JP6502088B2 - 電源システム、車両及び電圧制御方法 - Google Patents

電源システム、車両及び電圧制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電源システム、車両及び電圧制御方法に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車など電子制御の自動車が開発されている。それらの自動車ではバッテリが不可欠である。
特許文献1には、関連する技術として、第一バッテリと第二バッテリとの間に、双方向電力変換部を接続し、外部充電装置により第一バッテリを充電する場合には、コントローラにより双方向電力変換部の動作を停止させ、双方向電力変換部におけるノイズの発生を抑制する技術が記載されている。
特開2013−176251号公報
ところで、バッテリの電力を利用しインバータによりモータを駆動する場合、バッテリ電圧をインバータがモータを駆動するための所望の電圧に変換する必要がある。一般的に、ある電圧を所望の電圧に変換する場合、エネルギの損失が生じる。そのため、エネルギを有効に利用する電源システムが求められていた。
そこで、この発明は、上記の課題を解決することのできる電源システム、車両及び電圧制御方法を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、電源システムは、第一バッテリと、第二バッテリと、負荷と、前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換した電圧と前記第一バッテリのバッテリ電圧との和が前記負荷に入力する電圧に適した電圧となるように前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換するとともに、前記負荷が発生する回生エネルギに基づく電圧を前記第二バッテリを充電する電圧に変換する電圧変換回路と、前記第一バッテリのState Of Chargeと前記第二バッテリのState Of Chargeとが等しくなるように、前記第一バッテリから前記第二バッテリに、または、前記第二バッテリから前記第一バッテリに電力を転送する電力転送回路と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様における電源システムにおいて、前記第一バッテリは前記第二バッテリよりも低電位側に設けられ、前記第一バッテリと前記第二バッテリとが直列接続されるものであってもよい。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様または第2の態様における電源システムにおいて、前記負荷は、インバータと、前記インバータが出力する電力に基づいて動作するモータであり、前記電圧変換回路は、前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換した電圧と前記第一バッテリのバッテリ電圧との和が、前記インバータが前記モータを駆動するのに適した電圧となるように前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換し、前記インバータは、前記モータが発生した回生エネルギに基づく電圧により前記第一バッテリを充電するものであってもよい。
本発明の第4の態様によれば、第1の態様から第3の態様の何れか1つにおける電源システムにおいて、前記電力転送回路は、Dual Active Bridge回路であってもよい
本発明の第5の態様によれば、第1の態様から第4の態様の何れか1つにおける電源システムにおいて、前記第一バッテリと前記第二バッテリは、車両に用いられる車両用バッテリであってもよい
本発明の第6の態様によれば、車両は、第1の態様から第5の態様の何れか1つにおける電源システムを備える。
本発明の第7の態様によれば、制御方法は、第一バッテリと、第二バッテリと、負荷と、電圧変換回路と、電力転送回路と、を備える電源システムの電圧制御方法であって、前記電圧変換回路は、第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換した電圧と第一バッテリのバッテリ電圧との和が負荷に入力する電圧に適した電圧となるように前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換するとともに、前記負荷が発生する回生エネルギに基づく電圧を前記第二バッテリを充電する電圧に変換し、前記電力転送回路は、前記第一バッテリのState Of Chargeと前記第二バッテリのState Of Chargeとが等しくなるように、前記第一バッテリから前記第二バッテリに、または、前記第二バッテリから前記第一バッテリに電力を転送する。
本発明の実施形態による電源システムによれば、エネルギを有効に利用することができる。
本発明の第一の実施形態による電源システムの構成を示す図である。 本発明の第一の実施形態による電圧変換回路が降圧回路である場合の電源システムを示す図である。 本発明の第一の実施形態による電圧変換回路が昇圧回路である場合の電源システムを示す図である。 本発明の第一の実施形態による電圧変換回路が昇降圧回路である場合の電源システムを示す図である。 本発明の第二の実施形態による電源システムの構成を示す図である。 本発明の第二の実施形態による電力転送回路がフライバックトランスを有する回路である場合の電源システムを示す図である。 本発明の第二の実施形態によるDAB回路を示す図である。 本発明の第二の実施形態によるDAB回路の等価回路を示す図である。 本発明の実施形態による電源システムを備える車両を示す図である。
<第一の実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明の第一の実施形態について説明する。
まず、本発明の第一の実施形態による電源システムの構成について説明する。
本実施形態による電源システム1は、図1で示すように、第一バッテリ10と、第二バッテリ20と、電圧変換回路30と、制御回路40と、負荷100を備える。
第一バッテリ10は、直流のバッテリ電圧を出力する。第一バッテリ10は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車などで使用される車両用バッテリである。
第二バッテリ20は、第一バッテリ10に直列に接続される。第二バッテリ20は、直流のバッテリ電圧を出力する。第二バッテリ20が出力する直流のバッテリ電圧は、電圧変換回路30により昇圧または降圧される。第二バッテリ20は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車などで使用される車両用バッテリである。
電圧変換回路30は、第二バッテリ20のバッテリ電圧を負荷100の入力に適した電圧に変換する。電圧変換回路30は、具体的には、昇圧回路、降圧回路、または、昇降圧回路の何れかである。電圧変換回路30は、第一バッテリ10や第二バッテリ20の高出力や低SOC(State Of Charge)などの状態によりバッテリ電圧が変動した場合に、第二バッテリ20のバッテリ電圧を昇圧または降圧し、昇圧または降圧した電圧と第一バッテリ10との和が負荷100の入力に適した電圧となるようにする。
そして、電圧変換回路30は、昇圧または降圧した電圧を負荷100に出力する。このとき、負荷100には、第一バッテリ10のバッテリ電圧と、電圧変換回路30が出力した昇圧または降圧した電圧との和が印加される。
また、電圧変換回路30は、負荷100が発生する回生エネルギに基づく電圧を第二バッテリ20を充電する電圧に変換して第二バッテリを充電する。第一バッテリ10は、負荷100が発生する回生エネルギに基づく電圧により直接充電される。
制御回路40は、電圧変換回路30の電圧変換を制御する。
負荷100は、インバータ50と、モータ60と、を有する。
インバータ50は、電圧変換回路30から入力した直流電圧をモータ60の駆動に適した交流電圧になるよう変換する。インバータ50は、変換後の交流電圧をモータ60に出力する。また、インバータ50は、モータ60が生成する回生エネルギによる電圧を電圧変換回路30に出力する。
モータ60は、インバータ50から入力した交流電圧に基づいて動作する。また、モータ60は、回生エネルギを生成し、インバータ50に出力する。
次に、本実施形態による電源システム1における第一バッテリ10と第二バッテリ20のバッテリ電圧をインバータ50の入力電圧へ変換する場合の変換効率について説明する。
図1で示した本実施形態による電源システム1における第一バッテリ10が出力する電力をWとする。また、第二バッテリ20が出力する電力をWとする。また、電圧変換回路30による端子AB間に入力された電力を端子CD間の電力に変換する電力変換効率をηとする。また、電源システム1において、第一バッテリ10と第二バッテリ20が電圧変換回路30を介してインバータ50に供給する電力をWとする。電源システム1では、第一バッテリ10が出力するバッテリ電圧と、第二バッテリ20が出力するバッテリ電圧を変換した電圧変換回路30の出力電圧との和が負荷100に供給される。そのため、第一バッテリ10と第二バッテリ20がインバータ50に供給する電力Wは、W=W+W・ηと表すことができる。そして、電源システム1における損失は、(W+W)−W=W(1−η)と表すことができる。
また、電源システム1の比較対象として、例えば、電圧変換回路30が第一バッテリ10と第二バッテリ20とが直列に接続された場合のバッテリ電圧を昇圧または降圧する電源システムの場合を考える。この場合、第一バッテリ10と第二バッテリ20がインバータ50に供給する電力Wは、W=(W+W)ηと表すことができる。そして、電源システム1の比較対象の電源システムにおける損失は、(W+W)−W=(W+W)・(1−η)と表すことができる。
したがって、本実施形態による電源システム1における損失は、電源システム1の比較対象の電源システムにおける損失のW/(W+W)倍に低減される。この式からわかるように、本実施形態による電源システム1における損失は、第一バッテリ10の電力Wが第二バッテリ20の電力Wに比べて大きくなればなる程小さくなり、電源システム1における効率は向上する。例えば、電源システム1の比較対象の電源システムの電力変換効率がη、第一バッテリ10が出力する電力Wと第二バッテリ20が出力する電力Wとの比がn対nである場合、電源システム1の電力変換効率は、1−(1−η)・n÷(n+n)=(n+nη)/(n+n)となる。より具体的には、例えば、電圧変換回路30の電力変換効率ηが97パーセントで、第一バッテリ10が出力する電力Wと第二バッテリ20が出力する電力Wとの比が2対1である場合、電源システム1の比較対象の電源システムにおける電力変換効率は97パーセントである。それに対して、本実施形態による電源システム1における電力変換効率は99パーセントとなる。
以上の説明により、本実施形態による電源システム1において、電力変換効率がηの電圧変換回路30を使用した場合であっても、電源システム1の電力変換効率は、電圧変換回路30の電力変換効率よりも高い(n+nη)/(n+n)となる。
また、電圧変換回路30は、端子AB間に入力された電圧を電圧変換して端子CD間に出力するとともに、端子CD間に入力された電圧を電圧変換して端子AB間に出力する双方向に電圧を変換する電圧変換回路である。そのため、電源システム1では、電圧変換回路30は、モータ60の回転により生じる回生エネルギをインバータ50から第一バッテリ10を介して入力し、第二バッテリ20を充電する電圧に変換して第二バッテリを充電する。第一バッテリ10は、インバータ50により直接充電される。
本実施形態による電源システム1では、第一バッテリ10と第二バッテリ20のバッテリ電圧が変動した場合に、電圧変換回路30が第一バッテリ10と第二バッテリ20の全バッテリ電圧うち第二バッテリ20のバッテリ電圧のみを昇圧または降圧する。これにより、電源システム1では、電源システム1の電力変換効率の高効率化を実現するとともにバッテリ電圧の変動を抑制してエネルギの有効利用を実現する。また、電源システム1では、電圧変換回路30は、モータ60の回転により生じる回生エネルギをインバータ50から第一バッテリ10を介して入力し、第二バッテリ20を充電する電圧に変換して第二バッテリを充電する。また、第一バッテリ10は、インバータ50により直接充電される。このようにすれば、よりエネルギの有効利用を実現することができる。
次に、本実施形態による電圧変換回路30の回路構成が異なる場合の電源システム1について説明する。
ここでは、本実施形態による電圧変換回路30が、図2に示すような降圧回路である場合、図3に示すような昇圧回路である場合、及び、図4に示すような昇降圧回路である場合の3つの例の電源システム1について説明する。
まず、電圧変換回路30が図2に示す降圧回路である場合の電源システム1について説明する。
図2に示す電圧変換回路30は、2つのスイッチング素子301、302と、2つのダイオード303、304と、リアクトル305と、キャパシタ306と、を備える。なお、スイッチング素子301、302は、制御回路40によってオン状態(導通状態)またはオフ状態(絶縁状態)に制御される。2つのスイッチング素子301、302は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やパワーMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)などのスイッチング素子である。ただし、スイッチング素子301、302は、IGBTやパワーMOSFETに限定するものではなく、スイッチング速度、耐圧、オン状態の抵抗などが動作に適する限りどのようなスイッチング素子であってもよい。
第二バッテリ20の2つの端子のうち高電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子A、第二バッテリ20の2つの端子のうち低電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子Bとする。また、インバータ50の高電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子C、インバータ50の低電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子Dとする。また、第二バッテリ20のバッテリ電圧をVとする。また、第二バッテリ20から端子Aに流れ込む電流をi1とする。また、リアクトル305から端子Cに流れ出る電流をi2とする。
電圧変換回路30の端子AB間にバッテリ電圧Vが印加される。制御回路40は、期間Tonの間、電圧変換回路30のスイッチング素子301をオン状態、スイッチング素子302をオフ状態にする制御を行う。すると、電圧変換回路30において、スイッチング素子301と、リアクトル305とを経由して流れる電流i1、i2(i1=i2)は、ほぼ線形的に増加する。そして、電流i1、i2が増加する期間Tonの間、リアクトル305に蓄積されるエネルギは増加する。また、電流i1、i2が増加する期間Tonの間、キャパシタ306及びインバータ50に電流が流れ込み、キャパシタ306に電荷を蓄積する。
次に、制御回路40は、期間Toffの間、電圧変換回路30のスイッチング素子301をオフ状態、スイッチング素子302をオン状態にする制御を行う。すると、電流i1は零となる。また、期間Tonの間にリアクトル305に蓄積されたエネルギにより、電流i2はキャパシタ306及びインバータ50に流れ込みながら減衰する。なお、電流i2によりインバータ50に供給される電力が不足している場合には、キャパシタ306がインバータ50に電力を供給する。
そして、制御回路40は、期間Tonと期間Toffとを加算した期間を1周期として、上述のように2つのスイッチング素子301、302のそれぞれのオン状態とオフ状態を制御する。
制御回路40が期間Tonと期間Toffにおける制御を繰り返した場合、図2に示す電圧変換回路30の端子Dに対する端子Cの平均電位Vは、
=V×Ton÷(Ton+Toff
となる。
したがって、第一バッテリ10のバッテリ電圧をVとし、インバータ50に入力される平均電圧をVとすると、
=V+V=V+V×Ton÷(Ton+Toff
となる。この式は、インバータ50に入力される平均電圧Vが、第一バッテリ10のバッテリ電圧Vと、電圧変換回路30が第二バッテリ20のバッテリ電圧Vを降圧した電圧との和であることを示している。
以上、電圧変換回路30が図2に示す降圧回路である場合の電源システム1についての説明である。
次に、電圧変換回路30が図3に示す昇圧回路である場合の電源システム1について説明する。
図3に示す電圧変換回路30は、リアクトル305と、キャパシタ306と、2つのスイッチング素子307、308と、2つのダイオード309、310と、を備える。なお、スイッチング素子307、308は、制御回路40によってオン状態またはオフ状態に制御されている。2つのスイッチング素子307、308は、例えば、IGBTやパワーMOSFETなどのスイッチング素子である。ただし、スイッチング素子307、308は、IGBTやパワーMOSFETに限定するものではなく、スイッチング速度、耐圧、オン状態の抵抗などが動作に適する限りどのようなスイッチング素子であってもよい。
第二バッテリ20の2つの端子のうち高電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子A、第二バッテリ20の2つの端子のうち低電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子Bとする。また、インバータ50の高電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子C、インバータ50の低電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子Dとする。また、第二バッテリ20のバッテリ電圧をVとする。また、第二バッテリ20から端子Aに流れ込む電流をi1とする。また、リアクトル305から端子Cに流れ出る電流をi2とする。
電圧変換回路30の端子AB間にバッテリ電圧Vが印加される。制御回路40は、期間Tonの間、電圧変換回路30のスイッチング素子307をオフ状態、スイッチング素子308をオン状態にする制御を行う。すると、電圧変換回路30において、リアクトル305と、スイッチング素子308とを経由して、電流i1が流れる。そして、電流i1が流れる期間Tonの間、リアクトル305にエネルギが蓄積される。
次に、制御回路40は、期間Toffの間、電圧変換回路30のスイッチング素子307をオン状態、スイッチング素子308をオフ状態にする制御を行う。すると、第二バッテリ20からの電力と、期間Tonの間にリアクトル305に蓄積されたエネルギとにより、電流i2がキャパシタ306及びインバータ50に流れ込み、キャパシタ306に電荷を蓄積する。
そして、制御回路40は、期間Tonと期間Toffとを加算した期間を1周期として、上述のように2つのスイッチング素子301、302のそれぞれのオン状態とオフ状態を制御する。なお、期間Tonの間に、キャパシタ306はインバータ50に電力を供給する。
制御回路40が期間Tonと期間Toffにおける制御を繰り返した場合、図3に示す電圧変換回路30の端子Dに対する端子Cの平均電位Vは、
=V×(Ton+Toff)÷Toff
となる。
したがって、第一バッテリ10のバッテリ電圧をVとし、インバータ50に入力される平均電圧をVとすると、
=V+V=V+V×(Ton+Toff)÷Toff
となる。この式は、インバータ50に入力される平均電圧Vが、第一バッテリ10のバッテリ電圧Vと、電圧変換回路30が第二バッテリ20のバッテリ電圧Vを昇圧した電圧との和であることを示している。
以上、電圧変換回路30が図3に示す昇圧回路である場合の電源システム1についての説明である。
なお、図2と図3からわかるように、図2で示した電源システム1において、電圧変換回路30がモータ60の回転により生じる回生エネルギをインバータ50から入力し、電圧変換して第二バッテリ20に電力を転送する場合の電圧変換回路30は、図3で示した電源システム1における電圧変換回路30と同様の昇圧回路として動作する。また、図2と図3からわかるように、図3で示した電源システム1において、電圧変換回路30がモータ60の回転により生じる回生エネルギをインバータ50から入力し、電圧変換して第二バッテリ20に電力を転送する場合の電圧変換回路30は、図2で示した電源システム1における電圧変換回路30と同様の降圧回路として動作する。
これにより、図2と図3で示した電圧変換回路30のそれぞれは、第二バッテリ20側からインバータ50側への電圧変換と、インバータ50側から第二バッテリ20側への電圧変換との両方を実現する。
次に、電圧変換回路30が図4に示す昇降圧回路である場合の電源システム1について説明する。
図4に示す電圧変換回路30は、4つのスイッチング素子301、302、307、308と、4つのダイオード303、304、309、310と、リアクトル305を、2つのキャパシタ306、311と、を備える。なお、4つのスイッチング素子301、302、307、308は、制御回路40によってオン状態またはオフ状態に制御されている。
第二バッテリ20の2つの端子のうち高電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子A、第二バッテリ20の2つの端子のうち低電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子Bとする。また、インバータ50の高電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子C、インバータ50の低電位側に接続される電圧変換回路30の端子を端子Dとする。また、第二バッテリ20のバッテリ電圧をVとする。また、第二バッテリ20から端子Aに流れ込む電流をi1とする。また、リアクトル305から端子Cに流れ出る電流をi2とする。
まず、電圧変換回路30が降圧回路として動作する場合の電源システム1について説明する。
電圧変換回路30の端子AB間にバッテリ電圧Vが印加される。制御回路40は、期間Tonの間、電圧変換回路30のスイッチング素子301をオン状態、スイッチング素子302をオフ状態、スイッチング素子307をオン状態、スイッチング素子308をオフ状態にする制御を行う。すると、電圧変換回路30において、スイッチング素子301と、リアクトル305と、スイッチング素子307とを経由して流れる電流i1、i2(i1=i2)は、ほぼ線形的に増加する。そして、電流i1、i2が増加する期間Tonの間、リアクトル305に蓄積されるエネルギは増加する。また、電流i1、i2が増加する期間Tonの間、キャパシタ306及びインバータ50に電流が流れ込み、キャパシタ306に電荷を蓄積する。
次に、制御回路40は、期間Toffの間、電圧変換回路30のスイッチング素子301をオフ状態、スイッチング素子302をオン状態、スイッチング素子307をオン状態、スイッチング素子308をオフ状態にする制御を行う。すると、電流i1は零となる。また、期間Tonの間にリアクトル305に蓄積されたエネルギにより、電流i2はキャパシタ306及びインバータ50に流れ込みながら減衰する。なお、電流i2によりインバータ50に供給される電力が不足している場合には、キャパシタ306がインバータ50に電力を供給する。
そして、制御回路40は、期間Tonと期間Toffとを加算した期間を1周期として、上述のように4つのスイッチング素子301、302、307、308のそれぞれのオン状態とオフ状態を制御する。
制御回路40が期間Tonと期間Toffにおける制御を繰り返した場合、図4に示す電圧変換回路30の端子Dに対する端子Cの平均電位Vは、
=V×Ton÷(Ton+Toff
となる。
したがって、第一バッテリ10のバッテリ電圧をVとし、インバータ50に入力される平均電圧をVとすると、
=V+V=V+V×Ton÷(Ton+Toff
となる。この式は、インバータ50に入力される平均電圧をVが、第一バッテリ10のバッテリ電圧Vと、電圧変換回路30が第二バッテリ20のバッテリ電圧Vを降圧した電圧との和であることを示している。
次に、電圧変換回路30が昇圧回路として動作する場合の電源システム1について説明する。
電圧変換回路30の端子AB間にバッテリ電圧Vが印加される。制御回路40は、期間Tonの間、電圧変換回路30のスイッチング素子301をオン状態、スイッチング素子302をオフ状態、スイッチング素子307をオフ状態、スイッチング素子308をオン状態にする制御を行う。すると、電圧変換回路30において、スイッチング素子301と、リアクトル305と、スイッチング素子308とを経由して、電流i1が流れる。そして、電流i1が流れる期間Tonの間、リアクトル305にエネルギが蓄積される。
次に、制御回路40は、期間Toffの間、電圧変換回路30のスイッチング素子301をオン状態、スイッチング素子302をオフ状態、スイッチング素子307をオン状態、スイッチング素子308をオフ状態にする制御を行う。すると、第二バッテリ20からの電力と、期間Tonの間にリアクトル305に蓄積されたエネルギとにより、電流i2がキャパシタ306及びインバータ50に流れ込み、キャパシタ306に電荷を蓄積する。
そして、制御回路40は、期間Tonと期間Toffとを加算した期間を1周期として、上述のように2つのスイッチング素子301、302のそれぞれのオン状態とオフ状態を制御する。なお、期間Tonの間に、キャパシタ306はインバータ50に電力を供給する。
制御回路40が期間Tonと期間Toffにおける制御を繰り返した場合、図4に示す電圧変換回路30の端子Dに対する端子Cの平均電位Vは、
=V×(Ton+Toff)÷Toff
となる。
したがって、第一バッテリ10のバッテリ電圧をVとし、インバータ50に入力される平均電圧をVとすると、
=V+V=V+V×(Ton+Toff)÷Toff
となる。この式は、インバータ50に入力される平均電圧Vが、第一バッテリ10のバッテリ電圧Vと、電圧変換回路30が第二バッテリ20のバッテリ電圧Vを昇圧した電圧との和であることを示している。
なお、図4からわかるように、電圧変換回路30の回路の対称性より、電圧変換回路30がモータ60の回転により生じる回生エネルギをインバータ50から入力し、電圧変換して第二バッテリ20に電力を転送する場合にも、電圧変換回路30は、上述の降圧回路または昇圧回路として動作する。
以上、電圧変換回路30が図4に示す昇降圧回路である場合の電源システム1についての説明である。
以上、本発明の第一の実施形態による電源システム1について説明した。本実施形態による電源システム1によれば、第一バッテリ10は、直流のバッテリ電圧を出力する。第二バッテリ20は、第一バッテリ10に直列に接続される。第二バッテリ20は、直流のバッテリ電圧を電圧変換回路30に出力する。電圧変換回路30は、第二バッテリ20のバッテリ電圧をインバータ50に入力する電圧が適した電圧になるように昇圧または降圧する。そして、電圧変換回路30は、昇圧または降圧した直流電圧をインバータ50に出力する。電源システム1において、インバータ50には第一バッテリ10のバッテリ電圧と、電圧変換回路30が出力する電圧との和が入力される。
また、電圧変換回路30は、モータ60の回転により生じる回生エネルギをインバータ50から第一バッテリを介して入力し、入力した電圧を第二バッテリ20を充電する電圧に変換して第二バッテリ20を充電する。第一バッテリ10は、インバータ50により直接充電される。
このようにすれば、第一バッテリ10と第二バッテリ20の電力をインバータ50に供給する電力に変換する際に、電力変換効率を高効率化することができる。また、モータ60の回転により生じる回生エネルギを利用して第一バッテリ10と第二バッテリ20を充電することができる。その結果、電源システム1において、エネルギを有効に利用することができる。
<第二の実施形態>
次に、本発明の第二の実施形態による電源システムについて説明する。
まず、本発明の第二の実施形態による電源システムの構成について説明する。
第二の実施形態による電源システム1は、図5に示すように、第一の実施形態による電源システム1が備える第一バッテリ10と、第二バッテリ20と、電圧変換回路30と、制御回路40とに加えて、電力転送回路70を備える。なお、図5には、電源システム1が電力を供給する一例であるインバータ50と、インバータ50により駆動されるモータ60とが図示されている。
電力転送回路70は、第一バッテリ10から第二バッテリ20に、または、第二バッテリ20から第一バッテリ10に電力を双方向に転送する。具体的には、電力転送回路70は、第一バッテリ10と第二バッテリ20のそれぞれに接続された電圧計の測定結果に基づいて、第一バッテリ10と第二バッテリ20のそれぞれのSOCを算出する。電力転送回路70は、第一バッテリ10のSOCと第二バッテリ20のSOCが異なる場合に、第一バッテリ10のSOCと第二バッテリ20のSOCとが等しくなるように、SOCの高いバッテリからSOCの低いバッテリに電力を転送する。
電力転送回路70は、例えば、フライバックトランスを有する回路やDAB(Dual Active Bridge)回路などの双方向に電力を転送することができる回路である。ただし、電力転送回路70は、フライバックトランスを有する回路やDAB回路に限定するものではなく、適切な動作をする限りどのような回路であってもよい。
制御回路40は、電力転送回路70の電力転送を制御する。
本実施形態による電源システム1は、第一バッテリ10から第二バッテリ20に、または、第二バッテリ20から第一バッテリ10に電力を双方向に転送することにより、第一バッテリ10のSOCと第二バッテリ20のSOCとを等しくする。
次に、本実施形態による電力転送回路70の回路構成が異なる場合の電源システム1について説明する。
ここでは、本実施形態による電力転送回路70が、図6に示すようなフライバックトランス701を有する回路である場合、図7に示すようなDAB回路である場合の2つの例の電源システム1ついて説明する。なお、第二の実施形態による電圧変換回路30の動作は、第一の実施形態による電圧変換回路30の動作と同様であるため、ここでは、電力転送回路70の動作について説明する。
まず、電力転送回路70が図6に示すようなフライバックトランス701を有する回路である場合の電源システム1について説明する。
図6に示す電力転送回路70は、フライバックトランス701と、2つのスイッチング素子702、703と、2つのダイオード704、705と、を備える。
フライバックトランス701は、2つのコイル706、707を有する。図6に示す2つのコイル706、707のそれぞれの巻き始めからわかるように、2つのコイル706、707のそれぞれの巻き方向は逆向きである。
2つのスイッチング素子702、703は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やパワーMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)などのスイッチング素子である。ただし、スイッチング素子702、703は、IGBTやパワーMOSFETに限定するものではなく、適切な動作をする限りどのようなスイッチング素子であってもよい。
なお、2つのスイッチング素子702、703は、制御回路40によってオン状態またはオフ状態に制御されている。
第一バッテリ10の2つの端子のうち高電位側に接続される電力転送回路70の端子を端子E、第一バッテリ10の2つの端子のうち低電位側に接続される電力転送回路70の端子を端子Fとする。また、第二バッテリ20の2つの端子のうち高電位側に接続される電力転送回路70の端子を端子G、第二バッテリ20の2つの端子のうち低電位側に接続される電力転送回路70の端子を端子Hとする。また、第一バッテリ10のバッテリ電圧をV、第二バッテリ20のバッテリ電圧をVとする。また、コイル706の巻き始めから巻き終わり方向へ流れる電流をi3、コイル707の巻き始めから巻き終わり方向へ流れる電流をi4とする。
まず、第一バッテリ10のSOCが第二バッテリ20のSOCよりも高い場合に、電力転送回路70が第一バッテリ10の電力を第二バッテリ20に転送する動作について説明する。
電力転送回路70の端子EF間にバッテリ電圧Vが印加される。また、電力転送回路70の端子GH間にバッテリ電圧Vが印加される。制御回路40は、期間Tonの間、電力転送回路70のスイッチング素子702をオン状態、スイッチング素子703をオフ状態にする制御を行う。すると、電力転送回路70において、コイル706と、スイッチング素子702とを経由して電流i3が流れる。そして、電流i3が流れる期間Tonの間、コイル706にエネルギが蓄積される。
次に、制御回路40は、期間Toffの間、電力転送回路70のスイッチング素子702をオフ状態、スイッチング素子703をオフ状態にする制御を行う。すると、期間Tonの間に蓄積されたコイル706のエネルギにより、電流i4がコイル707の巻き始めから巻き終わり方向へ流れる。電流i4は、第二バッテリ20に流れ込み充電する。当該充電により第二バッテリ20のSOCは高くなる。
なお、電流i4は、電圧変換回路30が備えるスイッチング素子により電流を流す経路が存在する場合、電圧変換回路30にも流れる。その場合、電流i4は、第二バッテリ20と、電圧変換回路30とで分流される。
次に、第一バッテリ10のSOCが第二バッテリ20のSOCよりも低い場合に、電力転送回路70が第二バッテリ20の電力を第一バッテリ10に転送する動作について説明する。
電力転送回路70の端子EF間にバッテリ電圧Vが印加される。また、電力転送回路70の端子GH間にバッテリ電圧Vが印加される。制御回路40は、期間Tonの間、電力転送回路70のスイッチング素子703をオン状態、スイッチング素子702をオフ状態にする制御を行う。すると、電力転送回路70において、コイル707と、スイッチング素子703とを経由して電流−i4が流れる。そして、電流−i4が流れる期間Tonの間、コイル707にエネルギが蓄積される。
次に、制御回路40は、期間Toffの間、電力転送回路70のスイッチング素子703をオフ状態、スイッチング素子703をオフ状態にする制御を行う。すると、期間Tonの間に蓄積されたコイル707のエネルギにより、電流−i3がコイル706の巻き始めから巻き終わり方向へ流れる。電流i3は、第一バッテリ10に流れ込み充電する。当該充電により第一バッテリ10のSOCは高くなる。
以上、電力転送回路70が図6に示すフライバックトランス701を有する回路である場合の電源システム1についての説明である。
次に、電力転送回路70が図7に示すようなDAB回路である場合の電源システム1について説明する。
図7に示す電力転送回路70は、トランス708と、8つのスイッチング素子709、710、711、712、713、714、715、716と、8つのダイオード717、718、719、720、721、722、723、724と、10個のキャパシタ725、726、727、728、729、730、731、732、733、734と、リアクトル735と、を備える。
トランス708は、コイル736と、コイル737と、を有する。図7に示すコイル736とコイル737のそれぞれの巻き始めからわかるように、コイル736とコイル737の巻き方向は同じ向きである。また、コイル736とコイル737の巻き数比は、n対nである。
8つのスイッチング素子709、710、711、712、713、714、715、716は、例えば、IGBTやパワーMOSFETなどのスイッチング素子である。ただし、スイッチング素子709、710、711、712、713、714、715、716は、IGBTやパワーMOSFETに限定するものではなく、適切な動作をする限りどのようなスイッチング素子であってもよい。
なお、スイッチング素子709、710、711、712、713、714、715、716は、制御回路40によってオン状態またはオフ状態に制御されている。
図7で示した電力転送回路70は、図8に示すように、トランス708とリアクトル735を取り除き、リアクトル738の一端をダイオード717のアノードに接続し他端をダイオード721のアノードに接続し、ダイオード720のカソードとダイオード724のカソードとを接続した等価回路で表すことができる。
まず、第一バッテリ10から第二バッテリ20に電力を転送する場合について説明する。
第一バッテリ10から第二バッテリ20に電力を転送する場合、リアクトル738のインダクタンスは、リアクトル735と同一のインダクタンスとなる。そして、制御回路40は、次に示す2通りの方法で、電力転送回路70が備えるスイッチング素子を制御する。
1つ目の方法において、初期状態として、制御回路40は、電力転送回路70のスイッチング素子710、711、714、715をオン状態、スイッチング素子709、712、713、716をオフ状態にする制御を行う。そして、第一バッテリ10からスイッチング素子711と、スイッチング素子715と、第二バッテリ20と、スイッチング素子714と、リアクトル738と、スイッチング素子710とを経由して電流値I5の電流−i5が流れているものとする。
制御回路40は、上述の初期状態から電力転送回路70のスイッチング素子709、712、714、715をオン状態、スイッチング素子710、711、713、716をオフ状態にする制御を行う。このタイミングを電圧位相の基準位相0とする。すると、電源システム1において、過渡的に、スイッチング素子712と、スイッチング素子715と、第二バッテリ20と、スイッチング素子714と、リアクトル738と、スイッチング素子709と、第一バッテリ10とを経由して電流−i5が流れる。このとき、リアクトル738には、第一バッテリ10の電圧Vと第二バッテリ20の電圧Vとが加算された電圧が電流−i5を流す向きとは逆方向に印加される。そのため、電流−i5は電流値がI5から急速に減少し、0アンペアとなる。そして、リアクトル738は、印加されている第一バッテリ10の電圧Vと第二バッテリ20の電圧Vとが加算された電圧により電流i5を0アンペアから急速に増加させながら、第一バッテリ10からスイッチング素子709と、リアクトル738と、スイッチング素子714と、第二バッテリ20と、スイッチング素子715と、スイッチング素子712とを経由して電流i5を流す。
次に、制御回路40は、電圧位相の基準位相0に対して電圧位相がθ遅延するタイミングで電力転送回路70のスイッチング素子709、712、713、716をオン状態、スイッチング素子710、711、714、715をオフ状態にする制御を行う。このとき、過渡的に流れる電流i5の電流値はI5である。また、このとき、第二バッテリ20側の電圧位相は基準位相0に比べてθ遅れた状態である。そのため、第一バッテリ10からスイッチング素子709と、リアクトル738と、スイッチング素子713と、第二バッテリ20と、スイッチング素子716と、スイッチング素子712とを経由して電流値I5の電流i5がスイッチング素子709〜716の状態が変化するまで流れ続け、第二バッテリ20を充電する。
2つ目の方法において、初期状態として、制御回路40は、電力転送回路70のスイッチング素子709、712、713、716をオン状態、スイッチング素子710、711、714、715をオフ状態にする制御を行う。そして、第一バッテリ10からスイッチング素子709と、リアクトル738と、スイッチング素子713と、第二バッテリ20と、スイッチング素子716と、スイッチング素子712とを経由して電流i5が流れているものとする。
制御回路40は、上述の初期状態から電力転送回路70のスイッチング素子710、711、713、716をオン状態、スイッチング素子709、712、714、715をオフ状態にする制御を行う。このタイミングを電圧位相の基準位相0とする。すると、電源システム1において、過渡的に、スイッチング素子710と、リアクトル738と、スイッチング素子713と、第二バッテリ20と、スイッチング素子716と、スイッチング素子711と、第一バッテリ10とを経由して電流i5が流れる。このとき、リアクトル738には、第一バッテリ10の電圧Vと第二バッテリ20の電圧Vとが加算された電圧が電流i5を流す向きとは逆方向に印加される。そのため、電流i5は電流値がI5から急速に減少し、0アンペアとなる。そして、リアクトル738は、印加されている第一バッテリ10の電圧Vと第二バッテリ20の電圧Vとが加算された電圧により電流−i5を0アンペアから急速に増加させながら、第一バッテリ10からスイッチング素子711と、スイッチング素子716と、第二バッテリ20と、スイッチング素子713と、リアクトル738と、スイッチング素子710とを経由して電流−i5を流す。
次に、制御回路40は、電圧位相の基準位相0に対して電圧位相がθ遅延するタイミングで電力転送回路70のスイッチング素子710、711、714、715をオン状態、スイッチング素子709、712、713、716をオフ状態にする制御を行う。このとき、過渡的に流れる電流−i5の電流値はI5である。また、このとき、第二バッテリ20側の電圧位相は基準位相0に比べてθ遅れた状態である。そのため、第一バッテリ10からスイッチング素子711と、スイッチング素子715と、第二バッテリ20と、スイッチング素子714と、リアクトル738と、スイッチング素子710とを経由して電流値I5の電流−i5がスイッチング素子709〜716の状態が変化するまで流れ続け、第二バッテリ20を充電する。
以上、第一バッテリ10から第二バッテリ20に電力を転送する場合の説明である。
次に、第二バッテリ20から第一バッテリ10に電力を転送する場合について説明する。
第二バッテリ20から第一バッテリ10に電力を転送する場合も、第一バッテリ10から第二バッテリ20に電力を転送する場合と同様に考えることができる。ただし、リアクトル738のインダクタンスは、リアクトル735のインダクタンスに(n/n)の二乗を掛けた値となる。そして、制御回路40は、次に示す2通りの方法で、電力転送回路70が備えるスイッチング素子を制御する。
1つ目の方法において、初期状態として、制御回路40は、電力転送回路70のスイッチング素子710、711、714、715をオン状態、スイッチング素子709、712、713、716をオフ状態にする制御を行う。そして、第二バッテリ20からスイッチング素子715と、スイッチング素子711と、第一バッテリ10と、スイッチング素子710と、リアクトル738と、スイッチング素子714とを経由して電流値I5の電流i5が流れているものとする。
制御回路40は、上述の初期状態から電力転送回路70のスイッチング素子710、711、713、716をオン状態、スイッチング素子709、712、714、715をオフ状態にする制御を行う。このタイミングを電圧位相の基準位相0とする。すると、電源システム1において、過渡的に、スイッチング素子716と、スイッチング素子711と、第一バッテリ10と、スイッチング素子710と、リアクトル738と、スイッチング素子713と、第二バッテリ20とを経由して電流i5が流れる。このとき、リアクトル738には、第一バッテリ10の電圧Vと第二バッテリ20の電圧Vとが加算された電圧が電流i5を流す向きとは逆方向に印加される。そのため、電流i5は電流値がI5から急速に減少し、0アンペアとなる。そして、リアクトル738は、印加されている第一バッテリ10の電圧Vと第二バッテリ20の電圧Vとが加算された電圧により電流−i5を0アンペアから急速に増加させながら、第二バッテリ20からスイッチング素子713と、リアクトル738と、スイッチング素子710と、第一バッテリ10と、スイッチング素子711と、スイッチング素子716とを経由して電流−i5を流す。
次に、制御回路40は、電圧位相の基準位相0に対して電圧位相がθ遅延するタイミングで電力転送回路70のスイッチング素子709、712、713、716をオン状態、スイッチング素子710、711、714、715をオフ状態にする制御を行う。このとき、過渡的に流れる電流−i5の電流値はI5である。また、このとき、第一バッテリ10側の電圧位相は基準位相0に比べてθ遅れた状態である。そのため、第二バッテリ20からスイッチング素子713と、リアクトル738と、スイッチング素子709と、第一バッテリ10と、スイッチング素子712と、スイッチング素子716とを経由して電流値I5の電流−i5がスイッチング素子709〜716の状態が変化するまで流れ続け、第一バッテリ10を充電する。
2つ目の方法において、初期状態として、制御回路40は、電力転送回路70のスイッチング素子709、712、713、716をオン状態、スイッチング素子710、711、714、715をオフ状態にする制御を行う。そして、第二バッテリ20からスイッチング素子713と、リアクトル738と、スイッチング素子709と、第一バッテリ10と、スイッチング素子712と、スイッチング素子716とを経由して電流−i5が流れているものとする。
制御回路40は、上述の初期状態から電力転送回路70のスイッチング素子709、712、714、715をオン状態、スイッチング素子710、711、713、716をオフ状態にする制御を行う。このタイミングを電圧位相の基準位相0とする。すると、電源システム1において、過渡的に、スイッチング素子714と、リアクトル738と、スイッチング素子709と、第一バッテリ10と、スイッチング素子712と、スイッチング素子715と、第二バッテリ20とを経由して電流−i5が流れる。このとき、リアクトル738には、第一バッテリ10の電圧Vと第二バッテリ20の電圧Vとが加算された電圧が電流−i5を流す向きとは逆方向に印加される。そのため、電流−i5は電流値がI5から急速に減少し、0アンペアとなる。そして、リアクトル738は、印加されている第一バッテリ10の電圧Vと第二バッテリ20の電圧Vとが加算された電圧により電流−i5を0アンペアから急速に増加させながら、第二バッテリ20からスイッチング素子715と、スイッチング素子712と、第一バッテリ10と、スイッチング素子709と、リアクトル738と、スイッチング素子714とを経由して電流i5を流す。
次に、制御回路40は、電圧位相の基準位相0に対して電圧位相がθ遅延するタイミングで電力転送回路70のスイッチング素子710、711、714、715をオン状態、スイッチング素子709、712、713、716をオフ状態にする制御を行う。このとき、過渡的に流れる電流i5の電流値はI5である。また、このとき、第一バッテリ10側の電圧位相は基準位相0に比べてθ遅れた状態である。そのため、第二バッテリ20からスイッチング素子715と、スイッチング素子711と、第一バッテリ10と、スイッチング素子710と、リアクトル738と、スイッチング素子714とを経由して電流値I5の電流i5がスイッチング素子709〜716の状態が変化するまで流れ続け、第二バッテリ20を充電する。
以上、第二バッテリ20から第一バッテリ10に電力を転送する場合の説明である。
以上、本発明の第二の実施形態による電源システム1について説明した。本実施形態による電源システム1によれば、電力転送回路70は、第一バッテリ10から第二バッテリ20に、または、第二バッテリ20から第一バッテリ10に電力を双方向に転送する。制御回路40は、電力転送回路70の電力転送を制御する。
このようにすれば、第一バッテリと第二バッテリの総容量を低減することができ、バッテリのコストを削減することができる。また、第二バッテリの電圧定格を自由に選定でき、第二バッテリの新規設計によるコストアップを回避することができる。
なお、本発明の実施形態による電源システム1は、例えば、図9に示すように、自動車や電車などの車両200に備えられるものであってよい。
なお、本発明の実施形態について説明したが、上述の制御回路40は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。
10・・・第一バッテリ
20・・・第二バッテリ
30・・・電圧変換回路
40・・・制御回路
50・・・インバータ
60・・・モータ
100・・・負荷
200・・・車両
301、302、307、308、702、703、709、710、711、712、713、714、715、716・・・スイッチング素子
305、735、738・・・リアクトル
306、311、725、726、727、728、729、730、731、732、733、734・・・キャパシタ
303、304、309、310、704、705、717、718、719、720、721、722、723、724・・・ダイオード
701・・・フライバックトランス
706、707、736、737・・・コイル
708・・・トランス

Claims (7)

  1. 第一バッテリと、
    第二バッテリと、
    負荷と、
    前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換した電圧と前記第一バッテリのバッテリ電圧との和が前記負荷に入力する電圧に適した電圧となるように前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換するとともに、前記負荷が発生する回生エネルギに基づく電圧を前記第二バッテリを充電する電圧に変換する電圧変換回路と、
    前記第一バッテリのState Of Chargeと前記第二バッテリのState Of Chargeとが等しくなるように、前記第一バッテリから前記第二バッテリに、または、前記第二バッテリから前記第一バッテリに電力を転送する電力転送回路と、
    を備える、電源システム。
  2. 前記第一バッテリは前記第二バッテリよりも低電位側に設けられ、前記第一バッテリと前記第二バッテリとが直列接続される、
    請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記負荷は、インバータと、前記インバータが出力する電力に基づいて動作するモータであり、
    前記電圧変換回路は、前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換した電圧と前記第一バッテリのバッテリ電圧との和が、前記インバータが前記モータを駆動するのに適した電圧となるように前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換し、
    前記インバータは、前記モータが発生した回生エネルギに基づく電圧により前記第一バッテリを充電する、
    請求項1または請求項2に記載の電源システム。
  4. 前記電力転送回路は、Dual Active Bridge回路である、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の電源システム。
  5. 前記第一バッテリと前記第二バッテリは、車両に用いられる車両用バッテリである、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の電源システム。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電源システムを備える、車両。
  7. 第一バッテリと、第二バッテリと、負荷と、電圧変換回路と、電力転送回路と、を備える電源システムの電圧制御方法であって、
    前記電圧変換回路は、第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換した電圧と第一バッテリのバッテリ電圧との和が負荷に入力する電圧に適した電圧となるように前記第二バッテリのバッテリ電圧を異なる電圧に変換するとともに、前記負荷が発生する回生エネルギに基づく電圧を前記第二バッテリを充電する電圧に変換し、
    前記電力転送回路は、前記第一バッテリのState Of Chargeと前記第二バッテリのState Of Chargeとが等しくなるように、前記第一バッテリから前記第二バッテリに、または、前記第二バッテリから前記第一バッテリに電力を転送する、電圧制御方法。
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