JP7443858B2 - 電力変換装置およびその制御方法 - Google Patents

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本発明は、電力変換装置およびその制御方法に関し、より詳細には、系統の交流電源から供給される交流電力を、直流電力または交流電力に変換して出力する電力変換装置およびその制御方法に関する。
入力された交流電力を直流電力に変換して出力する電力変換装置は、典型的には、交流-直流変換器と直流-直流変換器とが縦続接続されており、交流電力に変換して出力する電力変換装置は、さらに直流-交流変換器が後段に縦続接続されている。このように縦続接続された一連の変換器の構成を変換器セルと称している。系統から交流電力を入力する場合など入力電圧が高い場合には、複数の変換器セルを備え、それぞれの変換器セルの入力端子を直列に接続したマルチセル電力変換装置が用いられている。マルチセル電力変換装置においては、入力電圧を分圧して複数の変換器セルにおいて電力変換するので、定格電圧の低い半導体スイッチなどの部品を用いることができる。従って、単一の変換器セルにより構成した電力変換装置と比較して、製造コストを削減することができる(例えば、特許文献1参照)。
マルチセル電力変換装置において、複数の変換器セルのいずれか1つのセルが、内部のスイッチング素子などに電路を開放するような故障(開放故障)が発生すると、全ての変換器セルへの入力電力の供給が遮断されてしまう。従って、マルチセル電力変換装置全体の運転が止まり、負荷への電力の供給ができなくなる。そこで、変換器セルの1つに開放故障が発生した場合、故障した変換器セルだけを運転停止にして、残りの正常な電力変換器セルの運転が継続するように構成したマルチセル電力変換装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005-073362号公報 特許第6575289号公報 欧州特許出願公開第3203621号明細書
特許文献2のマルチセル電力変換装置においては、各々の変換器セルにおいて、交流入力側を短絡する短絡用スイッチを備えている。変換器セル内部のスイッチング素子などに開放故障が発生すると、これを制御部が検知して、故障した変換器セルの入力側の短絡用スイッチをオンにして、当該変換器セルをバイパスする。
ここで、短絡用スイッチとして、リレー等の機械スイッチを用いると、導通時の損失が小さく、変換器セル内への分流がない。一方、故障の検知からスイッチの接点が閉じるまでに数十msの遅れが生じてしまう。従って、短絡故障時には短時間でも過電流が流れ、装置の故障につながる恐れがある。
短絡用スイッチとして、半導体スイッチを適用することが考えられる。変換器セルの交流-直流変換器の入力側にある整流回路の後段に、直流回路を短絡する経路を設けて半導体スイッチを挿入する。半導体スイッチのターンオン時間は、素子、回路構成にもよるが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体トランジスタであれば数十nsから数百ns程度であるから、短絡故障時であっても、変換器セル内への過電流を防ぐことができる。しかしながら、この方式では、整流回路に開放故障が発生した場合は、当該変換器セルをバイパスすることができない。また、変換器セルの交流-直流変換器の入力端子の外部に、入力を短絡する経路を設けて双方向半導体スイッチを挿入することもできる。しかしながら、この方式では、半導体スイッチ2素子を介して導通することから、導通損失が大きい。
さらに、半導体スイッチとしてサイリスタを用いて、機械スイッチと併用する方式も知られている(例えば、特許文献3参照)。機械スイッチが導通するまでの間、サイリスタにより故障した変換器セルをバイパスすることができる。制御部は、変換器セル内部の開放故障を検知してサイリスタをオンにし、次に、機械スイッチをオンすることにより、サイリスタが自己消弧する(オフになる)。しかしながら、サイリスタのターンオン時間は、数μsから数十μsと比較的長く、短絡故障時に装置の故障につながる恐れがあるとともに、オン抵抗も大きいので導通損失が大きい。
本発明の目的は、機械スイッチと半導体スイッチとを併用して、簡便に故障した変換器セルをバイパスすることができる電力変換装置およびその制御方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、一実施態様は、入力された電力を変換して出力する電力変換装置であって、 入力端子(または出力端子)が直列に接続された複数の変換器セルと、各々の変換器セルの入力端子の間を短絡するバイパス回路であって、当該入力端子(または出力端子)の間を短絡する機械スイッチと、前記機械スイッチと並列に設けられた双方向半導体スイッチとを有するバイパス回路と、前記バイパス回路を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記複数の変換器セルのいずれかにおいてバイパス要求があったと判断すると、当該変換器セルに接続された前記機械スイッチの接点を閉じる信号および前記双方向半導体スイッチを駆動する信号を送出し、少なくとも当該機械スイッチの接点が閉じるまでの間、前記双方向半導体スイッチを駆動するように構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、機械スイッチと並列に双方向半導体スイッチを備え、機械スイッチの接点が閉じるまでの間、双方向半導体スイッチを駆動することにより、簡便に変換器セルをバイパスすることができ、信頼性の高い電力変換装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態にかかるマルチセル電力変換装置を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかるバイパス回路を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかるバイパス回路の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第3の実施形態にかかるマルチセル電力変換装置を示す図である。 本発明の第4の実施形態にかかるバイパス回路を示す図である。 本発明の第5の実施形態にかかるマルチセル電力変換装置を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の一実施形態にかかるマルチセル電力変換装置を示す。マルチセル電力変換装置10は、複数の変換器セル11-1~11-nの高圧側の入力端子Pin1,Pin2は直列に接続され、リアクトルL1を介して系統交流電源13に接続されている。複数の変換器セル11(以下、初出の場合のみ子番号を記載する)の各々の入力端子Pin1,Pin2の間には、バイパス回路12-1~12-nが挿入されている。各々の変換器セル11は、交流-直流変換器14-1~14-nと直流-直流変換器15-1~15-nとが縦続接続されている。直流-直流変換器15の低圧側の出力端子Pout1,Pout2は、負荷16に並列に接続されている。
交流-直流変換器14は、交流電力を直流電力に変換するダイオードブリッジで構成されたコンバータ回路CN1と平滑用のコンデンサC1とにより構成されている。直流-直流変換器15は、直流電力を高周波の交流電力に変換するインバータ回路IN1と、この交流電力出力を所定の交流電圧に変成する高周波変圧器Tと、変成された交流電力を所定の電圧の直流電力に変換するトランジスタで構成されたコンバータ回路CN2と、この直流電力出力を平滑するための直流リアクトルL2およびコンデンサC2とにより構成されている。
図2に、本発明の第1の実施形態にかかるバイパス回路を示す。バイパス回路12は、変換器セル11の入力端子Pin1,Pin2間に接続され、入力端子Pin1,Pin2間を短絡する機械スイッチ21と双方向半導体スイッチ22とが並列に接続されている。双方向半導体スイッチ22は、ダイオードブリッジで構成されたコンバータ回路23の出力間に、短絡用の半導体スイッチIGBT、駆動回路用の電力源として機能するコンデンサCa、およびDC/DCコンバータ24が並列に接続されている。駆動回路25は、DC/DCコンバータ24を電力源とし、IGBTのゲート端子を駆動する。
機械スイッチ21および駆動回路25をバイパス制御する制御信号は、マルチセル電力変換装置10の制御部17から出力される。制御部17は、各々の変換器セル11を監視し、交流-直流変換器14のコンデンサC1の端子電圧異常、直流-直流変換器15のコンデンサC2の端子電圧異常、インバータ回路IN1またはコンバータ回路CN2のトランジスタの過電流、もしくは、交流-直流変換器14または直流-直流変換器15の温度異常などを検知すると、当該変換器セルの故障と判断する。制御部17は、変換器セルの故障と判断すると、当該変換器セルのバイパス要求があったと判断し、機械スイッチ21および駆動回路25に制御信号を送出する。
図3に、本発明の第1の実施形態にかかるバイパス回路の動作を示す。制御部17は、バイパス要求があったと判断すると、駆動回路25にIGBTゲート指令を送出する。駆動回路25がIGBTを制御してから、IGBTに電流が流れるまでの時間は、上述したようにnsのオーダーである。IGBTゲート指令の送出時間は、後述するように10数ms程度である。駆動回路25は、IGBTゲート指令を受けている間、IGBTのゲート端子を継続して駆動している。
また、制御部17は、バイパス要求があったと判断すると、IGBTゲート指令と同時に機械スイッチ21にもリレー信号を送出する。機械スイッチ21は、電磁コイルにリレー信号が与えられ、機械的接点が駆動されるが、接点が確実に閉じて、安定的に電流が流れるまでに10ms程度の時間を要する。図3に示すように、機械スイッチ21の接点が閉じることにより、系統交流電源13からの交流電流は、およそ10ms後には機械スイッチ21を流れ、双方向半導体スイッチ22には流れなくなる。
このような構成により、故障検知後は、系統交流電源13からの交流電流は、双方向半導体スイッチ22に流れるので、短絡故障時であっても、変換器セル内への過電流を防ぐことができる。機械スイッチ21がオンした後は、交流電流は機械的接点を流れるので、導通時の損失を最小限にすることができる。
IGBTゲート指令の送出時間は、機械スイッチ21の機械的接点が確実に閉じた状態になるまでの間、少なくとも駆動回路25に送出する。図3においては、一例として10ms程度としたが、機械スイッチの仕様に応じて数十ms程度を超えていればよい。
双方向半導体スイッチ22のIGBT等の半導体せトランジスタは、短時間であっても、系統交流電源13からの交流電流を流すことができる定格を有していればよい。一方、数十ms程度の時間、電流を流すだけであるから、放熱板などの熱対策は不要である。コンバータ回路23を設けて、正負の電流に対して兼用し、1個の半導体トランジスタでよいことから、バイパス回路のコストを低減することができる。
駆動回路25の電力源は、交流-直流変換器14のコンデンサC1から直流電力を受取ることもできるが、変換器セル11の短絡故障時には、電源が消失してしまう。本実施形態においては、コンデンサCaおよびDC/DCコンバータ24は、駆動回路25を介してIGBTを数十ms程度駆動できる直流電力を供給できればよい。従って、小型、低コストの回路を付加するだけで、変換器セル11の短絡故障時であっても、IGBTの制御を行うことができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態のバイパス回路12において、短絡用の半導体スイッチIGBTに代えて、いわゆる交流スイッチを、コンバータ回路23の入力側において、高圧側の入力端子Pin1,Pin2間を短絡するようにしてもよい。交流スイッチは、スイッチングトランジスタとダイオードとを逆並列接続して構成した半導体スイッチを2個、逆直列接続して構成した双方向半導体スイッチである。第1の実施形態と同様に、交流スイッチは、DC/DCコンバータ24を電力源とする駆動回路25によって駆動される。交流スイッチは、2素子を介して電流が流れるので導通損失が大きくなるが、数十ms程度の時間であるので適用することができる。
(第3の実施形態)
図4に、本発明の第3の実施形態にかかるマルチセル電力変換装置を示す。第1および第2の実施形態において、変換器セル11の交流-直流変換器14は、ダイオードブリッジで構成されている。第3の実施形態では、交流-直流変換器14としてPFC(Power Factor Correction)回路を適用する。PFC回路は、ダイオードブリッジDB、リアクトルL3、半導体スイッチング素子TrおよびダイオードD1と、平滑用のコンデンサC1とにより構成されている。リアクトルL3、半導体スイッチTr、ダイオードD1およびコンデンサC1からなる部分は、直流電圧を昇圧して出力する、いわゆる昇圧チョッパとして知られている。
ダイオードブリッジのみで構成された交流-直流変換器では、電流歪が大きく、直流中間電圧のリプルも大きい。PFC回路によれば、交流電流を力率1かつ高調波の少ない波形(正弦波)にでき、直流中間電圧を一定に制御することができ、後段の直流-直流変換器15の入力変動を抑えることができる。
入力端子Pin1,Pin2間には、バイパス回路12が挿入されているので、昇圧チョッパの半導体スイッチTr、ダイオードD1が壊れた場合であっても切り替えることができる。
(第4の実施形態)
図5に、本発明の第4の実施形態にかかるバイパス回路を示す。第1の実施形態にかかるバイパス回路は、変換器セルの高圧側の入力端子Pin1,Pin2側の外部に設けたが、第4の実施形態では、バイパス回路の一部を交流-直流変換器14の回路と共用する。
交流-直流変換器14は、交流電力を直流電力に変換するトランジスタQ1~Q4で構成されたコンバータ回路CN1と平滑用のコンデンサC1とにより構成されている。バイパス回路12は、変換器セル11の入力端子間に接続され、入力端子間を短絡する機械スイッチ21のみから構成されている。
図3を参照して、第3の実施形態のバイパス回路の動作を説明する。制御部17は、変換器セルの異常を検知して、変換器セルのバイパス要求があったと判断すると、変換器セルの交流-直流変換器14の制御回路(図示しない)にIGBTゲート指令を送出する。この制御回路がコンバータ回路CN1のトランジスタを制御してから、トランジスタに電流が流れるまでの時間は、上述したようにnsのオーダーである。IGBTゲート指令の送出時間は、上述したように10数ms程度である。制御回路は、IGBTゲート指令を受けている間、トランジスタQ1およびQ2、またはトランジスタQ3およびQ4のいずれかを継続して駆動している。また、制御部17は、バイパス要求があったと判断すると、同時に機械スイッチ21にもリレー信号を送出する。上述したように、機械スイッチ21の機械的接点が閉じて電流が流れるまでに10ms程度の時間を要する。図3に示すように、機械スイッチ21の接点が閉じることにより、系統交流電源13からの交流電流は、およそ10ms後には機械スイッチ21を流れ、トランジスタブリッジには流れなくなる。
第1の実施形態と比較すると、バイパス回路12は機械スイッチ21のみから構成され、小型化、簡素化が図れる。しかしながら、制御回路の電力源は、交流-直流変換器14のコンデンサC1から直流電力を受取っている。従って、交流-直流変換器14が故障した場合には、トランジスタブリッジを動作させることができない。
第1~第4の実施形態のマルチセル電力変換装置は、高圧の系統交流電源(6600V)から、例えば、通信機器室内の通信機器に供給する直流電力(-48V)を供給する装置に適用される。また、高圧の系統交流電源(6600V)から、一般家庭の低圧の交流電力(100V)を供給する場合は、各々の変換器セルの出力側に直流-交流変換器を接続し、その出力端子を負荷に並列に接続する構成を有するマルチセル電力変換装置とすれば良い。
(第5の実施形態)
図6に、本発明の第5の実施形態にかかるマルチセル電力変換装置を示す。マルチセル電力変換装置30は、複数の変換器セル31-1~31-nの低圧側の入力端子Pin1,Pin2が並列に接続され、太陽光発電装置、蓄電池などの直流電源に接続されている。各々の変換器セル31(以下、初出の場合のみ子番号を記載する)は、直流-直流変換器34-1~34-nと直流-交流変換器35-1~35-nとが縦続接続されている。直流-交流変換器35の高圧側の出力端子Pout1,Pout2が直列に接続されて、系統交流電源などに接続されている。複数の変換器セル31の各々の出力端子Pout1,Pout2の間には、バイパス回路32-1~32-nが挿入されている。
直流-交流変換器35は、コンデンサC3と、直流電力を交流電力に変換するトランジスタブリッジで構成されたインバータ回路IN2とから構成されている。バイパス回路32の構成は、図2に示した第1の実施形態のバイパス回路と同じである。
バイパス回路32の動作も図3に示した第1の実施形態のバイパス回路12と同じである。制御部17は、変換器セルの異常を検知して、変換器セルのバイパス要求があったと判断すると、バイパス回路32の駆動回路にIGBTゲート指令を送出する。故障検知後は、系統交流電源の交流電流は、バイパス回路32の双方向半導体スイッチに流れるので、短絡故障時であっても、瞬断することなく交流電力を出力することができる。バイパス回路32の機械スイッチがオンした後は、交流電流はリレー接点を流れるので、導通時の損失を最小限にすることができる。
第5の実施形態のマルチセル電力変換装置は、例えば、太陽光発電装置から出力された直流電力(100~400V)を、高圧の系統交流電源に供給する装置に適用される。
(他の実施形態)
第1~第5の実施形態では、変換器セルの異常を検知して、制御部が故障と判断した場合のバイパス制御について述べたが、変換器セル自体が異常を検知して、バイパス要求信号を制御部に送出するようにしてもよい。また、変換器セルの故障対応の用途には限定されない。例えば、変換器セルの交換を行う際に、マルチセル電力変換装置の制御部にセル交換指示を送出すると、制御部は当該変換器セルにバイパス要求があったと判断して、上述したバイパス制御を行う。このようにして、マルチセル電力変換装置の運転状態を継続したまま、任意の変換器セルの交換を行うことが可能となる。また、制御部は、各々の変換器セルについて余寿命診断を行い、診断された余寿命が所定値未満である場合に、当該変換器セルにバイパス要求があったと判断して、上述したバイパス制御を行ってもよい。
上述した実施形態によれば、入力された交流電力を直流電力または交流電力に変換して出力する電力変換装置、または入力された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換装置であって、複数の変換器セルを備え、各々変換器セルの高圧側の入力端子または高圧側の出力端子が直列に接続され、入力端子間または出力端子間を短絡するバイパス回路をさらに備えた電力変換装置を構成することができる。
そして、バイパス回路において、機械スイッチと半導体スイッチとを併用することにより、簡便に故障した変換器セルをバイパスすることができ、信頼性の高い電力変換装置を提供することができる。
10,30 マルチセル電力変換装置
11-1~11-n,31-1~31-n 変換器セル
12-1~12-n,32-1~32-n,41 バイパス回路
13 系統交流電源
14-1~14-n 交流-直流変換器
15-1~15-n,34-1~34-n 直流-直流変換器
16 負荷
17 制御部
21 機械スイッチ
22 双方向半導体スイッチ
23 コンバータ回路
24 DC/DCコンバータ
25 駆動回路
35-1~35-n 直流-交流変換器
L1,L2,L3 リアクトル
CN1,CN2 コンバータ回路
IN1,IN2 インバータ回路
C1,C2,C3 コンデンサCa
T 高周波変圧器
IGBT,Tr 半導体スイッチ
DB ダイオードブリッジ
D1 ダイオード

Claims (4)

  1. 入力された電力を変換して出力する電力変換装置であって、
    入力端子が直列に接続された複数の変換器セルと、
    各々の変換器セルの入力端子の間を短絡するバイパス回路であって、当該入力端子の間を短絡する機械スイッチと、前記機械スイッチと並列に設けられた双方向半導体スイッチと、前記入力端子の間に、ダイオードブリッジで構成されたコンバータ回路とコンデンサとDC/DCコンバータとを含む電源回路とを有するバイパス回路と、
    前記バイパス回路を制御する制御部と
    前記制御部からの指令により、前記電源回路からの電力で前記双方向半導体スイッチを駆動する駆動回路と
    を備え、
    前記制御部は、前記複数の変換器セルのいずれかにおいてバイパス要求があったと判断すると、当該変換器セルに接続された前記機械スイッチの接点を閉じる信号および前記双方向半導体スイッチを駆動する信号を送出し、少なくとも当該機械スイッチの接点が閉じるまでの間、前記双方向半導体スイッチを駆動するように構成されたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 入力された電力を変換して出力する電力変換装置であって、
    出力端子が直列に接続された複数の変換器セルと、
    各々の変換器セルの出力端子の間を短絡するバイパス回路であって、当該出力端子の間を短絡する機械スイッチと、前記機械スイッチと並列に設けられた双方向半導体スイッチと、前記出力端子の間に、ダイオードブリッジで構成されたコンバータ回路とコンデンサとDC/DCコンバータとを含む電源回路とを有するバイパス回路と、
    前記バイパス回路を制御する制御部と
    前記制御部からの指令により、前記電源回路からの電力で前記双方向半導体スイッチを駆動する駆動回路と
    を備え、
    前記制御部は、前記複数の変換器セルのいずれかにおいてバイパス要求があったと判断すると、当該変換器セルに接続された前記機械スイッチの接点を閉じる信号および前記双方向半導体スイッチを駆動する信号を送出し、少なくとも当該機械スイッチの接点が閉じるまでの間、前記双方向半導体スイッチを駆動するよう構成されたことを特徴とする電力変換装置。
  3. 前記双方向半導体スイッチは、前記コンバータ回路の出力間に接続された半導体スイッチから構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記双方向半導体スイッチは、前記コンバータ回路の入力間に接続された交流スイッチであることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
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