JP2021197265A - 端子金具、端子付き電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆電線と端子金具の被覆圧着部との間に隙間を生じ難くする。【解決手段】ワイヤハーネスを構成する端子付き電線1は、被覆電線3と、端子金具2と、を有している。被覆電線3の端部は、被覆32が除去されて芯線31が露出しており、この芯線31の露出部分が芯線圧着部23により加締められており、被覆32で覆われた部分が被覆圧着部25により加締められている。被覆圧着部25における被覆電線3との接触面250には、被覆電線3と交差する方向に延びた2本の溝28a,28bが形成されている。これら溝28a,28bは、被覆電線3の全周に沿っている。接触面250のうち2本の溝28a,28b間の部分250aは、2本の溝28a,28bそれぞれの側面と鋭角に交わっている。【選択図】図2

Description

本発明は、端子金具、及び、該端子金具が電線に接続された端子付き電線に関するものである。
自動車に配策されるワイヤハーネスは、複数の電線、各電線の端末に接続された端子金具、端子金具を収容したコネクタハウジング、等を有している。また、前述したように電線の端末に端子金具が接続されたものを本明細書では「端子付き電線」と呼称する。
上記ワイヤハーネスを構成する端子付き電線の一例を図7に示す。この端子付き電線501は、端子金具502と、被覆電線3と、を有している。端子金具502は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものであり、芯線圧着部523と、被覆圧着部525と、不図示の端子接続部(相手端子と嵌合する部分)と、を有している。
被覆電線3の端部は、被覆32が除去されて芯線31が露出しており、この芯線31の露出部分が芯線圧着部523により加締められており、被覆32で覆われている部分が被覆圧着部525により加締められている。
また、端子付き電線501は、端子金具502と芯線31とが異種金属で構成されており、芯線31と芯線圧着部523との接触部分に水分が浸入すると電食が助長されてしまう。このことから、水分の浸入を阻止するために芯線31の露出部分が防食用樹脂504で覆われている(例えば特許文献1を参照)。
特開2011−204582号公報
上記従来の端子付き電線501においては、被覆電線3が端子金具502の近傍で屈曲された場合に、被覆電線3と被覆圧着部525との間に隙間が生じ易いという問題があった。当該隙間は、芯線31と芯線圧着部523との接触部分への水分の浸入経路になり好ましくない。
また、上述した腐食の観点以外でも、被覆電線3と被覆圧着部525との間に隙間が生じると、被覆電線3に加えられる引張力が芯線31と芯線圧着部523との接続部分に作用して接続信頼性に影響を与えるので好ましくない。
そこで、本発明は、被覆電線と端子金具の被覆圧着部との間に隙間を生じ難くすることを目的とする。
本発明の端子金具は、被覆電線の芯線部分を加締める芯線圧着部と、前記被覆電線の被覆部分を加締める被覆圧着部と、を有し、前記被覆圧着部における前記被覆電線との接触面には、前記被覆電線と交差する方向に延びた溝が形成され、前記溝の側面と前記溝に隣接する前記接触面とが鋭角に交わっていることを特徴とする。
本発明の端子付き電線は、上記端子金具と、被覆電線と、を有し、前記被覆電線の端部は、被覆が除去されて芯線が露出しており、この芯線の露出部分が前記芯線圧着部により加締められており、被覆部分が前記被覆圧着部により加締められていることを特徴とする。
本発明によれば、被覆電線と被覆圧着部との間に隙間を生じ難くすることができる。
本発明の一実施形態にかかる端子付き電線の端子圧着前状態における斜視図である。 図1の端子付き電線の完成状態における部分断面図である。 図2中のA部の拡大図である。 図1の端子金具の展開図である。 図4中のB−B線に沿った断面図である。 図5の溝の成形方法を説明するための説明図である。 従来の端子付き電線の部分断面図である。
本発明の一実施形態にかかる「端子金具」及び「端子付き電線」について、図1〜6を参照して説明する。
図1,2に示す端子付き電線1は、自動車に配策されるワイヤハーネスを構成するものである。この端子付き電線1は、被覆電線3と、端子金具2と、を有している。
被覆電線3は、導電性の芯線31が絶縁性樹脂からなる被覆32で覆われた断面丸形の電線である。本発明において芯線31は如何なる材質の導体であってもよいが、本例では芯線31の材質としてアルミニウム合金が採用されている。被覆電線3の端部は、被覆32が除去されて芯線31が露出している。
端子金具2は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものである。端子金具2は、端子接続部21、芯線圧着部23、被覆圧着部25、端子接続部21と芯線圧着部23の中央部23c(図4参照)とを連結した連結部22、芯線圧着部23の中央部23cと被覆圧着部25の中央部25c(図4参照)とを連結した連結部24、を一体で有している。即ち、端子金具2は、端子接続部21、連結部22、芯線圧着部23、連結部24、被覆圧着部25、が順に並んでいる。本発明において端子金具2は如何なる材質の金属板で構成されていてもよいが、本例では端子金具2の材質として銅合金が採用されている。
端子接続部21は、不図示の相手端子と嵌合する部分であり、本例では四角筒状に形成され、内側にばね接触部を有している。
芯線圧着部23は、芯線31の露出部分を加締める部分である。芯線圧着部23は、図1に示す圧着前状態では断面U字状に形成されており、図4に示す展開状態(折り曲げ前)では被覆電線3と交差する方向に延びた帯板状となっている。芯線圧着部23における芯線31との接触面には、複数のリブ26及び凹部27からなるセレーションが形成されている。芯線圧着部23は、その中央部23c(図4参照)に載置された芯線31を一端部23a及び他端部23bにて抱え込むように加締める。
被覆圧着部25は、被覆電線3の被覆32で覆われた部分を加締める部分である。被覆圧着部25は、図1に示す圧着前状態では断面U字状又はV字状に形成されており、図4に示す展開状態(折り曲げ前)では被覆電線3と交差する方向に延びた帯板状となっている。
図4に示すように、被覆圧着部25における被覆電線3との接触面250には、被覆電線3と交差する方向に延びた2本の溝28a,28bが形成されている。これら2本の溝28a,28bは、被覆電線3の長手方向に並んでいる。各溝28a,28bは、被覆圧着部25の一端部25aから他端部25bまで、即ち被覆圧着部25のほぼ全域にわたって形成されている。
図5に示すように、接触面250のうち2本の溝28a,28b間の部分(以下、単に「接触面」と呼称し、他の部分と区別するために符号250aを用いる)は、2本の溝28a,28bそれぞれの側面281,282と鋭角に交わっている。即ち、溝28aの側面281と溝28aに隣接する接触面250aとが鋭角に交わっている。また、溝28bの側面282と溝28bに隣接する接触面250aとが鋭角に交わっている。このことにより、溝28aと接触面250aとの境界の角部29a、及び、溝28bと接触面250aとの境界の角部29bは鋭角である。
図4に示す展開状態(折り曲げ前)では、2本の溝28a,28b間の接触面250aが凹曲面形状であり(図5参照)、それ以外の接触面250が平面形状である。接触面250aは、後述する成形ダイス9(図6参照)に押圧されることで凹曲面に形成されている。
被覆圧着部25は、その中央部25c(図4参照)に載置された被覆電線3の被覆32部分を一端部25a及び他端部25bにて抱え込むように加締める。本例では、図2に示すように、被覆圧着部25の他端部25b外面に一端部25aの接触面250が重なるように加締められているが、一端部25aの端面と他端部25bの端面とを突き合わせるように加締めてもよい。また、一端部と他端部とが被覆電線3の長手方向にずれて加締められる形状の被覆圧着部も本発明に含まれる。
上述したように被覆電線3が被覆圧着部25に加締められることで、図3に示すように、角部29a,29bが被覆32に食い込み、被覆32が溝28a,28bに入り込む。また、図2に示す圧着後状態では、溝28a,28bが被覆電線3の全周に沿っている。
このように角部29a,29bが被覆32に食い込んでいることから、被覆電線3が端子金具2の近傍で屈曲された場合に、被覆電線3が接触面250から離れることを抑制でき、被覆電線3と接触面250との間に隙間が生じることを抑制できる。また、被覆電線3がその長手方向に引っ張られた場合に、被覆電線3が接触面250からずれることを抑制できる。さらに、本例では角部29a,29bが被覆電線3の全周に食い込んでいることから、被覆電線3が如何なる向きに屈曲された場合でも、被覆電線3が接触面250から離れることを抑制できる。
上記溝28a,28bの成形方法は、以下の通りである。まず、被覆圧着部25の接触面250を不図示の成形ダイスで押圧し、図6(a)に示す2本の溝28a,28bを成形する。この段階では、2本の溝28a,28b間の接触面250aが平面形状であり、この接触面250aと溝28a,28bそれぞれの側面281,282とが鈍角に交わっている。
次に、2本の溝28a,28b間の接触面250aを、図6(b)に示す成形ダイス9で押圧する。この成形ダイス9は、押圧面90が凸曲面となっている。このため、成形ダイス9で押圧された接触面250aは、図6(c)に示すように凹曲面となる。また、成形ダイス9で押圧されることにより、2本の溝28a,28b間の金属材が図6(c)の紙面方向中央から左右両側に移動して鋭角の角部29a,29bが成形される。このように、二種類の成形ダイスによる二段階プレスによって図5に示す溝28a,28bが成形される。
また、本例の端子付き電線1は、上述したように芯線圧着部23及び被覆圧着部25に加締められた後、芯線31の露出部分が図2に示すように防食用樹脂4で覆われる。防食用樹脂4は、芯線31と芯線圧着部23との接触部分に水分が浸入することを阻止するためのものである。本例では、端子圧着後の被覆電線3の端部に液状の防食用樹脂4を塗布し、この防食用樹脂4を乾燥させることで硬化させるが、これ以外に、防食用樹脂として、紫外線硬化樹脂等を用いてもよい。
上記構成の端子付き電線1は、芯線31の露出部分が防食用樹脂4で覆われていることと、溝28a,28b及び角部29a,29bが被覆電線3と被覆圧着部25との間に隙間を生じ難くしていることとにより、芯線31と芯線圧着部23との接触部分に水分が浸入し難く、芯線31に対する高い防食性を有している。
上述した実施形態では、溝28a,28bが被覆電線3の全周に沿っていたが、本発明では、前記溝が被覆電線の全周に沿っていなくてもよく、被覆電線の少なくとも一部に沿っていればよい。
上述した実施形態では、被覆圧着部25に2本の溝28a,28bが形成されていたが、前記溝の本数は、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。即ち、本発明では被覆圧着部に前記溝が少なくとも1本形成されていればよい。
上述した実施形態では、各溝28a,28bの片側にのみ鋭角の角部29a,29bが形成されていたが、本発明では、前記溝の両側に前記鋭角の角部が形成されていてもよい。
上述した実施形態では、端子金具2と被覆電線3の芯線31とが異種金属で構成されていたが、本発明は、端子金具と被覆電線の芯線とが同種金属である端子付き電線にも適用することができる。その場合でも、被覆電線が屈曲されたり引っ張られた場合に被覆電線と被覆圧着部との間に隙間が生じることやずれが生じることを抑制でき、被覆電線と端子金具との接続信頼性を高めることができる。また、本発明において、芯線の露出部分を防食用樹脂で覆うことは必須の構成ではなく、防食の必要がない場合は省くことができる。
また、本発明の変形例として前記溝を1本のみ形成する場合は、前記鋭角の角部を被覆電線の引張方向と反対側に向けて尖らせるように形成することが好ましい。即ち、図5において溝28aと角部29aを残し、溝28bをなくした(埋めた)形状である。このようにすることで、被覆電線が引っ張られた場合に被覆電線と被覆圧着部とのずれをより抑制できる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 端子付き電線
2 端子金具
3 被覆電線
4 防食用樹脂
23 芯線圧着部
25 被覆圧着部
28a,28b 溝
31 芯線
32 被覆
281,282 溝の側面
250 被覆圧着部の接触面
250a 溝に隣接する接触面

Claims (6)

  1. 被覆電線の芯線部分を加締める芯線圧着部と、前記被覆電線の被覆部分を加締める被覆圧着部と、を有し、
    前記被覆圧着部における前記被覆電線との接触面には、前記被覆電線と交差する方向に延びた溝が形成され、
    前記溝の側面と前記溝に隣接する前記接触面とが鋭角に交わっている
    ことを特徴とする端子金具。
  2. 2本の前記溝が前記被覆電線の長手方向に並んでおり、
    前記2本の溝間の前記接触面が前記2本の溝それぞれの側面と鋭角に交わっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子金具。
  3. 請求項1又は2に記載の端子金具と、被覆電線と、を有し、
    前記被覆電線の端部は、被覆が除去されて芯線が露出しており、この芯線の露出部分が前記芯線圧着部により加締められており、被覆部分が前記被覆圧着部により加締められている
    ことを特徴とする端子付き電線。
  4. 前記溝が、前記被覆電線の全周に沿っている
    ことを特徴とする請求項3に記載の端子付き電線。
  5. 前記露出した芯線部分が防食用樹脂で覆われている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の端子付き電線。
  6. 前記端子金具と前記芯線とが異種金属である
    ことを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の端子付き電線。
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