JP7028736B2 - 端子付き電線およびその製造方法 - Google Patents
端子付き電線およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7028736B2 JP7028736B2 JP2018138197A JP2018138197A JP7028736B2 JP 7028736 B2 JP7028736 B2 JP 7028736B2 JP 2018138197 A JP2018138197 A JP 2018138197A JP 2018138197 A JP2018138197 A JP 2018138197A JP 7028736 B2 JP7028736 B2 JP 7028736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- crimping
- electric wire
- terminal
- crimping portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
端子付き電線について説明する前に、図1を参照して、圧着端子および被覆電線の概略構成を説明する。被覆電線10は、長手方向Xに延伸する導体である導体11と、導体11の外周に形成された絶縁性の被覆12とを有している。被覆電線10は、先端部において導体11の外周の被覆12が除去されて、所定の長さの導体11が露出している。被覆電線10は、長手方向Xにおいて、前方側が先端側であり、後方側が基端側である。
つぎに、端子付き電線の概略構成を説明する。端子付き電線は、被覆電線10の先端部の露出した導体11と被覆12の一部とが、圧着端子20Aの被覆電線挿入口27Aから管状部28Aに挿入され、圧着端子20Aが露出している導体11と被覆12の一部とに圧着接続されたものである。図2を参照すると、被覆電線10の先端部を管状部28Aに挿入すると、露出した導体11は等径管状部26Aおよび段差部25Aを通過して、等径管状部24Aおよび傾斜管状部23Aに亘って挿入される。一方、被覆12は等径管状部26Aに挿入されるが、被覆12の先端部は段差部25Aによってそれ以上の挿入を規制される。この挿入状態にて圧着端子20Aの外周に圧力を加えて、露出している導体11と被覆12の一部とに圧着接続する。
つぎに、端子付き電線1の製造について説明する。まず、図1に示すように、先端部において導体11が露出している被覆電線10の先端部を、圧着端子20Aの管状部28Aに、被覆電線挿入口27Aから挿入する挿入工程を行う。つづいて、圧着端子20Aの外周に圧力を加えて、圧着端子20Aを露出している導体11と被覆12の一部とに圧着接続する圧着工程を行う。圧着工程においては、少なくとも導体圧着部23と被覆圧着部25とを形成する。また、導体圧着部23を、少なくとも窪み部233を有する凹形状に形成する。さらに、導体圧着部23を、ストレート圧着部23bと隆起部23cとを少なくとも有するように形成する。これにより端子付き電線1が完成する。
導体がアルミニウムからなり断面積が5mm2(5sq)以上の被覆電線と、厚さが約0.4mmの銅合金板材を加工して形成した圧着端子とを用いて、端子付き電線を作製した。なお、圧着端子については、等径管状部(等径管状部24Aに相当)の長さが2.3mmまたは4mmのものを用いた。また、雌型歯型については、図6に示すように導体加圧部の溝の底面に2つの底部と2つの凸部と1つの凹部が形成されているもの(第1雌型歯型とする)、または1つの凹部が存在せずに2つの凸部が一体となって台形状となっているもの(第2雌型歯型とする)を用いた。また、雌型歯型の先端位置(導体加圧部の先端位置)については、傾斜管状部の途中から等径管状部の先端までの間(等径管状部の先端も含む)、または等径管状部の途中とした。
11 導体
12 被覆
20、20A 圧着端子
21 端子接続部
22 トランジション部
22a 封止部
23 導体圧着部
23a 基端側圧着部
23b ストレート圧着部
23c 隆起部
23ca、23cb 側部
23A 傾斜管状部
23Aa 一部
25A 段差部
24A、26A 等径管状部
24Aa 先端
24Ab 部分
25 被覆圧着部
27A 被覆電線挿入口
28A 管状部
100 雌型歯型
110 導体加圧部
111 溝
112 底部
113、233c 凸部
114、233a、233b 凹部
115 先端
120 被覆加圧部
121 溝
123b ストレート圧着部
123c 隆起部
123ca 側部
200 雄型歯型
201 当接面
231 下部
232a、232b 側部
233 窪み部
B1、B2 溶接ビード
C1、C2 接続部
C3、C4 接続点
F1、F2 力
S 内部空間
Sa、Sb 側部空間
Claims (11)
- 長手方向に延伸する導体と該導体の外周に形成された絶縁性の被覆とを有し、先端部において前記導体の外周の被覆が除去されて該導体が露出している被覆電線と、
前記被覆電線の先端部が管状部に挿入され、前記露出している導体と前記被覆の一部とに圧着接続された圧着端子と、
を備え、前記圧着端子は、前記露出している導体と圧着される導体圧着部と、前記被覆と圧着される被覆圧着部と、を有し、
前記導体圧着部は、前記長手方向に垂直な断面において、前記管状部の外周の一部が圧潰されて窪んだ窪み部を有する凹形状であり、かつ、
前記導体圧着部は、前記長手方向に沿った断面において、前記長手方向に略直線状に延びるように該導体を圧着しているストレート圧着部と、前記ストレート圧着部よりも先端側において、前記ストレート圧着部側から凹形状に反った側部を前記ストレート圧着部側に有する隆起部とを有する、
ことを特徴とする端子付き電線。 - 前記導体圧着部は、前記長手方向に垂直な断面における前記窪み部の底部が、前記窪み部と対向する下部側に凹んだ2つの凹部と、前記2つの凹部の間に位置し前記下部側とは反対側に突出した凸部とを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。 - 前記長手方向に垂直な断面における前記凸部の曲率半径をR1、前記2つの凹部の曲率半径の小さくない方をR2とすると、R1≧R2が成り立つ、
ことを特徴とする請求項2に記載の端子付き電線。 - 前記導体圧着部の、前記長手方向に垂直な断面における前記窪み部と、前記窪み部に対して幅方向両側に位置する側部との接続部の曲率半径の大きくない方をR3とすると、R3≧R1≧R2が成り立つ、
ことを特徴とする請求項3に記載の端子付き電線。 - 前記長手方向に垂直な断面における前記2つの凹部の外表面のそれぞれと前記凸部の外表面との接続点における、前記凹部の外表面のそれぞれの接線と前記凸部の外表面の接線のそれぞれとが、略一致する、
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか一つに記載の端子付き電線。 - 前記導体圧着部は、前記長手方向に沿った断面において、前記ストレート圧着部の上面を基準とした前記隆起部の高さをH1、前記ストレート圧着部よりも基端側の導体圧着部である基端側圧着部の最大高さをH2とすると、H1<H2が成り立つ、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の端子付き電線。 - 前記基端側圧着部は、前記ストレート圧着部側において、前記ストレート圧着部側から凹形状に反った側部を有する、
ことを特徴とする請求項6に記載の端子付き電線。 - 前記隆起部における凹形状に反った側部の曲率半径をRa、前記基端側圧着部における凹形状に反った側部の曲率半径をRbとすると、Ra≧Rbが成り立つ、
ことを特徴とする請求項7に記載の端子付き電線。 - 前記導体圧着部は先端側が封止されている、
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一つに記載の端子付き電線。 - 長手方向に延伸する導体と該導体の外周に形成された絶縁性の被覆とを有し、先端部において前記導体の外周の被覆が除去されて該導体が露出している被覆電線の先端部を、圧着端子の管状部に挿入する挿入工程と、
前記圧着端子の外周に圧力を加えて該圧着端子を前記露出している導体と前記被覆の一部とに圧着接続する圧着工程と、
を含み、
前記圧着工程において、
前記圧着端子に対して、前記露出している導体と圧着する導体圧着部と、前記被覆と圧着する被覆圧着部と、を形成し、
前記導体圧着部を、前記長手方向に垂直な断面において、前記管状部の外周の一部が圧潰されて窪んだ窪み部を有する凹形状に形成し、
前記導体圧着部を、前記長手方向に沿った断面において、前記長手方向に略直線状に延びるように該導体を圧着しているストレート圧着部と、前記ストレート圧着部よりも先端側において、前記ストレート圧着部側から凹形状に反った側部を前記ストレート圧着部側に有する隆起部とを有するように形成する、
ことを特徴とする端子付き電線の製造方法。 - 前記圧着端子の管状部は、長手方向で径が略一定の等径管状部と、前記等径管状部に連続して前記等径管状部よりも先端側に位置し、外周の一部の高さが前記等径管状部から先端側に向かうにつれて低くなるように傾斜している傾斜管状部と、を有しており、
前記圧着工程において、前記圧着端子に対して、歯型の先端が前記等径管状部の前記傾斜管状部側の先端の位置または前記傾斜管状部の上方に位置するように前記歯型を前記圧着端子に当接させて、前記歯型で前記圧着端子を圧潰する、
ことを特徴とする請求項10に記載の端子付き電線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018138197A JP7028736B2 (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 端子付き電線およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018138197A JP7028736B2 (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 端子付き電線およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020017366A JP2020017366A (ja) | 2020-01-30 |
JP7028736B2 true JP7028736B2 (ja) | 2022-03-02 |
Family
ID=69579565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018138197A Active JP7028736B2 (ja) | 2018-07-24 | 2018-07-24 | 端子付き電線およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7028736B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007520037A (ja) | 2004-01-27 | 2007-07-19 | エフシーアイ | 閉バレルを備えたかしめ電気接触子、そうした接触子をかしめるための方法、ならびに関連するかしめ機具 |
WO2014129217A1 (ja) | 2013-02-24 | 2014-08-28 | 古河電気工業株式会社 | 電線接続構造体の製造方法および電線接続構造体 |
JP2014187010A (ja) | 2013-02-22 | 2014-10-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 端子、端子の製造方法、および電線の終端接続構造体 |
WO2015056672A1 (ja) | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 古河電気工業株式会社 | 圧着接続構造体、ワイヤーハーネス、圧着接続構造体の製造方法、及び圧着接続構造体の製造装置 |
-
2018
- 2018-07-24 JP JP2018138197A patent/JP7028736B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007520037A (ja) | 2004-01-27 | 2007-07-19 | エフシーアイ | 閉バレルを備えたかしめ電気接触子、そうした接触子をかしめるための方法、ならびに関連するかしめ機具 |
JP2014187010A (ja) | 2013-02-22 | 2014-10-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 端子、端子の製造方法、および電線の終端接続構造体 |
WO2014129217A1 (ja) | 2013-02-24 | 2014-08-28 | 古河電気工業株式会社 | 電線接続構造体の製造方法および電線接続構造体 |
WO2015056672A1 (ja) | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 古河電気工業株式会社 | 圧着接続構造体、ワイヤーハーネス、圧着接続構造体の製造方法、及び圧着接続構造体の製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020017366A (ja) | 2020-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10355373B2 (en) | Crimp terminal and wire with crimp terminal | |
JP6265804B2 (ja) | 圧着端子と電線の接続構造 | |
EP2876731B1 (en) | Crimp terminal | |
JP6426907B2 (ja) | 圧着端子と電線の接続構造 | |
JP6140084B2 (ja) | 接続構造体及びコネクタ | |
JP6422240B2 (ja) | 接続構造体、ワイヤハーネス、及びコネクタ | |
JP6000202B2 (ja) | 圧着端子、接続構造体、コネクタ、及び圧着端子の圧着方法 | |
JP2014187039A5 (ja) | ||
US20190305440A1 (en) | Electric wire with terminal | |
JP6904147B2 (ja) | 端子付き電線 | |
JP7028736B2 (ja) | 端子付き電線およびその製造方法 | |
WO2016031795A1 (ja) | 端子付き電線の製造方法 | |
JP6339365B2 (ja) | ワイヤハーネス、被覆導線の接続方法およびワイヤハーネス構造体 | |
JP6391541B2 (ja) | 端子、端子付き電線、ワイヤハーネス、被覆導線と端子との接続方法 | |
JP6684297B2 (ja) | 端子付き電線、ワイヤハーネス | |
JP2014164921A (ja) | 圧着端子、接続構造体、コネクタ、及び接続構造体の製造方法 | |
JP7426862B2 (ja) | 端子付き電線及びその製造方法 | |
JP6200366B2 (ja) | 接続構造体、ワイヤーハーネス、及び接続構造体の製造方法 | |
WO2020100875A1 (ja) | 端子付き電線 | |
WO2014129605A1 (ja) | 接続構造体の製造方法、接続構造体、及び圧着装置 | |
JP2014164869A (ja) | ワイヤハーネス | |
JP2021005454A (ja) | 端子付き電線 | |
JP2021082462A (ja) | 管端子付き電線およびその製造方法 | |
JP5579344B1 (ja) | 接続構造体の圧着方法、接続構造体の圧着装置、接続構造体、端子圧着部材、コネクタ、及びワイヤハーネス | |
JP2021197265A (ja) | 端子金具、端子付き電線 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210420 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220217 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7028736 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |