JP7007824B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、感光体を走査・露光することで画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体を露光するために光で感光体を走査する光学走査装置を有している。光学走査装置は、画像データに基づく光を射出し、射出した光は回転多面鏡で反射される。回転多面鏡での反射光は、走査レンズを透過して感光体にスポットを形成する。回転多面鏡を回転させることで、感光体上のスポットを主走査方向に移動させ、これにより、感光体に静電潜像が形成される。走査レンズは、所謂、fθ特性を有している。fθ特性とは、回転多面鏡を等角速度で回転させると、感光体上をスポットが等速に移動することになる光学的特性を意味する。fθ特性を有する走査レンズを用いることにより、一定周期の画像クロックを用いて適切な露光を行うことができる。
しかしながら、fθ特性を有する走査レンズは、比較的大きくコストも高い。そのため、画像形成装置の小型化やコストダウンを目的として、走査レンズ自体を使用しない、或いは、fθ特性を有していない走査レンズを使用することが考えられている。その場合、光のスポットが感光体の表面上を等速で移動しなくなる。このため、特許文献1は、電気的な補正により光強度が走査線においてほぼ等しくなるように制御する構成を開示している。特許文献1の構成においては、像高の範囲であるセグメント毎に、光のオン・オフの周期を切り替えている。
特開平2-131212号公報
画像形成装置においては、形成する画像の品質を所定品質以上に維持することが要求される。例えば、孤立画素のサイズの再現性を高くすることが画像の品質を維持するための条件の1つとなる。ここで、特許文献1に記載されたように、セグメントを単位として孤立画素のサイズを補正すると、セグメントの境界において、孤立画素のサイズが変化し、セグメントの境界が視認されて画像不良となり得る。
本発明は、画像不良を抑えつつ、セグメント単位で孤立画素を補正する画像形成装置を提供するものである。
本発明の一態様によると、画像形成装置は、複数の感光体と、前記複数の感光体それぞれを主走査方向の位置に応じて走査速度が変化する光で走査することで前記複数の感光体それぞれを露光して前記複数の感光体に静電潜像を形成する走査手段と、画像データに基づき、形成する画像の孤立画素を判定する判定手段と、前記複数の感光体それぞれの走査領域を前記主走査方向に沿って分割した複数のセグメントのそれぞれについて、孤立画素のサイズの補正情報を保持し、前記判定手段が判定した孤立画素のサイズを、当該孤立画素を含むセグメントの補正情報に従い補正して補正後の画像データを出力する補正手段と、を備え、前記主走査方向において隣接する2つのセグメントの境界位置は、前記複数の感光体それぞれにおいて異なり、前記複数の感光体に形成された静電潜像のそれぞれは、複数の色のうちの他の感光体とは異なる色のトナーで現像され、前記複数の感光体のうちの第1感光体は、前記複数の色のうちの最も明度の低い色のトナーで現像され、前記複数の感光体それぞれについての第1セグメントと第2セグメントの複数の境界位置のうち、前記第1感光体の前記第1セグメントと前記第2セグメントの境界位置は、前記主走査方向の最も上流側又は下流側にあることを特徴とする。
本発明によると、セグメント単位で孤立画素を補正しつつ、画像不良を抑えることができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による光学走査装置の構成図。 一実施形態による像高と部分倍率との関係を示す図。 一実施形態によるLSFプロファイルを示す図。 一実施形態による露光制御構成を示す図。 一実施形態による同期信号と画像信号のタイムチャートと、軸上像高及び最軸外像高のドットイメージを示す図。 一実施形態による画像変調部のブロック図。 一実施形態によるスクリーンの説明図。 一実施形態による画像変調部の動作に関するタイムチャート。 一実施形態による画素片の挿抜の説明図。 一実施形態による電流と輝度の関係を示す図。 一実施形態による部分倍率補正と輝度補正を説明するタイムチャート。 一実施形態による軸上像高と最軸外像高における露光エネルギー分布を示す図。 一実施形態による孤立画素制御部のブロック図。 一実施形態による孤立画素を含む画像を示す図。 一実施形態による孤立画素の補正のイメージ図。 一実施形態による孤立画素の判定方法の説明図。 一実施形態による孤立画素のサイズ補正の説明図。 一実施形態による孤立画素のサイズ補正の説明図。 一実施形態による孤立画素のサイズ補正の説明図。 一実施形態による孤立画素のサイズ補正の説明図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
図1は、本実施形態による画像形成装置9の概略的な構成図である。なお、各図において、参照符号の末尾の文字Y、M、C及びKは、対応する部材が形成に係るトナー像の色が、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックであることを示している。また、以下の説明において、トナー像の色を区別する必要が無い場合には、末尾の文字を省略した参照符号を使用する。感光体4は、画像形成時、図の反時計周り方向に回転駆動される。帯電ローラ700は、回転駆動される感光体4の表面を一様な電位に帯電させる。画像信号生成部100は、形成する画像を示す画像信号を出力し、制御部1は、制御信号を光学走査装置400の駆動部300に出力する。駆動部300は、画像信号及び制御信号に基づき光源401を駆動し、これにより、光源401は、走査光208を射出する。この走査光208により感光体4の表面は走査・露光され、感光体4に静電潜像が形成される。現像ローラ701は、感光体4の静電潜像をトナーで現像し、トナー像を感光体4に形成する。
一方、給紙ローラ8により給紙されたシート(記録媒体)は、搬送ローラ5により静電搬送ベルト500に搬送され、静電搬送ベルト500は、記録媒体をさらに下流側へと搬送する。転写ローラTrは、転写バイアスを出力し、静電搬送ベルト500により搬送されているシートにトナー像を転写する。なお、各感光体4のトナー像を重ねてシートに転写することで、フルカラーのトナー像をシートに形成できる。トナー像が転写されたシートは定着器6に搬送される。定着器6は、シートを加熱・加圧してトナー像をシートに定着させる。トナー像の定着後、シートは、排紙ローラ7により機外に排出される。なお、図1の画像形成装置9は、各感光体4に形成したトナー像をシートに直接転写する直接転写方式である。しかしながら、本発明は、各感光体4に形成した画像を中間転写体に転写し、中間転写体からシートに一括して転写する中間転写方式の画像形成装置にも適用できる。
図2は、光学走査装置400の断面図であり、図2(A)は主走査断面を、図2(B)は副走査断面を示している。光源401が射出した走査光208は、開口絞り402によって楕円形状に整形されてカップリングレンズ403に入射する。カップリングレンズ403を通過した光束は、略平行光に変換されて、アナモフィックレンズ404に入射する。なお、略平行光とは、弱収束光及び弱発散光を含む。アナモフィックレンズ404は、主走査断面内において正の屈折力を有し、入射する光束を主走査断面内においては収束光に変換する。また、アナモフィックレンズ404は、副走査断面内において回転多面鏡(偏向器)405に光束を集光し、主走査方向に長い線像を形成する。
回転多面鏡405に集光した光束は、その反射面405aで反射される。反射面405aで反射した光束は、結像レンズ406を透過し、感光体4の被走査面407で結像する。結像レンズ406は結像光学素子である。回転多面鏡405を矢印A方向に一定の角速度で回転させることにより、被走査面407上でスポットが主走査方向に移動する。なお、主走査方向とは、感光体4の回転軸と平行な方向である。また、主走査方向と直交する感光体4の周方向を副走査方向と呼ぶ。
回転多面鏡405での反射光は、その反射方向によって、ビームディテクト(BD)レンズ408を介してBDセンサ409に入射する。BDセンサ409が光を検出したタイミングに基づいて、画像形成装置9は、書き込みタイミングの制御を行う。なお、本実施形態において、光源401は、1つの発光部により1つの走査光208を射出するものであるが、独立して発光制御可能な複数の発光部を備えているものであっても良い。その場合、複数の走査光208は、それぞれカップリングレンズ403、アナモフィックレンズ404、回転多面鏡405、結像レンズ406を経由して被走査面407へ到達する。被走査面407上では副走査方向にずれた位置に各光束に対応するスポットがそれぞれ形成される。
結像レンズ406は、入射面406a及び出射面406bの2つの光学面(レンズ面)を有する。結像レンズ406は、主走査断面内において、反射面405aにて反射・偏向された光束が被走査面407上を所望の走査特性で走査させる構成となっている。結像レンズ406は、射出成形によって形成されたプラスチックモールドレンズや、ガラスモールドレンズであり得る。モールドレンズは、非球面形状の成形が容易であり、かつ、大量生産に適しているため、生産性及び光学性能の向上を図ることができる。本実施形態において、結像レンズ406は、所謂、fθ特性を有するものではない。つまり、回転多面鏡405を等角速度で回転させても、光のスポットは、被走査面407上を等速に移動しない。fθ特性を有さない結像レンズ406では、結像レンズ406を回転多面鏡405に近接して(距離D1が小さい位置に)配置することが可能となる。また、fθ特性を有さない結像レンズ406は、fθ特性を有する結像レンズよりも、主走査方向(幅LW)及び光軸方向(厚みLT)のサイズを小さくできる。よって、fθ特性を有さない結像レンズ406を使用することで、光学走査装置400を小型化できる。
本実施形態による結像レンズ406の走査特性は、以下の式(1)で表される。
Y=(K/B)tan(Bθ) (1)
式(1)において、θは回転多面鏡405による走査角度(走査画角)であり、Yは、被走査面407におけるスポットの主走査方向の位置(像高)である。また、Kは、軸上像高における結像係数であり、Bは、結像レンズ406の走査特性を決定する係数(走査特性係数)である。なお、軸上像高とは、光軸上の像高(Y=0)であり、走査角度θ=0に対応する。なお、以下の説明において、θ≠0(Y≠0)の時の像高を軸外像高と呼び、軸外像高の絶対値が最大となる像高(Y=+Ymax、-Ymax)を最軸外像高と呼ぶものとする。
結像係数Kは、結像レンズ406に平行光が入射する場合の走査特性(fθ特性)Y=fθにおけるfに相当する係数である。走査特性係数について補足すると、B=0の時の式(1)は、Y=Kθとなるため、従来の光学走査装置に用いられる結像レンズの走査特性Y=fθに相当する。また、B=1の時の式(1)は、Y=Ktanθとなるため、撮像装置(カメラ)などに用いられるレンズの射影特性Y=ftanθに相当する。すなわち、式(1)において、走査特性係数Bを0≦B≦1の範囲で設定することで、射影特性Y=ftanθとfθ特性Y=fθとの間の走査特性を得ることができる。
ここで、式(1)を走査角度θで微分すると、走査角度θに対する被走査面407上でのスポットの走査速度を示す次式(2)が得られる。
dY/dθ=K/(cоs(Bθ)) (2)
さらに、式(2)を軸上像高におけるKで除して1を引くと、次式(3)が得られる。
1/(cоs(Bθ))-1=tan(Bθ) (3)
式(3)は、軸上像高の走査速度に対する各像高での走査速度のずれ量(部分倍率)を示している。本実施形態の光学走査装置400は、B≠0であると、軸上像高と軸外像高で走査速度は異なる。
例えば、B=1の場合の像高と部分倍率との関係を図3に示す。図3に示す様に、軸上像高から最軸外像高に向かうにつれて徐々に走査速度が速くなるため部分倍率が大きくなる。例えば、部分倍率30%とは、単位時間だけ光を照射した場合、被走査面407での主走査方向の照射長が、軸上像高の1.3倍となることを意味している。従って、画像クロックの周期によって決めた一定の時間間隔で主走査方向の画素幅を決めてしまうと、軸上像高と軸外像高とで画素密度が異なってしまう。
また、像高が、軸上像高から離れて最軸外像高に近づくにつれて(像高の絶対値が大きくなる程)、徐々に走査速度が速くなる。これにより、被走査面407上の像高が軸上像高付近の時に単位長さを走査するのにかかる時間よりも、像高が最軸外像高付近の時に単位長さを走査するのにかかる時間の方が短くなる。これは、光源401の発光輝度が一定の場合、像高が軸上像高付近のときの単位長さ当たりの露光量よりも、像高が最軸外像高付近のときの単位長さ当たりの露光量の方が小さくなることを意味する。つまり、上述したような光学構成を有する場合、主走査方向に関する部分倍率、及び、単位長さ辺りの総露光量のばらつきが、良好な画質を維持するために適切ではなくなり得る。よって、本実施形態では、良好な画質を得るため、部分倍率の補正と、単位長さ辺りの総露光量を補正する。
図5は、画像形成装置9の露光制御構成図である。画像信号生成部100は、不図示のホストコンピュータより印刷情報を受け取り、画像データ(画像信号)であるVDO信号110を生成する。また、画像信号生成部100は、画素幅を補正する機能も有する。制御部1は、光源401の発光制御をおこなう。駆動部300は、VDO信号110に基づいてレーザ電流を光源401に供給することにより、光源401を発光させる。画像信号生成部100は画像形成のためのVDO信号110の出力の準備が整ったら、シリアル通信113を通じて、制御部1に印刷開始を指示する。制御部1は、印刷準備が整ったら、副走査同期信号であるTOP信号112と、主走査同期信号であるBD信号111を画像信号生成部100に送信する。画像信号生成部100は、同期信号を受信したら所定タイミングでVDO信号110を駆動部300に出力する。画像信号生成部100、制御部1及び駆動部300の詳細については後述する。
画像信号生成部100による部分倍率補正方法について説明する。その説明に先立って部分倍率の補正を要する要因及び補正原理について図6を用いて説明する。図6は、BD信号111及びVDO信号110のタイミングと、被走査面407上に形成される孤立ドット(孤立画素)を示している。なお、図の左から右に向かって時間が経過している。画像信号生成部100は、BD信号111の立ち上がりエッジを受信したら、感光体4の左端から所望の距離だけ離れた位置から潜像を形成する様に、所定タイミング後にVDO信号110を送信する。VDO信号110に基づき光源401が発光され、被走査面407上にVDO信号110に応じた潜像が形成される。
図6の潜像Aは、軸上像高及び最軸外像高において同じ期間だけ光源401を発光させて形成した孤立ドットの潜像を示している。600dpiとすると、孤立画素の主走査方向のサイズは、42.3umになる。本実施形態の光学走査装置400による走査速度は、上述した様に、最軸外像高では、軸上像高に比べて速くなる。したがって、軸上像高の潜像dot2に比べて、最軸外像高の潜像dot1は主走査方向に肥大する。よって、本実施形態では、部分倍率補正として、主走査方向の位置に応じてVDO信号110の周期や時間幅を補正する。即ち、図6の潜像Bとして示す様に、部分倍率補正により、最軸外像高の発光時間間隔を軸上像高の発光時間間隔と比べて短くし、最軸外像高の潜像dot3と軸上像高の潜像dot4とを同等のサイズにする。
続いて、図7から図10を用いて、軸上像高から軸外像高に移るに従って部分倍率の増加分だけ光源401の照射時間を短くする部分倍率補正の具体的な処理を説明する。図7は、画像信号生成部100の画像変調部101の一例を示すブロック図である。濃度補正処理部121は、形成される画像濃度が適正となる様に、ホストコンピュータから受信した画像データの濃度補正を行う。具体的には、濃度補正処理部121は、濃度補正テーブルを有し、画像データが示す濃度の値を濃度補正テーブルに従い変換する。ハーフトーン処理部122は、入力される画像データをスクリーン処理して画像形成装置9で濃度表現するための変換処理、つまり、ハーフトーン処理を行う。孤立画素制御部140は、濃度補正処理後、或いは、ハーフトーン処理後の画像データ141、又は、画像データ143の画像を解析して孤立画素の再現性の補正処理を行い、画像データ142、又は、画像データ144を出力する。
図8(A)は、ハーフトーン処理部122が保持するスクリーンの一例であり、主走査3画素、副走査3画素の200線のマトリクス153で濃度表現を行なう。図中の白い部分は、光源401を発光させない(オフ)部分を示し、網掛け部分は、光源401を発光させる(オン)部分を示している。マトリクス153は階調毎に設けられており、矢印で示す順に階調が上がっていく(濃度が濃くなる)。本実施形態において、1つの画素157は、600dpiの1ドットを形成するために画像データを区切る単位である。図8(B)に示す様に、1画素は、主走査方向に沿って16個の画素片に分割され、画素片毎に光源401の発光のオン・オフが切り替えられる。つまり、本実施形態では画素片を単位として露光する。図8(C)から図8(F)は、孤立画素の成長方向の例である。図8(C)では、画素片158が中央から両端に成長しており、図8(D)では、画素片158が左から右方向に成長している。また、図8(E)では、画素片158が右から左方向に成長しており、図8(F)では、画素片158が両端から中央に成長している。なお、図8(A)のスクリーンは、図8(C)から図8(E)を使用した成長例を使用している。
図7に戻り、PS変換部123は、パラレル-シリアル変換部であり、ハーフトーン処理部122から入力されたパラレル信号129をシリアル信号130に変換する。FIFO124は、シリアル信号130を受信し、不図示のラインバッファに蓄積し、所定時間後に、同じくシリアル信号として、後段の駆動部300にVDO信号110として出力する。図9は、図7のブロック図におけるハーフトーン処理以降の動作を説明するタイムチャートである。画素片の挿抜は、周波数制御部128が、部分倍率情報をもとにFIFO124を制御することにより行う。部分倍率の補正のために主走査方向の長さを短くする場合、周波数制御部128は、部分的にライトイネーブル信号WE131を無効「LOW」にすることで、FIFO124にシリアル信号130を取り込ませないように制御する。つまり、画素片を抜粋する。図9には、通常1画素を16の画素片から構成する構成において、1st画素から画素片1つ分を抜粋し、1画素を15個の画素片で構成した例を示している。また、部分倍率の補正のため主走査方向の長さを長くする場合、周波数制御部128は、部分的にリードイネーブル信号RE132を無効「LOW」にすることで、画素片を挿入する。図9には、通常1画素を16の画素片から構成する構成において、2nd画素に画素片を2つ挿入し、1画素を18個の画素片で構成した例を示している。
図10はシリアル信号130に対して、主走査方向に画素片を挿入して画像を伸ばす例と、画像片を抜粋して画像を短くする例を示している。図10(A)は、部分倍率を8%だけ増やす例である。100個の連続する画素片群に対し、均等又は略均等な間隔で、計8個の画素片を挿入することで、部分倍率を8%増やすように画素幅を変更して潜像を主走査方向に伸ばすことができる。図10(B)は、部分倍率を7%減らす例である。100個の連続する画素片群に対し、均等又は略均等な間隔で、計7個の画素片を抜粋することで、部分倍率を7%減らすように画素幅を変更して潜像を主走査方向に短くすることができる。このように部分倍率補正では、主走査方向の長さが1画素未満の画素幅を変更することにより、画像データの各画素に対応する潜像を主走査方向に関して実質的に等間隔に形成できるようにする。なお、主走査方向に関して実質的に等間隔とは、正確に各画素が等間隔に配置されていないものも含む。つまり、部分倍率補正を行った結果、画素間隔に多少のバラつきがあってもよく、所定の像高範囲の中で平均的に画素間隔が等間隔となっていれば良い。上述したように、均等又は略均等な間隔で画素片を挿入又は抜粋する場合、隣り合う2つの画素同士で画素を構成する画素片の数を比較すると、画素を構成する画素片数の差は0又は1となる。このため、元の画像データと比較した時の主走査方向の画像濃度のバラつきを抑えられるので、良好な画質を得ることができる。また、画素片を挿入、又は、抜粋する位置は、主走査方向に関して、各走査線(ライン)毎に同じ位置としても良いし、位置をずらしても良い。
上述したように、像高の絶対値が大きくなる程、走査速度が速くなる。このため部分倍率補正では、像高の絶対値が大きくなる程、画像が短くなるよう(1画素の長さが短くなるよう)、上述した画素片の挿入及び又は抜粋を行う。このようにして、主走査方向に関して実質的に等間隔に各画素に対応する潜像を形成し、適切に部分倍率を補正することができる。
ここでは、図7に示した周波数制御部128によって、走査位置毎に異なる画素片を挿抜することにより、主走査方向の部分倍率を補正する方法を説明した。また、周波数制御部128は画素片挿抜制御を用いずに、別途PLLなどを用いて、周波数を走査位置毎に制御することにより部分倍率を補正する方法であっても良い。
また、本実施形態では、上述した様に、像高の絶対値が大きくなる程、単位長さ当たりの露光量が低下する。このため、本実施形態では、以下に説明する様に輝度補正を行う。図5の制御部1は、駆動部300と共に輝度補正を行う。駆動部300は、メモリ304と、レーザドライバ(LD)IC11を有し、光源401へレーザ電流を供給する。メモリ304には、部分倍率特性情報が保存されているとともに、光源401に供給する補正電流の情報が保存されている。部分倍率特性情報は、主走査方向に対して複数の像高に対応する部分倍率情報である。なお、部分倍率情報に代えて、被走査面上での走査速度の特性情報であっても良い。
次に、駆動部300の動作を説明する。メモリ304に格納された光源401に対する補正電流の情報をもとに、制御部1は、BD信号111に同期して、走査線内で増減する輝度補正アナログ信号312を出力し、LDIC11に入力する。LDIC11は、VDO信号110に応じて、光源401の駆動電流(レーザ電流)を光源401に流すことで、光源401の発光のON/OFFを制御する。レーザ電流は、光源401の光量モニタ用に設けられた不図示のフォトディテクタが検知する輝度が所望の輝度Papc1となるように自動調整される。
図11は、光源401のレーザ電流と輝度の特性を示したグラフである。光源401を所定輝度で発光するために必要なレーザ電流は、周囲温度によって変化する。図11のグラフ51は標準温度環境下の電流-輝度のグラフの一例であり、グラフ52は高温環境下の電流-輝度のグラフの一例である。一般的にレーザダイオードは、環境温度が変化した場合、所定輝度を出力させるために必要なレーザ電流は変化するが、効率(図の傾き)は、ほとんど変化しないことが知られている。つまり、所定輝度Papc1で発光させるには、標準温度環境下ではA点で示したレーザ電流が必要であるのに対し、高温環境下ではC点で示したレーザ電流が必要となる。LDIC11は、環境温度が変化しても所定輝度Papc1となるように光源401へ供給するレーザ電流を自動調整する。効率は環境温度が変化してもほぼ変化しないため、所定輝度Papc1で発光させるための電流Iaから、所定電流△I(N)、△I(H)を差し引くことで、Papc1の所定倍の輝度に低下させることが出来る。なお、図11においては0.74倍に変化させている。なお、△I(N)、△I(H)は、環境温度に依らず、ほぼ同じ電流である。本実施形態では、中央部(軸上像高)から端部(最軸外像高)に行く(像高の絶対値が大きくなる)に従って、徐々に光源401の輝度をアップするので、中央部では図11のB点やD点で示す輝度で発光し、端部ではA点やC点で示す輝度で発光することになる。
輝度補正は、所望の輝度(例えば、Papc1)で発光させるよう自動調整された電流Iaから所定電流△I(N)、△I(H)に対応する電流Idを差し引くことにより行う。上述したように、像高の絶対値が大きくなる程、走査速度が速くなる。そして、像高の絶対値が大きくなる程、1画素への総露光量(積分光量)が低下する。このため輝度補正では、像高の絶対値が大きくなる程、輝度が大きくなるように補正を行う。具体的には、像高の絶対値が大きくなる程、電流値Idが小さくなるように設定することで、像高の絶対値が大きくなる程、レーザ電流が大きくなるようにする。このようにして、適切に輝度を補正することができる。
以上、1画素の総露光量が各像高で一致するように補正する方法を説明したが、例えばライン画像やパッチ画像の露光量が各像高で一致するように補正しても良い。また、本実施例では、輝度補正を行う前提で説明を行っているが、輝度補正を行わない構成であっても良い。
図12は、部分倍率補正および輝度補正を説明するタイミングチャートである。図5のメモリ304には、光学走査装置400の部分倍率の特性情報317が記憶されている。この特性情報317は光学走査装置400を組み立て後に個々の装置において測定して記憶しても良いし、個々の装置間のバラツキが少ない場合は個別に測定せずに代表的な特性を記憶しても良い。制御部1は、シリアル通信307を介してメモリ304から特性情報317を読み出し、画像信号生成部100にあるCPU102に送出する。CPU102は、この情報を基に、部分倍率補正情報314を生成し、画像変調部101の周波数制御部128(図7)に送る。図12では、軸上像高を基準としたとき最軸外像高では35%の部分倍率となる場合を示している。図12の例において、部分倍率補正情報314は、部分倍率が17%のポイントを倍率補正ゼロとし、最軸外像高を-18%とし、軸上像高を+17%としている。
そのため、図のように、主走査方向に関して、像高の絶対値が大きい端部付近では画素片を抜粋して画像長を短くし、像高の絶対値が小さい中央付近では画素片を挿入して画像長を伸ばしている。これにより、軸上像高(中央)付近を基準に見た時、最軸外像高(端部)付近では画素片100区画に対して画素片35区画が抜粋されたのと実質的に同じ状態となり、35%分の部分倍率を補正することができる。
なお、軸上像高を基準とし、軸上像高付近では画素片の挿入も抜粋も行わず、像高が最軸外像高に近づくにつれて画素片の抜粋割合を増加させても良い。またその逆に、最軸外像高を基準とし、最軸外像高付近では画素片の挿入も抜粋も行わず、像高が軸上像高に近づくにつれて画素片の挿入割合を増加させても良い。しかしながら、図12に示す様に、挿抜する画素片の数の最大値が小さい程、主走査方向の画像濃度に関してより元の画像データに忠実になるので、良好な画質を得られる。また、ここでは画素片の挿抜による画素幅を説明したが、先述したように各区画における周波数を変更することで画素幅を補正しても良い。周波数を変更する場合は、図8(B)に示すように1画素が16の画素片全てを階調制御に使用することができる。
輝度補正に関し、制御部1は、メモリ304に格納された部分倍率の特性情報317及び補正電流情報により輝度補正値315を生成する。制御部1は、BD信号111に同期して、輝度補正アナログ信号312を、後段のLDIC11に入力する。LDIC11は、輝度補正値315に基づいて電流Id313を算出し、IaからIdを差し引く。図12に示すように、輝度補正値315は、レーザ光の被走査面での照射位置(像高)の変化に応じて異なっていくため、電流値Id313もレーザ光の照射位置に応じて変更される。これによりレーザ電流を制御することで、レーザ発光量(輝度)316を制御する。
部分倍率の特性情報317及び補正電流情報に基づいて生成される輝度補正値315は、像高の絶対値が大きくなる程、電流値Idが小さくなるように設定される。このため、図12に示すように、レーザ電流は像高の絶対値が大きくなる程大きくなる。これにより、画像中央部に向かう程、レーザ電流が小さくなる。その結果、光源401の輝度316は、最軸外像高ではPapc1であり、軸上像高ではPapc1の0.74倍になる。
図4(A)~(C)は、光波形と主走査LSF(LineSpreadFunction)プロファイルを示す図である。これら光波形と主走査LSFプロファイルは、光源401が、軸上像高、中間像高、最軸外像高のそれぞれにおいて、所定の輝度、期間で発光した場合のものをそれぞれ示している。本実施形態では、軸上像高に対する最軸外像高の部分倍率は35%である。光波形は光源401の発光波形である。主走査LSFプロファイルとは、主走査方向にスポットを移動させながら、上述した光波形で発光することにより被走査面407上に形成されたスポットプロファイルを副走査方向に積分したものである。これは、上述した光波形で光源401を発光させた際の被走査面407上での総露光量(積分光量)を示すものである。
図4(A)は、部分倍率補正及び輝度補正を行わない場合を示し、以下では、比較例1として参照する。比較例1では、光源401が輝度P3で、軸上像高における1画素の走査期間T3だけ発光する。このため、軸上像高から、軸外像高に移るに従って、主走査LSFプロファイルが肥大化して積算光量のピークが低下する。図4(B)は、部分倍率補正のみを行い、輝度補正を行わない場合であり、以下では比較例2として参照する。部分倍率補正を行うことで、最軸外像高に向かうにつれて、光源401の発光期間を短くする。なお、輝度補正を行わないため、輝度はP3で一定である。部分倍率補正により、像高の絶対値が増加するに伴う主走査LSFプロファイルの肥大化は抑制されている。しかしながら、像高の絶対値が増加するに伴い光源401の発光期間が短くなるため、積算光量のピークは比較例1に比べて更に低下する。
図4(C)は、上述した通り、部分倍率補正及び輝度補正を行った場合を示している。輝度補正を行い、像高の絶対値が増加する程、光源401の発光輝度を高くするため、像高の絶対値の増加に伴う積算光量のピークの低下は抑制されている。図4(C)に示す様に、軸上像高、中間像高、最軸外像高のLSFプロファイルは、正確に一致はしていないものの、各画素の総露光量は略同じであり、形成される画像に影響の無いレベルで補正される。
上述した様に、部分倍率補正と輝度補正を行う場合でも、軸上像高のLSFプロファイルと最軸外像高のLSFプロファイルは性格に一致しない。このLSFプロファイルの違いにより、孤立ドット(孤立画素)の再現性が異なり得る。図13は、部分倍率補正と輝度補正した場合の、孤立画素の露光エネルギー分布を示している。孤立画素を形成する場合の露光エネルギー分布は、LSFプロファイルと一致する。軸上像高と最軸外像高の露光エネルギーの総和(主走査方向の積分値)は同じであるが、スポット径(光量の分布)が異なる。例えば、図13の露光エネルギー分布において、1画素の幅が「露光エネルギーが0.3である幅」であるものとする。つまり、感光体4に照射された露光エネルギーが0.3以上の部分にトナーが付着して孤立画素が形成されるものとする。この場合、最軸外像高の孤立画素の幅W21bは、軸上像高の孤立画素の幅W21aより狭くなる。逆に、1画素の幅が「露光エネルギーが0.2である幅」である場合、最軸外像高での孤立画素の幅は、軸上像高での孤立画素の幅より広くなる。
このため、本実施形態では、孤立画素制御部140が孤立画素の補正を行う。図14は、孤立画素制御部140のブロック図である。孤立画素制御部140は、孤立画素検知部281と、孤立画素補正部282と、補正情報保持部290と、を有する。孤立画素検知部281は、図5に記載のCPU102や画像変調部101に備えた不図示のメモリなどの記憶媒体から判定情報283を受け取る。そして、孤立画素検知部281は、判定情報283に基づき、画像データ141又は画像データ143が示す画像内の孤立画素を検知する。図17は、判定情報283の説明図であり、判定情報283は、主走査・副走査方向それぞれ5画素のマトリクスである。なお、図17の#Mは、注目画素である。孤立画素補正部282は、注目画素#Mがトナーを付着させる画素であり、かつ、領域321の画素の総てが空白画素(トナーを付着させない画素)であると、注目画素#Mを孤立画素として検知する。そして、孤立画素検知部281は、検知結果を示す検知信号285を出力する。なお、画像データ141は、濃度補正処理部121が出力する濃度補正後の画像データであり、画像データ143は、ハーフトーン処理部122が出力するハーフトーン処理後の画像データである。つまり、本実施形態において、孤立画素制御部140は、濃度補正処理後、又は、ハーフトーン処理後の画像データに対して処理を行う。
孤立画素補正部282は、検知信号285が示す孤立画素の周囲の空白画素から補正対象画素を選択し、補正情報保持部290が保持する補正情報284に基づき、孤立画素のサイズを調整するために露光する画素片を補正対象画素から選択する。図15は、孤立画素を含む画像の一例であり、黒塗りの画素が孤立画素を示し、白塗りの画素が空白画素を示している。図15(A)は、主走査方向において、孤立画素の間に2つの空白画素があり、副走査方向においては3つの空白画素がある画像例である。図15(B)は、主走査方向及び副走査方向の両方において、孤立画素の間に1つの空白画素がある画像例である。図16(A)は、図15(A)の画像の補正後の画像例であり、図16(B)は図15(B)の画像の補正後の画像例である。
上述した様に、孤立画素補正部282は、孤立画素の周囲の空白画素から補正対象画素を選択する。そして、補正情報284に基づき、孤立画素の補正後のサイズを判定し、補正後の孤立画素が判定したサイズとなる様に、補正対象画素の1つ以上の画素片を露光する。なお、このとき、ある孤立画素のサイズを調整するために露光する画素片が、他の露光する画素片、若しくは、他の孤立画素のサイズを調整するために露光する画素片と隣接しないようにする。図15(A)の画像では、各孤立画素それぞれについて、主走査方向及び副走査方向に隣接する4つの空白画素を補正対象画素として選択し、図16(A)に示す様に補正対象画素の一部の画素片を露光している。図16(A)に示す様に、孤立画素のサイズを調整するために付加する画素片は、主走査方向においては孤立画素と連続する様に追加することができる。また、副走査方向においては、中央の画素片から両端の画素片に向けて追加していくことができる。しかしながら、補正対象画素の他の位置の画素片を孤立画素のサイズを調整するために露光する構成とすることもできる。いずれにしても、孤立画素のサイズを調整するために露光する画素片は、当該孤立画素以外の露光する画素片や、他の孤立画素のサイズ調整のために追加して露光する画素片とは隣接しない様にする。
図15(B)の画像では、各孤立画素と副走査方向において隣接する空白画素に、サイズ調整のために画素片を追加すると、当該画素片は、他の孤立画素と連続する。したがって、図15(B)の画像では、孤立画素と副走査方向において隣接する空白画素を補正対象画素として選択できない。よって、図16(B)に示す様に、各孤立画素について、主走査方向に隣接する2つの空白画素を補正対象画素として選択している。なお、図16(B)においては、主走査方向において隣接する2つの孤立画素は、同じ空白画素をそれぞれ補正対象画素としている。しかしながら、孤立画素のサイズ調整のために追加して露光する画素片を、当該孤立画素と連続する様に追加することで、2つの異なる孤立画素のサイズ調整のために追加する画素片は連続しない。なお、補正情報に基づき判定されるサイズとなる様に孤立画素に画素片を追加すると、他の孤立画素や、他の孤立画素のサイズ調整のために付加する画素片と連続してしまう場合もある。この場合、孤立画素補正部282は、補正情報に基づき判定されるサイズより補正後の孤立画素のサイズを小さくできる。つまり、孤立画素補正部282は、補正情報に基づき判定されるサイズとなる様に孤立画素のサイズを調整することより、調整後の孤立画素が、トナーを付着させる他の画素と連続しない様にすることを優先する。
孤立画素補正部282は、上述した様に、選択した補正対象画素の画素片から露光する画素片を決定し、それに応じて画像データ141又は143を補正し、補正処理後の画像データ142又は144を出力する。なお、画像データ142は、画像データ141に対して処理を行った場合の出力信号であり、画像データ144は、画像データ143に対して処理を行った場合の出力信号である。本実施形態においては、濃度補正処理後の画像データに対して孤立画素補正処理を行った場合、孤立画素及びその補正対象画素に関してはハーフトーン処理を禁止する。
続いて、補正情報保持部290が保持する補正情報284について説明する。図13を用いて説明した様に、像高によって孤立画素のサイズが変化し得る。孤立画素のサイズが変化すると、孤立画素のパターンを含む画像を形成する際に、サイズのばらつきが濃度差となって画像に表れる。特に、孤立画素のサイズが10%以上異なるパターンを隣接して形成すると、濃度差によりパターンの境目に目視可能な境界が発生する。そのため、画像の一様性の観点で孤立画素のサイズのばらつきを10%以下に抑えることが望ましい。そこで、本実施形態では、各像高での孤立画素のサイズのばらつきが10%以下になるように補正する。例えば、孤立画素のサイズと像高が、図18(A)に示す関係であるものとする。図18(A)では、軸上像高での孤立画素サイズを1.0とした場合、最軸外像高での孤立画素のサイズは0.7となっている。本実施形態では、図18(B)に示す様に、主走査方向において、感光体4の走査領域を5つの補正セグメント#1~#5に分割する。補正セグメント#1及び#5は、孤立画素のサイズが、軸上像高の0.7倍以上、かつ、0.8倍未満となる像高の範囲である。補正セグメント#2及び#4は、孤立画素のサイズが、軸上像高の0.8倍以上、かつ、0.9倍未満となる像高の範囲である。補正セグメント#3は、孤立画素のサイズが、軸上像高の0.9倍以上となる像高の範囲である。なお、各補正セグメントの孤立画素のサイズの範囲を0.1としているのは、上述した様に、サイズのばらつきを10%以下にするためである。
本実施形態では、図18(C)に示す様に、補正セグメント#1及び#5での補正量を+0.25とし、補正セグメント#2及び#4での補正量を+0.15とし、補正セグメント#3での補正量を+0.05とする。その結果、補正後の孤立画素のサイズ分布は0.95~1.05と、各像高における孤立画素のサイズは、中心値が1.0で、ばらつきの範囲が、±5%以下になる。
この様に、補正情報284は、各補正セグメントについて、孤立画素のサイズの補正量を示す情報である。或いは、補正情報284は、補正セグメントの範囲と、各像高における孤立画素のサイズ情報と、補正後のサイズの範囲を示す情報とすることができる。なお、各像高における孤立画素のサイズを示すサイズ情報は、走査速度、偏向器405の角度、偏向器405の角速度などに基づき求める構成とすることもできる。本実施形態では、1画素を16分割した画素片が露光の最小単位であるため、サイズの補正量の最小単位は、0.0625となる。ただし、上述した具体的な数値は、例示であり、本発明は、上述した具体的な数値に限定されない。
続いて、混色、つまり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の2つ以上を重ねて形成される孤立画素の補正について説明する。単色画像では、上述した様に、孤立画素のサイズを補正することで、画像の一様性が保たれる。しかしながら、混色画像の場合、補正セグメントの境界位置で各色の孤立画素のサイズ変化が同時に起こると、孤立画素のサイズ変化が強調され、補正セグメントの境界付近の濃度変換として視認され得る。
しかしながら、混色画像の場合、補正セグメント間の境界位置を色毎に変えることで、このようなスジ状の画像不良の発生を抑制することができる。例えば、図19に示すように、Y、M、C、K各色の補正セグメント間の境界位置を、それぞれが重なり合うことの無いよう、幅Wkだけずらす。なお、明度の低い色同士の境界が隣接していると境界付近で濃度変化が目立ちやすくなるため、例えば、図20に示すように、境界の色順は明度の最も低いKを走査方向の最も上流側又は下流側とし、続いて明度の最も高いYをKの隣とすることができる。なお、明度の最も低いKの境界を走査方向の最も上流側又は下流側とするだけでも、Kの境界を他の色の間に設置する場合と比べると、境界付近での濃度変化の目立ちやすさを抑制する効果が得られる。図20に示す様に補正セグメントの境界を設置し、幅Wkを3~5mm程度としたところ、各色の境界位置での濃度差が適度に分散され、混色時の濃度差が抑制されることが確認された。
以上、主走査方向を複数の補正セグメントに分割し、補正後の孤立画素のサイズの分布を所定範囲内に収める。このとき、例えば、各補正セグメントでの補正量を同じとする。この構成により単色画像の濃度変化を抑えることができる。また、混色画像の場合、各色の補正セグメント間の境界が同じとならない様にする。この構成により、混色画像において、補正セグメント間の境界でのスジ状の画像不良の発生を抑制することができる。なお、本実施形態では、トナーを付着させる1画素の周囲が空白画素であると、当該トナーを付着させる1画素を孤立画素とした。しかしながら、主走査方向及び副走査方向の2×2の4画素の少なくとも1つにトナーを付着させる画素があり、当該4画素の周囲が総て空白画素であると、4画素内のトナーを付着させる画素を孤立画素とすることもできる。同様に、ある固定領域内の複数画素の少なくとも1つにトナーを付着させ、この固定領域の周囲が総て空白画素であると、当該固定領域内のトナーを付着させる画素を孤立画素とすることもできる。
なお、本実施形態では、画素片挿抜により部分倍率補正を行うものであったが、クロック周波数を変更することで部分倍率補正を行うこともできる。また、レーザ光の輝度補正に代えて、画像データの値を変更する濃度補正を適用することもできる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について、第一実施形態との相違点を中心に説明する。図21は、本実施形態による補正セグメントの説明図である。本実施形態では、副走査方向において隣接する走査線(ライン)の補正セグメント間の境界位置が同じとならない様にする。図21では、連続するn本の走査線を単位として補正セグメントの境界位置を異ならせている。具体的には、各境界それぞれについてずらし幅Wzを設ける。そして、副走査方向において隣接する2つの走査線の補正セグメントの境界位置をWiだけずらす。ここで、Wi=Wz/nである。一例として、Wiを1mm、Wzを5mmとすることで、第一実施形態よりもさらに混色時の濃度差を抑制する効果が得られた。なお、走査線毎に補正セグメントの境界位置をずらすことで、単色の画像であってもさらに濃度差を抑制することができる。
なお、境界のずらし方は逆方向でも良いし、ずらし幅Wzの範囲内で左右に往復運動するように変化させてもよい。また、画像中央を対称軸として、左右の軸を左右対象な関係で変動させてもよい。
以上、補正セグメントの境界を走査線ごとに変動させることで、補正セグメントの境界位置でスジ状の画像不良が発生する事を抑制することができる。なお、本実施形態は、カラーの画像形成装置のみならず、単色画像のみを形成するモノクロ画像形成装置に適用することもできる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
4Y、4M、4C、4K:感光体、400Y、400M、400C、400K:光学走査装置、281:孤立画素検知部、290:補正情報保持部、282:孤立画素補正部

Claims (14)

  1. 複数の感光体と、
    前記複数の感光体それぞれを主走査方向の位置に応じて走査速度が変化する光で走査することで前記複数の感光体それぞれを露光して前記複数の感光体に静電潜像を形成する走査手段と、
    画像データに基づき、形成する画像の孤立画素を判定する判定手段と、
    前記複数の感光体それぞれの走査領域を前記主走査方向に沿って分割した複数のセグメントのそれぞれについて、孤立画素のサイズの補正情報を保持し、前記判定手段が判定した孤立画素のサイズを、当該孤立画素を含むセグメントの補正情報に従い補正して補正後の画像データを出力する補正手段と、
    を備え、
    前記主走査方向において隣接する2つのセグメントの境界位置は、前記複数の感光体それぞれにおいて異なり、
    前記複数の感光体に形成された静電潜像のそれぞれは、複数の色のうちの他の感光体とは異なる色のトナーで現像され、
    前記複数の感光体のうちの第1感光体は、前記複数の色のうちの最も明度の低い色のトナーで現像され、
    前記複数の感光体それぞれについての第1セグメントと第2セグメントの複数の境界位置のうち、前記第1感光体の前記第1セグメントと前記第2セグメントの境界位置は、前記主走査方向の最も上流側又は下流側にあることを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の感光体と、
    前記複数の感光体それぞれを主走査方向の位置に応じて走査速度が変化する光で走査することで前記複数の感光体それぞれを露光して前記複数の感光体に静電潜像を形成する走査手段と、
    画像データに基づき、形成する画像の孤立画素を判定する判定手段と、
    前記複数の感光体それぞれの走査領域を前記主走査方向に沿って分割した複数のセグメントのそれぞれについて、孤立画素のサイズの補正情報を保持し、前記判定手段が判定した孤立画素のサイズを、当該孤立画素を含むセグメントの補正情報に従い補正して補正後の画像データを出力する補正手段と、
    を備え、
    前記主走査方向において隣接する2つのセグメントの境界位置は、前記複数の感光体それぞれにおいて異なり、
    前記複数の感光体に形成された静電潜像のそれぞれは、複数の色のうちの他の感光体とは異なる色のトナーで現像され、
    前記複数の感光体のうちの第1感光体は、前記複数の色のうちの最も明度の低い色のトナーで現像され、
    前記複数の感光体のうちの第2感光体は、前記複数の色のうちの最も明度の高い色のトナーで現像され、
    前記第1感光体の第1セグメントと第2セグメントの第1境界位置と、前記第2感光体の前記第1セグメントと前記第2セグメントの第2境界位置との間の前記主走査方向の範囲には、前記複数の感光体のうちの前記第1感光体及び前記第2感光体とは異なる感光体のセグメント間の境界位置が含まれないことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記複数の感光体それぞれについて、前記主走査方向と直交する副走査方向において隣接する2つの走査線のセグメント間の境界位置は互いに異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記走査手段は、前記走査速度に応じて、前記光の輝度及び1画素の走査期間を補正することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、前記孤立画素のサイズが前記主走査方向の位置に拘らず所定範囲内となる様に前記孤立画素のサイズを補正することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記走査手段は、1つの画素を分割した画素片を単位として感光体を露光し、
    前記補正手段は、前記孤立画素と前記主走査方向及び前記主走査方向とは直交する副走査方向において隣接する空白画素から補正対象画素を選択し、前記補正対象画素の画素片を前記走査手段に露光させることで前記孤立画素のサイズを補正することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段は、前記補正対象画素の露光する画素片が、前記補正対象画素に隣接する前記孤立画素とは異なる画素の露光する画素片と隣接しない様に、前記補正対象画素の露光する画素片を決定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記補正手段は、前記補正対象画素が、前記孤立画素と前記主走査方向において隣接する画素であると、前記補正対象画素の露光する画素片を前記孤立画素に隣接する画素片から順に選択することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記補正手段は、前記補正対象画素が、前記孤立画素と前記副走査方向において隣接する画素であると、前記補正対象画素の露光する画素片を中央部の画素片から選択することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記補正手段は、前記孤立画素と前記副走査方向において隣接する空白画素の内、露光する画素片を有する他の画素と副走査方向において隣接する空白画素については前記補正対象画素として選択しないことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記判定手段は、濃度補正処理後の画像データに基づき前記静電潜像の孤立画素を判定し、
    前記補正手段は、前記濃度補正処理後の画像データを補正することを特徴とする請求項6から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記補正手段による補正後の画像データに対してハーフトーン処理を行う処理手段をさらに備えており、
    前記処理手段は、前記孤立画素及び前記補正対象画素を前記ハーフトーン処理の対象とはしないことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記判定手段は、濃度補正処理後及びハーフトーン処理後の画像データに基づき前記静電潜像の孤立画素を判定し、
    前記補正手段は、前記濃度補正処理後及び前記ハーフトーン処理後の画像データを補正することを特徴とする請求項6から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 複数の感光体と、
    前記複数の感光体それぞれを主走査方向の位置に応じて走査速度が変化する光で走査することで、前記複数の感光体それぞれを1つの画素を分割した画素片を単位として露光して前記複数の感光体に静電潜像を形成する走査手段と、
    濃度補正処理後の画像データに基づき、形成する画像の孤立画素を判定する判定手段と、
    前記複数の感光体それぞれの走査領域を前記主走査方向に沿って分割した複数のセグメントのそれぞれについて、孤立画素のサイズの補正情報を保持し、前記判定手段が判定した孤立画素のサイズを、当該孤立画素を含むセグメントの補正情報に従い補正することで、前記濃度補正処理後の画像データを補正する補正手段と、
    前記補正手段による補正後の画像データに対してハーフトーン処理を行う処理手段と、
    を備え、
    前記主走査方向において隣接する2つのセグメントの境界位置は、前記複数の感光体それぞれにおいて異なり、
    前記補正手段は、前記孤立画素と前記主走査方向及び前記主走査方向とは直交する副走査方向において隣接する空白画素から補正対象画素を選択し、前記補正対象画素の画素片を前記走査手段に露光させることで前記孤立画素のサイズを補正し、
    前記処理手段は、前記孤立画素及び前記補正対象画素を前記ハーフトーン処理の対象とはしないことを特徴とする画像形成装置。
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