JP7015470B2 - 内燃機関用ピストン - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のシリンダ壁の内部を往復動可能に構成される内燃機関用ピストンに関する。
自動車等の車両に用いられるレシプロエンジン等の内燃機関においては、その稼働時にピストンがシリンダ壁の軸線方向に沿って往復するので、ピストンをシリンダ壁に対して滑らかに摺動させるための技術が用いられる。かかる技術に関連して、ピストンが、その往復方向にてシリンダヘッドと向かい合うピストンヘッドと、ピストンの往復方向にてピストンヘッドに対してシリンダヘッドと反対側で、ピストンの径方向に互いに対向するように配置される2つのスカートとを有することがある。このようなスカートの外周面上に樹脂被膜層が形成される。
さらに、ピストンをシリンダ壁に対して滑らかに摺動させるべく、ピストンとシリンダ壁との間に潤滑油が供給され、かかる潤滑油をスカートの外周面上で効率的に保持することも重要となる。このような効率的な潤滑油の保持に関するピストンの一例としては、樽状に形成されたピストンのスカートの摺動面に樹脂被膜層を形成し、複数の凹部を樹脂被膜層に形成し、かつ複数の凹部を一定の間隔で連続するように行列状に配置したものが挙げられる。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2009-52450号公報
しかしながら、上述したピストンの一例のように、樹脂被膜層の複数の凹部を単に一定の間隔で連続するように行列状に配置したに過ぎない場合、スカートの外周面上にて、過剰な潤滑油を保持した油膜、すなわち、過剰な油膜が凹部によって部分的に発生するおそれがある。過剰な油膜はピストンとシリンダ壁との間の摩擦抵抗を増加させるので問題である。
上記実情を鑑みると、内燃機関のピストンにおいては、ピストンのスカートの外周面上に油膜を適切に形成することが望まれる。
課題を解決するために、一態様に係る内燃機関用ピストンは、内燃機関のシリンダ壁のシリンダ中心軸線に沿って配置されるピストン中心軸線を有し、かつ前記シリンダ壁の内部でピストン中心軸線方向に上下動可能となるように構成される内燃機関用ピストンであって、ピストン径方向にて互いに対向するように配置される2つのスカートを備え、各スカートが、前記シリンダ壁と向かい合う外周面を有し、前記外周面が、ピストン径方向にて、前記スカートのピストン周方向の中心又は中央領域から前記スカートのピストン周方向の両側縁に向かうに従って、前記ピストン中心軸線との距離を減少させるように形成され、各スカートが、上側領域と、該上側領域に対して前記ピストン下方に隣接する胴体領域と、該胴体領域に対して前記ピストン下方に隣接する下側領域とを有し、前記外周面が、前記上側領域にて、ピストン上方からピストン下方に向かうに従って前記ピストン中心軸線との距離を増加させるように形成され、前記胴体領域にて、前記ピストン上方から前記ピストン下方にわたって前記ピストン中心軸線との距離を略一定にするように形成され、かつ前記下側領域にて、前記ピストン上方から前記ピストン下方に向かうに従って前記ピストン中心軸線との距離を減少させるように形成され、樹脂を用いて構成される被膜層が前記外周面上に形成され、前記被膜層が、該被膜層を凹ませるか又は貫通すると共に粒状に形成される複数の粒状部と、前記被膜層を凹ませるか又は貫通すると共にピストン上下方向に沿って配置され、かつ互いにピストン上下方向に間隔を空けている上側及び下側スリットを有する2つのスリット対とを含み、前記被膜層が、前記内燃機関の稼働状態にて前記シリンダ壁と接触する接触部を含み、前記複数の粒状部が前記接触部に配置され、前記2つのスリット対が、それぞれ前記接触部に対してピストン周方向の両側に配置され、前記接触部が、前記複数の粒状部を前記ピストン上方及び下方にそれぞれ分配するように、前記接触部の前記ピストン上下方向の中央位置に略一致する下端位置と、前記中央位置から前記ピストン上方に離れた上端位置との間にて平滑に形成される平滑部を有し、前記平滑部は、前記平滑部に対して前記ピストン上方又は下方において隣接する前記粒状部間の前記ピストン上下方向の最大距離よりも大きな距離で形成され、各スリット対の上側及び下側スリットが、それぞれ、前記平滑部に対して前記ピストン上方及び下方に位置し、かつ前記ピストン上下方向に並んでいる。
課題を解決するために、他の一態様に係る内燃機関用ピストンは、内燃機関のシリンダ壁のシリンダ中心軸線に沿って配置されるピストン中心軸線を有し、かつ前記シリンダ壁の内部でピストン中心軸線方向に上下動可能となるように構成される内燃機関用ピストンであって、ピストン径方向にて互いに対向するように配置される2つのスカートを備え、各スカートが、前記シリンダ壁と向かい合う外周面を有し、前記外周面が、ピストン径方向にて、前記スカートのピストン周方向の中心又は中央領域から前記スカートのピストン周方向の両側縁に向かうに従って、前記ピストン中心軸線との距離を減少させるように形成され、各スカートが、上側領域と、該上側領域に対して前記ピストン下方に隣接する胴体領域と、該胴体領域に対して前記ピストン下方に隣接する下側領域とを有し、前記外周面が、前記上側領域にて、ピストン上方からピストン下方に向かうに従って前記ピストン中心軸線との距離を増加させるように形成され、前記胴体領域にて、前記ピストン上方から前記ピストン下方にわたって前記ピストン中心軸線との距離を略一定にするように形成され、かつ前記下側領域にて、前記ピストン上方から前記ピストン下方に向かうに従って前記ピストン中心軸線との距離を減少させるように形成され、樹脂を用いて構成される被膜層が前記外周面上に形成され、前記被膜層が、該被膜層を凹ませるか又は貫通すると共に粒状に形成される複数の粒状部と、前記被膜層を凹ませるか又は貫通すると共にピストン上下方向に沿って配置され、かつ互いにピストン上下方向に間隔を空けている上側及び下側スリットを有する2つのスリット対とを含み、前記被膜層が、前記内燃機関の稼働状態にて前記シリンダ壁と接触する接触部を含み、前記複数の粒状部が前記接触部に配置され、前記2つのスリット対が、それぞれ前記接触部に対してピストン周方向の両側に配置され、すべての前記粒状部が前記接触部の中心区域に配置され、前記接触部の外周縁をそれに沿って八角形状に形成された仮想外周縁によって定義した場合にて、前記中心区域が、前記ピストン周方向にて、前記ピストン上下方向にて互いに対向する前記仮想外周縁の上端辺及び下端辺の一方に対応する範囲を占め、かつ前記ピストン上下方向にて、前記ピストン周方向にて互いに対向する前記仮想外周縁の両側端辺の一方に対応する範囲を占める。
一態様に係る内燃機関用ピストンにおいては、ピストンのスカートの外周面上に油膜を適切に形成することができる。
第1実施形態に係るピストン、ピストンピン、コネクティングロッド、及びシリンダ壁を、部分的にシリンダ壁を縦断面視した状態で概略的に示す側面図である。 図1のA-A線断面図である。 第1実施形態に係るピストンを概略的に示す正面図である。 図3のB-B線断面図である。 第1実施形態に係るピストンを概略的に示す側面図である。 第1実施形態に係る粒状部の拡大図である。 第2実施形態に係るピストンを概略的に示す正面図である。 第3実施形態に係るピストンを概略的に示す正面図である。
第1~第3実施形態に係る内燃機関用ピストン(以下、必要に応じて、単に「ピストン」という)について説明する。かかるピストンは、気筒のシリンダ壁の内部を往復動するものであり、ピストンは、車両のレシプロエンジン等の内燃機関に用いられる。以下においては、このような内燃機関のうち1つの気筒の内部を往復動するピストンについて説明する。かかる内燃機関は、単気筒型及び多気筒型のいずれであってもよい。なお、図1~図8は、内燃機関の非稼働状態のピストンを示す。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るピストンについて説明する。図1及び図2に示すように、ピストン1は、シリンダ壁Cの中心軸線(シリンダ中心軸線)c1に沿って配置されるピストン中心軸線Lを有する。かかるピストン1は、シリンダ壁Cの内部でピストン中心軸線Lに沿った方向(以下、「ピストン中心軸線方向」という)に往復動可能に構成される。さらに、図1に示すように、ピストン1は、ピストンピンPを用いてコネクティングロッドRに取り付けられる。
本願明細書においては、ピストン中心軸線方向のうちシリンダヘッド(図示せず)側を、上方(以下、必要に応じて、「ピストン上方」という)と定義し、かつピストン中心軸線方向のうちシリンダヘッド(図示せず)とは反対側を、下方(以下、必要に応じて、「ピストン下方」という)と定義する。この場合、ピストン1はシリンダ壁Cの内部で上下方向に往復動可能であると定義することとなる。なお、図1~図5、図7、及び図8においては、ピストン上方を矢印Uにより示し、ピストン下方を矢印Dにより示す。
図1~図5に示すように、ピストン1は、その上端に位置するピストンヘッド2を有する。図1及び図3~図5に示すように、ピストンヘッド2の外周部2aはシリンダ壁Cに対応して形成される。かかる外周部2aは、ピストン1の径方向(以下、「ピストン径方向」という)にてシリンダ壁Cに向き合う。さらに、ピストン1は、ピストンヘッド2に対してピストン下方に配置される2つのスカート3を有する。2つのスカート3は、ピストン径方向にて互いに対向するように配置される。以下、これら2つのスカート3の対向方向を、スカート対向方向(矢印Xにより示す)と呼ぶ。2つのスカート3は実質的に同様に構成される。なお、2つのスカートを互いに異なるように構成することも可能である。
ピストン1はまた、ピストンピンPを取り付けるように構成される2つのピンボス4を有する。2つのピンボス4は、ピストン径方向にて互いに対向するように配置される。以下、これら2つのピンボス4の対向方向を、ボス対向方向と呼ぶ。ボス対向方向は、ピストン径方向のうち、スカート対向方向と略直交するスカート直交方向(矢印Yにより示す)に略一致する。各ピンボス4は、ピストン1の周方向(以下、「ピストン周方向」という)にて各スカート3と間隔を空けて位置する。
各ピンボス4には、ピストンピンPを挿入可能とするようにボス対向方向に貫通する貫通孔4aが形成される。特に明確に図示はしないが、コネクティングロッドRは、ピストンピンPの長手方向の中間部をコネクティングロッドRの貫通孔(図示せず)に挿入し、かつピストンピンPの長手方向の両端部をそれぞれ2つのピンボス4の貫通孔に挿入した状態で、ピストン1に取り付けられる。
図1及び図3~図5に示すように、ピストン1はまた、ピストン周方向にて互いに間隔を空けて配置される4つのサイドウォール5を有する。サイドウォール5は、ピストン周方向にてスカート3とピンボス4とを連結する。
内燃機関の稼働状態では、図1に示すように、ピストンヘッド2に対して、上方から下方に向かう燃焼圧(矢印F1により示す)が加えられ、その後、ピストンヘッド2に加えられた燃焼圧に基づく荷重が、ピンボス4及びサイドウォール5を経由してスカート3に伝わる。さらに、スカート3に伝わった荷重に基づく側圧(矢印F2により示す)によって、スカート3がピストン径方向に拡大する。以下においては、内燃機関の稼働状態及び非稼働状態を特定しない限り、非稼働状態のピストン1の構成を説明する。
[スカートの詳細について]
スカート3の詳細について説明する。図1及び図3~図5に示すように、各スカート3は、ピストン径方向にてシリンダ壁Cと向き合う外周面3aを有する。スカート3はまた、その周方向中心3bからその周方向両側に向かう一定の範囲を占める中央領域11と、それぞれ中央領域11からピストン周方向の両側縁3cに向かって延びる2つの側方領域12とを有する。中央領域11及び2つの側方領域12は、スカート3をピストン周方向に区分した領域となっている。
スカート3はまた、ピストンヘッド2に対してピストン下方に位置する上側領域13と、この上側領域13に対してピストン下方に隣接する胴体領域14と、この胴体領域14に対してピストン下方に隣接する下側領域15とを有する。上側、胴体、及び下側領域13~15は、スカート3をピストン上下方向に区分した領域となっている。
かかるスカート3のピストン周方向の形状について、図4を参照すると、スカート3の外周面3aは、中央領域11からピストン周方向に沿ってスカート3の両側縁3cに向かうに従って、スカート3の外周面3a及びピストン中心軸線L間のスカート対向方向の距離s1を減少させるように形成される。言い換えれば、外周面3aは、2つの側方領域12にて、それぞれスカート直交方向にて中央領域11のピストン周方向の両端からスカート3の両側縁3cに向かうに従ってピストン中心軸線Lとの距離s2を減少させるように形成される。外周面3aは、中央領域11にて、スカート直交方向にて略直線状に延びる略平坦形状に形成される。しかしながら、スカートの外周面は、スカートの周方向中心からスカートの両側縁に向かうに従ってピストン中心軸線との距離を減少させるように形成されてもよい。
さらに、スカート3の両側縁3cは、ピストン上方から下方に向かうに従って、スカート3のピストン周方向の長さを増加させるように傾斜するとよい。なお、スカートの両側縁は、ピストン上下方向に略直線状に延びるように形成することもできる。
スカート3のピストン上下方向の形状については、図5を参照すると、外周面3aが、上側領域13にて、ピストン上方から下方に向かうに従ってピストン中心軸線Lとの距離t1を増加させるように形成される。外周面3aは、胴体領域14にて、ピストン上方から下方にわたってピストン中心軸線Lとの距離t2を略一定にするように形成される。なお、ここで言う「距離t2を略一定にする」ことは、距離t2が一定又は等しくなる場合と、距離t2がバラツキ、誤差、熱膨張、経年変化等に起因して変化する場合と、距離t2が、後述するように内燃機関の稼働状態でシリンダ壁Cと接触する被膜層16の接触部19をもたらすことを可能とする接触可能幅内で変化する場合とを含む。例えば、かかる接触可能幅は、約0.5μm(マイクロメートル)以上、かつ約2.0μm以下とすることができるが、接触可能幅は、これに限定されない。そして、外周面3aは、下側領域15にて、ピストン上方から下方に向かうに従ってピストン中心軸線Lとの距離t3を減少させるように形成される。
次に、図3~図5に示すように、スカート3の外周面3a上には被膜層16が形成される。被膜層16は、例えば、PAI(ポリアミドイミド)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のような低い摩擦抵抗性及び高い耐熱性を有する樹脂材料を用いて構成される。なお、被膜層は、低い摩擦抵抗性及び高い耐熱性を有する樹脂材料と、例えば、二硫化モリブデン等のような固体潤滑剤とを用いて構成することもできる。
図3に示すように、スカート3の外周面3a上の被膜層16は、粒状に形成される複数の粒状部17を有する。複数の粒状部17は、被膜層16を凹ませるか又は貫通するように形成される。複数の粒状部17は、いわゆるテクスチャとなっている。このような複数の粒状部17は、互いに同一の形状、大きさ、及び深さを有する。しかしながら、複数の粒状部のうち一部が、これらのうち別の一部とは異なる形状、大きさ、及び深さの少なくとも1つを有してもよい。
図6に示すように、特に、粒状部17は細長い粒状に形成されるとよい。かかる粒状部17の長手方向を縦方向と定義し、かつ粒状部17の長手方向に略直交する方向を横方向と定義した場合、粒状部17における横方向の最大長さm1に対する縦方向の最大長さm2の縦横比m2/m1は、約1よりも大きく、かつ約2以下であるとよい。例えば、粒状部17は、略円形状に形成された中央区域17aと、それぞれ中央区域17aから粒状部17の縦方向の両側に突出する2つの突出区域17bとを有するとよい。しかしながら、粒状部が細長い粒状に形成されずに、上記縦横比が約1であってもよい。また、上記縦横比が約2よりも大きくてもよい。
さらに、図3に示すように、被膜層16は、互いにピストン上下方向に間隔を空けた上側及び下側スリット18a,18bを有する2つのスリット対18を含む。上側及び下側スリット18a,18bは、被膜層16を凹ませるか又は貫通するように形成され、かつピストン上下方向に沿って位置する。特に、かかる上側及び下側スリット18a,18bは、ピストン上下方向に沿って略直線状に延びるとよい。なお、上側及び下側スリットの少なくとも一方は、ピストン上下方向に対して傾斜した状態で略直線状に延びてもよい。
上側及び下側スリット18a,18bの長手方向の最大長さn1,n2は、粒状部17の縦方向の最大長さm2よりも大きくなっているとよい。下側スリット18bの長手方向の最大長さn2は、上側スリット18aの長手方向の最大長さn1よりも大きいとよい。しかしながら、下側スリットの長手方向の最大長さは、上側スリットの長手方向の最大長さ以下とすることもできる。
さらに、スカート3の被膜層16は、内燃機関の稼働状態でシリンダ壁Cと接触する接触部19(図3にて仮想線により示す)を含む。なお、本実施形態では、接触部19の外周縁を、それに沿って略八角形状に形成された仮想外周縁19aによって定義する。被膜層16はまた、内燃機関の稼働状態でシリンダ壁Cと間隔を空けているクリアランス部20を含む。クリアランス部20は、スカート3の外周面3a内で接触部19の周囲に位置する。さらに、クリアランス部20は、スカート3の外周面3a内で接触部19を囲むように位置するとよい。
[被膜層の接触部及びクリアランス部の詳細について]
図3~図5を参照して、被膜層16の接触部19及びクリアランス部20の詳細について説明する。被膜層16のピストン周方向の形状について、内燃機関の稼働状態で、被膜層16は、中央領域11と、2つの側方領域12におけるスカート3の周方向中心3b側の部分とにおいてシリンダ壁Cに接触するようになっている。接触部19は、ピストン周方向にて、このような中央領域11と、2つの側方領域12におけるスカート3の周方向中心3b側の部分とに対応して位置する。その一方で、内燃機関の稼働状態で、被膜層16は、2つの側方領域12におけるスカート3の両側縁3c側の部分にてシリンダ壁Cに接触しないようになっている。クリアランス部20のピストン径方向の両側方区域20aは、それぞれ、このような2つの側方領域12におけるスカート3の両側縁3c側の部分に対応して位置する。
被膜層16のピストン上下方向の形状について、内燃機関の稼働状態では、被膜層16は、上側領域13のピストン上下方向の下側部分と、胴体領域14と、下側領域15のピストン上下方向の上側部分とでシリンダ壁Cに接触するようになっている。接触部19は、ピストン上下方向にて、このような上側領域13のピストン上下方向の下側部分と、胴体領域14と、下側領域15のピストン上下方向の上側部分とに対応して位置する。さらに、被膜層16は、上側領域13のピストン上下方向の上側部分と、下側領域15のピストン上下方向の下側部分とでシリンダ壁Cに接触しないようになっている。クリアランス部20のピストン上下方向の上側区域20bと下側区域20cとは、それぞれ、上側領域13におけるピストン上下方向の上側部分と下側領域15における上下方向の下側部分とに対応して位置する。
このような被膜層16の接触部19は、スカート3の外周面3a内で略円形、略楕円形、又は略八角形状に形成されるとよい。
[粒状部及びスリット対の配置について]
粒状部17及びスリット対18の配置について説明する。図3に示すように、各スカート3において、複数の粒状部17は被膜層16の接触部19に配置される。特に、すべての粒状部17が接触部19に配置されるとよい。2つのスリット対18は、それぞれ、接触部19に対してピストン周方向の両側に配置される。具体的には、2つのスリット対18は、それぞれ、クリアランス部20の両側方区域20aに配置される。
被膜層16は、平滑に形成される平滑部21を有する。平滑部21のピストン上下方向の下端位置は、接触部19のピストン上下方向の中央位置(図3にて一点鎖線W1により示す)に略一致する。平滑部21のピストン上下方向の上端位置は、この中央位置からピストン上方に所定の距離e離れた位置(図3にて一点鎖線W2により示す)に略一致する。所定の距離eは、隣接する粒状部17間のピストン上下方向の最大距離よりも大きくなっているとよい。また、平滑部21は、スカート3の胴体領域14内に位置するとよい。
各スカート3において、複数の粒状部17は、平滑部21に対してピストン上方及び下方にそれぞれ分配される。すべての粒状部17は、平滑部21を除いて、ピストン上下方向及びピストン周方向に沿って交差する略十字形状のテクスチャ領域を成すように分配される。略十字形状のテクスチャ領域におけるピストン上下方向の上端辺及び下端辺は、それぞれ、ピストン上下方向に対向する略八角形状の仮想外周縁19aの上端辺19a1及び下端辺19a2に対応し、かつ略十字形状のテクスチャ領域におけるピストン周方向の両側端辺は、それぞれ、ピストン周方向に対向する略八角形状の仮想外周縁19aの両側端辺19a3に対応する。各スリット対18の上側及び下側スリット18a,18bもまた、それぞれ、平滑部21に対してピストン上方及び下方に位置する。上側及び下側スリット18a,18bは、ピストン上下方向に並んでいる。
しかしながら、被膜層が、平滑部を有さずに、接触部全体に分配されてもよい。この場合、各スリット対の上側及び下側スリットは、それぞれ、接触部のピストン上下方向の中央位置に対してピストン上方及び下方に位置するとよい。なお、各スリット対の上側及び下側スリットは、ピストン周方向に移動させた状態で配置することもできる。
例えば、スカート3の中央領域11に位置する複数の粒状部17のうち一部分が、その縦方向をピストン上下方向に略一致させるように配向されるとよい。スカート3の2つの側方領域12に位置する複数の粒状部17のうち残りの部分が、その縦方向をピストン周方向に略一致させるように配向されるとよい。しかしながら、各粒状部は、これに限定されず、あらゆる方向に配向することができる。例えば、すべての粒状部を、実質的に同じ方向に配向することもできる。
以上、本実施形態に係るピストン1においては、スカート3の外周面3a上における被膜層16の接触部19が、外周面3a内の中央に位置し、かつ外周面3a内にて、例えば、略円形、略楕円形、又は略八角形状に形成される。そのため、接触部19の位置、範囲、及び形状が、内燃機関の稼働状態にてシリンダ壁Cと接触することに適するように定められる。そして、このような接触部19に、被膜層16を凹ませるか又は貫通するように複数の粒状部17が形成される。従って、接触部19において、粒状部17によって潤滑油の油膜を適切に形成することができる。また、内燃機関の稼働状態における被膜層16のクリアランス部20の両側方区域20aでは、潤滑油が保持され難いので、潤滑油の排出量と保持量とを適切に調節し難くなっている。これに対して、本実施形態に係るピストン1においては、各スリット対18の上側及び下側スリット18a,18bによって、クリアランス部20の潤滑油の排出量と保持量とを適切に調節することができる。従って、クリアランス部20においても、潤滑油の油膜を適切に形成することができる。よって、スカート3の外周面3a上にて、潤滑油の油膜を適切に形成することができる。特に、本実施形態に係るピストン1においては、内燃機関が中高速回転域にて稼働するときに、ピストン1及びシリンダ壁C間の摩擦抵抗を低減することができる。
本実施形態に係るピストン1においては、接触部19のピストン上下方向の中央位置と、この中央位置からピストン上方に所定の距離e離れた位置との間に位置する接触部19の一部では、外周面3a上の被膜層16とシリンダ壁Cとの間のクリアランスがほとんど無い状態となる。これに対して、接触部19の一部を、複数の粒状部17を配置せずに平滑に形成した平滑部21とするので、この平滑部21に対してピストン上方に位置する粒状部17からピストン下方に向かう潤滑油の流れを、平滑部21上で効率的に発生させることができる。そして、かかる潤滑油の流れは、シリンダ壁Cとの間のクリアランスがほとんど無い状態である平滑部21に適切な油膜をもたらすことができる。
本実施形態に係るピストン1においては、スカート3の両側縁3cの傾斜によって、クリアランス部20とシリンダ壁Cとの間のクリアランスを増加させることができる。そのため、クリアランス部20にて過剰な油膜が形成されることを効率的に抑制しながら、接触部19に集中的に油膜を形成することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係るピストンについて説明する。図7に示すように、本実施形態に係るピストン31は、複数の粒状部32の配置を除いて、第1実施形態と同様に構成される。そのため、本実施形態に係るピストン31の構成要素は、第1実施形態に係るピストン1の構成要素と同様の符号を用いて説明する。
本実施形態に係るピストン31の各スカート3において、粒状部32の形状は、第1実施形態に係る粒状部17の形状と同様である。本実施形態に係るすべての粒状部32は、平滑部21を除いて、仮想外周縁19aに対応する略八角形状の外周縁を有するテクスチャ領域を成すように分配される。略八角形状のテクスチャ領域は、第1実施形態の略十字形状のテクスチャ領域に対応する略十字形状のテクスチャ部分と、この略十字形状のテクスチャ部分の周囲に位置する4つの略三角形状のテクスチャ部分とから成る。すべての粒状部32のうち一部分は、略十字形状のテクスチャ部分を成すように分配される。そして、すべての粒状部32のうち残りの部分は、4つの略三角形状のテクスチャ部分に分配される。さらに、すべての粒状部32のうち残りの部分は、その縦方向をピストン上下方向と略一致させるように配向されるとよい。
以上、本実施形態に係るピストン31においては、第1実施形態に係るピストン1に基づく効果に加えて、すべての粒状部32が、接触部19の仮想外周縁19aに対応した略八角形状の外周縁を有するテクスチャ領域を成すように分配されるので、接触部19において、粒状部32によって潤滑油の油膜を適切に形成することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態に係るピストンについて説明する。図8に示すように、本実施形態に係るピストン41は、複数の粒状部42の配置を除いて、第1実施形態と同様に構成される。そのため、本実施形態に係るピストン41の構成要素は、第1実施形態に係るピストン1の構成要素と同様の符号を用いて説明する。
本実施形態に係るピストン41の各スカート3において、粒状部42の形状は、第1実施形態に係る粒状部17の形状と同様である。本実施形態に係るすべての粒状部42は、接触部19の中心区域19bに分配される。中心区域19bは、ピストン周方向にて、略八角形状の仮想外周縁19aの上端辺及び下端辺の一方に対応する範囲を占め、かつピストン上下方向にて、仮想外周縁19aの両側端辺の一方に対応する範囲を占める。
以上、本実施形態に係るピストン41においては、第1実施形態に係るピストン1に基づく効果に加えて、以下の効果を得ることができる。すなわち、本実施形態に係るピストン41においては、すべての粒状部42が、接触部19の中心区域19bに集中的に配置されていて、クリアランス部20に隣接する接触部19の外周区域19cに粒状部42が形成されないこととなる。そのため、かかる接触部19の外周区域19cに過剰な潤滑油の油膜が形成されることを抑えることができる。その結果、接触部19の外周区域19cの過剰な潤滑油がクリアランス部20に流れることを防止できて、クリアランス部20に過剰な油膜が発生することを防止できる。
ここまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明は、その技術的思想に基づいて変形及び変更可能である。
1,31,41 ピストン、L 中心軸線(ピストン中心軸線)、3 スカート、3a 外周面、3b 周方向中心、3c 側縁、11 中央領域、12 側方領域、13 上側領域、14 胴体領域、15 下側領域、16 被膜層、17,32,42 粒状部、18 スリット対、18a 上側スリット、18b 下側スリット、19 接触部、19a 仮想外周縁、19b 中心区域、20 クリアランス部、s1,s2,t1,t2,t3,e 距離
C シリンダ壁、c1 中心軸線(シリンダ中心軸線)

Claims (4)

  1. 内燃機関のシリンダ壁のシリンダ中心軸線に沿って配置されるピストン中心軸線を有し、かつ前記シリンダ壁の内部でピストン中心軸線方向に上下動可能となるように構成される内燃機関用ピストンであって、
    ピストン径方向にて互いに対向するように配置される2つのスカートを備え、
    各スカートが、前記シリンダ壁と向かい合う外周面を有し、
    前記外周面が、ピストン径方向にて、前記スカートのピストン周方向の中心又は中央領域から前記スカートのピストン周方向の両側縁に向かうに従って、前記ピストン中心軸線との距離を減少させるように形成され、
    各スカートが、上側領域と、該上側領域に対して前記ピストン下方に隣接する胴体領域と、該胴体領域に対して前記ピストン下方に隣接する下側領域とを有し、
    前記外周面が、前記上側領域にて、ピストン上方からピストン下方に向かうに従って前記ピストン中心軸線との距離を増加させるように形成され、前記胴体領域にて、前記ピストン上方から前記ピストン下方にわたって前記ピストン中心軸線との距離を略一定にするように形成され、かつ前記下側領域にて、前記ピストン上方から前記ピストン下方に向かうに従って前記ピストン中心軸線との距離を減少させるように形成され、
    樹脂を用いて構成される被膜層が前記外周面上に形成され、
    前記被膜層が、該被膜層を凹ませるか又は貫通すると共に粒状に形成される複数の粒状部と、前記被膜層を凹ませるか又は貫通すると共にピストン上下方向に沿って配置され、かつ互いにピストン上下方向に間隔を空けている上側及び下側スリットを有する2つのスリット対とを含み、
    前記被膜層が、前記内燃機関の稼働状態にて前記シリンダ壁と接触する接触部を含み、
    前記複数の粒状部が前記接触部に配置され、
    前記2つのスリット対が、それぞれ前記接触部に対してピストン周方向の両側に配置され
    前記接触部が、前記複数の粒状部を前記ピストン上方及び下方にそれぞれ分配するように、前記接触部の前記ピストン上下方向の中央位置に略一致する下端位置と、前記中央位置から前記ピストン上方に離れた上端位置との間にて平滑に形成される平滑部を有し、
    前記平滑部は、前記平滑部に対して前記ピストン上方又は下方において隣接する前記粒状部間の前記ピストン上下方向の最大距離よりも大きな距離で形成され、
    各スリット対の上側及び下側スリットが、それぞれ、前記平滑部に対して前記ピストン上方及び下方に位置し、かつ前記ピストン上下方向に並んでいる、内燃機関用ピストン。
  2. 前記複数の粒状部のうち、前記ピストン上方において前記平滑部と隣接し、かつ前記ピストン周方向において各スリット対の前記上側スリットに隣接する前記粒状部は、前記上側スリットと前記ピストン周方向で重なるように配置される、請求項1に記載の内燃機関用ピストン。
  3. 各スカートのピストン周方向の両側縁が、前記ピストン上方から前記ピストン下方に向かうに従って、このスカートのピストン周方向の長さを増加させるように傾斜している、請求項1又は2に記載の内燃機関用ピストン。
  4. 内燃機関のシリンダ壁のシリンダ中心軸線に沿って配置されるピストン中心軸線を有し、かつ前記シリンダ壁の内部でピストン中心軸線方向に上下動可能となるように構成される内燃機関用ピストンであって、
    ピストン径方向にて互いに対向するように配置される2つのスカートを備え、
    各スカートが、前記シリンダ壁と向かい合う外周面を有し、
    前記外周面が、ピストン径方向にて、前記スカートのピストン周方向の中心又は中央領域から前記スカートのピストン周方向の両側縁に向かうに従って、前記ピストン中心軸線との距離を減少させるように形成され、
    各スカートが、上側領域と、該上側領域に対して前記ピストン下方に隣接する胴体領域と、該胴体領域に対して前記ピストン下方に隣接する下側領域とを有し、
    前記外周面が、前記上側領域にて、ピストン上方からピストン下方に向かうに従って前記ピストン中心軸線との距離を増加させるように形成され、前記胴体領域にて、前記ピストン上方から前記ピストン下方にわたって前記ピストン中心軸線との距離を略一定にするように形成され、かつ前記下側領域にて、前記ピストン上方から前記ピストン下方に向かうに従って前記ピストン中心軸線との距離を減少させるように形成され、
    樹脂を用いて構成される被膜層が前記外周面上に形成され、
    前記被膜層が、該被膜層を凹ませるか又は貫通すると共に粒状に形成される複数の粒状部と、前記被膜層を凹ませるか又は貫通すると共にピストン上下方向に沿って配置され、かつ互いにピストン上下方向に間隔を空けている上側及び下側スリットを有する2つのスリット対とを含み、
    前記被膜層が、前記内燃機関の稼働状態にて前記シリンダ壁と接触する接触部を含み、
    前記複数の粒状部が前記接触部に配置され、
    前記2つのスリット対が、それぞれ前記接触部に対してピストン周方向の両側に配置され、
    すべての前記粒状部が前記接触部の中心区域に配置され、
    前記接触部の外周縁をそれに沿って八角形状に形成された仮想外周縁によって定義した場合にて、前記中心区域が、前記ピストン周方向にて、前記ピストン上下方向にて互いに対向する前記仮想外周縁の上端辺及び下端辺の一方に対応する範囲を占め、かつ前記ピストン上下方向にて、前記ピストン周方向にて互いに対向する前記仮想外周縁の両側端辺の一方に対応する範囲を占める、内燃機関用ピストン。
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