JP7019480B2 - 物品供給装置 - Google Patents

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本発明は、各種食品や菓子類、等の物品を所定量ずつ計量処理する計量装置、などに用いる物品供給装置に関する。
上記計量装置としては、例えば、特許文献1に示されているように、組合せ秤を用いたものが知られている。
特開2010-64793号
組合せ秤を用いた計量装置においては、物品を自重移動させながら計量処理する関係で、物品が高い位置から供給されることが多く、大量の物品を処理するものでは、高所に設置したコンベアなどの物品供給装置が用いられるが、多品種の物品を少量ずつ処理するものでは、高所に配備した貯留ホッパに物品を貯留して物品搬送径路に落下供給する、いわゆる、バッチ式の物品供給装置が用いられる。
しかしながら、貯留ホッパを用いた物品供給装置では、高所に配備された貯留ホッパへの物品補給時に、作業者が物品収納袋や物品収納容器を持って踏み台等に登る必要があり、物品補給作業が煩わしいものとなっていた。また、踏み台に登って不安定な姿勢での補給作業を行うことになるので、バランスを崩して踏み外したり、物品をこぼしたりするおそれもあった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、高所に位置させて使用する貯留ホッパへの物品補給を容易に行うことができる物品供給装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明は、下端部に開閉可能なシャッタを備えた貯留ホッパを、物品搬送径路の始端部上方に位置させて、前記貯留ホッパに貯留した物品を、前記シャッタが開放された前記貯留ホッパの下端から前記物品搬送径路の始端部に落下供給する物品供給装置であって、
前記貯留ホッパを支持する昇降リンク機構と、前記シャッタを開閉するシャッタ開閉機構とを備え、前記昇降リンク機構は、前記貯留ホッパを、その下端が前記物品搬送径路の始端部に臨む高位の物品供給位置と、前記物品搬送径路の外方下方に外れた低位の物品補給位置とに亘って、一定あるいは略一定の姿勢を維持して昇降可能に支持するものであり、前記シャッタ開閉機構は、前記貯留ホッパが前記物品供給位置にある時には前記シャッタが開放し、前記貯留ホッパが前記物品供給位置から外れると前記シャッタが閉じられるように、前記貯留ホッパの昇降作動に連動して前記シャッタを開閉する
本発明によると、貯留ホッパに貯留された物品が残り少なくなると、貯留ホッパを高位の物品供給位置から低位の物品補給位置にまで降ろし、作業者は広い床面などに立ち、物品収納袋や物品収納容器を高く持ち上げることなく低い貯留ホッパに容易に投入補給することができる。
補給を終えると、貯留ホッパを低位の物品補給位置から高位の物品供給位置にまで持ち上げ移動させることになるが、このホッパ昇降作動の間、貯留ホッパは昇降リンク機構によって一定あるいは略一定の姿勢を維持させながら、円滑に持ち上げることができ、貯留ホッパの取扱い操作が容易となる。
更に、本発明によると、貯留ホッパが物品供給位置から外れるとシャッタが自動的に閉じられるので、物品が残存した状態で貯留ホッパを物品補給位置に降ろす際に、残存した物品が不用意にこぼれ出ることがなく、また、物品を補給した後、貯留ホッパを持ち上げて物品供給位置に移動させるだけで自動的にシャッタが開かれることになる。従って、シャッタを人為的に開閉操作する場合の煩わしい開閉操作が不要になるとともに、シャッタの操作忘れによる物品のこぼれ出しや、物品の供給不良を未然に防止することができる。
(2)本発明の一実施態様では、前記昇降リンク機構が、四連リンク構造である。
この実施態様によると、リンク支点における回動のみで作動する四連リンク構造の昇降リンク機構を利用するので、摩耗によるガタやこじれの発生なく、長期間に亘って円滑に昇降作動させることができる。
因みに、昇降する貯留ホッパの姿勢を保持する他の手段としては、一対のカム溝とそれぞれに係合案内される一対のガイドローラ、等を利用するスライド方式もあるが、この方式においてはスライド摩耗によるガタやこじれの発生が避けられず、長期間に亘って円滑に昇降作動させることが難しいものとなる。もちろん、オイル潤滑を適切に行えば摩耗を抑制することができるのであるが、物品として食品を扱う場合には、潤滑オイルを使用することができず、上記不具合を解消することができない。
)本発明の他の実施態様では、前記シャッタ開閉機構は、前記貯留ホッパと前記昇降リンク機構との相対姿勢変化に連動して前記シャッタを開閉する。
この実施態様によると、貯留ホッパの昇降位置に応じて貯留ホッパと昇降リンク機構との相対姿勢が変化することを利用して、的確な位置及びタイミングでシャッタを開閉することができる。
)本発明の更に他の実施態様では、前記シャッタ開閉機構は、前記シャッタの基端部と前記貯留ホッパとを連結する短リンクと、前記シャッタの先端部と前記貯留ホッパとを連結する長リンクとを備え、前記長リンクの内方への揺動と前記短リンクの内方下方への揺動によって前記シャッタを閉じ位置へ移動させ、前記長リンクの外方への揺動と前記短リンクの外方上方への揺動によって前記シャッタを開放位置へ移動させる。
この実施態様によると、長リンクの内外方向への揺動でシャッタの先端を大きい曲率の湾曲軌跡で内外方向に移動させ、短リンクの上下方向への揺動でシャッタの基端を上下方向に移動させてシャッタの傾斜姿勢を変更することができる。
これによって、シャッタを、物品搬送経路の始端部の上方位置で、前記始端部上の物品の影響を殆ど受けることなく、円滑に閉じ作動させることができる。
)本発明の他の実施態様では、前記シャッタ開閉機構は、前記貯留ホッパの昇降作動と前記シャッタの開閉との連動を解除可能である。
この実施態様によると、貯留ホッパを物品補給位置に降ろした状態ではシャッタは閉じ状態にあるが、ここで、シャッタ開閉機構における貯留ホッパの昇降作動とシャッタの開閉との連動を解除することで、シャッタをフリーにして開放することができ、貯留ホッパに残存した物品を容易に排出することができる。
このように、本発明によれば、高所に位置させて使用する貯留ホッパへの物品補給を低所において容易に行うことができる。
図1は手前側の供給ユニットを取り除いた計量装置の正面図である。 図2は計量装置の側面図である。 図3は供給ユニットを離間移動させた計量装置の側面図である。 図4は一部の供給ユニットを離間移動させた計量装置の平面図である。 図5は計量装置の制御ブロック図である。 図6は計量ユニット及びリジェクト機構を示す側面図である。 図7はリジェクト作動状態の一部切欠き側面図である。 図8は物品供給位置にある貯留ホッパの側面図である。 図9は物品供給位置から少し外れた位置にある貯留ホッパの側面図である。 図10は昇降途中位置にある貯留ホッパの側面図である。 図11は物品供給位置にある貯留ホッパの側面図である。 図12は物品補給位置においてシャッタを強制開放した貯留ホッパの側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、手前側の供給ユニット4を取り除いた計量装置の正面図であり、図2は、計量装置の側面図であり、図3は、供給ユニット4を離間移動させた計量装置の側面図であり、図4は、一部の供給ユニット4を離間移動させた計量装置の平面図である。
この実施形態の計量装置は、各種の食品や菓子、等の多品種、例えば10品種の物品を所定少量ずつ組合せ計量するものであって、作業者が上り下り可能な階上の床面2に設置され、計量された物品を階下に設置した図示されていない包装装置に投入して袋詰めする包装ラインに利用される。
なお、構造を理解し易くするために、以下の説明では、図1における横方向、及び、図2における紙面表裏方向、及び、図4の上下方向を左右方向と呼称し、また、図1における紙面表裏方向、図2、図3における横方向、及び、図4の左右方向を前後方向と呼称することとする。
図2ないし図4に示すように、計量装置の前後方向中央には、図示されていない支持枠を介してセンター基体1が床面2上に固定配備されている。
センター基体1の前面側(図2ないし図4の左側)と後面側(図2ないし図4の右側)のそれぞれには、左右一列状に列設した多数連ずつの計量ユニット3が配備されている。この例では、図1,4に示すように、各一列16連の計量ユニット3が列設されて、前後合わせて2列、計32連の計量ユニット3が備えられている。なお、複数連を構成する連の数は任意であり、混合する物品の品種の数等に応じた数とすればよい。
前面側の計量ユニット3群の前面側(図2ないし図4の左方側)、及び、後面側の計量ユニット3群の後方側(図2ないし図4の右方側)には、計量される多品種の物品を、直線状に並んだ各計量ユニット3の上部に供給する供給ユニット4が、計量ユニット3群にそれぞれ対向して近接配備されている。
各一連の計量ユニット3は、供給ユニット4から搬送されてきた物品を一旦保持して排出する供給ホッパ5と、供給ホッパ5から排出された物品を保持して計量する計量ホッパ6と、計量ホッパ6から排出された物品を保持するメモリホッパ7とを上下縦列状に配置した構造となっている。計量ユニット3の各ホッパ5、6、7は、センター基体1に従来と同様にして着脱可能に取り付けられている。
なお、図示されていないが、供給ホッパ5、計量ホッパ6、メモリホッパ7の排出用ゲートを開閉するゲート駆動部や計量ホッパ6に供給された物品の重量を検出するための後述の重量センサ等が、センター基台1に収容支持されている。このセンター基体1と各供給ユニット4とは図示しないケーブル等で接続されている。
計量ユニット3は、上記のようにメモリホッパ7を備えており、組合せ演算に参加できるホッパ(有効ホッパ)の数を増やすことができる。
この実施形態では、前後各一列16連の計量ユニット3は、図1に示すように、左右方向に隣接する4連ずつの部分に区分された4つの部分連で構成されており、左右外側の2つの部分連が、内側の2つの部分連よりも高位置に配置されている。
各部分連における計量ホッパ6とメモリホッパ7の下方には、所定の重量となるように組合せ演算で選択された複数の計量ホッパ6、あるいは、メモリホッパ7から排出された物品を集める第1集合シュート8が配備されている。
各部分連に対応する各第1集合シュート8の下方には、各第1集合シュート8の排出口を開閉する第1ゲート9が設けられており、各第1集合シュート8で集められた物品を一時的に受け止め保持し、排出することができる。更に、複数の第1ゲート9の下方には、各第1集合シュート8から排出された物品を滑落案内して計量ユニット3群の中央下方に集める単一の第2集合シュート10と、第2集合シュート10の中央の排出口を開閉する第2ゲート11が設けられている。前側及び後側の計量ユニット3群で計量され集められた全品種の物品を、第2集合シュート10の中央の一か所に集めて、第ゲート11で一時的に受止め保持し、第2ゲート11を開放して下方の包装機へ排出する。この第2ゲート11は、包装機側からの排出要求指令に基づいて開放制御される。
上記のように、左右外側の部分連の各ホッパ5,6,7、第1集合シュート8及び第1ゲート9を、内側の部分連の各ホッパ5,6,7、第1集合シュート8及び第1ゲート9よりも高く設置すると、左右外側の部分連の第1集合シュート8及び第2集合シュートの傾斜角度を急角度にすることができ、排出された物品を、計量サイクルに必要な速度で、各集合ゲート8,10に沿って滑落させることができる。
供給ユニット4は、左右方向の外側の部分連とこれに隣接する内側の部分連との2つの部分連毎に1台ずつ対応しており、各部分連が4連で構成されるので、1台の供給ユニット4によって、8連分の計量ユニット3の物品を供給する。したがって、前面側の1列の計量ユニット3群の前方に2台、後面側の1列の計量ユニット3群の後方に計4台の供給ユニット4が左右に並列して配備されている。
供給ユニット4は、台枠12の上部に、物品を収容する高さの異なる4台ずつ、計8台の貯留ホッパ13と、各貯留ホッパ13の下端から繰り出された物品を計量ユニット3に向けて振動搬送する高さの異なる4台ずつ、計8台の供給フィーダ14を装備して構成されている。
供給フィーダ14は、物品の搬送方向に沿って先下がり階段状に縦列配置された2台の第1,第2リニアフィーダ14a,14bと、各リニアフィーダ14a,14bを個別に振動駆動する加振機構15a,15bとで構成されている。このように、供給フィーダ14を、2台の第1,第2リニアフィーダ14a,14bで構成することによって、物品を振動搬送する搬送距離を長くして、その間に、物品を均して少量ずつ供給することができ、多品種少量の計量に好適である。
また、各リニアフィーダ14a,14b毎に、振動強度(振幅)を設定することができるので、物品の品種に応じて、適切な振動強度を設定することができる。
貯留ホッパ13から搬送方向の上流側の第1リニアフィーダ14aに投入供給された物品は、振動移送されながらほぐされ、下流側の第2リニアフィーダ14bに移載され、第2リニアフィーダ14bによって振動搬送されて少量ずつ計量ユニット3の供給ホッパ5に送り込まれる。また、供給フィーダ14で振動移送する際、搬送径路に形成されている第1リニアフィーダ14aと第2リニアフィーダ14bとの段差部における適度な落下衝撃によっても物品の塊がほぐされやすくなる。
各供給フィーダ14の上方には、上流側の第1リニアフィーダ14aの終端近くにおける物品の積層高さを、例えば、超音波で検知する物品検知センサ16がそれぞれ配備されており、その検知出力に基づいて、後述の制御装置によって加振機構15a,15bの振動強度等が制御され、計量ユニット3へ少量ずつ物品供給が行われるようにしている。
供給ユニット4における台枠12の下端四隅には、車輪17が備えられるとともに、床面には、車輪17を係合案内するレール18が前後方向に沿って敷設されている。各供給ユニット4が、レール18に沿って列方向の計量ユニット3群列に対して直交する方向で接近及び離間移動できるようになっている。
つまり、図3、図4に示すように、供給ユニット4を、計量ユニット3へ物品を供給する供給位置から外方に大きく離間移動させて、供給ユニット4と計量ユニット3との間に作業者が入れる空間をあけることで、計量ユニット3の各ホッパ5,6,7や供給ユニット4における各部材を脱着しての洗浄や点検整備を容易に行うことができるものとなっている。
なお、洗浄作業や点検整備等の後、供給ユニット4を計量ユニット3群に接近移動させる際、レール18近傍に突設されたストッパ19に台枠12が当接するまで接近移動させることで、供給フィーダの終端が供給ホッパ5に対して適正に位置決めされることになり、この位置決めされた供給位置で供給ユニット4を適宜ロック手段で固定して計量運転を開始することになる。
図5は、この実施例に係る計量装置の制御ブロック図である。
各部を制御する制御装置41は、例えば、センター基体1内に収納されており、計量装置に対する操作、動作パラメータ等の各種の設定及び計量値等を表示する操作設定表示器42に接続されている。この制御装置41には、供給ユニット4の物品検知センサ16の検出出力及びセンター基体1に収納された複数の重量センサ40からの重量信号が与えられる。制御装置41は、供給ユニット4の各リニアフィーダ14a,14bの駆動を制御するとともに、各ホッパ5,6,7の排出用のゲート及び第1,第2ゲート9,11の開閉を制御する。
この制御装置41は、計量ホッパ6及びメモリホッパ7の物品の重量に基づいて、組合せ演算を行って適量組合せに選択されたホッパ6,7から物品を排出させる演算制御部43としての機能を有し、この演算制御部43は、計量ホッパ6へ供給された物品の重量が、所定重量範囲を超える過量である場合に、後述のようにリジェクト機構20によるリジェクトシュート21の出退動作を制御して、過量の物品を排除する。
供給ユニット4の台枠12には、図2,図3に示すように、計量ホッパ6に過剰に供給された物品を排出するためのリジェクト機構20が備えられている。
図6は、計量ユニット3及びリジェクト機構20を示す側面図である。
計量ホッパ6の下端には、独立して開閉作動可能な排出用の外ゲート6aと内ゲート6bが備えられており、装置とゲート6aのみを外方に揺動開放させることで、計量した物品が第1送出径路(a)を介して直接下方の第1集合シュート8に送出され、内ゲート6bのみを内方に揺動開放させることで、計量した物品が第2送出径路(b)を介してメモリホッパ7へ送り込まれて一時保持されるようになっている。
すなわち、計量ホッパ6は、保持した物品を、異なる二つの排出方向に選択的に排出することが可能であり、排出された物品は、二つの径路である第1送出径路(a)、又は、第2送出径路(b)を通って第1集合シュート8、又は、メモリホッパ7へ送出される。
計量ホッパ6に供給された物品の重量が所定重量範囲を超える過量である場合に、その過量の物品を排除するためのリジェクト機構20は、リジェクトシュート21と、これを前後水平に進退移動させるエアシリンダ22とを備え、リジェクトシュート21に投入した物品を回収する回収容器23が設けられる。
リジェクトシュート21は、計量ホッパ6の前記第1送出径路(a)に外側から対向して配備されている。通常時、図6に示すように、エアシリンダ22が短縮作動して、リジェクトシュート21は第1送出径路(a)の外側に退避しており、計量ホッパ6の外ゲート6aの開放に伴う物品の第1集合シュート8への排出を妨げることがない。
計量ホッパ6で計量された物品の重量が所定重量範囲を超える過量である場合には、図7に示すように、エアシリンダ22が伸長作動して、リジェクトシュート21が第1送出径路(a)に進出するリジェクト状態となる。この状態で、外ゲート6aが開放作動されることで、計量ホッパ6内の過量の物品が、投入口及び排出口を有する筒状のリジェクトシュート21に排出され、過量の物品が回収容器23に流下回収される。また、回収が完了すると、リジェクトシュート21は第1送出径路(a)から退避した元の位置に戻り、計量ホッパ6の外ゲート6aが閉じられて次の物品の供給に備える。回収容器23は、異なる品種の物品が混じらないように、過量の物品を品種ごとにそれぞれ回収できるように設けられている。これによって、回収された物品を無駄なく効率的に再度の計量に供することができる。
なお、リジェクトシュート21の先端には、板材からなるガイド部材24が設けられている。このガイド部材24は、リジェクトシュート21が第1送出径路(a)から外方に退避した位置にある時、第1送出径路(a)に外方から対向した位置にあり、計量ホッパ6の外ゲート6aが開放されて排出される物品の外方への飛散をガイド部材24で阻止し、排出された物品を正しく第1集合シュート8に導くようになっている。
図1に示すように、供給ユニット4に備えられた貯留ホッパ13は、作業者にとって比較的高い位置に配備されるので、物品の補給を容易に行うために、高位の物品供給位置と、低位の物品補給位置とに切り換え昇降可能であることが望ましく、本実施形態においては、貯留ホッパ13を以下のようにして切り換え昇降可能としている。
ホッパ昇降構造の一例が、図8~図12に示されており、この例では、貯留ホッパ13が台枠12の外側部に昇降リンク機構50を介して昇降可能に支持されている。
貯留ホッパ13は、上方に全面開口された角形漏斗状のホッパ本体13aと、これを位置決め嵌合して脱着可能に連結支持した平面視コの字形の支持枠51とを備えている。また、ホッパ本体13aにおける外側面の上部には、昇降操作する際の取っ手13bが備えられるとともに、ホッパ本体13aにおける外側面の下部には、ホッパ内の物品残量を外方から目視するための透視窓13cが備えられている。
昇降リンク機構50は、前記台枠12に固設され、支点間隔が同一の第1,第2アームリンク52,53が、前記始点を中心に回動可能に設けられた基端ブラケット54を備える。
前記昇降リンク機構50は、前記基端ブラケット54と、貯留ホッパ13の支持枠51に亘って、互いに平行に枢支連結した平行四連リンク構造となっている。また、第1アームリンク52と台枠12とに亘って架設したガススプリング55によって昇降リンク機構50に適度の上昇アシスト力が与えられている。
支持枠51の下部前後には、横向きの支点p周りに回動可能な短リンク56と、横向きの支点q周りに回動可能なベルクランク状の長リンク57が枢支連結され、短リンク56の遊端部に、ホッパ下端部を開閉するシャッタ58の後方基端部が枢支連結されるとともに、長リンク57の遊端部に、シャッタ58の前方遊端側が枢支連結されている。
更に、支持枠51には、貯留ホッパ13の昇降作動に連動してシャッタ58を自動的に開閉させるシャッタ開閉機構60が装備されている。
シャッタ開閉機構60には、横向きの支点r周りに回動可能に支持枠51に枢支連結された回動カム61が備えられるとともに、前記長リンク57、前記短リンク56及び連係リンク62が備えられている。このシャッタ開閉機構60では、回動カム61とベルクランク状に形成された前記長リンク57の上端部とが連係リンク62で連動連結され、回動カム61が支点r周りに正逆回動するのに連動して長リンク57が支点q周りに前後に揺動されるようになっている。
従って、図8において、回動カム61が反時計方向に回動すると、長リンク57が外方(後方)に揺動されるとともに、短リンク56が外方上方に揺動して、シャッタ58が先下がり傾斜をきつくしながら外方に移動し、貯留ホッパ13の下端開口が開放される。逆に、回動カム61が時計方向に回動すると、長リンク57が内方(前方)に揺動されるとともに、短リンク56が内方下方に揺動して、シャッタ58が先下がり傾斜を緩くしなりながら内方に移動し、貯留ホッパ13の下端開口が閉じられる。
シャッタ58の開閉のための回動カム61は、貯留ホッパ13と昇降リンク機構50との相対姿勢変化に基づいて回動操作される。すなわち、第1アームリンク52の上端部には、延長アーム63が第1アームリンク52の上部支点s周りに回動可能に枢支連結されるとともに、第1アームリンク52の上端部には固定アーム52aが固設されている。延長アーム63に備えたバックル型の連結金具64を固定アーム52aの掛け金具65に係止して締め上げ連結することで、延長アーム63が第1アームリンク52と一体化される。
延長アーム63の上端にはローラ66が備えられ、このローラ66が、回動カム61に形成されたカム溝67に係合されている。カム溝67には、直線状の開閉用カム部67aと、その後端に連設されて後方に開放された円弧状の閉じ用カム部67bが備えられている。ここで、閉じ用カム部67bの曲率半径は、支点sからローラ66の中心までの距離と同一に設定されている。
貯留ホッパ13の昇降構造は以上のように構成されており、次に、その昇降作動について説明する。
図8は、貯留ホッパ13が高位の物品供給位置にまで上昇された状態を示している。この時、ガススプリング55によって上昇付勢された昇降リンク機構50の第2アームリンク53が基端ブラケット54に備えたストッパ68の後端に当接して、昇降リンク機構50が一定の起立姿勢に保持される。つまり、貯留ホッパ13は、その下端部が第1リニアフィーダ14aの始端部に設けられた供給ガイド14a'に上方から臨む状態に安定保持される。
また、貯留ホッパ13が物品供給位置にある時、起立姿勢にある昇降リンク機構50における延長アーム63のローラ66は、回動カム61における開閉用カム部67aの前端近くに係合案内されており、この時の回動カム61の回動姿勢に対応して、シャッタ58は外方上方に揺動移動した開放位置にある。
図9に示すように、上記物品供給位置の貯留ホッパ13を、ホッパ外面に備えた取っ手13bを持って外方(後方)に引き動かすと、第1アームリンク52が貯留ホッパ13に対して相対的に上部支点s周りに反時計方向に回動し、第1アームリンク52と一体化した延長アーム63も上部支点s周りに反時計方向に回動する。
延長アーム63が反時計方向に回動するとローラ66は円弧軌跡に沿って外方(後方)に移動し、直線状の開閉用カム部67aに対してローラ66が円弧軌跡で外方へ移動することで、回動カム61が支点r周りに時計方向へ回動される。この回動カム61の時計方向への回動によって、上記のように、シャッタ58が閉じ作動する。
図8に示されるシャッタ58の開放状態から図9に示されるシャッタ58の閉じ状態までの作動において、長リンク57の内外方向への揺動でシャッタ58の先端を大きい曲率の湾曲軌跡で内外方向に移動させ、短リンク56の上下方向への揺動でシャッタ58の基端を上下方向に移動させてシャッタ58の傾斜姿勢を変更することができる。
このように、シャッタ58の基端部を上下方向に移動させて傾斜姿勢を変更しつつ、シャッタ58を閉じるので、シャッタ58を、第1リニアフィーダ14aの上方位置で、第1リニアフィーダ14a上の物品の影響を殆ど受けることなく、円滑に閉じ作動させることができる。
因みに、シャッタを単に単一の支点周りに揺動して開閉させる構造では、大きく先下がり傾斜させた開放位置からシャッタを閉じ作動させると、第1リニアフィーダ14a上の物品をシャッタの内面で押すことになり、物品の押圧抵抗が大きくなってしまう。
シャッタの閉じ作動は、貯留ホッパ13の下端部が第1リニアフィーダ14aの始端部(物品搬送径路の始端部)から外方に外れるまでに完了し、図9に示すように、ローラ66が開閉用カム部67aと閉じ用カム部67bとの境界位置に達した時点では、貯留ホッパ13の下端部は、シャッタ58によって完全に閉じられた状態で第1リニアフィーダ14aの始端部から完全に外方に外れた位置に移動している。
そして、ローラ66が開閉用カム部67aと閉じ用カム部67bとの境界位置に位置する状態では、円弧状に形成された閉じ用カム部67bの曲率中心が第1アームリンク52の上部支点sに一致する。従って、引き続き貯留ホッパ13を外方に引き動かすと、図10に示すように、第1アームリンク52が貯留ホッパ13に対して相対的に上部支点s周りに反時計方向に回動し、第1アームリンク52と一体化した延長アーム63が上部支点s周りに反時計方向に回動するが、ローラ66は円弧状の閉じ用カム部67bに沿って外方へ移動するだけで、回動カム61が回動されることはない。つまり、貯留ホッパ13の下端部がシャッタ58によって完全に閉じられた状態を維持したままで、貯留ホッパ13が外方下方に移動してゆく。
更に貯留ホッパ13を下降させると、図11に示すように、昇降リンク機構50の第1アームリンク52がストッパ68の上面に当接してそれ以上の下降が阻止され、物品の補給に好適な低位の物品補給位置に貯留ホッパ13をシャッタ閉じ状態で安定保持しておくことができる。
貯留ホッパ13への物品補給が完了すると、貯留ホッパ13を内方(前方)上方に持ち上げ移動させることに連動して各部が上記とは逆に作動し、ホッパ下端部が第1リニアフィーダ14aの始端部に上方から臨む物品供給位置に到達する直前でシャッタが開放作動され、物品をこぼすことなく第1リニアフィーダ14aの始端部に落下供給することができる。
なお、貯留ホッパ13に物品が残った状態で一日の計量作業が終了したような場合、あるいは、貯留ホッパ13に物品が残った状態で処理する物品の品種を変更するような場合、貯留ホッパ13に残存した物品を排出する必要がある。そこで、物品補給位置においてもシャッタ58を強制的に開放することができるようになっている。
つまり、図12に示すように、貯留ホッパ13を物品補給位置まで下降させた状態で、バックル型の連結金具64を解除操作して掛け金具65から離脱させ、自由になった延長アーム63を支点s周りに外方へ搖動させてカム溝67から離脱させる。これによって回動カム61は回動自由となり、シャッタ58を手動で開放することができる。
また、この実施形態では、図11の仮想線で示すように、ホッパ本体13aと一体の取付け部材13dの内方側先端の、支持部材51との係合を解除して、ホッパ本体13aを、昇降リンク機構50及びシャッタ開閉機構60等を支持している支持枠51から取外すことができ、洗浄等を容易に行うことができる。
[他の実施形態]
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)貯留ホッパ13を支持する昇降リンク機構50は必ずしも平行四連リンク構造である必要はなく、他の構造であってもよい。例えば、不等辺四連リンク構造を採用することもできる。これによると、高位の物品供給位置では貯留ホッパ13を鉛直姿勢とし、低位の物品補給位置では貯留ホッパ13を若干外倒れ傾斜した立姿勢にして、少し外向きのホッパ上端開口から物品の補給作業を一層に容易に行うことが可能となる。
)シャッタ58を前後に直線スライドさせて開閉させる仕様で実施することもできる。
13 貯留ホッパ
13a ホッパ本体
50 昇降リンク機構
51 支持枠
56 短リンク
57 長リンク
58 シャッタ
60 シャッタ開閉機構

Claims (5)

  1. 下端部に開閉可能なシャッタを備えた貯留ホッパを、物品搬送径路の始端部上方に位置させて、前記貯留ホッパに貯留した物品を、前記シャッタが開放された前記貯留ホッパの下端から前記物品搬送径路の始端部に落下供給する物品供給装置であって、
    前記貯留ホッパを支持する昇降リンク機構と、前記シャッタを開閉するシャッタ開閉機構とを備え、
    前記昇降リンク機構は、前記貯留ホッパを、その下端が前記物品搬送径路の始端部に臨む高位の物品供給位置と、前記物品搬送径路の外方下方に外れた低位の物品補給位置とに亘って、一定あるいは略一定の姿勢を維持して昇降可能に支持するものであり、
    前記シャッタ開閉機構は、前記貯留ホッパが前記物品供給位置にある時には前記シャッタが開放し、前記貯留ホッパが前記物品供給位置から外れると前記シャッタが閉じられるように、前記貯留ホッパの昇降作動に連動して前記シャッタを開閉する、
    ことを特徴とする物品供給装置。
  2. 前記昇降リンク機構が、四連リンク構造である、
    請求項1に記載の物品供給装置。
  3. 前記シャッタ開閉機構は、前記貯留ホッパと前記昇降リンク機構との相対姿勢変化に連動して前記シャッタを開閉する、
    請求項1または2に記載の物品供給装置。
  4. 前記シャッタ開閉機構は、前記シャッタの基端部と前記貯留ホッパとを連結する短リンクと、前記シャッタの先端部と前記貯留ホッパとを連結する長リンクとを備え、前記長リンクの内方への揺動と前記短リンクの内方下方への揺動によって前記シャッタを閉じ位置へ移動させ、前記長リンクの外方への揺動と前記短リンクの外方上方への揺動によって前記シャッタを開放位置へ移動させる、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の物品供給装置。
  5. 前記シャッタ開閉機構は、前記貯留ホッパの昇降作動と前記シャッタの開閉との連動を解除可能である、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の物品供給装置。
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