予め端末側記憶部530に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで端末側記憶部530にインストールされてもよい。
取得部512は、例えば、車両Mが走行を開始する前に、端末側通信インターフェース502を介して、ユーザ端末装置400から、車両Mに乗車する予定の乗員の生体情報を取得する。この生体情報は、乗員自らが端末側カメラ404で自身の顔を撮像したり、端末側マイクロフォン406を利用して音声を録音したりすることで、ユーザ端末装置400に格納されてよい。
音声処理部514は、取得部512によって取得された生体情報に含まれる音声データから、乗員の声の特徴量(例えば声紋)を抽出する。
画像処理部516は、取得部512によって取得された生体情報に含まれる画像データから、乗員の顔の特徴量(例えば顔の部位の特徴点)を抽出する。
記憶制御部518は、音声処理部514によって抽出された声の特徴量と、画像処理部516によって抽出された顔の特徴量とのそれぞれを、抽出元の乗員の識別情報に対応付けて端末側記憶部530に記憶させる。
取得部512は、例えば、乗車前に予め生体情報の特徴量を抽出しておいた乗員が車両Mに乗車し、運行データレコーダ100によって車室内の乗員の音声データや画像データが記録された場合、端末側通信インターフェース502を介して、運行データレコーダ100から、車両Mが走行中に記録された音声データおよび車内画像データを取得する。
音声処理部514は、取得部512によって運行データレコーダ100から音声データが取得された場合、事前に抽出した乗員の声の特徴量を暗号鍵として利用することで、運行データレコーダ100から取得された音声データを暗号化する。また、音声処理部514は、暗号化の際に、音声データの音圧レベルを、第3者が視聴しても聞こえにくいレベルまで低減させてよい。また、音声処理部154は、運行データレコーダ100から取得された音声データに特定のノイズを加えることで、音声データを暗号化してもよい。
画像処理部516は、取得部512によって運行データレコーダ100から車内画像データが取得された場合、事前に抽出した乗員の顔の特徴量を暗号鍵として利用することで、運行データレコーダ100から取得された車内画像データを暗号化する。また、画像処理部516は、車内画像データに対してモザイク処理を行うことで車内画像データを暗号化してもよい。
記憶制御部518は、音声処理部514によって運行データレコーダ100から取得された音声データが暗号化されると、これを暗号化データ534として端末側記憶部530に記憶させる。また、記憶制御部518は、画像処理部516によって運行データレコーダ100から取得された画像データが暗号化されると、これを暗号化データ534として端末側記憶部530に記憶させる。
取得部512は、例えば、乗員が車両Mを利用した後に、端末側通信インターフェース502によって暗号化データ534のアクセス要求が受信された場合、そのアクセス要求元の装置から、乗員の生体情報を取得する。音声処理部514は、この生体情報に含まれる音声データから乗員の声の特徴量を抽出し、画像処理部516は、この生体情報に含まれる画像データから乗員の顔の特徴量を抽出する。
認証部520は、アクセス要求された暗号化データ534の暗号鍵として利用された生体情報の特徴量と、乗員が車両Mを利用した後に取得部512によって取得された生体情報の特徴量とに基づいて、生体認証を行う。
音声処理部154は、生体認証が成功した場合、暗号化データ534の音声データを復号する。画像処理部156は、生体認証が成功した場合、暗号化データ534の画像データを復号する。
通信制御部522は、生体認証が失敗した場合、端末側通信インターフェース502を介して、アクセス要求元の装置に、生体認証が失敗したことを示すエラー情報を送信する。また、通信制御部522は、生体認証が成功した場合、端末側通信インターフェース502を介して、アクセス要求元の装置に、暗号化データ534から復号された各種データを送信する。
以上説明した第2実施形態によれば、オペレータ端末装置500が、HDDなどによって実現される端末側記憶部530と、車両Mに乗車した乗員の音声を記録した音声データおよび車室内を撮像した車内画像データとを取得する取得部512と、取得部512によって取得された音声データを暗号化する音声処理部514と、取得部512によって取得された車内画像データを暗号化する画像処理部516と、音声処理部514によって暗号化された音声データおよび画像処理部516によって暗号化された画像データを端末側記憶部530に記憶させる記憶制御部518と、を備えることにより、第1実施形態と同様に、移動体(車両M)の乗員のプライバシーを保護することができる。
また、第2実施形態によれば、乗員が乗車中のみならず乗車後にも生体情報を暗号化することができる。
なお、上述した実施形態では、記憶制御部158が、暗号化された音声データや画像データを、レコーダ側記憶部170に記憶させるものとして説明したが、これに限られない。例えば、暗号化されたデータは、ネットワークNWを介して接続された外部装置(例えばクラウドサーバ)に記憶されてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1、2…運行データレコーディングシステム、100…運行データレコーダ、110…マイクロフォン、120…カメラ、130…加速度センサ、140…レコーダ側通信インターフェース、150…レコーダ側制御部、152…取得部、154…音声処理部、156…画像処理部、158…記憶制御部、160…認証部、162…通信制御部、170…レコーダ側記憶部、200…ナビゲーション装置、202…GNSS受信機、204…ナビHMI、206…ナビ側通信インターフェース、208…ナビ側制御部、210…ナビ側記憶部、300…乗員モニタカメラ、400…ユーザ端末装置、402…端末側通信インターフェース、404…端末側カメラ、406…端末側マイクロフォン、408…端末側表示部、410…端末側操作部、412…端末側制御部、420…端末側記憶部、500…オペレータ端末装置、502…端末側通信インターフェース、504…端末側表示部、506…端末側操作部、510…端末側制御部、530…端末側記憶部

Claims (14)

  1. 情報を格納する記憶部と、
    移動体の乗員の生体情報を取得するセンサと、
    前記センサにより取得された前記生体情報を暗号化する情報処理部と、
    前記情報処理部により暗号化された生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備え、
    前記センサには、前記乗員の音声を収音するマイクロフォンが含まれ、
    前記情報処理部は、前記マイクロフォンにより収音された音声を暗号化し、
    前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された音声を前記記憶部に記憶させ、
    前記乗員の音声に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に備え、
    前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部により認証された前記乗員の生体情報を復号する、
    行データレコーディングシステム。
  2. 前記情報処理部は、前記センサにより取得された一以上の前記生体情報のうち、特定の乗員の生体情報を暗号化する、
    請求項1に記載の運行データレコーディングシステム。
  3. 前記センサには、前記乗員の音声を収音するマイクロフォンが含まれ、
    前記情報処理部は、前記マイクロフォンにより収音された音声の音圧レベルを低減させ、
    前記記憶制御部は、前記情報処理部により音圧レベルが低減された音声を前記記憶部に記憶させる、
    請求項1又は2に記載の運行データレコーディングシステム。
  4. 前記センサには、前記乗員を撮像するカメラが含まれ、
    前記情報処理部は、前記カメラにより撮像された画像を暗号化し、
    前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された画像を前記記憶部に記憶させる、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の運行データレコーディングシステム。
  5. 前記乗員の顔画像に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に備え、
    前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部により認証された前記乗員の生体情報を復号する、
    請求項に記載の運行データレコーディングシステム。
  6. 前記情報処理部は、前記移動体に複数の乗員が乗る場合、前記カメラにより撮像された前記画像の中に含まれる前記複数の乗員のそれぞれの顔画像のうち、特定の乗員の顔画像を暗号化し、
    前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記画像のうち、前記複数の乗員のそれぞれの顔画像が含まれる画像において、前記認証部により認証された前記乗員の顔画像を復号する、
    請求項に記載の運行データレコーディングシステム。
  7. 情報を格納する記憶部、
    移動体の乗員の生体情報を取得するセンサ、および
    前記センサにより取得された前記生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部、
    を有する運行データレコーダと、
    前記運行データレコーダの前記記憶部から、前記生体情報を取得する取得部、および
    前記取得部により取得された生体情報を暗号化する情報処理部、
    を有する、前記移動体の運行を管理するオペレータが操作可能な第1端末装置と、を備え、
    前記第1端末装置は、
    前記乗員の生体情報に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に有し、
    前記情報処理部は、前記取得部により取得された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部によって認証された前記乗員の生体情報を復号する、
    行データレコーディングシステム。
  8. 前記第1端末装置は、
    前記乗員が操作可能な第2端末装置と通信する通信部と、
    前記情報処理部によって復号された前記生体情報を、前記通信部を介して前記第2端末装置に送信する通信制御部と、を更に有する、
    請求項に記載の運行データレコーディングシステム。
  9. 情報を格納する記憶部と、
    移動体の乗員の生体情報を取得するセンサと、
    前記センサにより取得された前記生体情報を暗号化する情報処理部と、
    前記情報処理部により暗号化された生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備え、
    前記センサには、前記乗員を撮像するカメラが含まれ、
    前記情報処理部は、前記カメラにより撮像された画像を暗号化し、
    前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された画像を前記記憶部に記憶させ、
    前記乗員の顔画像に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に備え、
    前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部により認証された前記乗員の生体情報を復号する、
    運行データレコーディングシステム。
  10. 情報を格納する記憶部と、
    移動体の乗員の生体情報を取得するセンサと、
    前記センサにより取得された前記生体情報を暗号化する情報処理部と、
    前記情報処理部により暗号化された生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備え、
    前記生体情報に基づいて、前記乗員を認証する認証部を更に備え、
    前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部により認証された前記乗員の生体情報を復号する、
    行データレコーダ。
  11. 前記センサには、前記乗員の音声を収音するマイクロフォンが含まれ、
    前記情報処理部は、前記マイクロフォンにより収音された一以上の音声のうち、特定の乗員の音声を暗号化し、
    前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された前記特定の乗員の音声を前記記憶部に記憶させる、
    請求項10に記載の運行データレコーダ。
  12. 前記センサには、前記乗員を撮像するカメラが含まれ、
    前記情報処理部は、前記カメラにより撮像された画像を暗号化し、
    前記記憶制御部は、前記情報処理部により暗号化された画像を前記記憶部に記憶させる、
    請求項10又は11に記載の運行データレコーダ。
  13. 情報を格納する記憶部、移動体の乗員の生体情報を取得するセンサ、および前記センサにより取得された前記生体情報を前記記憶部に記憶させる記憶制御部、を有する運行データレコーダから、前記記憶部に格納された前記生体情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された生体情報を暗号化する情報処理部と、
    前記生体情報に基づいて、前記乗員を認証する認証部と、を備え、
    前記情報処理部は、前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証部により認証された前記乗員の生体情報を復号する、
    記移動体の運行を管理するオペレータが操作可能な端末装置。
  14. センサが、移動体の乗員の生体情報を取得し、
    コンピュータが、
    前記センサにより取得された前記生体情報を暗号化し、前記暗号化した生体情報を記憶部に記憶させ、
    前記生体情報に基づいて、前記乗員を認証し、
    前記記憶部に記憶された一以上の前記生体情報のうち、前記認証した乗員の生体情報を復号する、
    運行データレコーディング方法。
JP2018210534A 2018-11-08 2018-11-08 運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法 Active JP7029377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018210534A JP7029377B2 (ja) 2018-11-08 2018-11-08 運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018210534A JP7029377B2 (ja) 2018-11-08 2018-11-08 運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020077237A JP2020077237A (ja) 2020-05-21
JP7029377B2 true JP7029377B2 (ja) 2022-03-03

Family

ID=70724171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018210534A Active JP7029377B2 (ja) 2018-11-08 2018-11-08 運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7029377B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4202746A4 (en) * 2020-09-24 2024-01-03 JVCKenwood Corporation STORAGE DEVICE, STORAGE METHOD AND PROGRAM
CN115361239B (zh) * 2022-10-20 2023-01-10 广州万协通信息技术有限公司 一种行车存储数据上传方法、装置、设备及存储介质

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009169486A (ja) 2008-01-11 2009-07-30 Seiko Epson Corp 運転情報記録システム及び運転情報記録方法
JP2010072788A (ja) 2008-09-17 2010-04-02 Seiko Instruments Inc 画像記憶装置
JP2011077899A (ja) 2009-09-30 2011-04-14 Fujitsu Ten Ltd 表示装置、ドライブレコーダ、表示方法及びプログラム
JP2017091421A (ja) 2015-11-16 2017-05-25 富士通テン株式会社 ドライブレコーダ、表示システム、ドライブレコーダの記録方法およびプログラム
JP2017138694A (ja) 2016-02-02 2017-08-10 ソニー株式会社 映像処理装置及び映像処理方法
JP2018060447A (ja) 2016-10-07 2018-04-12 矢崎総業株式会社 車載記憶装置
JP2018082390A (ja) 2016-11-18 2018-05-24 株式会社Jvcケンウッド 記録装置、記録方法、及びプログラム
JP2018120497A (ja) 2017-01-27 2018-08-02 株式会社Jvcケンウッド 記録装置、記録方法、及びプログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009169486A (ja) 2008-01-11 2009-07-30 Seiko Epson Corp 運転情報記録システム及び運転情報記録方法
JP2010072788A (ja) 2008-09-17 2010-04-02 Seiko Instruments Inc 画像記憶装置
JP2011077899A (ja) 2009-09-30 2011-04-14 Fujitsu Ten Ltd 表示装置、ドライブレコーダ、表示方法及びプログラム
JP2017091421A (ja) 2015-11-16 2017-05-25 富士通テン株式会社 ドライブレコーダ、表示システム、ドライブレコーダの記録方法およびプログラム
JP2017138694A (ja) 2016-02-02 2017-08-10 ソニー株式会社 映像処理装置及び映像処理方法
JP2018060447A (ja) 2016-10-07 2018-04-12 矢崎総業株式会社 車載記憶装置
JP2018082390A (ja) 2016-11-18 2018-05-24 株式会社Jvcケンウッド 記録装置、記録方法、及びプログラム
JP2018120497A (ja) 2017-01-27 2018-08-02 株式会社Jvcケンウッド 記録装置、記録方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020077237A (ja) 2020-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12017613B2 (en) System and method for wirelessly rostering a vehicle
EP3672841B1 (en) Passenger and vehicle mutual authentication
US10074223B2 (en) Secured vehicle for user use only
CN110175686B (zh) 监测车辆保养质量
US20200312063A1 (en) Safety for vehicle users
CN110392082B (zh) 车辆控制方法和系统
CN111065563A (zh) 车辆安全系统和方法
JP2007094935A (ja) 情報処理装置および情報処理方法、情報処理システム、プログラム、並びに、記録媒体
JPWO2007080921A1 (ja) 情報記録システム、情報記録装置、情報記録方法及び情報収集プログラム
JP5707604B2 (ja) 認証方法、認証システム及び認証プログラム
JP7029377B2 (ja) 運行データレコーディングシステム、運行データレコーダ、端末装置、および運行データレコーディング方法
US20210001806A1 (en) Radio frequency tag relay attack prevention and notification
JP7087747B2 (ja) 車載機、運行管理装置、運行管理システム、及び運転者確認方法
EP2950251A1 (en) Method, apparatus and system for filling out an accident report form
CN105034978A (zh) 车辆驾驶员跟踪和报告
JP6753157B2 (ja) 車両データ提供装置、車両データ提供システム及び車両データ提供方法
WO2023029966A1 (zh) 身份认证方法及车辆
JP7304171B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム
US12033446B2 (en) Safety for vehicle users
JP6888160B1 (ja) 認証システム、認証方法、認証プログラム及び端末装置
WO2024135049A1 (ja) 情報処理装置、受信装置、情報処理方法及びプログラム
WO2024101015A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
KR20220121942A (ko) 이륜차 주행에 대한 운전자 특정 사고 시뮬레이션의 정보 제공을 위한 장치 및 방법
JP2022139885A (ja) 情報提供装置、情報提供方法、及び、プログラム
JP2023111614A (ja) 情報処理方法、情報処理端末及び情報処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7029377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150