JP5585493B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサに突入電流が流れることを防止する機能と、コンデンサに蓄えられた電荷を放電する機能とを備えた電源装置に関する。
従来から、図12に示すごとく、インバータ等の直流負荷91と、電源92との間に設けられた電源装置90が知られている(下記特許文献1、2参照)。電源装置90は、直流負荷91の電源投入時において、コンデンサCに突入電流が流れることを防止する機能と、直流負荷91の電源遮断時において、コンデンサCを放電させる機能とを備える。
電源装置90は、電源92から供給される交流電力を、整流回路97を使って整流し、コンデンサCによって平滑化することにより、直流電力に変換している。また、直流負荷91(インバータ)は、複数個のスイッチング素子910を備える。このスイッチング素子910をスイッチング動作させることにより、直流電力を交流電力に変換し、交流負荷99(三相交流モータ)を駆動させている。
電源装置90は、第1ダイオード94と、第2ダイオード95と、抵抗Rと、第1スイッチ93と、第2スイッチ96とを備える。抵抗Rと第2ダイオード95は直列接続され、直列接続体950を構成している。第1スイッチ93と、第1ダイオード94と、直列接続体950とは、直流負荷91の正側電源ライン911に、互いに並列になるよう接続されている。また、抵抗Rと第2ダイオード95との接続点960と、負側電源ライン912との間に、第2スイッチ96が設けられている。
直流負荷91に電源を投入する際には、リレー920をオンにし、電源92から充電電流Icを流して、コンデンサCを予め充電しておく。この際、第1スイッチ93と第2スイッチ96とをオフにし、抵抗Rと第2ダイオード95とを介して充電電流Icを流す。このようにすると、充電電流Icは、抵抗Rを介して流れるため、小電流となる。これにより、コンデンサCに突入電流が流れることを防止し、リレー920等が溶着する不具合を防止している。
また、コンデンサCが充電された後は、第1スイッチ93をオンにし、第1スイッチ93を介して駆動電流Ioを直流負荷91に供給する。
直流負荷91の稼動を停止する際には、まずリレー920をオフにする。その後、第2スイッチ96をオンにして、コンデンサCを放電する。この際、コンデンサCに蓄えられた電荷が放電電流Idとなり、第1ダイオード94、抵抗R、第2スイッチ96を通って流れる。このように、直流負荷91の稼動を停止した後、速やかにコンデンサCを放電させることにより、感電事故を防止している。
特許第3572915号公報 特開平2−84069号公報
しかしながら、従来の電源装置90は、コンデンサCの高電圧が第2スイッチ96に加わった状態で、第2スイッチ96をオフからオンに切り替えるため、第2スイッチ96の接点が溶着しやすいという問題があった。第2スイッチ96として、大きな接点を有するリレーを用いれば、溶着を防止できるが、このようにすると、電源装置90が大型化したり、製造コストが上昇しやすくなる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、コンデンサの放電用のスイッチを小型化かつ長寿命化できる電源装置を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、直流負荷に直列接続されたチョークコイルと、上記直流負荷に並列接続されたスイッチング素子とからなり、上記直流負荷の電源の電圧を昇圧する昇圧部と、
上記直流負荷に並列接続されたコンデンサと、
上記チョークコイルと上記スイッチング素子との接続点と、上記コンデンサとの間に設けられ、上記チョークコイル側から第1ダイオードと抵抗と第2ダイオードとを直列に接続してなる直列体と、
上記抵抗および上記第2ダイオードに並列接続された第1スイッチと、
上記第1ダイオードおよび上記抵抗に並列接続された第2スイッチとを備え、
上記第1ダイオードと上記第2ダイオードとは、上記電源から上記コンデンサを充電する方向に流れる充電電流に対して、それぞれ順方向となるように接続されており、
上記直流負荷の電源投入時には、上記第1スイッチ及び上記第2スイッチをオフにし、上記電源から上記充電電流を、上記直列体を通して流すことにより、上記コンデンサを充電し、
上記直流負荷の電源遮断時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサを放電し、
該コンデンサの放電電流が、少なくとも上記抵抗と、上記第2スイッチと、上記スイッチング素子とを流れるよう構成されており、
上記放電時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第1スイッチと上記第2スイッチとをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサから上記放電電流が、上記第1スイッチと上記抵抗と上記第2スイッチと上記スイッチング素子とを流れるよう構成されていることを特徴とする電源装置にある(請求項1)。
また、本発明の第2の態様は、直流負荷に直列接続されたチョークコイルと、上記直流負荷に並列接続されたスイッチング素子とからなり、上記直流負荷の電源の電圧を昇圧する昇圧部と、
上記直流負荷に並列接続されたコンデンサと、
上記チョークコイルと上記スイッチング素子との接続点と、上記コンデンサとの間に設けられ、上記チョークコイル側から第1ダイオードと抵抗と第2ダイオードとを直列に接続してなる直列体と、
上記抵抗および上記第2ダイオードに並列接続された第1スイッチと、
上記第1ダイオードおよび上記抵抗に並列接続された第2スイッチと、
上記第1スイッチに並列接続された第3ダイオードとを備え、
上記第1ダイオードと上記第2ダイオードとは、上記電源から上記コンデンサを充電する方向に流れる充電電流に対して、それぞれ順方向となるように接続されており、
上記第3ダイオードは、上記コンデンサの放電電流に対して順方向となるように接続されており、
上記直流負荷の電源投入時には、上記第1スイッチ及び上記第2スイッチをオフにし、上記電源から上記充電電流を、上記直列体を通して流すことにより、上記コンデンサを充電し、
上記直流負荷の電源遮断時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサを放電し、
該コンデンサの上記放電電流が、上記第3ダイオードと、上記抵抗と、上記第2スイッチと、上記スイッチング素子とを流れるよう構成されていることを特徴とする電源装置にある(請求項2)。
上記電源装置は、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、コンデンサを放電するよう構成されている。このようにすると、第2スイッチをオンにする際には、スイッチング素子がオフになっているため、第2スイッチにはコンデンサの高電圧が加わらない。そのため、第2スイッチをオンした際に、接点が溶着する不具合を防止できる。これにより、第2スイッチを長寿命化することが可能となる。また、第2スイッチとして小型のリレー等を用いても、溶着を防止できるため、電源装置の小型化や低コスト化を達成することができる。
また、スイッチング素子は、上記昇圧部を構成する素子であり、コンデンサに並列接続されている。そのため、直流負荷の稼動時、すなわちコンデンサが充電されている時には、コンデンサの電圧がスイッチング素子に加わる。したがって、スイッチング素子には、コンデンサの電圧に耐えられるものが用いられる。
このように、スイッチング素子はコンデンサの電圧に耐えることができるため、コンデンサの放電時に、コンデンサの電圧が加わった状態でスイッチング素子をオフからオンに切り替えても、スイッチング素子が破壊する等の不具合は生じない。
また、上記電源装置においては、コンデンサの放電電流は上記抵抗を流れるため、放電電流を小さくすることができる。そのため、第2スイッチの溶着を効果的に防止できる。
また、上記電源装置は、直流負荷の電源投入時に、コンデンサを予め充電している。この際、抵抗を介して上記充電電流を流しているため、コンデンサに突入電流が流れることを防止でき、スイッチの溶着を抑制できる。また、充電電流を流す際に用いる抵抗と、放電電流を流す際に用いる抵抗とを共通化しているため、部品点数を少なくすることができ、電源装置の製造コストを低減することが可能になる。
以上のごとく、本発明によれば、コンデンサの放電用のスイッチを小型化かつ長寿命化できる電源装置を提供することができる。
実施例1における、電源装置の回路図。 実施例1における、コンデンサの充電時における電源装置の回路図。 実施例1における、直流負荷の稼動時における電源装置の回路図。 実施例1における、コンデンサの放電準備時における電源装置の回路図。 実施例1における、コンデンサの放電時における電源装置の回路図。 実施例1における、電源装置を用いた充電装置の回路図。 実施例1における、電源装置を用いたインバータの回路図。 実施例2における、コンデンサの充電時における電源装置の回路図。 実施例2における、コンデンサの放電時における電源装置の回路図。 実施例3における、コンデンサの充電時における電源装置の回路図。 実施例3における、コンデンサの放電時における電源装置の回路図。 従来例における、電源装置の回路図。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記電源装置において、上記電源は交流電源であり、上記昇圧部はPFC回路の一部を構成していることが好ましい(請求項)。
この場合には、入力電流の力率を向上させることが可能となる。そのため、電力損失を抑制でき、省エネルギー化できる。また、高調波の発生等を抑制できる。
また、本発明の第1の態様では、上記放電時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第1スイッチと上記第2スイッチとをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサから上記放電電流が、上記第1スイッチと上記抵抗と上記第2スイッチと上記スイッチング素子とを流れるよう構成されている。
例えば、第1スイッチに第3ダイオード(図10、図11参照)を逆並列接続し、この第3ダイオードを介して放電電流を流すことも可能であるが、この場合と比較して、上述のように第1スイッチを介して放電電流を流すと、第3ダイオードを設ける必要がなくなり、部品点数を減らすことが可能となる。そのため、電源装置の製造コストを低減できる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電源装置につき、図1〜図7を用いて説明する。
図1に示すごとく、本例の電源装置1は、昇圧部3と、コンデンサ4と、直列体5と、第1スイッチ6と、第2スイッチ7とを備える。
昇圧部3は、直流負荷2に直列接続されたチョークコイル30と、直流負荷2に並列接続されたスイッチング素子31とからなる。昇圧部3は、直流負荷2の電源10の電圧を昇圧する。
コンデンサ4は、直流負荷2に並列接続されている。
直列体5は、チョークコイル30側から第1ダイオード50と抵抗51と第2ダイオード52とを直列に接続してなる。直列体5は、チョークコイル30とスイッチング素子31との接続点35と、コンデンサ4との間に設けられている。
第1スイッチ6は、抵抗51および第2ダイオード52に並列接続されている。また、第2スイッチ7は、第1ダイオード50および抵抗51に並列接続されている。
図2に示すごとく、第1ダイオード50と第2ダイオード52とは、電源10からコンデンサ4を充電する方向に流れる充電電流Icに対して、それぞれ順方向となるように接続されている。
直流負荷2の電源投入時には、第1スイッチ6及び第2スイッチ7をオフにし、電源10から充電電流Icを、直列体5を通して流すことにより、コンデンサ4を充電する。
図4に示すごとく、直流負荷2の電源遮断時には、スイッチング素子31をオフにし、かつ第1スイッチ6及び第2スイッチ7をオンにする。その後、図5に示すごとく、スイッチング素子31をオフからオンに切り替えることにより、コンデンサ4を放電する。
コンデンサ4の放電電流Idは、第1スイッチ6と、抵抗51と、第2スイッチ7と、スイッチング素子31とを流れる。
図1に示すごとく、本例の電源装置1は、交流電源10から供給される交流電力を整流するための整流回路12を備える。整流回路12と交流電源10との間には、リレー100が設けられている。リレー100をオンにすると、交流電源10から直流負荷2に駆動電流Io(図3参照)が流れ、リレー100をオフにすると、直流負荷2への電力供給が停止する。電源装置1は、交流電圧を、整流回路12を使って全波整流した後、コンデンサ4によって平滑化している。
直流負荷2と整流回路12とは、正側電力ライン20および負側電力ライン21によって接続されている。正側電力ライン20に、上述のチョークコイル30が設けられている。また、正側電力ライン20と負側電力ライン21との間には、スイッチング素子31としてのN型MOSFETが接続されている。
図1に示すごとく、チョークコイル30とスイッチング素子31との接続点35には、第1ダイオード50のアノード端子A1が接続している。また、第1ダイオード50のカソード端子C1は、抵抗51の一端511に接続している。抵抗51の他端512は、第2ダイオード52のアノード端子A2に接続している。そして、第2ダイオード52のカソード端子C2は、コンデンサ4及び直流負荷2に接続している。
第1スイッチ6は、第1ダイオード50と抵抗51との接続点13と、第2ダイオード52とコンデンサ4との接続点14との間に接続されている。また、第2スイッチ7は、抵抗51と第2ダイオード52との接続点17と、スイッチング素子31(MOSFET)のドレイン端子Dに接続している。なお、本例では、第1スイッチ6及び第2スイッチ7として機械式リレーを用いているが、半導体スイッチを用いてもよい。
第1スイッチ6、第2スイッチ7、リレー100は、図示しない制御回路に接続されている。この制御回路を使って、第1スイッチ6、第2スイッチ7、リレー100のオンオフ動作を制御している。スイッチング素子31のゲート端子Gも、制御回路に接続している。また、電源装置1は、交流電源10の入力電流Isを測定する電流センサ(図示しない)を備える。この電流センサも、制御回路に接続されている。
直流負荷2の電源投入時には、コンデンサ4は充電されていない。この状態で、リレー100をオンにし、第1スイッチ6をオンにすると、コンデンサ4に突入電流が流れ、リレー100や第1スイッチ6が溶着する等の問題が生じ得る。
そのため、図2に示すごとく、電源投入時には、第1スイッチ6と第2スイッチ7とスイッチング素子31をオフにした状態で、リレー100をオンにする。このようにすると、交流電源10から充電電流Icが、チョークコイル30、第1ダイオード50、抵抗51、第2ダイオード52を流れ、コンデンサ4が充電される。充電電流Icは、抵抗51を流れるため、低電流となる。そのため、突入電流を防止でき、徐々にコンデンサ4を充電することが可能になる。これにより、リレー100等の溶着を防止している。
図3に示すごとく、コンデンサ4を充電した後は、第2スイッチ7をオフにしたまま、第1スイッチ6をオンにする。そして、第1スイッチ6を介して駆動電流Ioを供給し、直流負荷2を駆動する。
直流負荷2を駆動する間は、スイッチング素子31をスイッチング動作させる。これにより、整流後の電圧を昇圧すると共に、交流電源10の入力電流Isの力率を向上させている。
すなわち、チョークコイル30とスイッチング素子31は、昇圧部3を構成するとともに、入力電流Isの力率を向上させるためのPFC回路の一部を構成している。上記制御回路は、交流電源10の入力電圧の波形等から、入力電流Isの目標値を算出し、この目標値と、上記電流センサを用いて測定した入力電流Isの測定値との差が、なるべく小さくなるようにスイッチング素子31をスイッチング動作させる。これにより、入力電流Isの波形が理想的なサインカーブに近い形となり、力率を向上させることが可能になる。
直流負荷2への電力供給を停止する際には、図4に示すごとく、まずリレー100をオフにする。この後、感電事故等を防止するため、コンデンサ4を速やかに放電させる必要がある。コンデンサ4を放電するには、図4に示すごとく、第1スイッチ6及び第2スイッチ7をオンにし、スイッチング素子31をオフにしておく。その後、図5に示すごとく、スイッチング素子31をオフからオンに切り替える。このようにすると、コンデンサ4に蓄えられた電荷Qが放電電流Idとなり、第1スイッチ6、抵抗51、第2スイッチ7、スイッチング素子31を流れる。これにより、コンデンサ4が放電される。
図6に示すごとく、本例の電源装置1は、例えば、電気自動車等の車両に搭載されるバッテリー19を充電するための充電装置15に用いることができる。充電装置15は、電源10(家庭用の商用電源)から供給される交流電力を、整流回路12によって全波整流し、コンデンサ4を使って平滑化している。
直流負荷2は、複数のIGBT素子22からなるH型ブリッジ回路220と、トランス23と、ダイオードブリッジ24と、平滑コンデンサ25とを備える。H型ブリッジ回路220は、IGBT素子22をスイッチング動作することにより、入力された直流電力を交流電力に変換する。そして、交流電力をトランス23によって変圧した後、ダイオードブリッジ24によって全波整流し、平滑コンデンサ25を使って平滑化している。このようにして得た直流電力を使って、バッテリー19を充電する。
なお、充電装置15は、バッテリー19の充電状態に応じて、充電電圧を変えるように構成されている。すなわち、バッテリー19の充電量が少ない場合は低電圧で充電し、バッテリー19の充電量が多い場合は高電圧で充電する。このような電圧の調整は、H型ブリッジ回路220のIGBT素子22がオンする時間を変化させることにより行っている。
また、図7に示すごとく、本例の電源装置1はDCDCコンバータ16として用いることもできる。DCDCコンバータ16は、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に搭載された直流電源10の電圧を、昇圧部3によって昇圧し、コンデンサ4を使って平滑化している。電源装置1をDCDCコンバータとして用いる場合は、チョークコイル30とスイッチング素子31は、直流電源10の電圧を昇圧する機能のみを備えており、PFC回路としての機能を備えていない。
DCDCコンバータに接続された直流負荷2は、複数のIGBT素子22からなるインバータ回路である。インバータ回路のIGBT素子22をスイッチング動作させることにより、入力された直流電力を交流電力に変換し、三相交流モータ18を駆動するよう構成されている。
本例の作用効果について説明する。
本例の電源装置1は、スイッチング素子31をオフにし、かつ第2スイッチ7をオンにした状態(図4参照)で、スイッチング素子31をオフからオンに切り替える(図5参照)ことにより、コンデンサ4を放電するよう構成されている。このようにすると、第2スイッチ7をオンにする際には、スイッチング素子31がオフになっているため、第2スイッチ7にはコンデンサ4の高電圧が加わらない。そのため、第2スイッチ7をオンした際に、接点が溶着する不具合を防止できる。これにより、第2スイッチ7を長寿命化することが可能となる。また、第2スイッチ7として小型のリレー等を用いても、溶着を防止できるため、電源装置1の小型化や低コスト化を達成することができる。
また、スイッチング素子31は、昇圧部3を構成する素子であり、コンデンサ4に並列接続されている。そのため、直流負荷2の稼動時、すなわちコンデンサ4が充電されている時には、コンデンサ4の電圧がスイッチング素子31に加わる。したがって、スイッチング素子31には、コンデンサ4の電圧に耐えられるものが用いられる。
このように、スイッチング素子31はコンデンサ4の電圧に耐えることができるため、コンデンサ4の放電時に、コンデンサ4の電圧が加わった状態でスイッチング素子31をオフからオンに切り替えても、スイッチング素子31が破壊する等の不具合は生じない。
また、図5に示すごとく、コンデンサ4の放電電流Idは抵抗51を流れるため、放電電流Idを小さくすることができる。これにより、第2スイッチ7の溶着を効果的に防止できる。
また、図2に示すごとく、電源装置1は、直流負荷2の電源投入時に、コンデンサ4を予め充電している。この際、抵抗51を介して充電電流Icを流しているため、コンデンサ4に突入電流が流れることを防止でき、リレー100の溶着を抑制できる。また、充電電流Icを流す際に用いる抵抗51と、放電電流Id(図5参照)を流す際に用いる抵抗51とを共通化しているため、部品点数を少なくすることができ、電源装置1の製造コストを低減することが可能になる。
また、図1〜図5に示すごとく、昇圧部3をPFC回路として利用すると、入力電流Isの力率を向上させることが可能となる。そのため、電力損失を抑制でき、省エネルギー化できる。また、高調波の発生等を抑制できる。
また、本例では、放電時には、スイッチング素子31をオフにし、かつ第1スイッチ6と第2スイッチ7とをオンにした状態(図4参照)で、スイッチング素子31をオフからオンに切り替えている(図5参照)。これにより、コンデンサ4から放電電流Idが、第1スイッチ6と抵抗51と第2スイッチ7とスイッチング素子31とを流れるよう構成してある。
例えば、第1スイッチ6に第3ダイオード53(図10、図11参照)を逆並列接続し、この第3ダイオード53を介して放電電流Idを流すことも可能であるが、この場合と比較して、上述のように第1スイッチ6を介して放電電流Idを流すと、第3ダイオード53を設ける必要がなくなり、部品点数を減らすことが可能となる。そのため、電源装置1の製造コストを低減できる。
以上のごとく、本発明によれば、コンデンサの放電用のスイッチを小型化かつ長寿命化できる電源装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図8、図9に示すごとく、チョークコイル30、直列体5、第1スイッチ6を、負側電力ライン21に設けた例である。本例では、チョークコイル30とスイッチング素子31との接続点35に、第1ダイオード50のカソード端子C1が接続している。第1ダイオード50のアノード端子A1は、抵抗51の一端511に接続している。また、抵抗51の他端512は、第2アノード52のカソード端子C2に接続している。第2アノード52のアノード端子A2は、コンデンサ4に接続している。第1スイッチ6は、第1ダイオード50と抵抗51との接続点13と、第2ダイオード52とコンデンサ4との接続点14との間に接続されている。また、第2スイッチ7は、抵抗51と第2ダイオード52との接続点17と、スイッチング素子31のソース端子Sとの間に接続されている。
直流負荷2の電源投入時には、図8に示すごとく、第1スイッチ6および第2スイッチ7をオフにした状態で、リレー100をオンにする。このようにすると、交流電源10から充電電流Icが、正側電力ライン20、コンデンサ4、第2ダイオード52、抵抗51、第1ダイオード51を流れる。これにより、コンデンサ4が充電される。
直流負荷2の電源を遮断する場合は、図9に示すごとく、リレー100をオフにする。そして、スイッチング素子31をオフにし、かつ第1スイッチ6及び第2スイッチ7をオンにした後に、スイッチング素子31をオフからオンに切り替える。このようにすると、コンデンサ4から放電電流Idが、正側電力ライン20、スイッチング素子31、第2スイッチ7、抵抗51、第1スイッチ6を流れる。これにより、コンデンサ4が放電される。
本例においても、実施例1と同様に、第2スイッチ7をオンにする際には、スイッチング素子31がオフになっているため、コンデンサ4の高電圧が第2スイッチ7に加わらない。そのため、第2スイッチ7の溶着を抑制することができる。これにより、第2スイッチ7の長寿命化および小型化を図ることが可能になる。
また、本例では、チョークコイル30、直列体5、第1スイッチ6が負側電力ライン21に設けられている。そのため、電源装置1の設計自由度を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例3)
本例は、図10、図11に示すごとく、第1スイッチ6に第3ダイオード53を逆並列接続した例である。本例では、第1ダイオード50と抵抗51との接続点13と、第2ダイオード52とコンデンサ4との接続点14との間に、第3ダイオード53を設けた。第3ダイオード53のカソード端子C3は接続点13に接続し、アノード端子A3は接続点14に接続している。
直流負荷2の電源投入時には、実施例1と同様に、第1スイッチ6、第2スイッチ7をオフにした状態で、リレー100をオンにする。そして、交流電源10から充電電流Icを、第1ダイオード50、抵抗51、第2ダイオード52を通してコンデンサ4に流す。これにより、コンデンサ4を充電する。
直流負荷2の電源を遮断する際には、図11に示すごとく、リレー100をオフにする。そして、スイッチング素子31及び第1スイッチ6をオフにし、第2スイッチ7をオンにした後、スイッチング素子31をオフからオンに切り替える。このようにすると、コンデンサ4から放電電流Idが、第3ダイオード53、抵抗51、第2スイッチ7、スイッチング素子31を流れる。これにより、コンデンサ4が放電する。
本例では、コンデンサ4を放電する際に、放電電流Idが第1スイッチ6を流れないため、放電電流Idによって第1スイッチ6が溶着する不具合を防止できる。そのため、第1スイッチ6として、小型のリレーを用いることができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電源装置
10 電源
2 直流負荷
3 昇圧部
30 チョークコイル
31 スイッチング素子
4 コンデンサ
5 直列体
50 第1ダイオード
51 抵抗
52 第2ダイオード
6 第1スイッチ
7 第2スイッチ

Claims (3)

  1. 直流負荷に直列接続されたチョークコイルと、上記直流負荷に並列接続されたスイッチング素子とからなり、上記直流負荷の電源の電圧を昇圧する昇圧部と、
    上記直流負荷に並列接続されたコンデンサと、
    上記チョークコイルと上記スイッチング素子との接続点と、上記コンデンサとの間に設けられ、上記チョークコイル側から第1ダイオードと抵抗と第2ダイオードとを直列に接続してなる直列体と、
    上記抵抗および上記第2ダイオードに並列接続された第1スイッチと、
    上記第1ダイオードおよび上記抵抗に並列接続された第2スイッチとを備え、
    上記第1ダイオードと上記第2ダイオードとは、上記電源から上記コンデンサを充電する方向に流れる充電電流に対して、それぞれ順方向となるように接続されており、
    上記直流負荷の電源投入時には、上記第1スイッチ及び上記第2スイッチをオフにし、上記電源から上記充電電流を、上記直列体を通して流すことにより、上記コンデンサを充電し、
    上記直流負荷の電源遮断時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサを放電し、
    該コンデンサの放電電流が、少なくとも上記抵抗と、上記第2スイッチと、上記スイッチング素子とを流れるよう構成されており、
    上記放電時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第1スイッチと上記第2スイッチとをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサから上記放電電流が、上記第1スイッチと上記抵抗と上記第2スイッチと上記スイッチング素子とを流れるよう構成されていることを特徴とする電源装置。
  2. 直流負荷に直列接続されたチョークコイルと、上記直流負荷に並列接続されたスイッチング素子とからなり、上記直流負荷の電源の電圧を昇圧する昇圧部と、
    上記直流負荷に並列接続されたコンデンサと、
    上記チョークコイルと上記スイッチング素子との接続点と、上記コンデンサとの間に設けられ、上記チョークコイル側から第1ダイオードと抵抗と第2ダイオードとを直列に接続してなる直列体と、
    上記抵抗および上記第2ダイオードに並列接続された第1スイッチと、
    上記第1ダイオードおよび上記抵抗に並列接続された第2スイッチと、
    上記第1スイッチに並列接続された第3ダイオードとを備え、
    上記第1ダイオードと上記第2ダイオードとは、上記電源から上記コンデンサを充電する方向に流れる充電電流に対して、それぞれ順方向となるように接続されており、
    上記第3ダイオードは、上記コンデンサの放電電流に対して順方向となるように接続されており、
    上記直流負荷の電源投入時には、上記第1スイッチ及び上記第2スイッチをオフにし、上記電源から上記充電電流を、上記直列体を通して流すことにより、上記コンデンサを充電し、
    上記直流負荷の電源遮断時には、上記スイッチング素子をオフにし、かつ上記第2スイッチをオンにした状態で、上記スイッチング素子をオフからオンに切り替えることにより、上記コンデンサを放電し、
    該コンデンサの上記放電電流が、上記第3ダイオードと、上記抵抗と、上記第2スイッチと、上記スイッチング素子とを流れるよう構成されていることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電源装置において、上記電源は交流電源であり、上記昇圧部はPFC回路の一部を構成していることを特徴とする電源装置。
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