JP7016748B2 - 細隙灯顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、細隙灯顕微鏡に関するものである。
従来、被検眼にスリット光を照射する照明系と、被検眼を観察するための観察系とを備え、スリット光を被検眼に向けて反射するミラーユニットの下部に、スリット光の照射領域の周囲の領域を背景光で照明する背景用光源を設けた細隙灯顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、観察系が有する対物レンズの周囲に背景用光源を設けた細隙灯顕微鏡(例えば、特許文献2参照)や、照明系や観察系を支持する顕微鏡本体に一端が取り付けられたフレキシブルアームの先端に背景用光源を設けた細隙灯顕微鏡(例えば、特許文献3参照)が知られている。
特許第5747924号公報 特開2002-102173号公報 特開2011-177273号公報
しかしながら、従来の細隙灯顕微鏡において、ミラーユニットの下部に背景用光源を設けた場合では、照明系の角度を変更することで背景用光源による照明光の照射角が変化してしまう。つまり、背景光による照明方向は照明系の角度に依存する。また、対物レンズの周囲に背景用光源を設けた場合では、照明系の配置によっては照明系により背景照明光が遮られる場合がある。さらに、フレキシブルアームの先端に背景用光源を設けた場合では、フレキシブルアームの可動域によって背景光による照明方向や照明範囲が制限を受けることがある。
そのため、いずれの場合であっても、背景光による照明方向の設定自由度が低く、任意の角度から背景光で照明することが難しいという問題が生じていた。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、スリット光の照射領域の周囲の領域を任意の角度から背景光で照明することができる細隙灯顕微鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の細隙灯顕微鏡は、被検眼に向けてスリット光を照射する照明系と、被検眼による反射光を観察又は撮影する観察系と、照明系及び観察系を支持する顕微鏡本体と、スリット光の照射領域の周囲の領域を背景光で照明する背景照明ユニットと、を備えている。そして、背景照明ユニットは、背景光を照射する背景用光源と、背景用光源へ電力を供給するバッテリと、背景用光源を制御する制御部と、背景用光源とバッテリと制御部とを収容すると共に顕微鏡本体の任意の位置に着脱可能に取り付けられるユニットケースと、を有する。
このように構成された細隙灯顕微鏡では、背景用光源を収容したユニットケースを顕微鏡本体の任意の位置に取り付けることができ、背景用光源の光軸を任意の方向に向けることができる。また、ユニットケースにはバッテリが収容されているため、背景用光源への給電コードが不要となり、給電コードによってユニットケースの取付位置や取付方向に制限を受けることがない。よって、スリット光の照射領域の周囲の領域を任意の角度から背景光で照明することができる。
実施例1の細隙灯顕微鏡の全体構成を示す側面図である。 実施例1の細隙灯顕微鏡の光学系を示す説明図である。 実施例1の細隙灯顕微鏡の背景照明ユニットの構成を示す説明図である。 実施例1の背景照明ユニットの取り付け位置を示す説明図である。 実施例1の背景照明ユニットの取り付け位置を示す説明図である。
以下、本発明の細隙灯顕微鏡を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
実施例1の細隙灯顕微鏡10の構成を、「全体構成」、「照明系の詳細構成」、「観察系の詳細構成」、「背景照明ユニットの詳細構成」に分けて説明する。
[全体構成]
図1に示す細隙灯顕微鏡10は、スリット光を用いて被検眼Eの角膜の光切片を切り取ることにより、角膜の断面の画像を取得する眼科装置として使用されるものである。
実施例1の細隙灯顕微鏡10は、図1に示すように、顕微鏡本体11と、照明系12と、観察系13と、背景照明ユニット20と、制御用のコントローラ30と、を備えている。
顕微鏡本体11は、テーブル1に設置され、照明系12、観察系13、背景照明ユニット20をそれぞれ支持する。顕微鏡本体11は、テーブル1の上面に固定された台座11aと、台座11aの上面に設けられた基台14と、基台14の上面に設けられた支持部15と、台座11aに支持された顎受け台16と、を有している。
基台14は、台座11aに対し、移動機構部14aを介して被検眼Eから見て前後方向及び左右方向に移動可能に設置されている。基台14は、操作ハンドル14bを傾倒操作することで移動する。また、操作ハンドル14bを軸周りに回転操作することで、基台14の上面に設けられた支持部15が上下方向に移動する。
支持部15は、台座15aと、第1支持アーム15bと、第2支持アーム15cと、を有している。
台座15aは、基台14の上面に設けられ、この台座15aから第1支持アーム15b及び第2支持アーム15cが起立している。ここで、第1支持アーム15b及び第2支持アーム15cは、同軸の垂直軸を中心にそれぞれ独立して回動可能になっている。
第1支持アーム15bは、上部に照明系12を収容した照明系ハウジング12aが取り付けられ、照明系12を支持する。この第1支持アーム15bは、手動により回動させられる。第1支持アーム15bが回動することで、照明系ハウジング12aが被検眼Eの周囲を旋回する。これにより、被検眼Eに対するスリット光の照射方向が変更される。なお、第1支持アーム15bは、上下方向にも回動してよく、この場合では被検眼Eに対するスリット光の仰角や俯角が変更される。
第2支持アーム15cは、上部に観察系13を収容した観察系ハウジング13aが取り付けられ、観察系13を支持する。この第2支持アーム15cは、手動により回動させられる。第2支持アーム15cが回動することで、観察系ハウジング13aが第1支持アーム15bの周囲を旋回する。これにより、被検眼Eに対する観察系13の観察方向が変更される。
なお、第1支持アーム15b及び第2支持アーム15cは、電動により自動で回動する構成であってもよい。この場合、第1,第2支持アーム15b,15cを回動させる駆動力を発生するアクチュエータと、この駆動力を伝達する伝達機構が必要となる。アクチュエータは、例えばステッピングモータ(パルスモータ)が用いられる。また、伝達機構は、例えば歯車の組み合わせやラック・アンド・ピニオン等が用いられる。
顎受け台16は、観察系ハウジング13aの前方に対峙する位置に配置されている。この顎受け台16には、被検者の顔を安定させるための顎受け部16a及び額当部16bが設けられている。この細隙灯顕微鏡10では、検者は、テーブル1に正対した被検者が顎受け部16a及び額当部16bに顔を接触した状態で被検眼Eの観察を行う。
照明系12は、被検眼Eに向けてスリット光を照射する。照明系12は、照明系ハウジング12aに収容されている。スリット光の強度は、基台14に設けられた照明強度操作部14cを操作することで変更される。なお、「スリット光」とは、照射領域の一部を遮ることで照射領域が帯状に形成された光であり、被検眼Eの角膜や眼底を観察するための照明光である。
さらに、照明系ハウジング12aの下方には、照明系12から照射されたスリット光を被検眼Eに向けて反射するミラー12bが配置されている。ミラー12bは、第1支持アーム15bに取り付けられている。なお、このミラー12bにより、背景照明ユニット20から照射された背景光を被検眼Eに向けて反射することも可能である。
観察系13は、被検眼Eによる反射光を観察及び撮影する。ここで、「反射光」には、被検眼Eで反射されたスリット光や背景光だけでなく、例えば被検眼Eやその周辺からの散乱光などの各種の光が含まれる。実施例1では、これら各種の光を含めて「反射光」と呼ぶ。観察系13は、観察系ハウジング13aに収容されている。観察系ハウジング13aの終端には、接眼部13bが設けられている。検者は、接眼部13bを覗き込むことで被検眼Eを肉眼で観察する。また、観察系ハウジング13aの側面には、観察倍率を変更するための観察倍率操作ノブ13cが配置されている。
さらに、観察系ハウジング13aには、被検眼Eを撮影するための撮像装置13dが取り外し可能に接続されている。撮像装置13dは、撮像素子13eを有している。撮像素子13eは、光を検出して電気信号(画像信号)を出力する光電変換素子である。画像信号は、コントローラ30に入力される。撮像素子13eとしては、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが用いられる。
背景照明ユニット20は、照明系12から照射されたスリット光の照射領域の周囲の領域を背景光で照明する。背景照明ユニット20による照射領域は、少なくともこの周囲領域を含んでいればよく、照明系12による照射領域と一部が重複していてもよい。
コントローラ30は、細隙灯顕微鏡10の各部を制御する。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)を有するメイン制御部31と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等からなる記憶部32と、表示部33と、メイン操作部34と、を備えている。
メイン制御部31は、必要な情報を取得し、細隙灯顕微鏡10の照明系12、観察系13、背景照明ユニット20に対して適宜制御指令を出力する。一方、記憶部32には、制御プログラムが予め記憶されている。メイン制御部31からの制御指令は、この制御プログラムとハードウェアとが協働することで実現される。なお、コントローラ30は、基台14に内蔵されている。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)等により形成され、メイン制御部31からの制御指令を受けて各種の情報を表示する。表示部33は、基台14又はその近傍に設置され、検者から目視可能になっている。
メイン操作部34は、操作パネル、スイッチ、ボタン、ダイアル、トラックボール、マウス、キーボード等からなる操作デバイスや入力デバイスである。このメイン操作部34は、検者によって操作され、この操作に応じた任意の指令がメイン制御部31に入力される。なお、基台14に設けた操作ハンドル14bや照明強度操作部14cも、メイン操作部34に含んでもよい。
なお、表示部33とメイン操作部34とは個々に設けてもよいが、タッチスクリーン等を用いてこれらの少なくとも一部を一体化することも可能である。
[照明系の詳細構成]
照明系12は、図2に示すように、メイン光源121と、リレーレンズ122と、照明絞り123と、コンデンサレンズ124と、スリット部125と、視野絞り部126と、結像レンズ127と、を有している。なお、符号O1は、照明系12の光軸(照明光軸)を示す。
メイン光源121は、被検眼Eの角膜や眼底を観察するためのスリット光の光源である。このメイン光源121は、少なくとも可視光を出力する可視光源を有しており、例えば、定常光を出力する光源(ハロゲンランプ、LED(Light Emitting Diode)等)と、フラッシュ光を出力する光源(キセノンランプ、LED等)の双方を用いてもよい。また、照明系12に複数の光源を設けてもよく、複数の単色光源を別々に設けてもよい。メイン光源121は、印加電力の大きさにより光度を変更することが可能である。
また、照明系12は、メイン光源121からの照明光束が通過する開口部128aの面積を変更可能な光束制御部128を有している。メイン光源121からの照明光束は、光束制御部128を通過することにより照射領域の一部が遮られ、被検眼E上の照明範囲を制限する。
また、スリット部125は、スリット光を生成するために用いられる。スリット部125は、互いに所定間隔をおいて対向して配置された一対のスリット刃125a,125bを有している。一対のスリット刃125a,125bの間隔(スリット幅)を変更することによりスリット光の幅が変更される。一対のスリット刃125a,125bの間隔は、手動操作により任意に調整可能としてもよいし、電動により開閉するように構成してもよい。
照明絞り123は、透光部のサイズが変更可能となっており、被照明部の照度を調整する。
[観察系の詳細構成]
観察系13は、左右一対の光学系を備えている。左右の光学系はほぼ同様の構成を有する。検者は、この左右の光学系により被検眼Eを双眼で観察することができる。観察系13の各光学系は、図2に示すように、対物レンズ131と、変倍光学系132と、絞り133と、ビームスプリッタ134と、結像レンズ135と、プリズムユニット136と、接眼レンズ137と、を有している。なお、図2には、観察系13の左右の光学系の一方のみが示されている。また、ビームスプリッタ134は、左右の光学系の一方又は双方に設けられる。さらに、符号O2は、観察系13の光軸(観察光軸)を示す。
接眼レンズ137は接眼部13b内に設けられている。符号Pは、結像レンズ135により観察部位の像が結像する位置を示している。検者は、接眼レンズ137を介してこの像を観察する。符号Ecは被検眼Eの角膜を、符号Epは虹彩を、符号Erは眼底をそれぞれ示している。符号Eoは検者眼を示している。
変倍光学系132は、被検眼Eの接眼レンズ137による観察像や撮影画像の倍率(画角)を変更する。変倍光学系132は、観察光軸O2に対して選択的に挿入可能な複数の変倍レンズ群からなる。各変倍レンズ群は、複数(図2では2枚)の変倍レンズ132a,132bを有し、それぞれ異なる倍率を付与する。各変倍レンズ群のうち、観察光軸O2上に配置された変倍レンズ群が変倍光学系132として用いられる。そして、倍率の変更、すなわち観察光軸O2上に配置される変倍レンズ群の切り替えは、観察倍率操作ノブ13cを操作することにより行われる。また、図示しないスイッチ等を用いて、電動で倍率の変更(変倍レンズ群の切り替え)を行ってもよい。
ビームスプリッタ134は、観察光軸O2に沿って進む光を二分割する。ビームスプリッタ134を透過した光は、結像レンズ135、プリズムユニット136及び接眼レンズ137を介して検者眼Eoに導かれる。プリズムユニット136は、2つの光学素子136a,136bを有し、像を反転すると共に検者の眼幅に合わせて左右の観察光軸O2の幅を変更する。
また、ビームスプリッタ134により反射された光は、結像レンズ138及びミラー139を介して、撮像装置13dの撮像素子13eに導かれる。撮像素子13eは、この反射光を検出して画像信号を生成する。
[背景照明ユニットの詳細構成]
背景照明ユニット20は、図3に示すように、ユニットケース21と、背景用光源22と、バッテリ23と、背景光制御部24(制御部)と、背景光操作部25(操作部)と、受信部26と、を備えている。なお、符号O3は、背景照明ユニット20の光軸(背景照明光軸)を示す。
ユニットケース21は、背景用光源22、バッテリ23、背景光制御部24、背景光操作部25、受信部26を収容した筐体である。このユニットケース21には、背景用光源22からの照射される背景光を透過可能な開口部21aと、バッテリ23を充電するための充電端子21bと、が設けられている。ここで、充電端子21bは、ユニットケース21の外部に露出している。また、ユニットケース21の外形は、直方体や円柱形、三角錐形状等任意の形状に形成される。
さらに、ユニットケース21は、顕微鏡本体11とは別体に形成され、顕微鏡本体11の任意の位置に着脱可能に取り付けられる。ここで、顕微鏡本体11に対するユニットケース21の取付手段としては、磁石や吸盤、粘着シート、面ファスナー等が用いられる。また、顕微鏡本体11にホルダを設け、このホルダにユニットケース21を保持させることで、ユニットケース21を顕微鏡本体11に取り付けてもよい。
つまり、例えばユニットケース21の表面に磁石を設けた場合では、ユニットケース21は、顕微鏡本体11の磁性体部分に磁石を介して着脱可能に取り付けることが可能となる。なお、「磁性体部分」とは、磁石が磁力によりくっつく部分である。顕微鏡本体11の一部を磁性体で形成してもよいし、顕微鏡本体11の表面に磁性体シートを貼り付けてもよい。
また、ユニットケース21は、複数の取付手段(例えば、磁石と粘着シート)を用いて顕微鏡本体11に取り付けられてもよい。この場合、顕微鏡本体11の磁石を用いることができない部位(プラスチック部品)であっても、粘着シートを用いてユニットケース21を取り付けることができる。
さらに、ユニットケース21の取り付け方向(開口部21aの向き)も任意に設定することができる。また、ユニットケース21と顕微鏡本体11との接触部分を中心にユニットケース21を回転させることで、ユニットケース21の取り付け位置を保持したまま、開口部21aの向きを変更することも可能である。
背景用光源22は、スリット光の照射領域の周囲を照らす背景光の光源である。この背景用光源22は、肉眼観察や撮影に用いられる可視光を出力する可視光源を有しており、例えば、ハロゲンランプやLED等である。背景用光源22は、印加電力の大きさにより光度を変更することが可能である。
なお、背景用光源22は、マイボーム腺の観察や撮影に用いられる赤外光を出力する赤外光源を有してもよい。また、背景用光源22が可視光源と赤外光源の双方を有する場合には、各光源が択一的に使用される。また、ユニットケース21の内部には、背景用光源22から照射された背景光を集束させるレンズを設けてもよい。背景用光源22から照射された背景光は、ユニットケース21の取り付け位置によっては、図2に示すように、スリット光を反射するミラー12bによって反射され、被検眼Eに照射されてもよい。
バッテリ23は、背景用光源22や背景光制御部24等の電力供給源であり、ここでは充電端子21bを介して充電を行うことで繰り返し使用することができる二次電池である。バッテリ23としては、ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池を用いる。
背景光制御部24は、CPUやメモリを有し、背景光操作部25や受信部26を介して入力された指令に基づき、背景用光源22の制御を行う。すなわち、この背景光制御部24は、バッテリ23から背景用光源22へ印加される電力の大きさを制御し、背景用光源22のON/OFF状態や、光度(背景光の強度)等を変更する。
背景光操作部25は、スイッチ、ボタン、ダイアル等からなる操作デバイスである。この背景光操作部25は、検者によって操作され、背景用光源22のON/OFF状態や、光度等を変更する指令を入力する。つまり、背景光操作部25を操作することで、背景光制御部24に対して操作に応じた任意の指令が入力される。ここで、背景光操作部25は、ユニットケース21の表面に露出して設けられ、検者によって操作可能となっている。
受信部26は、背景照明ユニット20とは別体の操作ユニット40から送信された指令を無線通信によって受信する。この受信部26によって受信された指令は、背景光制御部24に入力される。
操作ユニット40は、図3に示すように、操作ユニットケース41と、サブ操作部42と、無線通信によって指令を送信可能な送信部43と、を有している。
操作ユニットケース41は、背景照明ユニット20のユニットケース21や、顕微鏡本体11とは別体に形成された筐体であり、サブ操作部42及び送信部43を収容している。なお、この操作ユニットケース41には、サブ操作部42の電力供給源となる電池を内蔵してもよい。また、操作ユニット40の操作ユニットケース41は、基台14等の顕微鏡本体11と一体化していてもよい。
サブ操作部42は、スイッチ、ボタン、ダイアル等からなる操作デバイスである。このサブ操作部42は、検者によって操作され、背景用光源22のON/OFF状態や、光度等を変更する指令を入力する。つまり、サブ操作部42を操作することで、操作に応じた任意の指令が入力される。サブ操作部42によって入力された指令は、送信部43から受信部26へと無線通信によって送信され、受信部26を介して背景光制御部24に入力される。また、サブ操作部42は、操作ユニットケース41の表面に露出して設けられ、検者によって操作可能となっている。
さらに、この実施例1では、図1に示すように、顕微鏡本体11の基台14に、背景照明ユニット20のユニットケース21を保持するクレイドル27が設けられている。ここで、「クレイドル」とは、ユニットケース21を収納しつつ、背景照明ユニット20をUSB等の規格コネクタ類に接続することなく充電を行う凹部である。
実施例1のクレイドル27は、基台14の側方に開放している。また、クレイドル27の内側には、背景照明ユニット20の充電端子21bに接触してバッテリ23を充電可能なコネクタ端子27aが設けられている。なお、コネクタ端子27aには、図示しない商用電源から常時電力供給がなされている。
次に、実施例1の細隙灯顕微鏡10の作用効果を、「背景照明ユニットの任意設定作用」と、「背景照明ユニットの収納作用」と、に分けて説明する。
[背景照明ユニットの任意設定作用]
スリット光を照射して被検眼Eの観察や撮影を行う際、スリット光の照射領域の周囲の領域を背景光で照明することで、スリット光照射部周辺の様子等を把握することができる。ここで、背景光を照射する背景用光源は、一般的に観察系の対物レンズの近傍に配置した方が、照明ムラが少なく、効率よく照明することができる。しかしながら、例えば眼底を観察する場合では、観察系の観察光軸とスリット光の照明光軸とが同軸になるため、背景用光源が対物レンズの近傍に配置されていると、照明部の構造物により背景光が遮られる場合がある。
これに対し、実施例1の細隙灯顕微鏡10では、スリット光の照射領域の周囲の領域を背景光で照明する背景照明ユニット20が、背景用光源22、バッテリ23、背景光制御部24等を収容したユニットケース21を備え、このユニットケース21が顕微鏡本体11の任意の位置に着脱可能に取り付けられる。また、ユニットケース21にはバッテリ23が収容されており、背景用光源22へ電力供給するための給電コードが不要になる。
そのため、給電コードによってユニットケース21の取付位置が制限されることがなく、ユニットケース21の取り付け位置を自由に変更することができる。これにより、スリット光の照射領域の周囲の領域を任意の角度から背景光で照明することができる。
そして、スリット光の照射領域の周囲を任意の角度から照明できるので、スリット光の照明光軸O1や観察系13の観察光軸O2に応じた最適な位置から背景光を照射することができる。この結果、背景光による照明ムラを抑制し、被検眼Eやその周囲を見やすくする照明が可能となる。
なお、背景照明ユニット20のユニットケース21は、例えば図4Aに示すように、観察系ハウジング13aの前面、つまり対物レンズ131の周囲(破線Aで示す)や、図4Bに示すように、第1支持アーム15bの上部であって被検眼Eに臨む位置(破線Bで示す)や、ミラー12bの下部(破線Cで示す)等に取り付けることができる。
ここで、スリット光の照明光軸O1と、観察系13の観察光軸O2とが同軸でない場合には、背景照明ユニット20は、対物レンズ131の周囲(破線Aで示す位置、特に対物レンズ131の下側)に取り付けられることが望ましい。
すなわち、背景照明ユニット20をスリット光の投影側、つまり照明系ハウジング12aや、照明系ハウジング12aが取り付けられた第1支持アーム15b等に取り付けると、観察面に対して斜め前方から背景光を照射することになる。そのため、被検者の顔の凹凸等の影響により観察面に照明ムラが生じてしまい、背景光による適切な照明が難しい。一方、対物レンズ131の周囲(特に対物レンズ131の下側)に背景照明ユニット20を取り付けることで、背景照明光軸O3と観察光軸O2とがほぼ一致し、照明ムラを抑えることができる。
また、スリット光の照明光軸O1と、観察系13の観察光軸O2とが同軸の場合には、背景照明ユニット20は、ミラー12bの近傍(破線Bや破線Cで示す位置、特にミラー12bの下側)に取り付けられることが望ましい。
すなわち、背景照明ユニット20を観察系ハウジング13aの前面に取り付けると、背景光がミラー12bや第1支持アーム15b等に遮られ、適切な照明を行うことができない。一方、ミラー12bの近傍(特にミラー12bの下側)に背景照明ユニット20を取り付けることで、背景光のけられを防止しつつ、背景照明光軸O3と観察光軸O2とを一致させて、照明ムラを抑えることができる。
さらに、実施例1の細隙灯顕微鏡10では、背景照明ユニット20が背景用光源22への指令を入力する背景光操作部25を有しており、この背景光操作部25が、ユニットケース21の表面に露出して検者によって操作可能となっている。そして、背景光制御部24は、背景光操作部25を介して入力された指令に基づいて背景用光源22を制御する。
そのため、検者は、背景光操作部25を操作することで、背景用光源22のON/OFF状態や光度を容易に調整することができる。
しかも、実施例1の細隙灯顕微鏡10は、背景照明ユニット20とは別体の操作ユニット40を備えている。この操作ユニット40は、サブ操作部42を有し、送信部43を介して無線通信により背景照明ユニット20へと背景用光源22への指令を送信する。一方、背景照明ユニット20では、操作ユニット40から送信された指令を受信部26によって受信する。そして、背景光制御部24は、受信部26によって受信した指令に基づいて、背景用光源22を制御する。
これにより、検者は、背景照明ユニット20から離れた位置から背景用光源22のON/OFF状態や光度を調整することができる。そのため、背景照明ユニット20を検者から手の届きにくい位置に取り付けた場合であっても、背景光の制御を容易に行うことができる。また、操作ユニット40を検者の手元に置くことで、検者は姿勢を変化させることなくサブ操作部42の操作を行うことができ、被検眼Eの観察を行いながら背景光を調光することができる。さらに、操作ユニット40を用いることで、検者は背景照明ユニット20に接することなく背景用光源22の調整を行うことができるので、背景照明ユニット20の位置や背景方向の照明方向がずれることを防止できる。
[背景照明ユニットの収納作用]
実施例1の細隙灯顕微鏡10では、顕微鏡本体11の基台14にクレイドル27が設けられている。そして、このクレイドル27の内側には、背景照明ユニット20のユニットケース21の外部に露出した充電端子21bに接触してバッテリ23を充電可能なコネクタ端子27aが設けられている。
そのため、背景光の照明が不要なときや、細隙灯顕微鏡10自体を使用していないとき等には、充電端子21bがコネクタ端子27aに接触する状態で背景照明ユニット20をクレイドル27に差し込んでおくことで、バッテリ23を充電しつつ、背景照明ユニット20の収納を行うことができる。なお、この実施例1ではクレイドル27が基台14の側方に開放した凹部である。そのため、クレイドル27の内部にごみや埃が入りにくくなり、充電時の接触不良を防止することができる。
以上、本発明の細隙灯顕微鏡を実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、基台14にクレイドル27を設けた例を示したが、これに限らない。例えば、テーブル1の上面など顕微鏡本体11の近傍位置にクレイドル27を設けてもよい。クレイドル27は、背景照明ユニット20を使用する際に、この背景照明ユニット20を容易に取り出せる位置であれば任意の位置に設けることができる。
また、クレイドル27は、観察系ハウジング13aの側面などの対物レンズ131の近傍位置や、ミラー12bの近傍位置などの背景照明ユニット20の取付頻度が高い位置に設けてもよい。この場合では、クレイドル27に背景照明ユニット20を収納し、充電した状態で背景光を照射することができるので、背景光の光度の低下を抑制できる。なお、背景照明ユニット20をクレイドル27から取り出せば、背景照明ユニット20を任意の位置に取り付けることができる。
さらに、クレイドル27を顕微鏡本体11に複数設けてもよい。この場合では、必要に応じて任意のクレイドル27に背景照明ユニット20を収納し、充電することができる。
また、実施例1では、クレイドル27の内側にバッテリ23に充電するためのコネクタ端子27aが設けられた例を示したが、これに限らない。例えば、背景光制御部24への指令が、クレイドル27の内側に設けられた端子を介して入力されるようにしてもよい。これにより、背景照明ユニット20をクレイドル27に収納した状態で、背景用光源22のON/OFF状態や、光度を制御することができる。
また、背景光制御部24に対して、メイン操作部34から指令が入力されてもよい。つまり、メイン操作部34を操作することで、背景用光源22のON/OFF状態や光度等の制御を行うことを可能にしてもよい。
また、実施例1では、操作ユニット40からの指令は、送信部43から無線通信によって受信部26へと送信される例を示したが、これに限らない。送信部43と受信部26とが通信ケーブルによって接続されていてもよい。この場合、ユニットケース21の取り付け位置を制限しないよう、操作ユニット40の操作ユニットケース41は、顕微鏡本体11とは別体に形成する必要がある。
さらに、実施例1では、バッテリ23が充電可能な二次電池である例を示したが、これに限らない。例えば、ボタン電池等のいわゆる一次電池であってもよい。この場合では、ユニットケース21に充電端子21bを設ける必要がなくなり、ユニットケース21の小型化を図ることが可能となる。
そして、実施例1では、背景照明ユニット20は一つであるが、二つ以上の複数であってもよい。細隙灯顕微鏡10が複数の背景照明ユニット20を有する場合では、各背景照明ユニット20をそれぞれ任意の位置に取り付けることで、様々な角度から背景光を同時に照射することが可能となる。
10 :細隙灯顕微鏡
11 :顕微鏡本体
12 :照明系
13 :観察系
20 :背景照明ユニット
21 :ユニットケース
21b :充電端子
22 :背景用光源
23 :バッテリ
24 :背景光制御部(制御部)
25 :背景光操作部(操作部)
26 :受信部
27 :クレイドル
27a :コネクタ端子
40 :操作ユニット
42 :サブ操作部
43 :送信部
E :被検眼

Claims (4)

  1. 被検眼に向けてスリット光を照射する照明系と、
    前記被検眼による反射光を観察又は撮影する観察系と、
    前記照明系及び前記観察系を支持する顕微鏡本体と、
    前記スリット光の照射領域の周囲の領域を背景光で照明する背景照明ユニットと、を備え、
    前記背景照明ユニットは、前記背景光を照射する背景用光源と、前記背景用光源へ電力を供給するバッテリと、前記背景用光源を制御する制御部と、前記背景用光源と前記バッテリと前記制御部とを収容すると共に前記顕微鏡本体の任意の位置に着脱可能に取り付けられるユニットケースと、を有する
    ことを特徴とする細隙灯顕微鏡。
  2. 前記背景照明ユニットは、前記背景用光源への指令を入力する操作部を有し、
    前記制御部は、前記操作部を介して入力された指令に基づいて前記背景用光源を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載された細隙灯顕微鏡。
  3. 前記背景用光源への指令を入力するサブ操作部と、前記サブ操作部によって入力された指令を送信可能な送信部と、を有し、前記送信部を介して前記指令を送信する前記背景照明ユニットとは別体の操作ユニットを備え、
    前記背景照明ユニットは、前記送信部を介して送信された指令を受信する受信部を有し、
    前記制御部は、前記受信部が受信した指令に基づいて前記背景用光源を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された細隙灯顕微鏡。
  4. 前記背景照明ユニットは、充電端子を有し、
    前記顕微鏡本体又は前記顕微鏡本体の近傍位置には、前記背景照明ユニットを保持するクレイドルが設けられ、前記クレイドルの内側には、前記充電端子に接触して前記バッテリを充電可能なコネクタ端子が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された細隙灯顕微鏡。

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