JP7027733B2 - 画像形成装置、画像形成装置のクリーニングユニットの制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置のクリーニングユニットの制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には画像形成装置の備えるクリーニングユニットに関する。
電子写真方式の画像形成装置が普及している。電子写真方式の画像形成装置は、印刷工程として、入力画像に応じたトナー像を感光体上に形成する工程と、感光体上のトナー像を転写ベルト上に一次転写する工程と、転写ベルト上のトナー像を用紙に二次転写する工程と、定着装置によってトナー像を用紙に熱で定着させる工程とを実行する。
転写ベルト上のトナー像を用紙に二次転写する工程の後、後続の画像形成に備えて転写ベルト上に残留したトナーをクリーニングする必要がある。転写ベルトのクリーニングに関する技術の一例として、特開2006-251028号公報(特許文献1)は、「導電性ブラシローラにクリーニング電圧を印加し、クリーニング電圧が印加されることによって流れるクリーニング電流の大きさと、導電性対向ローラの電位の大きさとに基づいて、クリーニング条件が変更されるよう制御される」技術を開示している([要約]の[解決手段]参照)。
特開2006-251028号公報
近年のクリーニングユニットの高性能化に伴い、クリーナーブラシの回転数が上昇している。これにより、クリーナーブラシの摩耗が早まり、クリーニングユニットのメンテナンス作業が頻発するようになっている。よって、画像形成装置においてクリーニングユニットのメンテナンスによる負担を低減する技術が求められている。
本開示は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、ある局面における目的は、画像形成装置のメンテナンスのコスト低減および省力化を実現するクリーニングユニットを提供することである。
ある局面に従うと、画像形成装置は、トナー像を担持するように構成された像担持体と、像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットと、クリーニングユニットを制御するように構成された制御装置とを備える。クリーニングユニットは、像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシを含む。制御装置は、第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加し、第1および第2クリーナーブラシのそれぞれについて、寿命が到来したか否かを判定する。
好ましくは、制御装置は、第1クリーナーブラシにバイアス電圧を印加したときの第1クリーナーブラシの電圧情報または電流情報に基づいて、第1クリーナーブラシの寿命が到来したか否かを判定し、第2クリーナーブラシにバイアス電圧を印加したときの第2クリーナーブラシの電圧情報または電流情報に基づいて、第2クリーナーブラシの寿命が到来したか否かを判定する。
好ましくは、制御装置は、判定の結果に基づいて、第1および第2クリーナーブラシに印加するバイアス電圧の極性を決定するように構成されている。
好ましくは、制御装置は、第1および第2クリーナーブラシのいずれにも寿命が到来していないことを判定した場合、第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加するように構成されている。
好ましくは、制御装置は、第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方に寿命が到来したことを判定した場合、寿命が到来したと判定されていない他方に、トナーと同極性および逆極性のバイアス電圧を互いに切り替えて印加するように構成されている。
好ましくは、切り替えのタイミングは、像担持体上のトナーが他方によって当該像担持体上から除去され得る領域を通過したタイミングを含む。
好ましくは、制御装置は、バイアス電圧を印加したときの当該第1および第2クリーナーブラシの電圧情報または電流情報に基づいて、バイアス電圧を印加する回数を決定するように構成されている。
好ましくは、制御装置は、第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方に寿命が到来したと判定した場合、一方に、第1および第2クリーナーブラシの内の他方と同極性のバイアス電圧を印加するように構成されている。
好ましくは、制御装置は、第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方に寿命が到来したと判定した場合、一方に、第1および第2クリーナーブラシの内の他方と逆極性のバイアス電圧を印加するように構成されている。
好ましくは、記録媒体上にトナー像による画像を形成するように構成された画像形成部をさらに備え、画像形成部は、制御装置が第1および第2クリーナーブラシの双方の寿命が到来したと判定した場合、単色の画像のみ画像形成を実行するように構成されている。
他の局面に従うと、画像形成装置は、トナー像を担持するように構成された像担持体と、像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットと、クリーニングユニットを制御するように構成された制御装置とを備える。クリーニングユニットは、像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシとを含む。制御装置は、第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加し、第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方について、寿命が到来したか否かを判定する。制御装置は、一方に寿命が到来したことを判定した場合、寿命が到来したと判定されていない他方に、トナーと同極性および逆極性のバイアス電圧を互いに切り替えて印加するように構成されている。
さらに他の局面に従うと、画像形成装置に備えられた像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットの制御方法が提供される。クリーニングユニットは、像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシとを含む。制御方法は、第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加するステップと、第1および第2クリーナーブラシのそれぞれについて、寿命が到来したか否かを判定するステップとを含む。
上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
画像形成装置の全体構造の一例を示す図である。 画像形成装置の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。 クリーニングユニットの構成を示す図である。 寿命判定の処理手順を示すフロー図である。 寿命判定において用いられる閾値情報を示す図である。 バイアス電圧制御の概要を示す図である。 印加電圧の極性を切り替えるタイミングを示す図である。 バイアス印加制御の処理手順を示すフローチャートである。 寿命が到来したと判定された一方のクリーナーブラシと他方のクリーナーブラシとに同極性のバイアス電圧を印加する例を示す図である。 寿命が到来したと判定された一方のクリーナーブラシと他方のクリーナーブラシとに逆極性のバイアス電圧を印加する例を示す図である。 第2の実施の形態におけるバイアス印加制御の処理手順を示すフローチャートである。 転写ベルト上のトナーの模式図である。 第3の実施の形態に係るバイアス印加制御の処理手順を示すフローチャートである。 単色画像の印字寿命判定において用いられる閾値情報を示す図である。 第4の実施の形態に係る寿命判定の処理手順を示すフロー図である。 バイアス印加回数制御の処理手順を示すフローチャートである。 バイアス印加回数制御の処理手順を示すフローチャートである。 バイアス印加回数制御の処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態において用いられる閾値情報を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<第1の実施の形態>
[1.画像形成装置100の構成]
図1を参照して、ある実施の形態に従う画像形成装置100について説明する。図1は、画像形成装置100の全体構造の一例を示す図である。
図1には、カラープリンターとしての画像形成装置100が示されている。以下では、カラープリンターとしての画像形成装置100について説明するが、画像形成装置100は、カラープリンターに限定されない。たとえば、画像形成装置100は、モノクロプリンターであってもよいし、モノクロプリンターまたはカラープリンターとファクシミリとの複合機(所謂MFP(Multi Functional Peripheral))であってもよい。
画像形成装置100は、画像読取部としてのスキャナー20と、画像形成部90(詳細には、90Y,90M,90C,90K)を備えるプリンター25とを備える。スキャナー20は、カバー21と、用紙台22と、トレー23と、ADF(Auto Document Feeder)24とで構成されている。カバー21の一端は、用紙台22に固定されており、カバー21は、当該一端を支点として開閉可能に構成されている。
画像形成装置100のユーザーは、カバー21を開くことで、原稿を用紙台22にセットすることができる。画像形成装置100は、原稿が用紙台22にセットされた状態でスキャン指示を受け付けると、用紙台22にセットされた原稿のスキャンを開始する。また、画像形成装置100は、原稿がトレー23にセットされた状態でスキャン指示を受け付けると、ADF24によって1枚ずつ自動的に原稿を読み取る。
プリンター25は、画像形成部90Y,90M,90C,90Kと、IDC(Image Density Control)センサー19と、転写ベルト30と、一次転写ローラー31と、転写駆動機32と、二次転写ローラー33と、カセット37A~37Cと、従動ローラー38と、駆動ローラー39と、タイミングローラー40と、クリーニングユニット43と、定着器60と、制御装置101とを備える。
画像形成部90Y,90M,90C,90Kは、転写ベルト30に沿って順に並べられている。画像形成部90Yは、トナーボトル15Yからトナーの供給を受けてイエロー(Y)のトナー像を形成する。画像形成部90Mは、トナーボトル15Mからトナーの供給を受けてマゼンタ(M)のトナー像を形成する。画像形成部90Cは、トナーボトル15Cからトナーの供給を受けてシアン(C)のトナー像を形成する。画像形成部90Kは、トナーボトル15Kからトナーの供給を受けてブラック(BK)のトナー像を形成する。
画像形成部90Y,90M,90C,90Kは、それぞれ、転写ベルト30に沿って転写ベルト30の回転方向の順に配置されている。画像形成部90Y,90M,90C,90Kはそれぞれ、回転可能に構成されている感光体10と、帯電装置11と、露光装置13と、現像器14と、クリーニングユニット17と、トナーセンサ18とを備える。
画像形成部90Y,90M,90C,90Kがそれぞれ、上述したように作動した後に、転写駆動機32の転写によって、イエロー(Y)のトナー像、マゼンタ(M)のトナー像、シアン(C)のトナー像、およびブラック(BK)のトナー像が順に重ねられて感光体10から転写ベルト30に転写される。これにより、カラーのトナー像が転写ベルト30上に形成される。
IDCセンサー19は、転写ベルト30上に形成されるトナー像35の濃度を検知する。典型的には、IDCセンサー19は、反射型フォトセンサーからなる光強度センサーであり、転写ベルト30の表面からの反射光強度を検知する。
転写ベルト30は、従動ローラー38と駆動ローラー39とに張架されている。駆動ローラー39はモーター(図示しない)に接続されている。制御装置101が当該モーターを制御することにより、駆動ローラー39は回転する。転写ベルト30および従動ローラー38は、駆動ローラー39に連動して回転する。これにより、転写ベルト30上のトナー像35が二次転写ローラー33に送られる。
カセット37A~37Cのそれぞれには、異なる大きさの用紙がセットされる。用紙は、記録媒体の一例である。用紙は、カセット37A~37Cのいずれかから1枚ずつタイミングローラー40によって搬送経路41に沿って二次転写ローラー33に送られる。制御装置101は、用紙が送り出されるタイミングに合わせて、二次転写ローラー33に印加する転写電圧を制御する。
二次転写ローラー33は、トナー像35の帯電極性と逆極性の転写電圧を搬送中の用紙に印加する。その結果、トナー像35は、転写ベルト30から二次転写ローラー33に引き付けられ、転写ベルト30上のトナー像35が転写される。二次転写ローラー33への用紙の搬送タイミングは、転写ベルト30上のトナー像35の位置に合わせてタイミングローラー40によって制御される。その結果、転写ベルト30上のトナー像35は、用紙の適切な位置に転写される。
定着器60は、定着器60を通過する用紙を加圧および加熱する。これにより、トナー像は用紙に定着する。その後、用紙は、トレー49に排紙される。
クリーニングユニット43は、転写ベルト30から用紙へのトナー像の転写後に転写ベルト30の表面に残留するトナーを回収する。回収されたトナーは、搬送スクリュー(図示しない)で搬送され、廃トナー容器(図示しない)に貯められる。クリーニングユニット43の詳細は後述する。
[2.ハードウェア構成]
図2を参照して、画像形成装置100のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、画像形成装置100の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置100は、スキャナー20およびプリンター25に加え、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ネットワークインターフェイス104と、操作パネル105と、記憶装置120とを含む。
制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
制御装置101は、画像形成装置100の制御パラメーターを調整するためのプログラム122などの各種プログラムを実行することで画像形成装置100の動作を制御する。制御装置101は、プログラム122の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置120からRAM103にプログラム122を読み出す。RAM103は、ワーキングメモリとして機能し、プログラム122の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
ネットワークインターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。画像形成装置100は、アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、スマートフォンなどの携帯通信端末、サーバーなどを含む。画像形成装置100は、プログラム122をアンテナを介してサーバーからダウンロードできるように構成されてもよい。
操作パネル105は、ディスプレイとタッチパネルとで構成されている。ディスプレイおよびタッチパネルは互いに重ねられており、画像形成装置100に対する操作をタッチ操作で受け付ける。一例として、操作パネル105は、制御パラメーターの調整処理の実行のための操作などを受け付ける。
記憶装置120は、たとえば、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)その他の記憶装置である。記憶装置120は、内蔵式、外付け式のいずれであってもよい。記憶装置120は、本実施の形態に従うプログラム122などを格納する。ただし、プログラム122の格納場所は記憶装置120に限定されず、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、サーバー)などに格納されていてもよい。
プログラム122は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、本実施の形態に従う制御処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従うプログラム122の趣旨を逸脱するものではない。
さらに、プログラム122によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーがプログラム122の処理の一部を実行する所謂クラウドサービスのような形態で画像形成装置100が構成されてもよい。
[3.クリーニングユニット43]
図3を参照して、画像形成装置100の備えるクリーニングユニット43について説明する。図3は、クリーニングユニット43の構成を示す図である。
図3に示すように、クリーニングユニット43は、第1クリーナーブラシ44と、第2クリーナーブラシ45と、第1回収ローラー46と、第2回収ローラー47と、バイアス印加電源48とを備える。
第1クリーナーブラシ44は、転写ベルト30の従動ローラー38における上流側と接触するように構成されており、後述するバイアス電圧による静電引力により、転写ベルト30からトナーTを除去する。第1クリーナーブラシ44で転写ベルト30から除去されたトナーは、第1回収ローラー46により回収される。
第2クリーナーブラシ45は、転写ベルト30の従動ローラー38における下流側と接触するように構成されており、後述するバイアス電圧による静電引力により、転写ベルト30からトナーTを除去する。第2クリーナーブラシ45で転写ベルト30から除去されたトナーは、第2回収ローラー47により回収される。
バイアス印加電源48は、制御装置101により制御されており、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45にバイアス電圧を印加する。バイアス印加電源48は、トナーTの帯電極性と同極性の電圧および逆極性の電圧を、印加可能に構成されている。
ある局面において、転写ベルト30上のトナーTには、帯電極性がプラスのものとマイナスのものとが混在している。制御装置101は、バイアス印加電源48を制御して、第1クリーナーブラシ44と第2クリーナーブラシ45とに互いに逆の極性のバイアス電圧を印加する。第1クリーナーブラシ44と第2クリーナーブラシ45とによって、転写ベルト30に残留したプラスに帯電しているトナーとマイナスに帯電しているトナーとの双方が確実に除去される。
さらに、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45のそれぞれについて、寿命が到来したか否かを判定する。以下に、制御装置101による第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45の寿命判定について説明する。
[4.寿命判定]
図4および図5を参照して、ある実施の形態に従う制御装置101による寿命判定について説明する。図4は、寿命判定の処理手順を示すフロー図である。当該処理は、たとえば制御装置101のCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。図5は、寿命判定において用いられる閾値情報151を示す図である。なお、図4のフロー図では、第1クリーナーブラシ44についての寿命判定が説明されるが、第2クリーナーブラシ45の寿命判定も第1クリーナーブラシ44の寿命判定と同様に実現され得る。
ステップS410において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44に対してバイアス電圧の印加を開始する。ここで、印加するバイアス電圧の極性はプラスかマイナスのいずれか一方である。制御装置101は、制御をステップS420へ切り替える。
ステップS420において、制御装置101は、印加電圧の単位時間あたりの変化量に基づいて、第1クリーナーブラシ44への印加電圧が安定したか否かを判定する。制御装置101は、たとえば、印加電圧の単位時間あたりの変化量が予め定められた閾値以下になった場合に、印加電圧が安定したと判定する。制御装置101は、第1クリーナーブラシ44への印加電圧が安定したと判定すると(ステップS420においてYES)、制御をステップS425へ切り替える。そうでない場合(ステップS420においてNO)、制御装置101は、再度ステップS420の処理を行う。
ステップS425において、制御装置101は、バイアス電圧を印加したことによるモニター電圧を取得する。ここで、第1クリーナーブラシ44は、バイアス電圧印加時の電圧を検知するためのモニター回路(図示せず)を備える。制御装置101は、当該モニター回路によって検知された電圧を取得することにより、バイアス電圧印加時の第1クリーナーブラシ44の電圧情報を取得する。制御装置101は、第1クリーナーブラシ44が1周分回転する期間のモニター電圧が取得できるまで、ステップS425を繰り返す。制御装置101は、制御をステップS430へ切り替える。
ステップS430において、制御装置101は、取得したモニター電圧の平均化処理を行う。平均化処理とは、ステップS425で取得した電圧値に対して、当該電圧値を取得した期間(すなわち、第1クリーナーブラシ44が1周分回転する期間)における平均値を算出することを意味する。制御装置101は、制御をステップS440へ切り替える。
ステップS440において、制御装置101は、平均化したモニター電圧を記憶装置120に記憶する。制御装置101は、制御をステップS450に切り替える。
ステップS450において、制御装置101は、平均化したモニター電圧をもとに、寿命判定処理を行う。具体的には、制御装置101は、平均化したモニター電圧と、記憶装置120に記憶されている閾値情報151とを比較する。閾値情報151は、寿命判定用の電圧閾値を絶対湿度ごとに規定している。ステップS430にて算出された平均化したモニター電圧が、画像形成装置100が備える湿度センサ(図示せず)により検知された湿度に対応する寿命閾値を超えた場合、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44の寿命が到来したと判定する。制御装置101は、処理を終了する。
[5.寿命の判定結果に基づくバイアス電圧制御]
図6を参照して、図4を参照して説明されたクリーナーブラシの寿命の判定結果に基づくバイアス電圧制御について説明する。図6は、ある実施の形態に従うバイアス電圧制御の概要を示す図である。なお、図6および以降の図において、寿命が到来したクリーナーブラシを「×」印と共に表示している。すなわち図6は、制御装置101が、第2クリーナーブラシ45の寿命が到来したと判定した例である。
図6の分図(A)に示すように、転写ベルト30上のトナー画像が記録媒体Sに転写された後、転写ベルト30上にトナーTが残留する。トナーTは、上述した通り、プラスの帯電極性を持つトナーと、マイナスの帯電極性を持つトナーとを含み得る。図6の分図(A)では、第1クリーナーブラシ44に印加されているバイアス電圧の極性はマイナスである。一方、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45の寿命が到来したと判定しているため、第2クリーナーブラシ45にバイアス電圧を印加していない。ここで、記録媒体Sへのトナー画像の転写は完了しているため、感光体10および二次転写ローラー33は、転写ベルト30から離間されている。
図6の分図(B)は、図6の分図(A)に対して、転写ベルト30が矢印の方向に回転した状態を示す。転写ベルト30上のトナーTの内、プラスの帯電極性をもつトナーは、マイナスのバイアス電圧が印加されている第1クリーナーブラシ44からの静電引力により転写ベルト30上から除去される。一方、転写ベルト30上のトナーTの内、マイナスの帯電極性をもつトナーは、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45によって除去されることなく、転写ベルト30の回転と共に移動する。制御装置101は、第1クリーナーブラシ44が転写ベルト30上のプラスの帯電極性を持つトナーを除去した後、第1クリーナーブラシ44に印加するバイアス電圧の極性をマイナスからプラスに切り替える。
図6の分図(C)は、図6の分図(B)に対して、転写ベルト30が矢印の方向に回転した状態を示す。図6の分図(C)では、マイナスの帯電極性を持つトナーTは、プラスのバイアス電圧を印加されている第1クリーナーブラシ44からの静電引力によって転写ベルト30上から除去される。その後、図6の分図(D)に示すように、感光体10と二次転写ローラー33とが転写ベルト30に接触するように変位される。これにより、次の画像形成の準備が整う。
図7を参照して、図6の分図(A)と分図(B)とを参照して説明された印加電圧の極性の切替のタイミングについて説明する。図7は、ある実施の形態に従って印加電圧の極性を切り替えるタイミングを説明するための図である。
図7の分図(A)には、転写ベルト30上のトナーが、第1クリーナーブラシ44によって転写ベルト30から除去され得る領域(以下、第1除去領域R1という)が示されている。第1除去領域R1は、たとえば、転写ベルト30上のトナーが第1クリーナーブラシ44に印加されたバイアス電圧により発生する静電引力の影響を受ける領域である。制御装置101が第1クリーナーブラシ44に印加するバイアス電圧の極性をマイナスからプラスに切り替えるタイミングの一例は、図7の分図(A)に示すように、トナー像が形成された領域の後端Eが第1除去領域R1を通過する時点である。以下、この理由を説明する。
図7の分図(B)に示すように、第1クリーナーブラシ44に印加されるバイアス電圧の極性がマイナスからプラスに切り替えられると、極性を切り替えられる前に転写ベルト30から除去されたトナー(プラスに帯電しているトナー)が第1クリーナーブラシ44から転写ベルト30に排出される。ここで、第1クリーナーブラシ44から転写ベルト30上に排出されたトナーが存在する領域は、領域Xとして示されている。
図7の分図(C)は、第1クリーナーブラシ44に印加されるバイアス電圧の極性がプラスに切り替えられた後、転写ベルト30がさらに回転した状態を示す。図7の分図(C)では、マイナスに帯電しているトナーが第1クリーナーブラシ44の直前まで移動している。
図7の分図(C)では、図7の分図(B)と同様に、転写ベルト30上には、マイナスに帯電しているトナーの後に続く領域Xに、第1クリーナーブラシ44から排出されたプラスに帯電しているトナーが位置している。次の画像形成までに領域X内のトナーを除去するためには、第1クリーナーブラシ44に再度マイナスのバイアス電圧が印加された状態で、領域Xが第1除去領域R1を通過する必要がある。すなわち、次の画像形成までの時間をより短くするには、領域Xがなるべく早く第1除去領域R1を通過する必要がある。
第1クリーナーブラシ44に印加するバイアス電圧の極性の切り替えが遅れると、図7の分図(C)に示すように、転写ベルト30において領域Xが後端Eから離れる。これにより、後端Eが第1除去領域R1を通過してから領域Xが第1除去領域R1を通過するまでの時間が長くなる。
一方、第1クリーナーブラシ44に印加するバイアス電圧の極性が図7の分図(A)に示されたように後端Eが第1除去領域R1を通過した時点で切り替えられると、図7の分図(D)に示すように、後端Eのすぐ後に領域Xが位置し、後端Eが第1除去領域R1を通過してから領域Xが第1除去領域R1を通過するまでの時間が短くなる。したがって、次の画像形成までの時間がより短くなる。このため、図7の分図(A)に示すように、トナー像が形成された領域の後端Eが第1除去領域R1を通過する時点で、バイアス電圧の極性を切り替えるのが好ましい。
[6.処理手順]
図8を参照して、ある実施の形態に従うバイアス印加制御の処理手順を説明する。図8は、バイアス印加制御の処理手順を示すフローチャートである。当該処理は、たとえば制御装置101のCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。
ステップS810において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44の寿命判定処理(図4のステップS410~ステップS450)を行う。制御装置101は、制御をステップS820に切り替える。
ステップS820において、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45の寿命判定処理(図4のステップS410~ステップS450)を行う。制御装置101は、制御をステップS830に切り替える。
ステップS830において、制御装置101は、ステップS810での判定結果に基づいて、制御を切り替える。すなわち、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44に寿命が到来したと判定した場合(ステップS830においてYES)、制御をステップS840に切り替える。そうでない場合(ステップS830においてNO)、制御装置101は、制御をステップS870に切り替える。
ステップS840において、制御装置101は、バイアス印加電源48を制御して、第2クリーナーブラシ45にマイナス極性のバイアス電圧を印加する。制御装置101は、制御をステップS850に切り替える。
ステップS850において、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45によってトナーTが転写ベルト30上から除去され得る領域(以下、第2除去領域R2という)を通過したことを検知する。第2除去領域R2は、第1クリーナーブラシ44についての第1除去領域R1と同様に、たとえば、転写ベルト30上のトナーが第2クリーナーブラシ45に印加されたバイアス電圧により発生する静電引力の影響を受ける領域である。
ここで、制御装置101は、転写ベルト30の回転速度と、転写ベルト30においてトナー画像が展開された領域とに基づいて、トナーTが第2除去領域R2を通過したことを検知する。たとえば、制御装置101は、転写ベルト30上のトナー画像を展開された領域の後端(図7における後端E)が第2除去領域R2を通過するタイミングを特定し、当該タイミングが到来したことを検知すると、トナーTが第2除去領域R2を通過したことを検知する。他の例では、制御装置101は、トナーTの通過を検知するラインセンサーなどの周知のセンサーを用いて、トナーTが第2除去領域R2を通過したことを検知してもよい。制御装置101は、制御をステップS860に切り替える。
ステップS860において、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45に印加するバイアス電圧の極性を切り替え、プラス極性の電圧を印加する。制御装置101は、転写ベルト30上のトナーTが除去された後、処理を終了する。
ステップS870において、制御装置101は、ステップS820での判定結果に基づいて、制御を切り替える。すなわち、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44に寿命が到来したと判定した場合(ステップS870においてYES)、制御をステップS880に切り替える。そうでない場合(ステップS870においてNO)、制御装置101は、制御をステップS910に切り替える。
ステップS880において、制御装置101は、バイアス印加電源48を制御して、第1クリーナーブラシ44にマイナス極性のバイアス電圧を印加する。制御装置101は、制御をステップS890に切り替える。
ステップS890において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44によってトナーTが第1除去領域R1を通過したことを検知する。制御装置101は、制御をステップS900に切り替える。
ステップS900において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44に印加するバイアス電圧の極性を切り替え、プラス極性の電圧を印加する。制御装置101は、転写ベルト30上のトナーTが除去された後、処理を終了する。
一方、ステップS910において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44にマイナス極性のバイアス電圧を印加し、第2クリーナーブラシ45にプラス極性のバイアス電圧を印加する。制御装置101は、転写ベルト30上のトナーTが除去された後、処理を終了する。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置100は、クリーニングユニット43が備える第1クリーナーブラシ44と第2クリーナーブラシ45とについて、それぞれで寿命を判定する。これにより、クリーナーブラシそれぞれについて寿命が到来したことを把握することができるため、メンテナンスの負担を低減することができる。また、制御装置101は、いずれか一方の寿命が到来したと判定した場合には、他方に印加する電圧を切り替えることにより、転写ベルト30上のトナーTを除去する。これにより、クリーニングユニット43の長寿命化を図ることができる。
<第2の実施の形態>
[概要]
第2の実施の形態は、寿命が到来したと判定されたクリーナーブラシに、寿命が到来したと判定されていないクリーナーブラシと同極性または逆極性の電圧を印加する点で、第1の実施の形態と異なる。本実施形態に係る画像形成装置は、前述の実施の形態に係る画像形成装置100が備える構成と同様の構成によって実現される。したがって、それらの構成の説明は繰り返さない。
[詳細]
図9および図10を参照して、第2の実施の形態に係るバイアス電圧制御について説明する。図9は、寿命が到来したと判定された一方のクリーナーブラシと他方のクリーナーブラシとに同極性のバイアス電圧を印加する例を示す図である。図10は、寿命が到来したと判定された一方のクリーナーブラシと他方のクリーナーブラシとに逆極性のバイアス電圧を印加する例を示す図である。
図9の分図(A)に示すように、第2の実施の形態では、制御装置101が第1クリーナーブラシ44に寿命が到来したと判定すると、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45にマイナス極性のバイアス電圧を印加する。これにより、プラスの帯電極性を帯びたトナーTは第2クリーナーブラシ45によって転写ベルト30上から除去される。また、その一部は、第1クリーナーブラシ44によって転写ベルト30上から除去される。
図9の分図(B)に示すように、マイナスの帯電極性を帯びたトナーTが第2除去領域R2を通過すると、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45に印加するバイアス電圧の極性をプラスに切り替えるように、バイアス印加電源48を制御する。
その結果、図9の分図(C)に示すように、転写ベルト30の回転に伴い、転写ベルト30上に残留しているマイナスの帯電極性を帯びたトナーTは、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45において除去される。これにより、転写ベルト30上のトナーTの除去が完了する。
一方、図10の分図(A)に示すように、制御装置101が第2クリーナーブラシ45の寿命が到来したと判定すると、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44にマイナス極性のバイアス電圧を印加し、第2クリーナーブラシ45にプラス極性のバイアス電圧を印加するようにバイアス印加電源48を制御する。その結果、プラスの帯電極性を持つトナーTは、第1クリーナーブラシ44により転写ベルト30上から除去される。一方、マイナスの帯電極性を持つトナーTは、その一部が第2クリーナーブラシ45に除去され、残りは転写ベルト30上を移動する。
図10の分図(B)に示すように、マイナスの帯電電極を持つトナーTが第1除去領域R1を通過すると、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44と第2クリーナーブラシ45とに印加しているバイアス電圧の極性を切り替える。すなわち、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44にプラス極性のバイアス電圧を、第2クリーナーブラシ45にマイナス極性のバイアス電圧を印加するように、バイアス印加電源48を制御する。
図10の分図(C)に示すように、第1クリーナーブラシ44に印加するバイアス電圧の極性をマイナスからプラスに切り替えたことにより、第1クリーナーブラシ44の内部に蓄積されていたプラスの帯電極性を持つトナーTが転写ベルト30へ排出される。
図10の分図(D)に示すように、第1クリーナーブラシ44から排出されたプラスの帯電極性を持つトナーTは、その一部が第2クリーナーブラシ45により転写ベルト30上から除去される。
図10の分図(E)に示すように、マイナスの帯電極性を持つトナーTは、転写ベルト30の回転に伴い第1除去領域R1へ到達し、第1クリーナーブラシ44により除去される。
図10の分図(F)に示すように、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44に印加するバイアス電圧をプラスからマイナスに切り替え、第2クリーナーブラシ45に印加するバイアス電圧をマイナスからプラスに切り替える。その結果、第1クリーナーブラシ44の内部に蓄積されたマイナスの帯電極性をもつトナーTが排出される。
図10の分図(G)に示すように、第1クリーナーブラシ44の内部から排出されたマイナスの帯電極性をもつトナーTの一部は、第2クリーナーブラシ45により、第2除去領域R2で転写ベルト30上から除去される。また、図10の分図(C)で第1クリーナーブラシ44の内部から排出されたプラスの帯電極性を持つトナーTは、第1クリーナーブラシ44による静電引力により、転写ベルト30上から除去される。このようにして、転写ベルト30上のトナーの除去が行われる。
図11を参照して、第2の実施の形態におけるバイアス印加制御の処理手順を説明する。図11は、第2の実施の形態におけるバイアス印加制御の処理手順を示すフローチャートである。当該処理は、たとえば制御装置101のCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。
ステップS1110~ステップS1130の処理は、図8におけるステップS810~ステップS830の処理と同様であるため、それらの処理の説明は繰り返さない。ステップS1140において、制御装置101は、バイアス印加電源48を制御して、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45にマイナス極性のバイアス電圧をそれぞれ印加する。制御装置101は、制御をステップS1150に切り替える。ステップS1150の処理は、ステップS850の処理と同様であるため、それらの処理の説明は繰り返さない。
ステップS1160において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45に印加するバイアス電圧の極性を切り替え、プラス極性の電圧を印加する。そして、転写ベルト30上のトナーTが除去された後、制御装置101は、処理を終了する。
ステップS1170の処理は、ステップS870の処理と同様であるため、説明は繰り返さない。ステップS1180において、制御装置101は、バイアス印加電源48を制御して、第1クリーナーブラシ44マイナス極性のバイアス電圧を印加し、第2クリーナーブラシ45にプラス極性の電圧を印加する。制御装置101は、制御をステップS1190に切り替える。ステップS1190の処理は、ステップS890の処理と同様であるため、説明は繰り返さない。
ステップS1200において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45に印加するバイアス電圧の極性を切り替える。すなわち、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44にプラス極性の電圧を印加し、第2クリーナーブラシ45にマイナス極性の電圧を印加するようにバイアス印加電源48を制御する。そして、転写ベルト30上のトナーTが除去された後、制御装置101は、処理を終了する。
以上のようにして、第2の実施の形態に係る画像形成装置100は、第1クリーナーブラシ44と第2クリーナーブラシ45とのいずれか一方に寿命が到来したと判定した場合に、寿命が到来したと判定されたクリーナーブラシに、寿命が到来したと判定していないクリーナーブラシと同極性または逆極性の電圧を印加する。このようにすることで、より効果的に転写ベルト30上のトナーTを除去することができる。
<第3の実施の形態>
[概要]
第3の実施の形態では、制御装置101が第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45の双方の寿命が到来したと判定した場合、画像形成部90は、単色画像のみ画像形成を実行するように構成されている点で、第1の実施の形態と異なる。本実施形態に係る画像形成装置は、前述の実施の形態に係る画像形成装置100が備える構成と同様の構成によって実現される。したがって、それらの構成の説明は繰り返さない。
図12を参照して、第3の実施の形態に係る形成画像の制限の原理について説明する。図12は、転写ベルト30上のトナーTの模式図である。
図12の分図(A)に示すように、カラー画像を印字した場合、転写ベルト30上には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)のトナーTが積層して残留する。一方、図12の分図(B)に示すように、単色画像の場合、ブラック(K)のみのトナーTが転写ベルト30上に残留する。そのため、カラー画像印字時のトナーTに比べると、単色画像印字時のトナーTは除去しやすい。
寿命判定処理において、制御装置101は、寿命が到来したと判定された第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45について、カラー画像形成時のトナーTを除去できるかどうかを判定する。したがって、寿命判定処理において寿命が到来したと判定されたクリーナーブラシでも、単色画像のトナーTなら除去することが可能である。
図13を参照して、第3の実施の形態に係る単色印字寿命判定の処理手順を説明する。図13は、第3の実施の形態に係るバイアス印加制御の処理手順を示すフローチャートである。当該処理は、たとえば制御装置101のCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。
ステップS1310およびステップS1320の処理は、図8におけるステップS810およびステップS820の処理と同様であるため、それらの処理の説明は繰り返さない。ステップS820の後、制御装置101は、制御をステップS1325に切り替える。
ステップS1325において、制御装置101は、ステップS1310およびステップS1320での処理結果に基づいて、第1クリーナーブラシ44と第2クリーナーブラシ45との双方に寿命が到来しているか否かを判定する。制御装置101は、双方に寿命が到来していると判定した場合(ステップS1325においてYES)、制御をステップS1335に切り替える。そうでない場合(ステップS1325においてNO)、制御装置101は、制御をステップS1330に切り替える。ステップS1330~ステップS1410の処理は、図8におけるステップS830~ステップS910の処理と同様であるため、それらの処理の説明を繰り返さない。
ステップS1335において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44について単色画像を印字する寿命が到来しているかどうかを判定する。具体的には、図14に示す閾値情報251を用いて判定処理を行う。図14は、単色画像の印字寿命判定において用いられる閾値情報を示す図である。
図14に示すように、閾値情報251には、通常寿命の閾値より高い電圧値として、単色印字寿命の閾値が設定されている。制御装置101は、ステップS1310において取得した平均化したモニター電圧(図4:ステップS440参照)と閾値情報251とを比較し、第1クリーナーブラシ44に単色印字の寿命が到来しているか否かを判定する。制御装置101は、制御をステップS1345に切り替える。
ステップS1345において、制御装置101は、ステップS1335での判定結果に基づいて、制御を切り替える。すなわち、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44に単色印字寿命が到来していると判定した場合(ステップS1345においてYES)、操作パネル105にエラー出力して処理を終了する。そうでない場合(ステップS1345においてNO)、制御装置101は、制御をステップS1355に切り替える。
ステップS1355において、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45について単色画像を印字する寿命が到来しているかどうかを判定する。制御装置101は、制御をステップS1365に切り替える。
ステップS1365において、制御装置101は、ステップS1355での判定結果に基づいて、制御を切り替える。すなわち、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45の単色印字寿命が到来していると判定した場合(ステップS1365においてYES)、操作パネル105にエラー出力して処理を終了する。そうでない場合(ステップS1365においてNO)、制御装置101は、制御をステップS1410に切り替える。
以上のようにして、第3の実施の形態に係る画像形成装置100では、制御装置101が第1クリーナーブラシ44および第2クリーナーブラシ45の双方の寿命が到来したと判定した場合、制御装置101は、単色画像のみ画像形成を実行するように画像形成部90を制御する。このようにすることで、クリーニングユニット43の寿命をさらに延ばすことが可能となる。
<第4の実施の形態>
[概要]
第4の実施の形態では、第1クリーナーブラシ44または第2クリーナーブラシ45のいずれか一方に寿命が到来したと判定された場合、他方に印加するバイアス電圧の印加回数をさらに判定する点で、第1の実施の形態と異なる。本実施形態に係る画像形成装置は、前述の実施の形態に係る画像形成装置100が備える構成と同様の構成によって実現される。したがって、それらの構成の説明は繰り返さない。
図15~図18を参照して、バイアス印加回数判定の処理手順を説明する。図15は第4の実施の形態に係る寿命判定の処理手順を示すフロー図である。図16~図18は、バイアス印加回数判定の処理手順を示すフローチャートである。これらの処理は、たとえば制御装置101のCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。
図15に示すように、第4の実施の形態における寿命判定処理では、制御装置101は、1つのクリーナブラシについてマイナス電圧とプラス電圧とをそれぞれ印加して、モニター電圧を測定する。すなわち、ステップS1510~ステップS1540、およびステップS1550~ステップS1580は、図4において説明したステップS410~ステップS440と同様の処理である。よってこれらの説明は繰り返さない。制御装置101は、制御をステップS1590へ切り替える。
ステップS1590において、制御装置101は、マイナス極性のバイアス電圧を印加して取得した平均化したモニター電圧(ステップS1540にて取得)と、プラス極性のバイアス電圧を印加して取得した平均化したモニター電圧(ステップS1580にて取得)とを比較し、モニター電圧の絶対値が大きい方と図19に示す閾値情報351とを用いて寿命を判定する。
図19は、第4の実施の形態において用いられる閾値情報351を示す。図19に示すように、閾値情報351は、「通常寿命」の閾値の他に、「2回印加閾値」を含む。ステップS1590では、「通常寿命」の閾値が利用される。「2回印加閾値」は、後述するステップS1720,1740,1760,1780で利用される。ステップS1590の処理を行った後、制御装置101は、寿命判定処理を終了する。
図16を参照して、バイアス印加回数判定の処理手順を説明する。ステップS1610において、制御装置101は、上述した寿命判定処理(ステップS1510~ステップS1590)を第1クリーナーブラシ44に対して行う。制御装置101は、制御をステップS1620に切り替える。
ステップS1620において、制御装置101は、上述した寿命判定処理(ステップS1510~ステップS1590)を第2クリーナーブラシ45に対して行う。制御装置101は、制御をステップS1630に切り替える。
ステップS1630~ステップS1710の処理は、図8におけるステップS830~ステップS910の処理と同様のため、それらの処理の説明は繰り返さない。制御装置101は、ステップS1660の後、制御をステップS1720(図17)に切り替える。
ステップS1720において、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45について、マイナスバイアス印加時の平均化したモニター電圧値(ステップS1540にて取得)と、閾値情報351の2回印加閾値とを比較する。2回印加閾値(図19)とは、クリーナーブラシの状態が、トナーTを転写ベルト30から除去するためにバイアス電圧を2回印加される必要がある状態であるか否かを判定する閾値である。制御装置101は、モニター電圧値が2回印加閾値以上であると判断した場合(ステップS1720においてYES)、制御をステップS1730に切り替える。そうでない場合(ステップS1720においてNO)、制御装置101は、制御をステップS1740に切り替える。
ステップS1730において、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45にマイナス極性のバイアス電圧を印加する。制御装置101は、制御をステップS1740に切り替える。
ステップS1740において、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45について、プラスバイアス印加時の平均化したモニター電圧値(ステップS1580にて取得)と、閾値情報351の2回印加閾値とを比較する。制御装置101は、モニター電圧値が2回印加閾値以上の場合(ステップS1740においてYES)、制御をステップS1750に切り替える。そうでない場合(ステップS1740においてNO)、制御装置101は、処理を終了する。
ステップS1750において、制御装置101は、第2クリーナーブラシ45にプラス極性のバイアス電圧を印加する。制御装置101は、処理を終了する。
一方、制御装置101は、ステップS1700の後、制御をステップS1760(図18)に切り替える。ステップS1760において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44について、マイナスバイアス印加時の平均化したモニター電圧値(ステップS1540にて取得)と、閾値情報351の2回印加閾値(図19)とを比較する。制御装置101は、モニター電圧値が2回印加閾値以上であると判断した場合(ステップS1760においてYES)、制御をステップS1770に切り替える。そうでない場合(ステップS1760においてNO)、制御装置101は、制御をステップS1780に切り替える。
ステップS1770において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44にマイナス極性のバイアス電圧を印加する。制御装置101は、制御をステップS1780に切り替える。
ステップS1780において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44について、プラスバイアス印加時の平均化したモニター電圧値(ステップS1580にて取得)と、閾値情報351の2回印加閾値とを比較する。制御装置101は、モニター電圧値が2回印加閾値以上であると判断した場合(ステップS1780においてYES)、制御をステップS1790に切り替える。そうでない場合(ステップS1780においてNO)、制御装置101は、処理を終了する。
ステップS1790において、制御装置101は、第1クリーナーブラシ44にプラス極性のバイアス電圧を印加する。制御装置101は、処理を終了する。
以上のようにして、第4の実施の形態に係る画像形成装置100では、第1クリーナーブラシ44または第2クリーナーブラシ45のいずれか一方に寿命が到来したと判定された場合、制御装置101は、他方における印加電圧の切替回数を判定し、その判定結果に応じた回数、印加電圧を切り替える。このようにすることで、より確実に転写ベルト30上のトナーTを除去することができる。
<他の実施の形態>
本開示に係る技術的思想の適用範囲は、上記の各実施の形態に限定されない。たとえば、第1クリーナーブラシ44と第2クリーナーブラシ45とのいずれか一方について、制御装置101は、寿命が到来したかどうかを判定し、当該一方に寿命が到来したと判定した場合に、寿命が到来したと判定されていない他方に、トナーと同極性および逆極性のバイアス電圧を互いに切り替えて印加するように構成されてもよい。このようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 感光体、11 帯電装置、13 露光装置、14 現像器、15C,15K,15M,15Y トナーボトル、17,43 クリーニングユニット、18 トナーセンサ、19 センサー、20 スキャナー、21 カバー、22 用紙台、23,49 トレー、25 プリンター、30 転写ベルト、31 一次転写ローラー、32 転写駆動機、33 二次転写ローラー、35 トナー像、37A,37C カセット、38 従動ローラー、39 駆動ローラー、40 タイミングローラー、41 搬送経路、44 第1クリーナーブラシ、45 第2クリーナーブラシ、46 第1回収ローラー、47 第2回収ローラー、48 バイアス印加電源、60 定着器、90,90C,90K,90M,90Y 画像形成部、100 画像形成装置、101 制御装置、102 ROM、103 RAM、104 ネットワークインターフェイス、105 操作パネル、120 記憶装置、122 プログラム。

Claims (12)

  1. トナー像を担持するように構成された像担持体と、
    前記像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットと、
    前記クリーニングユニットを制御するように構成された制御装置とを備え、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシを含み、
    前記制御装置は、
    前記第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加し、
    前記第1および第2クリーナーブラシのそれぞれについて、寿命が到来したか否かを判定するように構成されており、
    前記判定の結果に基づいて、前記第1および第2クリーナーブラシに印加するバイアス電圧の極性を決定するように構成されている、画像形成装置。
  2. トナー像を担持するように構成された像担持体と、
    前記像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットと、
    前記クリーニングユニットを制御するように構成された制御装置とを備え、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシを含み、
    前記制御装置は、
    前記第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加し、
    前記第1および第2クリーナーブラシのそれぞれについて、寿命が到来したか否かを判定するように構成されており、
    前記第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方に寿命が到来したことを判定した場合、前記寿命が到来したと判定されていない他方に、前記トナーと同極性および逆極性のバイアス電圧を互いに切り替えて印加するように構成されている、画像形成装置。
  3. 前記切り替えのタイミングは、前記像担持体上のトナーが前記他方によって当該像担持体上から除去され得る領域を通過したタイミングを含む、請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、前記バイアス電圧を印加したときの当該第1および第2クリーナーブラシの電圧情報または電流情報に基づいて、前記バイアス電圧を印加する回数を決定するように構成されている、請求項またはに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方に寿命が到来したと判定した場合、前記一方に、前記第1および第2クリーナーブラシの内の他方と同極性のバイアス電圧を印加するように構成されている、請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、前記第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方に寿命が到来したと判定した場合、前記一方に、前記第1および第2クリーナーブラシの内の他方と逆極性のバイアス電圧を印加するように構成されている、請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. トナー像を担持するように構成された像担持体と、
    前記像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットと、
    前記クリーニングユニットを制御するように構成された制御装置と
    記録媒体上にトナー像による画像を形成するように構成された画像形成部とを備え、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシを含み、
    前記制御装置は、
    前記第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加し、
    前記第1および第2クリーナーブラシのそれぞれについて、寿命が到来したか否かを判定するように構成されており、
    前記画像形成部は、前記制御装置が前記第1および第2クリーナーブラシの双方の寿命が到来したと判定した場合、単色の前記画像のみ画像形成を実行するように構成されている、画像形成装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記第1クリーナーブラシに前記バイアス電圧を印加したときの前記第1クリーナーブラシの電圧情報または電流情報に基づいて、前記第1クリーナーブラシの寿命が到来したか否かを判定し、
    前記第2クリーナーブラシに前記バイアス電圧を印加したときの前記第2クリーナーブラシの電圧情報または電流情報に基づいて、前記第2クリーナーブラシの寿命が到来したか否かを判定するように構成されている、請求項1~7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記制御装置は、前記第1および第2クリーナーブラシのいずれにも寿命が到来していないことを判定した場合、前記第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加するように構成されている、請求項1~のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. トナー像を担持するように構成された像担持体と、
    前記像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットと、
    前記クリーニングユニットを制御するように構成された制御装置とを備え、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシとを含み、
    前記制御装置は、
    前記第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加し、
    前記第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方について、寿命が到来したか否かを判定し、
    前記制御装置は、さらに、前記一方に寿命が到来したことを判定した場合、前記寿命が到来したと判定されていない他方に、前記トナーと同極性および逆極性のバイアス電圧を互いに切り替えて印加するように構成されている、画像形成装置。
  11. 画像形成装置に備えられた像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットの制御方法であって、
    前記クリーニングユニットは、前記像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシとを含み、
    前記制御方法は、
    前記第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加するステップと、
    前記第1および第2クリーナーブラシのそれぞれについて、寿命が到来したか否かを判定するステップと
    前記判定の結果に基づいて、前記第1および第2クリーナーブラシに印加するバイアス電圧の極性を決定するステップとを含む、クリーニングユニットの制御方法。
  12. 画像形成装置に備えられた像担持体上のトナーを回収するように構成されたクリーニングユニットの制御方法であって、
    前記クリーニングユニットは、前記像担持体上からトナーを除去するように構成された第1クリーナーブラシおよび第2クリーナーブラシとを含み、
    前記制御方法は、
    前記第1および第2クリーナーブラシに互いに逆極性のバイアス電圧を印加するステップと、
    前記第1および第2クリーナーブラシのそれぞれについて、寿命が到来したか否かを判定するステップと
    前記第1および第2クリーナーブラシのいずれか一方に寿命が到来したことを判定した場合、前記寿命が到来したと判定されていない他方に、前記トナーと同極性および逆極性のバイアス電圧を互いに切り替えて印加するステップとを含む、クリーニングユニットの制御方法。
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