JP7007233B2 - 建物基礎構造 - Google Patents

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本発明は、基礎に据え付けられ地震が発生しないとき原点に位置する様に建物を支持する基礎構造である建物基礎構造に関する。
建物は、基礎構造に支持される。
建物基礎構造は、基礎に据え付けられ地震が発生しないとき原点に位置する様に建物を支持する。
一般に、建物基礎構造は免震構造を備えられる。
通常の免震構造は建物の構造部材の安全性を確保できる。
しかし、免震支承がばね定数を有しており、ある程度の地震力が作用すると、家具等の転倒が予想され、設備が壊れるなどにより事業が継続できない可能性がある。
近年、建築基準法の地震荷重を越える地震動の発生が懸念され、過大な地震動に対応できる免震が必要とされている。
長周期パルス地震動など、新たな位相成分を持つ地震動が観察される様になり、設計時に想定していない地震動が発生し、既存の免震建物において変形が不足し、擁壁に衝突する等の状況が発生する可能性がある。
したがって、既存の免震建物よりさらに性能のたかい建物基礎構造が望まれていた。
特開平9-072125号 特開2015-127550号 特開2016-056841豪
本発明は以上に述べた要請に鑑み案出されたもので、既存の免震建物よりさらに性能のたかい建物基礎構造を提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る基礎に据え付けられ地震が発生しないとき原点に位置する様に建物を支持する基礎構造である建物基礎構造を、建物を水平方向の相対変位を許して支承する支承機構と、地震が発生し建物の水平加速度が所定値を越える前に建物が原点から水平方向へ相対変位するのを禁止し建物の水平加速度が所定値を越えた後に建物が水平方向へ相対変位するのを許すロック/アンロック機構と、地震が発生し建物が原点から水平方向へ相対変位する距離が所定距離を越えるとき建物に建物を原点に戻そうとする水平方向の復元力を作用させる復元力作用機構と、地震が収まったときに建物に原点から水平方向への残留変位が残ったとき建物を水平方向に移動させて原点に戻す原点復帰機構と、を備えるものとした。
上記本発明の構成において、支承機構が、建物を水平方向の相対変位を許して支承する。ロック/アンロック機構が、地震が発生し建物の水平加速度が所定値を越える前に建物が原点から水平方向へ相対変位するのを禁止し建物の水平加速度が所定値を越えた後に建物が水平方向へ相対変位するのを許す。復元力作用機構が、地震が発生し建物が原点から水平方向へ相対変位する距離が所定距離を越えるとき建物に建物を原点に戻そうとする水平方向の復元力を作用させる。原点復帰機構が、地震が収まったときに建物に原点から水平方向への残留変位が残ったとき建物を水平方向に移動させて原点に戻す。
その結果、大きな地震が発生するまで建物を原点に維持し、地震が発生した後の大きな水平変位に対応して復元力を発生させ、地震が収まると建物を原点に戻すことができる。
以下に、本発明の実施形態に係る建物基礎構造を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、を備え、前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに前記作用部材を位置させ、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、作用部材が、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能である。空気ばねが、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する。前記復元力作用機構の第二空気回路が、建物が原点に位置するとき前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに作用部材を位置させ、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに建物に作用する前記復元力を発生させる。
その結果、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に復元力を作用させることができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、を備え、前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに前記作用部材を位置させ、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有し、前記原点復帰機構が、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して前記空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路を有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、作用部材が、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能である。空気ばねが、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する。前記復元力作用機構の第二空気回路が、建物が原点に位置するとき前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに前記作用部材を位置させ、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに前記建物に作用する前記復元力を発生させる。前記原点復帰機構の第三空気回路が、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して前記空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す。
その結果、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に復元力を作用させ、地震が収まると建物を原点に戻すことができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第二取付対象に設けられた揺動軸を中心に揺動可能であって建物が原点に位置するとき作用点で前記第一取付対象に当って建物の水平変位を禁止する姿勢である第一姿勢と前記第二取付対象に設けられた揺動軸を中心に揺動して該作用点を前記第一取付対象から離して建物の水平変位を許す姿勢である第二姿勢との間で姿勢を変化できる揺動部材と、を有する制御デバイスと、を備え、前記ロック/アンロック機構が、前記揺動部材の該作用点に作用する水平力が所定の値を越えないとき該揺動部材の姿勢を前記第一姿勢に維持する様に前記第二取付対象に固定された固定部材に磁力により吸着し前記揺動部材の作用点に作用する水平力が所定の力を越えるとき前記第二取付対象に固定された該固定部材から離れて第一姿勢から第二姿勢に姿勢を変化することを許す様に該磁力を発生する磁気回路とを有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記ロック/アンロック機構が、揺動部材と、磁気回路とを有する。揺動部材が、前記第二取付対象に設けられた揺動軸を中心に揺動可能であって建物が原点に位置するとき作用点で前記第一取付対象に当って建物の水平変位を禁止する姿勢である第一姿勢と前記第二取付対象に設けられた揺動軸を中心に揺動して該作用点を前記第一取付対象から離して建物の水平変位を許す姿勢である第二姿勢との間で姿勢を変化できる。磁気回路が、前記揺動部材の該作用点に作用する水平力が所定の値を越えないとき該揺動部材の姿勢を前記第一姿勢に維持する様に前記第二取付対象に固定された固定部材に磁力により吸着し前記揺動部材の作用点に作用する水平力が所定の力を越えるとき前記第二取付対象に固定された該固定部材から離れて第一姿勢から第二姿勢に姿勢を変化することを許す様に該磁力を発生する。
その結果、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させることができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、を備え、前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記空気ばねに前記作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに前記空気ばねから気体を抜いて縮ませ前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、作用部材が、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能である。空気ばねが、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する。前記ロック/アンロック機構の第一空気回路が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記空気ばねに前記作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに前記空気ばねから気体を抜いて縮ませ前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す。
その結果、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させることができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、を備え、前記原点復帰機構が、地震が発生する前及び地震が発生するとき前記作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路とを有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、作用部材が、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能である。空気ばねが、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する。前記原点復帰機構の第三空気回路が、地震が発生する前及び地震が発生するとき前記作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す。
その結果、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させ、地震が収まると建物を原点に戻すことができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と、建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、前記第一空気ばねを支持し且つ前記特定箇所に当接可能な中間作用部材と、前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、を備え、前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき前記中間作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位して該特定箇所が該中間作用部材に当たるとき前記第二空気ばねに該中間作用部材と一体となって建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と、建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、作用部材が、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能である。第一空気ばねが、前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する。中間作用部材が、前記第一空気ばねを支持し且つ前記特定箇所に当接可能である。第二空気ばねが、前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する。前記ロック/アンロック機構の第一空気回路が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す。前記復元力作用機構の第二空気回路が、建物が原点に位置するとき前記中間作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位して該特定箇所が該中間作用部材に当たるとき前記第二空気ばねに該中間作用部材と一体となって建物に作用する前記復元力を発生させる。
その結果、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させて、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させることができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に固定される作用部材と、前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、第一空気ばねを支持する中間作用部材と、前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、を備え、前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて伸縮自在とすることで建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき中間作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位したとき前記第二空気ばねに該中間作用部材と縮んだ第一空気ばねと一体となって前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、作用部材が、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に固定される。第一空気ばねが、前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する。中間作用部材が、第一空気ばねを支持する。第二空気ばねが、前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する。前記ロック/アンロック機構の第一空気回路が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて伸縮自在とすることで建物の水平変位を許す。前記復元力作用機構の第二空気回路が、建物が原点に位置するとき中間作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位したとき前記第二空気ばねに該中間作用部材と縮んだ第一空気ばねと一体となって前記建物に作用する前記復元力を発生させる。
その結果、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させて、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させることができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、第一空気ばねを支持する中間作用部材と、前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、を備え、前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき中間作用部材を前記特定箇所から離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位したとき前記第二空気ばねに縮んだ第一空気ばねと一体となって前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、作用部材が、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能である。第一空気ばねが、前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する。中間作用部材が、第一空気ばねを支持する。第二空気ばねが、前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する。前記ロック/アンロック機構の第一空気回路が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す。前記復元力作用機構の第二空気回路が、建物が原点に位置するとき中間作用部材を離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位したとき前記第二空気ばねに縮んだ第一空気ばねと一体となって前記建物に作用する前記復元力を発生させる。
その結果、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させて、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させることができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、を備え、前記ロック/アンロック機能が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記空気ばねに前記作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに前記空気ばねから気体を抜いて縮ませ前記作用部材を前記特定個所から所定距離だけ離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、前記復元力作用機構が、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有し、前記原点復帰機構が、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して前記空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路を有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、作用部材が、前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能である。空気ばねが、前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する。前記ロック/アンロック機能の第一空気回路が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記空気ばねに前記作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに前記空気ばねから気体を抜いて縮ませ前記作用部材を前記特定個所から所定距離だけ離して建物の水平変位を許す。前記復元力作用機構の第二空気回路が、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに建物に作用する前記復元力を発生させる。前記原点復帰機構の第三空気回路が、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して前記空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す。
その結果、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させることができる。建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させ、地震が収まると建物を原点に戻すことができる。
また、本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、地震が発生せず建物が原点に位置するとき前記第一取付対象の特定の箇所である前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置する作用部材と、連結部を介して水平方向に直列に繋がる複数の圧縮ばねを持ち一方の端部を前記作用部材に固定され他方の端部を前記第二取付対象に据付けられる圧縮ばね群と、少なくとも一対の前記圧縮ばねの前記連結部に固定され調整板を前記第一取付対象の側に延ばす少なくとも1つの調整部材と、を有する制御デバイスと、を備え、前記制御デバイスが前記復元力作用機構として機能し、少なくとも1つの前記調整部材の固定される前記連結部で繋がり前記特定箇所の側に位置する前記圧縮ばねである特定圧縮ばねが所定寸法まで縮むと前記調整部材の前記調整板が前記作用部材に当たり前記特定圧縮ばねが縮まなくなる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、前記復元力作用機構が作用部材と圧縮ばね群と1つの調整部材とを有する。作用部材が、地震が発生せず建物が原点に位置するとき前記第一取付対象の特定の箇所である前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置する。圧縮ばね群が、連結部を介して水平方向に直列に繋がる複数の圧縮ばねを持ち一方の端部を前記作用部材に固定され他方の端部を前記第二取付対象に据付けられる。1つの調整部材が、少なくとも一対の前記圧縮ばねの前記連結部に固定され調整板を前記第一取付対象の側に延ばす。少なくとも1つの前記調整部材の固定される前記連結部で繋がり前記特定箇所の側に位置する前記圧縮ばねである特定圧縮ばねが所定寸法まで縮むと前記調整部材の前記調整板が前記作用部材に当たり前記特定圧縮ばねが縮まなくなる。
その結果、圧縮ばね群が縮むにしたがって圧縮ばね定数が変化し、建物を押す復元力のばね特性を変化させることができる。
以上説明したように、本発明に係る建物基礎構造は、その構成により、以下の効果を有する。
前記支承機構が建物を水平方向への相対変位を許して支承し、前記ロック/アンロック機構が地震による水平加速度が所定値を越える前に建物の水平変位を禁止し、水平加速度が所定値を越えた後で建物の水平変位を許し、復元力作用機構が建物が原点から所定距離を越えて水平移動するとき建物に復元力を作用させ、前記原点復帰機構が地震が収まり建物に残留変位が残ったとき建物を原点に戻す様にしたので、大きな地震が発生するまで建物を原点に維持し、地震が発生した後の大きな水平変位に対応して復元力を発生させ、地震が収まると建物を原点に戻すことができる。
また、建物が原点に位置するとき作用部材を所定距離だけ建物から離し、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位すると前記空気ばねが前記作用部材を介して建物に復元力を作用させる様にしたので、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に復元力を作用させることができる。
また、建物が原点に位置するとき作用部材を所定距離だけ建物から離し、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位すると前記空気ばねが前記作用部材を介して建物に復元力を作用させ、地震が収まったときに空気ばねを伸ばして前記作用部材を介して建物を押して原点に戻す様にしたので、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に復元力を作用させ、地震が収まると建物を原点に戻すことができる。
また、揺動部材の作用点に作用する水平力が所定の値をこえないとき磁気回路の発生する磁力により基礎に固定されて原点に位置する建物の水平変位を禁止し、揺動部材の作用点に作用する水平力が所定の値を越えるとき基礎に設けられた揺動軸を中心に揺動して該作用点を建物から離して建物の水平変位を許す様にしたので、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させることができる。
また、建物が原点にあるとき空気ばねが建物の水平変位を押さえ、地震が発生し空気ばねに作用する水平力が所定の値を越えると空気ばねから気体を抜いて縮ませて建物の水平変位を許す様にしたので、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させることができる。
また、地震が発生する前に作用部材を基礎または建物から離しておき、地震が収まったときに空気ばねを伸ばして建物を押して原点に戻す様にしたので、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させ、地震が収まると建物を原点に戻すことができる。
また、基礎または建物に据付けられる第二空気ばねが支持する中間作用部材に支持される第一空気ばねが作用部材を支持し、建物が原点にあるとき建物の水平変位を抑え、地震が発生して作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで建物の水平変位を許し、建物が水平変位し特定箇所が中間作用部材に当たるとき第二空気ばねが中間作用部材を介して建物に復元力を作用する様にしたので、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させて、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させることができる。
また、基礎または建物に据付けられる第二空気ばねが支持する中間作用部材に支持される第一空気ばねが作用部材を支持し、建物が原点にあるとき建物の水平変位を抑え、地震が発生して作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばねから気体を抜いて伸縮自在とすることで建物の水平変位を許し、建物が水平変位し特定箇所が所定距離だけ水平変位したとき第二空気ばねが建物に復元力を作用する様にしたので、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させて、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させることができる。
また、基礎または建物に据付けられる第二空気ばねが支持する中間作用部材に支持される第一空気ばねが作用部材を支持し、建物が原点にあるとき建物の水平変位を抑え、地震が発生して作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで建物の水平変位を許し、建物が水平変位し特定箇所が所定距離だけ水平変位したとき第二空気ばねが建物に復元力を作用する様にしたので、地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させて、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させることができる。
また、建物が原点にあるとき空気ばねが建物の水平変位を押さえ、地震が発生し空気ばねに作用する水平力が所定の値を越えると空気ばねから気体を抜いて縮ませて建物の水平変位を許し、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位すると前記空気ばねに前記作用部材を介して建物に作用する復元力を発生させ、地震が収まったときに空気ばねを伸ばして建物を押して原点に戻す様にしたので、
地震の規模が小さいとき建物を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させることができる。建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物に作用する復元力を発生させ、地震が収まると建物を原点に戻すことができる。
また、建物または基礎のの特定箇所から所定距離だけ離れたところに作用部材を位置し、水平方向に直列に繋がる複数の圧縮ばねをもつ圧縮ばね群が作用部材を支持し、特定圧縮ばねが縮むと特定圧縮ばねの連結部に固定される調整部材の調整板が作用部材にあたり特定圧縮ばねが縮まなくなる様にしたので、圧縮ばね群が縮むにしたがって圧縮ばね定数が変化し、建物を押す復元力のばね特性を変化させることができる。
その結果、既存の免震建物よりさらに性能のたかい建物基礎構造を提供できる。
本発明の実施形態に係る建物基礎構造の概念図である。 本発明の第一の実施形態に係る建物基礎構造の概念図である。 本発明の第二の実施形態に係る建物基礎構造の概念図である。 本発明の実施形態に係る制御デバイスその1の概念図である。 本発明の実施形態に係る制御デバイスその2の概念図である。 本発明の実施形態に係る制御デバイスその3の概念図である。 本発明の実施形態に係る制御デバイスその4の概念図である。 本発明の実施形態に係る制御デバイスその5の概念図である。 本発明の実施形態に係る制御デバイスその6の概念図である。 本発明の実施形態に係る建物基礎構造の作用説明図その1である。 本発明の実施形態に係る建物基礎構造の作用説明図その2である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る建物基礎構造を、説明する。
本発明の実施形態にかかる建物基礎構造は、基礎に据え付けられ地震が発生しないとき原点に位置する様に建物を支持する基礎構造である。
建物100は、複数階をもつ構造物であってもよい。
建物100は、柱と梁とスラブとでできた構造物であってもよい。
基礎200は、地盤に設けられる。
例えば、基礎200は、地盤に設けられるコンクリート構造である。
例えば、基礎200は、地盤に設けられる鉄筋コンクリート構造である。
図1は、本発明の実施形態に係る建物基礎構造の概念図である。
図1は、建物100と基礎200と建物基礎構造300の概念を示す。
本発明の実施形態にかかる建物基礎構造300は、支承機構310とロック/アンロック機構320と復元力作用機構330と原点復帰機構340とで構成される。
本発明の実施形態にかかる建物基礎構造300は、支承機構310とロック/アンロック機構320と復元力作用機構330と原点復帰機構340と複数の制御デバイスDとで構成されてもよい。
支承機構310は、建物100を水平方向の相対変位を許して支承する機構である。
支承機構310は、建物100を水平方向の相対変位を許して原点Gへ戻そうとする復元力を発生しない様に支承してもよい。
支承機構310は、転がりにより建物を水平方向の相対変位を許して、建物100を支承してもよい。
例えば、支承機構310は、上から見て交差する様に配される複数対のリニアガイドでできていてもよい。
支承機構310は、滑りにより建物を水平方向の相対変位を許して、建物を支承してもよい。
ロック/アンロック機構320は、地震が発生したとき、建物100の水平加速度が所定値を越える前に建物100が原点Gから水平方向へ相対変位するのを禁止し、建物の水平加速度が所定値を越えた後に建物100が水平方向へ相対変位するのを許す機能である。
ロック/アンロック機構320は、地震が発生しないとき、建物100が原点Gから水平方向へ相対変位するのを禁止し、地震が発生したとき、建物100の水平加速度が所定値を越える前に建物100が原点Gから水平方向へ相対変位するのを禁止し、建物の水平加速度が所定値を越えた後に建物100が水平方向へ相対変位するのを許してもよい。
復元力作用機構330は、地震が発生し建物100が原点Gから水平方向へ相対変位する距離が所定距離Lを越えるとき建物100に建物を原点Gに戻そうとする水平方向の復元力を作用させる機能である。
復元力作用機構330は、地震が発生し建物100が原点Gから水平方向へ相対変位する距離が所定距離Lを越えるとき越えた距離に対応して建物100に建物を原点Gに戻そうとする水平方向の復元力を作用させてもよい。
所定距離Lを越えた距離に対応して建物100に建物を原点Gに戻そうとする水平方向の復元力は、一定のばね定数をもっていてもよい。
所定距離Lを越えた距離に対応して建物100に建物を原点Gに戻そうとする水平方向の復元力は、越える距離が大きくなるに連れ大きくなるばね定数をもっていてもよい。
所定距離Lを越えた距離に対応して建物100に建物を原点Gに戻そうとする水平方向の復元力は、越える距離が大きくなるに連れ段階的に大きくなるばね定数をもっていてもよい。
所定距離Lを越えた距離に対応して建物100に建物を原点Gに戻そうとする水平方向の復元力は、越える距離が大きくなるに連れ連続的に大きくなるばね定数をもっていてもよい。
原点復帰機構340は、地震が収まったときに建物に原点Gから水平方向への残留変位が残ったとき建物を水平方向に移動させて原点Gに戻す機能である。
制御デバイスDは、その構成により、ロック/アンロック機構320として、復元力作用機構330として、又は原点復帰機構340として、機能する。
例えば、制御デバイスDは、その構成により、ロック/アンロック機構320として機能する。
例えば、制御デバイスDは、その構成により復元力作用機構330として機能する。
例えば、制御デバイスDは、その構成により原点復帰機構340として、機能する。
図2は、本発明の第一の実施形態に係る建物基礎構造の概念図である。
図2に、基礎の床203に設けられる支承機構310が建物を支承し、復元力作用機構330、原点復帰機構340として機能する制御デバイスDが基礎の100の擁壁202に設置され、ロック/アンロック機構320として機能する他の構造をもつ制御デバイスDが基礎の床203に設けられる様子を示される。
図3は、本発明の第二の実施形態に係る建物基礎構造の概念図である。
図3に、基礎の床203に設けられる支承機構310が建物を支承し、復元力作用機構330、原点復帰機構340として機能する制御デバイスDが基礎200の床203に据付けられ、ロック/アンロック機構320として機能する他の構造をもつ制御デバイスDが基礎200の床203に設けられる様子を示される。
以下に、本発明の実施形態に係る複数の特定デバイスを、説明する。
建物100または基礎200のどちらか一方を第一取付対象と、建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と、呼称する。
以下では、説明の便宜上、建物100が第一取付対象であり、基礎200が第二取付対象である場合を例に説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る制御デバイスその1を、図を基に、説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る第一制御デバイスD1の概念図である。
第一制御デバイスD1は、作用部材301と空気ばね302とで構成される。
作用部材301は、第一取付対象(例えば、建物100)の特定の箇所である特定箇所101に当接可能な部材である。
空気ばね302は、第二取付対象(例えば、基礎200)に据え付けられ作用部材301を水平方向に移動自在に支持する。
空気ばね302は、空気回路で内部に空気を入れ、出す、閉めることで各種のばね特性を発揮できる。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき建物の水平変位を抑え、地震が発生し空気ばね302に作用部材301を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに空気ばね302から気体を抜いて縮ませ建物100の水平変位を許す。
例えば、空気ばね302の高さを検知するセンサを持ちいて、空気ばね302に作用部材301を介して作用する水平力をチェックする。
例えば、第一空気回路321は制御弁をもつ。
例えば、空気ばね302の内部圧力を検知するセンサを持ちいて、空気ばね302に作用部材301を介して作用する水平力をチェックする。
例えば、第一空気回路321はリリーフ弁をもつ。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物が原点Gにあるとき空気ばね302に気体を入れて伸ばして、作用部材301を特定箇所101に当てて建物100の水平変位を抑え、地震が発生し空気ばねに作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに空気ばね302から気体を抜いて縮ませ作用部材301を特定箇所101から離して建物100の水平変位を許してもよい。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて第一取付対象に当たる作用部材を介して建物の水平変位を抑え、地震が発生し空気ばねに作用部材301を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに空気ばね302から気体を抜いて縮ませ作用部材301を特定箇所101から離して建物の水平変位を許してもよい。
例えば、ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて建物100に当たる作用部材301を介して建物100の水平変位を抑え、地震が発生し空気ばね302に作用部材301を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに空気ばね302から気体を抜いて縮ませ作用部材301を建物の特定箇所101から離して建物の水平変位を許す。
図4は、空気ばね302から気体を抜いて所定距離Lだけ縮ませ作用部材301を建物の特定箇所101から離した様子を示す。
その結果、第一制御デバイスD1が第一空気回路321によりロック/アンロック機構320として機能する。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき特定箇所101から所定距離Lだけ離れたところに作用部材を位置させ、地震が発生し建物が原点Gから所定距離を越えて水平変位して特定箇所が作用部材に当たるとき空気ばね3302に建物に作用する復元力を発生させる。
例えば、第二空気回路331が制御弁をもつ。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき第一取付対象の特定箇所101から所定距離Lだけ離れたところに作用部材301を位置させ、地震が発生し建物100が原点Gから所定距離Lを越えて水平変位して第一取付対象の特定箇所101が作用部材301に当たるとき空気ばね302に建物に作用する復元力を発生させてもよい。
例えば、復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき建物100の特定箇所101から所定距離Lだけ離れたところに作用部材301を位置させ、地震が発生し建物100が原点Gから所定距離Lを越えて水平変位して建物100の特定箇所101が作用部材301に当たるとき空気ばね302に作用部材301を介して建物100に作用する復元力を発生させる。
その結果、第一制御デバイスD1が第二空気回路331により復元力作用機構330として機能する。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、空気ばね302の内部に気体を供給して空気ばね302を伸ばし作用部材301を特定箇所101に当てて建物を押して建物を原点Gに戻す。
例えば、第三空気回路341は大気を空気ばね302に導入する制御弁をもつ。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、空気ばね302の内部に気体を供給して空気ばね302を伸ばし作用部材を特定箇所に当てて建物を押して建物を原点Gに戻す。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302の内部に気体を供給して空気ばね302を伸ばし作用部材を第一取付対象の特定箇所に当てて建物を押して建物を原点Gに戻す。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302の内部に気体を供給して空気ばね302を伸ばし作用部材301を第一取付対象の特定箇所101に当てて建物100を押して建物100を原点Gに戻す。
例えば、原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302の内部に気体を供給して空気ばね302を伸ばし作用部材301を建物100の特定箇所101に当てて作用部材301を介して建物100を押して建物を原点Gに戻す。
その結果、第一制御デバイスD1が第三空気回路341により原点復帰機構340として機能する。
次に、本発明の実施形態かかる建物基礎構造の制御デバイスDその2を、図を基に、説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る第二制御デバイスD2の概念図である。
第二制御デバイスD2が、作用部材301と圧縮ばね群332と調整部材333とで構成される。
作用部材301が地震が発生せず建物100が原点Gに位置するとき特定箇所101から所定距離だけ離れたところに位置する。
作用部材301が地震が発生せず建物が原点に位置するとき建物の特定の箇所である特定箇所101から所定距離だけ離れたところに位置してもよい。
圧縮ばね群332は、連結部を介して水平方向に直列に繋がる複数の圧縮ばねを持ち一方の端部を作用部材301に固定され他方の端部を第二取付対象(例えば、基礎200)に据付けられる。
少なくとも1つの調整部材333は、少なくとも一対の圧縮ばねの連結部に固定され調整板を第一取付対象(例えば、建物)の側に延ばす。
図5に、圧縮ばね群332が、連結部を介して水平方向に直列に繋がる3個の圧縮ばね332a、332b、332cを持ち一方の端部を作用部材301に固定され他方の端部を第二取付対象(例えば、基礎200)に据付けられ、2つの調整部材333である第一調整部材333aと第二調整部材333bは、一対の圧縮ばね332a、332bの連結部に固定され調整板を第一取付対象(例えば、建物100)の側に延ばす様子を示す。
少なくとも1つの調整部材333の固定される連結部で繋がり第一取付対象の特定箇所の側に位置する圧縮ばね332a、332bを特定圧縮ばねと呼称するとき、特定圧縮ばねが所定寸法まで縮むと調整部材333の調整板334が作用部材301に当たり特定圧縮ばねが縮まなくなる。
例えば、少なくとも1つの調整部材333の固定される連結部で繋がり建物の特定箇所の側に位置する圧縮ばね332a、332bを特定圧縮ばねと呼称するとき、特定圧縮ばねが所定寸法まで縮むと調整部材333の調整板334が作用部材301に当たり特定圧縮ばねが縮まなくなる。
その結果、第二制御デバイスD2は、圧縮されるに従い全体のばね定数が段階的に大きくなる復元力作用機構330として機能する。
次に、本発明の実施形態にかかる建物基礎構造の制御デバイスDその3を、図を基に、説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る第三制御デバイスD3の概念図である。
第三制御デバイスD3は、作用部材301と第一空気ばね302aと中間作用部材303と第二空気ばね302bとで構成される。
作用部材301は、第一取付対象(例えば、建物100)の特定の箇所である特定箇所101に固定される部材である。
例えば、作用部材301は、第一取付対象(例えば、建物100)の特定の箇所である特定箇所101にボルトで固定される部材である。
第一空気ばね302aは、作用部材301を水平方向に移動自在に支持する。
中間作用部材303は、第一空気ばね302aを支持する部材である。
第二空気ばね302bは、第二取付対象(例えば、基礎200)に据え付けられ中間作用部材303を水平方向に移動自在に支持する。
図6は、第二空気ばね302bが基礎200にボルトで据付けられ、作用部材301が特定箇所101にボルトで固定されて当接する様子を示す。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき建物100の水平変位を抑え、作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて伸縮自在にさせることで建物100の水平変位を許す。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて第一取付対象に当たる作用部材301を介して建物100の水平変位を抑え、地震が発生し作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて伸縮自在にさせることで建物の水平変位を許してもよい。
例えば、ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて建物100に当たる作用部材301を介して建物の水平変位を抑え、地震が発生し作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて伸縮自在にさせることで建物の水平変位を許す。
建物の水平変位を許すとき、第一空気ばね302aは建物100の水平変位に応じて自由に伸縮を繰り返す。
この結果、第三制御デバイスD3は、ロック/アンロック機構320として機能する。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gから離れて水平変位したとき第二空気ばね302bに建物に作用する復元力を発生させる。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gから離れて所定距離Lだけ水平変位したとき第二空気ばね302bに建物100に作用する復元力を発生させる。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき中間作用部材303を第一取付対象の特定箇所101から離れたところに位置させ、地震が発生し建物100が原点から離れて所定距離Lだけ水平変位したとき第二空気ばね302bを水平方向へ伸縮させて、中間作用部材303と縮んだ第一空気ばね302aと一体となって建物100に作用する復元力を発生させてもよい。
例えば、復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき中間作用部材303を建物100の特定箇所から離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離Lだけ水平変位したとき第一空気ばね302aに中間作用部材303と第一空気ばね302aと一体となって建物100に作用する復元力を発生させる。
この結果、第三制御デバイスD3は、復元力作用機構330として機能する。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、空気ばねの内部に気体を供給して空気ばねを伸ばし作用部材301を特定箇所101に当てて建物100を押して建物を原点に戻す。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302a、302bの内部に気体を供給して空気ばね302a、302bを伸ばして作用部材301を介して建物100を押して建物100Gに戻してもよい。
例えば、原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302a、302bの内部に気体を供給して空気ばね302a、302bを伸ばして作用部材301を介して建物を押して建物を原点に戻す。
この結果、第三制御デバイスD3が、原点復帰機構340として機能する。
次に、本発明の実施形態に係る建物基礎構造の制御デバイスその4を、図を基に、説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る第四制御デバイスD4の概念図である。
第四制御デバイスD4は、作用部材301と第一空気ばね302aと中間作用部材303と第二空気ばね302bとで構成される。
作用部材301は、第一取付対象(例えば、建物100)の特定の箇所である特定箇所101に当接可能な部材である。
例えば、作用部材301は、第一取付対象(例えば、建物100)の特定の箇所である特定箇所101に離間可能で当接可能な部材である。
第一空気ばね302aは、作用部材301を水平方向に移動自在に支持する。
中間作用部材303は、第一空気ばね302aを支持する部材である。
第二空気ばね302bは、第二取付対象(例えば、基礎200)に据え付けられ中間作用部材303を水平方向に移動自在に支持する。
図7は、作用部材301が特定箇所101に離間可能に当接する様子を示す。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき建物100の水平変位を抑え、作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで建物100の水平変位を許す。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物が原点にあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて作用部材301を介して建物の水平変位を抑え、地震が発生し作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで作用部材301を特定箇所101から離して建物100の水平変位を許してもよい。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて第一取付対象に当たる作用部材301を介して建物100の水平変位を抑え、地震が発生し作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで作用部材301を第一取付対象の特定箇所101から離して建物100の水平変位を許してもよい。
例えば、ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて建物100に当たる作用部材301を介して建物100の水平変位を抑え、地震が発生し作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで作用部材301を建物の特定箇所101から離して建物の水平変位を許す。
この結果、第四制御デバイスD4は、ロック/アンロック機構320として機能する。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gから離れて水平変位したとき第二空気ばね302bに建物100に作用する復元力を発生させる。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gから離れて所定距離Lだけ水平変位したとき第二空気ばね302bに建物100に作用する復元力を発生させる。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき中間作用部材303を第一取付対象の特定箇所101から離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離Lだけ水平変位したとき第二空気ばね302bに中間作用部材303と縮んだ第一空気ばね302aと一体となって建物100に作用する復元力を発生させてもよい。
例えば、復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき中間作用部材303を建物の特定箇所101から離れたところに位置させ、地震100が発生し建物100が原点Gから離れて所定距離Lだけ水平変位したとき第二空気ばね302bに中間作用部材303と縮んだ第二空気ばね302aと一体となって建物100に作用する復元力を発生させる。
この結果、第四制御デバイスD4は、復元力作用機構330として機能する。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、空気ばね302の内部に気体を供給して空気ばね302を伸ばし作用部材301を特定箇所101に当てて建物を押して建物を原点に戻す。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302a、302bの内部に気体を供給して空気ばね302a、302bを伸ばし作用部材301を第一取付対象の特定箇所101に当てて作用部材301を介して第一取付対象を押して建物100を原点Gに戻してもよい。
例えば、原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302a、302bの内部に気体を供給して空気ばね302a、302bを伸ばし作用部材301を建物の特定箇所101に当てて作用部材301を介して建物100を押して建物100を原点Gに戻す。
この結果、第四制御デバイスD4が、原点復帰機構340として機能する。
次に、本発明の実施形態に係る建物基礎構造の制御デバイスその5を、図を基に、説明する。
図8は、本発明の実施形態に係る第五制御デバイスD5の概念図である。
第五制御デバイスD5は、作用部材301と第一空気ばね302aと中間作用部材303と第二空気ばね302bとで構成される。
作用部材301は、第一取付対象(例えば、建物100)の特定の箇所である特定箇所101に当接可能な部材である。
例えば、作用部材301は、第一取付対象(例えば、建物100)の特定の箇所である特定箇所101に当接する部材である。
第一空気ばね302aは、作用部材301を水平方向に移動自在に支持する。
中間作用部材303は、第一空気ばね302aを支持する部材である。
第二空気ばね302bは、第二取付対象(例えば、基礎200)に据え付けられ中間作用部材303を水平方向に移動自在に支持する。
図8は、作用部材301が特定箇所101に離間可能に当接する様子を示す。
第一空気ばね302aが最大限に縮むと、中間作用部材303が特定箇所101に離間可能に当接可能になる。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき建物100の水平変位を抑え、作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで建物の水平変位を許す。
ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて第一取付対象に当たる作用部材301を介して建物100の水平変位を抑え、地震が発生し作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで作用部材301を第一取付対象の特定箇所101から離して建物の水平変位を許してもよい。
例えば、ロック/アンロック機構320の第一空気回路321が、建物100が原点Gにあるとき作用部材301を特定箇所101に当てて建物100に当たる作用部材301を介して建物100の水平変位を抑え、地震が発生し作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで作用部材301を建物100の特定箇所101から離して建物100の水平変位を許す。
この結果、第五制御デバイスD5は、ロック/アンロック機構320として機能する。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gから離れて水平変位したとき第二空気ばね302bに建物100に作用する復元力を発生させる。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gから離れて所定距離Lだけ水平変位したとき第二空気ばね302bに建物100に作用する復元力を発生させる。
復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき中間作用部材303を第一取付対象の特定箇所101から所定距離Lだけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物100が原点Gから離れて所定距離Lだけ水平変位して第一取付対象の特定箇所101が中間作用部材303に当たるとき第二空気ばね302bに水平方向へ伸縮させて中間作用部材303と一体となって建物100に作用する復元力を発生させてもよい。
例えば、復元力作用機構330の第二空気回路331が、建物100が原点Gに位置するとき中間作用部材303を建物100の特定箇所101から所定距離Lだけ離間して離れたところに位置させ、地震が発生し建物100が原点Gから離れて所定距離Lだけ水平変位して建物100の特定箇所101が中間作用部材303に当たるとき第二空気ばね302bに水平方向へ伸縮させて中間作用部材303と一体となって建物100に作用する復元力を発生させる。
この結果、第五制御デバイスD5は、復元力作用機構330として機能する。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、空気ばね302の内部に気体を供給して空気ばね302を伸ばし作用部材301を特定箇所101に当てて建物100を押して建物100を原点Gに戻す。
原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302a、302bの内部に気体を供給して空気ばね302a、302bを伸ばし作用部材301を第一取付対象の特定箇所101に当てて建物100を押して建物100を原点Gに戻してもよい。
例えば、原点復帰機構340の第三空気回路341が、地震が収まったときに空気ばね302a、302bの内部に気体を供給して空気ばね302a、302bを伸ばし作用部材301を建物100の特定箇所101に当てて作用部材301を介して建物100を押して建物100を原点に戻す。
この結果、第五制御デバイスD5が、原点復帰機構340として機能する。
次に、本発明の施形態に係る建物基礎構造の制御デバイスその6を、図を基に、説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る第六制御デバイスD6の概念図である。
第六制御デバイスD6は、揺動部材304で構成される。
揺動部材304は、第二取付対象に設けられた揺動軸305を中心に揺動可能であって建物100が原点Gに位置するとき作用点で第一取付対象に当って建物100の水平変位を禁止する姿勢である第一姿勢と第二取付対象に設けられた揺動軸305を中心に揺動して作用点を第一取付対象から離して建物100の水平変位を許す姿勢である第二姿勢との間で姿勢を変化できる部材である。
ロック/アンロック機構320の磁気回路322が、揺動部材304の作用点に作用する水平力が所定の値を越えないとき揺動部材304の姿勢を第一姿勢に維持する様に第二取付対象に固定された固定部材201に磁力により吸着し揺動部材404の作用点に作用する水平力が所定の力を越えるとき第二取付対象に固定された固定部材201から離れて第一姿勢から第二姿勢に姿勢を変化することを許す様に磁力を発生する。
例えば、揺動部材304は、基礎200に設けられた揺動軸305を中心に揺動可能であって建物100が原点Gに位置するとき作用点で建物に当って建物の水平変位を禁止する姿勢である第一姿勢と基礎200に設けられた揺動軸305を中心に揺動して作用点を建物100から離して建物100の水平変位を許す姿勢である第二姿勢との間で姿勢を変化できる部材である。
例えば、ロック/アンロック機構320の磁気回路322が、揺動部材304の作用点に作用する水平力が所定の値を越えないとき揺動部材304の姿勢を第一姿勢に維持する様に基礎に固定された固定部材201に磁力により吸着し揺動部材304の作用点に作用する水平力が所定の力を越えるとき基礎200に固定された固定部材201から離れて第一姿勢から第二姿勢に姿勢を変化することを許す様に磁力を発生する。
その結果、第六制御デバイスD6は、ロック/アンロック機構320として機能する。
以下に、本発明の実施形態にかかる建物基礎構造の作用を、図を基に、説明する。
図10は、本発明の実施形態に係る建物基礎構造の作用説明図その1である。
図11は、本発明の実施形態に係る建物基礎構造の作用説明図その2である。
図10は、免震層における水平変位と剪断力の相対的関係を示す。
水平変位が所定距離Lを越えない範囲では、せん断力がほぼゼロである。
例えば、支承機構が建物の水平変位を許すために転がりを用いる場合、摩擦係数は、0.04程度になり、せん断力は垂直荷重×まさつ係数であるので、ほぼゼロである。
水平変位が所定距離Lを越える範囲では、水平変位が増えるに従って大きなせん断力が発生する。その結果、復元力が建物に作用する。
図11は、複数層をもつ建物での各層での水平方向の最大応答加速度と最大応答変位とを示す。
比較のために一般的な免震構造の応答を示した。
一般的な免震構造とは、支承機構が復元力を発生するものをいう。支承機構が復元力を発生する場合、支承機構と建物が振動系になるため、本願発明を採用した本システムよりも最大応答加速度が大きくなり、最大応答変位が小さくなるものと考えられる。
本発明の実施形態に係る建物基礎構造は、その構成により、以下の効果を有する。
支承機構310が建物100を水平方向への相対変位を許して支承し、ロック/アンロック機構320が地震による水平加速度が所定値を越える前に建物100の水平変位を禁止し、水平加速度が所定値を越えた後で建物100の水平変位を許し、復元力作用機構330が建物100が原点Gから所定距離Lを越えて水平移動するとき建物100に復元力を作用させ、原点復帰機構340が地震が収まり建物100に水平変位が残ったとき建物100を原点に戻す様にしたので、大きな地震が発生するまで建物100を原点Gに維持し、地震が発生した後の大きな水平変位に対応して復元力を発生させ、地震が収まると建物100を原点Gに戻すことができる。
また、建物100gに位置するとき作用部材301を所定距離Lだけ建物から離し、地震が発生し建物100が原点Gから所定距離Lを越えて水平変位すると空気ばね302が作用部材301を介して建物100に復元力を作用させる様にしたので、建物100の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物100に復元力を作用させることができる。
また、建物100が原点Gに位置するとき作用部材301を所定距離Lだけ建物100から離し、地震が発生し建物100が原点Gから所定距離Lを越えて水平変位すると空気ばね302が作用部材301を介して建物100に復元力を作用させ、地震が収まったときに空気ばね302を伸ばして作用部材301を介して建物100を押して原点に戻す様にしたので、建物100の水平変位が原点Gから所定距離Lを越えるときに建物100に復元力を作用させ、地震が収まると建物100を原点Gに戻すことができる。
また、揺動部材304の作用点に作用する水平力が所定の値をこえないとき磁気回路の発生する磁力により基礎200に固定されて原点に位置する建物100の水平変位を禁止し、揺動部材304の作用点に作用する水平力が所定の値を越えるとき基礎200に設けられた揺動軸を中心に揺動して作用点を建物から離して建物の水平変位を許す様にしたので、地震の規模が小さいとき建物100を原点に維持し、大きな地震が発生すると建物を水平移動させることができる。
また、建物100が原点Gにあるとき空気ばね302が建物の水平変位を押さえ、地震が発生し空気ばね302に作用する水平力が所定の値を越えると空気ばね302から気体を抜いて縮ませて建物100の水平変位を許す様にしたので、地震の規模が小さいとき建物100を原点Gに維持し、大きな地震が発生すると建物100を水平移動させることができる。
また、地震が発生する前に作用部材301を基礎200または建物100から離しておき、地震が収まったときに空気ばね302を伸ばして建物100を押して原点に戻す様にしたので、建物100の水平変位が原点から所定距離Lを越えるときに建物100に作用する復元力を発生させ、地震が収まると建物100Gに戻すことができる。
また、基礎200または建物100に据付けられる第二空気ばね302bが支持する中間作用部材303に支持される第一空気ばね302aが作用部材301を支持し、建物100が原点Gにあるとき建物100の水平変位を抑え、地震が発生して作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで建物の水平変位を許し、建物100が水平変位し特定箇所101が中間作用部材303に当たるとき第二空気ばね302bが中間作用部材303を介して建物に復元力を作用する様にしたので、地震の規模が小さいとき建物100を原点Gに維持し、大きな地震が発生すると建物100を水平移動させて、建物100の水平変位が原点Gから所定距離Lを越えるときに建物に作用する復元力を発生させることができる。
また、基礎200または建物100に据付けられる第二空気ばね302bが支持する中間作用部材303に支持される第一空気ばね302aが作用部材301を支持し、建物100が原点Gにあるとき建物100の水平変位を抑え、地震が発生して作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて伸縮自在することで建物100の水平変位を許し、建物が水平変位し特定箇所101が所定距離Lだけ水平変位したとき第二空気ばね302bが建物に復元力を作用する様にしたので、地震の規模が小さいとき建物100を原点Gに維持し、大きな地震が発生すると建物100を水平移動させて、建物100の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物100に作用する復元力を発生させることができる。
また、基礎200または建物100に据付けられる第二空気ばね302bが支持する中間作用部材303に支持される第一空気ばね302aが作用部材301を支持し、建物100が原点Gにあるとき建物100の水平変位を抑え、地震が発生して作用部材301に作用する水平力が所定の値を越えるときに第一空気ばね302aから気体を抜いて縮むことで建物100の水平変位を許し、建物100が水平変位し特定箇所101が所定距離Lだけ水平変位したとき第二空気ばね302bが建物100に復元力を作用する様にしたので、地震の規模が小さいとき建物100を原点Gに維持し、大きな地震が発生すると建物100を水平移動させて、建物100の水平変位が原点Gから所定距離Lを越えるときに建物100に作用する復元力を発生させることができる。
また、建物100が原点Gにあるとき空気ばね302が建物の水平変位を押さえ、地震が発生し空気ばね302に作用する水平力が所定の値を越えると空気ばね302から気体を抜いて縮ませて建物100の水平変位を許し、地震が発生し建物100が原点Gから所定距離Lを越えて水平変位すると空気ばね302に作用部材を介して建物100に作用する復元力を発生させ、地震が収まったときに空気ばね302を伸ばして建物100を押して原点Gに戻す様にしたので、地震の規模が小さいとき建物100を原点Gに維持し、大きな地震が発生すると建物100を水平移動させることができ、建物の水平変位が原点から所定距離を越えるときに建物100に作用する復元力を発生させ、地震が収まると建物100を原点Gに戻すことができる。
また、建物200または基礎100の特定箇所101から所定距離Lだけ離れたところに作用部材301を位置し、水平方向に直列に繋がる複数の圧縮ばねをもつ圧縮ばね群332が作用部材301を支持し、特定圧縮ばねが縮むと特定圧縮ばねの連結部に固定される調整部材333の調整板334が作用部材301にあたり特定圧縮ばねが縮まなくなる様にしたので、圧縮ばね群332が縮むにしたがってばね定数が変化し、建物100を押す復元力のばね特性を変化させることができる。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
例えば、空気ばねは、内部に空気を入れて伸縮するばねであっても、他のガスを入れて伸縮するばねであってもよい。
例えば、空気回路は、空気を導入する回路であっても、他のガスを導入する回路であってもよい。
L 所定距離
G 原点
D 制御デバイス
D1 第一制御デバイス
D2 第二制御デバイス
D3 第三制御デバイス
D4 第四制御デバイス
D5 第五制御デバイス
D6 第六制御デバイス
100 建物
101 特定箇所
200 基礎
201 固定部材
202 擁壁
203 床
300 建物基礎構造
301 作用部材
302 空気ばね
302a 第一空気ばね
302b 第二空気ばね
303 中間作用部材
304 揺動部材
305 揺動軸
310 支承機構
320 ロック/アンロック機構
321 第一空気回路
322 磁気回路
330 復元力作用機構
331 第二空気回路
332 圧縮ばね群
332a 第一圧縮ばね
332b 第二圧縮ばね
332c 第三圧縮ばね
333 調整部材
333a 第一調整部材
334a 第一調整板
333b 第二調整部材
334b 第二調整板
340 原点復帰機構
341 第三空気回路

Claims (20)

  1. 基礎に据え付けられ地震が発生しないとき原点に位置する様に建物を支持する基礎構造である建物基礎構造であって、
    建物を水平方向の相対変位を許して支承する支承機構と、
    地震が発生し建物の水平加速度が所定値を越える前に建物が原点から水平方向へ相対変位するのを禁止し建物の水平加速度が所定値を越えた後に建物が水平方向へ相対変位するのを許すロック/アンロック機構と、
    地震が発生し建物が原点から水平方向へ相対変位する距離が所定距離を越えるとき建物に建物を原点に戻そうとする水平方向の復元力を作用させる復元力作用機構と、
    地震が収まったときに建物に原点から水平方向への残留変位が残ったとき建物を水平方向に移動させて原点に戻す原点復帰機構と、
    を備えることを特徴とする建物基礎構造。
  2. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記復元力作用機構が、
    建物が原点に位置するとき前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに前記作用部材を位置させ、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  3. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに前記作用部材を位置させ、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有し、
    前記原点復帰機構が、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して前記空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の建物基礎構造。
  4. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第二取付対象に設けられた揺動軸を中心に揺動可能であって建物が原点に位置するとき作用点で前記第一取付対象に当って建物の水平変位を禁止する姿勢である第一姿勢と前記第二取付対象に設けられた揺動軸を中心に揺動して該作用点を前記第一取付対象から離して建物の水平変位を許す姿勢である第二姿勢との間で姿勢を変化できる揺動部材と、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、
    前記揺動部材の該作用点に作用する水平力が所定の値を越えないとき該揺動部材の姿勢を前記第一姿勢に維持する様に前記第二取付対象に固定された固定部材に磁力により吸着し前記揺動部材の作用点に作用する水平力が所定の力を越えるとき前記第二取付対象に固定された該固定部材から離れて前記第一姿勢から前記第二姿勢に姿勢を変化することを許す様に該磁力を発生する磁気回路とを有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の建物基礎構造。
  5. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記空気ばねに前記作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに前記空気ばねから気体を抜いて縮ませ前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の建物基礎構造。
  6. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記原点復帰機構が、地震が発生する前及び地震が発生するとき前記作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路とを有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の建物基礎構造。
  7. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と、建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、
    前記第一空気ばねを支持し且つ前記特定箇所に当接可能な中間作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、
    前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき前記中間作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位して該特定箇所が該中間作用部材に当たるとき前記第二空気ばねに該中間作用部材と一体となって建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有し、
    ことを特徴とする請求項6に記載の建物基礎構造。
  8. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に固定される作用部材と、
    前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、
    第一空気ばねを支持する中間作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて伸縮自在とすることで建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、
    前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき中間作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位したとき前記第二空気ばねに該中間作用部材と縮んだ第一空気ばねと一体となって前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の建物基礎構造。
  9. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、
    第一空気ばねを支持する中間作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、
    前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき中間作用部材を前記特定箇所から離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位したとき前記第二空気ばねに縮んだ第一空気ばねと一体となって前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の建物基礎構造。
  10. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記空気ばねに前記作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに前記空気ばねから気体を抜いて縮ませ前記作用部材を前記特定所から所定距離だけ離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、
    前記復元力作用機構が、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有し、
    前記原点復帰機構が、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して前記空
    気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の建物基礎構造。
  11. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    地震が発生せず建物が原点に位置するとき前記第一取付対象の特定の箇所である前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置する作用部材と、
    連結部を介して水平方向に直列に繋がる複数の圧縮ばねを持ち一方の端部を前記作用部材に固定され他方の端部を前記第二取付対象に据付けられる圧縮ばね群と、
    少なくとも一対の前記圧縮ばねの前記連結部に固定され調整板を前記第一取付対象の側に延ばす少なくとも1つの調整部材と、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    少なくとも1つの前記調整部材の固定される前記連結部で繋がり前記特定箇所の側に位置する前記圧縮ばねである特定圧縮ばねが所定寸法まで縮むと前記調整部材の前記調整板が前記作用部材に当たり前記特定圧縮ばねが縮まなくなる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の建物基礎構造。
  12. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに前記作用部材を位置させ、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有し、
    前記原点復帰機構が、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して前記空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  13. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第二取付対象に設けられた揺動軸を中心に揺動可能であって建物が原点に位置するとき作用点で前記第一取付対象に当って建物の水平変位を禁止する姿勢である第一姿勢と前記第二取付対象に設けられた揺動軸を中心に揺動して該作用点を前記第一取付対象から離して建物の水平変位を許す姿勢である第二姿勢との間で姿勢を変化できる揺動部材と、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、
    前記揺動部材の該作用点に作用する水平力が所定の値を越えないとき該揺動部材の姿勢を前記第一姿勢に維持する様に前記第二取付対象に固定された固定部材に磁力により吸着し前記揺動部材の作用点に作用する水平力が所定の力を越えるとき前記第二取付対象に固定された該固定部材から離れて前記第一姿勢から前記第二姿勢に姿勢を変化することを許す様に該磁力を発生する磁気回路とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  14. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取
    付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記空気ばねに前記作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに前記空気ばねから気体を抜いて縮ませ前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  15. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記原点復帰機構が、地震が発生する前及び地震が発生するとき前記作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  16. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と、建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、
    第一空気ばねを支持し且つ前記特定箇所に当接可能な中間作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、
    前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき前記中間作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位して該特定箇所が該中間作用部材に当たるとき前記第二空気ばねに該中間作用部材と一体となって建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有し、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  17. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に固定される作用部材と、
    前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、
    第一空気ばねを支持する中間作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当
    てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて伸縮自在とすることで建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、
    前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき中間作用部材を前記特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位したとき前記第二空気ばねに該中間作用部材と縮んだ第一空気ばねと一体となって前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  18. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する第一空気ばねと、
    第一空気ばねを支持する中間作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記中間作用部材を水平方向に移動自在に支持する第二空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機構が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記作用部材に作用する水平力が所定の値を越えるときに前記第一空気ばねから気体を抜いて縮むことで前記作用部材を前記特定箇所から離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、
    前記復元力作用機構が、建物が原点に位置するとき中間作用部材を前記特定箇所から離れたところに位置させ、地震が発生し建物が原点から離れて所定距離だけ水平変位したとき前記第二空気ばねに縮んだ第一空気ばねと一体となって前記建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  19. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所に当接可能な作用部材と、
    前記第二取付対象に据え付けられ前記作用部材を水平方向に移動自在に支持する空気ばねと、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    前記ロック/アンロック機が、建物が原点にあるとき前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物の水平変位を抑え、地震が発生し前記空気ばねに前記作用部材を介して作用する水平力が所定の値を越えるときに前記空気ばねから気体を抜いて縮ませ前記作用部材を前記特定所から所定距離だけ離して建物の水平変位を許す第一空気回路を有し、
    前記復元力作用機構が、地震が発生し建物が原点から前記所定距離を越えて水平変位して該特定箇所が前記作用部材に当たるとき前記空気ばねに建物に作用する前記復元力を発生させる第二空気回路を有し、
    前記原点復帰機構が、地震が収まったときに前記空気ばねの内部に気体を供給して前記空気ばねを伸ばし前記作用部材を前記特定箇所に当てて建物を押して建物を原点に戻す第三空気回路を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
  20. 建物または基礎のどちらか一方を第一取付対象と建物または基礎のどちらか他方を第二取付対象と呼称するとき、
    地震が発生せず建物が原点に位置するとき前記第一取付対象の特定の箇所である特定箇所から前記所定距離だけ離れたところに位置する作用部材と、
    連結部を介して水平方向に直列に繋がる複数の圧縮ばねを持ち一方の端部を前記作用部材
    に固定され他方の端部を前記第二取付対象に据付けられる圧縮ばね群と、
    少なくとも一対の前記圧縮ばねの前記連結部に固定され調整板を前記第一取付対象の側に延ばす少なくとも1つの調整部材と、を有する制御デバイスと、
    を備え、
    少なくとも1つの前記調整部材の固定される前記連結部で繋がり前記特定箇所の側に位置する前記圧縮ばねである特定圧縮ばねが所定寸法まで縮むと前記調整部材の前記調整板が前記作用部材に当たり前記特定圧縮ばねが縮まなくなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物基礎構造。
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