JP7024434B2 - カウルブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロントサスペンションタワーとカウルとを接続するカウルブラケットの構造に関する。
車両前突時に車体前方で衝突荷重を受けることができるように、フロントサスペンションタワーとカウルとを接続すると共に、悪路走行の際のカウルの損傷を抑制する構造が提案されている。例えば、特許文献1には、衝突荷重を伝達する荷重伝達部材をサスペンションタワーに接続し、荷重伝達部材よりも容易に変形する連結部材を介して荷重伝達部材とカウルとを接続し、連結部材の弾性変形により悪路走行の際の振動を吸収することにより、カウルの損傷を抑制しつつ衝突荷重をカウルに伝達する構造が提案されている。
特開2009-227048号公報
しかし、特許文献1に記載された構成では、連結部材の弾性変形量が少なく、悪路走行の際の振動荷重が連結部材のフランジとカウルとのスポット溶接部にダイレクトに入力され、スポット溶接部が剥がれてしまう場合があった。
そこで、本発明は、フロントサスペンションタワーとカウルとを接続するカウルブラケットにおいて、悪路走行の際のカウルとの接続点の損傷を抑制することを目的とする。
本発明のカウルブラケットは、車両のフロントサスペンションタワーに接続されて車両後方側に延び、前記フロントサスペンションタワーの車両後方側で車両幅方向に延びるカウルに接続されるカウルブラケットであって、車両上下方向上側の上板と、前記上板の両側端から車両上下方向下側に向かって立設する2つの縦板と前記縦板の下端から車両幅方向に延びる下フランジとで構成されるハット形断面の長手部材であるブラケット本体と、前記ブラケット本体の車両後方側端部に設けられてカウルに接続される後側フランジと、を含み、前記ブラケット本体は、前記上板の車両後方側端の中央部分に切欠きが設けられ、前記後側フランジは、前記縦板と、前記上板の切欠きが設けられた中央部分以外の部分とに、二股状に設けられていること、を特徴とする。
カウルブラケットによってフロントサスペンションタワーとカウルとを二股状に接続することにより、フロントサスペンションタワーに作用する衝突荷重をカウルに伝達することができ、且つ、上板に切欠きを設け、この部分にフランジを設けないことにより、カウルとの接続部分の柔軟性を確保し、悪路走行の際のカウルとの接続点の損傷を抑制することができる。
本発明は、フロントサスペンションタワーとカウルとを接続するカウルブラケットにおいて、悪路走行の際のカウルとの接続点の損傷を抑制することができる。
実施形態のカウルブラケットを含む車両前部構造の斜視図である。 実施形態のカウルブラケットの斜視図と各部の断面図である。
以下、図面を参照しながら実施形態のカウルブラケット50について説明する。最初に、図1を参照しながらカウルブラケット50を含む車両前部構造10について説明する。なお、図1、図2に記載の左右は、車両の後方から前方を見た際の左右である。
図1に示すように、車両前部構造10は、エンジン或いは車両駆動用のモータ等を収容するコンパートメント12の内部に配置されるフロントサイドメンバ20と、フロントサスペンションタワー40と、アッパメンバ45と、コンパートメント12と車室15とを仕切るダッシュパネル30、カウル35と、フロントサスペンションタワー40とカウル35とを接続するカウルブラケット50とを含んでいる。なお、図1は、車両左側のフロントサスペンションタワー40を含む車両前部構造10を示すが、車両右側の車両前部構造10は図1に示す車両左側と左右対称である。
フロントサイドメンバ20は、コンパートメント12の内部で車両幅方向両側に配置されて車両前後方向に延びる強度部材である。フロントサイドメンバ20には、エンジン或いは車両駆動用のモータ等が搭載される。また、アッパメンバ45は、フロントサイドメンバ20よりも車両上方の車両幅方向両側に配置されて車両前後方向に延びる強度部材である。アッパメンバ45の車両後端は、図示しないフロントピラーに接続されている。
フロントサスペンションタワー40は、コンパートメント12の内部で、フロントサイドメンバ20とアッパメンバ45との間に設けられる前部車輪の懸架装置を収容する円筒状の部材である。フロントサスペンションタワー40は、前部車輪の懸架装置が収納される円筒部42と、円筒部42の前方に接続されて前部車輪の前半分の上側をカバーするエプロン43と、円筒部42とダッシュパネル30との間に取り付けられて前部車輪の後半分の上側をカバーするホイールハウス44とを有している。エプロン43、ホイールハウス44は、板状の金属部材をプレス成型したものである。円筒部42、エプロン43、ホイールハウス44の下端部はフロントサイドメンバ20の上部にスポット溶接等によって締結されている。また、円筒部42の上端41はアッパメンバ45に締結されている。
ダッシュパネル30とカウル35とは、フロントサスペンションタワー40の車両後方側で車両幅方向に延びてコンパートメント12と車室15とを仕切る部材である。ダッシュパネル30は板状の部材であり、ダッシュパネル30のコンパートメント12の側には、フロントサイドメンバ20、ホイールハウス44が接続されている。カウル35は、ダッシュパネル30の車両上下方向上側に接続されるL字形の部材であり、水平に配置された横パネル35aと、垂直に配置された縦パネル35bとで構成される。
カウルブラケット50は、前端がフロントサスペンションタワー40の上端41に接続されて車両後方側に延び、後端がカウル35の縦パネル35bに接続される長手部材である。
図2に示すように、カウルブラケット50は、ブラケット本体51と、前側フランジ56と、後側フランジ60とで構成される。図2(a)は、カウルブラケット50の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示すA-A断面、つまり、ブラケット本体51のカウル側の断面を示す断面図であり、図2(c)は、図2(a)に示すB-B断面、つまり、ブラケット本体51のサスペンションタワー側の断面を示す断面図であり、図2(d)は、図2(a)に示すC-C断面、つまり、カウルブラケット50の中央の車両前後方向の断面を示す断面図である。
図2(a)から図2(c)に示すように、ブラケット本体51は、車両上下方向上側の上板52と、上板52の両側端から車両上下方向下側に向かって立設する2つの縦板53とで構成されるハット形断面の長手部材である。図2(b)から図2(d)に示すように、縦板53の高さはカウル35の側からフロントサスペンションタワー40の側に向かって低くなっている。上板52の車両後方側端の中央部分54には切欠き55が設けられている。
前側フランジ56は、ブラケット本体51の車両前方部分から車両前方に向かって張り出している板状の部材である。前側フランジ56は、下面がフロントサスペンションタワー40の上端41の面に沿うように張り出しており、複数のスポット溶接点57aが設けられている。
後側フランジ60は、ブラケット本体51の車両後方側端部において、縦板53の車両後方側端から車両幅方向に張り出すと共に、上板52の切欠き55が設けられた中央部分54以外の車両後方側端の部分、つまり、切欠き55の両側の上板52の車両後方側端から車両上下方向に二股状に張り出している。図2(a)に示すように、切欠き55の設けられている中央部分54には後側フランジ60が設けられていないので、左右の後側フランジ60はつながっておらず、それぞれが独立している。左右の後側フランジ60にはそれぞれ複数のスポット溶接点61aが設けられている。
カウルブラケット50の前側フランジ56は、下面がフロントサスペンションタワー40の上端41の面に接するように位置決めされ、複数のスポット溶接点57aでフロントサスペンションタワー40の上端41にスポット溶接される。スポット溶接された箇所はスポット溶接部57となる。スポット溶接部57は、カウルブラケット50とフロントサスペンションタワー40との接続点である。また、後側フランジ60は、車両後方側の面がカウル35の縦パネル35bの車両前方側の面に接するように位置決めされ、複数のスポット溶接点61aで縦パネル35bにスポット溶接される。スポット溶接された箇所はスポット溶接部61となる。スポット溶接部61は、カウルブラケット50とカウル35との接続点である。
前突による衝突荷重は、車両前方の図示しないクラッシュボックスからフロントサイドメンバ20、フロントサスペンションタワー40に入力され、フロントサスペンションタワー40を車両後方に移動させる。フロントサスペンションタワー40が車両後方に移動すると、衝突荷重は、フロントサスペンションタワー40からカウル35に伝達される。このように、カウルブラケット50は、フロントサスペンションタワー40に入力される衝突荷重をカウル35に伝達することができる。
また、悪路走行の際には、フロントサスペンションタワー40から上下方向、前後方向、左右方向、ねじり方向等の様々な方向の振動荷重が入力される。本実施形態のカウルブラケット50は、ブラケット本体51の車両後方側端部に切欠き55を設けると共に、この切欠き55の部分で左右の二股状の後側フランジ60を接続しないようにしている。これにより、ブラケット本体51と、カウル35との接続部分の剛性を低下させてブラケット本体51とカウル35との接続部の柔軟性を確保している。また、上記の構成により、左右の二股状の後側フランジ60とブラケット本体51との接続部分が左右独立に変形することができる。様々な方向の振動荷重が入力された場合には、接続部分の柔軟性により振動荷重を吸収すると共に、左右の二股状の後側フランジ60とブラケット本体51との接続部分が左右独立に変形するので、特定のスポット溶接部61に振動荷重が集中して掛かることを抑制できる。これにより、本実施形態のカウルブラケット50は、悪路走行の際のスポット溶接部61の損傷を抑制することができる。
10 車両前部構造、12 コンパートメント、15 車室、20 フロントサイドメンバ、30 ダッシュパネル、35 カウル、35a 横パネル、35b 縦パネル、40 フロントサスペンションタワー、41 上端、42 円筒部、43 エプロン、44 ホイールハウス、45 アッパメンバ、50 カウルブラケット、51 ブラケット本体、52 上板、53 縦板、54 中央部分、55 切欠き、56 前側フランジ、57,61 スポット溶接部、57a,61a スポット溶接点、60 後側フランジ。

Claims (1)

  1. 車両のフロントサスペンションタワーに接続されて車両後方側に延び、前記フロントサスペンションタワーの車両後方側で車両幅方向に延びるカウルに接続されるカウルブラケットであって、
    車両上下方向上側の上板と、前記上板の両側端から車両上下方向下側に向かって立設する2つの縦板と前記縦板の下端から車両幅方向に延びる下フランジとで構成されるハット形断面の長手部材であるブラケット本体と、
    前記ブラケット本体の車両後方側端部に設けられてカウルに接続される後側フランジと、を含み、
    前記ブラケット本体は、前記上板の車両後方側端の中央部分に切欠きが設けられ、
    前記後側フランジは、前記縦板と、前記上板の切欠きが設けられた中央部分以外の部分とに、二股状に設けられていること、
    を特徴とするカウルブラケット。
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