JP5585493B2 - 電源装置 - Google Patents
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Description
上記直流負荷に並列接続されたコンデンサと、
上記チョークコイルと上記スイッチング素子との接続点と、上記コンデンサとの間に設けられ、上記チョークコイル側から第1ダイオードと抵抗と第2ダイオードとを直列に接続してなる直列体と、
上記抵抗および上記第2ダイオードに並列接続された第1スイッチと、
上記第1ダイオードおよび上記抵抗に並列接続された第2スイッチとを備え、
上記第1ダイオードと上記第2ダイオードとは、上記電源から上記コンデンサを充電する方向に流れる充電電流に対して、それぞれ順方向となるように接続されており、
上記直流負荷の電源投入時には、上記第1スイッチ及び上記第2スイッチをオフにし、上記電源から上記充電電流を、上記直列体を通して流すことにより、上記コンデンサを充電し、
上記直流負荷の電源遮断時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサを放電し、
該コンデンサの放電電流が、少なくとも上記抵抗と、上記第2スイッチと、上記スイッチング素子とを流れるよう構成されており、
上記放電時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第1スイッチと上記第2スイッチとをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサから上記放電電流が、上記第1スイッチと上記抵抗と上記第2スイッチと上記スイッチング素子とを流れるよう構成されていることを特徴とする電源装置にある(請求項1)。
また、本発明の第2の態様は、直流負荷に直列接続されたチョークコイルと、上記直流負荷に並列接続されたスイッチング素子とからなり、上記直流負荷の電源の電圧を昇圧する昇圧部と、
上記直流負荷に並列接続されたコンデンサと、
上記チョークコイルと上記スイッチング素子との接続点と、上記コンデンサとの間に設けられ、上記チョークコイル側から第1ダイオードと抵抗と第2ダイオードとを直列に接続してなる直列体と、
上記抵抗および上記第2ダイオードに並列接続された第1スイッチと、
上記第1ダイオードおよび上記抵抗に並列接続された第2スイッチと、
上記第1スイッチに並列接続された第3ダイオードとを備え、
上記第1ダイオードと上記第2ダイオードとは、上記電源から上記コンデンサを充電する方向に流れる充電電流に対して、それぞれ順方向となるように接続されており、
上記第3ダイオードは、上記コンデンサの放電電流に対して順方向となるように接続されており、
上記直流負荷の電源投入時には、上記第1スイッチ及び上記第2スイッチをオフにし、上記電源から上記充電電流を、上記直列体を通して流すことにより、上記コンデンサを充電し、
上記直流負荷の電源遮断時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサを放電し、
該コンデンサの上記放電電流が、上記第3ダイオードと、上記抵抗と、上記第2スイッチと、上記スイッチング素子とを流れるよう構成されていることを特徴とする電源装置にある(請求項2)。
このように、スイッチング素子はコンデンサの電圧に耐えることができるため、コンデンサの放電時に、コンデンサの電圧が加わった状態でスイッチング素子をオフからオンに切り替えても、スイッチング素子が破壊する等の不具合は生じない。
上記電源装置において、上記電源は交流電源であり、上記昇圧部はPFC回路の一部を構成していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、入力電流の力率を向上させることが可能となる。そのため、電力損失を抑制でき、省エネルギー化できる。また、高調波の発生等を抑制できる。
例えば、第1スイッチに第3ダイオード(図10、図11参照)を逆並列接続し、この第3ダイオードを介して放電電流を流すことも可能であるが、この場合と比較して、上述のように第1スイッチを介して放電電流を流すと、第3ダイオードを設ける必要がなくなり、部品点数を減らすことが可能となる。そのため、電源装置の製造コストを低減できる。
本発明の実施例にかかる電源装置につき、図1〜図7を用いて説明する。
図1に示すごとく、本例の電源装置1は、昇圧部3と、コンデンサ4と、直列体5と、第1スイッチ6と、第2スイッチ7とを備える。
昇圧部3は、直流負荷2に直列接続されたチョークコイル30と、直流負荷2に並列接続されたスイッチング素子31とからなる。昇圧部3は、直流負荷2の電源10の電圧を昇圧する。
コンデンサ4は、直流負荷2に並列接続されている。
第1スイッチ6は、抵抗51および第2ダイオード52に並列接続されている。また、第2スイッチ7は、第1ダイオード50および抵抗51に並列接続されている。
直流負荷2の電源投入時には、第1スイッチ6及び第2スイッチ7をオフにし、電源10から充電電流Icを、直列体5を通して流すことにより、コンデンサ4を充電する。
コンデンサ4の放電電流Idは、第1スイッチ6と、抵抗51と、第2スイッチ7と、スイッチング素子31とを流れる。
そのため、図2に示すごとく、電源投入時には、第1スイッチ6と第2スイッチ7とスイッチング素子31をオフにした状態で、リレー100をオンにする。このようにすると、交流電源10から充電電流Icが、チョークコイル30、第1ダイオード50、抵抗51、第2ダイオード52を流れ、コンデンサ4が充電される。充電電流Icは、抵抗51を流れるため、低電流となる。そのため、突入電流を防止でき、徐々にコンデンサ4を充電することが可能になる。これにより、リレー100等の溶着を防止している。
すなわち、チョークコイル30とスイッチング素子31は、昇圧部3を構成するとともに、入力電流Isの力率を向上させるためのPFC回路の一部を構成している。上記制御回路は、交流電源10の入力電圧の波形等から、入力電流Isの目標値を算出し、この目標値と、上記電流センサを用いて測定した入力電流Isの測定値との差が、なるべく小さくなるようにスイッチング素子31をスイッチング動作させる。これにより、入力電流Isの波形が理想的なサインカーブに近い形となり、力率を向上させることが可能になる。
本例の電源装置1は、スイッチング素子31をオフにし、かつ第2スイッチ7をオンにした状態(図4参照)で、スイッチング素子31をオフからオンに切り替える(図5参照)ことにより、コンデンサ4を放電するよう構成されている。このようにすると、第2スイッチ7をオンにする際には、スイッチング素子31がオフになっているため、第2スイッチ7にはコンデンサ4の高電圧が加わらない。そのため、第2スイッチ7をオンした際に、接点が溶着する不具合を防止できる。これにより、第2スイッチ7を長寿命化することが可能となる。また、第2スイッチ7として小型のリレー等を用いても、溶着を防止できるため、電源装置1の小型化や低コスト化を達成することができる。
このように、スイッチング素子31はコンデンサ4の電圧に耐えることができるため、コンデンサ4の放電時に、コンデンサ4の電圧が加わった状態でスイッチング素子31をオフからオンに切り替えても、スイッチング素子31が破壊する等の不具合は生じない。
例えば、第1スイッチ6に第3ダイオード53(図10、図11参照)を逆並列接続し、この第3ダイオード53を介して放電電流Idを流すことも可能であるが、この場合と比較して、上述のように第1スイッチ6を介して放電電流Idを流すと、第3ダイオード53を設ける必要がなくなり、部品点数を減らすことが可能となる。そのため、電源装置1の製造コストを低減できる。
本例は、図8、図9に示すごとく、チョークコイル30、直列体5、第1スイッチ6を、負側電力ライン21に設けた例である。本例では、チョークコイル30とスイッチング素子31との接続点35に、第1ダイオード50のカソード端子C1が接続している。第1ダイオード50のアノード端子A1は、抵抗51の一端511に接続している。また、抵抗51の他端512は、第2アノード52のカソード端子C2に接続している。第2アノード52のアノード端子A2は、コンデンサ4に接続している。第1スイッチ6は、第1ダイオード50と抵抗51との接続点13と、第2ダイオード52とコンデンサ4との接続点14との間に接続されている。また、第2スイッチ7は、抵抗51と第2ダイオード52との接続点17と、スイッチング素子31のソース端子Sとの間に接続されている。
また、本例では、チョークコイル30、直列体5、第1スイッチ6が負側電力ライン21に設けられている。そのため、電源装置1の設計自由度を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
本例は、図10、図11に示すごとく、第1スイッチ6に第3ダイオード53を逆並列接続した例である。本例では、第1ダイオード50と抵抗51との接続点13と、第2ダイオード52とコンデンサ4との接続点14との間に、第3ダイオード53を設けた。第3ダイオード53のカソード端子C3は接続点13に接続し、アノード端子A3は接続点14に接続している。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
10 電源
2 直流負荷
3 昇圧部
30 チョークコイル
31 スイッチング素子
4 コンデンサ
5 直列体
50 第1ダイオード
51 抵抗
52 第2ダイオード
6 第1スイッチ
7 第2スイッチ
Claims (3)
- 直流負荷に直列接続されたチョークコイルと、上記直流負荷に並列接続されたスイッチング素子とからなり、上記直流負荷の電源の電圧を昇圧する昇圧部と、
上記直流負荷に並列接続されたコンデンサと、
上記チョークコイルと上記スイッチング素子との接続点と、上記コンデンサとの間に設けられ、上記チョークコイル側から第1ダイオードと抵抗と第2ダイオードとを直列に接続してなる直列体と、
上記抵抗および上記第2ダイオードに並列接続された第1スイッチと、
上記第1ダイオードおよび上記抵抗に並列接続された第2スイッチとを備え、
上記第1ダイオードと上記第2ダイオードとは、上記電源から上記コンデンサを充電する方向に流れる充電電流に対して、それぞれ順方向となるように接続されており、
上記直流負荷の電源投入時には、上記第1スイッチ及び上記第2スイッチをオフにし、上記電源から上記充電電流を、上記直列体を通して流すことにより、上記コンデンサを充電し、
上記直流負荷の電源遮断時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサを放電し、
該コンデンサの放電電流が、少なくとも上記抵抗と、上記第2スイッチと、上記スイッチング素子とを流れるよう構成されており、
上記放電時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第1スイッチと上記第2スイッチとをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサから上記放電電流が、上記第1スイッチと上記抵抗と上記第2スイッチと上記スイッチング素子とを流れるよう構成されていることを特徴とする電源装置。 - 直流負荷に直列接続されたチョークコイルと、上記直流負荷に並列接続されたスイッチング素子とからなり、上記直流負荷の電源の電圧を昇圧する昇圧部と、
上記直流負荷に並列接続されたコンデンサと、
上記チョークコイルと上記スイッチング素子との接続点と、上記コンデンサとの間に設けられ、上記チョークコイル側から第1ダイオードと抵抗と第2ダイオードとを直列に接続してなる直列体と、
上記抵抗および上記第2ダイオードに並列接続された第1スイッチと、
上記第1ダイオードおよび上記抵抗に並列接続された第2スイッチと、
上記第1スイッチに並列接続された第3ダイオードとを備え、
上記第1ダイオードと上記第2ダイオードとは、上記電源から上記コンデンサを充電する方向に流れる充電電流に対して、それぞれ順方向となるように接続されており、
上記第3ダイオードは、上記コンデンサの放電電流に対して順方向となるように接続されており、
上記直流負荷の電源投入時には、上記第1スイッチ及び上記第2スイッチをオフにし、上記電源から上記充電電流を、上記直列体を通して流すことにより、上記コンデンサを充電し、
上記直流負荷の電源遮断時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサを放電し、
該コンデンサの上記放電電流が、上記第3ダイオードと、上記抵抗と、上記第2スイッチと、上記スイッチング素子とを流れるよう構成されていることを特徴とする電源装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の電源装置において、上記電源は交流電源であり、上記昇圧部はPFC回路の一部を構成していることを特徴とする電源装置。
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