JP5881553B2 - 双方向dc/dcコンバータおよびこれを用いた車両用電源装置 - Google Patents

双方向dc/dcコンバータおよびこれを用いた車両用電源装置 Download PDF

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Description

この発明は、2電源間を双方向に電力変換する双方向DC/DCコンバータおよび、これを用いた車両用電源装置に関するものである。
2つの直流電源間で電力の授受を行うには双方向DC/DCコンバータが用いられている。特に電気自動車では高電圧バッテリと低電圧バッテリの電力を融通するため双方向DC/DCコンバータが検討されている。例えば、高電圧バッテリから送電するときに平滑用として作動するリアクトルを、低電圧バッテリから送電する際には昇圧チョッパのリアクトルとして利用することで十分な高圧直流電圧を出力することができる双方向DC/DCコンバータが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−165448号公報(段落[0026]〜[0030]、図1、2)
特許文献1開示の双方向DC/DCコンバータでは、低電圧バッテリから高電圧バッテリに送電を行う際、二次側スイッチング素子の誤動作で両アームのスイッチング素子が同時にオフした場合、二次側リアクトルに蓄えられた磁気エネルギーの行き場所が無く変換器が故障してしまう問題がある。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、スイッチング素子の誤動作が起きても変換器の故障に至らない双方向DC/DCコンバータを提供することを目的とする。
第1の発明に係る双方向DC/DCコンバータは、第1の直流電源と第2の直流電源間に接続され、第1の直流電源とトランスの第1巻線との間に第1のリアクトルを介して接続した直流/交流の電力変換を行う第1のスイッチング回路と、トランスの第2巻線の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、整流回路のダイオードに並列接続され第2の直流電源から第1の直流電源への送電動作時に直流/交流の電力変換を行う第2のスイッチング回路と、トランスの中間端子と、またはトランスの第2巻線両側端子に接続された整流回路のダイオードのカソード共通端子と、第2の直流電源の正極端子の間に接続した第2のリアクトルと、第2のリアクトルに並列に接続したバイパス回路とを備え、第2の直流電源から第1の直流電源へ送電動作時は、バイパス回路をオンとして第2のリアクトルをバイパスして第2のスイッチング回路をスイッチング動作させ、第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させるものである。
第2の発明に係る双方向DC/DCコンバータは、第1の直流電源と第2の直流電源間に接続され、第1の直流電源とトランスの第1巻線との間に接続した直流/交流の電力変換を行う第1のスイッチング回路と、トランスの第2巻線の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、整流回路のダイオードに並列接続され第2の直流電源から第1の直流電源へ送電動作時にスイッチング動作を行う第2のスイッチング回路と、トランスの中間端子と、またはトランスの第2巻線両側端子に接続された整流回路のダイオードのカソード共通端子と、第2の直流電源の正極端子の間に接続した第2のリアクトルと、第2のリアクトルに並列に接続したバイパス回路とを備え、第2の直流電源から第1の直流電源へ送電動作時は、バイパス回路をオンとして第2のリアクトルをバイパスして第2のスイッチング回路をスイッチング動作させ、トランスの漏れインダクタンスを利用して第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させるものである。
第1の発明に係る双方向DC/DCコンバータは、上記のように構成されているため、スイッチング素子の誤動作が起きても変換器の故障に至らない双方向DC/DCコンバータを提供することができる。
第2の発明に係る双方向DC/DCコンバータは、上記のように構成され、トランスの漏れインダクタンスを利用して第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させているため、スイッチング素子の誤動作が起きても変換器の故障に至らない双方向DC/DCコンバータを提供することができる。
この発明の実施の形態1の双方向DC/DCコンバータに係る回路構成図である。 この発明の実施の形態1の双方向DC/DCコンバータに係る駆動パルス波形図である。 この発明の実施の形態1の双方向DC/DCコンバータに係る動作説明図である。 この発明の実施の形態1の双方向DC/DCコンバータに係る動作説明図である。 この発明の実施の形態1の双方向DC/DCコンバータに係る動作説明図である。 この発明の実施の形態2の双方向DC/DCコンバータに係る回路構成図である。 この発明の実施の形態2の双方向DC/DCコンバータに係る駆動パルス波形図である。 この発明の実施の形態3の双方向DC/DCコンバータに係る回路構成図である。 この発明の実施の形態3の双方向DC/DCコンバータに係る動作説明図である。 この発明の実施の形態3の双方向DC/DCコンバータに係る動作説明図である。 この発明の実施の形態3の双方向DC/DCコンバータに係る動作説明図である。 この発明の実施の形態4の双方向DC/DCコンバータに係る回路構成図である。 この発明の実施の形態5の双方向DC/DCコンバータに係る回路構成図である。 この発明の実施の形態6の双方向DC/DCコンバータを用いた車両用電源装置のシステム構成図である。 この発明の実施の形態7の双方向DC/DCコンバータを用いた車両用電源装置のシステム構成図である。
実施の形態1.
実施の形態1は、第1の直流電源とトランスの第1巻線との間に第1のリアクトルを介して接続した第1のスイッチング回路と、トランスの第2巻線に接続した整流回路と、整流回路のダイオードに並列接続され逆方向送電動作時に直流/交流の電力変換を行う第2のスイッチング回路と、トランスの中間端子と第2の直流電源の間に接続した第2のリアクトルと、第2のリアクトルに並列に接続したバイパス回路とを備え、逆方向送電動作時は、第2のリアクトルをバイパスして第2のスイッチング回路をスイッチング動作させ、第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させる構成とした双方向DC/DCコンバータに関するものである。
以下、本願発明の実施の形態1に係る双方向DC/DCコンバータ1の構成、動作について、双方向DC/DCコンバータの回路構成図である図1、駆動パルス波形図である図2、動作説明図である図3〜図5に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1に関する回路構成を示す。
図1において、第1の直流電源2と第2の直流電源3との間に、双方向DC/DCコンバータ1が接続されている。なお、実施の形態1においては、第1の直流電源2は高電圧バッテリを、第2の直流電源3は低電圧バッテリを想定している。
まず、双方向DC/DCコンバータ1の構成を説明する。双方向DC/DCコンバータ1は、第1の平滑用コンデンサ4、第1のスイッチング回路5、第1のリアクトル6、トランス7、整流回路8、第2のスイッチング回路9、第2のリアクトル10、バイパス回路11および第2の平滑用コンデンサ12から構成される。
第1の直流電源2に並列に接続された第1の平滑用コンデンサ4に第1のスイッチング回路5が接続される。第1のスイッチング回路5はスイッチング素子411〜414およびスイッチング素子411〜414にそれぞれ並列に接続されたソフトスイッチング用コンデンサ421〜424で構成される。
第1のスイッチング回路5の一方のアームの中間点とトランス7の第1巻線の片端(7a)との間に第1のリアクトル6を接続し、トランス7の第1巻線の他端(7b)と他方のアームの中間点とを接続している。
トランス7の第2巻線は中間タップ付き巻線であり、第2巻線の中間端子7eは第2のリアクトル10の一端に接続され、第2のリアクトル10の他端は第2の平滑用コンデンサ12の一端(正極端子)すなわち第2の直流電源3の正極端子に接続されている。また、第2のリアクトル10と並列にバイパス回路11が接続されている。バイパス回路11はスイッチング素子11a、11bから構成される。
トランス7の第2巻線のうち中間端子を除く2つの端子(7c、7d)は整流回路8を構成するダイオード8a、8bのカソードと接続され、ダイオード8a、8bのアノード側は互いに接続され、この接続点は第2の平滑用コンデンサ12の他端(負極端子)と接続されている。
整流回路8のダイオード8aには、スイッチング素子9aから構成される第2のスイッチング回路9が並列接続されている。そして、第2の平滑用コンデンサ12に第2の直流電源3が接続される。
図1においては、第2のスイッチング回路9は、整流回路8のダイオード8a側にのみスイッチング素子を並列接続しているが、整流回路8のダイオード8b側にもスイッチング素子を並列接続する構成を、後述の実施の形態2で説明する。
なお、整流回路8の片方のダイオードにのみ第2のスイッチング回路9のスイッチング素子を並列接続している回路構成を一石型(実施の形態1の回路構成)と称し、整流回路の両方のダイオードに第2のスイッチング回路のスイッチング素子を並列接続する回路構成(実施の形態2の回路構成)を二石型と称する。
第1のスイッチング回路5、第2のスイッチング回路9およびバイパス回路11のスイッチング素子には、IGBT(Insulated−Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)などの半導体スイッチング素子が使用される。
次に、双方向DC/DCコンバータ1の動作について、図2〜図5に基づき説明する。
以下の説明では、第1の直流電源2から第2の直流電源3への送電を順方向送電動作、第2の直流電源3から第1の直流電源2への送電動作を逆方向送電動作と定義する。
まず、順方向送電動作について説明する。順方向送電動作では、第1のスイッチング回路5は位相シフトフルブリッジコンバータとして動作する。このとき、第1のリアクトル6とソフトスイッチング用コンデンサ421〜424の共振現象を利用してソフトスイッチングの一つであるゼロボルトスイッチング動作を行い、低損失動作を実現する。
整流回路8はダイオード整流を行い、並列接続された第2のスイッチング回路9はオフにする。第2のリアクトル10に並列接続されたバイパス回路11はオフにして、バイパス機能は使用せず、第2のリアクトル10は出力電流の平滑化を行う。
上記に説明した動作で順方向送電が行われる。
次に、逆方向送電動作について説明する。逆方向送電動作では、整流回路8に並列接続した第2のスイッチング回路9のスイッチング素子をオン/オフして送電を行う。
図2の駆動パルス波形図は、第1のスイッチング回路5および第2のスイッチング回路9のスイッチングのタイミングチャートを示す。
なお、適宜「スイッチング素子のオン/オフ」を「スイッチのオン/オフ」あるいは「スイッチオン/オフ」と記載する。
まず、第2のスイッチング回路9のスイッチング素子をオン/オフした時の電流経路を図3、4で説明する。なお、図3、4では第1のスイッチング回路5のスイッチング素子411〜414はすべてオフである。
第2のスイッチング回路9のスイッチがオンしたときの電流経路を図3に示す。このオン期間ではトランス7の第2巻線の下部(7e−7d)に電流が流れ、トランス7を励磁しながら電力伝送を行う。
その後、第2のスイッチング回路9のスイッチをオフにすると、トランス7に蓄積された磁気エネルギーを解消するため電流は図4に示す電流経路を流れる。トランス7の第2巻線の上部(7c−7e)に電流が流れ、この電流はトランス7の消磁が完了すると流れなくなり、次のオン期間まではこの状態が続く。
トランス7の第2巻線に流れる電流は、第2のスイッチング回路9のスイッチのオン/オフに関わらず正の極性から負の極性へ流れる。しかし、トランス7の第2巻線に印加される電圧は、第2のスイッチング回路9のスイッチのオン/オフを境に極性が変化する。 このため第2のスイッチング回路9のスイッチのオン期間の電流はトランス7を励磁し、オフ期間の電流はトランス7を消磁する働きを持つ。
したがって、第2のスイッチング回路9のスイッチのオン期間に蓄えられたトランス7の磁気エネルギーをリセットする付加回路を追加することなく、スイッチング動作を続けて電力伝送することが可能となる。この動作は巻線リセット式のフォワードコンバータの動作と同じである。
上記の第2のスイッチング回路9のスイッチング動作の時に、第1のスイッチング回路5では昇圧動作を行う。以下、第1のスイッチング回路5による昇圧動作について説明する。
図2のタイミングチャートより、第2のスイッチング回路9のスイッチの立ち上がりと同時に第1のスイッチング回路5の下半分のスイッチング素子412、414をオンにする。このときの電流経路を図5に示す。トランス7の第1巻線(7a−7b)→第1のリアクトル6→スイッチング素子412→スイッチング素子414の経路で電流が環流する。この第1の直流電源2を通らない環流期間では、第1のリアクトル6に磁気エネルギーを蓄積することができる。
その後、図2のタイミングチャートに示すように環流を形成していたスイッチング素子412、414を第2のスイッチング回路9より先にオフにすることで、図3に示した電流経路で電流が流れる。これにより、第1のリアクトル6に蓄積していた磁気エネルギーと第2の直流電源3の電力を第1の直流電源2側へ送電することができる。
つまり、トランス7の第1巻線に発生する電圧と第1のリアクトル6の両端に発生する電圧の加算電圧を第1の直流電源2に印加することができるため、トランス7の第1巻線に発生する電圧よりも高い電圧を出力することができる。
最後に第2のスイッチング回路9のスイッチをオフすると、トランス7の消磁を行う電流が図4に示す電流経路で流れる。この一連の動作はトランス7を介在させた昇圧チョッパ動作であり、トランス7の第1巻線に発生する電圧よりも高い電圧を出力することができる。
なお、逆方向送電動作時、すなわち第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させる際には、第2のスイッチング回路のスイッチオン期間は第1のスイッチング回路の昇圧動作時のスイッチオン期間よりも長く設定する。
上記説明では、環流期間の形成にスイッチング素子412、414を使用したが、上半分のスイッチング素子411、413を用いても良い。また、第1のスイッチング回路5および第2のスイッチング回路9の各スイッチのオン時間比率を制御することで、任意の電圧を出力することができる。
次に順方向送電動作ではバイパス回路11をオフにして使用せず、逆方向送電動作時ではバイパス回路11をオンにし、電流をバイパス回路11に迂回させることの効果について説明する。
従来の双方向DC/DCコンバータでは、低電圧バッテリ(図1では、第2の直流電源が相当)から高電圧バッテリ(第1の直流電源が相当)に送電を行う際、二次側リアクトル(第2のリアクトルが相当)に磁気エネルギーを蓄積し、その後放出しトランスの二次側巻線に印加される電圧を入力電圧よりも高くすることで目標電圧を出力している。このため、二次側スイッチング素子の誤動作で両アームのスイッチング素子が同時にオフした場合、二次側リアクトルに蓄えられた磁気エネルギーの行き場所が無く、両アームのスイッチング素子に高いサージ電圧が印加され変換器、具体的にはトランス二次側の電力変換器が故障してしまう可能性がある。
しかし、本実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1では第1のスイッチング回路5にて昇圧動作を行うため、第2のスイッチング回路9にて第2のリアクトル10に磁気エネルギーを蓄積させる昇圧動作は必要ない。そのため、逆方向送電動作ではバイパス回路11に電流を迂回させ、第2のリアクトル10に磁気エネルギーを蓄積させることなく送電動作ができる。
また、バイパス回路11を用いることで次の効果も生ずる。送電方向に関わらず、第2のリアクトル10に電流が流れることで電圧降下を生じるが、逆方向送電動作ではトランス7の第2巻線に印加される電圧は、第2の直流電源3の電圧から第2のリアクトル10の電圧降下を差し引いた電圧となる。トランス7の第2巻線に印加される電圧が低いと巻数比倍されたトランス7の第1巻線に発生する電圧も低減され、十分な高圧直流電圧を出力できなくなる。そのため、第2のリアクトル10の電圧降下はなるべく低減した状態で、トランス7の第2巻線に入力電圧を印加する必要がある。特に車両用電源装置の場合、低電圧バッテリの電圧は十数ボルトであり、かつ大電流が流れるため第2のリアクトル10による電圧降下の影響は大きい。
しかし、逆方向送電動作時にはオンとなるバイパス回路11を第2のリアクトル10と並列に設けたことで、電流は第2のリアクトル10を通らずバイパス回路11を通るため、第2のリアクトル10の電圧降下を抑えることができ、十分な高圧直流電圧を出力することができる。
このバイパス回路11に用いられるスイッチの構成は、MOSFETを代表とするスイッチング素子である半導体素子に代えて、リレー等の機械式スイッチが使用できる。
上記では、逆方向送電動作時における第1のスイッチング回路5による昇圧動作について説明した。逆方向送電動作時に幅広い出力電圧範囲が要求され、トランス7の第1巻線に発生する電圧よりも低い電圧を下限電圧として求められる場合がある。この場合は、第1のスイッチング回路5では昇圧動作をさせずに整流回路とし、第2のスイッチング回路9のオン時間比率を制御することで、任意の出力電圧を出力することができる。
以上説明したように、実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1は、第1の直流電源とトランスの第1巻線との間に第1のリアクトルを介して接続した第1のスイッチング回路と、トランスの第2巻線に接続した整流回路と、整流回路のダイオードに並列接続され逆方向送電動作時に直流/交流の電力変換を行う第2のスイッチング回路と、トランスの中間端子と第2の直流電源の間に接続した第2のリアクトルと、第2のリアクトルに並列に接続したバイパス回路とを備え、逆方向送電動作時は、第2のリアクトルをバイパスして第2のスイッチング回路をスイッチング動作させ、第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させる構成としたので、スイッチング素子の誤動作が起きても変換器の故障に至らない双方向DC/DCコンバータを実現できる。
また、実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1は、逆方向送電動作時において、第2のリアクトルをバイパスすることでより高い高圧直流電圧を出力することができる。
実施の形態2.
実施の形態2の双方向DC/DCコンバータは、実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1の第2のスイッチング回路9を二石型の回路構成としたものである。
以下、実施の形態2の双方向DC/DCコンバータの構成、動作について、双方向DC/DCコンバータ21の回路構成図である図6、駆動パルス波形図である図7に基づいて差異を中心に説明する。
まず、実施の形態2の双方向DC/DCコンバータ21の構成について、図6に基づいて説明する。図6において、図1と同一あるいは相当部分には、同一の符号を付している。
実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1との違いは、第2のスイッチング回路が二石型であることである。すなわち、第2のスイッチング回路29はスイッチング素子29a、29bから構成され、整流回路28のダイオード28aおよび28bにそれぞれスイッチング素子29aおよび29bが並列接続されている。
次に実施の形態2の双方向DC/DCコンバータ21の動作について、図7に基づいて説明する。図7の駆動パルス波形図は、第1のスイッチング回路5および第2のスイッチング回路29のスイッチングのタイミングチャートを示す。
順方向送電動作は、実施の形態の双方向DC/DCコンバータ1と同じであるため、逆方向送電動作についてのみ説明する。
図7に示すように第2のスイッチング回路29のスイッチング素子29a、29bのオン期間に環流期間を設けて第1のリアクトル6に磁気エネルギーを蓄えることで、実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1と同様に昇圧動作を行うことができる。
二石型の第2のスイッチング回路29では、実施の形態1で説明した一石型の第2のスイッチング回路9と比較して、スイッチオン期間が増加することから伝送電力を増加させることができる。
以上説明したように、実施の形態2の双方向DC/DCコンバータ21は、第2のスイッチング回路9を二石型の回路構成としたので、スイッチング素子の誤動作が起きても変換器の故障に至らない双方向DC/DCコンバータを実現できるとともに、逆方向送電動作時において伝送電力を増加させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3の双方向DC/DCコンバータは、実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1のトランス7の第2巻線と整流回路8の接続を変更した回路構成としたものである。
以下、実施の形態3の双方向DC/DCコンバータ31の構成、動作について、双方向DC/DCコンバータ31の回路構成図である図8、動作説明図である図9〜11に基づいて差異を中心に説明する。なお、駆動パルス波形図は図2と同じである。
まず、実施の形態3の双方向DC/DCコンバータ31の構成について、図8に基づいて説明する。図8において、図1と同一あるいは相当部分には、同一の符号を付している。
実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1との違いは、トランス7の第2巻線と整流回路の接続を変更したことである。
トランス7の第2巻線のうち中間端子を除く両側端子7c、7dは整流回路38を構成するダイオード38a、38bのアノードと接続されている。ダイオード38a、38bのカソード側は互いに接続し、この接続点は第2のリアクトル10の一端に接続され、第2のリアクトル10の他端は第2の平滑用コンデンサ12の一端(正極端子)、すなわち第2の直流電源3の正極端子に接続される。トランス7の第2巻線の中間端子7eは第2の平滑用コンデンサ12の他端(負極端子)に接続される。
整流回路38のダイオード38aには、スイッチング素子39aから構成される第2のスイッチング回路39が並列接続されている。
次に実施の形態3の双方向DC/DCコンバータ31の動作を図9〜図11に基づいて説明する。順方向送電動作および逆方向送電動作は、実施の形態1で説明した動作と基本的に同じである。トランス7の第2巻線と整流回路の接続変更の影響を受ける逆方向送電動作について以下に説明する。
図9〜11は、実施の形態1の図3〜5に対応する。トランス7の第2巻線と整流回路の接続を変更したため、トランス7の第2巻線側の電流の流れる経路が変わっている。
なお、実施の形態1と同様、図9、10では第1のスイッチング回路5のスイッチング素子411〜414はすべてオフである。
第2のスイッチング回路39のスイッチがオンしたときの電流経路を図9に示す。このオン期間ではトランス7の第2巻線の上部(7c−7e)に電流が流れ、トランス7を励磁しながら電力伝送を行う。
その後、第2のスイッチング回路39のスイッチをオフにすると、トランス7に蓄積された磁気エネルギーを解消するため電流は図10に示す電流経路を通る。トランス7の第2巻線の下部(7e−7d)に電流が流れ、この電流はトランス7の消磁が完了すると流れなくなり、次のオン期間まではこの状態が続く。
第2のスイッチング回路39のスイッチング動作の時に、第1のスイッチング回路5では昇圧動作を行う。実施の形態1の図3〜5は、本実施の形態3の図9〜11に対応する。
図2のタイミングチャートより、第2のスイッチング回路39(第2のスイッチング回路9に対応)のスイッチの立ち上がりと同時に第1のスイッチング回路5の下半分のスイッチング素子412、414をオンにする。このときの電流経路を図11に示す。トランス7の第1巻線(7a−7b)→第1のリアクトル6→スイッチング素子412→スイッチング素子414の経路で電流が環流する。この第1の直流電源2を通らない環流期間では、第1のリアクトル6に磁気エネルギーを蓄積することができる。
以降の昇圧動作については実施の形態1と同じであるため、説明は省略する。
なお、実施の形態3では、第2のスイッチング回路39を整流回路38のダイオード38aにスイッチング素子39aを並列接続する構成、すなわち一石型の構成としたが、実施の形態2と同様にされている二石型の回路構成とすることもできる。第2のスイッチング回路39を二石型の回路構成とした場合は、逆方向送電動作時の伝送電力を増加させることができる。
以上説明したように、実施の形態3の双方向DC/DCコンバータ31は、トランスの第2巻線と整流回路の接続を変更し、トランスの第2巻線に接続した整流回路と、整流回路のダイオードに並列接続され逆方向送電動作時に直流/交流の電力変換を行う第2のスイッチング回路と、トランスの第2巻線両側端子に接続された整流回路のダイオードのカソード共通端子と第2の直流電源の間に接続した第2のリアクトルと、第2のリアクトルに並列に接続したバイパス回路とを備え、逆方向送電動作時は、第2のリアクトルをバイパスして第2のスイッチング回路をスイッチング動作させ、第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させる構成としたので、スイッチング素子の誤動作が起きても変換器の故障に至らない双方向DC/DCコンバータを実現できる。
実施の形態4.
実施の形態4の双方向DC/DCコンバータは、実施の形態2の双方向DC/DCコンバータ21の整流回路28と第2のスイッチング回路29を一体化した回路構成としたものである。
以下、実施の形態4の双方向DC/DCコンバータの構成、動作について、双方向DC/DCコンバータ41の回路構成図である図12に基づいて差異を中心に説明する。
まず、実施の形態4の双方向DC/DCコンバータ41の構成について、図12に基づいて説明する。図12において、図6と同一あるいは相当部分には、同一の符号を付している。
実施の形態2の双方向DC/DCコンバータ21との違いは、整流回路と第2のスイッチング回路を一体化し、第2のスイッチング回路49としたことである。すなわち、第2のスイッチング回路49はスイッチング素子49a、49bから構成され、図6の整流回路28のダイオード28a、28bを削除し、このダイオード28a、28bの機能を第2のスイッチング回路49のスイッチング素子49a、49bに内蔵されている寄生ダイオードで代替えしたものである。
実施の形態4の双方向DC/DCコンバータ41の動作については、実施の形態2の双方向DC/DCコンバータ21と同じであるため説明を省略する。
実施の形態4の双方向DC/DCコンバータ41では、整流回路と第2のスイッチング回路を一体化したので、スイッチング素子49a、49bの導通時の両端電圧の方が寄生ダイオードの順方向電圧よりも低い場合には、整流動作時にMOSFET側を電流が流れるため、導通損失を低減することが可能となる。
また、第2のスイッチング回路は実施の形態2の二石型回路構成と同等であるため、回路を簡素化できるとともに、逆方向送電動作時の伝送電力を増加させることができる。
以上説明したように、実施の形態4の双方向DC/DCコンバータ41は、整流回路と第2のスイッチング回路を一体化した回路構成としたので、スイッチング素子の誤動作が起きても変換器の故障に至らない双方向DC/DCコンバータを実現できるとともに、逆方向送電動作時の伝送電力を増加させ、また回路を簡素化できる。
実施の形態5.
実施の形態5の双方向DC/DCコンバータは、実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1のトランス7の漏れインダクタンスを利用することで、第1のリアクトルを削除した回路構成としたものである。
以下、実施の形態5の双方向DC/DCコンバータの構成、動作について、双方向DC/DCコンバータ51の回路構成図である図13に基づいて差異を中心に説明する。
まず、実施の形態5の双方向DC/DCコンバータ51の構成について、図13に基づいて説明する。図13において、図1と同一あるいは相当部分には、同一の符号を付している。
実施の形態1の双方向DC/DCコンバータ1との違いは、第1のリアクトル6を削除したことである。
すなわち、双方向DC/DCコンバータ51は、第1の平滑用コンデンサ4、第1のスイッチング回路5、トランス7、整流回路8、第2のスイッチング回路9、第2のリアクトル10、バイパス回路11および第2の平滑用コンデンサ12から構成される。
第1のスイッチング回路5の一方のアームの中間点がトランス7の第1巻線の片端(7a)と直接接続され、トランス7の第1巻線の他端(7b)と他方のアームの中間点とを接続している。
トランス7の第2巻線側回路を含めて、第1のリアクトル6を削除した以外は、図1と同じであるため、説明は省略する。
実施の形態5の双方向DC/DCコンバータ51では、トランス7の漏れインダクタンスが図1の第1のリアクトル6の役割を兼ねる。このため、順方向送電動作および逆方向送電動作は、実施の形態1で説明した動作と同じであるため、双方向DC/DCコンバータ51の動作説明は省略する。
以上説明したように、実施の形態5の双方向DC/DCコンバータ51は、第1のリアクトルを削除しトランス7の漏れインダクタンスを利用する構成としたため、スイッチング素子の誤動作が起きても変換器の故障に至らない双方向DC/DCコンバータを実現できるとともに、装置を小型化できる。
実施の形態6.
実施の形態6の車両用電源装置は、実施の形態1〜5で説明した双方向DC/DCコンバータを車両用電源システムに適用したものである。
以下、実施の形態6の車両用電源装置の構成、動作について、車両用電源装置のシステム構成図である図14に基づいて説明する。
図14において、電動車両Aは双方向DC/DCコンバータ611、高電圧バッテリ612および低電圧バッテリ613から成る車両用電源装置61を備える。ここで、双方向DC/DCコンバータ611は、実施の形態1〜5で説明した双方向DC/DCコンバータである。
この実施の形態6の車両用電源装置61は電動車両Aにおける高電圧バッテリ充電システムである。この車両用電源装置61は、高電圧バッテリ612が電欠状態となり周辺に充電環境が整っていない場合における応急の充電動作を行うためのシステムである。
高電圧バッテリ612の充電方法としては、家庭の系統による普通充電および急速充電器による急速充電があり、これらの充電設備は整備されつつあるが山間部など整備が不十分の地域もみられ、高電圧バッテリ612の電欠事故が発生するおそれがある。
そこで、高電圧バッテリ612の電欠状態から回復するために外部に電力源を用意し、これを低電圧バッテリ613に接続し双方向DC/DCコンバータ611の逆方向送電動作を行うことで、高電圧バッテリ612を充電することができる。
低電圧バッテリ613に接続する外部電力源は、電動車両B(双方向DC/DCコンバータ614、高電圧バッテリ615、低電圧バッテリ616を備える)、ガソリン車C(エンジン617、オールタネータ618を備える)、発電機619、および大容量のバッテリなどが挙げられる。しかし、この充電動作は他の充電設備に比べると充電効率が劣るため、周辺の充電施設までの動力を供給する応急処置としての使用が好ましい。これにより、電動車両Aの高電圧バッテリ612は電欠状態から回復することができる。
また、高電圧バッテリ612の電欠事故を事前に回避するために、高電圧バッテリ612の充電状態を監視し、充電量が低下した際に、低電圧バッテリ613の電力を高電圧バッテリ612に充電し、高電圧バッテリ612の充電量を維持することができる。
以上説明したように、実施の形態6の車両用電源装置61は、双方向DC/DCコンバータを適用したものであるため、高電圧バッテリが電欠状態となった際、高電圧バッテリの電欠状態から回復するために外部の種々の電力源を利用することができる。
実施の形態7.
実施の形態7の車両用電源装置は、双方向DC/DCコンバータを使用して、低電圧バッテリから高電圧バッテリに電力を送電し、インバータを介してモータジェネレータを駆動する構成としたものである。
以下、実施の形態7の車両用電源装置の構成、動作について、車両用電源システム構成図である図15に基づいて説明する。
図15(a)は、従来の電動車両システムの構成例である。ハイブリッド車の一部には、スタータモータが低電圧バッテリの後段に設けられており、高電圧バッテリに並列接続されたインバータ及びモータジェネレータと併せて2種類のエンジン始動が可能である。
次に、図15(b)で、電動車両Dに搭載された実施の形態7の車両用電源装置71にについて説明する。
車両用電源装置71は、双方向DC/DCコンバータ711、高電圧バッテリ712、低電圧バッテリ713およびモータジェネレータ715から構成される。モータジェネレータ715は、電動車両システムのエンジン716に機械的に連結されている。
図15(a)と図15(b)の差異は、従来の電動車両システムにあったスタータモータを削除し、DC/DCコンバータを双方向DC/DCコンバータにしたことである。
低電圧バッテリ側のスタータモータを削除した場合のエンジン始動について説明する。
まず、高電圧バッテリ712の充電状態が十分なときは、高電圧バッテリ712→インバータ714→モータジェネレータ715という送電経路を経てエンジン716を始動する。高電圧バッテリ712の充電状態が十分でないときは、低電圧バッテリ713→双方向DC/DCコンバータ711→高電圧バッテリ712→インバータ714→モータジェネレータ715という送電経路にてエンジン716を始動する。これにより、スタータモータを削除してもエンジン始動が可能となり低コスト化、小型化が実現できる。
また、上記と同じ送電経路にて低電圧バッテリ713の電力をモータジェネレータ715に送電し、モータジェネレータ715を直接駆動することで車両走行が実現できる。つまり、低電圧バッテリ713の電力を車両走行用の電力として充てることができる。
したがって、高電圧バッテリ712が何らかの異常により電力供給できなくなった場合においても、低電圧バッテリ713の電力により車両走行が可能となる。
以上説明したように、実施の形態7の車両用電源装置71は、双方向DC/DCコンバータを使用して、低電圧バッテリから高電圧バッテリに電力を送電し、インバータを介してモータジェネレータを駆動する構成としたので、スタータモータを削除することができ、低コスト化、小型化が実現できる。
また、高電圧バッテリの異常においても、低電圧バッテリの電力により車両走行が可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,21,31,41,51,611,614,711 双方向DC/DCコンバータ、
2 第1の直流電源、3 第2の直流電源、4 第1の平滑用コンデンサ、
5 第1のスイッチング回路、6 第1のリアクトル、7 トランス、
8,28,38 整流回路、
8a,8b,28a,28b,38a,38b ダイオード、
9,29,39,49 第2のスイッチング回路、
9a,29a,29b,39a,49a,49b スイッチング素子,
10 第2のリアクトル、11 バイパス回路、11a,11b スイッチング素子、
12 第2の平滑用コンデンサ、61,71 車両用電源装置、
411〜414 スイッチング素子、
421〜424 ソフトスイッチング用コンデンサ、
612,615,712 高電圧バッテリ、613,616,713 低電圧バッテリ、617,716 エンジン、618 オールタネータ、619 発電機、
714 インバータ、715 モータジェネレータ 716 エンジン、
A,B,D 電動車両、C ガソリン車。

Claims (8)

  1. 第1の直流電源と第2の直流電源間に接続された双方向DC/DCコンバータにおいて、前記第1の直流電源とトランスの第1巻線との間に第1のリアクトルを介して接続した直流/交流の電力変換を行う第1のスイッチング回路と、
    前記トランスの第2巻線の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、
    前記整流回路のダイオードに並列接続され前記第2の直流電源から前記第1の直流電源への送電動作時に直流/交流の電力変換を行う第2のスイッチング回路と、
    前記トランスの中間端子と、または前記トランスの第2巻線両側端子に接続された前記整流回路のダイオードのカソード共通端子と、前記第2の直流電源の正極端子の間に接続した第2のリアクトルと、
    前記第2のリアクトルに並列に接続したバイパス回路とを備え、
    前記第2の直流電源から前記第1の直流電源へ送電動作時は、前記バイパス回路をオンとして前記第2のリアクトルをバイパスして前記第2のスイッチング回路をスイッチング動作させ、前記第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させる双方向DC/DCコンバータ。
  2. 前記第1の直流電源から前記第2の直流電源へ送電動作時は、前記第1のスイッチング回路をスイッチング動作させ、前記バイパス回路をオフとして前記整流回路および前記第2のリアクトルで整流を行う請求項1に記載の双方向DC/DCコンバータ。
  3. 前記整流回路と前記第2のスイッチング回路を一体化し、前記整流回路の前記ダイオードを前記第2のスイッチング回路のスイッチング素子内蔵寄生ダイオードとした構成の請求項1または請求項2に記載の双方向DC/DCコンバータ。
  4. 前記第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させる際には、前記第2のスイッチング回路のスイッチオン期間は、前記第1のスイッチング回路の昇圧動作時のスイッチオン期間よりも長く設定する構成の請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の双方向DC/DCコンバータ。
  5. 第1の直流電源と第2の直流電源間に接続された双方向DC/DCコンバータにおいて、
    前記第1の直流電源とトランスの第1巻線との間に接続した直流/交流の電力変換を行う第1のスイッチング回路と、
    前記トランスの第2巻線の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、
    前記整流回路のダイオードに並列接続され前記第2の直流電源から前記第1の直流電源へ送電動作時にスイッチング動作を行う第2のスイッチング回路と、
    前記トランスの中間端子と、または前記トランスの第2巻線両側端子に接続された前記整流回路のダイオードのカソード共通端子と、前記第2の直流電源の正極端子の間に接続した第2のリアクトルと、
    前記第2のリアクトルに並列に接続したバイパス回路とを備え、
    前記第2の直流電源から前記第1の直流電源へ送電動作時は、前記バイパス回路をオンとして前記第2のリアクトルをバイパスして前記第2のスイッチング回路をスイッチング動作させ、前記トランスの漏れインダクタンスを利用して前記第1のスイッチング回路を昇圧チョッパとして動作させる双方向DC/DCコンバータ。
  6. 前記第1の直流電源から前記第2の直流電源へ送電動作時は、前記トランスの漏れインダクタンスを利用して前記第1のスイッチング回路をスイッチング動作させ、前記バイパス回路をオフとし、前記整流回路および前記第2のリアクトルで整流を行う請求項5に記載の双方向DC/DCコンバータ。
  7. 高電圧バッテリと低電圧バッテリを備えた車両用電源装置において、前記高電圧バッテリと前記低電圧バッテリ間の電力変換装置として、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の双方向DC/DCコンバータを用いる車両用電源装置。
  8. 前記高電圧バッテリにはインバータおよびモータジェネレータが接続されており、前記低電圧バッテリから前記高電圧バッテリへ送電された電力が前記インバータを介して前記モータジェネレータを駆動する請求項7に記載の車両用電源装置。
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