JP7012352B2 - 位置調節機構および支持装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本実施形態に係る支持装置1は、例えば、2つが支持台2に連結され、支持台2とともに半側臥位用手術架台Sを構成している。半側臥位用手術架台Sは、支持装置1および支持台2に、図示しない面ファスナなどを用いてマット3,4を取り付けた上で、患者の身体(胴体)を乗せて使用する。支持装置1は、基台10と、基台10に揺動可能に支持された支持板20とを備えており、図2に示すように、支持板20を揺動させてその傾斜角度を変えることで、患者の身体を半側臥位の状態で支えることができるように構成されている。また、支持板20は、傾斜角度を多段的に変更可能であり、これによって、例えば、患者の身体の向きを調節したり、患者の体型に合わせて支持板20の傾斜角度を調節したりすることができるように構成されている。
図3および図4(a)に示すように、基台10は、第1部分11と、第1部分11から延びるように設けられた板状の第2部分12および第3部分13とを有している。
ベース部材110は、長尺のブロック状に形成され、図示しないネジなどにより基台10の凹部14に固定されている。言い換えると、本実施形態では、支持装置1の基台10が、ベース部材110を含んで構成されている。なお、基台10とベース部材110は、一体に形成されていてもよい。ベース部材110には、スライド直交方向の側面の上端部から突出して、スライド方向に延びる一対のスライドガイド111が形成されている。
ホルダ160は、ホルダ本体161と、第2カバー部162とを有している。
ホルダ本体161は、第1爪部材141および第2爪部材142を支持する。具体的に、ホルダ本体161は、第1爪部材141を上下にスライド移動可能に支持するとともに、第2爪部材142を上下にスライド移動可能に支持する。これにより、図6および図10(a)に示すように、第1爪部材141は、第1ギヤ部131に対して近接または離間する方向に移動可能となっており、図10(b)および図7に示すように、第2爪部材142は、第2ギヤ部132に対して近接または離間する方向に移動可能となっている。また、ホルダ本体161のスライド直交方向の側壁には、リンク部材30が第3軸線A3を中心として回動可能に連結されている(図3参照)。
図8に示すように、解除部材本体171は、板状の部材であり、第1爪部材141および第2爪部材142と係合している。詳しくは、解除部材本体171は、第1爪部材141の棒状部141Bが挿通された第1孔173と、第2爪部材142の棒状部142Bが挿通された第2孔174とを有している。第1孔173および第2孔174は、スライド方向に長い長円状の孔である。第1孔173および第2孔174の短手方向の幅は、棒状部141B,142Bの径と略同じであって、かつ、頭部141C,142Cの径よりも小さくなっている。これにより、第1爪部材141および第2爪部材142は、頭部141C,142Cが解除部材本体171の第1孔173または第2孔174の短手方向の縁部に引っ掛かって係合するようになっている。解除部材本体171は、スライド方向の一端が第1軸線A1(図5参照)に平行な第4軸線A4を中心としてホルダ本体161に回動可能に支持されている。
図6に示すように、第1爪部材141の爪部141Aが第1ギヤ部131の凸部133に係合(嵌合)した状態のとき、第1ギヤ部131と第2ギヤ部132がスライド方向にずれて配置されていることで、図7に示すように、第2爪部材142の爪部142Aは、第2付勢部材152の付勢力により第2ギヤ部132の凸部133に押し当てられて接触はしているが、係合(嵌合)はしていない。
例えば、前記実施形態では、付勢部材151,152が圧縮コイルバネであったが、これに限定されず、板バネなどの圧縮コイルバネ以外のバネ部材であってもよい。また、付勢部材は、圧縮コイルバネや板バネなどのバネ部材に限定されず、ゴムや発泡弾性体などの弾性体であってもよい。また、位置調節機構は、付勢部材を備えない構成であってもよい。なお、付勢部材を備えない場合であっても、例えば、スライド部材のホルダにバネ性を有する部分を一体に形成し、このバネ性を有する部分により爪部材をギヤ部に向けて付勢するように構成してもよい。また、爪部材を板バネなどで形成し、爪部材がギヤ部の凸部に係合した場合に爪部材自身の付勢力により爪部材の凸部に係合した部分をギヤ部に向けて付勢するように構成してもよい。言い換えると、爪部材と付勢部材が一体に形成されていてもよい。
10 基台
20 支持板
21 支持面
30 リンク部材
100 位置調節機構
110 ベース部材
120 スライド部材
130 ギヤ部
131 第1ギヤ部
132 第2ギヤ部
133 凸部
134 頂部
135 第1面
136 第2面
140 爪部材
141 第1爪部材
142 第2爪部材
151 第1付勢部材
152 第2付勢部材
160 ホルダ
161 ホルダ本体
162 第2カバー部
170 解除部材
172 第1カバー部
180 ロック部材
A1 第1軸線
A2 第2軸線
A3 第3軸線
A5 第5軸線
Claims (10)
- ベース部材と、
前記ベース部材にスライド移動可能に支持されたスライド部材と、
前記ベース部材に設けられ、前記スライド部材のスライド方向に配列された複数の凸部を有するギヤ部と、
前記凸部に係合可能に前記スライド部材に設けられ、前記凸部に係合した場合に前記スライド部材の移動を規制する爪部材と、を備え、
前記ギヤ部は、前記スライド方向に直交するスライド直交方向に並んで配置された第1ギヤ部と第2ギヤ部とを含み、
前記爪部材は、前記第1ギヤ部の凸部に係合可能な第1爪部材と、前記第2ギヤ部の凸部に係合可能な第2爪部材とを含み、
前記第1ギヤ部と前記第2ギヤ部、および/または、前記第1爪部材と前記第2爪部材は、前記第1爪部材が前記第1ギヤ部の凸部に係合した状態で前記第2爪部材が前記第2ギヤ部の凸部に係合せず、かつ、前記第2爪部材が前記第2ギヤ部の凸部に係合した状態で前記第1爪部材が前記第1ギヤ部の凸部に係合しないように、前記スライド方向にずれて配置され、
スライド部材は、
前記第1爪部材を前記第1ギヤ部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持するとともに、前記第2爪部材を前記第2ギヤ部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持するホルダと、
前記スライド直交方向における前記第1爪部材と前記第2爪部材の間に配置され、前記スライド方向および前記スライド直交方向の両方に直交する軸線を中心として回動可能に設けられたロック部材と、を備え、
前記ロック部材は、前記第1爪部材および前記第2爪部材のうち、前記凸部に係合したものとだけ係合可能に構成され、前記第1爪部材に係合した場合に前記第1爪部材の前記第1ギヤ部から離間する方向への移動を規制し、前記第2爪部材に係合した場合に前記第2爪部材の前記第2ギヤ部から離間する方向への移動を規制することを特徴とする位置調節機構。 - 前記凸部は、前記スライド方向の一方側の面である第1面と、前記スライド方向の他方側の面である第2面とを有し、
前記第1面は、前記スライド方向に略直交する面であり、
前記第2面は、前記凸部の頂部に向かうにつれて前記第1面に近づくように傾斜した面であることを特徴とする請求項1に記載の位置調節機構。 - 前記第1爪部材を前記第1ギヤ部に向けて付勢する第1付勢部材と、
前記第2爪部材を前記第2ギヤ部に向けて付勢する第2付勢部材と、を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の位置調節機構。 - スライド部材は、
前記第1爪部材を前記第1ギヤ部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持するとともに、前記第2爪部材を前記第2ギヤ部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持するホルダと、
前記第1爪部材および前記第2爪部材と係合し、前記第1爪部材および前記第2爪部材を前記第1付勢部材および前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記第1ギヤ部および前記第2ギヤ部から離間する方向に移動させる解除部材と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の位置調節機構。 - 前記解除部材は、前記第1爪部材および前記第2爪部材を覆う第1カバー部を有することを特徴とする請求項4に記載の位置調節機構。
- 前記ホルダは、前記第1爪部材および前記第2爪部材を支持するホルダ本体と、前記ホルダ本体から前記スライド方向に延び、前記ホルダ本体とともに前記第1ギヤ部および前記第2ギヤ部を覆う板状の第2カバー部とを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の位置調節機構。
- 前記ギヤ部および前記爪部材は、樹脂からなることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の位置調節機構。
- 位置調節機構であって、
ベース部材と、
前記ベース部材にスライド移動可能に支持されたスライド部材と、
前記ベース部材に設けられ、前記スライド部材のスライド方向に配列された複数の凸部を有するギヤ部と、
前記凸部に係合可能に前記スライド部材に設けられ、前記凸部に係合した場合に前記スライド部材の移動を規制する爪部材と、を備え、
前記ギヤ部は、前記スライド方向に直交するスライド直交方向に並んで配置された第1ギヤ部と第2ギヤ部とを含み、
前記爪部材は、前記第1ギヤ部の凸部に係合可能な第1爪部材と、前記第2ギヤ部の凸部に係合可能な第2爪部材とを含み、
前記第1ギヤ部と前記第2ギヤ部、および/または、前記第1爪部材と前記第2爪部材は、前記第1爪部材が前記第1ギヤ部の凸部に係合した状態で前記第2爪部材が前記第2ギヤ部の凸部に係合せず、かつ、前記第2爪部材が前記第2ギヤ部の凸部に係合した状態で前記第1爪部材が前記第1ギヤ部の凸部に係合しないように、前記スライド方向にずれて配置された位置調節機構と、
前記ベース部材を含む基台と、
前記基台に第1軸線を中心として揺動可能に支持され、支持面の角度を変更可能な支持板と、
一端が前記第1軸線に平行な軸線を中心として前記支持板に回動可能に連結され、他端が前記第1軸線に平行な軸線を中心として前記スライド部材に回動可能に連結されたリンク部材と、を備えたことを特徴とする支持装置。 - 位置調節機構であって、
ベース部材と、
前記ベース部材にスライド移動可能に支持されたスライド部材と、
前記ベース部材に設けられ、前記スライド部材のスライド方向に配列された複数の凸部を有するギヤ部と、
前記凸部に係合可能に前記スライド部材に設けられ、前記凸部に係合した場合に前記スライド部材の移動を規制する爪部材と、を備え、
前記ギヤ部は、前記スライド方向に直交するスライド直交方向に並んで配置された第1ギヤ部と第2ギヤ部とを含み、
前記爪部材は、前記第1ギヤ部の凸部に係合可能な第1爪部材と、前記第2ギヤ部の凸部に係合可能な第2爪部材とを含み、
前記第1ギヤ部と前記第2ギヤ部、および/または、前記第1爪部材と前記第2爪部材は、前記第1爪部材が前記第1ギヤ部の凸部に係合した状態で前記第2爪部材が前記第2ギヤ部の凸部に係合せず、かつ、前記第2爪部材が前記第2ギヤ部の凸部に係合した状態で前記第1爪部材が前記第1ギヤ部の凸部に係合しないように、前記スライド方向にずれて配置され、
スライド部材は、
前記第1爪部材を前記第1ギヤ部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持するとともに、前記第2爪部材を前記第2ギヤ部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持するホルダと、
前記スライド直交方向における前記第1爪部材と前記第2爪部材の間に配置され、前記スライド方向および前記スライド直交方向の両方に直交する軸線を中心として回動可能に設けられたロック部材と、を備え、
前記ロック部材は、前記第1爪部材および前記第2爪部材のうち、前記凸部に係合したものとだけ係合可能に構成され、前記第1爪部材に係合した場合に前記第1爪部材の前記第1ギヤ部から離間する方向への移動を規制し、前記第2爪部材に係合した場合に前記第2爪部材の前記第2ギヤ部から離間する方向への移動を規制する位置調節機構と、
前記ベース部材を含む基台と、
前記基台に第1軸線を中心として揺動可能に支持され、支持面の角度を変更可能な支持板と、
一端が前記第1軸線に平行な軸線を中心として前記支持板に回動可能に連結され、他端が前記第1軸線に平行な軸線を中心として前記スライド部材に回動可能に連結されたリンク部材と、を備え、
前記ロック部材は、前記第1爪部材および前記第2爪部材の前記スライド方向における中央よりも前記第1軸線の近くに係合することを特徴とする支持装置。 - 前記位置調節機構、前記基台、前記支持板および前記リンク部材は、X線透過材料からなることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の支持装置。
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JP2019122521A JP2019122521A (ja) | 2019-07-25 |
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JP2009073574A (ja) | 2007-09-18 | 2009-04-09 | Seiko Epson Corp | 用紙ガイド装置 |
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2018
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