JP7028742B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備えた燃料電池システムに関する。
この種の燃料電池は、例えば、フッ素樹脂系などの高分子イオン交換膜からなる電解質膜を備える。このような電解質膜は、含水状態においてプロトン導電性電解質膜として機能するが、乾燥状態においては、プロトン導電性が低下して出力低下を招く。
そのため、例えば、特許文献1には、電解質膜が適度な湿度を維持できるように、酸化剤ガスを加湿する加湿器を酸化剤ガス導入路に設け、加湿器の出口部に気液分離器を設けた構成が開示されている。
特開2006-147484号公報
ところで、燃料電池システムでは、燃料電池システムの低温起動時に、燃料電池から排出された燃料排ガスを酸化剤ガス導入路に導入し、カソード触媒で発熱反応を生じさせることにより、燃料電池を暖機する。加えて、燃料ガス供給部を換気する際に、燃料ガスを酸化剤ガス導入路に導入し、カソード触媒で化学反応させることにより、排気燃料ガス濃度(排気水素濃度)を抑制する。
しかしながら、液状水を含む燃料排ガスを酸化剤ガスと混合して燃料電池に供給すると、燃料電池内に過剰な液状水が導入される可能性がある。また、燃料排ガスと酸化剤ガスとが均一に混合されていない場合には、カソード触媒での発熱反応効率が低下し、燃料電池を迅速に暖機することができないおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、酸化剤ガス導入路から燃料電池内への過剰な液状水の導入を抑制しつつ燃料電池を迅速に暖機し且つ排気燃料ガス濃度を抑制することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス導入路と、前記酸化剤ガス導入路に設けられた加湿器と、前記酸化剤ガス導入路における前記加湿器よりも下流側に設けられた気液分離器と、前記燃料電池から排出された液状水を含む燃料排ガスを前記気液分離器に導く燃料排ガス導入路と、を備え、前記気液分離器は、前記加湿器で加湿された酸化剤ガスと前記燃料排ガス導入路から導かれた液状水を含む燃料排ガスとの両方を気液分離する分離器本体と、前記分離器本体から気液分離後の酸化剤ガスおよび燃料排ガスを導出する管状の導出流路部と、を有し、前記導出流路部を流通する燃料排ガスの比重は酸化剤ガスの比重よりも軽く、前記導出流路部は、第1地点と、前記第1地点よりも下流側に位置する第2地点とを有する撹拌促進部を有し、前記第2地点は、前記第1地点よりも重力方向に位置し、前記分離器本体は、略鉛直方向に沿って延在した分離面が形成された基部を有し、前記導出流路部は、当該導出流路部の上流側の開口部である導出口が前記分離面に開口するように前記基部に設けられ、前記撹拌促進部は、前記第1地点から前記第2地点に向かって前記燃料排ガス及び前記酸化剤ガスが前記重力方向に流通するように前記重力方向に沿って延在している、燃料電池システムである。
本発明の他の態様は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス導入路と、前記酸化剤ガス導入路に設けられた加湿器と、前記酸化剤ガス導入路における前記加湿器よりも下流側に設けられた気液分離器と、前記燃料電池から排出された液状水を含む燃料排ガスを前記気液分離器に導く燃料排ガス導入路と、を備え、前記気液分離器は、前記加湿器で加湿された酸化剤ガスと前記燃料排ガス導入路から導かれた液状水を含む燃料排ガスとの両方を気液分離する分離器本体と、前記燃料排ガス導入路から導かれた液状水を含む燃料排ガスを前記分離器本体内に導入するための燃料排ガス入口部と、を有し、前記分離器本体内には、前記燃料排ガス入口部の開口部に対向するように配置された燃料排ガス分離壁が設けられ、前記分離器本体には、前記燃料排ガス入口部の前記開口部の指向する方向と交差する方向を指向し、前記加湿器で加湿された酸化剤ガスを前記分離器本体内に導入するための酸化剤ガス導入口が形成され、前記燃料排ガス入口部は、液状水を含んだ燃料排ガスが上方に向かって導出されるように前記分離器本体の下部に設けられている、燃料電池システムである。
本発明の一態様によれば、加湿器で加湿された酸化剤ガスと燃料電池から排出された液状水を含む燃料排ガスとの両方を気液分離器で気液分離している。よって、酸化剤ガス導入路から燃料電池内への過剰な液状水の導入を抑制することができる。また、酸化剤ガスが撹拌促進部の第1地点から重力方向に位置する第2地点に流れる際に、酸化剤ガスよりも比重の軽い燃料排ガスは上方に流れようとする。そのため、撹拌促進部で比重差によって酸化剤ガスと燃料排ガスとを効率的に撹拌することができる。これにより、燃料排ガスと酸化剤ガスとを燃料電池のカソード触媒で効果的に化学反応させることができるため、燃料電池を迅速に暖機し且つ排気燃料ガス濃度を抑制することができる。
本発明の他の態様によれば、加湿器で加湿された酸化剤ガスと燃料電池から排出された液状水を含む燃料排ガスとの両方を気液分離器で気液分離している。また、燃料排ガス導入路から導かれた液状水を含む燃料排ガスが燃料排ガス分離壁に当たることで、気液比重差による慣性力を利用して燃料排ガスから液状水を分離することができる。よって、酸化剤ガス導入路から燃料電池内への過剰な液状水の導入を抑制することができる。さらに、燃料排ガス入口部から導出された燃料排ガスを燃料排ガス分離壁に当てることができるため、燃料排ガスの流れを乱流にすることができる。これにより、分離器本体内で燃料排ガスと酸化剤ガスとを効率的に撹拌することができる。したがって、燃料排ガスと酸化剤ガスとを燃料電池のカソード触媒で効果的に化学反応させることができるため、燃料電池を迅速に暖機し且つ排気燃料ガス濃度を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムの概略構成図である。 加湿器に設けられた気液分離器の一部省略縦断面図である。 図2のIII-III線に沿った横断面図である。 図2のIV-IV線に沿った断面図である。 加湿器および気液分離器の側面図である。 酸化剤ガス、燃料排ガスおよび混合ガスの流れと液状水の流れを示す説明図である。 撹拌促進部での酸化剤ガスおよび燃料排ガスの流れを示す説明図である。
以下、本発明に係る燃料電池システムについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に示す燃料電池システム10は、例えば、燃料電池電気自動車などの燃料電池車両(図示せず)に搭載される。ただし、燃料電池システム10は、燃料電池車両を除く種々の移動体に搭載してもよいし、定置型としても用いることができる。
燃料電池システム10は、燃料電池としての燃料電池スタック12、燃料ガス供給装置13、酸化剤ガス供給装置14および制御部15を備える。なお、図示は省略するが、燃料電池システム10は、燃料電池スタック12を冷却するための冷却媒体供給装置、バッテリなどをさらに備えている。
燃料電池スタック12は、燃料ガス(例えば、水素ガス)と酸化剤ガス(例えば、空気)との電気化学反応により発電する。燃料電池スタック12は、水平方向に積層される複数の発電セル16を備える。発電セル16は、電解質膜・電極構造体18を第1セパレータ20および第2セパレータ22で挟持して構成される。第1セパレータ20および第2セパレータ22は、金属セパレータまたはカーボンセパレータにより構成される。
電解質膜・電極構造体18は、例えば、水分が含まれたパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜24と、固体高分子電解質膜24を挟持するアノード電極26およびカソード電極28とを備える。固体高分子電解質膜24は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質が使用される。
第1セパレータ20と電解質膜・電極構造体18との間には、アノード電極26に燃料ガスを導くための燃料ガス流路30が設けられている。第2セパレータ22と電解質膜・電極構造体18との間には、カソード電極28に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス流路32が設けられている。
燃料電池スタック12には、燃料ガス入口34a、燃料ガス出口34b、酸化剤ガス入口36aおよび酸化剤ガス出口36bが設けられる。燃料ガス入口34aは、各発電セル16を積層方向に貫通するとともに、燃料ガス流路30の供給側に連通する。燃料ガス出口34bは、各発電セル16を積層方向に貫通するとともに、燃料ガス流路30の排出側に連通する。燃料ガス流路30、燃料ガス入口34aおよび燃料ガス出口34bは、アノード流路を構成する。
酸化剤ガス入口36aは、各発電セル16を積層方向に貫通するとともに、酸化剤ガス流路32の供給側に連通する。酸化剤ガス出口36bは、各発電セル16を積層方向に貫通するとともに、酸化剤ガス流路32の排出側に連通する。酸化剤ガス流路32、酸化剤ガス入口36aおよび酸化剤ガス出口36bは、カソード流路を構成する。
燃料ガス供給装置13は、燃料電池スタック12に燃料ガスを供給する。燃料ガス供給装置13は、燃料ガス供給部38と、燃料ガス供給部38から供給された燃料ガスを燃料ガス入口34aに導く燃料ガス導入路40とを備える。燃料ガス供給部38は、高圧の燃料ガス(高圧水素)を貯留する図示しない燃料ガスタンク(水素ガスタンク)などを含む。
燃料電池スタック12の燃料ガス出口34bには、燃料ガス排出路42が連結されている。燃料ガス排出路42は、アノード電極26で少なくとも一部が使用された燃料ガスである燃料排ガスを燃料電池スタック12から導出する。
燃料ガス排出路42には、燃料排ガスを液状水とともに酸化剤ガス供給装置14の気液分離器54に導く燃料排ガス導入路44が連結されている。燃料排ガス導入路44には、開閉弁46が設けられている。開閉弁46は、燃料ガス排出路42および燃料排ガス導入路44を互いに連通させる開放状態と燃料ガス排出路42および燃料排ガス導入路44の連通を遮断する閉塞状態とに切り替え可能に構成されている。
燃料ガス排出路42のうち燃料排ガス導入路44との連結部よりも下流側の部分には、燃料ガス排出路42を開放および閉塞する開閉弁47が設けられている。燃料ガス排出路42のうち開閉弁47よりも下流側に導かれた燃料排ガスは、燃料ガス供給部38に導入して燃料電池スタック12に循環させてもよいし、酸化剤排ガスで希釈して大気中に排出してよい。
酸化剤ガス供給装置14は、燃料電池スタック12に酸化剤ガスを供給する。酸化剤ガス供給装置14は、酸化剤ガス供給部48と、酸化剤ガス供給部48から供給された酸化剤ガスを酸化剤ガス入口36aに導く酸化剤ガス導入路50とを備える。酸化剤ガス供給部48としては、例えば、大気から空気を圧縮して供給するエアポンプが用いられる。
酸化剤ガス導入路50には、加湿器52と気液分離器54とが設けられている。加湿器52は、酸化剤ガス(供給空気)と酸化剤排ガス(排出空気)との間で液状水および熱を交換する。換言すれば、加湿器52は、酸化剤排ガスにより酸化剤ガスを加湿および加熱する。気液分離器54は、酸化剤ガス導入路50における加湿器52よりも下流側に設けられている。気液分離器54は、加湿器52によって加湿された酸化剤ガスと燃料排ガス導入路44から導かれた液状水を含んだ燃料排ガスとの両方を気液分離するとともに互いに混合する。気液分離器54の詳細な説明については後述する。
燃料電池スタック12の酸化剤ガス出口36bには、酸化剤ガス排出路56が連結されている。酸化剤ガス排出路56は、カソード電極28で少なくとも一部が使用された酸化剤ガスである酸化剤排ガスを、加湿器52を介して大気中に排出する。
図2および図3に示すように、気液分離器54は、加湿器52に一体的に設けられている。気液分離器54は、分離器本体60、燃料排ガス入口部62、排水部64、導出流路部66を備える。分離器本体60は、縦断面が略U字状に形成されている。つまり、分離器本体60は、略鉛直方向に沿って延在した分離面68aが形成された基部68と、分離面68aを周回するように基部68から加湿器52側(矢印X1方向)に向かって突出した周壁部70とを有する。
基部68は、平板状に延在している。周壁部70は、円環状に形成され、基部68の外縁部に設けられている。周壁部70の突出端には、加湿器52で加湿された酸化剤ガスを分離器本体60内に導入するための酸化剤ガス導入口72が形成されている。酸化剤ガス導入口72は、分離面68aに対向するように分離面68aと直交する方向(矢印X1方向)を指向している。周壁部70は、円環状に延在した内面70aを有する。
燃料排ガス入口部62は、燃料排ガス導入路44から導かれた液状水を含む燃料排ガスを分離器本体60内に導入させる。換言すれば、燃料排ガス入口部62は、液状水を含んだ燃料排ガスが上方に向かって導出されるように分離器本体60の下部に設けられている。燃料排ガス入口部62は、管状に形成されている。
燃料排ガス入口部62の上端部は、分離器本体60内に突出している。燃料排ガス入口部62の下端部には、燃料排ガス導入路44が連結されている。燃料排ガス入口部62の上端の開口部62aは、上方(斜め上方)を指向している。すなわち、酸化剤ガス導入口72は、燃料排ガス入口部62の開口部62aの指向する方向と交差する方向(矢印X1方向)を指向している(図2参照)。
図3に示すように、排水部64は、分離器本体60内の液状水W(図6参照)を外部に排出する。具体的には、排水部64は、酸化剤ガス排出路56に連結されている(図1参照)。排水部64は、管状に形成されるとともに周壁部70の下部(最下部)に設けられている。図3の例では、排水部64は、燃料排ガス入口部62の隣に配置されている。排水部64の上端面は、周壁部70の内面70aに連なっている。すなわち、排水部64は、分離器本体60内に突出していない。
図2および図5において、導出流路部66は、分離器本体60から酸化剤ガスおよび燃料排ガスを導出する。具体的には、導出流路部66は、気液分離後の気体(酸化剤ガスおよび燃料排ガスが混合された混合ガス)を酸化剤ガス導入路50における気液分離器54の下流側に導く。導出流路部66は、管状(筒状)に形成されるとともに基部68のうち加湿器52とは反対側(矢印X2方向)に設けられている。
図3および図4に示すように、導出流路部66の一方の開口部である導出口66aは、分離面68aに開口している。導出口66aは、分離面68aのうち上下方向の中央よりも上方且つ左右方向の中央よりも一方側(矢印Y1方向)に位置している。導出口66aは、導出流路部66の内孔67と分離器本体60内とを互いに連通する。導出流路部66の他方の開口部66bは、水平方向(矢印Y1方向)を指向している。
図4および図5に示すように、導出流路部66は、第1地点P1と、第1地点P1より下流側に位置する第2地点P2とを有する撹拌促進部74と、撹拌促進部74の上端部に設けられた連結部75と、撹拌促進部74の下端部に設けられた延出流路部76とを有する。導出流路部66を流通する燃料排ガスの比重は酸化剤ガスの比重よりも軽い。
撹拌促進部74は、重力方向(鉛直方向)に沿って直線状に延在している。本実施形態において、第1地点P1は、撹拌促進部74の上端(連結部75との境界部)に位置し、第2地点P2は撹拌促進部74の下端(延出流路部76との境界部)に位置する。撹拌促進部74は、四角環状に形成されている。ただし、撹拌促進部74は、円環状または多角環状(四角環状以外)であってもよい。
連結部75は、撹拌促進部74の上端部と分離器本体60(基部68)の上下方向の中央よりも上方部分とを互いに連結する。連結部75の内面には、導出口66aに対向する湾曲面77が形成されている(図5参照)。湾曲面77は、矢印X1方向から導かれた混合ガスを下方(重力方向)に案内する。
図4において、延出流路部76は、撹拌促進部74の下端部から撹拌促進部74の延在方向に対して略直交する方向(矢印Y1方向)に延出している。延出流路部76の内面には、撹拌促進部74の下端の開口部74aに対向する平坦面79が設けられている。平坦面79は、略水平方向に延在している。連結部75の内面の上端から平坦面79までの上下方向に沿った直線距離Lは、周壁部70の内径よりも小さい。
図2および図3に示すように、分離器本体60内には、燃料排ガス入口部62の開口部62aに対向するように配置された板状の燃料排ガス分離壁78が設けられている。つまり、燃料排ガス入口部62の開口部62aは、燃料排ガス分離壁78の下方に位置している。
図3において、燃料排ガス分離壁78は、分離面68aのうち上下方向の中央よりも下方に位置している。つまり、燃料排ガス分離壁78は、導出口66aに対して所定距離離れている。燃料排ガス分離壁78は、燃料排ガス入口部62の開口部62aに対向する平板状の分離壁本体90と、分離壁本体90から下方に向けて突出した突出部92a、92bとを有する。
分離壁本体90は、矢印Y2方向に向かって下方に若干傾斜するように延在している。突出部92a、92bは、分離器本体60に付着した液状水Wを下方に導く。突出部92aは、分離壁本体90の矢印Y1方向の端部(導出口66aに近い方の端部)から下方に向かって矢印Y1方向に傾斜するように延出している。突出部92bは、分離壁本体90の矢印Y2方向の端部(導出口66aに遠い方の端部)から下方に向かって矢印Y2方向に傾斜するように延出している。突出部92bの突出長は、突出部92aの突出長よりも短い。
制御部15は、燃料電池システム10の全体の制御を行う。制御部15は、開閉弁46、47の開閉動作を制御する。
次に、燃料電池システム10の起動時の動作について、以下に説明する。なお、燃料電池システム10の起動時には、制御部15は、開閉弁46を開放させるとともに開閉弁47を閉塞させる。
図1に示すように、燃料電池システム10を起動する際、燃料ガス供給装置13では、燃料ガスが燃料ガス供給部38から燃料ガス導入路40を介して燃料ガス入口34aに供給される。燃料ガス入口34aに供給された燃料ガスは、燃料ガス流路30に導入され、燃料ガス流路30に沿って移動することにより電解質膜・電極構造体18のアノード電極26に供給される。
酸化剤ガス供給装置14では、酸化剤ガスが酸化剤ガス供給部48から酸化剤ガス導入路50に導入される。酸化剤ガス導入路50に導入された酸化剤ガスは、加湿器52で加湿された後、気液分離器54によって過剰な液状水が除去されて酸化剤ガス入口36aに供給される。酸化剤ガス入口36aに供給された酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路32に導入され、酸化剤ガス流路32に沿って移動することにより電解質膜・電極構造体18のカソード電極28に供給される。
したがって、各電解質膜・電極構造体18では、アノード電極26に供給される燃料ガスと、カソード電極28に供給される酸化剤ガス中の酸素とが電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、アノード電極26に供給されて一部が消費された液状水を含む燃料ガスは、燃料排ガスとして燃料ガス出口34bから燃料ガス排出路42に排出される。この際、開閉弁46が開放されるとともに開閉弁47は閉塞されているため、燃料ガス排出路42の液状水を含む燃料排ガスは、燃料排ガス導入路44を介して気液分離器54に導入される。
カソード電極28に供給されて一部が消費された酸化剤排ガスは、酸化剤ガス出口36bから酸化剤ガス排出路56を介して加湿器52に導かれる。加湿器52では、酸化剤排ガスの熱および液状水が酸化剤ガス導入路50から導かれた酸化剤ガスとの間で交換される。加湿器52を流通した酸化剤排ガスは、外部に排出される。
気液分離器54では、加湿器52で加湿された酸化剤ガスと液状水を含む燃料排ガスとが気液分離され、気液分離された酸化剤ガスと燃料排ガスとが混合される。気液分離器54から導出された混合ガスは、酸化剤ガス入口36aからカソード電極28に導かれる。そうすると、混合ガスによりカソード触媒で発熱反応が生じるため、燃料電池スタック12が迅速に暖機される。これにより、燃料電池システム10の低温起動性能が向上する。また、燃料排ガスは、酸化剤ガスに混合された状態で燃料電池スタック12のカソード触媒で使用される。したがって、大気中に排出される燃料排ガスの濃度は十分に低減される。
次に、気液分離器54の動作について説明する。
図2に示すように、加湿器52で加湿された酸化剤ガスは、酸化剤ガス導入口72から分離器本体60内に導入されて分離面68aに当たる。この際、気液比重差による慣性力によって酸化剤ガス中の液状水が分離面68aに付着する。図6において、分離面68aに付着した液状水Wは、分離面68aを下方に流れ、排水部64から外部に排水される。なお、周壁部70の内面70aに付着した液状水W(結露水)は、周壁部70の内面70aを下方に流れ、排水部64から外部に排水される。
燃料排ガス入口部62から導かれた液状水を含む燃料排ガスは、分離壁本体90に当たる。分離壁本体90に当たった燃料排ガスは、気液比重さによる慣性力によって燃料排ガス中の液状水が分離壁本体90に付着する。分離壁本体90に付着した液状水Wは、突出部92a、92bにより下方に導かれ、排水部64を介して外部に排出される。
分離面68aにより液状水が分離された酸化剤ガスは、導出口66aに向かって分離器本体60内を流通する。この際、酸化剤ガスは、導出口66aから離れるほど流速が遅くなる。そのため、分離面68aの上下方向の中央よりも下方に位置する燃料排ガス分離壁78の近傍は、酸化剤ガスの流速が比較的低い領域(低流速領域)となる。
分離壁本体90により液状水が分離された燃料排ガスは、分離器本体60の下面に沿って矢印Y1方向と矢印Y2方向に分かれる。矢印Y1方向に流れた燃料排ガスは、突出部92aに沿って下方に流れた後、突出部92aの突出端と周壁部70の内面70aとの間の隙間を通り、燃料排ガス分離壁78から離れる(剥離する)。矢印Y2方向に流れた燃料排ガスは、突出部92bに沿って下方に流れた後、突出部92bの突出端と周壁部70の内面70aとの間の隙間を通り、燃料排ガス分離壁78から離れる(剥離する)。すなわち、燃料排ガスの流れは、燃料排ガス分離壁78に当たることにより乱流になる。
燃料排ガス分離壁78から離れた燃料排ガスは、分離器本体60内における酸化剤ガスの低流速領域で酸化剤ガスに対して広範囲に撹拌される。そして、酸化剤ガスと燃料排ガスとは、互いに混合されて混合ガスとして導出口66aに導かれる。
図4および図6に示すように、導出口66aから流入した混合ガスは、導出流路部66の内孔67を介して燃料電池スタック12に導かれる。この際、混合ガスは、撹拌促進部74を下方に向かって流れる。具体的には、図7において、撹拌促進部74では、混合ガス中の酸化剤ガスは下方に向かって流れる一方で、酸化剤ガスよりも比重の軽い混合ガス中の燃料排ガスは上方に向かって流れようとする。そのため、酸化剤ガスの下方への流れ(ダウンフロー)によって混合ガス中の燃料排ガスと酸化剤ガスとが均一に撹拌される。
そして、撹拌促進部74を下方に流れた混合ガスは、延出流路部76の平坦面79に当たる。この際、燃料排ガスと酸化剤ガスとの流れが乱れるため、燃料排ガスと酸化剤ガスとがより均一に撹拌される。平坦面79に当たって撹拌された混合ガスは、導出流路部66の他方の開口部66bを介して燃料電池スタック12に導かれる。
この燃料電池システム10は、以下の効果を奏する。
燃料電池システム10によれば、加湿器52で加湿された酸化剤ガスと燃料電池から排出された液状水を含む燃料排ガスとの両方を気液分離器54で気液分離している。よって、酸化剤ガス導入路50から燃料電池(燃料電池スタック12)内への過剰な液状水Wの導入を抑制することができる。また、酸化剤ガスが撹拌促進部74の第1地点P1から重力方向に位置する第2地点P2に流れる際に、酸化剤ガスよりも比重の軽い燃料排ガスは上方(鉛直上方)に流れようとする。そのため、撹拌促進部74で比重差によって酸化剤ガスと燃料排ガスとを効率的に撹拌することができる。これにより、燃料排ガスと酸化剤ガスとを燃料電池(燃料電池スタック12)のカソード触媒で効果的に化学反応させることができるため、燃料電池(燃料電池スタック12)を迅速に暖機し且つ排気燃料ガス濃度を抑制することができる。
撹拌促進部74は、重力方向に沿って延在している。このような構成によれば、撹拌促進部74で比重差によって酸化剤ガスと燃料排ガスとを一層効率的に撹拌することができる。
導出流路部66は、撹拌促進部74の下端部から撹拌促進部74の延在方向に対して略直交する方向に延出した延出流路部76を有している。延出流路部76の内面には、撹拌促進部74の下端の開口部74aに対向する平坦面79が設けられている。このような構成によれば、撹拌促進部74を流通した酸化剤ガスと燃料排ガスとを平坦面79に当てることができるため、酸化剤ガスと燃料排ガスとを一層効率的に撹拌することができる。
導出流路部66は、撹拌促進部74の上端部と分離器本体60の上下方向の中央よりも上方部分とを互いに連結する連結部75を有している。このような構成によれば、撹拌促進部74の下端が気液分離器54よりも下方に突出することを抑えることができるため、燃料電池システム10の小型化を図ることができる。
気液分離器54は、燃料排ガス導入路44から導かれた液状水を含む燃料排ガスを分離器本体60内に導入するための燃料排ガス入口部62を備える。分離器本体60内には、燃料排ガス入口部62の開口部62aに対向するように配置された燃料排ガス分離壁78が設けられている。
このような構成によれば、燃料排ガス入口部62から導出された燃料排ガスを燃料排ガス分離壁78に当てることができるため、燃料排ガスの流れを乱流にすることができる。これにより、分離器本体60内で燃料排ガスと酸化剤ガスとを効率的に撹拌することができる。また、燃料排ガス導入路44から導かれた液状水を含む燃料排ガスが燃料排ガス分離壁78に当たることで、気液比重差による慣性力を利用して燃料排ガスから液状水を分離することができる。
分離器本体60には、燃料排ガス入口部62の開口部62aの指向する方向と交差する方向を指向し、加湿器52で加湿された酸化剤ガスを分離器本体60内に導入するための酸化剤ガス導入口72が形成されている。このような構成によれば、酸化剤ガス導入口72から分離器本体60内への酸化剤ガスの導入方向と燃料排ガス入口部62から分離器本体60内への燃料排ガスの導入方向とを互いに異ならせることができる。そのため、分離器本体60内で酸化剤ガスと燃料排ガスとを効率的に混合することができる。
燃料排ガス入口部62は、液状水を含んだ燃料排ガスが上方に向かって導出されるように分離器本体60の下部に設けられている。このような構成によれば、分離器本体60内で酸化剤ガスと燃料排ガスとを一層効率的に混合することができる。
分離器本体60の上下方向の中央部よりも上方部分には、導出流路部66の内孔67に連通する導出口66aが設けられている。このような構成によれば、分離器本体60内における酸化剤ガスの流速が比較的低い領域(低流速領域)に燃料排ガスを導入することができる。そのため、分離器本体60内で酸化剤ガスと燃料排ガスとを効率的に撹拌することができる。
燃料排ガス分離壁78は、燃料排ガス入口部62の開口部62aに対向する平板状の分離壁本体90と、分離壁本体90から下方に向けて突出した突出部92a、92bと、を含んでいる。このような構成によれば、分離器本体60に当たった燃料排ガスを突出部92a、92bによって重力方向に流通させることができる。これにより、酸化剤ガスと燃料排ガスとを一層効率的に撹拌することができる。
気液分離器54は、加湿器52に対して一体的に設けられている。このような構成によれば、気液分離器54を加湿器52に対して別体に設けた場合よりも燃料電池システム10を小型化することができる。
気液分離器54は、加湿器52に対して別体に設けられていてもよい。つまり、気液分離器54は、酸化剤ガス導入路50における加湿器52よりも下流側に設けられていればよい。
燃料排ガス入口部62は、周壁部70の下部に設ける例に限定されず、周壁部70の上部、周壁部70の上下方向の中央部に設けられていてもよい。導出口66aは、分離面68aの任意の位置に形成することができる。撹拌促進部74の第1地点P1および第2地点P2は、第2地点P2が第1地点P1よりも下流側に位置していれば任意に設定することができる。撹拌促進部74は、第2地点P2が第1地点P1よりも重力方向に位置していれば、任意の形状を採用し得る。つまり、撹拌促進部74は、下流側に向かって重力方向に対して交差するように斜め下方に延在していてもよい。
本発明に係る燃料電池システムは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…燃料電池システム 12…燃料電池スタック
44…燃料排ガス導入路 50…酸化剤ガス導入路
52…加湿器 54…気液分離器
60…分離器本体 62…燃料排ガス入口部
62a…開口部 64…排水部
66…導出流路部 66a…導出口
68…基部 68a…分離面
70…周壁部 70a…内面
74…撹拌促進部 75…連結部
76…延出流路部 78…燃料排ガス分離壁
92a、92b…突出部 P1…第1地点
P2…第2地点

Claims (10)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス導入路と、
    前記酸化剤ガス導入路に設けられた加湿器と、
    前記酸化剤ガス導入路における前記加湿器よりも下流側に設けられた気液分離器と、
    前記燃料電池から排出された液状水を含む燃料排ガスを前記気液分離器に導く燃料排ガス導入路と、を備え、
    前記気液分離器は、
    前記加湿器で加湿された酸化剤ガスと前記燃料排ガス導入路から導かれた液状水を含む燃料排ガスとの両方を気液分離する分離器本体と、
    前記分離器本体から気液分離後の酸化剤ガスおよび燃料排ガスを導出する管状の導出流路部と、を有し、
    前記導出流路部を流通する燃料排ガスの比重は酸化剤ガスの比重よりも軽く、
    前記導出流路部は、第1地点と、前記第1地点よりも下流側に位置する第2地点とを有する撹拌促進部を有し、
    前記第2地点は、前記第1地点よりも重力方向に位置し
    前記分離器本体は、略鉛直方向に沿って延在した分離面が形成された基部を有し、
    前記導出流路部は、当該導出流路部の上流側の開口部である導出口が前記分離面に開口するように前記基部に設けられ、
    前記撹拌促進部は、前記第1地点から前記第2地点に向かって前記燃料排ガス及び前記酸化剤ガスが前記重力方向に流通するように前記重力方向に沿って延在している、燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムであって、
    前記導出流路部は、前記撹拌促進部の下端部から前記撹拌促進部の延在方向に対して略直交する方向に延出した延出流路部を有し、
    前記延出流路部の内面には、前記撹拌促進部の下端の開口部に対向する平坦面が設けられている、燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池システムであって、
    前記導出流路部は、前記撹拌促進部の上端部と前記分離器本体の上下方向の中央よりも上方部分とを互いに連結する連結部を有している、燃料電池システム。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記気液分離器は、前記燃料排ガス導入路から導かれた液状水を含む燃料排ガスを前記分離器本体内に導入するための燃料排ガス入口部を備え、
    前記分離器本体内には、前記燃料排ガス入口部の開口部に対向するように配置された燃料排ガス分離壁が設けられている、燃料電池システム。
  5. 請求項記載の燃料電池システムであって、
    前記分離器本体には、前記燃料排ガス入口部の前記開口部の指向する方向と交差する方向を指向し、前記加湿器で加湿された酸化剤ガスを前記分離器本体内に導入するための酸化剤ガス導入口が形成されている、燃料電池システム。
  6. 請求項記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料排ガス入口部は、液状水を含んだ燃料排ガスが上方に向かって導出されるように前記分離器本体の下部に設けられている、燃料電池システム。
  7. 請求項記載の燃料電池システムであって、
    前記分離器本体の上下方向の中央部よりも上方部分には、前記導出流路部の内孔に連通する前記導出口が設けられている、燃料電池システム。
  8. 請求項またはに記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料排ガス分離壁は、
    前記燃料排ガス入口部の開口部に対向する平板状の分離壁本体と、
    前記分離壁本体から下方に向けて突出した突出部と、を含む、燃料電池システム。
  9. 請求項1~のいずれか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記気液分離器は、前記加湿器に対して一体的に設けられている、燃料電池システム。
  10. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス導入路と、
    前記酸化剤ガス導入路に設けられた加湿器と、
    前記酸化剤ガス導入路における前記加湿器よりも下流側に設けられた気液分離器と、
    前記燃料電池から排出された液状水を含む燃料排ガスを前記気液分離器に導く燃料排ガス導入路と、を備え、
    前記気液分離器は、
    前記加湿器で加湿された酸化剤ガスと前記燃料排ガス導入路から導かれた液状水を含む燃料排ガスとの両方を気液分離する分離器本体と、
    前記燃料排ガス導入路から導かれた液状水を含む燃料排ガスを前記分離器本体内に導入するための燃料排ガス入口部と、を有し、
    前記分離器本体内には、前記燃料排ガス入口部の開口部に対向するように配置された燃料排ガス分離壁が設けられ
    前記分離器本体には、前記燃料排ガス入口部の前記開口部の指向する方向と交差する方向を指向し、前記加湿器で加湿された酸化剤ガスを前記分離器本体内に導入するための酸化剤ガス導入口が形成され、
    前記燃料排ガス入口部は、液状水を含んだ燃料排ガスが上方に向かって導出されるように前記分離器本体の下部に設けられている、燃料電池システム。
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