JP7028739B2 - 鉄道車両用ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両用ダンパに関する。
従来、この種の鉄道車両用ダンパにあっては、たとえば、鉄道車両に車体の進行方向に対して左右方向の振動を抑制すべく、車体と台車との間に介装されて使用されるものが知られている。
鉄道車両用ダンパは、伸縮する際に減衰力を発生して車体の振動を抑制するのであるが、車体と台車の振動方向が同じ場合に車体よりも台車の方が速く動く場合、鉄道車両用ダンパが発生する減衰力で車体を加振して車体の振動を助長してしまう。そこで、このような問題を解消して車両における乗心地を向上するため、スカイフックセミアクティブダンパとして機能する鉄道車両用ダンパが開発されている。
この鉄道車両用ダンパは、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内を伸側室と圧側室とに区画するピストンと、シリンダ内に挿入されてピストンに連結されるロッドと、リザーバと、リザーバから伸側室へ向かう作動油の流れのみを許容する伸側の吸込通路と、リザーバから圧側室へ向かう作動油の流れのみを許容する圧側の吸込通路と、伸側室とリザーバとを連通する伸側のリザーバ通路と、圧側室とリザーバとを連通する圧側のリザーバ通路と、伸側および圧側のリザーバ通路の途中に設けられた中立位置でこれらリザーバ通路を遮断する3位置の方向切換弁とを備えている。
そして、方向切換弁は、中立位置の他に、伸側減衰力をハードに設定するとともに圧側減衰力をソフトに設定する第一ポジションと、伸側減衰力をソフトに設定するとともに圧側減衰力をハードに設定する第二ポジションとを備えている。
このように構成された鉄道車両用ダンパは、鉄道車両の車体に連結されるシリンダに方向切換弁が設置されていて、車体の振動に応じて方向切換弁が中立位置から第一ポジション或いは第二ポジションに切換わり、スカイフックセミアクティブダンパとして機能する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000-97277号公報
このように従来の鉄道車両用ダンパでは、車体の振動方向に応じて、車体を押して振動を助長する方向に発生する減衰力をソフトの低い減衰力としつつ車体の振動を抑制する方向に発生する減衰力をハードの高い減衰力とする。
従来の鉄道車両用ダンパでは、方向切換弁によって伸側と圧側の減衰力の一方をハードとしつつ他方をソフトとに設定するため、方向切換弁の構造がどうしても複雑かつ大型となってしまい、製造コストが嵩んでしまう。
そこで、本発明の目的は、コストを低減可能であって、かつ、車両における乗心地を向上できる鉄道車両用ダンパの提供である。
本発明の鉄道車両用ダンパは、シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、ロッドに取り付けられてシリンダ内に移動自在に挿入されるとともにシリンダ内を伸側室と圧側室とに区画するピストンと、タンクと、圧側室から伸側室へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路と、タンクから圧側室へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路と、伸側室からタンクへ向かう液体の流れのみを許容するとともに液体の流れに対して抵抗を与える減衰通路と、減衰通路を迂回して伸側室とタンクとを連通するバイパス路と、台車に加速度が入力されると慣性によってバイパス路を開閉する開閉弁とを備えている。
このように構成された鉄道車両用ダンパは、台車がゆっくり振動して、車体が大きく振幅で振動するような振動モードでは、減衰力を発生して車体の振動を抑制し、台車が高速で振動する場合には開閉弁を開いて減衰力を極小さくするので台車から車体へ振動が伝達するのを防止できる。
また、鉄道車両用ダンパは、開閉弁がシリンダに取り付けられる中空なハウジングと、ハウジング内に軸方向に移動自在に挿入されるスプールと、スプールを中立位置に位置決めするばねとを有し、シリンダが鉄道車両における台車に連結されるとともにロッド3鉄道車両における車体に連結されてもよい。このように構成された鉄道車両用ダンパによれば、鉄道車両への取り付けが容易となり、大きな搭載スペースを要求しないので搭載性が向上する。
さらに、鉄道車両用ダンパにおける開閉弁は、スプールが中立位置にあるとバイパス路を遮断し、スプールが中立位置から所定距離変位するとバイパス路を連通させてもよい。このように構成された鉄道車両用ダンパによれば、台車に大きな加速度が作用すると加速度の方向によらず減衰力を小さくして車体への振動の伝達を抑制できる。
また、鉄道車両用ダンパは、スプールとばねとでなる系の共振周波数を車体の共振周波数より高く、台車の共振周波数以下に設定してもよい。このように構成された鉄道車両用ダンパによれば、車体の共振周波数帯の振動に対しては大きな減衰力を発生して車体の振動を抑制できるとともに、台車の共振周波数帯の振動に対しては減衰力を小さくして車体へ振動を抑制できる。
さらに、鉄道車両用ダンパにおける減衰通路における減衰弁をハード減衰弁として、バイパス路にハード減衰弁よりも作動油の流れに与える抵抗が小さいソフト減衰弁を設けてもよい。このように構成された鉄道車両用ダンパによれば、開閉弁が開弁した場合にってもバイパス路に設けたソフト減衰弁によって減衰力を発生できるので、開閉弁が固着して閉弁できなくなっても最小限必要となる減衰力をソフト減衰弁で発生して車体の振動抑制効果を維持できる。
本発明の鉄道車両用ダンパによれば、コストを低減可能であって、かつ、車両における乗心地を向上できる。
第一実施の形態における鉄道車両用ダンパを搭載した鉄道車両の断面図である。 第一実施の形態の鉄道車両用ダンパの回路図である。 第一実施の形態の鉄道車両用ダンパにおける開閉弁の作動を説明する図である。 第一実施の形態の鉄道車両用ダンパにおける開閉弁の作動を説明する図である。 開閉弁の第一変形例を示した図である。 開閉弁の第二変形例を示した図である。 第一実施の形態の第一変形例における鉄道車両用ダンパの回路図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。第一実施の形態における鉄道車両用ダンパ1は、本例では、鉄道車両の車体Bの制振装置として使用され、図1に示すように、台車Tと車体Bとの間に横置きにして設置される。そして、本例の鉄道車両用ダンパ1は、発生する減衰力で車体Bの車両進行方向に対して水平横方向の振動を抑制するようになっている。なお、鉄道車両用ダンパ1は、縦置きにして設置されて車体Bの上下方向の振動を抑制する目的で使用されてもよい。
鉄道車両用ダンパ1は、本例では、図2に示すように、鉄道車両における台車Tに連結されるシリンダ2と、前記シリンダ2内に移動自在に挿入されるとともに鉄道車両における車体Bに連結されるロッド3と、ロッド3に取り付けられてシリンダ2内に移動自在に挿入されるとともにシリンダ2内を伸側室R1と圧側室R2とに区画するピストン4と、タンク5と、圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路6と、タンク5から圧側室R2へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路7と、伸側室R1からタンク5へ向かう液体の流れのみを許容するとともに液体の流れに対して抵抗を与える減衰通路8と、減衰通路8を迂回して伸側室R1とタンク5とを連通するバイパス路9と、台車Tに加速度が入力されると慣性によってバイパス路9を開閉する開閉弁OVとを備えている。
また、伸側室R1と圧側室R2には、本例では、液体として作動油が充填されるとともに、タンク5には、作動油のほかに気体が充填されている。なお、タンク5内は、特に、気体を圧縮して充填して加圧状態とする必要は無い。また、作動流体は、作動油以外にも他の液体を利用してもよい。
以下、鉄道車両用ダンパ1の各部について詳細に説明する。シリンダ2は筒状であって、その図2中右端は蓋10によって閉塞され、図2中左端には環状のロッドガイド11が取り付けられている。また、前記ロッドガイド11内には、シリンダ2内に移動自在に挿入されるロッド3が摺動自在に挿入されている。このロッド3は、一端をシリンダ2外へ突出させており、シリンダ2内の他端をシリンダ2内に摺動自在に挿入されるピストン4に連結さている。
また、シリンダ2の外周側には、外筒12が設けられている。外筒12の両端は、シリンダ2と同様に蓋10とロッドガイド11とで閉塞されており、シリンダ2と外筒12との間の環状隙間でタンク5が形成されている。
なお、ロッドガイド11の外周とシリンダ2との間は図示を省略したシール部材によってシールされており、これによりシリンダ2内は密閉状態に維持されている。そして、シリンダ2内にピストン4によって区画される伸側室R1と圧側室R2には、前述のように作動油が充填されている。また、鉄道車両用ダンパ1の場合、ロッド3の断面積をピストン4の断面積の二分の一にして、ピストン4の伸側室R1側の受圧面積が圧側室R2側の受圧面積の二分の一となるようになっている。
また、本実施の形態の鉄道車両用ダンパ1では、ピストン4には、圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路6が設けられている。この整流通路6は、途中にチェック弁6aを備えている。整流通路6は、チェック弁6aによって圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路として機能する。なお、整流通路6は、ピストン4以外に設けられてもよい。
さらに、本実施の形態の鉄道車両用ダンパ1では、蓋10にタンク5から圧側室R2へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路7が設けられている。この吸込通路7は、途中にチェック弁7aを備えている。吸込通路7は、チェック弁7aによってタンク5から圧側室R2へ向かう液体の流れのみを許容する一方通行の通路として機能する。
さらに、ロッドガイド11には、減衰通路8が設けられている。減衰通路8は、伸側室R1をタンク5に連通しており、途中には、減衰弁V1が設けられている。減衰弁V1は、伸側室R1からタンク5へ向かう作動油の流れのみを許容し、通過する液体の流れに対して抵抗を与える。減衰弁V1は、本実施の形態では、リリーフ弁とされているが、車体Bの振動を抑制するために要求される減衰力を発生できればよいのでリリーフ弁の他の弁とされてもよい。
バイパス路9は、減衰通路8とは別個に伸側室R1をタンク5に連通している。バイパス路9は、ロッドガイド11から開口して、ロッドガイド11に連結される開閉弁OVのハウジング13内を通じてタンク5に連通されている。
開閉弁OVは、ロッドガイド11に連結される中空なハウジング13と、ハウジング13内に軸方向に移動自在に挿入されるスプール14と、スプール14を中立位置に位置決めするばね15,16とを備えている。
ハウジング13は、筒状であって、内部の中央に開口して伸側室R1に連通される入口通路13aと、内部の入口通路13aの開口を中央にして入口通路13aの開口から軸方向の両側に等しい距離だけ離間した位置から開口してそれぞれタンク5に連通される一対の出口通路13b,13cとを備えている。そして、本実施の形態では、バイパス路9は、ロッドガイド11に設けられて伸側室R1と入口通路13aとを連通する通路11a、入口通路13aおよび出口通路13b,13cとで形成されている。
スプール14は、円柱状であって、両端にハウジング13の内周に摺接するランド部14a,14bを備えるとともに、ランド部14a,14bを接続するランド部14a,14bよりも外径が小径な接続部14cとを備えて構成されている。
そして、スプール14は、ハウジング13内に挿入されると軸方向となる図2中左右方向へ移動できる。さらに、スプール14の図中左端とハウジング13の間にはばね15が圧縮された状態で介装されており、スプール14の図中右端とハウジング13の間にはばね16が圧縮された状態で介装されている。ばね15,16は、ばね定数が極小さなばねであって、圧縮状態でスプール14を両端側から挟むようにして配置されているのでスプール14を両側から付勢してばね力が互いに釣り合う中立位置にスプール14を位置決めしている。なお、ばねは、開閉弁OVに加速度が作用しない状態になると、スプール14を中立位置に復帰させる機能を発揮できればよいので、一端がスプール14に連結されるとともに他端がハウジング13に連結される一のばねで構成されてもよい。
スプール14は、前述の中立位置に位置決めされると、接続部14cをハウジング13の入口通路13aの開口に対向させるとともに、ランド部14aを出口通路13bの開口に対向させ、ランド部14bを出口通路13cの開口に対向させる。よって、スプール14は、ハウジング13に対して中立位置にある場合、入口通路13aを開放するが、出口通路13b,13cをランド部14a,14bで遮断するので、バイパス路9が遮断されてバイパス路9と通じての伸側室R1とタンク5との接続が絶たれる。
また、スプール14が中立位置から左側へ所定距離以上移動すると、図3に示すように、接続部14cが入口通路13aと出口通路13bとに対向して入口通路13aと出口通路13bとを連通する。さらに、スプール14が中立位置から右側へ所定距離以上移動すると、図4に示すように、接続部14cが入口通路13aと出口通路13cとに対向して入口通路13aと出口通路13cとを連通する。よって、スプール14が中立位置から所定距離以上変位すると、バイパス路9が開放されて伸側室R1をタンク5へ連通する。
ハウジング13は、ばね15,16が収容される空間をタンク5に連通する通路13d,13eを備えており、スプール14が前記空間内の圧力によって左右へ変位しないように配慮されている。なお、通路13d,13eの一方を廃止してスプール14に両端を連通する破線で示す通路14dを設けても同様に、スプール14が前記空間内の圧力によって左右へ変位するのを防止できる。
なお、開閉弁OVは、図5や図6に示すように構成されてもよい。図5の開閉弁OV1では、スプール17を円柱状として、スプール17が中立位置あると入口通路13aに対向して閉塞し、スプール17が中立位置から左右へ所定距離以上変位すると、変位する方向に応じて選択的に出口通路13b,13cのいずれか一方と入口通路13aとを連通させる。さらに、図6の開閉弁OV2は、円柱状のスプール17を備えており、ハウジング13に軸方向に沿う溝13fを設けて、溝13fを一つの出口通路13gでタンクに連通している。溝13fの軸方向長さは、スプール17の軸方向長さよりも短く、スプール17が中立位置にあると入口通路13aと溝13fを遮断し、スプール17が所定距離以上変位すると入口通路13aと溝13fとを連通させてバイパス路9を開放する。
鉄道車両用ダンパ1は、前述のように構成されており、以下、作動について説明する。前述したように、鉄道車両用ダンパ1は、シリンダ2が台車Tに連結されており、ロッド3が車体Bに連結されており、車体Bと台車Tが相対移動するとロッド3がシリンダ2に対して相対移動して伸縮する。
まず、鉄道車両用ダンパ1が伸長作動する場合、ピストン4がシリンダ2に対して相対移動して伸側室R1が縮小し、圧側室R2が拡大する。バイパス路9が開閉弁OVによって遮断されている場合、縮小される伸側室R1内の作動油は、減衰通路8を介してタンク5へ移動する。また、拡大される圧側室R2には、吸込通路7を介してタンク5から作動油が供給される。伸側室R1内の圧力は、作動油が減衰通路8における減衰弁V1を通過する際に発生する圧力損失分だけ昇圧され、圧側室R2内の圧力は吸込通路7におけるチェック弁7aの開弁によってタンク5と連通状態におかれるためにタンク圧となる。また、鉄道車両用ダンパ1の場合、ロッド3の断面積をピストン4の断面積の二分の一にして、ピストン4の伸側室R1側の受圧面積が圧側室R2側の受圧面積の二分の一となるようになっている。よって、この場合、鉄道車両用ダンパ1は、伸側室R1の圧力にピストン4の断面積の二分の一の値を乗じた大きさであって伸長作動を抑制する方向の減衰力を発生する。
対して、鉄道車両用ダンパ1が伸長作動を呈しつつ、開閉弁OVが開弁してバイパス路9が開放されて伸側室R1とタンク5とを連通する場合、伸側室R1内の作動油は、減衰通路8を迂回して抵抗の極小さなバイパス路9を優先的に通過してタンク5へ移動する。すると、伸側室R1内の圧力は、バイパス路9の管路抵抗分だけ圧側室R2内の圧力より高くなるだけとなり、鉄道車両用ダンパ1が発生する伸長を妨げる減衰力は極小さくなる。
他方、鉄道車両用ダンパ1が収縮作動する場合、ピストン4がシリンダ2に対して相対移動して圧側室R2が縮小し、伸側室R1が拡大する。バイパス路9が開閉弁OVによって遮断されている場合、縮小される圧側室R2内の作動油は、整流通路6を介して伸側室R1へ移動する。鉄道車両用ダンパ1が収縮作動を呈すると、ロッド3がシリンダ2内に進入するために、ロッド3がシリンダ2に進入する体積分の作動油がシリンダ2内で過剰となる。この過剰分の作動油は、伸側室R1から減衰通路8を介してタンク5へ移動する。伸側室R1と圧側室R2は、整流通路6のチェック弁6aの開弁によって連通状態におかれるため、両者の内部の圧力は、作動油が減衰通路8における減衰弁V1を通過する際に発生する圧力損失分だけ等しく昇圧される。ピストン4の伸側の受圧面積は、圧側の受圧面積の二分の一になっており、伸側室R1と圧側室R2の圧力は等しくなるので、鉄道車両用ダンパ1は、伸側室R1の圧力にピストン4の断面積の二分の一の値を乗じた大きさであって収縮作動を抑制する方向の減衰力を発生する。そして、鉄道車両用ダンパ1は、ロッド3の断面積をピストン4の断面積の二分の一にして、伸長しても収縮してもピストン速度が同じであれば、減衰通路8を流れる流量は等しくなる。よって、本実施の形態における鉄道車両用ダンパ1は、伸長しても収縮してもピストン速度が同じであれば伸長作動時と収縮作動時の減衰力はともに等しくなる。
対して、鉄道車両用ダンパ1が収縮作動を呈しつつ、開閉弁OVが開弁してバイパス路9が開放されて伸側室R1とタンク5とを連通する場合、伸側室R1内の作動油は、減衰通路8を迂回して抵抗の極小さなバイパス路9を優先的に通過してタンク5へ移動する。すると、伸側室R1内の圧力は、バイパス路9の管路抵抗分だけタンク圧よりわずかに高くなり、伸側室R1と連通状態におかれる圧側室R2内の圧力も同様にタンク圧よりわずかに高くなるため、鉄道車両用ダンパ1が収縮を妨げる減衰力は極小さくなる。
つづいて、開閉弁OVの作動について説明する。開閉弁OVは、シリンダ2に設置されていて、台車Tに作用する加速度に応じてスプール14がハウジング13に対して変位する。本実施の形態の場合、開閉弁OVは、台車Tに連結されたシリンダ2に取り付けられており、開閉弁OVには、シリンダ2を介して台車Tに入力される鉄道車両の進行方向に対する横方向の加速度が作用する。台車Tに作用する加速度が小さく、シリンダ2とともに開閉弁OVにおけるハウジング13がゆっくりと振動する場合、スプール14が慣性によってその場に留まろうとする慣性力も小さい。したがって、スプール14のハウジング13に対する相対的な変位量は少なく、中立位置からの変位量が所定距離未満となって、開閉弁OVは閉弁状態を維持してバイパス路9を遮断する。よって、台車Tが低速で振動する場合には、鉄道車両用ダンパ1は、減衰力を発生して車体Bの振動を抑制する。台車Tが低速でゆっくりと振動する場合、車体Bが共振して大きな振幅で振動するような振動モードとなるが、このような状況では鉄道車両用ダンパ1が減衰力を発生して車体Bの振動を抑制して、車両における乗心地を向上できる。
対して、台車Tに作用する加速度が大きく、ハウジング13が高速で振動する場合、スプール14が慣性によってその場に留まろうとする慣性力が大きくなる。すると、スプール14のハウジング13に対する相対的な変位量が大きくなって、中立位置からの変位量が所定距離以上となり、開閉弁OVは閉弁状態から切換わって開弁してバイパス路9を連通状態とする。よって、台車Tが高速で振動する場合には、鉄道車両用ダンパ1は、減衰力を極小さくして台車Tの振動が車体Bへ伝達するのを防止する。
よって、鉄道車両用ダンパ1は、台車Tが高速で振動する場合にはこれを絶縁して車体Bへ振動が伝達するのを抑制できるとともに、台車Tが車体Bの共振周波数帯でゆっくり振動する場合には減衰力を発生して車体Bの振動を抑制できる。このように鉄道車両用ダンパ1は、疑似的にスカイフックセミアクティブダンパのように機能して車体Bの振動を抑制して鉄道車両における振動を抑制できる。
前述したように、本発明の鉄道車両用ダンパ1は、シリンダ2と、シリンダ2内に移動自在に挿入されるロッド3と、ロッド3に取り付けられてシリンダ2内に移動自在に挿入されるとともにシリンダ2内を伸側室R1と圧側室R2とに区画するピストン4と、タンク5と、圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路6と、タンク5から圧側室R2へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路7と、伸側室R1からタンク5へ向かう液体の流れのみを許容するとともに液体の流れに対して抵抗を与える減衰通路8と、減衰通路8を迂回して伸側室R1とタンク5とを連通するバイパス路9と、台車Tに加速度が入力されると慣性によってバイパス路9を開閉する開閉弁OVとを備えている。
このように構成された鉄道車両用ダンパ1は、台車Tがゆっくり振動して、車体Bが大きく振幅で振動するような振動モードでは、減衰力を発生して車体Bの振動を抑制し、台車Tが高速で振動する場合には開閉弁OVを開いて減衰力を極小さくするので台車Tから車体Bへ振動が伝達するのを防止できる。よって、鉄道車両用ダンパ1は、疑似的にスカイフックセミアクティブダンパのように機能して車体Bの振動を抑制して鉄道車両における乗り心地を向上できる。
そして、鉄道車両用ダンパ1は、開閉弁OVの開閉で減衰力を大小切換えるので、伸側と圧側の減衰力の一方をハードとしつつ他方をソフトに設定するような複雑な構造の方向切換弁を必要としないので、従来の鉄道車両用ダンパと比較して、小型化できるとともに製造コストも低減できる。以上より、本発明の鉄道車両用ダンパ1によれば、コストを低減可能であって、かつ、車両における乗心地を向上できる。
なお、開閉弁OVは、本実施の形態では、シリンダ2に一体的に設けられているが、台車Tに作用する加速度に応じて慣性によってバイパス路9を開閉できればよいので、台車Tに直接に設置されてもよい。その場合、開閉弁OVのスプール14がハウジング13内での移動が許容される方向を鉄道車両用ダンパ1の伸縮方向に一致させて台車Tに開閉弁OVを設置すればよい。したがって、鉄道車両用ダンパ1が車体Bと台車Tに対して縦置きにして使用される場合、スプール14の移動方向を鉄道車両用ダンパ1の伸縮方向に一致させて開閉弁OVを台車Tに上下方向に沿って設置すればよい。このようにする場合、鉄道車両用ダンパ1は、シリンダ2が車体Bに連結され、ロッド3が台車Tに連結されて使用されてもよい。
また、本実施の形態の鉄道車両用ダンパ1は、開閉弁OVがシリンダ2に取り付けられる中空なハウジング13と、ハウジング13内に軸方向に移動自在に挿入されるスプール14と、スプール14を中立位置に位置決めするばね15,16とを有し、シリンダ2が鉄道車両における台車Tに連結されるとともにロッド3が鉄道車両における車体Bに連結されている。このように鉄道車両用ダンパ1を構成すると、開閉弁OVがシリンダ2に一体化されて開閉弁OVにシリンダ2を介して台車Tの加速度作用させ得るとともに、スプール14の移動方向鉄道車両用ダンパ1の伸縮方向に一致させ得る。開閉弁OVが台車Tに直接設置される場合、開閉弁OVとシリンダ2との間のバイパス路9を形成する配管が長くなって、鉄道車両用ダンパ1の搭載のために鉄道車両側に大きな搭載スペースが要求される。これに対して、このように構成された鉄道車両用ダンパ1は、シリンダ2を台車Tに連結するだけで、開閉弁OVを適切に鉄道車両に設置できるとともに、開閉弁OVとシリンダ2とが一体化されているのでバイパス路9もシリンダ2に一体化できる。よって、このように構成された鉄道車両用ダンパ1によれば、鉄道車両への取り付けが容易となり、大きな搭載スペースを要求しないので搭載性が向上する。
さらに、本実施の形態の鉄道車両用ダンパ1における開閉弁OVは、スプール14が中立位置にあるとバイパス路9を遮断し、スプール14が中立位置から所定距離変位するとバイパス路9を連通させるので、台車Tに鉄道車両用ダンパ1の伸縮方向に沿う加速度であれば、加速度の向きによらず加速度が大きくなるとバイパス路9を開放できる。よって、このように構成された鉄道車両用ダンパ1によれば、台車Tに大きな加速度が作用すると加速度の方向によらず減衰力を小さくして車体Bへの振動の伝達を抑制できる。
また、本実施の形態では、鉄道車両用ダンパ1を適用する鉄道車両の車体Bの共振周波数が0.5Hzから2Hz程度であると想定している。さらに、鉄道車両用ダンパ1を適用する鉄道車両の台車Tの共振周波数が10Hz程度であると想定している。そのため、台車Tの左右方向の振動における振動周波数が10Hz程度になるとスプール14のハウジング13に対する中立位置からの変位量が所定距離以上となるように、スプール14の質量とばね15,16のばね定数とを設定してある。このように設定すると、台車Tが台車Tの共振周波数帯で振動する場合には、開閉弁OVが開弁してバイパス路9を開放して、鉄道車両用ダンパ1は減衰力を小さくして台車Tの振動を絶縁するので、台車Tから車体Bへ振動が伝達するのを防止できる。これに対して、台車Tが2Hz未満の周波数で振動する場合には、鉄道車両用ダンパ1はバイパス路9を遮断して減衰通路8を有効に機能させて減衰力を発生して車体Bの振動を抑制できる。鉄道車両用ダンパ1が車体Bの共振周波数帯の振動に対しては大きな減衰力を発生して車体Bの振動を抑制し、台車Tの共振周波数体の振動に対しては減衰力を小さくして台車Tの振動を絶縁するには、具体的には、スプール14とばね15,16とでなる系の共振周波数を車体Bの共振周波数より高く、台車Tの共振周波数である10Hz以下に設定すればよい。
このように本実施の形態の鉄道車両用ダンパ1では、スプール14とばね15,16とでなる系の共振周波数を車体Bの共振周波数より高く、台車Tの共振周波数以下に設定してある。このように構成された鉄道車両用ダンパ1によれば、車体Bの共振周波数帯の振動に対しては大きな減衰力を発生して車体Bの振動を抑制できるとともに、台車Tの共振周波数帯の振動に対しては減衰力を小さくして車体Bへ振動を抑制できる。
また、図7に示すように、鉄道車両用ダンパ1における減衰通路8における減衰弁をハード減衰弁V2として、バイパス路9にハード減衰弁V2よりも作動油の流れに与える抵抗が小さいソフト減衰弁V3を設けてもよい。ハード減衰弁V2は、車体Bの振動を抑制できるように減衰弁V1と同様の減衰弁とされている。ソフト減衰弁V3は、開閉弁OVが開弁してバイパス路9が有効とされた場合に、台車Tから車体Bへ振動が伝達するのを抑制しつつも車体Bの振動を抑制できる最小限の減衰力を発生するように、その減衰特性が設定されている。
このように構成された鉄道車両用ダンパ1は、開閉弁OVの開閉によって、減衰力を大小切換え得るので、台車Tが低速で振動する場合には大きな減衰力を発生して車体Bを制振でき、台車Tが高速で振動する場合には小さな減衰力を発生して台車Tから車体Bへ振動が伝達するのを抑制できる。そして、このように構成された鉄道車両用ダンパ1によれば、開閉弁OVが開弁した場合にもバイパス路9に設けたソフト減衰弁V3によって減衰力を発生できるので、開閉弁OVが固着して閉弁できなくなっても最小限必要となる減衰力をソフト減衰弁V3で発生して車体Bの振動抑制効果を維持できる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1・・・鉄道車両用ダンパ、2・・・シリンダ、3・・・ロッド、4・・・ピストン、5・・・タンク、6・・・整流通路、7・・・吸込通路、8・・・減衰通路、9・・・バイパス路、13・・・ハウジング、14・・・スプール、15,16・・・ばね、B・・・車体、OV,OV1,OV2・・・開閉弁、T・・・台車、V2・・・ハード減衰弁、V3・・・ソフト減衰弁

Claims (5)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、
    前記ロッドに取り付けられて前記シリンダ内に移動自在に挿入されるとともに前記シリンダ内を伸側室と圧側室とに区画するピストンと、
    タンクと、
    前記圧側室から前記伸側室へ向かう液体の流れのみを許容する整流通路と、
    前記タンクから前記圧側室へ向かう液体の流れのみを許容する吸込通路と、
    前記伸側室から前記タンクへ向かう液体の流れのみを許容するとともに液体の流れに対して抵抗を与える減衰通路と、
    前記減衰通路を迂回して前記伸側室と前記タンクとを連通するバイパス路と、
    鉄道車両における台車に加速度が入力されると慣性によってバイパス路を開閉する開閉弁とを備えた
    ことを特徴とする鉄道車両用ダンパ。
  2. 前記開閉弁は、
    前記シリンダに取り付けられる中空なハウジングと、
    前記ハウジング内に軸方向に移動自在に挿入されるスプールと、
    前記スプールを中立位置に位置決めするばねとを有し、
    前記シリンダが前記鉄道車両における前記台車に連結されるとともに、前記ロッドが前記鉄道車両における車体に連結される
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用ダンパ。
  3. 前記開閉弁は、前記スプールが前記中立位置にあると前記バイパス路を遮断し、前記スプールが前記中立位置から所定距離変位すると前記バイパス路を連通させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両用ダンパ。
  4. 前記スプールと前記ばねとでなる系の共振周波数は、前記車体の共振周波数より高く、前記台車の共振周波数以下に設定される
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の鉄道車両用ダンパ。
  5. 前記減衰通路は、液体の流れに抵抗を与えるハード減衰弁を有し、
    前記バイパス路は、前記ハード減衰弁よりも液体の流れに与える抵抗が小さいソフト減衰弁を有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鉄道車両用ダンパ。
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