JP7026550B2 - 熱供給システムの検査方法 - Google Patents
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Description
熱媒体が流れる熱媒体循環路とを備え、
熱を消費する熱消費端末に対して、前記熱媒体循環路を介して熱媒体を供給できるように構成されている熱供給システムの検査方法であって、
前記熱供給システムにおいて、前記熱媒体循環路は、前記熱消費端末を経由させずに熱媒体を循環させることができる共通流路部分と、当該共通流路部分から前記熱消費端末に向けて分岐し、途中に熱動弁が設けられる熱供給流路部分とを有し、
前記熱動弁を閉じ且つ前記熱源機を加熱動作させない状態で前記共通流路部分を所定期間だけ循環した熱媒体の温度である加熱前温度を測定する加熱前温度測定工程と、
前記熱動弁が正常に閉じられていた場合に前記熱媒体循環路を循環する熱媒体の量である理論熱媒体量の熱媒体を、前記熱源機を基準出力で加熱動作させることで加熱したと仮定した場合に、循環中の熱媒体が前記熱源機へ帰還する部位での熱媒体の温度が前記加熱前温度から所定の目標温度へ上昇するのに要すると推定される推定所要時間を算出する推定所要時間算出工程と、
前記熱動弁を閉じ且つ前記熱源機を基準出力で加熱動作させた状態で前記共通流路部分に熱媒体を循環させて、循環中の熱媒体が前記熱源機に帰還する部位での熱媒体の温度が前記加熱前温度から前記目標温度に達するまでの実所要時間を測定する実所要時間測定工程と、
前記推定所要時間と前記実所要時間との対比結果に基づいて、前記熱動弁が正常に閉じているか否かを判定する弁動作検証工程とを有する点にある。
従って、熱動弁の故障を適切に検出可能な熱供給システムの検査方法を提供できる。
前記加熱前温度及び前記目標温度及び前記基準出力及び前記実所要時間に基づいて、前記実所要時間測定工程を行ったときに循環していたと推定される推定熱媒体量を算出する推定熱媒体量算出工程と、
複数の前記熱動弁のそれぞれの開閉状態の組み合わせと当該開閉状態の組み合わせ毎での前記熱媒体循環路を循環する熱媒体の量である理論熱媒体量との関係に基づいて、前記推定熱媒体量の熱媒が前記熱媒体循環路を循環している場合での複数の前記熱動弁のそれぞれの開閉状態を特定する開閉状態特定工程とを有する点にある。
図1は、熱供給システムの構成を示す図である。図示するように、熱供給システムは、熱媒体を加熱する熱源機1と、熱媒体が流れる熱媒体循環路10とを備え、熱を消費する熱消費端末Hに対して、熱媒体循環路10を介して熱媒体を供給できるように構成されている。本実施形態の熱供給システムには、熱消費端末Hとして、高温熱消費端末H1と低温熱消費端末H2とが設けられ、熱動弁Vとして、高温側熱動弁V1と低温側熱動弁V2とがそれぞれの熱消費端末Hに対応して設けられる。つまり、本実施形態で説明する熱媒体循環路10は、複数の熱消費端末Hを経由させずに熱媒体を循環させることができる共通流路部分11と、当該共通流路部分11から複数の熱消費端末Hのそれぞれに向けて分岐し、熱動弁Vがそれぞれ設けられる複数の熱供給流路部分15とを有している。
図2は、高温側熱動弁V1が閉じており且つ低温側熱動弁V2が閉じている場合での熱媒体の循環状態を示す図である。この場合、高温側熱動弁V1が閉じているため、高温側熱供給流路部分12及び高温熱消費端末H1には熱媒体は流れない。同様に、低温側熱動弁V2が閉じているため、低温側熱供給流路部分13及び低温熱消費端末H2には熱媒体は流れない。
図5は弁動作検証処理を説明するフローチャートである。本実施形態の熱供給システムの検査方法は、図5に示す加熱前温度測定工程と推定所要時間算出工程と実所要時間測定工程と弁動作検証工程とを有する。
<1>
上記実施形態では、本発明の熱供給システムの検査方法について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、熱供給システムから高温熱消費端末H1及び低温熱消費端末H2という2つの熱消費端末Hに熱媒体を供給する例を説明したが、3つ以上の熱消費端末Hに対して熱媒体を供給するような熱供給システムであっても構わない。
また、熱媒体循環路10の構成や熱媒体循環路10の途中に設けられる機器の種類や数なども、上記実施形態で説明したものから適宜変更可能である。
上記実施形態では、高温側熱動弁V1及び低温側熱動弁V2の両方を閉じた状態で、それらの熱動弁が正常に動作しているか否かを判定する方法について説明したが、何れかの熱動弁を開いた状態で、閉じた方の熱動弁が正常に動作しているか否かを判定してもよい。例えば、高温側熱動弁V1を開いた状態及び低温側熱動弁V2を閉じた状態にして、その低温側熱動弁V2が正常に閉じられているか否かを判定してもよい。つまり、少なくとも一つの熱動弁を閉じた状態にして、その熱動弁が正常に閉じられているか否かを判定してもよい。
上記実施形態では、弁動作検証工程において、推定所要時間と実所要時間とを対比する例を説明したが、それとは別の対比結果に基づいて熱動弁Vが正常に閉じているか否かを判定してもよい。
例えば、制御装置Cは、熱供給システムの検査方法として、熱動弁Vを閉じ且つ熱源機1を加熱動作させない状態で共通流路部分11を所定期間だけ循環した熱媒体の温度である加熱前温度を温度センサT1を用いて測定する加熱前温度測定工程と、熱動弁Vを閉じ且つ熱源機1を基準出力で加熱動作させた状態で共通流路部分11に熱媒体を循環させて、循環中の熱媒体が熱源機1に帰還する部位で温度センサT1によって測定される熱媒体の温度が目標温度に達するまでの実所要時間を測定する実所要時間測定工程と、加熱前温度及び目標温度及び基準出力及び実所要時間に基づいて、実所要時間測定工程を行ったときに循環していたと推定される推定熱媒体量を算出する推定熱媒体量算出工程と、熱動弁Vが正常に閉じられる場合に実所要時間測定工程で循環する理論熱媒体量と、上記推定熱媒体量との対比結果に基づいて、熱動弁Vが正常に閉じているか否かを判定する弁動作検証工程とを有していてもよい。例えば、弁動作検証工程では、推定熱媒体量算出工程で算出した推定熱媒体量と最も値の近い理論熱媒体量を例えば表1から選択し、その選択した理論熱媒体量に対応する複数の熱動弁Vのそれぞれの開閉状態の組み合わせを決定する。その結果、どの熱動弁が正常に閉じられているか否かを判定できる。
上記実施形態(別実施形態を含む)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
2 燃焼室
3 燃焼器
4 ガス供給路
5 ブロア
6 暖房タンク
7 ポンプ
8 分岐部
9 分岐部
10 熱媒体循環路
11 共通流路部分
12 高温側熱供給流路部分(熱供給流路部分 15)
13 低温側熱供給流路部分(熱供給流路部分 15)
14 帰還流路部分(熱供給流路部分 15)
16 合流部
17 合流部
C 制御装置
M 記憶装置
H1 高温熱消費端末(熱消費端末 H)
H2 低温熱消費端末(熱消費端末 H)
V1 高温側熱動弁(熱動弁 V)
V2 低温側熱動弁(熱動弁 V)
Claims (3)
- 熱媒体を加熱する熱源機と、
熱媒体が流れる熱媒体循環路とを備え、
熱を消費する熱消費端末に対して、前記熱媒体循環路を介して熱媒体を供給できるように構成されている熱供給システムの検査方法であって、
前記熱供給システムにおいて、前記熱媒体循環路は、前記熱消費端末を経由させずに熱媒体を循環させることができる共通流路部分と、当該共通流路部分から前記熱消費端末に向けて分岐し、途中に熱動弁が設けられる熱供給流路部分とを有し、
前記熱動弁を閉じ且つ前記熱源機を加熱動作させない状態で前記共通流路部分を所定期間だけ循環した熱媒体の温度である加熱前温度を測定する加熱前温度測定工程と、
前記熱動弁が正常に閉じられていた場合に前記熱媒体循環路を循環する熱媒体の量である理論熱媒体量の熱媒体を、前記熱源機を基準出力で加熱動作させることで加熱したと仮定した場合に、循環中の熱媒体が前記熱源機へ帰還する部位での熱媒体の温度が前記加熱前温度から所定の目標温度へ上昇するのに要すると推定される推定所要時間を算出する推定所要時間算出工程と、
前記熱動弁を閉じ且つ前記熱源機を基準出力で加熱動作させた状態で前記共通流路部分に熱媒体を循環させて、循環中の熱媒体が前記熱源機に帰還する部位での熱媒体の温度が前記加熱前温度から前記目標温度に達するまでの実所要時間を測定する実所要時間測定工程と、
前記推定所要時間と前記実所要時間との対比結果に基づいて、前記熱動弁が正常に閉じているか否かを判定する弁動作検証工程とを有する熱供給システムの検査方法。 - 前記推定所要時間算出工程において、前記理論熱媒体量と前記目標温度及び前記加熱前温度の温度差との積を、前記熱源機の前記基準出力で除算した値を、前記推定所要時間として算出する請求項1に記載の熱供給システムの検査方法。
- 前記熱供給システムにおいて、前記熱媒体循環路は、複数の前記熱消費端末を経由させずに熱媒体を循環させることができる前記共通流路部分と、当該共通流路部分から複数の前記熱消費端末のそれぞれに向けて分岐し、前記熱動弁がそれぞれ設けられる複数の熱供給流路部分とを有し、
前記加熱前温度及び前記目標温度及び前記基準出力及び前記実所要時間に基づいて、前記実所要時間測定工程を行ったときに循環していたと推定される推定熱媒体量を算出する推定熱媒体量算出工程と、
複数の前記熱動弁のそれぞれの開閉状態の組み合わせと当該開閉状態の組み合わせ毎での前記熱媒体循環路を循環する熱媒体の量である理論熱媒体量との関係に基づいて、前記推定熱媒体量の熱媒が前記熱媒体循環路を循環している場合での複数の前記熱動弁のそれぞれの開閉状態を特定する開閉状態特定工程とを有する請求項1又は2に記載の熱供給システムの検査方法。
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