JP7016746B2 - レール支持装置、ロボット作業システム - Google Patents

レール支持装置、ロボット作業システム Download PDF

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Description

本発明は、レール支持装置、ロボット作業システムに関する。
作業員が到達し難い狭隘な場所や、危険が想定される場所で各種の作業を行うために、ロボットを用いて遠隔作業を行う技術が実用化されている(例えば下記特許文献1参照)。特許文献1には、レールと、レール上を移動可能なロボットと、を備えるロボット作業システムが記載されている。ロボットは、駆動輪及び従動輪を介してレール上を移動可能な本体と、本体に取り付けられたアーム、及びハンドと、を有している。ロボットが目的地に到達した後、アームとハンドとを動かすことで作業を行うことができる。
特開平2-241302号公報
ここで、上記のレールを敷設する際には、当該レールを支持面に対して強固に(剛に)固定することが一般的である。しかしながら、地震等によって支持面に変位が生じた場合、この構造ではレールが支持面とともに変位してしまう。レールが変位すると、レール上を走行しているロボットには変位方向とは反対側に向かう慣性力が働く。その結果、ロボットが転覆してしまい、作業を継続できなくなる虞がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、外力に対して十分に抗することが可能なレール支持装置、及びこれを備えるロボット作業システムを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、レール支持装置は、レールを支持面上で支持するレール支持装置であって、リンダチューブ、前記シリンダチューブ内で進退動するとともに前記シリンダチューブ内に作動流体が封入されたシリンダ主室を区画するピストン、及び該ピストンから前記シリンダ主室とは反対側の前記レール側に向かって延びて前記ピストンと前記レールとを接続する接続ロッドをそれぞれ有し、前記レールの延在方向に直交する面内に延びる方向において該レールを基準とする両側に配置された第一シリンダ、及び第二シリンダと、前記シリンダチューブを前記支持面上で支持するシリンダ支持部と、前記第一シリンダ及び前記第二シリンダの前記シリンダ主室同士を接続する第一配管、及び第二配管と、前記第一配管上に配置され、前記第一シリンダの前記シリンダ主室の圧力が予め定められた閾値を超えた時に開放する第一リリーフ弁と、前記第一配管上における前記第一リリーフ弁よりも前記第二シリンダ側に配置され、該第一配管上における前記作動流体の流通方向を、前記第一シリンダ側から前記第二シリンダ側に向かう方向のみに規制する第一逆止弁と、前記第二配管上に配置され、前記第二シリンダの前記シリンダ主室の圧力が予め定められた閾値を超えた時に開放する第二リリーフ弁と、前記第二配管上における前記第二リリーフ弁よりも前記第一シリンダ側に配置され、該第二配管上における前記作動流体の流通方向を、前記第二シリンダ側から前記第一シリンダ側に向かう方向のみに規制する第二逆止弁と、を備える。
この構成によれば、レールは第一シリンダ、及び第二シリンダによって支持されている。第一シリンダのシリンダ室と第二シリンダのシリンダ室とは、第一配管、及び第二配管によって互いに接続されている。さらに、第一配管上には第一リリーフ弁と第一逆止弁とが設けられている。第一リリーフ弁は第一シリンダのシリンダ室の圧力が閾値を越えた時に開放される。第一逆止弁は、第一配管上の作動流体の流通方向を、第一シリンダ側から第二シリンダ側に向かう方向のみに規制する。同様に、第二配管上には第二リリーフ弁と第二逆止弁とが設けられている。第二リリーフ弁は第二シリンダのシリンダ室の圧力が閾値を越えた時に開放される。第二逆止弁は、第二配管上の作動流体の流通方向を、第二シリンダ側から第一シリンダ側に向かう方向のみに規制する。したがって、地震等が発生していない状態(即ち、レールに外力が加わっていない状態)では、第一シリンダと第二シリンダとの間で作動流体の流通は生じない。これにより、レールを安定的に支持することができる。
一方で、地震等によって例えばレールが第一シリンダに近接する方向に外力が加わった場合、接続ロッドによってピストンが押されることで第一シリンダのシリンダ室内の作動流体の圧力が上昇する。作動流体の圧力が閾値を越えた場合、第一リリーフ弁が開放され、作動流体は第一逆止弁を通過して第二シリンダ側に流れる。これにより、第一シリンダのシリンダ室の容積が減少する。即ち、第一シリンダの支持剛性が低下する。その結果、外力の方向(地震の振動方向)に追従するようにレールに変位が生じる。反対に、レールが第二シリンダに近接する方向に外力が加わった場合、接続ロッドによってピストンが押されることで第二シリンダのシリンダ室内の作動流体の圧力が上昇する。作動流体の圧力が閾値を越えた場合、第二リリーフ弁が開放され、作動流体は第二逆止弁を通過して第一シリンダ側に流れる。これにより、第二シリンダのシリンダ室の容積が減少する。即ち、第二シリンダの支持剛性が低下する。その結果、外力の方向(地震の振動方向)に追従するようにレールに変位が生じる。これにより、レールが支持面から脱落・逸脱する可能性を低減することができる。
本発明の第二の態様によれば、前記第一シリンダの前記接続ロッドは、前記レールの幅方向における一方側に接続され、前記第二シリンダの前記接続ロッドは、前記レールの幅方向における他方側に接続されていてもよい。
この構成によれば、第一シリンダの接続ロッド、及び第二シリンダの接続ロッドが、それぞれレールの幅方向における両側に接続されている。したがって、レールの幅方向に振動が加わった場合に、レールをこの振動方向に追従するように変位させることができる。その結果、レールが支持面から脱落・逸脱する可能性を低減することができる。
本発明の第三の態様によれば、レール支持装置は、一対の前記第一シリンダ、及び一対の前記第二シリンダを備え、各前記第一シリンダの前記接続ロッドは、前記レールの上下方向における上側に接続され、各前記第二シリンダの前記接続ロッドは、前記レールの上下方向における下側に接続されていてもよい。
この構成によれば、各第一シリンダの接続ロッドがレールの上側に接続され、各第二シリンダの接続ロッドがレールの下側に接続されている。したがって、レールに対して上下方向に振動が加わった場合に、レールをこの振動方向に追従するように変位させることができる。その結果、レールが支持面から脱落・逸脱する可能性を低減することができる。
本発明の第四の態様によれば、前記接続ロッドは、一端が前記ピストンに固定された第一ロッドと、一端が前記レールに固定された第二ロッドと、前記第一ロッドの他端と前記第二ロッドの他端とを前記レールの延在方向に直交する面内で互いに回動可能に接続する継手部と、を有してもよい。
この構成によれば、第一ロッドと第二ロッドとが継手部によって互いに回動可能に接続されている。したがって、第一ロッドと第二ロッドとが互いに異なる方向に延びている場合であっても、両者の間で力をロスなく伝達することができる。その結果、レールに対する第一シリンダ、及び第二シリンダの配置・姿勢の自由度を確保することができる。
本発明の第五の態様によれば、レール支持装置は、前記支持面上に配置され、前記レールを下方から支持する免震支持部をさらに備えてもよい。
この構成によれば、免震支持部がレールを支持面上で支持していることから、支持面に対するレールの変位を徐々に減衰させることができる。これにより、より安定的にレールを支持することができる。
本発明の第六の態様によれば、ロボット作業システムは、前記レールと、前記レールの延在方向における一方側の端部で、前記支持面に直交する方向に延びる回転軸回りに前記レールを回動可能に支持する基端支持装置と、前記延在方向における前記基端支持装置よりも他方側の位置で前記レールを支持する中間支持装置としての上記第一から第五のいずれか一態様に係るレール支持装置と、前記レール上を移動可能な作業ロボットと、を備える。
この構成によれば、レールの一方側の端部が基端支持装置によって支持されている。基端支持装置は、支持面に直交する方向に延びる回転軸回りにレールを回動可能に支持する。したがって、レールの向きを所望の方向に適宜変更することができるため、作業ロボットによる作業範囲を拡大することができる。さらに、このレールは、基端支持装置よりも他方側の位置でレール支持装置によって支持されていることから、地震等が発生した場合であっても、レールが支持面から脱落・逸脱する可能性を低減することができる。
本発明によれば、外力に対して十分に抗することが可能なレール支持装置、及びこれを備えるロボット作業システムを提供することができる。
本発明の第一実施形態に係るロボット作業システムの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態に係るレールの延在方向における断面図である。 本発明の第一実施形態に係るレールの平面図である。 本発明の第一実施形態に係るレール、及びレール支持装置の構成を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るレール、及びレール支持装置の構成を示す断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、図1から図4を参照して説明する。ロボット作業システム100は、レール1と、レール1上を移動可能な作業ロボット2と、レール1を支持する基端支持装置3、及び中間支持装置4(レール支持装置)と、を備えている。
作業ロボット2は、所定の方向に敷設されたレール1上を移動することで遠隔地での各種作業を行う。具体的には、作業ロボット2は、不図示の制御装置や駆動装置を収容するロボット本体11と、ロボット本体11をレール1上で移動可能に支持する車輪12と、ロボット本体11に取り付けられたアーム13、及びハンド14と、を有している。作業者はアーム13、及びハンド14を操作することで各種の作業を行う。
本実施形態に係るレール1は、床面Fの上方で基端支持装置3、及び中間支持装置4(レール支持装置)によって支持されている。基端支持装置3は、レール1の延在方向における一方側の端部を下方から支持している。中間支持装置4は、延在方向における基端支持装置3よりも他方側の位置でレール1を支持している。より具体的には、中間支持装置4は、レール1の延在方向における中央部で当該レール1を下方から支持している。レール1の一方側の端部には、他のレール1の他方側の端部が対向している。なお、本実施形態に係るロボット作業システム100は、一本のみのレール1によって作業ロボット2を支持・案内する、いわゆるモノレール方式を採っている。
図2に示すように、基端支持装置3は、床面F上に配置された第一架台31と、第一架台31の上部に配置された回転支持部32と、を有している。第一架台31は、床面Fから上方に向かって延びるトラス状の部材である。第一架台31の高さ方向の寸法は、設計や要請に応じて適宜設定される。回転支持部32は、レール1の一方側の端部を、回転軸A1回りに回動可能に支持している。回転軸A1は、床面Fに直交する方向に延びている。したがって、図3に示すようにレール1はこの回転軸A1回りに回動することができる。レール1の回動角度を変えることによって、作業ロボット2が到達する地点を変更することができる。なお、図3では第一架台31の図示を省略している。
中間支持装置4は、床面F上に配置された第二架台41と、第二架台41の上部に配置された支持装置本体5と、を有している。詳しくは図示しないが、第二架台41は上述の第一架台31と同様の構成・形状を有している。図4に示すように、支持装置本体5は、第二架台41の上面(支持面41A)でレール1を支持している。本実施形態に係る支持装置本体5は、シリンダ50(第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5B)と、一対のシリンダ支持部6と、第一配管L1と、第一リリーフ弁Vr1と、第一逆止弁Vs1と、第二配管L2と、第二リリーフ弁Vr2と、第二逆止弁Vs2と、免震支持部7と、位置決め装置9と、を有している。
第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5Bは、レール1の延在方向に直交する面内に延びる方向において当該レール1を基準とする両側にそれぞれ配置されている。具体的には、本実施形態では第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5Bは、レール1の幅方向における両側にそれぞれ配置されている。第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5Bは、有底筒状のシリンダチューブ51と、シリンダチューブ51内に挿入されたピストン52と、ピストン52とレール1とを接続する接続ロッド53と、をそれぞれ有している。
シリンダチューブ51の下側の端部はシリンダ支持部6によって支持面41Aに固定されている。シリンダ支持部6は、シリンダチューブ51をレール1の延在方向に直交する面内で回動可能に支持している。より具体的には、シリンダ支持部6は、シリンダチューブ51の底面に設けられた支持片61と、支持片61を水平方向に延びる支持軸A2回りに回動可能に支持するブラケット62と、を有している。シリンダチューブ51の内部の空間は、ピストン52によって2つの区画に分けられている。具体的には、ピストン52とシリンダチューブ51の底面(即ち、接続ロッド53が延びる方向とは反対側に位置する面)に囲まれる区画はシリンダ主室R1とされている。ピストン52を挟んでシリンダ主室R1と反対側に位置する区画はシリンダ副室R2とされている。シリンダ主室R1には、作動流体が封入されている。ピストン52がシリンダ主室R1内で進退動することで、シリンダ主室R1、シリンダ副室R2の容積、及び作動流体の圧力にそれぞれ変化が生じる。
接続ロッド53は、第一ロッド53Aと、第二ロッド53Bと、継手部53Cと、を有している。第一ロッド53Aの一端は、上述のピストン52(第一シリンダ5Aのピストン52、又は第二シリンダ5Bのピストン52)に固定されている。即ち、第一ロッド53Aの変位に追従してピストン52が進退動する。第二ロッド53Bの一端は、レール1に固定されている。より具体的には、各第二ロッド53Bの一端は、レール1の幅方向におけるいずれか一方側の面に固定されている。第一ロッド53Aの他端と第二ロッド53Bの他端とは継手部53Cによって接続されている。継手部53Cは、第一ロッド53A及び第二ロッド53Bを、レール1の延在方向に直交する面内で互いに回動可能に接続している。即ち、この接続ロッド53はリンク機構を構成している。
第一シリンダ5Aのシリンダ主室R1と第二シリンダ5Bのシリンダ主室R1とは、第一配管L1、及び第二配管L2によって互いに連通(接続)している。即ち、各シリンダ主室R1内の作動流体は、第一配管L1、及び第二配管L2を通じて両者の間を流通する。なお、より詳細には作動流体は、各シリンダ主室R1、第一配管L1、第二配管L2の内部に隙間なく充填されている。
第一配管L1上には、第一リリーフ弁Vr1と、第一逆止弁Vs1とが設けられている。第一リリーフ弁Vr1は、第一配管L1上における第一シリンダ5A側の領域の圧力が、予め定められた閾値を越えた時に開放する。言い換えると、第一シリンダ5A側の圧力が閾値よりも小さい状態では、第一リリーフ弁Vr1は閉止されている。即ち、この状態では第一配管L1上における作動流体の流通は生じない。第一配管L1上における第一リリーフ弁Vr1よりも第二シリンダ5B側には、第一逆止弁Vs1が設けられている。第一逆止弁Vs1は、第一配管L1上における作動流体の流通方向を、第一シリンダ5A側から第二シリンダ5B側に向かう方向のみに規制する。即ち、この第一逆止弁Vs1が設けられていることによって、第一配管L1上では第二シリンダ5B側から第一シリンダ5A側に向かう作動流体の流通は生じない。
第二配管L2上には、第二リリーフ弁Vr2と、第二逆止弁Vs2とが設けられている。第二リリーフ弁Vr2は、第二配管L2上における第二シリンダ5B側の領域の圧力が、予め定められた閾値を越えた時に開放する。言い換えると、第二シリンダ5B側の圧力が閾値よりも小さい状態では、第二リリーフ弁Vr2は閉止されている。即ち、この状態では第二配管L2上における作動流体の流通は生じない。第二配管L2上における第二リリーフ弁Vr2よりも第一シリンダ5A側には、第二逆止弁Vs2が設けられている。第二逆止弁Vs2は、第二配管L2上における作動流体の流通方向を、第二シリンダ5B側から第一シリンダ5A側に向かう方向のみに規制する。即ち、この第二逆止弁Vs2が設けられていることによって、第二配管L2上では第一シリンダ5A側から第二シリンダ5B側に向かう作動流体の流通は生じない。
レール1の下方には、レール1の幅方向に間隔をあけて一対の免震支持部7が設けられている。免震支持部7は例えばゴムによって一体に形成されている。各免震支持部7の上面はレール1に固定され、下面は支持面41Aに固定されている。地震等によって支持面41Aに変位が生じた場合、当該変位に基づく外力は、免震支持部7によって減衰されてレール1に伝播する。即ち、免震支持部7は、支持面41Aの変位量に比べてレール1の変位量を小さく抑える。
位置決め装置9は、第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5Bの内部におけるピストン52の初期位置を定めるために設けられている。位置決め装置9は、外部に設けられた油圧供給源Gと、油圧供給源Gとシリンダ主室R1とを連通する主配管91と、主配管91上に設けられた主バルブVmと、油圧供給源Gとシリンダ副室R2とを連通する副配管92と、副配管上に設けられた副バルブVnと、を有している。油圧供給源Gから、主配管91、及び副配管92を通じてシリンダ主室R1、及びシリンダ副室R2にそれぞれ作動流体が供給される。具体的には、主バルブVm及び副バルブVnの開度をそれぞれ調整することによって、シリンダ主室R1、シリンダ副室R2に供給される作動流体の圧力が変化する。
例えば主バルブVmを副バルブVnよりも大きく開放した場合、シリンダ主室R1内の圧力が、シリンダ副室R2の圧力よりも高くなる。その結果、ピストン52はシリンダ主室R1側からシリンダ副室R2側に向かう方向に変位する。反対に、副バルブVnを主バルブVmよりも大きく開放した場合、シリンダ副室R2の圧力が、シリンダ主室R1の圧力よりも高くなる。その結果、ピストン52はシリンダ副室R2側からシリンダ主室R1側に向かう方向に変位する。このように、主バルブVm及び副バルブVnの開度をそれぞれ調整することによって、シリンダチューブ51内におけるピストン52の位置(初期位置)が調整され、第一シリンダ5Aと第二シリンダ5Bによって幅方向両側から均等にレール1を支持することができる。
次に、本実施形態に係るロボット作業システム100、及び中間支持装置4の動作について説明する。ロボット作業システム100を用いて作業を行うには、まず上述の基端支持装置3における回転軸A1回りにレール1を回動させることで、レール1の向きを目的地に向けて変更する。次いで、作業ロボット2をレール1上で移動させ、レール1の先端付近(即ち、目的地の近傍)に到達させる。その後、作業者による遠隔操作によって作業ロボット2は各種の作業を行う。
レール1が支持面41Aに対して強固に(剛に)固定されている場合、地震等によって支持面41Aに変位が生じると、レール1が支持面41Aとともに変位してしまう。レール1が変位すると、レール1上を走行しているロボットには変位方向とは反対側に向かう慣性力が働く。その結果、ロボットが転覆してしまい、作業を継続できなくなる虞がある。
しかしながら、上記の構成では、レール1は第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5Bによって支持されている。第一シリンダ5Aのシリンダ主室R1と第二シリンダ5Bのシリンダ主室R1とは、第一配管L1、及び第二配管L2によって互いに接続されている。さらに、第一配管L1上には第一リリーフ弁Vr1と第一逆止弁Vs1とが設けられている。第一リリーフ弁Vr1は第一シリンダ5Aのシリンダ主室R1の圧力が閾値を越えた時に開放される。第一逆止弁Vs1は、第一配管L1上の作動流体の流通方向を、第一シリンダ5A側から第二シリンダ5B側に向かう方向のみに規制する。同様に、第二配管L2上には第二リリーフ弁Vr2と第二逆止弁Vs2とが設けられている。第二リリーフ弁Vr2は第二シリンダ5Bのシリンダ主室R1の圧力が閾値を越えた時に開放される。第二逆止弁Vs2は、第二配管L2上の作動流体の流通方向を、第二シリンダ5B側から第一シリンダ5A側に向かう方向のみに規制する。したがって、地震等が発生していない状態(即ち、レール1に外力が加わっていない状態)では、第一シリンダ5Aと第二シリンダ5Bとの間で作動流体の流通は生じない。これにより、レール1を安定的に支持することができる。
一方で、地震等によって例えばレール1が第一シリンダ5Aに近接する方向に外力が加わった場合、接続ロッド53によってピストン52が押されることで第一シリンダ5Aのシリンダ主室R1内の作動流体の圧力が上昇する。作動流体の圧力が閾値を越えた場合、第一リリーフ弁Vr1が開放され、作動流体は第一逆止弁Vs1を通過して第二シリンダ5B側に流れる。これにより、第一シリンダ5Aのシリンダ主室R1の容積が減少する。即ち、第一シリンダ5Aの支持剛性が低下する。その結果、外力の方向(地震の振動方向)に追従するようにレール1に変位が生じる。反対に、レール1が第二シリンダ5Bに近接する方向に外力が加わった場合、接続ロッド53によってピストン52が押されることで第二シリンダ5Bのシリンダ主室R1内の作動流体の圧力が上昇する。作動流体の圧力が閾値を越えた場合、第二リリーフ弁Vr2が開放され、作動流体は第二逆止弁Vs2を通過して第一シリンダ5A側に流れる。これにより、第二シリンダ5Bのシリンダ主室R1の容積が減少する。即ち、第二シリンダ5Bの支持剛性が低下する。その結果、外力の方向(地震の振動方向)に追従するようにレール1に変位が生じる。これにより、レール1が支持面41Aから脱落・逸脱する可能性を低減することができる。なお、地震が収束した後に、上述の位置決め装置9を動作させることによって、第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5Bの各ピストン52をそれぞれ初期位置に復帰させることが望ましい。言い換えると、位置決め装置9の主バルブVm、及び副バルブVnは、レール1の敷設後の位置決めや、地震収束後の位置決めを行う場合を除いて閉止されていることが望ましい。
さらに、上記の構成によれば、第一シリンダ5Aの接続ロッド53、及び第二シリンダ5Bの接続ロッド53が、それぞれレール1の幅方向における両側に接続されている。したがって、レール1の幅方向に振動が加わった場合に、レール1をこの振動方向に追従するように変位させることができる。その結果、レール1が支持面41Aから脱落・逸脱する可能性を低減することができる。
加えて、上記の構成によれば、各第一シリンダ5Aの接続ロッド53がレール1の上側に接続され、各第二シリンダ5Bの接続ロッド53がレール1の下側に接続されている。したがって、レール1に対して上下方向に振動が加わった場合に、レール1をこの振動方向に追従するように変位させることができる。その結果、レール1が支持面41Aから脱落・逸脱する可能性を低減することができる。
さらに加えて、上記の構成によれば、第一ロッド53Aと第二ロッド53Bとが継手部53Cによって互いに回動可能に接続されている。したがって、第一ロッド53Aと第二ロッド53Bとが互いに異なる方向に延びている場合であっても、両者の間で力をロスなく伝達することができる。その結果、レール1に対する第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5Bの配置・姿勢の自由度を確保することができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記第一実施形態では、一本のみのレール1によって作業ロボット2を支持・案内するモノレール方式を例に説明をした。しかしながら、レール1の本数は上記に限定されず、延在方向全域にわたって互いに一定の間隔をあけて敷設された2本のレール1を用いた構成を採ることも可能である。この場合、各レール1に上記の支持装置本体5を取り付けることが望ましい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図5を参照して説明する。なお、上記の第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図5に示すように、本実施形態では、レール1は、レール1の幅方向両側を向く各面(側面)に設けられた突出部1Pをさらに有している。各突出部1Pは、レール1の側面から幅方向に突出している。さらに、本実施形態に係る支持装置本体5は、上述の第一シリンダ5A、及び第二シリンダ5Bを一対ずつ備えている。なお、本実施形態に係る中間支持装置4も、上述の第一実施形態で説明した位置決め装置9を備えているが、図示簡略化のため、図5ではこの位置決め装置9の図示を省略している。
各突出部1Pの上側の面(突出部上面PA)には、第一シリンダ5Aの接続ロッド53の一端が接続されている。第一シリンダ5Aのシリンダチューブ51は、シリンダ支持台8によってレール1の上方で支持されている。具体的には、シリンダ支持台8は、支持面41Aから上方に向かって延びる縦桁81と、縦桁81の上側の端部からレール1側に向かって延びる横桁82と、を有している。第一シリンダ5Aのシリンダチューブ51は、横桁82の下側に固定されている。即ち、第一シリンダ5Aのシリンダチューブ51は、このシリンダ支持台8を介して支持面41Aに対して相対変位不能に固定されている。各突出部1Pの下側の面(突出部下面PB)には、第二シリンダ5Bの接続ロッド53の一端が接続されている。第二シリンダ5Bのシリンダチューブ51は、支持面41Aに対して固定されている。
上記の構成では、地震等によって例えばレール1が第一シリンダ5Aに近接する方向(即ち、下側から上側に向かう方向)に外力が加わった場合、接続ロッド53によってピストン52が押されることで第一シリンダ5Aのシリンダ主室R1内の作動流体の圧力が上昇する。作動流体の圧力が閾値を越えた場合、第一リリーフ弁Vr1が開放され、作動流体は第一逆止弁Vs1を通過して第二シリンダ5B側に流れる。これにより、第一シリンダ5Aのシリンダ主室R1の容積が減少する。即ち、第一シリンダ5Aの支持剛性が低下する。その結果、外力の方向(地震の振動方向)に追従するようにレール1に変位が生じる。反対に、レール1が第二シリンダ5Bに近接する方向(即ち、上側から下側に向かう方向)に外力が加わった場合、接続ロッド53によってピストン52が押されることで第二シリンダ5Bのシリンダ主室R1内の作動流体の圧力が上昇する。作動流体の圧力が閾値を越えた場合、第二リリーフ弁Vr2が開放され、作動流体は第二逆止弁Vs2を通過して第一シリンダ5A側に流れる。これにより、第二シリンダ5Bのシリンダ主室R1の容積が減少する。即ち、第二シリンダ5Bの支持剛性が低下する。その結果、外力の方向(地震の振動方向)に追従するようにレール1に変位が生じる。これにより、レール1が支持面41Aから脱落・逸脱する可能性を低減することができる。
以上、本発明の第二実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記第二実施形態では、一本のみのレール1によって作業ロボット2を支持・案内するモノレール方式を例に説明をした。しかしながら、レール1の本数は上記に限定されず、延在方向全域にわたって互いに一定の間隔をあけて敷設された2本のレール1を用いた構成を採ることも可能である。この場合、各レール1に上記の支持装置本体5を取り付けることが望ましい。
さらに、上述の第一実施形態で説明した構成と、第二実施形態で説明した構成とを組み合わせることも可能である。即ち、レール1の幅方向両側、及び上下方向両側にそれぞれ第一シリンダ5A、第二シリンダ5Bが配置された構成を採ることが可能である。この構成によれば、幅方向、及び上下方向を含むあらゆる方向からの外力に対して十分に抗しながら、より安定的にレール1を支持することができる。
1…レール
2…作業ロボット
3…基端支持装置
4…中間支持装置
5…支持装置本体
6…シリンダ支持部
7…免震支持部
8…シリンダ支持台
11…ロボット本体
12…車輪
13…アーム
14…ハンド
31…第一架台
32…回転支持部
41…第二架台
50…シリンダ
51…シリンダチューブ
52…ピストン
53…接続ロッド
61…支持片
62…ブラケット
81…縦桁
82…横桁
91…主配管
92…副配管
100…ロボット作業システム
1P…突出部
41A…支持面
53A…第一ロッド
53B…第二ロッド
53C…継手部
5A…第一シリンダ
5B…第二シリンダ
A1…回転軸
A2…支持軸
F…床面
G…油圧供給源
L1…第一配管
L2…第二配管
PA…突出部上面
PB…突出部下面
R1…シリンダ主室
R2…シリンダ副室
Vm…主バルブ
Vn…副バルブ
Vr1…第一リリーフ弁
Vr2…第二リリーフ弁
Vs1…第一逆止弁
Vs2…第二逆止弁

Claims (6)

  1. レールを支持面上で支持するレール支持装置であって、
    リンダチューブ、前記シリンダチューブ内で進退動するとともに前記シリンダチューブ内に作動流体が封入されたシリンダ主室を区画するピストン、及び該ピストンから前記シリンダ主室とは反対側の前記レール側に向かって延びて前記ピストンと前記レールとを接続する接続ロッドをそれぞれ有し、前記レールの延在方向に直交する面内に延びる方向において該レールを基準とする両側に配置された第一シリンダ、及び第二シリンダと、
    前記シリンダチューブを前記支持面上で支持するシリンダ支持部と、
    前記第一シリンダ及び前記第二シリンダの前記シリンダ主室同士を接続する第一配管、及び第二配管と、
    前記第一配管上に配置され、前記第一シリンダの前記シリンダ主室の圧力が予め定められた閾値を超えた時に開放する第一リリーフ弁と、
    前記第一配管上における前記第一リリーフ弁よりも前記第二シリンダ側に配置され、該第一配管上における前記作動流体の流通方向を、前記第一シリンダ側から前記第二シリンダ側に向かう方向のみに規制する第一逆止弁と、
    前記第二配管上に配置され、前記第二シリンダの前記シリンダ主室の圧力が予め定められた閾値を超えた時に開放する第二リリーフ弁と、
    前記第二配管上における前記第二リリーフ弁よりも前記第一シリンダ側に配置され、該第二配管上における前記作動流体の流通方向を、前記第二シリンダ側から前記第一シリンダ側に向かう方向のみに規制する第二逆止弁と、
    を備えるレール支持装置。
  2. 前記第一シリンダの前記接続ロッドは、前記レールの幅方向における一方側に接続され、前記第二シリンダの前記接続ロッドは、前記レールの幅方向における他方側に接続されている請求項1に記載のレール支持装置。
  3. 一対の前記第一シリンダ、及び一対の前記第二シリンダを備え、
    各前記第一シリンダの前記接続ロッドは、前記レールの上下方向における上側に接続され、各前記第二シリンダの前記接続ロッドは、前記レールの上下方向における下側に接続されている請求項1又は2に記載のレール支持装置。
  4. 前記接続ロッドは、
    一端が前記ピストンに固定された第一ロッドと、
    一端が前記レールに固定された第二ロッドと、
    前記第一ロッドの他端と前記第二ロッドの他端とを前記レールの延在方向に直交する面内で互いに回動可能に接続する継手部と、
    を有する請求項1から3のいずれか一項に記載のレール支持装置。
  5. 前記支持面上に配置され、前記レールを下方から支持する免震支持部をさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載のレール支持装置。
  6. 前記レールと、
    前記レールの延在方向における一方側の端部で、前記支持面に直交する方向に延びる回転軸回りに前記レールを回動可能に支持する基端支持装置と、
    前記延在方向における前記基端支持装置よりも他方側の位置で前記レールを支持する中間支持装置としての請求項1から5のいずれか一項に記載のレール支持装置と、
    前記レール上を移動可能な作業ロボットと、
    を備えるロボット作業システム。
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