JP7017049B2 - 車載機制御装置、車載機制御方法 - Google Patents
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パッシブエントリーを実現可能な車両の鍵には通信機能が搭載されており、
車両に搭載された制御装置にも通信機能が搭載されている。この制御装置は、扉を解錠あるいは施錠する施錠装置を制御可能となっている。そして、車両に搭載された制御装置(以下、車載機制御装置)は、無線通信機能を搭載した鍵(以下、携帯機)と無線で通信可能となっており、周囲に存在する携帯機を定期的に探索して、見つかった携帯機が正規の携帯機であるか否かを認証している。この定期的な探索および認証(以下、定期認証)は、次のような手順で行われる。
ところが、周辺領域よりも遠くで探知された携帯機が、車両に近付いて来ず、車両から遠ざかりもしなかった場合は、車載機制御装置および携帯機が、上述した定期認証のための手順を一定の短い周期で繰り返し続けることになる。その結果、車載機制御装置および携帯機の双方の電池が消耗してしまう。
そこで、車両の周辺領域よりも遠くで携帯機が検知される状態が継続した場合には、車載機制御装置が上述した定期認証を開始する周期を、例えば3秒に1回程度に延長することも提案されている。
この理由は、次のようなものである。先ず、定期認証の周期を延長すると、定期認証の合間にユーザーが周辺領域外から周辺領域内に入って開扉操作を行う場合が発生し得る。そして、そのような場合に扉を解錠して良いか否かを判断するためには、車載機制御装置と携帯機との間で、呼出信号および応答信号を送受信して携帯機の存在を認識し、更に、認証信号要求信号や、認証信号を送受信して携帯機を認証する必要があるからである。
こうすれば、携帯機が見つかったら予め認証を済ませてしまうので、携帯機が車両の周辺領域外に存在する場合でも、携帯機との間で認証要求信号および認証信号の送受信が頻繁に繰り返されることがなく、車載機制御装置や携帯機の電池が消耗する虞が生じない。加えて、携帯機の認証は終わってから所定の認証有効時間が経過するまでの間であれば、サービスの提供が要求されたら、携帯機が車両の周辺領域内に存在するか否かを、少ないデータ量で判断して、サービスを提供することができる。このため、要求されたサービスを速やかに提供することも可能となる。
図1には、車両1に搭載された本実施例の車載機制御装置100がユーザーの携帯機10と無線で通信することによってパッシブエントリーを実現する様子の概要が示されている。図示されるように車載機制御装置100は、RF波を送受信する車載アンテナ100aや、LF波を送受信する車載アンテナ100b,100cに接続されている。このうちの車載アンテナ100b,100cは、車両1の左右のドアノブ2付近に内蔵されており、車両1の周辺に存在する携帯機10に対して応答信号の返信を要求する呼出信号(いわゆるWake信号)を、LF波を用いて一定周期(例えば、1秒間に4回の周期)で送信することによって、携帯機10を探索している。図1(a)のように、携帯機10を携帯するユーザーが、車載機制御装置100からの呼出信号が届く範囲(すなわち、探索領域)の外にいる間は、携帯機10には呼出信号が届かないので、携帯機10から何らかの信号が返信されることはない。
しかし、図2(b)に示すように、携帯機10を携帯したユーザーが探索領域内に入ってくると、呼出信号を受信した携帯機10が、車載機制御装置100に向かって応答信号を返信する。すると、応答信号を受信した車載機制御装置100が、その携帯機10に向かって今度は、認証信号の送信を要求する認証要求信号を送信する。携帯機10は探索領域内に入っているので、認証要求信号を受信することが可能であり、要求された認証信号を車載機制御装置100に送信する。車載機制御装置100は、こうして送信された認証信号を受け取って、携帯機10が正規の携帯機10であるか否かを認証する。
図3には、従来の車載機制御装置190がパッシブエントリーを実現するために、ユーザーの携帯機90と信号を送受信する様子が示されている。携帯機90を携帯するユーザーが探索領域外に存在する間は(図3(a)参照)、従来の車載機制御装置190も本実施例の車載機制御装置100と同様に、一定周期で呼出信号を送信している。
そして、図3(b)に示すように、携帯機90を携帯したユーザーが探索領域内に入ってくると、呼出信号を受信した携帯機90が、車載機制御装置190に向かって応答信号を返信するので、車載機制御装置190が携帯機90を認識する。そこで、従来の車載機制御装置190は、その携帯機90が正規の携帯機90であるか否か、および携帯機90が車両1の周辺領域内に存在するか否かを判定するために、所定の信号強度を有する信号成分(以下、基準信号成分)を含んだ認証要求信号を送信する。
そして、この場合は、一定周期が経過した後、再び、呼出信号を送信して、携帯機90からの応答信号が返信されてきたら、基準信号成分を含んだ認証要求信号を送信する。その信号に対して、携帯機90から受信強度値を含んだ認証信号が返信されてきたら、再び、携帯機90が周辺領域内に存在するか否かを判定する。
その後は、ユーザーが車両1のドアノブ2に触れたことを検知したら、施錠装置5(図1参照)に対して車両1の扉を解錠するように指示を出すことによってパッシブエントリーを実現する。このように従来の車載機制御装置190では、正規の携帯機90を携帯したユーザーが車両1の周辺領域内に存在することを予め確認しているので、ユーザーが車両1のドアノブ2に触れると、速やかに車両1の扉を解錠することができる。
図4には、従来の車載機制御装置190では、ユーザーが車両1のドアノブ2を引いた時に、解錠に時間が掛かってしまうことがある理由が示されている。前述したように、車両1の周辺領域は探索領域よりも車両1の近くに設定されているので、周辺領域の外側には、探索領域内ではあるが周辺領域内ではない領域が存在している。携帯機90を携帯したユーザーが歩いていれば、このような領域を比較的短時間で通り過ぎてしまうが、このような領域で立ち止まってしまうことも起こり得る。
その結果、携帯機90は周辺領域内には存在しないと判定されるが、携帯機90を携帯してユーザーが歩いていれば、直ぐに周辺領域内に入ってくるか、若しくは逆に、探索領域外に出てしまうと考えられる。そこで、車載機制御装置190は、再び呼出信号を送信する。すると、携帯機90から応答信号が戻ってくるので、再び認証要求信号を送信し、携帯機90から戻ってきた認証信号を受信して、携帯機90が周辺領域内に存在するか否かを判定する。
そこで、このような状況が一定時間以上継続した場合には、電池の消耗を避けるための1つの対策として、車載機制御装置190が呼出信号を送信する周期を長く(例えば、3秒に1回程度に延長)することが対策の一つとして行われることがある。図4(a)には、車載機制御装置190が一定周期(例えば1秒間に4回)で呼出信号や認証要求信号を送信する状態が一定時間以上継続したために、呼出信号を送信する間隔を、3秒に1回程度に延長した様子が示されている。
そして、ユーザーが車両1の扉を開けようとドアノブ2に手を掛けると、ドアノブ2に内蔵された図示しない接触センサーがドアノブ2への接触を検知して、車載機制御装置190に出力する。
これに対して本実施例の車載機制御装置100は、車載機制御装置100および携帯機10の電池の消耗を避けながら、携帯機10のユーザーが車両1のドアノブ2に手を掛けると速やかに扉を解錠することが可能である。
尚、これらの「部」は、本実施例の車載機制御装置100が携帯機10と無線通信してパッシブエントリーを実現するために備える機能に着目して、車載機制御装置100の内部を便宜的に分類した抽象的な概念であり、車載機制御装置100がこれらの「部」に物理的に区分されていることを表すものではない。従って、これらの「部」は、CPUで実行されるコンピュータープログラムとして実現することもできるし、LSIを含む電子回路として実現することもできるし、更にはこれらの組合せとして実現することもできる。
応答信号要求部102は、応答信号を要求する呼出信号を無線通信部101に出力する。すると、無線通信部101は、車載アンテナ100b,100cから携帯機10に向かってLF波による呼出信号を送信する。この呼出信号には、車両の型式などの情報が含まれており、該当する携帯機10に対して応答信号を要求する信号となっている。また、携帯機10は、呼出信号を受信するとRF波による応答信号を返信する。こうして携帯機10からRF波で返信された応答信号は、車載アンテナ100aを介して無線通信部101で受信される。
応答信号受信部103は、携帯機10が返信した応答信号を、無線通信部101から受け取って、応答信号を受信した旨を、認証信号要求部104に出力する。
尚、前述した従来の車載機制御装置190では、基準信号成分を含んだ認証要求信号を送信していたが、本実施例の車載機制御装置100が送信する認証要求信号は基準信号成分を含まない信号となっている。また、前述した従来の携帯機90は、認証要求信号を受け取ると、基準信号成分を受信した時の受信強度値を含んだ認証信号を返信していた。しかし、本実施例の車載機制御装置100が送信する認証要求信号は基準信号成分を含んでいないので、本実施例の携帯機10が返信する認証信号は受信強度値を含まない信号となっている。
認証実行部106は、認証信号受信部105から受け取った認証信号に基づいて認証することにより、携帯機10が正規の携帯機10であるか否かを判定する。そして、携帯機10が正規の携帯機10であった場合は、その旨を車載機駆動部110に出力する。
基準信号送信部107は、サービス要求検知部108でユーザーによるサービスの要求が検知されたか否かを監視する。
サービス要求検知部108は、車両1のドアノブ2に内蔵された接触センサー2sに接続されており、人間の手がドアノブ2に接触したことを検知することによって、車両1の扉の解錠あるいは施錠が要求されたことを検知することができる。尚、ここでは、ユーザーが要求するサービスは、扉の解錠または施錠であるものとして説明するが、他のサービスとしても良い。
携帯機10は、基準信号を受信すると、その中に含まれている呼出信号に相当する信号成分に基づいて、その基準信号に対して返信を要するか否かを判断する。前述したように呼出信号には車両の型式などの情報が含まれているため、その情報に基づいて、携帯機10は基準信号が自らに向けて送信されたものであるか否かを判断することができる。そして、基準信号が自らに向けて送信されたものであった場合は、返信を要すると判断して、その基準信号を受信したときの受信強度値を、RF波を用いて返信する。
そして、携帯機10が周辺領域内に存在していた場合は、周辺領域内に存在するユーザーからサービス(ここでは扉の解錠または施錠)が要求されたことになる。そこで、周辺領域判定部109は、その旨(すなわち、携帯機10が周辺領域内に存在する旨)を車載機駆動部110に出力する。また、車載機駆動部110は、携帯機10が正規の携帯機10であった場合には、認証実行部106からその旨を受け取っている。
以上のような内部構造を有する本実施例の車載機制御装置100は、いわゆるパッシブエントリーを実現するために、以下のような処理を行う。その結果、車載機制御装置100および携帯機10の電池の消耗を避けながら、携帯機10のユーザーが車両1のドアノブ2に手を掛けると速やかに扉を解錠することが可能となる。
図6および図7には、本実施例の車載機制御装置100がパッシブエントリーを実現する車載機制御処理のフローチャートが示されている。
図示されるように、車載機制御処理を開始すると、先ず始めに、携帯機10に向かって呼出信号を送信するか否かを判断する(S100)。前述したように呼出信号とは、該当する携帯機10に対して応答信号を要求する信号である。呼出信号は一定周期(例えば1秒間に4回)で送信しており、前回に送信してから所定時間が経過していない場合は呼出信号を送信しないと判断して(S100:no)、同じ判断を繰り返すことによって待機状態となる。
これに対して、前回に送信してから所定時間が経過していた場合は呼出信号を送信すると判断して(S100:yes)、呼出信号を送信する(S101)。
図8(a)には、本実施例の認証要求信号が概念的に示されており、図8(b)には、従来の認証要求信号が概念的に示されている。図8(b)に示されるように、基準信号成分には、信号強度が大きな強信号部分と、強信号部分よりも信号強度が小さな低信号部分とが含まれている。
これに対して、認証信号を受信した場合は(S104:yes)、受信した認証信号に基づいて携帯機10を認証することにより、正規の携帯機10であるか否かを判定する(S106)。尚、本実施例の認証信号は、従来から用いられてきた認証信号とは異なって、いわゆるResponse信号成分は有するが、受信強度値(いわゆるRSSI)は有さない信号となっている。図9(a)には、本実施例の認証信号が概念的に示されており、図9(b)には、従来の認証信号が概念的に示されている。
これに対して、携帯機10が正規の携帯機10であった場合は(S106:yes)、認証有効時間の計時を開始する(S107)。ここで、認証有効時間とは、携帯機10が正規の携帯機10であるとの認証結果が有効な時間である。認証有効時間としては、代表的には30秒程度の時間に設定されている。
従って、携帯機10が正規の携帯機10と判定されても(S106:yes)、暫くの間は、ドアノブ2への接触は検知されていないと判断されて(S108:no)、認証有効時間が経過したか否かを判断する(S109)。当然ながら、認証有効時間の計時を開始して(S107)、暫くの間は、認証有効時間は経過していないと判断されるので(S109:no)、再び、ドアノブ2への接触が検知されたか否かを判断する(S108)。
その結果、ドアノブ2への接触が検知されないまま、認証有効時間が経過したと判断した場合は(S109:no)、正規の携帯機10を携帯したユーザーが車両1から遠ざかっている可能性があるので、処理の先頭に戻って、再び、呼出信号を送信するか否かを判断する(S100)。
仮に、正規の携帯機10を携帯したユーザーが車両1から遠ざかっている場合は、呼出信号を送信しても(S100:yes、S101)、応答信号が戻ってこないので(S102:no)、以降は、一定周期で呼出信号を送信することによって、探索領域内の携帯機10を探索する。
その結果、正規の携帯機10であると判断されたら(S106:yes)、再び認証有効時間の計時を開始した後(S107)、ドアノブ2への接触を検知したか否かの判断(S108)、および認証有効時間が経過したか否かの判断(S109)を繰り返す。
これに対して、携帯機10から受信した受信強度値が、所定の閾値強度よりも大きかった場合は(S112:yes)、正規の携帯機10が車両1の周辺領域内に存在しており、ドアノブ2に触れたのは正規の携帯機10のユーザーか、若しくは正規の携帯機10のユーザーの同伴者と考えられる。そこで、この場合(s112:yes)は、車両1の扉の施錠状態を検出する(S113)。扉の施錠状態は、扉を施錠する施錠装置5の状態を検知することによって検出することができる。
こうして、扉を解錠あるいは施錠したら、処理の先頭に戻って、再び、呼出信号を送信するか否かを判断する(図6のS100)。
図11には、正規の携帯機10を携帯するユーザーが車両1のドアノブ2に手を掛けてから、扉が解錠されるまでの動作が示されている。図11(a)は、本実施例の車載機制御装置100の場合を表している。
尚、上述したように、周辺領域内に存在する携帯機10が正規の携帯機10であるか否かを判定することなく解錠信号を出力してしまうのは、探索領域内に正規の携帯機10が存在することは既に確認されているためである。すなわち、探索領域内に正規の携帯機10が存在することが確認された後に、車両1の周辺領域内で携帯機10が確認されれば、その携帯機10は正規の携帯機10と考えられるためである。
しかし、その反面で、図4を用いて前述したように、携帯機90を携帯したユーザーが周辺領域の外側で立ち止まると、ユーザーがドアノブ2に手を掛けても、なかなか扉が解錠されない事態が生じ得る。図11(c)には、このような事態が生じたときに、ユーザーがドアノブ2に手を掛けてから扉が解錠されるまでの間で、車載機制御装置190および携帯機90が信号を送受信する様子が示されている。
このように、データ量の大きな認証要求信号および認証信号の送受信が必要となるので、ユーザーがドアノブ2に手を掛けてから扉が解錠されるまでに要する時間Tcは、図11(b)に示した通常の場合に要する時間Tbよりも大幅に長くなってしまう。
10…携帯機、 100…車載機制御装置、 101…無線通信部、
102…応答信号要求部、 103…応答信号受信部、
104…認証信号要求部、 105…認証信号受信部、 106…認証実行部、
107…基準信号送信部、 108…サービス要求検知部、
109…周辺領域判定部、 110…車載機駆動部。
Claims (4)
- 車両(1)の周辺に存在する携帯機(10)から受信した認証信号に基づいて前記携帯機を認証し、該認証によって前記携帯機が正規の携帯機であると判定された場合には、前記車両に搭載されている車載機(5)を、前記携帯機の使用者からの要求に応じて動作させる車載機制御装置(100)であって、
前記携帯機に対して前記認証信号の送信を要求する認証信号要求部(104)と、
前記携帯機からの前記認証信号を受信する認証信号受信部(105)と、
前記認証信号に基づいて前記携帯機を認証する認証実行部(106)と、
前記車載機を用いたサービスの提供が要求されたことを検知するサービス要求検知部(108)と、
前記サービスの提供が要求されたことを検知すると、前記携帯機に向かって所定の電波強度の基準信号を送信する基準信号送信部(107)と、
前記携帯機が前記基準信号を受信したときの受信強度値を前記携帯機から受信して、前記受信強度値に基づいて、前記携帯機が前記車両から所定距離以内の周辺領域内に存在するか否かを判定する周辺領域判定部(109)と、
前記認証信号に基づいた認証によって前記携帯機が正規の携帯機であると判定された後、該判定から所定の認証有効時間が経過するまでの間に前記サービスの提供が要求されたことを検知して、尚且つ、前記携帯機が前記周辺領域内に存在すると判定された場合には、前記携帯機の使用者からの要求に応じて前記車載機を駆動する車載機駆動部(110)と
を備える車載機制御装置。 - 請求項1に記載の車載機制御装置であって、
前記車両の周辺に存在する前記携帯機に対して応答信号の返信を要求する応答信号要求部(102)と、
前記応答信号を受信する応答信号受信部(103)と
を備え、
前記認証信号要求部は、前記応答信号が受信された場合に、前記携帯機に対して前記認証信号の送信を要求する
ことを特徴とする車載機制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載の車載機制御装置であって、
前記サービス要求検知部は、前記車両の扉の取手(2)に搭載された接触センサー(2s)からの出力に基づいて、前記扉の解錠が要求されたか否かを検知しており、
前記車載機駆動部は、前記携帯機が前記周辺領域内に存在すると判定された場合には、前記携帯機の使用者からの要求に応じて前記扉の解錠装置(5)を駆動する
ことを特徴とする車載機制御装置。 - 車両(1)の周辺に存在する携帯機(10)との間で無線通信することによって、前記携帯機を認証し、認証の結果に応じて、前記車両に搭載された車載機(5)を制御することによって、前記携帯機の使用者に対して所定のサービスを提供する車載機制御方法であって、
前記携帯機に対して、該携帯機の認証のための認証信号を送信するように要求する工程(S103)と、
前記携帯機からの前記認証信号を受信する工程(S104)と、
前記認証信号に基づいて前記携帯機が正規の携帯機であるか否かを認証する工程(S105)と、
前記携帯機が正規の携帯機であると認証された状態で、前記サービスの提供が要求された場合には、前記携帯機に向かって所定の電波強度の基準信号を送信する工程(S110)と、
前記携帯機が前記基準信号を受信したときの受信強度値を前記携帯機から受信して、前記受信強度値に基づいて、前記携帯機が前記車両の周辺の所定領域内に存在するか否かを判定する工程(S112)と、
前記認証信号に基づいた認証によって前記携帯機が正規の携帯機であると判定された後、該判定から所定の認証有効時間が経過するまでの間に前記サービスの提供が要求されたことを検知して、尚且つ、前記携帯機が前記所定領域内に存在すると判定された場合に、前記車載機に対して前記サービスの提供を指示する工程(S115、S116)と
を備える車載機制御方法。
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