JP7020821B2 - 硬度成分含有水の処理装置および処理方法 - Google Patents

硬度成分含有水の処理装置および処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、硬度成分含有水の処理装置および処理方法に関する。
排水を減容化する方法として、逆浸透膜を用いて排水を濃縮し、透過水を回収することが行われている。近年では、排水量を削減するニーズがさらに高まり、排水の濃縮倍率をできる限り高めることが行われ、中にはZLD(Zero Liquid Discharge)まで行われている工場等も増えている。
そのため、逆浸透膜の濃縮水をさらに逆浸透膜で処理したり、蒸発濃縮等の方法によって濃縮したりする方法が行われている。このように排水の濃縮倍率が高くなると、その分排水中の硬度成分等によるスケーリングのリスクが高くなる。スケールが発生すると、逆浸透膜が閉塞して透過水量が減少したり、蒸発濃縮の伝熱面がスケールで覆われて伝熱効率が低下したりする。
そこで、逆浸透膜処理の前に排水中の硬度成分を軟化処理等によってできるだけ低減することが望ましい。硬度成分を含む排水を軟化処理する方法として、特許文献1にあるように、排水中の硬度成分を炭酸カルシウムや水酸化マグネシウムとして析出させて固液分離する方法が知られている。排水が硬度成分としてカルシウムを含む場合は、この固液分離した軟化処理水は炭酸カルシウムが飽和しているため、酸を添加して炭酸カルシウムの溶解度を上げ、かつ脱炭酸を行って、後段での炭酸カルシウムの析出を抑制する方法が取られる。
この軟化処理による軟化処理水には、溶解している分の硬度成分が通常は数mg/L~数十mg/L程度残留してしまう。カルシウム硬度成分は炭酸カルシウムとして除去するため、軟化処理水のカルシウム濃度は軟化処理水中に残留している炭酸イオンの濃度によって決まり、炭酸イオン濃度が高ければカルシウム硬度は低くなるが、その分炭酸の注入量が多く必要になってコストがかかる。マグネシウム硬度成分は、水酸化マグネシウムとして除去するため、軟化処理水のマグネシウム濃度はpHによって変わる。pHが11.0以上であれば1mg/L以下までマグネシウム硬度成分を除去できるが、pH10.5になると数mg/L~数十mg/L程度マグネシウム硬度成分が残留する。
このように、逆浸透膜処理の前に排水中の硬度成分を軟化処理によって低減しても、軟化処理水には硬度成分が残留しているため、後段の逆浸透膜による濃縮での濃縮倍率をより高めると、後段でスケーリングするリスクが高くなる。
軟化処理水に残留した硬度成分をさらに除去するために、イオン交換樹脂で処理する方法もあるが、処理コストが増大する。
特許第5906892号公報
本発明の目的は、硬度成分含有水の軟化処理の後、逆浸透膜処理を行う装置および方法において、後段に流出する濃縮水の硬度成分の量を低減することができる、硬度成分含有水の処理装置および処理方法を提供することにある。
本発明は、硬度成分を含む被処理水に、アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つを添加して硬度成分を不溶化するための反応槽と、得られた不溶化物を固液分離する固液分離手段と、得られた固液分離液を逆浸透膜で処理して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理手段と、得られた濃縮水の少なくとも一部を、前記反応槽に前記反応槽内のCaCO 濃度が100mg/L以上となるように返送する返送手段と、を備える、硬度成分含有水の処理装置である。
前記硬度成分含有水の処理装置において、前記濃縮水のイオン濃度を測定するイオン濃度測定手段をさらに備え、その測定値に応じて前記返送手段により返送される前記濃縮水の量を調節することが好ましい。
また、本発明は、硬度成分を含む被処理水に、アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つを添加して硬度成分を不溶化する不溶化工程と、得られた不溶化物を固液分離する固液分離工程と、得られた固液分離液を逆浸透膜で処理して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理工程と、得られた濃縮水の少なくとも一部を、前記アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つが添加される反応槽に前記反応槽内のCaCO 濃度が100mg/L以上となるように返送する返送工程と、を含む、硬度成分含有水の処理方法である。
前記硬度成分含有水の処理方法において、前記濃縮水のイオン濃度を測定し、その測定値に応じて前記返送工程において返送する前記濃縮水の量を調節することが好ましい。
本発明では、硬度成分含有水の軟化処理の後、逆浸透膜処理を行う装置および方法において、後段に流出する濃縮水の硬度成分の量を低減することができる。
本発明の実施形態に係る硬度成分含有水の処理装置の一例を示す概略構成図である。 実施例1で用いた処理装置を示す概略構成図である。 比較例1で用いた処理装置を示す概略構成図である。 実施例2における反応時間(min)に対するCa濃度(mg-CaCO/L)を示すグラフである。 25℃の水のpHに対する炭酸カルシウムの溶解度(mg/L)を示すグラフである。 25℃の水のpHに対するシリカの溶解度(mgSiO/L)を示すグラフである。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る硬度成分含有水の処理装置の一例の概略を図1に示し、その構成について説明する。
硬度成分含有水の処理装置1は、硬度成分を含む被処理水に、アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つを添加して硬度成分を不溶化するための反応槽12と、得られた不溶化物を固液分離する固液分離手段として沈殿槽16と、得られた固液分離液を逆浸透膜で処理して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理手段として、逆浸透膜処理装置20とを備える。硬度成分含有水の処理装置1は、被処理水を貯留するための被処理水槽10と、反応槽12で得られた反応液に高分子凝集剤を添加して凝集反応を行うための高分子反応槽14と、沈殿槽16で得られた固液分離液を貯留するための固液分離液槽18と、をさらに備えてもよい。
図1の硬度成分含有水の処理装置1において、被処理水槽10の出口と反応槽12の被処理水入口とは、ポンプ22を介して配管26により接続されている。反応槽12の出口と高分子反応槽14の入口とは、配管28により接続されている。高分子反応槽14の出口と沈殿槽16の入口とは、配管30により接続されている。沈殿槽16の固液分離液出口と固液分離液槽18の入口とは、配管32により接続されている。沈殿槽16の汚泥出口には、汚泥配管58が接続されている。固液分離液槽18の出口と逆浸透膜処理装置20の入口とは、ポンプ24を介して配管34により接続されている。逆浸透膜処理装置20の透過水出口には、透過水配管36が接続されている。逆浸透膜処理装置20の濃縮水出口と反応槽12の返送水入口とは、得られた濃縮水の少なくとも一部を沈殿槽16の前段に返送する返送手段として返送配管38によりバルブ54を介して接続されている。返送配管38における濃縮水出口とバルブ54との間にはバルブ56を介して濃縮水配管40が接続されている。反応槽12には、炭酸化合物添加手段として炭酸化合物添加配管42と、アルカリ剤添加手段としてアルカリ剤添加配管44とが接続され、撹拌手段として撹拌羽根を備える撹拌装置50が設置されている。高分子反応槽14には、高分子凝集剤添加手段として高分子凝集剤添加配管46が接続され、撹拌手段として撹拌羽根を備える撹拌装置52が設置されている。配管32には、pH調整剤添加手段としてpH調整剤添加配管48が接続されている。
本実施形態に係る硬度成分含有水の処理方法および硬度成分含有水の処理装置1の動作について説明する。
被処理水である硬度成分含有水は、必要に応じて被処理水槽10に貯留され、ポンプ22により配管26を通して反応槽12へ送液される。反応槽12において、硬度成分含有水に、アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つが添加されて硬度成分が不溶化される(不溶化工程)。アルカリ剤は、アルカリ剤添加配管44を通して反応槽12に添加され、炭酸化合物は、炭酸化合物添加配管42を通して反応槽12に添加される。反応槽12では撹拌装置50により反応液が撹拌されてもよい。
不溶化反応は、例えば、以下の式により表される。一時硬度成分であるカルシウム硬度成分は、アルカリ剤として例えば水酸化カルシウム(Ca(OH))を用いて、炭酸カルシウムに不溶化される。または、永久硬度成分であるカルシウム硬度成分は、炭酸化合物として例えば炭酸ナトリウム(NaCO)を用いて、炭酸カルシウムに不溶化される。マグネシウム硬度成分は、アルカリ剤として例えば水酸化ナトリウム(NaOH)を用いて、水酸化マグネシウムに不溶化される。
Ca(HCO + Ca(OH) → 2CaCO↓ +2H
CaCl + NaCO → CaCO↓ +2NaCl
MgCl + 2NaOH → Mg(OH)↓ +2NaCl
不溶化工程で得られた反応液が反応槽12から配管28を通して高分子反応槽14へ送液される。高分子反応槽14において、必要に応じて、反応液に、高分子凝集剤添加配管46を通して高分子凝集剤が添加されて凝集反応が行われる(凝集工程)。高分子反応槽14では撹拌装置52により凝集液が撹拌されてもよい。
凝集工程で得られた凝集液が高分子反応槽14から配管30を通して沈殿槽16へ送液される。沈殿槽16において、得られた不溶化物が自然沈降等により固液分離される(固液分離工程)。
固液分離工程で得られた固液分離液は、沈殿槽16から配管32を通して、必要に応じて固液分離液槽18に送液され、貯留される。配管32において、必要に応じて、pH調整剤添加配管48と通して固液分離液にpH調整剤が添加され、固液分離液のpH調整が行われてもよい(pH調整工程)。pH調整は、固液分離液槽18において行われてもよい。一方、固液分離工程で得られた汚泥は、汚泥配管58を通して排出される。
固液分離液は、ポンプ24により配管34を通して逆浸透膜処理装置20へ送液される。逆浸透膜処理装置20において、固液分離液が逆浸透膜で処理されて濃縮水と透過水とが得られる(逆浸透膜処理工程)。逆浸透膜処理工程で得られた透過水は、透過水配管36を通して排出され、回収再利用または廃棄される。逆浸透膜処理工程で得られた濃縮水の少なくとも一部は、返送配管38を通して沈殿槽16(固液分離工程)の前段である反応槽12に返送される(返送工程)。濃縮水の少なくとも一部は、固液分離液槽18に返送してもよい。
このように、本実施形態に係る硬度成分含有水の処理方法および処理装置では、硬度成分含有水の軟化処理(不溶化工程、凝集工程、固液分離工程)の後、硬度成分を含む固液分離液を逆浸透膜処理で濃縮し、濃縮水の少なくとも一部を固液分離工程の前段に返送する。
これにより、後段に流出する濃縮水の硬度成分の量を低減することができる。逆浸透膜処理の後段にさらに逆浸透膜処理や蒸発濃縮処理等の濃縮処理を行っても、それらの設備を小型化することができる。また、逆浸透膜処理の後段の逆浸透膜処理や蒸発濃縮処理等の濃縮処理において硬度成分の析出が抑制され、システムを安定運転することができる。
返送手段による濃縮水の返送先は、沈殿槽16(固液分離工程)の前段であればよく、特に制限はない。例えば、被処理水槽10、反応槽12、高分子反応槽14、配管26,28,30のうちの少なくとも1つに濃縮水の少なくとも一部を返送すればよいが、アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つが添加される反応槽12に返送することによって、濃縮水中の硬度成分が、反応槽12における炭酸カルシウムや水酸化マグネシウムの析出を促進させることができるため、より好ましい。例えば炭酸カルシウムの析出反応は、生成する結晶の表面に炭酸カルシウムが析出することによって進行するため、予め炭酸カルシウムの粒子が存在する場合や、カルシウム硬度成分の濃度が高い場合の方が、反応時間が短くて済むと考えられる。
この場合、反応槽12内の炭酸カルシウム(CaCO)濃度が100mg/L以上となるように濃縮水を返送することが好ましく、1000mg/L以上となるように濃縮水を返送することがより好ましい。反応槽12内の炭酸カルシウム(CaCO)濃度が100mg/L未満となると、反応槽12における炭酸カルシウムの析出が促進されにくくなる場合がある。
沈殿槽16(固液分離工程)の前段に返送する濃縮水の量は多くするほど逆浸透膜処理の後段に流出する硬度の負荷を減らすことができるが、被処理水である硬度成分含有水中に塩化ナトリウム(NaCl)等の凝集沈殿で除去することが困難であるイオン成分が含まれる場合、これらの成分が系内で濃縮されてしまう場合がある。濃縮倍率が高くなりすぎると、浸透圧が高くなって逆浸透膜での操作圧力が高くなるため、所定量の濃縮水は逆浸透膜処理の後段に送液することが望ましい。逆浸透膜処理の後段に送液する量を調節するために、例えば濃縮水のイオン濃度を測定するイオン濃度測定手段をさらに備え、その測定値に応じて返送手段により返送される濃縮水の量を調節することが好ましい。例えば、濃縮水中の導電率を測定し、導電率が所定の値以下になるように、逆浸透膜処理の後段への濃縮水の送液量を調節する方法が取られる。濃縮水の送液量の調節は、例えば、バルブ54,56の開度を調節することに行われる。
濃縮水の導電率を測定し、濃縮水の送液量を調節する場合、その浸透圧が逆浸透膜処理での圧力上限を超えない値とすることが望ましく、30000μS/cm以下とすることが好ましく、20000μS/cm以下とすることがより好ましい。濃縮水の導電率が30000μS/cmを超えると、逆浸透膜での浸透圧が高くなり、逆浸透膜の耐圧限界を超えてしまう場合がある。
逆浸透膜処理の後段において、濃縮水をさらに濃縮する手段としては、逆浸透膜処理、加熱蒸発濃縮処理、正浸透膜処理、電気透析処理等が挙げられるが、処理コストを低く抑えるという点から逆浸透膜処理が好ましい。本実施形態に係る硬度成分含有水の処理方法および処理装置によれば、逆浸透膜処理の後段がさらなる逆浸透膜処理である場合においても、安定して処理を行うことができる。
処理対象となる硬度成分含有水は、例えば、地下水、工業用水、工場排水等である。硬度成分含有水中のカルシウム硬度成分の量は、例えば、50~5000mg-CaCO/Lであり、マグネシウム硬度成分の量は、例えば、10~1000mg-CaCO/Lである。硬度成分含有水がシリカを含む場合、硬度成分含有水中のシリカの量は、例えば、10~400mg/Lである。
不溶化工程で用いられるアルカリ剤としては、例えば、水酸化カルシウム(Ca(OH))、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)等が挙げられる。これらのうち、薬品コスト等の点から水酸化カルシウム、水酸化ナトリウムが好ましい。不溶化工程で用いられる炭酸化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム(NaCO)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、炭酸ガス等が挙げられる。これらのうち、薬品コスト等の点から炭酸ナトリウムが好ましい。
不溶化工程におけるアルカリ剤および炭酸化合物の添加量は、被処理水である硬度成分含有水中のカルシウム硬度成分の量(1モル)に対して、1.0モル~1.2モルの範囲であることが好ましく、1.0モル~1.1モルの範囲であることがより好ましい。また、マグネシウム硬度成分の量(1モル)に対して、2.0~2.4モルの範囲であることが好ましく、2.0~2.2モルの範囲であることがより好ましい。不溶化工程におけるアルカリ剤および炭酸化合物の添加量が硬度成分含有水中の硬度成分の量(1モル)に対して当量モル未満であると、不溶化反応が十分に進行しない場合があり、過剰に添加すると、薬品コスト等の点で不利になる場合がある。
不溶化工程における反応温度は、特に制限はないが、例えば、15℃~30℃の範囲である。
凝集工程で用いられる高分子凝集剤としては、例えば、アクリルアミド系、アクリル酸エステル系等の高分子凝集剤が挙げられる。これらのうち、薬品コスト等の点からアクリルアミド系の高分子凝集剤が好ましい。
凝集工程における高分子凝集剤の添加量は、0.5~5.0mg/Lの範囲であることが好ましく、1~2mg/Lの範囲であることがより好ましい。凝集工程における高分子凝集剤の添加量が0.5mg/L未満であると、凝集反応が十分に進行しない場合があり、過剰に添加すると、薬品コスト等の点で不利になる場合がある。
凝集工程における反応温度は、特に制限はないが、例えば、15℃~30℃の範囲である。
固液分離工程における固液分離の方法は、特に制限はなく、例えば、自然沈降による沈殿槽の他に、砂ろ過、膜ろ過等の方法が挙げられる。これらのうち、設備費等の点から自然沈降による沈殿槽が好ましい。
pH調整工程で用いられるpH調整剤としては、例えば、塩酸、硫酸等の酸、または、水酸化ナトリウム等のアルカリ剤が挙げられる。
pH調整工程において、pH4~10の範囲に調整されることが好ましく、pH5~8の範囲に調整されることがより好ましい。pH4未満であると、酸のコストが過剰となる場合があり、pH10を超えると、炭酸カルシウムのスケール抑制効果が不十分とある場合がある。
硬度成分は酸性領域では溶解度が高いため(図5参照)析出しにくいが、硬度成分含有水がシリカ成分を含む場合は、シリカ成分は酸性領域では溶解度が低いため(図6参照)析出しやすいので、上記方法によって硬度成分を不溶化、除去(固液分離)し、逆浸透膜処理工程では例えばpH9.5以上で処理すればよい。
硬度成分含有水がシリカ成分を含む場合は、反応槽12において、または反応槽12の前段または後段に別の反応槽(第2反応槽)を設け、マグネシウム化合物を添加してシリカを不溶化し、上記固液分離工程により除去してもよい。この場合は、任意のpHで逆浸透膜処理を行うことができる。
シリカ成分の不溶化に用いられるマグネシウム化合物としては、例えば、水酸化マグネシウム(Mg(OH))、塩化マグネシウム(MgCl)、酸化マグネシウム(MgO)等のマグネシウムの無機塩等が挙げられる。これらのうち、薬品コスト等の点から水酸化マグネシウムが好ましい。
マグネシウム化合物の添加量は、被処理水中のシリカの量(1モル)に対して、0.5モル~5.0モルの範囲であることが好ましく、1.0モル~2.5モルの範囲であることがより好ましい。マグネシウム化合物の添加量が被処理水中のシリカの量(1モル)に対して0.5モル未満であると、不溶化反応が十分に進行しない場合があり、5.0モルを超えると、薬品コスト等の点で不利になる場合がある。
逆浸透膜処理において用いられる逆浸透膜は、特に制限はないが、例えば、ポリイミド系の逆浸透膜である。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1および比較例1>
図2(実施例1)、図3(比較例1)に示すフローの実験設備にて、通水試験を行った。実施例1では、濃縮水の一部を反応槽に返送した。
(被処理水)
被処理水:工場放流水(硬度成分含有)
Ca=200mg-CaCO/L、Mg=50mg-CaCO/L
HCO =200mg-CaCO/L
実施例1では、被処理水流量140L/hで反応槽へ通水した。反応槽において、アルカリ剤として水酸化カルシウム(Ca(OH))を添加してpH10.8~11.0に調整し、炭酸化合物として炭酸ナトリウム(NaCO)を100mg-CaCO/L添加した。高分子反応槽において、高分子凝集剤としてオルフロックM-4020(オルガノ株式会社製)2mg/Lを添加した。固液分離装置として沈殿槽により固液分離を行った。固液分離液を流量200L/hで固液分離液槽へ通水した。固液分離液を流量720L/hで逆浸透膜処理装置として4インチROエレメント(日東電工製、LFC-3)に通水した。逆浸透膜処理により透過水を流量120L/hで得て、濃縮水を流量520L/hで固液分離液槽へ循環し、流量60L/hで反応槽へ返送し、流量20L/hで後段の濃縮装置へ送液した。実施例1では、反応槽内のCaCO濃度が155mg/Lとなるように濃縮水を返送した。結果を表1に示す。
比較例1では、被処理水流量140L/hで反応槽へ通水した。反応槽において、アルカリ剤として水酸化カルシウム(Ca(OH))を添加してpH10.8~11.0に調整し、炭酸化合物として炭酸ナトリウム(NaCO)を100mg-CaCO/L添加した。高分子反応槽において、高分子凝集剤としてオルフロックM-4020(オルガノ株式会社製)2mg/Lを添加した。固液分離装置として沈殿槽により固液分離を行った。固液分離液を流量140L/hで固液分離液槽へ通水した。固液分離液を流量684L/hで逆浸透膜処理装置として4インチROエレメント(日東電工製、LFC-3)に通水した。逆浸透膜処理により透過水を流量84L/hで得て、濃縮水を流量544L/hで固液分離液槽へ循環し、流量56L/hで後段の濃縮装置へ送液した。結果を表2に示す。
なお、水中のCa、Mgの量は、イオンクロマトグラフ(メトローム社製、IC761)を用いて測定し、HCO の量は、TOC計(島津サイエンス製、TOC-3000)を用いて、無機炭素の値を測定して換算した。
Figure 0007020821000001
Figure 0007020821000002
実施例1では、濃縮水の一部を沈殿槽(固液分離槽)の前段である反応槽に返送することによって、RO濃縮水のCa負荷、Mg負荷が低下し、逆浸透膜処理装置の後段へ流出する硬度成分の量が少なくなった。一方、比較例1では、濃縮水の循環を行わなかったため、逆浸透膜処理装置の後段へ流出する硬度成分が多かった。
<実施例2>
濃縮水の返送先について、検討した。CaCOの析出反応は、生成する結晶の表面にCaCOが析出することによって進行するため、予めCaCOの粒子が存在する場合や、Caの濃度が高い場合の方が、反応時間が短くて済むと考えられる。
[ジャーテスト手順]
原水(Ca=250mg-CaCO/L)に、CaCO含有汚泥を0,100,1000,10000mg/L添加した。そこに、NaCOを417mg-CaCO/L添加し、水酸化ナトリウム(NaOH)でpH11に調整した。ジャーテスタにて120rpmで反応させた。0.45μmフィルタでろ過後、処理水のCa濃度を測定した。
図4に、ジャーテストの結果を示す。図4のグラフは、反応時間(min)に対するCa濃度(mg-CaCO/L)を示す。
このように、CaCOを含む濃縮水を、CaCOとして100mg/L以上になるように反応槽に返送することで、CaCOの析出を促進させることができることがわかった。
以上のように、実施例により、硬度成分含有水の軟化処理の後、逆浸透膜処理を行う装置および方法において、後段に流出する濃縮水の硬度成分の量を低減することができた。
1 硬度成分含有水の処理装置、10 被処理水槽、12 反応槽、14 高分子反応槽、16 固液分離槽、18 固液分離液槽、20 逆浸透膜処理装置、22,24 ポンプ、26,28,30,32,34 配管、36 透過水配管、38 返送配管、40 濃縮水配管、42 炭酸化合物添加配管、44 アルカリ剤添加配管、46 高分子凝集剤添加配管、48 pH調整剤添加配管、50,52 撹拌装置、54,56 バルブ、58 汚泥配管。

Claims (4)

  1. 硬度成分を含む被処理水に、アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つを添加して硬度成分を不溶化するための反応槽と、
    得られた不溶化物を固液分離する固液分離手段と、
    得られた固液分離液を逆浸透膜で処理して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理手段と、
    得られた濃縮水の少なくとも一部を、前記反応槽に前記反応槽内のCaCO 濃度が100mg/L以上となるように返送する返送手段と、
    を備えることを特徴とする、硬度成分含有水の処理装置。
  2. 請求項1に記載の硬度成分含有水の処理装置であって、
    前記濃縮水のイオン濃度を測定するイオン濃度測定手段をさらに備え、
    その測定値に応じて前記返送手段により返送される前記濃縮水の量を調節することを特徴とする、硬度成分含有水の処理装置。
  3. 硬度成分を含む被処理水に、アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つを添加して硬度成分を不溶化する不溶化工程と、
    得られた不溶化物を固液分離する固液分離工程と、
    得られた固液分離液を逆浸透膜で処理して濃縮水と透過水とを得る逆浸透膜処理工程と、
    得られた濃縮水の少なくとも一部を、前記アルカリ剤および炭酸化合物のうち少なくとも1つが添加される反応槽に前記反応槽内のCaCO 濃度が100mg/L以上となるように返送する返送工程と、
    を含むことを特徴とする、硬度成分含有水の処理方法。
  4. 請求項に記載の硬度成分含有水の処理方法であって、
    前記濃縮水のイオン濃度を測定し、その測定値に応じて前記返送工程において返送する前記濃縮水の量を調節することを特徴とする、硬度成分含有水の処理方法。
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