JP7020593B2 - 蓄電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電池モジュールに関する。
交流蓄電池から入力される交流電圧を直流電圧に変換するダイオードブリッジと、直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、スイッチング素子を含む昇圧回路と、交流蓄電池とダイオードブリッジとの間に介在し交流蓄電池とダイオードブリッジの入力とを接離するメインリレーと、メインリレーの後段に接続された突入電流防止抵抗と、突入電流防止抵抗と並列に接続された充電リレーと、を備える電力変換装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2013-172632号公報
ところで、特許文献1に記載されたメインリレーおよび充電リレーが機械式リレーから構成されている場合、メインリレーおよび充電リレーに外部から振動が加わると、意図せずに閉状態となってしまう場合がある。この場合、ダイオードブリッジおよび昇圧回路へ突入電流が流れてしまい、昇圧回路に含まれるスイッチング素子が破損してしまう虞がある。これに対して、メインリレーと充電リレーとの少なくとも一方を例えば半導体リレーに置き換えることが考えられる。しかしながら、半導体リレーは機械式リレーに比べて閉状態におけるいわゆるオン抵抗が大きいため、その分、電力変換装置での電力損失が増大してしまう。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、突入電流に起因した電力変換回路の破損を抑制しつつ、電力損失を低減できる蓄電池モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る蓄電池モジュールは、
蓄電池と、
第1スイッチング素子と一対の第1端子と一対の第2端子とを有し、前記第1スイッチング素子がオンオフを交互に繰り返す動作をすることにより前記蓄電池から前記一対の第1端子へ入力される直流電圧を昇圧または降圧して前記一対の第2端子から出力するとともに、前記第1スイッチング素子が動作していない状態で、高電位側の前記第1端子から高電位側の前記第2端子へ至る電流経路が形成される電力変換回路と、
前記電力変換回路の前記一対の第2端子間に接続され、前記電力変換回路の出力電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
前記蓄電池と前記電力変換回路の前記一対の第1端子の少なくとも一方との間に介在する機械式リレーと、
前記一対の第1端子と前記一対の第2端子とのうち、前記機械式リレーが閉状態であり且つ前記電力変換回路の電力変換動作をしている状態で生じる電圧が高い方に接続され、前記電力変換回路が停止している場合オフ状態で維持される第2スイッチング素子と、を備える。
また、本発明に係る蓄電池モジュールは、
前記第2スイッチング素子が、前記機械式リレーが閉状態であり且つ前記電力変換回路の電力変換動作をしている状態で生じる電圧が前記一対の第1端子に比べて前記一対の第2端子のほうが高い場合、前記電力変換回路の低電位側の第2端子と前記平滑コンデンサとの間に接続され、前記機械式リレーが閉状態であり且つ前記電力変換回路の電力変換動作をしている状態で生じる電圧が前記一対の第2端子に比べて前記一対の第1端子のほうが高い場合、前記電力変換回路の低電位側の第1端子と前記蓄電池との間に接続されている、ものであってもよい。
また、本発明に係る蓄電池モジュールは、
前記電力変換回路が、前記蓄電池から一対の第1端子へ入力される直流電圧を昇圧して一対の第2端子から出力する、ものであってもよい。
また、本発明に係る蓄電池モジュールは、
前記電力変換回路が、一端が高電位側の前記第2端子に電気的に接続され他端が前記第1スイッチング素子の一端に接続されたインダクタと、一端が前記インダクタの前記他端および前記第1スイッチング素子の前記一端とに接続された第3スイッチング素子と、を更に有し、
前記第1スイッチング素子が、他端が前記電力変換回路の低電位側の前記第1端子および低電位側の前記第2端子に接続され、
前記平滑コンデンサが、一端が前記電力変換回路の高電位側の前記第2端子に接続され、他端が前記第2スイッチング素子を介して前記電力変換回路の低電位側の前記第2端子に接続されている、ものであってもよい。
また、本発明に係る蓄電池モジュールは、
前記第2スイッチング素子が、電圧駆動型のスイッチング素子であってもよい。
また、本発明に係る蓄電池モジュールは、
前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子および前記第3スイッチング素子が、nチャネル型MOSFETであり、
前記第1スイッチング素子が、ソースが前記電力変換回路の低電位側の前記第1端子および低電位側の前記第2端子に接続され、
前記第2スイッチング素子が、ソースが前記電力変換回路の低電位側の前記第2端子に接続されている、ものであってもよい。
また、本発明に係る蓄電池モジュールは、
前記機械式リレーが、前記蓄電池と前記電力変換回路の前記一対の第1端子の少なくとも一方とが直接接続された第1状態と、前記蓄電池と前記電力変換回路の前記一対の前記第1端子の少なくとも一方とが抵抗を介して接続された第2状態と、前記蓄電池と前記電力変換回路の前記一対の前記第1端子の少なくとも一方とが非接続である第3状態と、のいずれかに切り替える、ものであってもよい。
本発明によれば、電力変換回路が停止している場合、第2スイッチング素子はオフ状態で維持される。これにより、電力変換回路が停止している状態で、機械式リレーに例えば外部から衝撃が加わることにより機械式リレーが意図せずに閉状態となってしまった場合でも、蓄電池から電力変換回路へ流れる突入電流が遮断される。これにより、突入電流に起因した電力変換回路の破損が抑制される。また、第2スイッチング素子が、一対の第1端子と一対の第2端子とのうち、機械式リレーが閉状態であり且つ電力変換回路の電力変換動作をしている状態で生じる電圧が高い方に接続されている。これにより、第1スイッチング素子の動作中において第2スイッチング素子を流れる電流を小さくすることができるので、その分、第2スイッチング素子のオン抵抗に起因した電力損失を低減することができる。
本発明の実施の形態に係る蓄電池モジュールの回路図である。 比較例1に係る蓄電池モジュールの一部を示す回路図である。 実施の形態に係る蓄電池モジュールの一部を示す回路図である。 比較例2に係る蓄電池モジュールの一部を示す回路図である。 実施の形態に係る蓄電池モジュールの一部を示す回路図である。 変形例に係る蓄電池モジュールの回路図である。 変形例に係る蓄電池モジュールの回路図である。 変形例に係る蓄電池モジュールの回路図である。 変形例に係る蓄電池モジュールの回路図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る蓄電池モジュールは、蓄電池と、電力変換回路と、平滑コンデンサと、機械式リレーと、第2スイッチング素子と、を備える。電力変換回路は、第1スイッチング素子を有し、第1スイッチング素子がオンオフを交互に繰り返す動作をすることにより蓄電池から一対の第1端子へ入力される直流電圧を昇圧または降圧して一対の第2端子から出力するとともに、第1スイッチング素子が動作していない状態で、高電位側の第1端子から高電位側の第2端子へ至る電流経路が形成される。平滑コンデンサは、電力変換回路の一対の第2端子間に接続され、電力変換回路の出力電圧を平滑化する。機械式リレーは、蓄電池と電力変換回路の一対の第1端子の少なくとも一方との間に介在している。第2スイッチング素子は、一対の第1端子と一対の第2端子とのうち、機械式リレーが閉状態であり且つ電力変換回路の電力変換動作をしている状態で生じる電圧が高い方に接続され、電力変換回路が停止している場合オフ状態で維持される。ここで、本実施の形態に係る蓄電池モジュールの構成について詳細に説明する。
本実施の形態に係る蓄電池モジュールは、図1に示すように、蓄電池BATと、電力変換回路2と、平滑コンデンサC1と、インバータ3と、制御回路4と、を備える。また、蓄電池モジュールは、2つのリレーRL1、RL2と、リレーRL1に並列に接続された限流用の抵抗R1と、スイッチング素子Q3と、を備える。蓄電池BATは、例えば鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンキャパシタ等である。インバータ3は、電力変換回路2から出力される直流電圧を交流電圧へ変換して出力する。インバータ3は、例えばスイッチング素子とインダクタとを組み合わせて構成されたフルブリッジ型の双方向インバータである。
電力変換回路2は、DC-DCコンバータであり、蓄電池BATから一対の第1端子teih、teigへ入力される直流電圧を昇圧して一対の第2端子teoh、teogから出力するチョッパ回路である。高電位側の第1端子teihは、リレーRL1に接続され、低電位側の第1端子teigは、蓄電池BATの低電位側の第2端子に接続されている。また、一対の第2端子teoh、teogは、インバータ3の一対の第1端子に接続されている。この電力変換回路2は、インダクタL1と、スイッチング素子Q1、Q2と、を有する。スイッチング素子Q1は、例えばnチャネル型のMOSFETであり、ソースが第1端子teigおよび第2端子teogに接続された第1スイッチング素子である。インダクタL1は、一端が第1端子teihに接続され、他端がスイッチング素子Q1のドレインに接続されている。スイッチング素子Q2は、例えばnチャネル型のMOSFETであり、ソースがインダクタL1の他端およびスイッチング素子Q1のドレインに接続された第3スイッチング素子である。
電力変換回路2は、制御回路4から入力される制御信号により、スイッチング素子Q1、Q2にオンオフを交互に繰り返す動作をさせることで電力変換動作を行い、蓄電池BATを放電する放電モードまたは蓄電池BATを充電する充電モードで動作する。また、電力変換回路2は、スイッチング素子Q1、Q2が動作していない状態で、第1端子teihからインダクタL1およびスイッチング素子Q2のボディダイオードを経て第2端子teohへ至る電流経路が形成される。なお、スイッチング素子Q1、Q2がスイッチング動作していないときは、電力変換回路2は停止している状態である。
平滑コンデンサC1は、電力変換回路2の一対の第2端子teoh、teog間に接続され、電力変換回路2の出力電圧を平滑化する。平滑コンデンサC1は、一端が電力変換回路2の高電位側の第2端子teohに接続され、他端がスイッチング素子Q3を介して電力変換回路2の低電位側の第2端子teogに接続されている。平滑コンデンサC1は、例えば電解コンデンサである。
リレーRL1、RL2は、例えばノーマリーオープン型の電磁リレーのような機械式リレーであり、蓄電池BATの高電位側の第2端子と電力変換回路2の第1端子teihとの間に介在している。リレーRL1、RL2は、互いに直列に接続されている。抵抗R1は、蓄電池BATから電力変換回路2への突入電流の発生を抑制するためのものである。電力変換回路2が、起動直後である時は、リレーRL2が閉状態となり、リレーRL1が開状態となる。この場合、蓄電池BATからの出力電流を電力変換回路2の第1端子teih、teigへ比較的高インピーダンスで供給する電路が形成される。その後、平滑コンデンサC1が充電されたことで、平滑コンデンサC1の両端電圧がある程度上昇し、突入電流が流れなくなると、リレーRL1、RL2が共に閉状態となる。この場合、電力変換回路2の第1端子teih、teigからの出力電流を蓄電池BATへ比較的低インピーダンスで供給する電路が形成される。また、制御回路4が停止しておりリレーRL1、RL2に制御信号が入力されていない状態では、リレーRL1、RL2が共に開状態となっている。これにより、蓄電池BATが、電力変換回路2から電気的に切り離される。
スイッチング素子Q3は、スイッチング素子Q1が動作していない場合オフ状態で維持される第2スイッチング素子である。スイッチング素子Q3は、一対の第1端子teih、teigと一対の第2端子teoh、teogとのうち、リレーRL1が閉状態であり且つスイッチング素子Q1がオンオフを交互に繰り返す動作をしている状態で生じる電圧が高い方、即ち、第2端子teoh、teog側に接続されている。具体的には、スイッチング素子Q3は、例えばnチャネル型のMOSFETであり、ソースが電力変換回路2の低電位側の第2端子teogに接続され、ドレインが平滑コンデンサC1に接続されている。
制御回路4は、例えばDSP(Digital Signal Processor)とメモリとを有する。制御回路4は、インバータ3を動作させるための制御信号を生成してインバータ3へ出力するとともに、電力変換回路2およびリレーRL1、RL2を動作させるための制御信号を生成して電力変換回路2およびリレーRL1、RL2へ出力する。制御回路4は、電力変換回路2が駆動している時に、PWM(Pulse Width Modulation)信号をスイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2のゲートへ出力する。この場合、スイッチング素子Q1およびスイッチング素子Q2は、PWM信号に応じた周波数およびオンデューティ比でオンオフを交互に繰り返す動作をし、互いに相補的に駆動する。
次に、本実施の形態に係る蓄電池モジュールの動作について比較例1、2と比較しながら説明する。比較例1に係る蓄電池モジュールは、図2Aに示すように、実施の形態に係る蓄電池モジュールについてスイッチング素子Q3が省略された回路構成を有する。比較例に係る蓄電池モジュールは、リレーRL1、RL2が共に開状態となっている場合において、外部から衝撃が加わり、リレーRL1、RL2が閉状態になってしまうと、矢印AR1に示す電流経路で突入電流が流れてしまう。この場合、スイッチング素子Q2が破損してしまう虞がある。これに対して、図2Bに示すような本実施の形態に係る蓄電池モジュールでは、リレーRL1、RL2が共に開状態となっている場合、スイッチング素子Q3がオフ状態で維持される。このため、リレーRL1、RL2が共に開状態となっている場合において、外部から衝撃が加わり、リレーRL1、RL2が閉状態になってもスイッチング素子Q3がオフ状態で維持されるため、蓄電池BATの高電位側の出力端からリレーRL1、RL2、インダクタL1、スイッチング素子Q2、平滑コンデンサC1およびスイッチング素子Q3を経由して蓄電池BATの低電位側の出力端に至る電流経路がスイッチング素子Q3のところで遮断される。これにより、蓄電池BATから電力変換回路2への突入電流の発生が防止される。
また、比較例2に係る蓄電池モジュールは、図3Aに示すように、スイッチング素子Q3が第1端子teigに接続されている点が実施の形態に係る蓄電池モジュールと相違する。比較例2に係る蓄電池モジュールでは、電力変換回路2が駆動している時に、スイッチング素子Q1のオフ期間中、インダクタL1に蓄積されたエネルギが第2端子teoh、teog側へ放出され、矢印AR21に示す電流経路で電流が流れる。一方、スイッチング素子Q1のオン期間中、矢印AR22に示す電流経路で電流が流れインダクタL1にエネルギが蓄積される。ここで、スイッチング素子Q3は、スイッチング素子Q1がオン期間、オフ期間の電流経路の両方に含まれる位置に接続されているため、スイッチング素子Q3を流れる平均電流が比較的大きく、その分、スイッチング素子Q3での電力損失も大きい。一方、本実施の形態に係る蓄電池モジュールでは、図3Bに示すように、スイッチング素子Q3は、スイッチング素子Q1のオフ期間の電流経路のみに含まれる位置に接続されているため、スイッチング素子Q3を流れる平均電流が比較的小さく、その分、スイッチング素子Q3での電力損失が小さい。つまり、本実施の形態に係る蓄電池モジュールは、比較例2に係る蓄電池モジュールに比べて、スイッチング素子Q3での電力損失が小さいという利点がある。スイッチング素子Q3が、オン抵抗が比較的大きい電圧駆動型の半導体スイッチである場合には特に電力損失低減効果が顕著となる。
以上説明したように、本実施の形態に係る蓄電池モジュールによれば、スイッチング素子Q1が動作していない場合、スイッチング素子Q3がオフ状態で維持される。これにより、スイッチング素子Q1が動作していない状態で、リレーRL1、RL2に例えば外部から衝撃が加わることによりリレーRL1、RL2が意図せずに閉状態となってしまった場合でも、蓄電池BATから電力変換回路2の第1端子teihから第2端子teohへ至る電流経路を経て平滑コンデンサC1へ流れる突入電流が遮断される。これにより、突入電流に起因した電力変換回路2、特に、スイッチング素子Q2の破損が抑制される。また、スイッチング素子Q3が、第1端子teih、teigと第2端子teoh、teogとのうち、リレーRL1が閉状態であり且つスイッチング素子Q1がオンオフを交互に繰り返す動作をしている状態で生じる電圧が高い方、即ち、第2端子teoh、teog側に接続されている。これにより、スイッチング素子Q1の動作中において、スイッチング素子Q3を流れる平均電流を小さくすることができるので、その分、スイッチング素子Q3のオン抵抗に起因した電力損失を低減することができる。
例えば、本実施の形態に係る蓄電モジュールを運搬している最中に運搬中の振動によりリレーRL1、RL2が同時に閉状態になったとしても、スイッチング素子Q3がオフ状態で維持されるので、蓄電池BATから電力変換回路2へ流れる突入電流が発生しない。これにより、リレーRL1、RL2が同時に開状態から閉状態へ変化する際に生じるアーク放電に起因したリレーRL1、RL2の接点の溶着の発生を抑制することができる。また、スイッチング素子Q3が、第2端子teogに接続されているので、電力変換回路2の動作中においてスイッチング素子Q3を流れる平均電流を比較的小さくすることができるので、電力変換回路2の変換効率の低下を抑制できる。
また、本実施の形態に係るスイッチング素子Q1、Q3は、nチャネル型MOSFETであり、スイッチング素子Q1のソースが電力変換回路2の第1端子teigおよび第2端子teogに接続されている。また、スイッチング素子Q3のソースが、電力変換回路2の第2端子teogに接続されている。これにより、スイッチング素子Q3の駆動電圧をスイッチング素子Q1の駆動電圧と同様に5V程度の低電圧で駆動できる。従って、レベルシフタ、駆動電源等を別途設ける必要がなくなるので、その分、蓄電モジュールの回路構成を簡素化できる。
なお、本実施の形態におけるスイッチング素子Q1は、請求の範囲に記載の第1スイッチング素子に相当し、本実施の形態におけるスイッチング素子Q3は、請求の範囲に記載の第2スイッチング素子に相当する。また、本実施の形態におけるスイッチング素子Q2は、請求の範囲に記載の第3スイッチング素子に相当する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば図4に示すように、蓄電池モジュールが、1つのリレーRL21とリレーRL21に並列に接続された限流用の抵抗R21と、を備えるものであってもよい。なお、図4において、実施の形態と同様の構成については図1と同一の符号を付している。リレーRL21は、例えば電磁リレーのような機械式リレーである。ここで、電力変換回路2が起動直後である場合、リレーRL21が開状態となる。その後、平滑コンデンサC1が充電されたことで、平滑コンデンサC1の両端電圧がある程度上昇し、突入電流が流れなくなると、リレーRL21が閉状態となる。本構成によれば、実施の形態に係る蓄電池モジュールに比べてリレーRL21の数を低減することができるので、回路構成の簡素化を図ることができる。また、本構成によれば、電力変換回路2が動作していない場合、スイッチング素子Q3をオフ状態で維持しているので、仮にリレーRL21の接点の溶着が発生したとしても、蓄電池BATから電力変換回路2へ流れる突入電流の発生を防止できる。
実施の形態において、例えば図5に示すように、蓄電池モジュールが、2つのリレーRL31、RL32と、リレーRL31に直列に接続された限流用の抵抗R31と、を備えるものであってもよい。なお、図5において、実施の形態と同様の構成については図1と同一の符号を付している。リレーRL31、RL32は、いずれも、例えば電磁リレーのような機械式リレーである。ここで、電力変換回路2が起動直後である場合、リレーRL31が閉状態となり、リレーRL32が開状態となる。その後、平滑コンデンサC1が充電されたことで、平滑コンデンサC1の両端電圧がある程度上昇し、突入電流が流れなくなると、リレーRL31が開状態となり、リレーRL32が閉状態となる。
或いは、例えば図6に示すように、いわゆる3ステートリレーであるリレーRL41と、限流用の抵抗R41と、を備えるものであってもよい。ここで、リレーRL41は、蓄電池BATと電力変換回路2の第1端子teihとが直接接続された第1状態と、蓄電池BATと電力変換回路2の第1端子teihとが抵抗R41を介して接続された第2状態と、蓄電池BATと電力変換回路2の第1端子teihとが非接続である第3状態と、のいずれかに切り替える。本構成によれば、実施の形態に係る蓄電池モジュールに比べてリレーRL41の数を低減することができるので、回路構成の簡素化を図ることができる。
実施の形態では、スイッチング素子Q3が、nチャネル型のMOSFETである例について説明したが、スイッチング素子Q3の種類はこれに限定されるものではなく、例えば図7に示すように、NPN型のバイポーラトランジスタであるスイッチング素子Q53が、電力変換回路2の第2端子teogと平滑コンデンサC1との間に接続されているものであってもよい。なお、図5において、実施の形態と同様の構成については図1と同一の符号を付している。スイッチング素子Q3は、エミッタが電力変換回路2の第2端子teogに接続され、コレクタが平滑コンデンサC1に接続されている。なお、スイッチング素子Q53は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。
実施の形態では、蓄電池BATの出力電圧を昇圧する電力変換回路2を備える蓄電モジュールの例について説明したが、これに限らず、例えば、蓄電モジュールが、第1スイッチング素子を有し、第1スイッチング素子がオンオフを交互に繰り返す動作を行うことにより、蓄電池BATの出力電圧を降圧する電力変換回路2を備えるものであってもよい。この場合、蓄電池の高電位側の出力端に接続されたリレーが閉状態であり且つ第1スイッチング素子がオンオフを交互に繰り返す動作をしている状態で生じる電圧が一対の第2端子に比べて一対の第1端子のほうが高い場合、第2スイッチング素子が、電力変換回路の低電位側の第1端子と蓄電池との間に接続されている。
実施の形態では、スイッチング素子Q3が、電力変換回路2の低電位側の第2端子teogと平滑コンデンサC1との間に接続される例について説明したが、スイッチング素子Q3の接続位置はこれに限定されない。例えば、スイッチング素子Q3が、電力変換回路2の高電位側の第2端子teohと平滑コンデンサC1との間に接続されるものであってもよい。
以上、本発明の実施の形態および変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態および変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本出願は、2019年6月21日に出願された日本国特許出願特願2019-115260号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2019-115260号の明細書、特許請求の範囲および図面全体を参照として取り込むものとする。
本発明は、複数の蓄電池を備えるパワーコンディショナとして好適である。
2:電力変換回路、3:インバータ、4:制御回路、BAT:蓄電池、C1:平滑コンデンサ、L1:インダクタ、R1,R21,R31,R41:抵抗、RL1,RL2,RL21,RL31,RL32,RL41:リレー、teih,teig:第1端子、teoh、teog:第2端子、Q1,Q2,Q3,Q53:スイッチング素子

Claims (7)

  1. 蓄電池と、
    第1スイッチング素子と一対の第1端子と一対の第2端子とを有し、前記第1スイッチング素子がオンオフを交互に繰り返す動作をすることにより前記蓄電池から前記一対の第1端子へ入力される直流電圧を昇圧または降圧して前記一対の第2端子から出力するとともに、前記第1スイッチング素子が動作していない状態で、高電位側の前記第1端子から高電位側の前記第2端子へ至る電流経路が形成される電力変換回路と、
    前記電力変換回路の前記一対の第2端子間に接続され、前記電力変換回路の出力電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記蓄電池と前記電力変換回路の前記一対の第1端子の少なくとも一方との間に介在する機械式リレーと、
    前記一対の第1端子と前記一対の第2端子とのうち、前記機械式リレーが閉状態であり且つ前記電力変換回路の電力変換動作をしている状態で生じる電圧が高い方に接続され、前記電力変換回路が停止している場合オフ状態で維持される第2スイッチング素子と、を備える、
    蓄電池モジュール。
  2. 前記第2スイッチング素子は、前記機械式リレーが閉状態であり且つ前記電力変換回路の電力変換動作をしている状態で生じる電圧が前記一対の第1端子に比べて前記一対の第2端子のほうが高い場合、前記電力変換回路の低電位側の第2端子と前記平滑コンデンサとの間に接続され、前記機械式リレーが閉状態であり且つ前記電力変換回路の電力変換動作をしている状態で生じる電圧が前記一対の第2端子に比べて前記一対の第1端子のほうが高い場合、前記電力変換回路の低電位側の第1端子と前記蓄電池との間に接続されている、
    請求項1に記載の蓄電池モジュール。
  3. 前記電力変換回路は、前記蓄電池から一対の第1端子へ入力される直流電圧を昇圧して一対の第2端子から出力する、
    請求項1または2に記載の蓄電池モジュール。
  4. 前記電力変換回路は、一端が高電位側の前記第2端子に電気的に接続され他端が前記第1スイッチング素子の一端に接続されたインダクタと、一端が前記インダクタの前記他端および前記第1スイッチング素子の前記一端とに接続された第3スイッチング素子と、を更に有し、
    前記第1スイッチング素子は、他端が前記電力変換回路の低電位側の前記第1端子および低電位側の前記第2端子に接続され、
    前記平滑コンデンサは、一端が前記電力変換回路の高電位側の前記第2端子に接続され、他端が前記第2スイッチング素子を介して前記電力変換回路の低電位側の前記第2端子に接続されている、
    請求項3に記載の蓄電池モジュール。
  5. 前記第2スイッチング素子は、電圧駆動型のスイッチング素子である、
    請求項4に記載の蓄電池モジュール。
  6. 前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子および前記第3スイッチング素子は、nチャネル型MOSFETであり、
    前記第1スイッチング素子は、ソースが前記電力変換回路の低電位側の前記第1端子および低電位側の前記第2端子に接続され、
    前記第2スイッチング素子は、ソースが前記電力変換回路の低電位側の前記第2端子に接続されている、
    請求項5に記載の蓄電池モジュール。
  7. 前記機械式リレーは、前記蓄電池と前記電力変換回路の前記一対の第1端子の少なくとも一方とが直接接続された第1状態と、前記蓄電池と前記電力変換回路の前記一対の前記第1端子の少なくとも一方とが抵抗を介して接続された第2状態と、前記蓄電池と前記電力変換回路の前記一対の前記第1端子の少なくとも一方とが非接続である第3状態と、のいずれかに切り替える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の蓄電池モジュール。
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