JP7026751B1 - 燃料噴射装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、噴射燃料量のばらつきが少なく、安定した燃料噴射の行うことができる燃料噴射装置を得ることを目的とする。
また、噴孔の中心軸の方向に、噴孔の径方向内側の噴孔の出口の位置が、径方向外側の噴孔の出口の位置よりも下流側に設けられているので、エアの導入を促進しつつ燃料流が径方向内側の噴孔の内面壁に強く押付けられ液膜が薄くなり、噴射燃料の微粒化が向上する。
図1は本実施例に係わる燃料噴射装置を示す断面図である。図1において、燃料噴射装置1は、外部より電流を供給されて磁気吸引力を発生するソレノイド装置2、ソレノイド装置2の内部に設けられた磁性体よりなるコア3、コア3の内部に配置されたスプリング4、ソレノイド装置2の内周に配置されているホルダ5、ホルダ5の内部に配置されて往復動作可動なニードル6、ニードル6の構成部品で磁性材よりなるアマチュア61、アマチュア61に結合されているパイプ62、パイプ62に結合されている球状の弁体63、弁体63と当接する弁座部7aを有するバルブシート7、バルブシート7に結合されたプレート8よりなる。これらの構成部品は燃料噴射装置1の可動部の中心軸Cに対して軸対称に配置されている。以降の説明においては、この中心軸Cに対して、径方向の内側または外側、軸方向という表現で、方向を示す。
ソレノイド装置2へ通電されて磁界が発生すると、アマチュア61に電磁力が作用してニードル6はコア3側に吸引される。ニードル6は、アマチュア61のアマチュア摺動部61aと、弁体63の弁体摺動部63aでガイドされて軸方向に移動する。本実施の形態ではホルダ5内周と面するアマチュア61の外周部がアマチュア摺動部61aとなっている。また、バルブシート7は、弁体63を包むように円柱状の内周面を有し、この面と接する弁体63の外周部が弁体摺動部63aとなっている。ニードル6のコア3側への軸方向の可動限界は、アマチュア61がコア3に当接する位置となっている。
燃料は、ソレノイド装置2が制御装置からの動作信号を受けて燃料噴射装置1の中心軸Cに沿ってニードル6をスライドさせ、弁体63を弁座部7aから引き離すことにより噴孔9から噴射される。燃料は、燃料噴射装置1の上流の入口部13から入り、スプリング4、パイプ62を経て、弁体63の弁体面取り部63bとバルブシート7の間を通って、プレート8に設けられた噴孔9から中心軸Cの径方向外側に広がった方向に噴射される。また、制御装置からの動作信号が停止し、ソレノイド装置2の磁力がなくなってニードル6がスプリング4によってスライドし、弁体63を弁座部7aに密着させることにより、燃料噴射が停止する。
また、凹部10は下流に連続的に滑らかに広がる側面10bをもつ軸対称形状に形成されており、凹部10の立体形状10cによって噴孔9の出口部は切り取られ、凹部10の内部に開口している。噴孔9の径方向内側の内面と、当該内面と接する凹部10の面との角度θが120度以下に形成されている。このように噴孔9と凹部10との角度θを形成することで、燃料噴射時に燃料噴射流11bが凹部10の径方向外側の側面に回り込むような回り込み流れ11cを防ぐことができる。このため定常噴射状態で、燃料11は噴孔9の内壁面から凹部10の側面に回り込まずに噴孔9の出口から正常に燃料噴射流11bとして噴射され、燃料噴射流11bは噴孔9の傾斜角によって設計された噴射方向にコントロールされる。
実施の形態2では、実施の形態1と異なる部分について説明する。図5は実施の形態2に係わる燃料噴射装置1の噴孔9の周辺を示す模式図である。図において、凹部10は底面10aを有し、側面10bは底面から下流に向けて広がるテーパ面であり、底面10aと側面10bとはラウンド形状により接続されている。凹部10の底面10aは実施の形態1よりやや径方向外側に移動し、凹部10によって切り取られた噴孔9の出口のうちで噴孔軸9cより内径側は凹部10の側面のみにより切り取られている。弁体63の中心軸Cの軸方向に対し、凹部10の側面10bの傾斜角θbは噴孔9の傾斜角θaより大きくなっている。
また前記凹部10の傾斜角θbを噴孔9の傾斜角θaより大きくしたので、噴孔9からの燃料噴射流11bと凹部10の側面とが干渉することを防止できる。
実施の形態3について、実施の形態1および実施の形態2と異なる点のみを説明する。図6は、実施の形態3に係わる燃料噴射装置1の噴孔9の周辺を示す模式図である。実施の形態3においては、噴孔軸9cから径方向外側の噴孔9の出口と凹部10との接続位置10eを上流側に持ち上げられた形状としている。実施の形態2の図5に示したように凹部10の側面10b形状をテーパ形状とすると、円筒形状である噴孔9と凹部10との接続位置10eが下流側に湾曲してしまう。特に噴孔軸9cの付近で下流側への湾曲が大きくなるので、定常噴射時に主にエア12を導入する噴孔9の径方向外側から噴孔軸9c付近までの噴孔長が比較的長くなり、エア導入量が減少してしまっていた。実施の形態3では、図6に示すように凹部10の形状を平面状の底面10aと下流側に連続して広がるお椀形状の曲面からなる側面10bを持っているものである。このような凹部10の形状とすることで噴孔軸9cから径方向外側の噴孔9の出口までの、噴孔9の出口と凹部10との接続位置10eの径方向内側と径方向外側を結んだライン10fに対して上流側に湾曲することになり、ライン10fより噴孔長の短い部分10gができてエア12の流入量が増え、噴孔9の径方向外側の入口部9dでの剥離領域12aを大きくすることができる。これにより、液膜がさらに薄くなり、噴射燃料の微粒化が向上する。
Claims (9)
- 制御装置からの動作信号を受けて中心軸の上をスライドさせるように構成された弁体と、
前記弁体の先端部と密着する弁座部に前記中心軸に対して放射状に複数設けられた噴孔と、を備え、
前記弁体をスライドさせることによって前記噴孔から燃料を噴射する燃料噴射装置であって、
前記噴孔は前記燃料の流れの下流側に向かって前記中心軸に対して軸方向外側に傾斜し、
前記噴孔の出口には下流側に向かって連続して滑らかに広がる開口面を有する凹部が設けられ、
前記噴孔の径方向内側の噴孔長よりも径方向外側の噴孔長が短く形成されており、
前記噴孔の中心軸の方向に、噴孔の径方向内側の噴孔の出口の位置が、径方向外側の噴孔の出口の位置よりも下流側にあることを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記噴孔および前記凹部は、前記弁座部に設けられたプレートで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
- 前記凹部は、軸対称の形状を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置。
- 前記噴孔の径方向内側の内面と、当該内面と接する前記凹部の面との角度が120度以下に形成されていること特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料噴射装置。
- 前記噴孔の出口は、前記凹部の内側に開口していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の燃料噴射装置。
- 前記凹部は、球面状の底面と下流側に広がる側面とから形成されており、前記底面と前記側面との接続部に段差がない形状を有していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の燃料噴射装置。
- 前記凹部は、平面状の底面と下流側に広がるテーパ面とから形成されており、前記底面と前記テーパ面との接続部はラウンド形状を有していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の燃料噴射装置。
- 前記テーパ面の前記中心軸の軸方向に対する傾斜角は、前記噴孔の前記軸方向に対する傾斜角よりも大きくしたことを特徴とする請求項7に記載の燃料噴射装置。
- 前記凹部は、平面状の底面と下流側に広がるお椀形状の曲面とから形成されており、前記噴孔の出口と前記凹部の接続位置が径方向外側で上流側に持ち上げられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の燃料噴射装置。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1054330A (ja) * | 1996-05-22 | 1998-02-24 | Steyr Daimler Puch Ag | 内燃機関用燃料噴射ノズル |
JP2003506626A (ja) * | 1999-08-11 | 2003-02-18 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 燃料噴射弁及び、弁の吐出開口を製造するための方法 |
JP2007292081A (ja) * | 2007-08-17 | 2007-11-08 | Hitachi Ltd | 燃料噴射弁 |
JP2011074778A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Mitsubishi Electric Corp | 燃料噴射弁 |
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