JP5365845B2 - 車両用ドア制御システム及び車両用ドア制御方法 - Google Patents

車両用ドア制御システム及び車両用ドア制御方法 Download PDF

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本発明は、利用者に所持される携帯機と車両側との双方向通信による当該携帯機の認証結果と、当該携帯機を所持する利用者による当該車両への所定の操作とに基づいて車両用ドアを制御する車両用ドア制御システム及び車両用ドア制御方法に関する。
鍵やリモートコントローラの操作を行うことなく、車両用ドアの施錠・解錠の制御や、電動スライドドアの自動開扉・閉扉の制御を実施するドア制御システム(スマートエントリーシステム)が知られている。スマートエントリーシステムの1つの方式として、特開2004−27559号公報(特許文献1)に記載されているように、先に車両側からリクエスト信号を送信する方式がある。車両が施錠されて駐車されているとき、この方式では、リクエスト信号を受信した携帯機からのレスポンス信号を受信した車両側がこの携帯機の照合を行い、利用者による解錠指示待ちの状態となる。この状態で、利用者がドアハンドルに触れるなどの所定の操作を行うことで車両用ドアが解錠される。利用者がドアハンドルに触れる操作は、例えば、静電容量式のタッチセンサなどのセンサによって検出される。
スマートエントリーシステムの別の方式として、特開昭60−119873号公報(特許文献2)に開示されているように、先に利用者がドアハンドルに対して所定の操作を行い、その後、車両側からリクエスト信号を送信する方式がある。車両が施錠されて駐車されているとき、この方式では、利用者がハンドルに設けられたスイッチを押すなどの所定の操作を行うことで、車両側のシステムが起動され、携帯機に対してリクエスト信号を送信する。利用者に携帯された携帯機は、このとき車両の近傍に存在するため、直ちにレスポンス信号を送信する。車両側のシステムは、携帯機の照合を行って、車両用ドアが解錠される。
特開2004−27559号公報(第18〜20段落等) 特開昭60−119873号公報(第2頁右下欄第12行〜第3頁左上欄第19行等)
特許文献1に記載の方式では、利用者がドアハンドルに触れるなどの所定の操作を行う際には既に携帯機の照合が完了しているので、迅速に車両用ドアを解錠することが可能である。但し、タッチセンサは、携帯機の照合が完了した後に機能すれば足りるが、駐車中であっても定期的に、携帯機へリクエスト信号を送信する必要があるので、駐車中に電力を消費する。特許文献2に記載の方法において機械式のスイッチを用いる場合には、駐車中の電力消費をほぼゼロとすることが可能である。しかし、美観を向上させるために、機械式のスイッチではなく、タッチセンサなどをドアハンドルなどに備える場合には、駐車中にもタッチセンサが検出可能な状態にしておく必要があり、やはり駐車中の消費電力が増大する。
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、鍵やリモートコントローラの操作を行うことなく、迅速且つ低消費電力で車両用ドアを制御することが可能な車両用ドア制御システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するための本発明に係る車両用ドア制御システムの特徴構成は、
車両ごとに関連づけされて利用者に携帯される携帯機とワイヤレス通信する通信部と、
前記利用者による前記車両のドアへの所定の操作を検出する操作検出部と、
前記通信部を制御し、前記ワイヤレス通信の結果に基づいて前記携帯機の認証を行うと共に、前記操作検出部の検出結果に基づいて前記ドアの施解錠及び開閉の少なくとも一方を行うアクチュエータを作動させる制御部と、
携帯電話機が基地局に対して発信する電波を受信して、当該電波の電界強度を判定し、当該電波の電界強度が所定の電界強度よりも高くなった際に前記操作検出部及び前記制御部の少なくとも一方を起動させる起動部と、
を備える点にある。
この特徴構成によれば、携帯電話機を所持する利用者が車両に接近した際に、起動部が操作検出部や制御部を起動する。従って、利用者が車両に接近しなければ、車両側に搭載された操作検出部や制御部は電力を消費しない。また、起動部は、携帯電話機が発する電波によって操作検出部や制御部を起動させるので、携帯電話機を所持した利用者が車両に到達していない時点で、車両用ドア制御システムは動作を開始することができる。その結果、鍵やリモートコントローラの操作を行うことなく、迅速且つ低消費電力で車両用ドアを制御することが可能な車両用ドア制御システムを提供することが可能となる。
また、本発明に係る車両用ドア制御システムの前記起動部は、前記携帯電話機が基地局に対して発信する電波に共振する共振回路と、前記共振回路の出力を整流して充電する整流回路と、充電された電力の少なくとも一部を放電させる放電回路とを備え、前記整流回路と前記放電回路とにより充放電された後の出力が、所定のしきい値よりも高くなった際に、前記携帯電話機の電波が継続して前記所定の電界強度よりも高くなったと判定すると好適である。
起動部は、共振回路と整流回路と放電回路とを有して構成され、整流回路と充電回路とにより充放電された後の出力が、所定のしきい値よりも高くなった際に、携帯電話機の電波が継続して所定の電界強度よりも高くなったと判定する。携帯電話機は基地局に対して定期的に電波を発信するので、電波を発信していない期間に放電を行って上記出力を低下させることによって、当該出力が所定のしきい値に達するまでの時間をある程度長くすることができる。その結果、単に車両の近傍を携帯電話機を持った別の人物が通り過ぎた際に、簡単にドア制御処理が開始されるようなことを抑制することができる。
本発明に係る車両用ドア制御システムの前記放電回路は、前記携帯電話機が基地局に対して定期的に発信する電波の非送信期間に、1回の発信の際の当該電波により前記整流回路が充電する電力よりも少ない電力を放電させると好適である。
この構成によれば、携帯電話機から定期的に発信される電波を継続して受信していれば、充放電を繰り返しながら出力が次第に上昇していくことになる。この出力に基づく判定は、携帯電話機から発信される電波の1回の受信時の電界強度ではなく、継続して発信される電波の電界強度に基づく判定となるので、判定精度を向上させることができる。また、継続して電波を受信しなければ、放電回路により充電された電力が放電されるので、車両の周辺を利用者以外の人物が往来しても、その際に充電された電力をリセットすることができ、誤判定を招く可能性が抑制される。
また、本発明に係る車両用ドア制御方法の特徴構成は、
車両ごとに関連づけされて利用者に携帯される携帯機とワイヤレス通信し、前記携帯機の認証を行うと共に、前記利用者による前記車両のドアへの所定の操作を検出して、車両用ドアの施解錠及び開閉の少なくとも一方を行うアクチュエータを作動させるドア制御処理を実行する車両用ドア制御方法であって、
携帯電話機が基地局に対して発信する電波を受信して、当該電波の電界強度を判定し、当該電波の電界強度が所定の電界強度よりも高くなった際に、前記ドア制御処理を開始させる起動工程と、
前記携帯機にリクエスト信号を送信する送信工程と、
前記リクエスト信号を受信した前記携帯機からのレスポンス信号を受信する受信工程と、
受け取った前記レスポンス信号に基づいて前記携帯機の認証を行う認証工程と、
前記携帯機が認証された場合に、前記利用者による前記車両のドアへの所定の操作を検出する操作検出部の検出結果を待ち受ける待機工程と、
前記待機工程における前記操作検出部の検出結果に基づいて、前記アクチュエータを作動させる作動工程と、
を有する点にある。
この特徴構成によれば、上述した車両用ドア制御システムと同様に、鍵やリモートコントローラの操作を行うことなく、迅速且つ低消費電力で車両用ドアを制御することが可能なドア制御処理を実行することが可能となる。
また、本発明に係る車両用ドア制御方法の前記起動工程は、
前記携帯電話機が基地局に対して発信する電波に共振する共振回路の出力を整流して充電する充電工程と、
充電された電力の少なくとも一部を放電させる放電工程と、
前記充電工程と前記放電工程とにより充放電された後の出力が、所定のしきい値よりも高くなった際に、前記携帯電話機の電波が継続して前記所定の電界強度よりも高くなったと判定する判定工程とを備えると好適である。
上述したように、携帯電話機は基地局に対して定期的に電波を発信する。本方法によれば、上述した車両用ドア制御システムと同様に、携帯電話機が電波を発信していない期間に放電を行って、携帯電話機から発信された電波に基づき充電される電力を低下させる。つまり、充電工程と放電工程とにより充放電された後の出力が所定のしきい値に達するまでの時間をある程度長くすることができる。その結果、単に車両の近傍を携帯電話機を持った別の人物が通り過ぎた際に、簡単にドア制御処理が開始されるような判定がなされることを抑制することができる。
また、本発明に係る車両用ドア制御方法の前記充電工程は、前記携帯電話機が基地局に対して定期的に発信する電波の送信期間に充電を行い、
前記放電工程は、前記携帯電話機が基地局に対して定期的に発信する電波の非送信期間に、1回の発信に対応する1回の前記充電工程により充電される電力よりも少ない電力を放電させると好適である。
上述したように、携帯電話機から定期的に発信される電波を継続して受信していれば、充放電を繰り返しながら出力は次第に上昇していくことになる。従って、判定工程において、携帯電話機から発信される電波の1回の受信時の電界強度ではなく、継続して発信される電波の電界強度に基づいて判定することが可能となり、判定精度を向上させることができる。また、継続して電波を受信しなければ、放電回路により充電された電力が放電されるので、車両の周辺を利用者以外の人物が往来してもその際に充電された電力をリセットすることができ、誤判定を招く可能性が抑制される。
車両用ドア制御システムの構成の一例を模式的に示すブロック図 ドアハンドルが備えられるドアの一例を示す斜視図 ドアハンドルの側面図 起動部の一例を模式的に示す回路図 起動部の出力を模式的に示した波形図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、下記において、車両用ドアを適宜、単にドアと称して説明する。また、本実施形態では、車両用ドア制御システムとして、ドアの施解錠を制御するロッキングシステム(スマートエントリーシステム)を例として説明する。このロッキングシステムは、図1に示すように、利用者20が携帯する携帯機5と車両10側の通信部4との間でワイヤレス通信を行って携帯機5の認証を行うと共に、操作検出部6において利用者20による車両10への所定の施解錠指示の操作の有無を検出してドア2の施解錠を制御する。携帯機5は、車両10ごとに関連づけされ、固有のIDコードを有する。
車外に居る利用者20が携帯する携帯機5と車両10との間で良好にワイヤレス通信を行うために、図3に示すように、ドアハンドル1に通信部4や操作検出部6を構成する部品の一部が搭載される。ドアハンドル1は、図2に示すように、ハンドル本体1aとハンドルキャップ1bとを有している。ハンドルキャップ1bには、利用者20による手動操作により機械的にドア2を施解錠するためのキーシリンダ1cが設けられている。図3は、ドアハンドル1のハンドル本体1aの側面図であり、破線はその内部構成の一例を模式的に示している。
ハンドル本体1aは、図3に示すように、ドア2のドアパネル3の内部に備えられたハンドルフレーム1fによって保持される。ハンドル本体1aとハンドルフレーム1fとは配線18で接続される。ハンドル本体1aには、通信部4を構成するLF送信アンテナ45や、操作検出部6を構成する解錠操作検知部13、施錠操作検知部14が搭載されている。ハンドルフレーム1fには、通信部4を構成するLF送信回路44や、操作検出部6を構成する検出回路12を含んで構成されるドライバ回路19が搭載されている。
図3に示す符号1dは、ドアハンドル1が利用者20によって引き操作される際に支点となるヒンジ部であり、符号1eはアーム部である。ハンドル本体1aのドア2(ドアパネル3)と対向する面は凹面状に形成されており、ドアパネル3との間に利用者20の手が挿入可能なクリアランスが確保される。ハンドル本体1aに対向するドアパネル3にも図2及び図3に示すように凹部が形成されるとハンドル本体1aを小型に形成しつつ、ドアハンドル1とドアパネル3との間に利用者20の手が挿入可能なクリアランスを充分に確保することができて好適である。
本実施形態においてロッキングシステムは、図1に示すように車両10に搭載されるシステムECU(electronic control unit)7を中核として構成される。システムECU7は、本発明の制御部に相当し、マイクロコンピュータやその他の電子回路により構成される。システムECU7は、携帯機5を携帯する利用者(運転者)20が車両10に接近した場合に、携帯機5が車両10に対応する携帯機5であるか否かの認証を行う。システムECU7は、携帯機5が車両10に対応する携帯機5であることを認証すると、所定の条件の元でドアECU31を介してロックアクチュエータ32を駆動してドア2を解錠させたり、ドアアクチュエータ33を駆動してドア2を開扉させたりする。ロックアクチュエータ32は、電気信号に基づいてドア2のロック機構を作動させるモータやソレノイドである。また、ドアアクチュエータ33は、電気信号に基づいてドア2を開閉作動させるモータである。
本実施形態において、上記所定の条件は、ドアハンドル1に対して利用者20により能動的な所定の操作がなされたことである。例えば、ドアハンドル1に利用者20が触れた場合や、ドアハンドル1を引いた場合を能動的な操作とする。この操作は、操作検出部6によって検出され、システムECU7に伝達される。本実施形態では、操作検出部6は、静電容量センサにより構成される解錠操作検知部13と施錠操作検知部14とを有して構成される。以下、本システムによるドア制御処理の一例を、順を追って説明する。
初めに解錠制御について説明する。車両10は施錠されて駐車されている状態であり、利用者20は携帯機5及び携帯電話機9を携帯して車両10の外にいるものとする。システムECU7は、スタンバイ状態、休止状態などの省電力モードで待機状態であり、ドア制御処理は、まだ開始されていない。携帯機5の制御回路51は、LF受信回路53のみが受信待ち状態の省電力モードである。携帯電話機9は、よく知られているように、通話やデータ通信を実施していない待ち受け状態であっても、所定のタイミングでセル(cell)とも称される基地局との間で通信を行っている。従って、携帯電話機9からは、所定のタイミングで、800MHz〜1GHz帯、1.5GHz帯、2GHZ帯、2.5GHz帯などのUHF(ultra high frequency)帯域の電波が発信されている。
携帯電話機9を所持した利用者20が車両10に接近すると、図1に示すように、車両10に搭載された起動部8が有するUHF受信アンテナ81が携帯電話機9から発信される電波を受信する。図3に示すように、UHF受信アンテナ81は、電波を受信し易いように、ドアハンドル1に備えられると好適である。また、携帯電話サービスの提供会社によって、使用する周波数帯域が異なるので、UHF受信アンテナ81は複数備えられていてもよい。起動部8は、受信する携帯電話機9からの電波の電界強度の強さを判定する強度判定部82を有して構成されている。強度判定部82は、例えば、図4に示すように、携帯電話機9が基地局に対して発信する電波に共振する共振回路85と共振回路85の出力を整流して充電する整流回路86とを有して構成される。つまり、強度判定部82は、携帯電話機9が発する電波を用いた電磁誘導によって発電する。携帯電話機9が接近し、電界強度が高くなると、整流回路86の出力Vの電圧が上昇する。強度判定部82は、出力Vが所定の値よりも高くなると、システムECU7を起動させる。つまり、ドア制御処理が開始される(起動工程)。
強度判定部82は、図4に示すように、さらに放電回路87を有して構成されると、好適である。放電回路87は、整流回路86により整流され、整流回路86のコンデンサに充電された電力の少なくとも一部を放電させる。整流回路86と放電回路87とにより充放電された後の出力が、所定のしきい値(後述するth)よりも高くなった際に、携帯電話機9から発信され車両10の側で受信される電波の電界強度が、継続して所定の電界強度よりも高くなったと判定され、強度判定部82はシステムECU7を起動させる。携帯電話機9は基地局に対して定期的に電波を発信するので、電波を発信していない期間に放電を行って上記出力Vを低下させることによって、当該出力Vが所定のしきい値に達するまでの時間Twをある程度長くすることができる。この時間Twは、整流回路86のコンデンサの容量値と放電回路87の抵抗器の抵抗値との時定数により設定することが可能である。
放電回路87は、携帯電話機9が基地局に対して定期的に発信する電波の非送信期間に、1回の発信の際の電波により整流回路86が充電する電力よりも少ない電力を放電させる。従って、携帯電話機9から定期的に発信される電波を継続して受信していれば、充放電を繰り返しながら出力Vは次第に上昇していくことになる。所定のしきい値thを適切に設定しておけば、単に車両10の近傍を携帯電話機を持った別の人物が通り過ぎた際に、簡単にドア制御処理が開始されるようなことを抑制することができる。
図5は、このように次第に上昇する出力Vを模式的に示した波形図である。時刻t1において初めて携帯電話機9の電波を受信したとする。時刻t1〜時刻t2にかけて、携帯電話機が基地局に対して発信する電波に共振する共振回路85の出力が整流回路86により整流されて整流回路86のコンデンサに充電される(充電工程)。この時刻t1〜時刻t2の期間は、携帯電話機9が基地局に対して定期的に電波を発信する送信期間に相当する。時刻t2〜時刻t3は電波の非送信期間に相当し、この期間に、充電工程において充電された電力の少なくとも一部が放電される(放電工程)。
携帯電話機9からは、基地局に対して定期的に電波が発信され、時刻t3からは再び充電工程が開始される。図5に示すように、放電工程においては、1回の発信に対応する1回の充電工程により充電される電力よりも少ない電力が放電される。その結果、充放電を繰り返しながら、出力Vは次第に上昇していく。図5に示すように、充電工程と放電工程とにより充放電された後の出力Vは、時刻t4において所定のしきい値thよりも高くなる。このとき、携帯電話機9の電波が継続して所定の電界強度よりも高くなったと判定される(判定工程)。
このように、携帯電話機9から発信される電波の1回の受信時の電界強度ではなく、継続して発信される電波の電界強度に基づいて判定することにより、判定精度を向上させることができる。継続して電波を受信しなければ、放電回路87により充電された電力が放電されるので、その際に充電された電力をリセットすることができ、車両10の周辺を利用者以外の人物が往来しても誤判定を招く可能性が抑制される。このように、起動工程は、充電工程と、放電工程と、判定工程を有していると好適である。
尚、図4に示す放電回路87は、必須ではなく、起動工程も、充電工程と判定工程とのみで構成されていてもよい。この場合、コンデンサは、自然放電されるので問題は無い。
起動されたシステムECU7は、LF送信回路44、LF送信アンテナ45を介して、車両10の外に向けて携帯機5へのリクエスト信号を送信させる。LF送信回路44は、本例では130kHz程度のLF(low frequency)帯域の搬送波を用いてリクエスト情報を変調してリクエスト信号を生成し、LF送信アンテナ45を介してこのリクエスト信号を送信する。LF送信アンテナ45は、LF帯域に感度を有するアンテナである。リクエスト信号は、所定の間隔をおいて間欠的に送信される(送信工程、リクエスト信号送信工程)。
リクエスト情報には、車両10を識別するためのIDコードや、車両10が施錠中であることを示す状態コードなどが含まれる。また、LF送信アンテナ45が、車両10に複数備えられる場合には、リクエスト信号を送信したLF送信アンテナ45を識別するためのIDコードも含まれる。例えば、LF送信アンテナ45が、運転席ドア、助手席ドア、背面ドアの3ケ所に備えられる場合、LF送信回路44は各ドアに対応したリクエスト情報を変調してリクエスト信号を生成する。そして、LF送信回路44は、生成したリクエスト信号に対応するLFアンテナを介して当該リクエスト信号を送信する。混信を防止するために、3ケ所のLFアンテナ45から順次、リクエスト信号が送信されると好適である。
携帯機5を所持した利用者20が、リクエスト信号の到達範囲内、即ち車両10の近傍の所定範囲内に進入すると、携帯機5の制御回路51は、LF受信アンテナ52及びLF受信回路53を介してリクエスト信号を受信する(リクエスト信号受信工程)。携帯機5の制御回路51はリクエスト信号に対するレスポンス信号をUHF送信回路54及びUHF送信アンテナ55を介して送信する(レスポンス信号送信工程)。レスポンス信号は、携帯機5のIDコードが含まれているレスポンス情報が、UHF送信回路54においてUHF(ultra high frequency)帯域の搬送波により変調された信号である。本例では、この搬送波の周波数は300MHz程度である。
尚、携帯機5は、利用者によるボタン操作によりドア2の施解錠や開閉を遠隔操作可能なリモートコントローラとしても機能する。リモートコントローラとしての施解錠要求信号も、UHF帯の搬送波により送信される。
携帯機5から送信されるレスポンス信号や施解錠要求信号は、例えば車両10内のドアミラーやルームミラーに設置されたUHF受信アンテナ43により受信され、車両10内に備えられたUHF受信回路42を介してシステムECU7に伝達される(受信工程、レスポンス信号受信工程)。UHF受信アンテナ43は、300MHz程度のUHF帯域に感度を有するアンテナである。UHF受信回路42は、UHF受信アンテナ43を介して受信したレスポンス信号からレスポンス情報を復調する回路である。
システムECU7は、携帯機5から送信されたレスポンス信号や施解錠要求信号に含まれるIDコードに基づいて携帯機5の認証を行う(認証工程)。受信したIDコードが予め設定されたIDコードと一致する場合、システムECU7は、レスポンス信号や施解錠要求信号を送信した携帯機5が、当該車両10に対応する携帯機5であると認証する。
携帯機5がリモートコントローラとして使用された場合、システムECU7は、施解錠要求信号に基づいて携帯機5を認証する。この場合に、システムECU7は、認証後、直ちに、ロックアクチュエータ32を駆動してドア2を解錠させたり、ドアアクチュエータ33を駆動してドア2を開扉させたりする。
システムECU7が、リクエスト信号に対するレスポンス信号に基づいて携帯機5を認証した場合に、システムECU7は、認証後、直ちに、ロックアクチュエータ32やドアアクチュエータ33を駆動させない。システムECU7は、携帯機5の認証後、ドア2の解錠指示待ち、即ち利用者20による操作入力待ちの状態となる。操作検出部6が、アクティブ型のセンサを有して構成される場合には、システムECU7は、操作検出部6を起動するなど、利用者20による操作入力を検出できる状態を整えて、利用者20による操作入力を待つ。つまり、操作検出部6の検出結果を待ち受ける待機工程に移行する。
ドア2の解錠指示、つまり利用者20による車両10への所定の解錠指示の操作の好適な一例は、利用者がドアハンドル1を握るなど、ドアハンドル1に対して能動的な操作を行うことである。携帯機5を所持した利用者20が車両10に近づき、ドアハンドル1に触れると、操作検出部6により利用者20の能動的操作が検出される。具体的には、ハンドル1の解錠操作検知部13及び検出回路12により利用者の能動的操作が検出される。操作検出部6による検出結果は、システムECU7に伝達される。
UHF受信回路42から操作指示情報を受け取ったシステムECU7は、上述したように、リクエスト信号に対するレスポンス信号に基づいて携帯機5を認証しており、ドア2の解錠指示待ちの状態である。操作指示情報は、ドア2の解錠指示、即ち利用者20による操作が有ったことを示す情報である。従って、システムECU7は、レスポンス情報及び操作指示情報に基づいて、ドアECU31を介してロックアクチュエータ32を駆動してドア2を解錠させたり、ドアアクチュエータ33を駆動してドア2を開扉させたりする(作動工程)。
このように、利用者20が車両10に接近した時に、システムECU7が起動され、ドア制御処理が開始されて、リクエスト信号を送信させる。従って、無駄なリクエスト信号の発信を抑制することができる。その結果、駐車中の車両10の消費電力を抑制することができ、車両10のバッテリの消耗を抑制することができる。
尚、上記例では、システムECU7が先に携帯機5の認証を完了させ、利用者20による操作指示情報を待つ場合を示した。つまり、リクエスト信号送信工程、レスポンス信号受信工程、認証工程、待機工程の順番にドア制御処理が進行する場合を例示した。しかし、利用者20による操作指示情報を受け取った後、携帯機5の認証を行う構成であってもよい。つまり、携帯機5の認証を行うことなく、起動工程に続いて、利用者20による車両10のドア2への所定の操作を待ち受ける、つまり、操作検出部6の検出結果を待ち受ける「待機工程」となる。この場合には、図1に破線矢印で示すように、操作検出部6が起動部8によって起動される。尚、起動部8は、同時にシステムECU7を起動させてもよい。
そして、この「待機工程」における操作検出部6の検出結果に基づいて、「リクエスト信号送信工程」に移行する。利用者20がドアハンドル1を操作する際、利用者20に携帯された携帯機5は車両10の充分近くにおり、ワイヤレス通信は容易に確立する。従って、すぐに「レスポンス信号受信工程」へと移行し、遅滞なく携帯機5を認証する「認証工程」も完了する。既に、利用者20による車両10のドア2への所定の操作が有ることは検出されているので、「認証工程」の後、直ちに「作動工程」へと移行する。
この場合も、利用者20が車両10に接近するまで、操作検出部6が動作しない。従って、操作検出部6がアクティブ型のセンサにより構成されていても、駐車中の車両10の消費電力を抑制することができ、車両10のバッテリの消耗を抑制することができる。
以上、本システムによる解錠制御の一例を説明した。一方、携帯機5を所持した利用者20が下車し、ドアハンドル1に触れるなどの所定の能動的操作を行った場合に、ドア2が施錠される。施錠制御の流れは、解錠制御と同様であるが、以下簡単に説明する。
携帯機5を所持した利用者20が車両10の中にいる場合には、携帯機5と車両10との通信が確立しない。つまり、携帯機5が認証されていない状態となる。あるいは、車室内の不図示の送信手段から携帯機5が車室内に有ることを確認するリクエスト信号を受けて、携帯機5がこれに応答し、携帯機5が車内にあることがシステムECU7によって認識されている状態となる。この状態から、携帯機5を所持した利用者20が車外に出ると、携帯機5が車内に無いことがシステムECU7によって認識されている状態となる。また、車外にある携帯機5と車両10との通信が確立する。この通信は、解錠制御と同様である。
ドア2が解錠状態において、車外にある携帯機5と車両10との通信が確立すると、つまり、携帯機5の認証が完了すると、システムECU7は施錠の操作指示情報の入力待ちとなる。利用者が、ドアハンドル1の施錠操作検知部14に手(指)を近づける、あるいは接触させると、この操作が施錠操作検知部14及び検出回路12を含む操作検出部6によって検出される。
この検出結果は、操作指示情報として検出回路12からシステムECU7へ伝達される。上述したように、システムECU7は、施錠の操作指示情報の入力待ちの状態であったので、操作指示情報を受け取ると、ドアECU31を介してロックアクチュエータ32を駆動し、ドア2を施錠させたり、ドアアクチュエータ33を駆動してドア2を閉扉させたりする。
上述した実施形態において、ドアアクチュエータ33は、ドアパネル内に設置されるものとして説明したが、車体11の側に設置されていてもよい。また、携帯電話機9は、当然ながらスマートフォンや、データ通信を主とした携帯情報端末も含むものである。
また、上記実施携帯においては、携帯機5と携帯電話機9とが別のハードウェアである場合を例として説明したが、同一のハードウェアによって構成されていてもよい。つまり、携帯電話機9のアプリケーションとして、携帯機5の機能が設けられていてもよい。例えば、2008年9月24日付けのプレスリリースによれば、このようなアプリケーションを搭載した携帯電話機が紹介されている(「世界初の『インテリジェントキー搭載ケータイ』を開発」、[online]、[2009年2月2日検索]、インターネット<URL:http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2008/_STORY/080924-01-j.html>)。
以上説明したように、本発明によって、鍵やリモートコントローラの操作を行うことなく、迅速且つ低消費電力で車両用ドアを制御することが可能な車両用ドア制御システムを提供することができる。
2:ドア
4:通信部
5:携帯機
6:操作検出部
7:制御部
8:起動部
9:携帯電話機
10:車両
20:利用者
32:ロックアクチュエータ(アクチュエータ)
33:ドアアクチュエータ(アクチュエータ)
85:共振回路
86:整流回路
87:放電回路
V:出力
th:所定のしきい値

Claims (2)

  1. 車両ごとに関連づけされて利用者に携帯される携帯機とワイヤレス通信する通信部と、
    前記利用者による前記車両のドアへの所定の操作を検出する操作検出部と、
    前記通信部を制御し、前記ワイヤレス通信の結果に基づいて前記携帯機の認証を行うと共に、前記操作検出部の検出結果に基づいて前記ドアの施解錠及び開閉の少なくとも一方を行うアクチュエータを作動させる制御部と、
    前記携帯機と別のハードウェアである携帯電話機又は前記携帯機と同一のハードウェアである携帯電話機が基地局に対して発信する電波を受信して、当該電波の電界強度を判定し、当該電波の電界強度が所定の電界強度よりも高くなった際に前記操作検出部及び前記制御部の少なくとも一方を起動させる起動部とを備え
    前記起動部は、前記携帯電話機が基地局に対して発信する電波に共振する共振回路と、前記共振回路の出力を整流して充電する整流回路と、充電された電力の少なくとも一部を放電させる放電回路とを備え、前記整流回路と前記放電回路とにより充放電された後の出力が、所定のしきい値よりも高くなった際に、前記携帯電話機の電波が継続して前記所定の電界強度よりも高くなったと判定し、
    前記放電回路は、前記携帯電話機が基地局に対して定期的に発信する電波の非送信期間に、1回の発信の際の当該電波により前記整流回路が充電する電力よりも少ない電力を放電させる車両用ドア制御システム。
  2. 車両ごとに関連づけされて利用者に携帯される携帯機とワイヤレス通信し、前記携帯機の認証を行うと共に、前記利用者による前記車両のドアへの所定の操作を検出して、車両用ドアの施解錠及び開閉の少なくとも一方を行うアクチュエータを作動させるドア制御処理を実行する車両用ドア制御方法であって、
    前記携帯機と別のハードウェアである携帯電話機又は前記携帯機と同一のハードウェアである携帯電話機が基地局に対して発信する電波を受信して、当該電波の電界強度を判定し、当該電波の電界強度が所定の電界強度よりも高くなった際に、前記ドア制御処理を開始させる起動工程と、
    前記携帯機にリクエスト信号を送信する送信工程と、
    前記リクエスト信号を受信した前記携帯機からのレスポンス信号を受信する受信工程と、
    受け取った前記レスポンス信号に基づいて前記携帯機の認証を行う認証工程と、
    前記携帯機が認証された場合に、前記利用者による前記車両のドアへの所定の操作を検出する操作検出部の検出結果を待ち受ける待機工程と、
    前記待機工程における前記操作検出部の検出結果に基づいて、前記アクチュエータを作動させる作動工程と、
    を有し、
    前記起動工程は、
    前記携帯電話機が基地局に対して発信する電波に共振する共振回路の出力を整流して充電する充電工程と、
    充電された電力の少なくとも一部を放電させる放電工程と、
    前記充電工程と前記放電工程とにより充放電された後の出力が、所定のしきい値よりも高くなった際に、前記携帯電話機の電波が継続して前記所定の電界強度よりも高くなったと判定する判定工程とを備え、
    前記充電工程は、前記携帯電話機が基地局に対して定期的に発信する電波の送信期間に充電を行い、
    前記放電工程は、前記携帯電話機が基地局に対して定期的に発信する電波の非送信期間に、1回の発信に対応する1回の前記充電工程により充電される電力よりも少ない電力を放電させる車両用ドア制御方法。
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